JP3000261B2 - 管等の内壁面塗装方法 - Google Patents
管等の内壁面塗装方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管等の液体及
び気体を流すパイプラインの内壁面塗装方法に関する。
び気体を流すパイプラインの内壁面塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管等の内壁面塗装方法として、サ
ンドブラストクリーニングを行った後に、塗装のライニ
ング施工を行い、管等の内壁面の塗装を行っていた。
ンドブラストクリーニングを行った後に、塗装のライニ
ング施工を行い、管等の内壁面の塗装を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の管等の内壁面塗
装方法は、上記した通り、サンドブラストクリーニング
を行った後に、塗装のライニング施工を行っていたの
で、大まかな錆を除去することはできたが、ピンホール
の部分で鉄錆が残り、この鉄錆を防ぐことができないこ
とより、ライニング施工で塗装を行っても該ピンホール
部分から鉄錆が拡がったり、新たに鉄錆が発生しやすい
恐れがある。このことより、鉄錆が発生する度に内壁面
を塗装しなければならないので、大変コストがかかると
いう問題点があった。また、従来の管等の防錆法では有
害性や、専門的操作の必要性等についての様々な問題点
があった。
装方法は、上記した通り、サンドブラストクリーニング
を行った後に、塗装のライニング施工を行っていたの
で、大まかな錆を除去することはできたが、ピンホール
の部分で鉄錆が残り、この鉄錆を防ぐことができないこ
とより、ライニング施工で塗装を行っても該ピンホール
部分から鉄錆が拡がったり、新たに鉄錆が発生しやすい
恐れがある。このことより、鉄錆が発生する度に内壁面
を塗装しなければならないので、大変コストがかかると
いう問題点があった。また、従来の管等の防錆法では有
害性や、専門的操作の必要性等についての様々な問題点
があった。
【0004】本発明は、上記従来管等の内壁面塗装方法
の問題点に艦み、サンドブラストクリーニングを行った
後、塗装のライニング施工を行う前に、管内全体に容易
に防錆できるようにするために無害で水に浸透し易い水
溶性ポリマー配合のタンニン酸水溶液を使用して防錆を
行うことを目的とする。
の問題点に艦み、サンドブラストクリーニングを行った
後、塗装のライニング施工を行う前に、管内全体に容易
に防錆できるようにするために無害で水に浸透し易い水
溶性ポリマー配合のタンニン酸水溶液を使用して防錆を
行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するために手段】上記課題を解決するため
に本発明の管等の内壁面塗装方法は、従来通りサンドブ
ラストクリーニングを行った後、水洗し、無害で水に浸
透し易い塩化ビニール、アクリル及びサラン等の水溶性
ポリマー配合のタンニン酸溶液を充填塗布することによ
って容易に管内全体を防錆し、上記水溶性ポリマー配合
のタンニン酸溶液を除去、乾燥後、塗装のライニング施
工を行うことを特徴としたものである。
に本発明の管等の内壁面塗装方法は、従来通りサンドブ
ラストクリーニングを行った後、水洗し、無害で水に浸
透し易い塩化ビニール、アクリル及びサラン等の水溶性
ポリマー配合のタンニン酸溶液を充填塗布することによ
って容易に管内全体を防錆し、上記水溶性ポリマー配合
のタンニン酸溶液を除去、乾燥後、塗装のライニング施
工を行うことを特徴としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態は実施例にもと
づき説明する。サンドブラストクリーニングにおいて、
高速気流に硅砂を適量混入させたものを管内全体に行き
渡るように先端管口から末端管口へ流して管内全体の鉄
錆を除去する。また、特に継手部分では、硅砂が行き渡
り難いので硅砂を流した方向とは反対方向から、すなわ
ち、末端管口から先端管口へ高速気流を送り込み、硅砂
を隅々まで確実に届くようにする。
づき説明する。サンドブラストクリーニングにおいて、
高速気流に硅砂を適量混入させたものを管内全体に行き
渡るように先端管口から末端管口へ流して管内全体の鉄
錆を除去する。また、特に継手部分では、硅砂が行き渡
り難いので硅砂を流した方向とは反対方向から、すなわ
ち、末端管口から先端管口へ高速気流を送り込み、硅砂
を隅々まで確実に届くようにする。
【0007】鉄錆が除去された後、硅砂を除去するため
に、先端管口から末端管口へ管内全体に行き渡るように
水を流して水洗する。硅砂が除去されたら、末端管口を
封鎖して塩化ビニール、アクリル及びサラン等の水溶性
ポリマー配合のタンニン酸溶液を先端管口から管内全体
に満杯になるまで充填し、管内面にムラなく塗布する。
このとき、水洗に用いた水が管内に残っていてもよい。
タンニン酸溶液が管内全体に浸透するために、5分〜2
0分充填放置させるとよい。また、充分浸透させるため
に先端管口及び末端管口を封鎖して、振動させるとよ
い。充填放置後、管内壁の鉄分子と反応したタンニン酸
分子以外の余分なタンニン酸溶液を、末端管口の封鎖の
解除によって、除去されるようにする。このとき、除去
したタンニン酸溶液は再利用ができる。そして、管内全
体を乾燥させる。管内全体に水分がなくなるまで、乾燥
させるために、10℃〜50℃の温風を管内全体に行き
渡るように送り込んで、10分〜30分乾燥させるとよ
い。
に、先端管口から末端管口へ管内全体に行き渡るように
水を流して水洗する。硅砂が除去されたら、末端管口を
封鎖して塩化ビニール、アクリル及びサラン等の水溶性
ポリマー配合のタンニン酸溶液を先端管口から管内全体
に満杯になるまで充填し、管内面にムラなく塗布する。
このとき、水洗に用いた水が管内に残っていてもよい。
タンニン酸溶液が管内全体に浸透するために、5分〜2
0分充填放置させるとよい。また、充分浸透させるため
に先端管口及び末端管口を封鎖して、振動させるとよ
い。充填放置後、管内壁の鉄分子と反応したタンニン酸
分子以外の余分なタンニン酸溶液を、末端管口の封鎖の
解除によって、除去されるようにする。このとき、除去
したタンニン酸溶液は再利用ができる。そして、管内全
体を乾燥させる。管内全体に水分がなくなるまで、乾燥
させるために、10℃〜50℃の温風を管内全体に行き
渡るように送り込んで、10分〜30分乾燥させるとよ
い。
【0008】塗装のライニング施工において、管内に流
し込んだ塗料を窒素ガス等の高圧気体により圧送し管体
の内壁面や継手部分の内壁面に押しつけながら拡げ且つ
管内全体へ行き渡るように塗装を行う。そして、塗装し
た塗料が半乾燥の状態のうちに、塗装を施した方向、す
なわち、先端管口から末端管口へ、またその反対方向か
ら、すなわち、末端管口から先端管口へ高圧空気を送り
込んで、特に継手部分の非塗装部分に垂れた余分の塗料
を押し拡げながら隅々まで確実に塗装する。
し込んだ塗料を窒素ガス等の高圧気体により圧送し管体
の内壁面や継手部分の内壁面に押しつけながら拡げ且つ
管内全体へ行き渡るように塗装を行う。そして、塗装し
た塗料が半乾燥の状態のうちに、塗装を施した方向、す
なわち、先端管口から末端管口へ、またその反対方向か
ら、すなわち、末端管口から先端管口へ高圧空気を送り
込んで、特に継手部分の非塗装部分に垂れた余分の塗料
を押し拡げながら隅々まで確実に塗装する。
【0009】
【発明の効果】本発明管等の内壁面塗装方法は、以下の
ような効果を有する。サンドブラストクリーニングを行
った後に、水溶性で且つ鉄錆に付着すると安定性のある
タンニン鉄に転化する事で知られているタンニン酸溶液
を使用して防錆を行うので、サンドブラストクリーニン
グでは取ることのできないピンホール部分での錆をコー
ティングして、ピンホール部分の錆の拡がりを抑えるだ
けでなく、硅砂が行き渡り難い継手部分までも容易に浸
透し、さらに、タンニン酸溶液に塩化ビニール、アクリ
ル及びサラン等の水溶性ポリマーを配合させてあるの
で、タンニン酸水溶液より長期間錆を発生させない効果
がある。また、上記の効果より、タンニン酸溶液塗装後
の乾燥塗膜表面は平滑で管厚生法塗料の流動性が改良さ
れ、塗装する回数が減少し、また、上記タンニン酸溶液
は再利用できるので、従来の方法より長期間で見ると低
コストになる。また、タンニン酸は無害であり、且つ防
錆が行えることになるので、専門的操作の必要性がなく
なったという効果も奏する。
ような効果を有する。サンドブラストクリーニングを行
った後に、水溶性で且つ鉄錆に付着すると安定性のある
タンニン鉄に転化する事で知られているタンニン酸溶液
を使用して防錆を行うので、サンドブラストクリーニン
グでは取ることのできないピンホール部分での錆をコー
ティングして、ピンホール部分の錆の拡がりを抑えるだ
けでなく、硅砂が行き渡り難い継手部分までも容易に浸
透し、さらに、タンニン酸溶液に塩化ビニール、アクリ
ル及びサラン等の水溶性ポリマーを配合させてあるの
で、タンニン酸水溶液より長期間錆を発生させない効果
がある。また、上記の効果より、タンニン酸溶液塗装後
の乾燥塗膜表面は平滑で管厚生法塗料の流動性が改良さ
れ、塗装する回数が減少し、また、上記タンニン酸溶液
は再利用できるので、従来の方法より長期間で見ると低
コストになる。また、タンニン酸は無害であり、且つ防
錆が行えることになるので、専門的操作の必要性がなく
なったという効果も奏する。
Claims (5)
- 【請求項1】 管体内をサンドブラストクリーニングを
行った後、水洗し、無害で水に浸透し易い塩化ビニール
等の水溶性ポリマー配合のタンニン酸溶液を充填塗布
し、タンニン酸溶液の除去、乾燥後、塗装のライニング
施工を行う管等の内壁面塗装方法。 - 【請求項2】 水溶性ポリマー配合のタンニン酸溶液を
充填させた際にタンニン酸を振動させる請求項1記載の
管等の内壁面塗装方法。 - 【請求項3】 水溶性ポリマー配合のタンニン酸溶液を
充填する時間を5分〜20分とする請求項1又は2記載
の管等の内壁面塗装方法。 - 【請求項4】 乾燥の際に管体内全体に温風を流す請求
項1乃至3記載のいずれかの管等の内壁面塗装方法。 - 【請求項5】 乾燥時間を10分〜30分とする請求項
1乃至4記載のいずれかの管等の内壁面塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14851496A JP3000261B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 管等の内壁面塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14851496A JP3000261B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 管等の内壁面塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09308859A JPH09308859A (ja) | 1997-12-02 |
JP3000261B2 true JP3000261B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=15454479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14851496A Expired - Fee Related JP3000261B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 管等の内壁面塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000261B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4541483B2 (ja) * | 2000-03-01 | 2010-09-08 | 日本設備工業株式会社 | 集合住宅における雑排水管の更生方法 |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP14851496A patent/JP3000261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09308859A (ja) | 1997-12-02 |
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