JP3000274B1 - マウント装置およびマウント方法 - Google Patents

マウント装置およびマウント方法

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JP3000274B1
JP3000274B1 JP10247252A JP24725298A JP3000274B1 JP 3000274 B1 JP3000274 B1 JP 3000274B1 JP 10247252 A JP10247252 A JP 10247252A JP 24725298 A JP24725298 A JP 24725298A JP 3000274 B1 JP3000274 B1 JP 3000274B1
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直樹 根本
正美 高橋
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好文 浅野
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Abstract

【要約】 【課題】 フレクスチャー板の裏面にピポットが存在す
る磁気ヘッドにおいて、コアスライダを高精度にマウン
トすることができるマウント装置およびマウント方法を
提供する。 【解決手段】 スライダチャック10に挟持されたコア
スライダ24の上方にあって、コアスライダ24の挟持
姿勢を認識する上部CCDカメラ12と、ワークテーブ
ル4にセットされたジンバル21の下方にあって、ジン
バル21の被接着部の位置を検出する下部CCDカメラ
13と、上部CCDカメラ12および下部CCDカメラ
13により得られるコアスライダ24の姿勢情報および
ジンバル21の被接着部の位置情報に基づいて、ジンバ
ル21の被接着部とコアスライダ24との位置合わせ誤
差を補正する位置合せ補正部30とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウント装置およ
びマウント方法に関し、特に、ハードディスクドライブ
の磁気ヘッドを構成するジンバルにコアスライダをマウ
ントするためのマウント装置およびマウント方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ヘッドの構成部品であるコア
スライダをジンバルに搭載する場合、被接着部を有する
ジンバルが治具盤に固定され、ディスペンサによりジン
バルの被接着部に接着剤が塗布された後、コアスライダ
収納部よりコアスライダがロボットヘッドのチャックに
より吸着および移送される。
【0003】コアスライダは位置決めユニットに一旦載
置され、治具盤に固定されたジンバルのずれ量が画像処
理で検出され、これをアクチュエータで補正し、コアス
ライダとジンバルとの位置合わせが高精度に行なわれ
る。位置補正方法は、高精度なXYθアクチュエータ上
にジンバルまたはコアスライダを固定し、画像処理から
得られたずれ量分移動することで行なう。
【0004】そして、コアスライダはロボットヘッドの
チャックにより吸着され、ジンバルの被接着部に移送さ
れた後、吸着状態のまま被接着部に当接され、スポット
照射部よりUV光線が照射され、接着剤が硬化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ヘッド
は、フレクスチャー板の裏面にピポット(突起部)が存
在し、このピポットを支点としてディスク面に平行とな
るようにコンプライアンスする機構となり、コアスライ
ダの位置合わせ精度を必要とする基準がピポットにな
る。
【0006】しかしながら、ピポットは、フレクスチャ
ー板に隠れてしまうので、ピポット中心をジンバルの外
形などの特徴から予測すると、部品精度が位置合わせ精
度に影響するという問題点がある。
【0007】特に、今日、磁気ヘッドの性能向上に伴
い、高精度にピポットを予測する必要性が高くなってい
る。
【0008】また、コアスライダとジンバルとを位置合
わせしたときのジンバルの姿勢が確認できないので、コ
アスライダをジンバルに押し付けたときのずれやアクチ
ュエータの移動時の機械的精度などが位置合わせ精度に
影響するという問題点がある。
【0009】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、フレクス
チャー板の裏面にピポットが存在する磁気ヘッドにおい
て、コアスライダを高精度にマウントすることができる
マウント装置およびマウント方法を提供することにあ
る。
【0010】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係るマウント装置は、少なくとも1箇所以上の
被接着部を有し、裏面に上記被接着部の位置を示す位置
決めマーカを有する第1のワークが治具盤を介してセッ
トされ、上記第1のワークをXY軸方向およびθ角方向
に変位させ、所定位置に移送するテーブルと、上記第1
のワークの被接着部の所定箇所に光硬化性の接着剤を塗
布するディスペンサと、少なくとも1つ以上の第2のワ
ークを収容するワーク収容部と、上記ワーク収容部より
抽出された上記第2のワークを挟持または吸着して移送
し、上記第1のワークの被接着部上に載置するチャック
部と、上記ディスペンサより塗布された上記接着剤にU
V光線を照射するスポット照射部と、上記チャック部に
挟持または吸着された上記第2のワークの上方にあっ
て、上記第2のワークの挟持姿勢を検出する姿勢検出手
段と、上記テーブルにセットされた上記第1のワークの
下方にあって、上記第1のワークの被接着部の位置を上
記位置決めマーカより検出する位置検出手段と、上記姿
勢検出手段および上記位置検出手段により得られる上記
第2のワークの姿勢情報および上記第1のワークの被接
着部の位置情報に基づいて、上記接着剤の硬化による上
記第2のワークの上記第1のワークの被接着部への接着
直前の上記第1のワークの被接着部と上記第2のワーク
との位置合わせ誤差を補正する位置合せ補正手段と、を
具備したことを特徴としている。
【0012】また、本発明に係るマウント装置は、被接
着部を有し、裏面に上記被接着部の位置を示す位置決め
マーカを有するジンバルが治具盤を介してセットされ、
上記ジンバルをXY軸方向およびθ角方向に変位させ、
所定位置に移送するテーブルと、上記ジンバルの被接着
部の所定箇所に光硬化性の接着剤を塗布するディスペン
サと、少なくとも1つ以上のコアスライダを収容するコ
アスライダ収容部と、上記コアスライダ収容部より抽出
された上記コアスライダを挟持または吸着して移送し、
上記ジンバルの被接着部上に載置するスライダチャック
部と、上記ディスペンサより塗布された上記接着剤にU
V光線を照射するスポット照射部と、上記スライダチャ
ック部に挟持された上記コアスライダの上方にあって、
上記コアスライダの挟持姿勢を検出する姿勢検出手段
と、上記テーブルにセットされた上記ジンバルの下方に
あって、上記ジンバルの被接着部の位置を上記位置決め
マーカより検出する位置検出手段と、上記姿勢検出手段
および上記位置検出手段により得られる上記コアスライ
ダの姿勢情報および上記ジンバルの被接着部の位置情報
に基づいて、上記接着剤の硬化による上記コアスライダ
の上記ジンバルの被接着部への接着直前の上記ジンバル
の被接着部と上記コアスライダとの位置合わせ誤差を補
正する位置合せ補正手段と、を具備したことを特徴とし
ている。
【0013】さらに、上記姿勢検出手段および上記位置
検出手段は、上記コアスライダの姿勢および上記ジンバ
ルの被接着部の位置を画像により検出する光学的カメラ
であることを特徴としている。
【0014】さらに、上記姿勢検出手段および上記位置
検出手段として、レーザーセンサを用い、上記コアスラ
イダの姿勢および上記ジンバルの被接着部の位置を検出
することを特徴としている。
【0015】さらに、上記ジンバルの上面の所定位置に
突起部が形成され、上記突起部上に上記コアスライダが
接着される片持ちのフレクスチャー板が載置され、上記
突起部と同位置の上記ジンバルの裏面または上記突起部
の位置が推定可能な上記ジンバルの裏面に上記位置決め
マーカを有することを特徴としている。
【0016】さらに、上記位置決めマーカは、上記突起
部の加工時に形成されたディンプルであることを特徴と
している。
【0017】また、本発明に係るマウント方法は、テー
ブル上に治具盤を介してジンバルをセットする工程と、
上記ジンバルの位置決めマーカを検出することにより得
られる上記ジンバルの突起部の位置情報に基づいて、上
記フレクスチャー板の所定箇所に接着剤を塗布する工程
と、コアスライダを上記接着剤を介して上記フレクスチ
ャー板上に押し付け載置する工程と、上記姿勢検出手段
により上記コアスライダの姿勢情報を検出すると同時
に、上記位置検出手段により上記ジンバルの突起部の位
置情報を検出する工程と、上記コアスライダの姿勢情報
および上記ジンバルの突起部の位置情報に基づいて、上
記コアスライダを上記フレクスチャー板上に接着する直
前の上記コアスライダと上記ジンバルの突起部との位置
合わせ誤差を補正する工程と、UV照射し、上記接着剤
を硬化させる工程と、を含むことを特徴としている。
【0018】従って、本発明は、コアスライダ(第2の
ワーク)をジンバル(第1のワーク)の被接着部(フレ
クスチャー板)に載置した際の画像認識またはレーザー
センサによるコアスライダの姿勢情報およびジンバルの
被接着部の位置情報に基づいて、コアスライダとジンバ
ルの被接着部との総合的な位置合わせが行なわれ、コア
スライダとジンバルの被接着部との位置合わせ誤差を補
正した後、接着剤を硬化させ、コアスライダをマウント
するので、搬送機械系の誤差要因が少なく、コアスライ
ダのマウントの精度が向上する。
【0019】この場合、ジンバルの被接着部の位置情報
は、位置決めマーカの画像認識またはレーザーセンサに
より得られ、フレクスチャー板の裏面にピポット(突起
部)が存在する磁気ヘッドの場合においても、位置検出
手段によりジンバルの裏面の位置決めマーカを検出する
ことにより、ピポットを基準とするフレクスチャー板の
位置が確実に検出される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するに当
たって、同一機能を奏するものは同じ符号を付して説明
する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態に係るマウン
ト装置の正面図、図2は、本発明の実施の形態に係るマ
ウント装置におけるコアスライダとジンバルとの位置合
せ補正部の構成図、図3は、本発明の実施の形態に係る
磁気ヘッドの平面図、図4は、図3のA−A断面図、図
5は、図3のB−B断面図、図6は、本発明の実施の形
態に係るマウント装置におけるコアスライダとジンバル
との位置合せ部の斜視図、図7は、本発明の実施の形態
に係るマウント装置におけるジンバルのXY軸方向およ
びθ角方向を示す図、図8は、本発明の他の実施の形態
に係るマウント装置の吸着ヘッドの要部斜視図、図9
は、図8のC−C断面図、図10は、本発明の他の実施
の形態に係るマウント装置の吸着ヘッドの要部平面図で
ある。
【0022】図1に示すマウント装置は、脚ベース1上
の作業者側に少なくとも1箇所以上の被接着部を有する
ワークを搬入、搬出するためのワーク入替部2が設けら
れている。
【0023】ワーク入替部2より下流側には、ワークが
治具盤3を介してセットされ、ワークをXY軸方向およ
びθ角方向に移送するワークテーブル4が配設され、こ
のワークテーブル4上には、ワークを固定するワークク
ランパ5が設けられている。
【0024】また、ワークテーブル4の上方には、ワー
クの被接着部の所定箇所に光硬化性の接着剤を塗布する
ディスペンサ6とワークテーブル4にセットされたワー
クのワーク姿勢を光学的に認識して得られるワーク姿認
識情報に基づいて、ワークの被接着部とコアスライダ2
4(図3参照)との位置合わせ誤差を補正するワーク姿
認識手段に相当する光学カメラ7が配設されている。な
お、ディスペンサ6は、ワーク姿認識手段(光学カメラ
7)からのワーク姿認識情報に基づいて、ワークの被接
着部の端部に接着剤を塗布するようになっている。
【0025】また、脚ベース1上のワーク入替部2とは
反対側には、コアスライダ24が所定数整然と収容され
たコアスライダ収容部8が設けられ、このコアスライダ
収容部8は、コアテーブル9によりXY軸方向に移動可
能になっている。
【0026】コアスライダ収容部8の近傍には、コアス
ライダ収容部8よりコアスライダ24を、空気圧操作さ
れた1対の爪部10a,10aにより水平方向に挟み込
み抽出し移送するスライダチャック10が設けられてい
る。
【0027】スライダチャック10の上方には、コアス
ライダ24のスライダチャック10による挟持姿勢を認
識する上部CCDカメラ12が配置され、下方には、ワ
ークの被接着部の位置を検出する下部CCDカメラ13
が上部CCDカメラ12と向かい合うように配置されて
いる。
【0028】上部CCDカメラ12の近傍には、ディス
ペンサ6より塗布された接着剤にUV光線を照射するス
ポット照射部11が配設されている。
【0029】ワークテーブル4には、図2に示すよう
に、ワークの被接着部とコアスライダ24との位置合わ
せ誤差を補正するための位置合せ補正部30が接続され
ている。
【0030】位置合せ補正部30は、補正制御部14を
有し、この補正制御部14には上部CCDカメラ12、
下部CCDカメラ13およびワークテーブル4を駆動す
るモータ駆動部15が接続されている。
【0031】補正制御部14では、コアスライダ24の
姿勢情報およびワークの被接着部の位置情報が入力さ
れ、これら情報に基づいてコアスライダ24およびワー
クの被接着部の位置補正量が演算され、補正制御部14
からの補正指令によりモータ駆動部15がワークテーブ
ル4を駆動するようになっている。
【0032】上記ワークは、図3〜図5に示す磁気ヘッ
ド20を構成するジンバル21であり、ジンバル21に
おいては、ロードビーム21a上にフレーム部21bの
大部分が重ねて溶接され、フレーム部21bの先端部
は、逆コ字状に打ち抜かれた切欠部22が設けられ、切
欠部22の中央部には、片持ちのフレクスチャー板23
が形成されており、このフレクスチャー板23上にコア
スライダ24が接着される。
【0033】ロードビーム21aの先端部にはピポット
(突起部)25が形成され、ピポット25上にフレクス
チャー板23が載置され、ロードビーム21aの裏面の
ピポット25と同位置に位置決めマーカとしてのディン
プル26がピポット25の加工と同時に形成されてい
る。なお、この場合、位置決めマーカは、ピポット25
の位置が推定可能なものであれば、ディンプル26に限
定されない。
【0034】次に、かかるマウント装置を用いたマウン
ト方法を述べる(図6参照)。
【0035】まず、作業者はジンバル21を治具盤3に
セットする。治具盤3をリフター(図示略す)で上昇さ
せ、ワークテーブル4上に載せる。
【0036】ワーククランパ5を下降させてジンバル2
1をワークテーブル4に固定する。ワークテーブル4に
セットされたジンバル21の有無および姿勢を光学カメ
ラ7で認識し、ワーク姿認識情報を得る。なお、この場
合、下部CCDカメラ13によりジンバル21のディン
プル26の位置から基準位置に対するずれ量を求め、ワ
ーク姿認識情報を得てもよい。
【0037】光学カメラ7からのワーク姿認識情報に基
づいて、ジンバル21の被接着部であるフレクスチャー
板23上にディスペンサ6より接着剤を塗布する。この
とき、予め、ディスペンサ6により接着剤を捨て打ちす
る。
【0038】コアスライダ24をスライダチャック10
によりコアスライダ収容部8より抽出し、ワークテーブ
ル4にセットされたジンバル21のフレクスチャー板2
3上に接着剤を介して押し付け載置する。
【0039】上部CCDカメラ12によりスライダチャ
ック10に挟持されたコアスライダ24の基準位置に対
するずれ量よりコアスライダ24の姿勢情報を検出する
と同時に、下部CCDカメラ13によりディンプル26
の基準位置に対するずれ量よりピポット25を基準とす
るフレクスチャー板23の位置情報を検出する。
【0040】補正制御部14は、コアスライダ24の姿
勢情報およびフレクスチャー板23の位置情報に基づい
て位置合せの補正量を演算した後、モータ駆動部15に
補正指令を発し、ワークテーブル4を駆動し、ワークテ
ーブル4にセットされたジンバル21をXY軸方向およ
びθ角方向に移動させる(図7参照)ことにより、コア
スライダ24とフレクスチャー板23との位置合わせ誤
差を補正する。これにより、コアスライダ24とフレク
スチャー板23とが高精度に位置合せされる。
【0041】次に、スポット照射部13よりUV照射
し、接着剤を硬化させる。この場合、対象となるコアス
ライダ24の形状や特性によりスポット照射部11の設
置台数や照射角度などが異なる。
【0042】しかる後、コアスライダ24がスライダチ
ャック10より解放され、コアスライダ24のマウント
が終了したジンバル21はワークテーブル4上に戻さ
れ、ワーク入替部2より搬出される。
【0043】このように、本実施の形態のマウント装置
によれば、コアスライダ24をフレクスチャー板23に
載置した際のコアスライダ24およびディンプル26の
位置ずれ量に基づいて、コアスライダ24およびピポッ
ト25を基準とするフレクスチャー板23の画像認識に
よる総合的な位置合わせが行なえ、コアスライダ24と
フレクスチャー板23との位置合わせ誤差を補正した
後、接着剤を硬化させ、コアスライダ24をマウントす
るので、搬送機械系の誤差要因が少なく、コアスライダ
24のマウントの精度が向上する。
【0044】また、コアスライダ24およびディンプル
26を個別に位置認識するので、製品の機能上必要とな
る基準位置と各部品の位置認識のポイントが一致するた
め、製品精度に影響を与えない。
【0045】さらに、コアスライダ24およびディンプ
ル26を上部CCDカメラ12および下部CCDカメラ
13によりそれぞれ個別に画像認識するので、コアスラ
イダ24およびディンプル26の個別の光学系設計が可
能となり、良好な画像認識条件を作り易い。
【0046】また、上部CCDカメラ12および下部C
CDカメラ13は、向かい合うように配置されているの
で、同一物を基準に各画像のキャリブレーションが行な
えるため、画像間の相対精度が保証し易い。
【0047】他の実施の形態のマウント装置として、上
部CCDカメラ12および下部CCDカメラ13に代え
て、レーザーセンサを用い、コアスライダ24およびジ
ンバル21の位置を検出してもよい。
【0048】また、コアスライダ24のマウントに光硬
化性の接着剤を使用したが、これに代えて、熱硬化性の
接着剤を用い、加熱手段により熱硬化させてもよい。
【0049】本実施の形態では、1対の爪部10a,1
0aを有するスライダチャック10によりコアスライダ
24を水平方向に挟持して移送しているが、これに代え
て、図8および図9に示すスライダチャック40により
コアスライダ24を真空吸着して移送してもよい。
【0050】ここで、スライダチャック40の先端より
の裏面には、コアスライダ24の外形と同形でコアスラ
イダ24が嵌入する凹部43が形成され、幅方向両端部
の異なる箇所には、凹部43に嵌入されたコアスライダ
24の対角線上の角が露出するように一対の切欠部41
が形成され、吸着時のコアスライダ24の姿勢が上部C
CDカメラ12により確実に検出されるようになってい
る。
【0051】スライダチャック40内部の長手方向に
は、真空路42が形成され、この真空路42の先端の吸
着部42aが凹部43に開口され、吸着部42aにコア
スライダ24が吸着される。
【0052】図10に示すスライダチャック50は、ス
ライダチャック40と同様にコアスライダ24を吸着し
て移送するものであり、吸着時のコアスライダ24の対
角線上の角が露出するように一対の貫通孔51が穿設さ
れ、上部CCDカメラ12によるコアスライダ24の姿
勢が確実に検出されるようになっている。
【0053】また、本実施の形態のマウント装置に、コ
アスライダ24をX軸方向(またはY軸方向)より挟み
込み位置合わせを行なうための位置合わせ爪を有するコ
アスライダポジショナー(図示略す)を設置し、コアス
ライダ24をスライダチャック10、40または50に
よりコアスライダ収容部8より抽出した後、コアスライ
ダポジショナーに吸着し、位置合わせ爪によりX軸方向
(またはY軸方向)より挟み込み位置合わせを行なった
後、コアスライダ24をスライダチャック10、40ま
たは50によりマウントポジションに移送してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明は、コアスライダをワークの被接着部に載置した際の
コアスライダの姿勢情報および位置決めマーカによるワ
ークの被接着部の位置情報に基づいて、コアスライダと
ワークの被接着部との位置合わせ誤差を補正した後、接
着剤を硬化し、コアスライダをマウントするので、搬送
機械系の誤差要因が少なくなり、コアスライダのマウン
トの精度を向上することができる。
【0055】また、コアスライダおよび位置決めマーカ
を個別に位置認識するので、製品の機能上必要となる基
準位置と各部品の位置認識のポイントが一致するため、
製品精度への影響を回避することができる。
【0056】さらに、コアスライダおよび位置決めマー
カをそれぞれ個別に画像またはレーザーセンサ認識する
ので、コアスライダおよび位置決めマーカの個別の光学
系設計が可能となり、良好な画像認識条件を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるマウント装置の正面
図。
【図2】本発明の実施の形態であるマウント装置におけ
るコアスライダとジンバルとの位置合せ補正部の構成
図。
【図3】本発明の実施の形態である磁気ヘッドの平面
図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】図3のB−B断面図。
【図6】本発明の実施の形態であるマウント装置におけ
るコアスライダとジンバルとの位置合せ部の斜視図。
【図7】本発明の実施の形態であるマウント装置におけ
るジンバルのXY軸方向およびθ角方向を示す図。
【図8】本発明の他の実施の形態であるマウント装置の
吸着ヘッドの要部斜視図。
【図9】図8のC−C断面図。
【図10】本発明の他の実施の形態であるマウント装置
の吸着ヘッドの要部平面図。
【符号の説明】
1 脚ベース 2 ワーク入替部 3 治具盤 4 ワークテーブル 5 ワーククランパ 6 ディスペンサ 7 光学カメラ 8 コアスライダ収容部 9 コアテーブル 10 スライダチャック 10a 爪部 11 スポット照射部 12 上部CCDカメラ 13 下部CCDカメラ 14 補正制御部 15 モータ駆動部 20 磁気ヘッド 21 ジンバル 21a ロードビーム 21b フレーム部 22 切欠部 23 フレクスチャー板 24 コアスライダ 25 ピポット(突起部) 26 ディンプル(位置決めマーカ) 30 位置合せ補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 好文 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セ イコー精機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−22508(JP,A) 特開 平8−129843(JP,A) 特開 平8−129735(JP,A) 特開 平8−83475(JP,A) 特開 平6−150597(JP,A) 特開 平5−274835(JP,A) 特開 平8−161843(JP,A) 特開 平5−135528(JP,A) 特開 平5−325460(JP,A) 特開 昭50−12668(JP,A) 特開 昭57−64367(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/127 - 5/255 G11B 5/49 G11B 5/60 G11B 21/16 - 21/26 B23P 19/00 - 21/00 307

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1箇所以上の被接着部を有
    し、裏面に上記被接着部の位置を示す位置決めマーカを
    有する第1のワークが治具盤を介してセットされ、上記
    第1のワークをXY軸方向およびθ角方向に変位させ、
    所定位置に移送するテーブルと、 上記第1のワークの被接着部の所定箇所に光硬化性の接
    着剤を塗布するディスペンサと、 少なくとも1つ以上の第2のワークを収容するワーク収
    容部と、 上記ワーク収容部より抽出された上記第2のワークを挟
    持または吸着して移送し、上記第1のワークの被接着部
    上に載置するチャック部と、 上記ディスペンサより塗布された上記接着剤にUV光線
    を照射するスポット照射部と、 上記チャック部に挟持または吸着された上記第2のワー
    クの上方にあって、上記第2のワークの挟持姿勢を検出
    する姿勢検出手段と、 上記テーブルにセットされた上記第1のワークの下方に
    あって、上記第1のワークの被接着部の位置を上記位置
    決めマーカより検出する位置検出手段と、 上記姿勢検出手段および上記位置検出手段により得られ
    る上記第2のワークの姿勢情報および上記第1のワーク
    の被接着部の位置情報に基づいて、上記接着剤の硬化に
    よる上記第2のワークの上記第1のワークの被接着部へ
    の接着直前の上記第1のワークの被接着部と上記第2の
    ワークとの位置合わせ誤差を補正する位置合せ補正手段
    と、 を具備したことを特徴とするマウント装置。
  2. 【請求項2】 被接着部を有し、裏面に上記被接着部の
    位置を示す位置決めマーカを有するジンバルが治具盤を
    介してセットされ、上記ジンバルをXY軸方向およびθ
    角方向に変位させ、所定位置に移送するテーブルと、 上記ジンバルの被接着部の所定箇所に光硬化性の接着剤
    を塗布するディスペンサと、 少なくとも1つ以上のコアスライダを収容するコアスラ
    イダ収容部と、 上記コアスライダ収容部より抽出された上記コアスライ
    ダを挟持または吸着して移送し、上記ジンバルの被接着
    部上に載置するスライダチャック部と、 上記ディスペンサより塗布された上記接着剤にUV光線
    を照射するスポット照射部と、 上記スライダチャック部に挟持された上記コアスライダ
    の上方にあって、上記コアスライダの挟持姿勢を検出す
    る姿勢検出手段と、 上記テーブルにセットされた上記ジンバルの下方にあっ
    て、上記ジンバルの被接着部の位置を上記位置決めマー
    カより検出する位置検出手段と、 上記姿勢検出手段および上記位置検出手段により得られ
    る上記コアスライダの姿勢情報および上記ジンバルの被
    接着部の位置情報に基づいて、上記接着剤の硬化による
    上記コアスライダの上記ジンバルの被接着部への接着直
    前の上記ジンバルの被接着部と上記コアスライダとの位
    置合わせ誤差を補正する位置合せ補正手段と、 を具備したことを特徴とするマウント装置。
  3. 【請求項3】 上記姿勢検出手段および上記位置検出手
    段は、上記コアスライダの姿勢および上記ジンバルの被
    接着部の位置を画像により検出する光学的カメラである
    ことを特徴とする請求項2記載のマウント装置。
  4. 【請求項4】 上記姿勢検出手段および上記位置検出手
    段として、レーザーセンサを用い、上記コアスライダの
    姿勢および上記ジンバルの被接着部の位置を検出するこ
    とを特徴とする請求項2記載のマウント装置。
  5. 【請求項5】 上記ジンバルの上面の所定位置に突起部
    が形成され、上記突起部上に上記コアスライダが接着さ
    れる片持ちのフレクスチャー板が載置され、上記突起部
    と同位置の上記ジンバルの裏面または上記突起部の位置
    が推定可能な上記ジンバルの裏面に上記位置決めマーカ
    を有することを特徴とする請求項3または4記載のマウ
    ント装置。
  6. 【請求項6】 上記位置決めマーカは、上記突起部の加
    工時に形成されたディンプルであることを特徴とする請
    求項5記載のマウント装置。
  7. 【請求項7】 テーブル上に治具盤を介してジンバルを
    セットする工程と、 上記ジンバルの位置決めマーカを検出することにより得
    られる上記ジンバルの突起部の位置情報に基づいて、上
    記フレクスチャー板の所定箇所に接着剤を塗布する工程
    と、 コアスライダを上記接着剤を介して上記フレクスチャー
    板上に押し付け載置する工程と、 上記姿勢検出手段により上記コアスライダの姿勢情報を
    検出すると同時に、上記位置検出手段により上記ジンバ
    ルの突起部の位置情報を検出する工程と、 上記コアスライダの姿勢情報および上記ジンバルの突起
    部の位置情報に基づいて、上記コアスライダを上記フレ
    クスチャー板上に接着する直前の上記コアスライダと上
    記ジンバルの突起部との位置合わせ誤差を補正する工程
    と、 UV照射し、上記接着剤を硬化させる工程と、 を含むことを特徴とするマウント方法。
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