JP3041494U - 釣用ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 餌箱が傾き難く、蓋を開いたとき、内部の餌
が落ちることがない釣用ベルトを提供する。 【解決手段】 複数の小物の釣具類１０を収納又は保持
すると共に、蓋２２をヒンジ２３で開閉可能に取付けた
餌箱本体２１との間に適当な間隔Ｓを隔てて、餌箱本体
２１の側面に沿って下方に延設したフック２４によって
取付けるように構成した釣用ベルトであって、ベルト本
体３０に重ね合わせて取付けた硬質の基板５１に、フッ
ク２４を上方から差込む長孔５３を有し、フック２４を
掛止し、基板５１と共に包囲固定する硬質のフック掛止
部５２を一体に形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】 本考案は、複数の小物の釣具類を収納又は保持 すると共に、蓋をヒンジで開閉可能に取付けた餌箱本体の側面に沿って下方に延 設したフックを介して保持するように構成した釣用ベルトの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】 従来、釣用ベルトとして、複数の小物の釣具類を収納又は 保持すると共に、蓋をヒンジで開閉可能に取付けた餌箱を、その上縁に取付け、 側面に沿って下方に延設したフックを、胴に卷いたベルト本体に差し込み、掛止 し、保持するように構成したものが使用されている。

【０００３】 しかしながら、上記従来の釣用ベルトは、柔軟で可撓性のあるベルト本体に掛 止し、保持するようにしていたため、ベルト本体が変形して、餌箱が傾き易く、 蓋を開いたとき、内部の餌が落ちるおそれがあると言う問題点がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】 解決しようとする課題は、従来の釣用ベ ルトは、フックを直接ベルト本体に掛止するようにしているため、ベルト本体が 変形して、餌箱が傾き易く、蓋を開いたとき、内部の餌が落ちるおそれがあるこ とであって、本考案は、上記課題を解決した、餌箱が傾き難く、蓋を開いたとき 、内部の餌が逃げることがない釣用ベルトを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 本考案の釣用ベルトは、図面に示す如く、 複数の小物の釣具類１０を収納又は保持すると共に、蓋２２をヒンジ２３で開閉 可能に取付けた餌箱本体２１との間に適当な間隔Ｓを隔てて、餌箱本体２１の側 面に沿って下方に延設したフック２４によって取付けるように構成した釣用ベル トであって、ベルト本体３０に重ね合わせて取付けた硬質の基板５１に、フック ２４を上方から差込む長孔５３を有し、フック２４を掛止し、硬質の基板５１と 共に包囲固定する硬質のフック掛止部５２を一体に形成した餌箱保持部５０を備 えたものである。

【０００６】 本考案によれば、フック２４が上方から長孔５３に差込まれ、硬質のフック掛 止部５２に掛止されると共に、硬質の基板５１とフック掛止部５２とにより固定 されるため、フック２４と一体の餌箱２０も傾き難く、蓋２２を開いたとき、内 部の餌が落ちることがない。

【０００７】

【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態例について、図面を参考にして 説明すると、図３及び図４に示すように、１０は餌箱２０を除く小物の釣具類で あって、例えば釣針類、球形錘、円錐状錘、投釣用錘、小型錘、小型の浮き類、 安全ピン等を収納する複数の円筒状のプラスチック容器１１、ニッパー１２、ナ イフ１３、釣糸リール１４、大型の浮き１５等よりなる。

【０００８】 餌箱２０はプラスチック製で、図５及び図６に示すように、直方体状の餌箱本 体２１の前上縁の長辺の一方にヒンジ２３を介して開閉可能な蓋２２を取付けて ある。２４は餌箱本体２１の後上縁に取付けたフックであって、餌箱本体２１と の間に僅かな隙間Ｓを隔てて、餌箱本体２１の側面に沿って下方に延設してある 。その他、フック２４の抜け防止のために、餌箱本体２１のフック２４の側を僅 かに突出させたり、反対にフック２４の先端部の餌箱本体２１の側に僅かな突出 部２５を設けたりしている。

【０００９】 ３０はベルト本体であって、胴９０に巻付け、背部で長さを調整したうえ、例 えば密植毛型ファスナー３２等により閉じるようにしてあるが、これに限定され るものではない。図３及び図４に示すように、着用時における前部（腹部）側の 中央に後述する餌箱保持部５０を取付け、それを挟んで着用時における左側から 蓋付のポケット６１、前記小物の釣具類１０のうちのプラスチック容器１１を収 納する複数（図では５個）の筒状部７０（底面部には落下防止用の帯布７１を張 ってある）を取付けてある。

【００１０】 筒状部７０は柔軟な合成樹脂シートよりなり、プラスチック容器１１を締付け 保持するだけで、ベルト本体３０に糸で縫付けてある。この筒状部７０に収納さ れたプラスチック容器１１のうち、着用時における一番左のものは投げ釣用の錘 、２番目は釣針、３番目は多数の立上がり浮き、安全ピン、小型錘等、４番目は 複数個の円錐状の錘、５番目は球形の錘をそれぞれ収納してある。なお、蓋付の 左右ポケット６１，６２には釣糸リール１４、大型の浮き１５を収納する。

【００１１】 さらに餌箱保持部５０の着用時における右側にニッパー１２、ナイフ１３を差 込む２つの筒状部８１，８２、その右側に前記蓋付の左ポケット６１より幅の広 い蓋付の右ポケット６２が取付けてある。なお、ニッパー１２、ナイフ１３はベ ルト本体３０と鎖３１で連結してある。

【００１２】 餌箱保持部５０について図５及び図６により説明する。ベルト本体３０にプラ スチック製の硬質の基板５１を重ね合わせて取付けてある。その基板５１には、 フック２４を上方から差込む細長い長方形の長孔５３を有し、差込んだフック２ ４を掛止し、硬質の基板５１と共に包囲固定する硬質のフック掛止部５２を一体 に形成してある。

【００１３】 餌箱保持部５０の作用について説明すると、フック２４を上方から長孔５３に 差込み、硬質のフック掛止部５２に掛止すると、フック２４は硬質の基板５１と フック掛止部５２とにより包囲固定される。餌箱保持部５０が全て硬質材料より なり、変形し難く、フック２４を強固に固定するため、フック２４と一体の餌箱 ２０も傾き難くなり、蓋２２を開いたとき、内部の餌が落ちるおそれはなく、安 心して餌の付け替えが出来る。

【００１４】

【考案の効果】 本考案は以上のように構成されるため、フック２４と一体 の餌箱２０が傾き難くなり、蓋２２を開いたとき、内部の餌が落ちるおそれはな く、安心して餌の付け替えが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る釣用ベルトを着用した状態の正
面図である。

【図２】 釣用ベルトの斜視図である。

【図３】 釣用ベルトを展開した状態を示す正面図であ
る。

【図４】 図３の一部分解平面図である。

【図５】 図３のＹ−Ｙ切断拡大断面図である。

【図６】 図５の分解図である。

【図７】 プラスチック容器を保持する筒状部を示す底
面図である。

【図８】 プラスチック容器を保持する筒状部を示す垂
直切断面図である。

【符号の説明】

１０ 釣具類 １１ プラスチック容器 １２ ニッパー １３ ナイフ １４ 釣糸リール １５ 大型の浮き ２０ 餌箱 ２１ 餌箱本体 ２２ 蓋 ２３ ヒンジ ２４ フック ２５ 突出部 ３０ ベルト本体 ３１ 鎖 ３２ ファスナー ５０ 餌箱保持部 ５１ 基板 ５２ フック掛止部 ５３ 長孔 ６１ 左ポケット ６２ 右ポケット ７０ 筒状部 ７１ 帯布 ８１ 筒状部 ８２ 筒状部 ９０ 胴 Ｓ 間隔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の小物の釣具類（１０）を収納又は
   保持すると共に、蓋（２２）をヒンジ（２３）で開閉可
   能に取付けた餌箱本体（２１）との間に適当な間隔Ｓを
   隔てて、餌箱本体（２１）の側面に沿って下方に延設し
   たフック（２４）によって取付けるように構成した釣用
   ベルトであって、ベルト本体（３０）に重ね合わせて取
   付けた硬質の基板（５１）に、フック（２４）を上方か
   ら差込む長孔（５３）を有し、フック（２４）を掛止
   し、基板（５１）と共に包囲固定する硬質のフック掛止
   部（５２）を一体に形成した餌箱保持部（５０）を備え
   たことを特徴とする釣用ベルト。