JP3000314U - 釣用仕掛収容ケ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 収容ケ−スに複数の釣用糸巻が収容出来ると
共に、釣糸や釣針が外方に突出しないようにしたこと。 【構成】 細長い収容ケ−ス１の内部に上台板２と下台
板が固定されている。収容ケ−ス１の長手方向の一側に
２個の蝶番部1aが形成されてその間に上蓋４の蝶番部4a
と下蓋の蝶番部5aがピン軸６で回動自在に取り付けられ
ている。収容ケ−ス１の他側に突出部1bが形成されて係
止レバ−７がピン軸９で回動自在に取り付けられ、上蓋
４に係止ピン4bが突出形成されて係止レバ−７の係止部
7aが係止される。上台板２上の中央に細長い幅広い凹部
2aと凹部2a内の長手方向の両側に複数の幅の狭い凹部2b
が形成されて凹部2aと凹部2bに複数の釣用糸巻10が取り
出し可能に収容され、上台板２上の凹部2aの周縁には細
長い幅の狭い凹部2cと凹部2cを横断する糸掛止部2dが形
成され、凹部2cには柔軟性を有する発泡樹脂やゴム、コ
ルク等からなる釣針保持部11が挿入固定されている。凹
部2aの長手方向周縁の両側には他の糸掛止部2eが形成さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、鮎等の釣用仕掛を収納する釣用仕掛収容ケ−スに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば実開平３−61879 号公報のように、収容ケ−ス内に複数の釣用糸 巻を並べて収納可能な釣用仕掛収容ケ−スが提案されている。 このような収容ケ−スにはそれぞれの釣用糸巻に仕掛を巻いて整理して収納す ることができる。 しかし、釣用仕掛の中には糸巻にきちんと巻くことができず、釣針などが外方 へ突出してしまうため、このような仕掛を糸巻に巻き込んだ時には収納できなく なるおそれがあった。 また実公昭52−32715 号公報のように、両端にそれぞれ一対のＬ字型の係止具 を突設して糸巻き可能とし、その周囲に全てウレタンフォ−ム等の発泡板材を敷 着して釣針等を保持可能にしたものがあるが、仕掛巻が収納できないため、複数 の仕掛を収納できず、しかも、これを自由に取り出すことができないという欠点 があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、取り出し自在に収納した複数の釣用糸巻に釣針な どが取り付けられた仕掛を収納すると、外方へ突出しきちんと収納できなかった り、仕掛がからんだりすることである。

【０００４】 本考案の目的は上記欠点に鑑み、収容ケ−スに複数の釣用糸巻が収容出来ると 共に、釣糸や釣針が外方に突出しないようにした釣用仕掛収容ケ−スを提案する ことである。

【０００５】

【問題を解決するための手段】 本考案は、上蓋を有する収容ケ−スの台板上の中央に複数の釣用糸巻を取り出 し可能に収容すると共に、前記台板上の周縁に釣針保持部を設けたことを要旨と するものである。

【０００６】

【作用】

釣用仕掛収容ケ−スの収容ケ−ス１内に複数の釣用糸巻10が収容される時は、 図３のように釣用糸巻10の長手方向の両端が幅の狭い凹部2bに挿入される。 釣用糸巻10に巻かれた釣糸13は糸掛止部2d、2eに掛けられ、釣針14は釣針保持 部11に差し込まれ、または凹部2cと釣針保持部11の間に差し込まれる。 釣用仕掛収容ケ−ス内にハリス15が収容される時は、図４、図６のように釣針 16は釣針保持部12に差し込まれ、または凹部3aと釣針保持部12の間に差し込まれ る。 その後ハリス15の端は細長い透孔3dから凸部3b内の凹部3cに挿入されている。

【０００７】

【実施例】

以下、図示の一実施例によって本考案を説明すると、図１は釣用仕掛収容ケ− スの外観平面図、図２は釣用仕掛収容ケ−スの外観側面図、図３は上蓋を開いた 釣用仕掛収容ケ−ス内部の平面図、図４は図３のＡ−Ａ線の断面側面図、図５は 図４のＢ−Ｂ線の断面側面図、図６は下蓋を開いた釣用仕掛収容ケ−ス内部の平 面図である。

【０００８】 釣用仕掛収容ケ−スは図１から図４のように、細長い収容ケ−ス１の内部に上 台板２と下台板３が固定されている。 図１、図２で、収容ケ−ス１の長手方向の一側に２個の蝶番部1aが形成されて 蝶番部1aの間に上蓋４の蝶番部4aと下蓋５の蝶番部5aがピン軸６で回動自在に取 り付けられている。 収容ケ−ス１の長手方向の他側に突出部1bが形成されて係止レバ−７、８がピ ン軸９で回動自在に取り付けられている。 上蓋４と下蓋５には係止ピン4b、5bが夫々突出形成されて係止レバ−７、８の 係止部7a、8aが係止される。

【０００９】 図３から図５で、上台板２上の中央に細長い幅広い凹部2aと凹部2a内の長手方 向の両側に複数の幅の狭い凹部2bが形成されている。 幅広い凹部2aと幅の狭い凹部2bに複数の釣用糸巻10が取り出し可能に収容され ている。 上台板２上の細長い幅広い凹部2aの周縁には細長い幅の狭い凹部2cと夫々２個 の凹部2cを横断する糸掛止部2dが形成されている。 凹部2cには柔軟性を有する発泡樹脂やゴム、コルク等からなる釣針保持部11が 挿入固定されている。 凹部2aの長手方向周縁の両側には他の糸掛止部2eが形成されている。

【００１０】 図４で下台板３には凹凸部が形成され、図５、図６で、下台板３には数条の細 長い凹部3aが形成されて凹部3aには柔軟性を有する発泡樹脂やゴム、コルク等か らなる釣針保持部12が挿入固定されている。 凹部3aの両側には凸部3bと凸部3b内側に凹部3cが形成されて凸部3bに細長い透 孔3dが穿設されている。

【００１１】 釣用仕掛収容ケ−スの収容ケ−ス１内に複数の釣用糸巻10が収容される時は、 図３のように釣用糸巻10の長手方向の両端が幅の狭い凹部2bに挿入される。 釣用糸巻10に巻かれた釣糸13は糸掛止部2d、2eに掛けられ、釣針14は釣針保持 部11に差し込まれ、または凹部2cと釣針保持部11の間に差し込まれる。 釣用仕掛収容ケ−ス内にハリス15が収容される時は、図４、図６のように釣針 16は釣針保持部12に差し込まれ、または凹部3aと釣針保持部12の間に差し込まれ る。 その後ハリス15の端は細長い透孔3dから凸部3b内の凹部3cに挿入されている。

【００１２】 前記のように釣用仕掛収容ケ−スの収容ケ−ス１に複数の釣用糸巻10が簡単に 収容出来ると共に、簡単な操作で複数の釣用糸巻10やハリス15が収容されても、 釣糸13や釣針14、16が外方に突出せず、仕掛が絡むことなく収容することが出来 る。

【００１３】 前記説明において、下台板３と下蓋５側は省略して上台板２と上蓋４側で釣用 仕掛収容ケ−スを構成してもよい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は前述のように構成されると、収容ケ−スに複数の釣用糸巻が簡単に収 容出来ると共に、簡単な操作で複数の釣用糸巻やハリスが収容されても、釣糸や 釣針が外方に突出せず、仕掛が絡むことなく収容することが出来る等実用上優れ た効果を奏する釣用仕掛収容ケ−スを提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】釣用仕掛収容ケ−スの外観平面図である。

【図２】釣用仕掛収容ケ−スの外観側面図である。

【図３】上蓋を開いた釣用仕掛収容ケ−ス内部の平面図
である。

【図４】図３のＡ−Ａ線の断面側面図である。

【図５】図４のＢ−Ｂ線の断面側面図である。

【図６】下蓋を開いた釣用仕掛収容ケ−ス内部の平面図
である。

【符号の説明】

１ 収容ケ−ス ２ 台板 2d、2e 糸掛止部 ４ 上蓋 10 釣用糸巻 11 釣針保持部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上蓋を有する収容ケ−スの台板上の中央
   に複数の釣用糸巻を取り出し可能に収容すると共に、前
   記台板上の周縁に釣針保持部を設けたことを特徴とする
   釣用仕掛収容ケ−ス。
2. 【請求項２】 上蓋を有する収容ケ−スの台板上の中央
   に複数の釣用糸巻を取り出し可能に収容すると共に、前
   記台板上の周縁に糸掛止部を設けたことを特徴とする請
   求項１記載の釣用仕掛収容ケ−ス。