JP3001180B2 - 電気コネクタの製造方法および細線配列装置 - Google Patents
電気コネクタの製造方法および細線配列装置Info
- Publication number
- JP3001180B2 JP3001180B2 JP7094266A JP9426695A JP3001180B2 JP 3001180 B2 JP3001180 B2 JP 3001180B2 JP 7094266 A JP7094266 A JP 7094266A JP 9426695 A JP9426695 A JP 9426695A JP 3001180 B2 JP3001180 B2 JP 3001180B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- thin
- winding
- guide
- bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気コネクタの製造
等に用いる細線配列装置と、この細線配列装置等を用い
て達成される電気コネクタの製造方法とに関する。
等に用いる細線配列装置と、この細線配列装置等を用い
て達成される電気コネクタの製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】BGA,LPG,PLCCなどの表面実
装型LSIと電子回路基板、また、電子回路基板同士の
接続に用いる電気コネクタとして、近年、絶縁性基材中
に金属細線等の導電性細線を埋設した電気コネクタが知
られ、この種の電気コネクタの製造に際しては、導電性
細線の埋設の一手法として、巻線装置を応用した細線配
列装置を用いて導電性細線を絶縁性基材に配列する試み
がなされている。そして、このような細線配列装置とし
て、ボビンに金属細線を巻回保持し、また、回転ドラム
の外周にシリコーンゴム等の未硬化(未加硫)の絶縁性
樹脂シートを巻き付け保持し、ボビンおよび回転ドラム
を回転駆動し、樹脂シートに金属細線を巻き付けて食い
込ませ、その食い込み深さ等を一定にするため巻き付け
時においてボビンにブレーキをかけて金属細線の張力を
調節するものが提案されている。
装型LSIと電子回路基板、また、電子回路基板同士の
接続に用いる電気コネクタとして、近年、絶縁性基材中
に金属細線等の導電性細線を埋設した電気コネクタが知
られ、この種の電気コネクタの製造に際しては、導電性
細線の埋設の一手法として、巻線装置を応用した細線配
列装置を用いて導電性細線を絶縁性基材に配列する試み
がなされている。そして、このような細線配列装置とし
て、ボビンに金属細線を巻回保持し、また、回転ドラム
の外周にシリコーンゴム等の未硬化(未加硫)の絶縁性
樹脂シートを巻き付け保持し、ボビンおよび回転ドラム
を回転駆動し、樹脂シートに金属細線を巻き付けて食い
込ませ、その食い込み深さ等を一定にするため巻き付け
時においてボビンにブレーキをかけて金属細線の張力を
調節するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た細線配列装置にあっては、ボビンへの細線の巻回径の
変化等に伴う細線の張力の変動が避けられず、細線の食
い込み深さや巻き付け間隔のバラツキ、また、細線の断
線等を生じるという問題があった。特に、上述した細線
配列装置は、巻き始めや巻き終わりの張力の管理が極め
て難しく、上述した問題が巻き始めや巻き終わりに多発
し、製造を安定して行うことが実際的に不可能であっ
た。この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、巻
き始めや巻き終わりにおいても細線の張力を一定に維持
でき、細線の断線等を有効に防止できる細線配列装置、
また、この細線配列装置等を用いて達成される電気コネ
クタの製造方法を提供することを目的とする。
た細線配列装置にあっては、ボビンへの細線の巻回径の
変化等に伴う細線の張力の変動が避けられず、細線の食
い込み深さや巻き付け間隔のバラツキ、また、細線の断
線等を生じるという問題があった。特に、上述した細線
配列装置は、巻き始めや巻き終わりの張力の管理が極め
て難しく、上述した問題が巻き始めや巻き終わりに多発
し、製造を安定して行うことが実際的に不可能であっ
た。この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、巻
き始めや巻き終わりにおいても細線の張力を一定に維持
でき、細線の断線等を有効に防止できる細線配列装置、
また、この細線配列装置等を用いて達成される電気コネ
クタの製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明にかかる電気コネクタの製造方
法は、巻線ドラムに未加硫の絶縁性部材を巻回固定し、
該絶縁性部材の周面に導電性細線を回転軸方向に一定間
隔で複数箇所同時に巻回し、次いで、巻線ドラムから前
記絶縁性部材を回転軸方向に切断して取外し、該絶縁性
部材の巻線側に別の未加硫の絶縁性部材を積層してこれ
を加硫し、この加硫された積層材を接着剤で多重積層
し、該巻線の配列毎に切断するようにした。
め、請求項1記載の発明にかかる電気コネクタの製造方
法は、巻線ドラムに未加硫の絶縁性部材を巻回固定し、
該絶縁性部材の周面に導電性細線を回転軸方向に一定間
隔で複数箇所同時に巻回し、次いで、巻線ドラムから前
記絶縁性部材を回転軸方向に切断して取外し、該絶縁性
部材の巻線側に別の未加硫の絶縁性部材を積層してこれ
を加硫し、この加硫された積層材を接着剤で多重積層
し、該巻線の配列毎に切断するようにした。
【0005】また、請求項2記載の発明は、回転自在に
支持された巻線ドラムを駆動モータにより回転駆動し、
前記巻線ドラムの外周面に細線を間隔をおいて略螺旋状
に巻き付ける細線配列装置であって、前記巻線ドラムの
回転軸方向に移動可能にスライドテーブルを設け、該ス
ライドテーブルを駆動するテーブル駆動モータを設ける
とともに、該スライドテーブル上に前記細線を巻回保持
したボビンを固定し、先端に前記細線が挿通するリング
部を有する旋回アームを前記ボビン中心固定軸に回転自
在に支持するとともに、前記スライドテーブル上に間隔
をおいてガイドテーブルを設け、該ガイドテーブルに張
力調整用プーリを備えたガイドノズルを備え、前記駆動
モータと前記テーブル駆動モータとを同期運転し、前記
ボビンに巻回保持された細線を前記旋回アームのリング
部および前記張力調整用プーリを経て前記ガイドノズル
に走行させて該巻線ドラムに巻き付けるようにした。
支持された巻線ドラムを駆動モータにより回転駆動し、
前記巻線ドラムの外周面に細線を間隔をおいて略螺旋状
に巻き付ける細線配列装置であって、前記巻線ドラムの
回転軸方向に移動可能にスライドテーブルを設け、該ス
ライドテーブルを駆動するテーブル駆動モータを設ける
とともに、該スライドテーブル上に前記細線を巻回保持
したボビンを固定し、先端に前記細線が挿通するリング
部を有する旋回アームを前記ボビン中心固定軸に回転自
在に支持するとともに、前記スライドテーブル上に間隔
をおいてガイドテーブルを設け、該ガイドテーブルに張
力調整用プーリを備えたガイドノズルを備え、前記駆動
モータと前記テーブル駆動モータとを同期運転し、前記
ボビンに巻回保持された細線を前記旋回アームのリング
部および前記張力調整用プーリを経て前記ガイドノズル
に走行させて該巻線ドラムに巻き付けるようにした。
【0006】そして、請求項3記載の発明は、上記請求
項2記載の細線配列装置において、前記スライドテーブ
ル上にボビン、旋回アームおよび前記ガイドテーブル上
に張力調整用プーリを備えたガイドノズルを前記巻線ド
ラムの回転軸方向に複数間隔をおいて複数並設した。ま
た、請求項4記載の発明は、上記請求項2または請求項
3記載の細線配列装置において、前記旋回アームにその
回転軸方向に延在して径方向外方に延出する鍾り板を設
けて達成される。
項2記載の細線配列装置において、前記スライドテーブ
ル上にボビン、旋回アームおよび前記ガイドテーブル上
に張力調整用プーリを備えたガイドノズルを前記巻線ド
ラムの回転軸方向に複数間隔をおいて複数並設した。ま
た、請求項4記載の発明は、上記請求項2または請求項
3記載の細線配列装置において、前記旋回アームにその
回転軸方向に延在して径方向外方に延出する鍾り板を設
けて達成される。
【0007】
【作用】請求項1記載の電気コネクタの製造方法によれ
ば、巻線ドラムに未加硫の絶縁性部材を巻回固定し、こ
の未加硫の絶縁性部材に導電性細線を複数カ所で同時に
巻回して複数条に配列した後、この絶縁性部材の導電性
細線の配列面に別の未加硫の絶縁性部材を積層し、該積
層された2つの絶縁性部材を加硫して積層材を構成した
後、複数の積層材を接着剤により貼着、積層して切断す
ることで電気コネクタが達成され、その製造が容易に行
える。
ば、巻線ドラムに未加硫の絶縁性部材を巻回固定し、こ
の未加硫の絶縁性部材に導電性細線を複数カ所で同時に
巻回して複数条に配列した後、この絶縁性部材の導電性
細線の配列面に別の未加硫の絶縁性部材を積層し、該積
層された2つの絶縁性部材を加硫して積層材を構成した
後、複数の積層材を接着剤により貼着、積層して切断す
ることで電気コネクタが達成され、その製造が容易に行
える。
【0008】また、 請求項2記載の発明にかかる細線
配列装置によれば、巻線ドラムの回転により旋回アーム
が回転してボビンから細線が引き出され、細線は張力が
張力調整用プーリにより調節される。すなわち、旋回ア
ームは巻線ドラムの回転に従動し、細線は巻線ドラムの
回転により走行し、この細線の張力を旋回アームと巻線
ドラムとの間の張力調整用プーリにより調節する。この
ため、ボビンへの細線の巻回径の変化等にかかわらず巻
線ドラムに巻き付く細線の張力を一定に保持でき、細線
の巻き付け力や巻き付き間隔がバラツクことが防止され
る。
配列装置によれば、巻線ドラムの回転により旋回アーム
が回転してボビンから細線が引き出され、細線は張力が
張力調整用プーリにより調節される。すなわち、旋回ア
ームは巻線ドラムの回転に従動し、細線は巻線ドラムの
回転により走行し、この細線の張力を旋回アームと巻線
ドラムとの間の張力調整用プーリにより調節する。この
ため、ボビンへの細線の巻回径の変化等にかかわらず巻
線ドラムに巻き付く細線の張力を一定に保持でき、細線
の巻き付け力や巻き付き間隔がバラツクことが防止され
る。
【0009】そして、請求項4記載の発明にかかる細線
配列装置によれば、旋回アームにフィルム等の鍾り板を
設けるため、この抵抗板が空気力学的な抵抗力を発生
し、旋回アームが慣性により回転することを防止でき、
細線の絡み付き等を有効に防止することができる。
配列装置によれば、旋回アームにフィルム等の鍾り板を
設けるため、この抵抗板が空気力学的な抵抗力を発生
し、旋回アームが慣性により回転することを防止でき、
細線の絡み付き等を有効に防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図8はこの発明の一実施例を示し、図
1が電気コネクタの模式斜視図、図2a,b,cが電気
コネクタの製造工程を時系列的に示す模式図、図3が他
の態様の電気コネクタの模式斜視図、図4が同電気コネ
クタの製造に用いる細線配列装置の正面図、図5が同細
線配列装置の側面図、図6が同細線配列装置の平面図、
図7が同細線配列装置の一部の拡大側面図、図8が同細
線配列装置の他の一部の拡大側面図である。
明する。図1から図8はこの発明の一実施例を示し、図
1が電気コネクタの模式斜視図、図2a,b,cが電気
コネクタの製造工程を時系列的に示す模式図、図3が他
の態様の電気コネクタの模式斜視図、図4が同電気コネ
クタの製造に用いる細線配列装置の正面図、図5が同細
線配列装置の側面図、図6が同細線配列装置の平面図、
図7が同細線配列装置の一部の拡大側面図、図8が同細
線配列装置の他の一部の拡大側面図である。
【0011】先ず、この実施例の対象である電気コネク
タを図1を参照して説明すると、電気コネクタは、絶縁
性樹脂からなるシート状の基材1中に表裏を貫通する複
数の導電線2を埋設してなり、これら導電線2の両端部
(電極)がそれぞれ基材1の表裏に露呈する。この電気
コネクタは、2つの電子回路基板の間に介装され、各導
電線2の両端の電極がそれぞれ電子回路基板の端子と接
触して電子回路基板を電気的に接続する。
タを図1を参照して説明すると、電気コネクタは、絶縁
性樹脂からなるシート状の基材1中に表裏を貫通する複
数の導電線2を埋設してなり、これら導電線2の両端部
(電極)がそれぞれ基材1の表裏に露呈する。この電気
コネクタは、2つの電子回路基板の間に介装され、各導
電線2の両端の電極がそれぞれ電子回路基板の端子と接
触して電子回路基板を電気的に接続する。
【0012】上述した基材1は、シリコーン樹脂やポリ
ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂あるいはエラストマ、ま
たは、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレン等
の熱可塑性樹脂あるいはエラストマ等の絶縁性で弾性変
形可能な材料から、望ましくは、低硬度のシリコーンゴ
ムから構成され、10〜500μmの厚さ、望ましく
は、100〜300μmの厚さを有する。また、導電線
2は、金、金合金、銅、アルミニウム、アルミニウム−
けい素合金、真鍮、ベリリウム銅、ニッケル、モリブデ
ン、タングステン、ステンレス等の材料からなる細線、
導電性合成樹脂や炭素繊維からなる細線、あるいは、こ
れらの細線に金や金合金をメッキしたものであって、直
径が20〜50μm程度、望ましくは、30〜40μm
の細線から構成される。
ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂あるいはエラストマ、ま
たは、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレン等
の熱可塑性樹脂あるいはエラストマ等の絶縁性で弾性変
形可能な材料から、望ましくは、低硬度のシリコーンゴ
ムから構成され、10〜500μmの厚さ、望ましく
は、100〜300μmの厚さを有する。また、導電線
2は、金、金合金、銅、アルミニウム、アルミニウム−
けい素合金、真鍮、ベリリウム銅、ニッケル、モリブデ
ン、タングステン、ステンレス等の材料からなる細線、
導電性合成樹脂や炭素繊維からなる細線、あるいは、こ
れらの細線に金や金合金をメッキしたものであって、直
径が20〜50μm程度、望ましくは、30〜40μm
の細線から構成される。
【0013】この電気コネクタは、次のようにして製造
される。すなわち、先ず、第1の工程において、導電線
配列シート4を製造する。導電線配列シート4は、図2
aに示すように、樹脂シート3上の4箇所の領域に多数
の導電線2が所定のピッチ(30〜200μm、望まし
くは、50〜100μm程度)で平行に所定の深さに食
い込んだ状態で配列され、これら導電線2の4つの配列
領域が間隔aで隔てられる。これら4つの領域への導電
線2の配列は後述する細線配列装置により行われる。樹
脂シート3は上述した基材1と同一の未加硫の樹脂材料
からなり、加硫されて基材1の一部を構成する。
される。すなわち、先ず、第1の工程において、導電線
配列シート4を製造する。導電線配列シート4は、図2
aに示すように、樹脂シート3上の4箇所の領域に多数
の導電線2が所定のピッチ(30〜200μm、望まし
くは、50〜100μm程度)で平行に所定の深さに食
い込んだ状態で配列され、これら導電線2の4つの配列
領域が間隔aで隔てられる。これら4つの領域への導電
線2の配列は後述する細線配列装置により行われる。樹
脂シート3は上述した基材1と同一の未加硫の樹脂材料
からなり、加硫されて基材1の一部を構成する。
【0014】次の第2工程においては、図2bに示すよ
うに、上記導電線配列シート4の導電線2配列面に基材
1(樹脂シート3)と同一の未加硫の樹脂材料からなる
カバーシート5を積層し、加圧・加熱・加硫を行って各
シート4,5と導電線2が一体化したラミネートシート
6を成形する。カバーシート5も加硫されると基材1の
一部を構成する。なお、上記ラミネートシート6を上記
間隔aの部分で切断し、また、不要な樹脂部分を除去
し、さらに、導電線2と直角な方向に切断して寸法を整
え、図3に示すような樹脂基材1中に導電線2が平行に
埋設された電気コネクタを得ることも可能である。この
電気コネクタも導電線2の端部が基材1の表裏に電極と
して露呈する。
うに、上記導電線配列シート4の導電線2配列面に基材
1(樹脂シート3)と同一の未加硫の樹脂材料からなる
カバーシート5を積層し、加圧・加熱・加硫を行って各
シート4,5と導電線2が一体化したラミネートシート
6を成形する。カバーシート5も加硫されると基材1の
一部を構成する。なお、上記ラミネートシート6を上記
間隔aの部分で切断し、また、不要な樹脂部分を除去
し、さらに、導電線2と直角な方向に切断して寸法を整
え、図3に示すような樹脂基材1中に導電線2が平行に
埋設された電気コネクタを得ることも可能である。この
電気コネクタも導電線2の端部が基材1の表裏に電極と
して露呈する。
【0015】続いて、第3工程において、複数のラミネ
ートシート6を接着剤により接着して積層し、図2cに
示す多積層体7を成形する。この第3工程においては、
各ラミネートシート6の片面にシリコーン系接着剤を塗
布し、この接着剤が塗布されたラミネートシート6を導
電線2が平行になるように積層し、加圧加熱して多積層
体7を成形する。次の第4工程においては、多積層体7
を上記間隔aの部分でカッタ77により切断し、また、
不要な部分を切除し、4つのブロック体8を得、このブ
ロック体8を導電線2と直角な方向に所定の厚さに切断
(スライス)して図1の電気コネクタが得られる。
ートシート6を接着剤により接着して積層し、図2cに
示す多積層体7を成形する。この第3工程においては、
各ラミネートシート6の片面にシリコーン系接着剤を塗
布し、この接着剤が塗布されたラミネートシート6を導
電線2が平行になるように積層し、加圧加熱して多積層
体7を成形する。次の第4工程においては、多積層体7
を上記間隔aの部分でカッタ77により切断し、また、
不要な部分を切除し、4つのブロック体8を得、このブ
ロック体8を導電線2と直角な方向に所定の厚さに切断
(スライス)して図1の電気コネクタが得られる。
【0016】そして、上記第1工程においては、図4か
ら図8に示す細線配列装置が用いられる。この細線配列
装置を説明すると、図4,5,6において、10は装置
基体であり、装置基体10上には、一側に回転ドラム2
1が軸受部材22,22に架設されて回転自在に支持さ
れ、また、他側に回転ドラム21の回転軸と平行に2本
のガイドレール31,31が延設され、このガイドレー
ル31,31にスライドテーブル32が摺動自在に支持
される。回転ドラム21は、外周面に樹脂シート3が着
脱自在に巻き付けられ、一端にプーリ23が固設され
る。樹脂シート3は、上述したように未加硫シリコーン
ゴムのシートからなる。
ら図8に示す細線配列装置が用いられる。この細線配列
装置を説明すると、図4,5,6において、10は装置
基体であり、装置基体10上には、一側に回転ドラム2
1が軸受部材22,22に架設されて回転自在に支持さ
れ、また、他側に回転ドラム21の回転軸と平行に2本
のガイドレール31,31が延設され、このガイドレー
ル31,31にスライドテーブル32が摺動自在に支持
される。回転ドラム21は、外周面に樹脂シート3が着
脱自在に巻き付けられ、一端にプーリ23が固設され
る。樹脂シート3は、上述したように未加硫シリコーン
ゴムのシートからなる。
【0017】回転ドラム21は、プーリ23に減速機2
4のプーリ(図示せず)との間でタイミングベルト25
が巻き掛けられ、減速機24から伝達される動力で駆動
される。減速機24は、装置基体10の回転ドラム21
の下方に配置され、回転ドラム21駆動用のサーボモー
タ26と連結される。サーボモータ26は、図示しない
駆動制御回路と接続され、スライドテーブル32駆動用
の後述するサーボモータと同期するように制御される。
4のプーリ(図示せず)との間でタイミングベルト25
が巻き掛けられ、減速機24から伝達される動力で駆動
される。減速機24は、装置基体10の回転ドラム21
の下方に配置され、回転ドラム21駆動用のサーボモー
タ26と連結される。サーボモータ26は、図示しない
駆動制御回路と接続され、スライドテーブル32駆動用
の後述するサーボモータと同期するように制御される。
【0018】後述するが、上記サーボモータ26は、運
転の開始時(細線の巻き始め)において回転ドラム21
の回転速度が漸増するように、換言すれば、回転ドラム
21の回転速度が相当の時間(例えば、10秒程度)を
かけて設定回転速度に徐々に上昇するように制御され、
また、運転を停止する際(細線の巻き終わり)において
は回転ドラム21の回転速度が漸減するように、換言す
れば、設定回転速度で回転する回転ドラム21が相当の
時間(例えば、10秒程度)をかけて徐々に停止するよ
うに制御される。
転の開始時(細線の巻き始め)において回転ドラム21
の回転速度が漸増するように、換言すれば、回転ドラム
21の回転速度が相当の時間(例えば、10秒程度)を
かけて設定回転速度に徐々に上昇するように制御され、
また、運転を停止する際(細線の巻き終わり)において
は回転ドラム21の回転速度が漸減するように、換言す
れば、設定回転速度で回転する回転ドラム21が相当の
時間(例えば、10秒程度)をかけて徐々に停止するよ
うに制御される。
【0019】スライドテーブル32には、上面に4つの
ボビン33が回転ドラム21回転軸方向に離間して設け
られ、これらボビン33の回転ドラム21側にガイドテ
ーブル40が固設される。ボビン33は、金の細線等の
導電線2を巻回保持し、その巻き軸が鉛直になるように
スライドテーブル32に着脱可能に固定される。導電線
2は、前述したように、直径が20〜50μm、好まし
くは30〜40μm程度の金の細線等から構成される。
なお、ボビン33の数は前述した導電線配列シート4の
導電線2の配列領域の数に対応するもので、任意に定め
ることが可能である。
ボビン33が回転ドラム21回転軸方向に離間して設け
られ、これらボビン33の回転ドラム21側にガイドテ
ーブル40が固設される。ボビン33は、金の細線等の
導電線2を巻回保持し、その巻き軸が鉛直になるように
スライドテーブル32に着脱可能に固定される。導電線
2は、前述したように、直径が20〜50μm、好まし
くは30〜40μm程度の金の細線等から構成される。
なお、ボビン33の数は前述した導電線配列シート4の
導電線2の配列領域の数に対応するもので、任意に定め
ることが可能である。
【0020】図7に詳示するように、ボビン33にはそ
れぞれ上部にボビン押さえ34が設けられ、このボビン
押さえ34にシャフト35が回転自在に取り付けられ
る。シャフト35は、ボビン押さえ34側に旋回アーム
36が固着され、先端にリング状のガイド37が設けら
れる。旋回アーム36は、金属線を略Z状に屈曲してな
り、基端がシャフト35に固着され、先端にリング状の
ガイド38が固設され、また、先端側に樹脂フィルム等
からなる抵抗板39(図7中、斜線を付して表す)がボ
ビン33の巻き軸放射方向に張設される。この旋回アー
ム36のガイド38および上記シャフト35のガイド3
7にはボビン33から引き出された導電線2が遊挿され
後述する張力調節用プーリに向けて配索される。抵抗板
39は、旋回アーム36の旋回(回転)に空気力学的な
抵抗を付与し、慣性による回転を抑制する。
れぞれ上部にボビン押さえ34が設けられ、このボビン
押さえ34にシャフト35が回転自在に取り付けられ
る。シャフト35は、ボビン押さえ34側に旋回アーム
36が固着され、先端にリング状のガイド37が設けら
れる。旋回アーム36は、金属線を略Z状に屈曲してな
り、基端がシャフト35に固着され、先端にリング状の
ガイド38が固設され、また、先端側に樹脂フィルム等
からなる抵抗板39(図7中、斜線を付して表す)がボ
ビン33の巻き軸放射方向に張設される。この旋回アー
ム36のガイド38および上記シャフト35のガイド3
7にはボビン33から引き出された導電線2が遊挿され
後述する張力調節用プーリに向けて配索される。抵抗板
39は、旋回アーム36の旋回(回転)に空気力学的な
抵抗を付与し、慣性による回転を抑制する。
【0021】ガイドテーブル40は、基礎部40a、基
礎部40aから起立する起立部40bおよび起立部40
bの上端から回転ドラム21側に延出する延出部40c
が一体形成された断面略コ字状を有し、その基礎部40
aが溶接やボルト等によりスライドテーブル32に固着
される。このガイドテーブル40には、延出部40c上
面に各ボビン33に対応した4つの制御プレート41が
回転ドラム21に近接して着脱自在に取り付けられる。
なお、91は延出部40cとスライドテーブル32との
間に設けられた支持部材である。
礎部40aから起立する起立部40bおよび起立部40
bの上端から回転ドラム21側に延出する延出部40c
が一体形成された断面略コ字状を有し、その基礎部40
aが溶接やボルト等によりスライドテーブル32に固着
される。このガイドテーブル40には、延出部40c上
面に各ボビン33に対応した4つの制御プレート41が
回転ドラム21に近接して着脱自在に取り付けられる。
なお、91は延出部40cとスライドテーブル32との
間に設けられた支持部材である。
【0022】図8に詳示するように、制御プレート41
にはそれぞれ、一対のガイドプーリ42,42とブレー
キ付きプーリ43が支持され、また、回転ドラム21側
の端部に回転ドラム21側に向かい延出した支持ロッド
44によってリング状のノズル体44aが設けられる。
ブレーキ付きプーリ43はその回転速度の2乗に比例す
る抵抗力を生じる流体式ブレーキ機構や一定の抵抗力を
生じる摩擦式ブレーキ機構等を内蔵し、支持ロッド44
の先端にはノズル体44aが固定される。これらプーリ
42,43,42には上記ボビン33から引き出された
導電線2が巻き掛けられてプーリ43により抵抗力(張
力)を付与され、ノズル体44aにはプーリ42を経た
導電線2が挿通され回転ドラム21に向かって引き出さ
れる。なお、このノズル体44aのノズル径は、直径が
30〜40μmの導電線2に対しては60〜80μm程
度に設定される。
にはそれぞれ、一対のガイドプーリ42,42とブレー
キ付きプーリ43が支持され、また、回転ドラム21側
の端部に回転ドラム21側に向かい延出した支持ロッド
44によってリング状のノズル体44aが設けられる。
ブレーキ付きプーリ43はその回転速度の2乗に比例す
る抵抗力を生じる流体式ブレーキ機構や一定の抵抗力を
生じる摩擦式ブレーキ機構等を内蔵し、支持ロッド44
の先端にはノズル体44aが固定される。これらプーリ
42,43,42には上記ボビン33から引き出された
導電線2が巻き掛けられてプーリ43により抵抗力(張
力)を付与され、ノズル体44aにはプーリ42を経た
導電線2が挿通され回転ドラム21に向かって引き出さ
れる。なお、このノズル体44aのノズル径は、直径が
30〜40μmの導電線2に対しては60〜80μm程
度に設定される。
【0023】また、スライドテーブル32の下面には、
中央部にボールナット45が固設され、このボールナッ
ト45の廻りに前記ガイドレール31,31と摺動自在
に嵌合する複数のスライダ(符号を省略する)が固定さ
れる。このスライドテーブル32は、ボールナット45
に装置基体10に回転自在に支持されたボールねじ軸4
6が循環する多数のボールを介して螺合貫通し(周知の
ボールねじ機構)、ボールねじ軸46の回転で移動す
る。ボールねじ軸46は、一端部が減速機47を介して
スライドテーブル駆動用のサーボモータ48と連結さ
れ、このサーボモータ48により回転駆動される。サー
ボモータ48は、上述したサーボモータ26とともに駆
動制御回路と接続され、このサーボモータ26と同期す
るように運転が制御される。
中央部にボールナット45が固設され、このボールナッ
ト45の廻りに前記ガイドレール31,31と摺動自在
に嵌合する複数のスライダ(符号を省略する)が固定さ
れる。このスライドテーブル32は、ボールナット45
に装置基体10に回転自在に支持されたボールねじ軸4
6が循環する多数のボールを介して螺合貫通し(周知の
ボールねじ機構)、ボールねじ軸46の回転で移動す
る。ボールねじ軸46は、一端部が減速機47を介して
スライドテーブル駆動用のサーボモータ48と連結さ
れ、このサーボモータ48により回転駆動される。サー
ボモータ48は、上述したサーボモータ26とともに駆
動制御回路と接続され、このサーボモータ26と同期す
るように運転が制御される。
【0024】この細線配列装置は、導電線配列シート4
の製造(樹脂シート3への導電線2の巻き付け)を開始
するに際して、先ず、回転ドラム21の外周面に樹脂シ
ート3を巻き付け保持し、また、各ボビン33に巻回保
持された導電線2を旋回アーム36のガイド38、シャ
フト35のガイド37、ガイドプーリ42、ブレーキ付
きプーリ43、ガイドプーリ42およびノズル体44a
を経由させて引き出し、これら導電線2の端部を樹脂シ
ート3の4か所にそれぞれ止着する。そして、この状態
で、各サーボモータ26,48を同期するように運転
し、回転ドラム21を回転駆動し、また、スライドテー
ブル32を回転ドラム21の回転軸方向に移動させ、樹
脂シート3に導電線2を所定の間隔(ピッチ)で螺旋状
に巻き付ける。そして、この導電線2が巻き付けられた
円筒状の樹脂シート3を回転ドラム21から取り外した
後切断し、導電線配列シート4が得られる。
の製造(樹脂シート3への導電線2の巻き付け)を開始
するに際して、先ず、回転ドラム21の外周面に樹脂シ
ート3を巻き付け保持し、また、各ボビン33に巻回保
持された導電線2を旋回アーム36のガイド38、シャ
フト35のガイド37、ガイドプーリ42、ブレーキ付
きプーリ43、ガイドプーリ42およびノズル体44a
を経由させて引き出し、これら導電線2の端部を樹脂シ
ート3の4か所にそれぞれ止着する。そして、この状態
で、各サーボモータ26,48を同期するように運転
し、回転ドラム21を回転駆動し、また、スライドテー
ブル32を回転ドラム21の回転軸方向に移動させ、樹
脂シート3に導電線2を所定の間隔(ピッチ)で螺旋状
に巻き付ける。そして、この導電線2が巻き付けられた
円筒状の樹脂シート3を回転ドラム21から取り外した
後切断し、導電線配列シート4が得られる。
【0025】ここで、導電線2は回転ドラム21の回転
による旋回アーム36の回転でボビン33から引き出さ
れ、ブレーキ付きプーリ43により適正な張力に調節さ
れて樹脂シート3に巻き付けられ、ボビン33が回転す
ることがなく、また、旋回アーム36も導電線2の走行
に従動するにすぎない。このため、ボビン33への導電
線2の巻回径が変化しても樹脂シート3に巻き付く導電
線2の張力を一定に保持でき、導電線2の樹脂シート3
への食い込み深さや巻き付き間隔を一定に保つことがで
きる。
による旋回アーム36の回転でボビン33から引き出さ
れ、ブレーキ付きプーリ43により適正な張力に調節さ
れて樹脂シート3に巻き付けられ、ボビン33が回転す
ることがなく、また、旋回アーム36も導電線2の走行
に従動するにすぎない。このため、ボビン33への導電
線2の巻回径が変化しても樹脂シート3に巻き付く導電
線2の張力を一定に保持でき、導電線2の樹脂シート3
への食い込み深さや巻き付き間隔を一定に保つことがで
きる。
【0026】また、この細線配列装置は、導電線2の巻
き始めにおいて回転ドラム21の回転を設定回転数まで
10秒程度の時間をかけて漸増させ、同様に、導電線2
の巻き終わりにおいても回転ドラム21の回転速度を漸
減させて停止させる。このため、導電線2の巻き始めや
巻き終わりにおいても、導電線2の張力をほぼ適正値に
維持でき、導電線2を樹脂シート3に適正な食い込み深
さ、適正な巻き付き間隔で巻き付けることができる。
き始めにおいて回転ドラム21の回転を設定回転数まで
10秒程度の時間をかけて漸増させ、同様に、導電線2
の巻き終わりにおいても回転ドラム21の回転速度を漸
減させて停止させる。このため、導電線2の巻き始めや
巻き終わりにおいても、導電線2の張力をほぼ適正値に
維持でき、導電線2を樹脂シート3に適正な食い込み深
さ、適正な巻き付き間隔で巻き付けることができる。
【0027】なお、上述した実施例においては、電気コ
ネクタ(エラスチックコネクタ)の製造に適用した細線
配列装置を例示するが、この発明の細線配列装置は電気
コネクタの製造に限られるものではなく、回転する円筒
状の治具等に細線を巻き付けてコイル(巻線)を製造す
る装置として、また、その他の種々の用途に適用するこ
とが可能である。
ネクタ(エラスチックコネクタ)の製造に適用した細線
配列装置を例示するが、この発明の細線配列装置は電気
コネクタの製造に限られるものではなく、回転する円筒
状の治具等に細線を巻き付けてコイル(巻線)を製造す
る装置として、また、その他の種々の用途に適用するこ
とが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明にかかる電気コネクタの製造方法によれば、巻線ドラ
ムに未加硫の絶縁性部材を巻回固定し、この未加硫の絶
縁性部材に導電性細線を複数カ所で同時に巻回して複数
条に配列した後、この絶縁性部材の導電性細線の配列面
に別の未加硫の絶縁性部材を積層し、該積層された2つ
の絶縁性部材を加硫して積層材を構成した後、複数の積
層材を接着剤により貼着、積層し、さらに、巻線の配列
毎に切断することで電気コネクタが達成され、その製造
が容易に行える。
明にかかる電気コネクタの製造方法によれば、巻線ドラ
ムに未加硫の絶縁性部材を巻回固定し、この未加硫の絶
縁性部材に導電性細線を複数カ所で同時に巻回して複数
条に配列した後、この絶縁性部材の導電性細線の配列面
に別の未加硫の絶縁性部材を積層し、該積層された2つ
の絶縁性部材を加硫して積層材を構成した後、複数の積
層材を接着剤により貼着、積層し、さらに、巻線の配列
毎に切断することで電気コネクタが達成され、その製造
が容易に行える。
【0029】また、請求項2記載の発明にかかる細線配
列装置によれば、巻線ドラムとスライドテーブルとを同
期運転して巻線ドラムを回転するとともにスライドテー
ブルを移動させると、巻線ドラムの回転により旋回アー
ムが回転してボビンから細線を引き出し、細線は張力が
張力調整用プーリにより調節されて巻線ドラムに巻き付
けられる。このため、ボビンへの細線の巻回径の変化等
にかかわらず巻線ドラムに巻き付く細線の張力を一定に
保持でき、細線の巻き付け力や巻き付き間隔がバラツク
ことを有効に防止できる。
列装置によれば、巻線ドラムとスライドテーブルとを同
期運転して巻線ドラムを回転するとともにスライドテー
ブルを移動させると、巻線ドラムの回転により旋回アー
ムが回転してボビンから細線を引き出し、細線は張力が
張力調整用プーリにより調節されて巻線ドラムに巻き付
けられる。このため、ボビンへの細線の巻回径の変化等
にかかわらず巻線ドラムに巻き付く細線の張力を一定に
保持でき、細線の巻き付け力や巻き付き間隔がバラツク
ことを有効に防止できる。
【0030】そして、請求項4記載の発明にかかる細線
配列装置によれば、旋回アームに鍾り板を設けるため、
この鍾り板が生じる空気力学的な抵抗力により旋回アー
ムが慣性により回転することを防止でき、細線の走行停
止時等の細線の絡み付き等を有効に防止することができ
る。
配列装置によれば、旋回アームに鍾り板を設けるため、
この鍾り板が生じる空気力学的な抵抗力により旋回アー
ムが慣性により回転することを防止でき、細線の走行停
止時等の細線の絡み付き等を有効に防止することができ
る。
【図1】この発明の一実施例にかかる電気コネクタの製
造方法により製造される電気コネクタの模式斜視図であ
る。
造方法により製造される電気コネクタの模式斜視図であ
る。
【図2】同電気コネクタの製造方法における電気コネク
タの中間状態をa,b,cの順序で時系列的に表し、a
が模式平面図、bが模式分解斜視図、cが正面図であ
る。
タの中間状態をa,b,cの順序で時系列的に表し、a
が模式平面図、bが模式分解斜視図、cが正面図であ
る。
【図3】同製造方法により製造される電気コネクタの他
の態様を示す模式斜視図である。
の態様を示す模式斜視図である。
【図4】この発明の一実施例にかかる細線配列装置の正
面図である。
面図である。
【図5】同細線配列装置の側面図である。
【図6】同細線配列装置の平面図である。
【図7】同同細線配列装置の一部の拡大側面図である。
【図8】同細線配列装置の他の一部の拡大側面図であ
る。
る。
1 基材 2 導電線 3 樹脂シート 4 導電線配列シート 5 カバーシート 6 ラミネートシート 7 多積層体 8 ブロック体 10 装置基体 21 回転ドラム 26 サーボモータ 32 スライドテーブル 33 ボビン 35 シャフト 36 旋回アーム 37 ガイド 38 ガイド 39 抵抗板 40 ガイドテーブル 41 制御プレート 42 ガイドプーリ 43 ブレーキ付きプーリ 44a ノズル体 48 サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00
Claims (4)
- 【請求項1】 巻線ドラムに未加硫の絶縁性部材を巻回
固定し、該絶縁性部材の周面に導電性細線を回転軸方向
に一定間隔で複数箇所同時に巻回し、次いで、巻線ドラ
ムから前記絶縁性部材を回転軸方向に切断して取外し、
該絶縁性部材の巻線側に別の未加硫の絶縁性部材を積層
してこれを加硫し、この加硫された積層材を接着剤で多
重積層し、該巻線の配列毎に切断することを特徴とする
電気コネクタの製造方法。 - 【請求項2】 回転自在に支持された巻線ドラムを駆動
モータにより回転駆動し、前記巻線ドラムの外周面に細
線を間隔をおいて略螺旋状に巻き付ける細線配列装置で
あって、 前記巻線ドラムの回転軸方向に移動可能にスライドテー
ブルを設け、該スライドテーブルを駆動するテーブル駆
動モータを設けるとともに、該スライドテーブル上に前
記細線を巻回保持したボビンを固定し、先端に前記細線
が挿通するリング部を有する旋回アームを前記ボビン中
心固定軸に回転自在に支持するとともに、前記スライド
テーブル上に間隔をおいてガイドテーブルを設け、該ガ
イドテーブルに張力調整用プーリを備えたガイドノズル
を備え、前記駆動モータと前記テーブル駆動モータとを
同期運転し、前記ボビンに巻回保持された細線を前記旋
回アームのリング部および前記張力調整用プーリを経て
前記ガイドノズルに走行させて該巻線ドラムに巻き付け
ることを特徴とする細線配列装置。 - 【請求項3】 前記スライドテーブル上にボビン、旋回
アームおよび前記ガイドテーブル上に張力調整用プーリ
を備えたガイドノズルを前記巻線ドラムの回転軸方向に
複数間隔をおいて複数並設した請求項2記載の細線配列
装置。 - 【請求項4】 前記旋回アームにその回転軸方向に延在
して径方向外方に延出する鍾り板を設けた請求項2また
は請求項3記載の細線配列装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7094266A JP3001180B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 電気コネクタの製造方法および細線配列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7094266A JP3001180B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 電気コネクタの製造方法および細線配列装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08273790A JPH08273790A (ja) | 1996-10-18 |
JP3001180B2 true JP3001180B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=14105484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7094266A Expired - Fee Related JP3001180B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 電気コネクタの製造方法および細線配列装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001180B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7094266A patent/JP3001180B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08273790A (ja) | 1996-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4450623A (en) | Process for the manufacture of circuit boards | |
US20080314473A1 (en) | Electric wire delivery apparatus and electric wire sizing-cutting apparatus including the same | |
US7698883B2 (en) | Method for producing a multielectrode lead | |
CA1102924A (en) | Methods and apparatus for making scribed circuit boards | |
US8677619B2 (en) | System and method for fabricating a stimulation lead | |
US4135869A (en) | Apparatus for producing a continuous flexible tubular conduit | |
JP3001180B2 (ja) | 電気コネクタの製造方法および細線配列装置 | |
KR870006695A (ko) | 강자성 리본을 감아서 정면상에 슬롯이 만들어진 전기·축장·기계용 환상의 활동성분의 제조를 위한 장치 및 방법 | |
KR101103633B1 (ko) | 전선 케이블용 세선 피복장치 | |
US4215529A (en) | Cable winding apparatus | |
US3833443A (en) | Method of making flexible conductor cable | |
US6425180B1 (en) | High density electrical connector | |
JP3147004B2 (ja) | パイプ製造装置 | |
JP2915346B2 (ja) | 電力ケーブルの絶縁テープ巻き付け装置 | |
JPH04274112A (ja) | 配線シ−トの製造方法 | |
EP0085214B1 (en) | Hose building machine | |
JP2000114086A (ja) | コイル巻線装置 | |
US4207127A (en) | Method of producing a continuous flexible tubular conduit | |
JP2000069721A (ja) | 平形導線の巻線コイルの製造方法及び装置、並びにこの方法で製造された平形導線巻線コイル | |
CN212161565U (zh) | 一种可适用于多规格线材的高精度剥漆结构 | |
GB2056336A (en) | Apparatus and method for producing a continuous flexible tubular conduit | |
JPH0135785Y2 (ja) | ||
JP2005175100A (ja) | 太陽電池の製造方法および集電電極形成装置 | |
CA1112012A (en) | Apparatus and method for producing a continuous flexible tubular conduit | |
JPS63260758A (ja) | 硬脆材料切断加工用ワイヤーの製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |