JP3854856B2 - 針収納ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣針を収納するためのケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
魚釣りの際には交換用の釣針を複数個携帯するのが一般的であり、この交換用の釣針などを収納しておくために、針収納ケースが用いられている。
この針収納ケースは、例えば、実開平2−100470号公報に示すような、釣糸が連結された釣針を巻き付けてケース内に収納するタイプのものがある。このタイプのケースは、1対の支杆と両支杆を連結する板部とから構成されている仕掛けを巻きつけておく仕掛け巻を備え、この仕掛け巻が収納ケース内に保管される。そして、このケースには、両端に仕掛け巻の両端部を係止する係止部が設けられている。
【0003】
また、別のタイプの針収納ケースとしては、ケース内に針を差し込んで固定しておくスポンジや針を付着させて固定しておく磁石を備え、これらのスポンジや磁石が収納ケース内に保管される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の針収納ケースで問題とされるのが、釣針に連結されている釣糸の収納である。単にケース内に収納するのみでは、釣針に連結されている釣糸が絡み合って素早く釣針を取り出せない。上述の仕掛け巻を備えるタイプの針収納ケースにあっては、比較的釣糸の長さが長いものを収納する場合であれば良いが、連結された釣糸が短い釣針では十分に機能しない。短い釣糸でも巻き付けておける巻回部分を形成しておく方法も考えられるが、一々釣糸を巻回部分に回巻するのでは、釣針の収納や取り出しが煩雑である。
【0005】
本発明の目的は、容易に釣糸が連結されている釣針を収納可能な針収納ケースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明1の針収納ケースは、釣針を収納するためのケースであって、略箱型のケース本体と、ケース本体内部に出し入れ自在に収納される略矩形型の釣針収納部を備えている。そして、釣針収納部は長手方向両端側の表面にそれぞれ配置される一対の釣針保持部分と釣針保持部分の間に配置される中央弾性部分とを有し、この中央部分に釣針収納部の左右側縁の少なくとも一方から切り込みが形成されており、この切り込みは釣針収納部を厚さ方向に貫通している。
【0007】
このケースに釣糸が連結された釣針を収納する際には、まず、釣針を針収納部の長手方向一端側の釣針保持部分に保持させる。次に、釣糸をその長手方向に引き延ばして、中央部分の切り込みに左右方向から釣糸の途中部分を差し込み、釣糸の端部を釣針収納部の背面側に至らせ、長手方向の他端側に引き延ばす。このようにして、左右方向から余った釣糸も整理して針収納ケース内に収納でき、釣針を容易に出し入れ可能となる。
【0008】
発明2の針収納ケースは、発明1のケースであって、釣針収納部は、ケース本体内部に長手方向の一側縁を揺動中心として連結されている。
このケースでは、針収納部がケース本体に対して揺動自在に収納されている。針収納部がケース本体から起立した状態として、釣針に連結されている釣糸を左右方向から弾性部分に対して差し込み/取り出す。よって、さらに釣針の出し入れが容易になる。
【0009】
発明3の針収納ケースは、発明1又は2のケースであって、釣針収納部はケース本体底面側に空隙を設けつつケース本体内に収納される。
このケースでは、釣針収納部のケース本体底面側の空隙が弾性部分より釣針収納部の背面側に至った釣針を収納するスペースとなっている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を採用した針収納ケースを説明する。
図1に示すように、この針収納ケースは、一方向に延びる略直方体型の箱形部材であり、受け部1a及び蓋部1bとからなるケース本体1と、ケース本体1内に収納される釣針収納部2とを有している。
【0011】
ケース本体1は、例えば、ポリカーボネイトやABS樹脂等の合成樹脂から形成される。その受け部1aと蓋部1bとは、その長手方向一側縁に設けられたヒンジによって開閉自在に連結されており、長手方向他端縁には蓋部1bを閉じた状態で固定可能なロック部などが設けられる。この蓋部1bは内部の様子を外部から目視可能なように透明な素材を用いて形成されることが多い。また、受け部1aの内部の底面には長手方向中央付近及びヒンジ側付近にそれぞれ起立した支持突起1cを有している(図3参照)。
【0012】
図2及び図3に詳しく示すように、釣針収納部2は略矩形型の部材である。長手方向一端側縁においてケース本体1の受け部1aの内壁に固定されており、ここを揺動中心としてケース本体1の受け部1a内に収納されている。この釣針収納部2は、硬質合成樹脂等からなり外枠を形成している枠部10と、枠部10内に長手方向中央付近から2分されて配置されている一対のスポンジ部分11と、枠部10の長手方向中央付近に位置し上述のスポンジ部分11を2分するゴム部分12とを有している。
【0013】
枠部10は、ケース本体1の受け部1a内にほぼ合致するように形成されたトレイ型の部材であり、長手方向一端側縁が受け部1aの内壁に直接固定され若しくはヒンジなどで連結されている。そして、長手方向他端側を持ち上げることで、ケース本体1の受け部1aより起きあがるようになっている(図1参照)。また、枠部10が受け部1a内に収納された状態においては、その底面が支持突起1cによって支持され、底面側において受け部1aとの間に空隙が形成される。
【0014】
スポンジ部分11は、枠部10のトレイ内に配置され、必要に応じて接着固定されている。そして、このスポンジ部分11に釣針100を差し込んで固定可能となっている。
ゴム部分12は、スポンジ部分11の間に配置される左右方向に長い部材である。例えば、天然ゴムやウレタンゴム等のエラストマーなどからなる部材であって、ケース本体1の長手方向の中央側において底面側から凹入する断面略U字型である。この凹入下部分が受け部1aの支持突起1cの受けにもなっている。また、この凹入した厚さの小さい部分に左右側面からそれぞれ切り込み12aが形成されている。この切り込み12aは、例えば、図1及び図2に示すように、左右側面端は幅狭に左右方向中央へ至るに幅広に広がる一対の切り込み12aを左右両側にそれぞれ形成する。この切り込み12aはゴム部分12を厚さ方向において貫通している。
【0015】
このような針収納ケースでは、以下のようにして、釣糸が連結されている釣糸を収納する。図1及び2に示すように、釣針収納部2をケース本体1より起こして起立させ、釣針100をスポンジ部分11に差し込んでここに保持させる。次に、釣針100に連結されている釣糸Lをケース本体1の長手方向に引き延ばして、ゴム部分12の切り込み12aに左右方向から釣糸Lの途中部分を差し込む。そして、釣糸Lの端部を釣針収納部2の枠部10の背面側に至らせ、長手方向の他端側に引き延ばし、枠部10と受け部1aとの間の空隙に収納する。また、複数の釣針100を収納する場合には、他方のスポンジ部分11に釣針100を差し込み、左右方向において反対側の切り込み12aに釣糸Lを差し込んで用いる。
【0016】
[他の実施形態]
(a)別の実施形態を採用した針収納ケースの釣針収納部22を図4に示す。
この釣針収納部22も略矩形型の部材であって、ケース本体1内に上記実施形態と同様にして収納されている。そして、この釣針収納部22は、硬質合成樹脂等からなり外枠を形成している枠部30と、枠部30内に長手方向中央付近から2分されて配置されている一対の磁石部分31と、枠部30の長手方向中央付近において、左右側部に長手方向に一定の長さをもって固定されている一対のゴム部分32とを有している。このゴム部分32には、長手方向に間隔を隔ててそれぞれ左右側端から内部方向へ向かって複数の切り込み32aが形成されている。
【0017】
このような釣針収納部22を有する針収納ケースにおいても、磁石部分31に釣針100を保持させた上で、ゴム部分32の切り込み32aに釣針Lを差し込んで、容易に釣針100を収納可能である。
(b)上記各実施形態においては、ゴム部分を釣針収納部の左右側縁にそれぞれ形成し、それぞれから切り込みを形成しているが、何れか一方のみに形成するに留めても良い。
(c)また、上記実施形態では中央部分をゴム材によって形成しているが、これに限定されるものではなく、切り込みが形成されたプラスチック素材を用いることも当然に可能である。
【0018】
【発明の効果】
本発明にかかる針収納ケースでは、釣糸が連結されている釣針も整理しつつ容易に出し入れ可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した針収納ケースの全体図。
【図2】図1の針収納ケースの釣針収納部の上面図。
【図3】図2の断面図。
【図4】本発明の他の実施形態を採用した釣針収納部を示した図。
【符号の説明】
1 ケース本体
2,22 釣針収納部
11 スポンジ部分
12,32 ゴム部分
31 磁石部分
Claims (3)
- 釣針を収納するためのケースであって、
略箱型のケース本体と、
前記ケース本体内部に出し入れ自在に収納される略矩形型の釣針収納部を備え、
前記釣針収納部は長手方向両端側の表面にそれぞれ配置される一対の釣針保持部分と前記釣針保持部分の間に配置される中央部分とを有し、この中央部分に前記釣針収納部の左右側縁の少なくとも一方から切り込みが形成されており、前記切り込みは前記釣針収納部を厚さ方向に貫通している、針収納ケース。 - 前記釣針収納部は、前記ケース本体内部に長手方向の一側縁を揺動中心として連結されている、請求項1に記載の針収納ケース。
- 前記釣針収納部は前記ケース本体底面側に空隙を設けつつ前記ケース本体内に収納される、請求項1又は2に記載の釣収納ケース。
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