JP3000787U - 耕耘機におけるバック走行停止装置 - Google Patents

耕耘機におけるバック走行停止装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耕耘機の動力にてのバック走行(後退走行)
中に、耕耘機が前に傾いたときに、エンジンを停止さ
せ、バック走行の安全度を高めたものを提供すること。 【構成】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接触し
て作動する停止部Aを設けること。この停止部Aの作動
にてエンジン1を停止するようにしてなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、耕耘機の動力にてバック走行(後退走行)中に、耕耘機が前に傾い たときに、エンジンを停止させ、バック走行の安全度を高めたものを提供できる 耕耘機におけるバック走行停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
耕耘機(エンジン搭載)において、エンジンをかけ、耕耘機を前進させて作業 させるには、耕耘機の後部に位置する操作ハンドルの握手部に設けられたクラッ チレバーを握ると、クラッチが入り、クラッチレバーに設けられたノックを押す と、クラッチが固定され、耕耘機が連続運転の状態となる。また、クラッチを切 るには、クラッチレバーを握りながらノックに指を伸ばして、ノックに操作する と、クラッチレバーは固定から解除され、クラッチレバーを放すと自然にクラッ チが切れる。このような耕耘機を動力にてバック走行(後退走行)させるときに は、耕耘機の変速機構をバック走行の状態にして、クラッチレバーを握ると、ク ラッチが入り、耕耘機のローター類及び駆動輪は逆回転するので、耕耘機はバッ ク走行する。この作業のときに、耕耘機のバック走行による危険が生じた場合に 、クラッチレバーを放すと、クラッチが切れるようになっている。また、それと 共に、耕耘機の操作ハンドルの握手部の近くに、エンジンの電源をオン(ON) ,オフ(OFF)させるスイッチや、操作ハンドルに関する適宜に位置する所に 、エンジンの電源を切るためのボタン類が設けてある。
【0003】 また、耕耘機が動力にてバック走行中に、危険状態となったときに、手(指) を伸ばして、或いは、耕耘機を運転している人の身体に触れると、エンジンの電 源が切れ、エンジンを停止させるようになっている。また、耕耘機の操作ハンド ルの握手部とは別の部分に、バック装置のレバーハンドルが設けられ、レバーハ ンドルによりバック装置に作用し、耕耘機がバック走行を始め、速度が次第に遅 くなるようなものもある。危険性に対し、耕耘機の操作ハンドルにおいて対処せ んとしたものである。
【0004】 さらに、耕耘機がバック走行するときに生じる反力により耕耘機の機体が前方 に傾くので、この傾きを、センサーにより感知させ、エンジンを停止させるよう にしたものも開発されている。また、現在では、耕耘機が動力でバック走行する ときに生じる反力による危険を軽減させるため、とかく現在のロータリー式耕耘 機の大型,中型,小型を問わず、重心(重力)を極端に後方部になるようにして 市販されて使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
耕耘機の動力により後退する場合、その耕耘刃が作業者の直前で回転している こともあり、仮に、作業者が滑ったり、横転した場合には、耕耘刃等で身体をズ タズタに損傷し、また、耕耘機により、立木,石垣,土手,その他障害物等に押 し付けられたり、また、耕地の端の急傾斜地,谷底等のときには、谷間に耕耘機 と共に落下し、著しい場合には死亡することもあり、死亡事故も多発している。 このため、上記のような改良,開発がなされているが、バック走行の場合には、 図13に示すように、駆動輪が低速のこともあり、反力Rが大きく、この反力R によって、耕耘機の操作ハンドルが持ち上がり、垂直状となる。このような身体 的に不安定で、且つ危険を感じたときに、作業者は操作ハンドルを下げようとし て必死になり握手部を握りしめる習性本能がある。このため、クラッチを切って 、エンジンスイッチを切るということは、実際には至難のことであり、現在でも 事故が絶えない。このような事故を重視したことで、センサーによって感知させ 、停止するようにした開発もすばらしいものがあるが、その耕耘機では、常時、 振動が伴ない、しかも作業地は凹凸しており、また傾斜している所もあり、作業 地は平坦でない。このような場所での作業であり、肝心のときに、センサーが機 能しなくなる危険性は大いにあると言わざるを得ない。
【0006】 また、耕耘機が動力でバック走行するときに生じる反力による危険を軽減させ るために重心を極端に後方部になるようにしたものは、通常バック走行する場合 には危険はないが、バック走行のときにその後部が畦や、障害物等がある場合に は危険であるし、さらに、通常、重心が極端に後方部にあるため、リターンする ときには、操作ハンドルを持ち上げるようにして前進作業を行うため、作業者は 場合によっては一日で疲労困ぱいとなる不都合があった。このため、農業界では 、一日も早くバック走行の安全度の高いものが要望されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その考案 を、耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接触して作動する停止部を設け、該停 止部の作動にてエンジンを停止するようにしてなる耕耘機におけるバック走行停 止装置としたことにより、耕耘機のバック走行(後退走行)中に、耕耘機が傾い たときに、エンジンを停止させ、バック走行の安全度を高めたものを提供でき、 前記の課題を解決したものである。
【0008】
【作用】
耕耘機のバック走行(後退走行)中には、耕耘部の反力によって、耕耘機の前 側が下になるように回動して操作ハンドル側が上昇し、極端の場合には、操作ハ ンドルが垂直状又はこれ以上となる。このように、耕耘機が傾いたときに、停止 部が地面に接触して作動し、該停止部の作動にて耕耘機のエンジンを停止するよ うにできる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、本考案は、図1(a)に 示すように、耕耘機としては、エンジン1がフレーム2に搭載されており、該フ レーム2はエンジン1よりも長く、エンジン1その他の部材も載置又は収納可能 に構成され、進行方向前側〔図1(a)の左側〕に突出している。
【0010】 そのエンジン1からの駆動は、プーリー,ベルト,チェーンケース3等を介し てフレーム2より下方位置の駆動軸4に連動している。小型耕耘機の場合(図1 ,図3,図4,図9及び図11参照)の駆動軸4には、路面走行時には駆動輪6 (図9参照)が、耕耘時には、耕耘筒5aの外周に適宜の回転位相角を有して耕 耘刃5b,5b,…が複数設けられた耕耘部5(図1,図3,図4,図11参照 )が着脱自在に設けられている。さらに、大型又は中型耕耘機(ロータリー式耕 運機)の場合(図12参照)、駆動輪6と耕耘部5とが別々に独立し、駆動輪6 の後部に耕耘部5が設けられている。
【0011】 操作ハンドル7は前記エンジン1を搭載した箇所のフレーム2箇所から後方に 斜め上向きに設けられている。その操作ハンドル7は一本の元部から左右で2本 に別れていたり、一本のものもある。或いはその2本の後部が連結されて構成さ れることもある。その操作ハンドル7の先端には、クラッチレバー8が軸支され ている。該クラッチレバー8を握る〔図1(a)において上方に上げる〕と、駆 動輪6又は耕耘部5が駆動するように構成されている。
【0012】 停止部Aは耕耘機の前側の適宜の位置に設けられ、該停止部Aが地面に接触す ることで初めて作動するものである。その停止部Aの第1実施例としては、図1 及び図2に示すように、揺動杆9と作動スイッチ10とからなり、揺動杆9の中 間位置が前記フレーム2の前端に軸支され、該軸支位置の上方の揺動杆9にて作 動スイッチ10(リミットスイッチ等)を動作するように構成されている。常時 は、作動スイッチ10がON状態(閉)となるように構成され、前記揺動杆9が 傾いたときに、接点10a(リミットスイッチの場合は動作片)が離れて作動ス イッチ10がOFF状態(開)となるように構成されている。
【0013】 このとき、引張コイルバネ等の発条11にて、作動スイッチ10が閉状態(O N)となるように、前記揺動杆9と保護ケース12の内部片との間に設けられて いる。これによって、揺動杆9が傾斜しても〔図1(b)の鎖線部参照〕、直ぐ に旧位置〔図1(b)の実線部参照〕に復帰するようになっている。また、耕耘 機が前進〔図1(a)において左側方向に進行〕する場合には、揺動杆9は揺動 不能状態を維持するように構成されている。該揺動杆9の形状は、下端に屈曲板 9aが設けられたり(図2参照)、或いは図示しないが単に棒状をなしている。 また、図6に示すように、常時、揺動杆9を傾斜状に設け、作動スイッチ10の 接点10a,10aを対設することもある。傾斜状にすると、土,泥等に沈みに くくできる。さらに、図7に示すように、フレーム2の先端に支持片を介して延 ばして揺動杆9を傾斜状に取り付ける場合もある。この場合には、耕耘機が動力 にてバック走行中に反力Rにて反転した場合(図4参照)に、より早く揺動杆9 が作動する。該揺動杆9の大きさ及び位置については、草等が絡んだりしないよ う、耕耘機の機種に応じて適宜の大きさ,形状が決定され、実施例に限定されな い。
【0014】 その揺動杆9が傾き、接点10aが離れて作動スイッチ10がOFF(開)と なると、エンジンを停止するように構成されている。具体的には、ガソリン用又 は灯油用のエンジン1を搭載した耕耘機(図1,図3,図4,図9,図11参照 )では、エンジン1の点火装置20(点火プラグ)への電源供給を、耕耘機の適 宜の箇所に設けた始動スイッチ21の停止(OFF)にて遮断してエンジン1を 停止するように構成されている。この回路は、始動スイッチ21を設けた閉回路 に直列に作動スイッチ10を設けたものである。また、ディーゼル用のエンジン 1を搭載した耕耘機(図12参照)では、作動スイッチ10がOFF状態となっ たときに、耕耘機の適宜の箇所に設けた燃料供給用バルブ22を締め、エンジン 1への燃料供給を遮断してエンジン1を停止するように構成されている。具体的 には、その作動スイッチ10のOFF(開)にて、燃料供給用バルブ22を締め る制御駆動部(ソレノイド等)を作動させるように構成されている。
【0015】 その揺動杆9の傾きは、図3,図4に示すように、耕耘機がバック走行したと きに、その耕耘部5が逆転(時計方向の回転)した際に、反時計方向に反力Rが 加わる。耕耘機をバック走行する場合は低速であり、馬力が大きい。このため、 この馬力による反力Rも大きくなり、操作ハンドル7が垂直状又はそれ以上の鈍 角になる場合もある。このようになったときに、揺動杆9の下端は、地面(耕地 )に接触し、且つバック走行していることもあって、揺動杆9が所定角度揺動す るようになって、前記作動スイッチ10を作動させるものである。勿論、駆動輪 6を耕耘筒5aに付けてバック走行した場合にも、図9に示すように、図3,図 4の耕地の場合と同様に反力Rが働き、その揺動杆9の下端は地面(路面)に着 いて適宜の角度傾くことになる。特に、その反力Rは耕地の場合に大きい。これ は、耕耘部5の耕耘刃5bが耕地に食い込み、食い込み力に馬力が加わるために 、この大きさと同じ反力Rが発生するためである。
【0016】 揺動杆9と作動スイッチ10による場合は、構成も簡単にでき、且つ反力Rと バック走行で確実に揺動杆9が揺動し動作可能にできる。また、作動スイッチ1 0は、耕耘時に、土や泥等が混入し誤作動をすることがあるために、フレーム2 に設けた保護ケース12内に収納されることが多い。
【0017】 その停止部Aの第2実施例としては、図8に示すように、摺動杆13と作動ス イッチ10とからなり、他の構成は前述の停止部Aの第1実施例の場合と同一で ある。具体的には、摺動杆13は摺動軸部13aと先端に設けた垂下片13bと からなり、フレーム2の前端箇所に設けた摺動保持ケース14内に、摺動杆13 の摺動軸部13aが前後に摺動自在に内挿され、常時は、該摺動軸部13aが耕 耘機側に弾発する発条15(圧縮コイルバネ)が設けられている。摺動軸部13 aが耕耘機側に弾発され、内部側に入った状態のとき、作動スイッチ10の接点 10aは接触してエンジン1は駆動し、耕耘機は走行状態を維持するように構成 されている。
【0018】 また、図9に示すように、耕耘機がバック走行したときに、反力Rによって、 耕耘機全体が反時計方向に回動し、摺動杆13の垂下片13bの下端が耕地に接 触して、摺動軸部13aを発条15の弾発力に抗して、図9において左側に移動 し、このとき、作動スイッチ10の接点10aが離間し、エンジン1が停止する ように構成されている。このような摺動杆13は、泥等の浸入を防止し、草等を 絡みにくくでき、さらに接触不良等を防止できる。
【0019】 その停止部Aの第3実施例としては、図10に示すように、昇降杆16と作動 スイッチ10とからなり、他の構成は前述の停止部Aの第1実施例の場合と同一 である。具体的には、フレーム2の前端箇所に設けた昇降保持ケース17内に、 昇降杆16が昇降自在に内挿され、常時は、該昇降杆16を下方に弾圧する発条 18(圧縮コイルバネ)が設けられている。昇降杆16が下方に位置するときに は、作動スイッチ10の接点10aは接触して耕耘機が走行状態を維持するよう に構成されている。また、図11に示すように、耕耘機がバック走行したときに 、反力Rによって、耕耘機全体が反時計方向に回動し、昇降杆16の下端が耕地 に接触して、昇降杆16を発条18の弾発力に抗して上昇し、このとき、作動ス イッチ10の接点10aが離間し、エンジン1が停止するように構成されている 。このような昇降杆16は、泥等の浸入を防止し、草等を絡みにくくできる。
【0020】 また、前記停止部Aの第2,3実施例において、前進走行の場合(図9及び図 11において左側走行)には、第1実施例(図1参照)と同様に、停止部Aが動 作せず、エンジン1が停止しないように構成されている。すなわち、前進走行の 場合は、耕耘機も略平行状態を保っているのと、仮に、押圧されることがあって も、発条15,18による弾発にて作動スイッチ10を閉(ON)状態に保持す るように構成されている。
【0021】
【考案の効果】
請求項1においては、耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接触して作動する 停止部Aを設け、該停止部Aの作動にてエンジン1を停止するようにしてなる耕 耘機におけるバック走行停止装置としたことにより、まず第1に耕耘機のバック 走行(後退走行)中に、耕耘機が反力Rにて傾いたときに、自動的にエンジン1 を停止させ、バック走行の安全度を極めて高めたものにでき、第2にバック走行 時における人の心配等を略排除でき、安心して耕耘作業ができ、第3に常時の前 進走行の場合には、前側に錘を吊下させることもでき、耕耘作業を迅速にできる 等の効果を奏する。
【0022】 この効果を詳述すると、耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接触して作動す る停止部Aを設けてあるため、耕耘機がバック走行すると、耕耘機の中間位置に 設けられている耕耘部5又は駆動輪6を中心にして反力Rが発生する。これは耕 地の場合にかなり大きい。この反力Rにて耕耘機の前側が下側になるように耕耘 機が反転するため、その耕耘機の前側に設けた停止部Aは、確実に耕地に接触し て停止部Aが動作し、エンジン1が自動的に停止するものである。このように、 危険性を感じたときに、簡単なことでも人間の手で行うことは実際には、至難の 技である点をこの考案によって回避した画期的なものである。しかも、電気的な センサーではなく、3条件なるバック走行,反力R,停止部Aの地面接触という 物理的条件(構成)にて作用するものであり、確実に作動できるものである。
【0023】 請求項2では、点火装置20の電源供給を停止させ、ガソリン用又は灯油用の エンジン1を簡単に停止できる利点があるし、請求項3では、燃料供給装置22 の燃料供給を停止することでディーゼル用のエンジン1を簡単に停止させること ができる。
【0024】 また、請求項4では、請求項1の構成の外、停止部Aは、揺動する揺動杆9と 作動スイッチ10とからなる耕耘機におけるバック走行停止装置としたことによ り、反力Rとバック走行とで、揺動杆9を確実に揺動させることができ、これに よって作動スイッチ10を作動させて、エンジン1を自動的に停止させることが でき、危険を回避し安全性をより高めることができる。
【0025】 次に、請求項5では、請求項4の構成の外、揺動杆9の中間を前記耕耘機を搭 載したフレーム2の前側に軸支し、該軸支箇所の上方の揺動杆9位置で作動スイ ッチ10を作動可能としてなる耕耘機におけるバック走行停止装置としたことに より、停止による安全性が高くなるのみならず、上方位置で動作するため、耕耘 時の泥等の影響を受けにくい利点がある。
【0026】 また、請求項6では、請求項5の構成の外、揺動杆9の軸支位置の下方に耕耘 機側に発条11にて弾設し、常時は作動スイッチ10が閉となるようにしてなる 耕耘機におけるバック走行停止装置としたことにより、耕耘機のバック走行で危 険状態となってエンジンが停止しても、再び作業するときには、揺動杆9は直ぐ に元の位置に復帰し、通常の作業ができる利点がある。
【0027】 また、請求項7では、請求項1の構成の外、停止部Aは、摺動する摺動杆13 と、作動スイッチ10とからなり、前記摺動杆13を前記耕耘機を搭載したフレ ーム2の前側の摺動保持ケース14内に摺動自在に設け、その摺動杆13を弾設 し、常時は作動スイッチ10が閉となるようにしてなる耕耘機におけるバック走 行停止装置としたことにより、反力Rとバック走行とで、摺動杆13も前記揺動 杆9と同様に確実に摺動させ、作動スイッチ10を介してエンジン1を自動的に 停止させることができ、さらに、摺動保持ケース14内に停止部Aの主要部は収 納され、接触不良等を回避でき、この外は請求項6と略同様の効果を奏する。
【0028】 次に、請求項8では、請求項1の構成の外、停止部Aは、昇降する昇降杆16 と作動スイッチ10とからなり、昇降杆16を前記耕耘機を搭載したフレーム2 の前側の昇降保持ケース17内に昇降自在に設け、その昇降杆16を発条18に て弾設し、常時は作動スイッチ10が閉となるようにしてなる耕耘機におけるバ ック走行停止装置としたことにより、反力Rとバック走行とで、昇降杆16も前 記揺動杆9と同様に確実に昇降させ、作動スイッチ10を介して自動的にエンジ ン1を停止させることができ、請求項7と略同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の第1実施例の側面図 (b)は(a)の要部断面図
【図2】本考案の第1実施例の要部斜視図
【図3】本考案の第1実施例でバック走行時に反力が加
わり反転する状態となった側面図
【図4】本考案の第1実施例でバック走行時に反力にて
反転し、耕耘機が停止する側面図
【図5】本考案の第1実施例のバック走行時に反力にて
反転し、耕耘機が停止する状態の停止部の断面図
【図6】本考案の第1実施例の別の要部断面図
【図7】本考案の第1実施例のさらに別の要部断面図
【図8】本考案の第2実施例の要部断面図
【図9】本考案の第2実施例の作用状態を示す側面図
【図10】本考案の第3実施例の要部断面図
【図11】本考案の第3実施例の作用状態を示す側面図
【図12】大型又は中型耕耘機における本考案の第1実
施例の側面図
【図13】公知の耕耘機でバック走行する状態の側面図
【符号の説明】
A…停止部 1…エンジン 2…フレーム 9…揺動杆 10…作動スイッチ 11,15,18…発条 13…摺動杆 14…摺動保持ケース 16…昇降杆 17…昇降保持ケース 20…点火装置 22…燃料供給装置

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてエン
    ジンを停止するようにしてなることを特徴とする耕耘機
    におけるバック走行停止装置。
  2. 【請求項2】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてガソ
    リン又は灯油用としてのエンジンを点火装置の電源供給
    を停止するようにしてなることを特徴とする耕耘機にお
    けるバック走行停止装置。
  3. 【請求項3】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてディ
    ーゼル用の燃料供給装置の燃料供給を停止するようにし
    てなることを特徴とする耕耘機におけるバック走行停止
    装置。
  4. 【請求項4】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてエン
    ジンを停止するようにし、前記停止部は、揺動する揺動
    杆と作動スイッチとしてなることを特徴とする耕耘機に
    おけるバック走行停止装置。
  5. 【請求項5】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてエン
    ジンを停止するようにし、前記停止部は、揺動する揺動
    杆と作動スイッチとしてなり、前記揺動杆の中間を前記
    耕耘機を搭載したフレームの前側に軸支し、該軸支箇所
    の上方の揺動杆位置で作動スイッチを作動可能としてな
    ることを特徴とする耕耘機におけるバック走行停止装
    置。
  6. 【請求項6】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてエン
    ジンを停止するようにし、前記停止部は、揺動する揺動
    杆と作動スイッチとしてなり、前記揺動杆の中間を前記
    耕耘機を搭載したフレームの前側に軸支し、該軸支箇所
    の上方の揺動杆位置で作動スイッチを作動可能にとし、
    前記揺動杆の軸支位置の下方に耕耘機側に発条にて弾設
    し、常時は作動スイッチが閉となるようにしてなること
    を特徴とする耕耘機におけるバック走行停止装置。
  7. 【請求項7】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてエン
    ジンを停止するようにし、前記停止部は、摺動する摺動
    杆と、作動スイッチとしてなり、前記摺動杆を前記耕耘
    機を搭載したフレームの前側の摺動保持ケース内に摺動
    自在に設け、その摺動杆を発条にて弾設し、常時は作動
    スイッチが閉となるようにしてなることを特徴とする耕
    耘機におけるバック走行停止装置。
  8. 【請求項8】 耕耘機の前側の適宜の位置に、地面に接
    触して作動する停止部を設け、該停止部の作動にてエン
    ジンを停止するようにし、前記停止部は、昇降する昇降
    杆と、作動スイッチとからなり、前記昇降杆を前記耕耘
    機を搭載したフレームの前側の昇降保持ケース内に昇降
    自在に設け、その昇降杆を発条にて弾設し、常時は作動
    スイッチが閉となるようにしてなることを特徴とする耕
    耘機におけるバック走行停止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0666775U (ja) * 1993-03-05 1994-09-20 株式会社トミー 占い玩具
JP2021136931A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 歩行型作業機、及び挟圧抑制機構

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JP7341488B2 (ja) 2020-03-05 2023-09-11 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 歩行型作業機

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