JP3000480U - 記録装置一体型テレビ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノーラルあるいはステレオ以外の音響効果
を発生させ得る、立体音響効果などに対応できる記録装
置一体型テレビを提供する。 【構成】 チューナにより選局受信したテレビジョン信
号による映像信号や音声信号を記録する記録装置を有
し、その記録装置により記録した映像情報や音声情報あ
るいは、前記選局受信したテレビジョン信号による映像
信号や音声信号を再生あるいは復調し、音声をスピーカ
から出力すると共に映像を画面に出力する記録装置一体
型テレビにおいて、前記音声を出力するスピーカは少な
くとも３つのスピーカからなることを特徴とする記録装
置一体型テレビである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、記録装置とテレビジョン受信機とを一体的に構成した記録装置一 体型テレビに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の記録装置一体型テレビは、チューナにより選局受信したテレビジョン信 号による映像信号や音声信号を記録するビデオテープレコーダなどの記録装置を 備え、その記録装置により記録した映像情報や音声情報あるいは、前記選局受信 したテレビジョン信号による映像信号や音声信号を再生あるいは復調し、音声と 共にＣＲＴ画面などに映像を出力するものである。この場合、チューナにより選 局受信したテレビジョン信号による音声信号、あるいは記録装置に記録されてい て再生された音声信号は、記録装置一体型テレビがモノーラル専用機の場合には 単一のスピーカから出力され、またステレオ対応機である場合には右用音源と左 用音源の２つのスピーカに夫々右用音声信号と左用音声信号が供給されて、右用 音源と左用音源となる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の記録装置一体型テレビは以上のように構成されているので、モノーラル あるいはステレオに対応するスピーカシステムしか備えておらず、モノーラルあ るいはステレオ以外の音響効果を発生させ得る、たとえば立体音響効果などには 対応できない問題点があった。

【０００４】 本考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、モノーラルあ るいはステレオ以外の音響効果を発生させ得る、たとえば立体音響効果などに対 応できる記録装置一体型テレビを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 第１の考案に係る記録装置一体型テレビは、チューナにより選局受信したテレ ビジョン信号による映像信号や音声信号を記録する記録装置を有し、その記録装 置により記録した映像情報や音声情報あるいは、前記選局受信したテレビジョン 信号による映像信号や音声信号を再生あるいは復調し、音声をスピーカから出力 すると共に映像を画面に出力する記録装置一体型テレビにおいて、前記音声を出 力するスピーカは少なくとも３つのスピーカからなる構成にしたものである。

【０００６】 第２の考案に係る記録装置一体型テレビは、音声を出力するスピーカを、右側 の音源となる右側音源用スピーカおよび左側の音源となる左側音源用スピーカお よび前記スピーカ両者に夫々供給される音声信号に所定の処理を施し加え合わせ 、立体音響効果を発生させ得る混合音声信号が供給される混合音源スピーカの少 なくとも３つのスピーカからなる構成にしたものである。

【０００７】 第３の考案に係る記録装置一体型テレビは、記録装置を磁気テープに映像情報 や音声情報を記録するビデオテープレコーダにする構成にしたものである。

【０００８】 第４の考案に係る記録装置一体型テレビは、記録装置は光ディスクに映像情報 や音声情報を記録する記録および読み出し再生可能な光ディスク記録再生装置で ある構成にしたものである。

【０００９】

【作用】

第１の考案における記録装置一体型テレビは、スピーカを少なくとも３つのス ピーカからなるスピーカシステムにすることで、モノーラルあるいはステレオ以 外の音響効果を発生させ得る立体音響効果などに対応できるように作用する。

【００１０】 第２の考案における記録装置一体型テレビは、右側の音源となる右側音源用ス ピーカおよび左側の音源となる左側音源用スピーカおよび前記スピーカ両者に夫 々供給される音声信号に所定の処理を施し加え合わせ、立体音響効果を発生させ 得る混合音声信号が供給される混合音源スピーカの少なくとも３つのスピーカシ ステムとすることで、モノーラルあるいはステレオ以外の音響効果を発生させ得 る立体音響効果などに対応できるように作用する。

【００１１】 第３の考案における記録装置一体型テレビは、モノーラルあるいはステレオ以 外の音響効果を発生させ得る立体音響効果などに対応できると共に、ビデオテー プレコーダ装置に記録あるいはビデオテープレコーダ装置からの再生を可能にす る。

【００１２】 第４の考案における記録装置一体型テレビは、モノーラルあるいはステレオ以 外の音響効果を発生させ得る立体音響効果などに対応できると共に、光ディスク 記録再生装置に記録あるいは再生を可能にする。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の第１の実施例を図について説明する。図１は、本実施例の記録 装置一体型テレビの構成を示す全体構成図である。図において、１００は記録装 置一体型テレビ本体であり、テレビ受像部１Ａと記録部１Ｂとから構成されてい る。１０はチューナ部であり、アンテナ１９あるいは付属アンテナ２０により受 信したカラーテレビ信号から特定のテレビチャネルを選局する。１０ａはアンテ ナ１９の接続端子、１０ｂは付属アンテナ２０の接続端子である。１１はスイッ チであり、チューナ部１０により選局したテレビチャネルの音声信号やビデオ信 号あるいはビデオテープレコーダ部１７によりビデオテープから再生された音声 信号やビデオ信号のいずれかを選択する。すなわち、可動電極側１１ｃが固定電 極１１ａ側に切り替わるとチューナ部１０により選局したテレビチャネルの音声 信号やビデオ信号が選択され、また固定電極１１ｂ側に切り替わるとビデオテー プレコーダ部１７によりビデオテープから再生された音声信号やビデオ信号が選 択される。

【００１４】 １２はチューナ部１０により選局したテレビチャネルのビデオ信号、あるいは ビデオテープレコーダ部１７から再生され出力されたビデオ信号を増幅する映像 増幅部である。１３は、前記選局したテレビチャネルの映像あるいはビデオテー プレコーダ部１７から再生された映像が出力されるブラウン管である。１４はチ ューナ部１０により選局したテレビチャネルの音声信号やビデオテープレコーダ 部１７から再生され出力された音声信号を増幅する音声増幅部である。１６はチ ューナ部１０から出力される選局されたテレビチャネルの音声信号やビデオ信号 、あるいは外部端子２４から入力される音声信号やビデオ信号のいずれかを選択 する選択スイッチである。すなわち、可動電極１６ｃが固定電極１６ｂ側に切り 替えられるとチューナ部１０から出力される選局されたテレビチャネルの音声信 号やビデオ信号が選択されビデオテープレコーダ部１７に供給され、また固定電 極１６ａ側に切り替えられると外部端子２４から入力される音声信号やビデオ信 号が選択されビデオテープレコーダ部１７に供給される。

【００１５】 ビデオテープレコーダ部１７は、図示していないビデオテープカセットに映像 情報や音声情報を記録したり、ビデオテープカセットに記録されている映像情報 や音声情報を再生する。１８ａは立体音響効果を生じさせるための左側スピーカ 、１８ｂは立体音響効果を生じさせるための右側スピーカ、１８ｃは立体音響効 果を生じさせるための混合音源スピーカである。１９はチューナ部１０とビデオ テープレコーダ部１７と映像増幅部１２と音声増幅部１４などの各ブロックに電 力を供給する電源である。２５は左側スピーカ１８ａに供給される左側音声信号 と右側スピーカ１８ｂに供給される右側音声信号に対し所定の処理を施し加え合 わせ、立体音響効果を発生させ得る混合音声信号生成部である。

【００１６】 また、テレビ受像部１Ａと記録部１Ｂとは電気的接続部２６，２７，２８，２ ９を有しており、この電気的接続部２６，２７，２８，２９により電気的に接続 され、組み合わされて一体的に構成されており、分離することも可能である。

【００１７】 図２は、以上説明した記録装置一体型テレビの正面図であり、図において、２ ２は電源スイッチ、２３は各種の操作キー、２５はビデオテープカセットの挿入 部である。

【００１８】 この記録装置一体型テレビでは、左側スピーカ１８ａに供給される左側音声信 号と右側スピーカ１８ｂに供給される右側音声信号と、これらの音声信号両者に 対し混合音声信号生成部２５が所定の処理を施し加え合わせ発生させた混合音源 スピーカ１８ｃに供給される合成音声信号とにより立体音響効果を発生させるこ とができる。

【００１９】 次に本考案の第２の実施例について説明を行なう。図３は、本実施例の記録装 置一体型テレビの構成を示す全体構成図である。図３において図１と同一の部分 については同一の符号を付し説明を省略する。図において２２はチューナ部１０ で選局されたテレビチャンネルの音声信号やビデオ信号、あるいは外部端子２４ から入力された音声信号やビデオ信号を光磁気ディスクに記録したり、光磁気デ ィスクに記録されている音声信号やビデオ信号を読み出して再生することのでき る光磁気ディスク記録／再生装置である。

【００２０】 本実施例では、チューナ部１０で選局されたテレビチャンネルの音声信号、あ るいは光磁気ディスクから読み出された音声信号は、左側スピーカ１８ａと右側 スピーカ１８ｂと混合音源スピーカ１８ｃにより、立体音響効果を有した音とし て出力される。

【００２１】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、モノーラルあるいはステレオ以外の音響効果を 発生させ得る、立体音響効果などに対応できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施例による記録装置一体型テ
レビの構成を示す全体構成図である。

【図２】本考案の第１の実施例による記録装置一体型テ
レビを示す斜視図である。

【図３】本考案の第２の実施例による記録装置一体型テ
レビの構成を示す全体構成図である。

【符号の説明】

１０ チューナ部 １Ｂ 記録部（記録装置） １７ ビデオテープレコーダ部（ビデオテープレコーダ
装置） １８ａ 左側スピーカ １８ｂ 右側スピーカ １８ｃ 混合音源スピーカ ２２ 光磁気ディスク記録／再生装置 ２５ 混合音声信号生成部 １００ 記録装置一体型テレビ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 チューナにより選局受信したテレビジョ
   ン信号による映像信号や音声信号を記録する記録装置を
   有し、その記録装置により記録した映像情報や音声情報
   あるいは、前記選局受信したテレビジョン信号による映
   像信号や音声信号を再生あるいは復調し、音声をスピー
   カから出力すると共に映像を画面に出力する記録装置一
   体型テレビにおいて、前記音声を出力するスピーカは少
   なくとも３つのスピーカからなることを特徴とする記録
   装置一体型テレビ。
2. 【請求項２】 音声を出力するスピーカは、右側の音源
   となる右側音源用スピーカおよび左側の音源となる左側
   音源用スピーカおよび前記スピーカ両者に夫々供給され
   る音声信号に所定の処理を施し加え合わせ、立体音響効
   果を発生させ得る混合音声信号が供給される混合音源ス
   ピーカの少なくとも３つのスピーカからなることを特徴
   とする請求項１記載の記録装置一体型テレビ。
3. 【請求項３】 記録装置は磁気テープに映像情報や音声
   情報を記録するビデオテープレコーダ装置であることを
   特徴とする請求項１又は２記載の記録装置一体型テレ
   ビ。
4. 【請求項４】 記録装置は光ディスクに映像情報や音声
   情報を記録する記録および読み出し再生可能な光ディス
   ク記録再生装置であることを特徴とする請求項１又は２
   記載の記録装置一体型テレビ。