JP3000358U - 記録装置を内蔵したテレビ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットテープの出し入れが容易であって、
狭いスペースに収納することの可能な記録装置を内蔵し
たテレビを提供することを目的とする。 【構成】 １つの筐体と、この筐体内に収納されるブラ
ウン管を有するテレビ受像部と、前記テレビ受像部が受
信した映像及び音声情報を記録する記録部と、前記記録
部が記録する記録担体を前記筐体内の所定の位置に格納
するための記録担体の挿入口とで構成され、前記記録担
体の挿入口は、挿入口の長手方向が前記筐体の縦方向に
添って設らけたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は記録装置を内蔵したテレビに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、テレビ受像機と、ビデオレコーダとは別の筐体に格納され、このた め、二つの装置を結線することが繁雑であり、また、収納スペースも必要とする などの問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 使い勝手が良く、特にカセットテープの出し入れが容易であり、収納スペースも 少なくてよい新規な記録装置を内蔵したテレビを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達するため、本考案の記録装置を内蔵したテレビは、１つの筐体と 、この筐体内に収納されるブラウン管を有するテレビ受像部と、前記テレビ受像 部が受信した映像及び音声情報を記録する記録部と、前記記録部が記録する記録 担体を前記筐体内の所定の位置に格納するための記録担体の挿入口とで構成した ものであって、前記記録担体の挿入口は、挿入口の長手方向が前記筐体の縦方向 に添って設らけたことを特徴とするものである。

【０００５】 また、前記記録部はビデオテープレコーダであることを特徴とするものである 。

【０００６】

【作用】

本考案によれば、一つの筐体内にテレビ受像部とビデオテープレコーダ等の記 録部とが収納されているので、配線作業が簡単になるから、使い勝手が向上する 。 また、一つの筐体内にテレビ受像部と記録部とが配設できるため、狭いスペー スに置くことができる。 さらに、カセットテープ挿入口がカッセトテープを出し入れが、手及び腕の動 作に適する。

【０００７】

【実施例】

本考案に係る記録装置を内蔵したテレビの実施例を図１乃至図２に基づき説明 する。 図１は本考案の外観を示す図、図２は電気回路のブロック図である。 図において、１は筐体であり、この筐体１内の中央部にはテレビ受像部１Ａが 配設され、右部には記録部１Ｂであるビデオテープレコーダが配設されている。 そして、筐体１内にはテレビ受像部１Ａ用のブラウン管１３が取り付けられてい る。 また、筐体１の前面パネル部１ａの右側にはビデオテープレコーダ用の記録担 体であるカセットを挿入するカセット挿入口３が、カセット挿入口の長手方向を 筐体１の縦方向と同方向に設けられていて、テレビ受像部１Ａで受像したチャン ネルの放送を右部のビデオテープレコーダで録画可能になっている。 なお、筐体１の前面パネル部１ａには、テレビ受像部１Ａと記録部１Ｂのビデ オテープレコーダを操作するための操作釦１４が設けられている。 また、カッセト挿入口３はブラウン管１３の左側に設けても良く、この場合に は、記録部１Ｂを筐体１内の左部に設ければ良い。

【０００８】 次に、図２に基づき本考案の装置の回路構成を説明する。 図において、１０はテレビ受像部１Ａのチューナ部であり、本考案のチューナ 部１０は音声多重用のチューナを備えていて、副音声もしくはステレオ放送の再 生が可能な構成になっている。 また、チューナ部１０の出力は、切換スイッチ１１を介して映像増幅部１２に 導かれ、ブラウン管１３に画像が映し出せるようになっている。 また、チューナ部１１の出力信号は音声増幅部２４に導かれ、スピーカ１５を 駆動するようになっている。

【０００９】 ビデオテープレコーダ１７の入力側は、切換スイッチ１６を介してチューナ部 １０の出力端子に接続され、ビデオテープレコーダ１７の再生出力信号は切換ス イッチ１１を介して映像増幅部１２に入力されるように構成している。 なお、１９は電源であり、電源１９はチューナ部１０、映像増幅部１２、音声 増幅部２４及びビデオテープレコーダ１７に所要の電圧を供給している。

【００１０】 このように構成した本考案の装置において、切換スイッチ１６の端子１６ｂ， １６ｃが接続している時、ビデオテープレコーダ１７は受信中の放送を録画する ことができる。 また、切換スイッチ１１の端子１１ｂ，１１ｃが接続している時、ビデオテー プレコーダ１７の再生出力信号が映像増幅部１２に導かれ、ビデオテープレコー ダ１７の再生する信号をブラウン管１３でみることができる。 なお、１８はビデオテープレコーダ１７用の外部信号入力端子、１７ａはビデ オテープレコーダ１７の外部出力端子であり、外部信号入力端子１８と、外部出 力端子１７ａを用いることにより、単独のビデオテープレコーダとしての使用す ることも可能になる。

【００１１】 また、１０ａはアンテナ１９接続用の端子、１０ｂはホイップアンテナ２０接 続用の端子、１０ｃはチューナ部１０の信号取出用の端子である。 なお、チューナ部１０は衛星放送を受像用のギガ帯用のフロントエンドを有す るチューナ部として構成してもよい。 また、ビデオテープレコーダ１７は光磁 気ディスクに記録できる記録部として構成してもよい。 また、筐体１をテレビ受像部１Ａと記録部１Ｂとに分割すると共に、接続手段 を用いて着脱可能に構成し、更に、テレビ受像部１Ａと記録部１Ｂとはコネクタ の端子２０，２１，２２，２３で相互に接続可能に構成すると、より使い勝手が 向上する。

【００１２】 このように本考案の記録装置を内蔵したテレビは、１つの筐体と、この筐体内 に収納されるブラウン管を有するテレビ受像部と、前記テレビ受像部が受信した 映像及び音声情報を記録する記録部と、前記記録部が記録する記録担体を前記筐 体内の所定の位置に格納するための記録担体の挿入口とで構成したもであって、 前記記録担体の挿入口は、挿入口の長手方向が前記筐体の縦方向に添って設らけ たことを特徴とするものである。 また、前記記録部はビデオテープレコーダであることを特徴とするものである 。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の記録装置を内蔵したテレビによれば上述のように構成したので、一つ の筐体内にテレビ受像部とビデオテープレコーダ等の記録部とが収納されている から、配線作業が簡単になり、使い勝手が向上する。 また、従来のものよりビデオテープの出し入れが容易になる。 さらに、前面パネルを有効に利用できるため、上部もしくは下部に操作パネル を集中させたり、リモートコントロール収納部を設けることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す外観図である。

【図２】本考案の電気回路のブロック図である。

【符号の説明】

１ 筐体 １Ａ テレビ受像部 １Ｂ 記録部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 １つの筐体と、この筐体内に収納される
   ブラウン管を有するテレビ受像部と、前記テレビ受像部
   が受信した映像及び音声情報を記録する記録部と、前記
   記録部が記録する記録担体を前記筐体内の所定の位置に
   格納するための記録担体の挿入口とで構成された記録装
   置を内蔵したテレビであって、前記記録担体の挿入口
   は、挿入口の長手方向が前記筐体の縦方向に添って設ら
   けたことを特徴とする記録装置を内蔵したテレビ。
2. 【請求項２】 前記記録部はビデオテープレコーダであ
   ることを特徴とする請求項１記載の記録装置を内蔵した
   テレビ。