JP2999984B2 - ピン打ち込み装置 - Google Patents

ピン打ち込み装置

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JP2999984B2
JP2999984B2 JP29871497A JP29871497A JP2999984B2 JP 2999984 B2 JP2999984 B2 JP 2999984B2 JP 29871497 A JP29871497 A JP 29871497A JP 29871497 A JP29871497 A JP 29871497A JP 2999984 B2 JP2999984 B2 JP 2999984B2
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薫 服部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD−RO
Mの読み取りヘッド搭載用のベース板に、複数の端子ピ
ンを打ち込むピン打ち込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROMの読み取りヘッドは、例え
ば図11に示すような略長方形のベース板1に搭載され
る。このベース板1は、例えば鉄板に金メッキを施した
もので、その表面から裏面にかけて貫通する複数のピン
穴2が、一対の長辺のそれぞれに沿って形成されてい
る。
【0003】これらのピン穴2には、電気回路との接続
部として、図12に示すような端子ピン3が挿入され
る。このような端子ピン3は、例えば銅で形成され金メ
ッキを施されたものが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
ベース板1へ端子ピン3を挿入する作業は、従来、整列
装置において端子ピン3を整列させ、その後、整列させ
られた端子ピン3を挿入装置によりベース板1に挿入す
るようになっていた。
【0005】しかしながら、このように端子ピン3の整
列作業と挿入作業を別々の装置で別々に行うのでは、整
列装置側から挿入装置側に端子ピン3を移し変える作業
など余分な労力がかかり、作業効率が悪く、また作業の
信頼性や安定性が低下してしまう。また、特に従来の整
列装置は、端子ピン3を容器内にバラに入れ、この容器
を振動させることにより端子ピン3を所定の溝に案内す
るものであったので、端子ピン3の整列作業には時間が
かかり、また端子ピン3が傷つきやすいという問題点も
あった。
【0006】また、端子ピン3はベース板1のピン穴2
に圧入され固定されるのであるが、この固定を強固にす
るため、端子ピン3には、図12に示すようなつば部4
が形成されている。ところが、従来の挿入装置による実
際の圧入作業においては、必ずしもこのつば部4のピン
穴2への圧入がうまくいかず、端子ピン3が圧入時の力
に負けて曲がってしまう場合があった。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、例えばCD−ROMの読み取りヘッド搭
載用のベース板に複数の端子ピンを打ち込むピン打ち込
み装置において、端子ピンの整列作業と挿入作業を効率
的に短時間で行い得るとともに、ベース板のピン穴への
端子ピンの圧入を、端子ピンが曲がるようなことなくス
ムーズに行い得るものを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、板部材
に形成されたピン穴にピンを打ち込むピン打ち込み装置
において、前記ピン穴が下方に覗くように前記板部材が
載置される載置部と、この載置部の下方に向かって移動
可能な移動体と、この移動体の側面に前記板部材のピン
穴の配置に対応するように前記移動体の移動方向に並ん
で切りかかれたピン溝と、前記移動体の移動経路の側方
に位置するとともに前記移動体の移動により相対する位
置に来た前記ピン溝に次々と前記ピンを供給するピン供
給手段と、前記ピンを前記板部材のピン穴に打ち込まれ
る部分が上方に露出するように各ピン溝内に保持する保
持手段と、前記載置部の下方で前記移動体を昇降させる
昇降手段と、前記載置部の上方から前記板部材を押さえ
込む押さえ手段とを備えた。
【0009】第2の発明では、前記保持手段は、移動体
内に形成されて各ピン溝に連通する連通孔と、この連通
孔と接続して空気を吸い込むことにより各ピン溝内のピ
ンを吸着する吸引装置とからなる。
【0010】第3の発明では、板部材に圧入固定用のつ
ば部を備えた複数のピンを打ち込むピン打ち込み装置に
おいて、前記板部材が載置される載置部と、前記複数の
ピンを前記板部材のピン穴に打ち込まれる部分が上方に
露出するように保持する保持手段と、前記載置部の下方
でこの保持手段を昇降させる昇降手段と、前記載置部の
上方から前記板部材を押さえ込む押さえ手段とを備え、
前記昇降手段は、前記つば部が前記板部材のピン穴に打
ち込まれる寸前で前記保持手段の上昇をいったん停止
し、その後あらためて前記保持手段を上昇させて前記つ
ば部を前記板部材のピン穴に圧入するようにした。
【0011】
【発明の作用および効果】第1、第2の発明では、移動
体が載置部下方に向かって移動している間に、この移動
体の側面に移動方向に並んで形成されたピン溝が、順
次、移動経路の側方のピン供給手段と相対するので、移
動体の移動にしたがって、ピン溝にはピンが次々と供給
されていく。また、各ピン溝には、例えば第2の発明の
ように移動体内に形成された連通孔とこの連通孔に接続
された吸引装置からなる吸着手段が備えられているの
で、ピンはピン溝内に確実に保持され、載置部下方に搬
送される。そして、載置部に載置された板部材を上方か
ら押さえ手段により押さえ込むとともに、昇降手段を作
動させて、移動体に保持されたピンのピン溝からの露出
部分を、板部材の下方に覗くピン穴に打ち込む。このよ
うに、本発明のピン打ち込み装置では、移動体が移動し
ている間にピンが次々と供給され、移動体の側面のピン
溝に吸着手段で保持されることにより、自動的にピン穴
に対応する形に整列させられた後、そのまま移動体を上
昇させてピンの打ち込み作業がなされるので、ピンの整
列から打ち込みまでの作業を一連の連続した作業として
実行でき、ピン打ち込み作業の作業効率が向上し、作業
時間が短縮できる。また、整列作業においてピンが傷つ
くようなこともなく、作業の信頼性が向上する。
【0012】第3の発明では、移動手段を昇降させる昇
降手段は、保持手段に保持されたピンがつば部の手前ま
でピン穴に打ち込まれるところまで、移動手段をいった
ん上昇させ、その後、あらためて移動手段を上昇させる
ことにより、つば部をピン穴に圧入する。したがって、
ピンの圧入をいっぺんに行った場合のように、つば部が
ピン穴に引っ掛かってピンが折れ曲がってしまうような
ことはなく、ピンはピン穴内にスムーズかつ確実に圧入
される。したがって、ピン打ち込み作業の信頼性が高め
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0014】図1には、本発明のピン打ち込み装置10
の全体構成を示す。
【0015】図示されるように、ピン打ち込み装置10
は基台10A上にパーツフィーダ11を備える。このパ
ーツフィーダ11の上面には、長手方向に沿って延びる
溝11Aが形成され、パーツフィーダ11の両端に開口
している。この溝11Aには、複数の端子ピン3が直立
状態で一列に収容される。さらに、パーツフィーダ11
には図示されない送り機構が備えられ、端子ピン3は溝
11Aに沿って移動体12側の端部まで次々と搬送され
るようになっている。
【0016】移動体12は移動体支持台13上に支持さ
れるもので、移動機構14に駆動されて、パーツフィー
ダ11の溝部11Aと直交する方向に移動可能となって
いる。この移動機構14は、パーツフィーダ11の溝1
1Aと直交する方向に延びるボールネジ14Aと、この
ボールネジ14Aの回転によりボールネジ14Aに沿っ
て移動する移動部材14Bと、ボールネジ14Aを回転
駆動する図示されないモータとからなる。移動部材14
Bは連結部材15を介して移動体12に固定され、これ
により、移動部材14Bとともに移動体12が移動する
ようになっている。
【0017】移動体12の両側には、移動体支持台13
の一部である側壁13Aと、側壁16が配設され、移動
体12はこれら側壁13Aと側壁16の間に案内されて
移動する。また、前述のパーツフィーダ11の移動体1
2側の端部は、側壁16を貫通して移動体12側面にま
で達しており、この移動体12側面に形成されたピン溝
12Aに、端子ピン3が供給される。
【0018】図2にも示すように、ピン溝12Aは、移
動体12側面を垂直方向に切り欠いたもので、ベース板
1のピン穴2の数と同数、同間隔で設けられる。この場
合、ベース板1にピン穴2が2列あるとき(図3参照)
には、ピン溝12Aはそれぞれの列に対応して2ブロッ
クに分けて設けられる。本実施の形態では、ピン溝12
Aは、4本ずつ2ブロックに分けて設けられている。
【0019】さらに、移動体12内部には、各ピン溝1
2Aに連通する図示されない連通孔が形成されている。
この連通孔はホース17を介して図示されない吸引装置
に接続される。この吸引装置が空気を吸い込むことによ
り、ピン溝12A内に収容された端子ピン3は、この吸
引装置からの吸引力でピン溝12A内に保持されるよう
になっている。
【0020】なお、端子ピン3は、パーツフィーダ11
の溝11Aに収容されたとき、または移動体12側面の
ピン溝12Aに収容されたときには、つば部4(図12
参照)がちょうどこれらの溝11A、12Aの上端に引
っ掛かるようになっている。したがって、端子ピン3
は、つば部4より先の部分を、溝11A、12Aから上
にはみ出させた状態となっている。
【0021】このような構成により、移動体12は、順
にパーツフィーダ11から供給される端子ピン3をピン
溝12A内に収容しながら、図1に右方向に移動してい
き、ベース板載置台21のベース板載置部22下方に達
する。
【0022】このベース板載置部22は、長方形の板状
のベース板載置台21の一隅から側方に延び出した部分
であり、図3に示すように、ベース板1がちょうど嵌ま
り込む開口22Aを備えている。ベース板1はこの開口
22Aの縁の全周に沿って形成された突起部22Bにお
いて支持され、ベース板1の裏面がベース板載置部22
の下方に覗くようになっている。なお、突起部22Bは
十分に薄く、後述する端子ピン3の圧入作業の邪魔にな
らないようになっている。
【0023】また、前述したように、ベース板1は、表
面から裏面にかけて貫通する複数のピン穴2が一対の長
辺のそれぞれに沿って備え、これらのピン穴2に端子ピ
ン3が裏面側から挿入される。そして、このピン穴2の
列は、ベース板1がベース板載置部22に収容されたと
きに、ちょうど移動体12の側面、すなわちピン溝12
Aと平行となるようになっている。
【0024】ベース板載置台21は、図1、図4に示す
ように、移動機構23の駆動により、移動体12の側面
に直交する方向に移動可能となっている。これにより、
ベース板1のピン穴2と移動体12のピン溝12Aの位
置合わせができ、またベース板載置台21を移動体支持
台13側から引き離すこともできる。
【0025】なお、移動機構23は、ベース板載置台2
1の移動方向に沿って延びるボールネジ23Aと、連結
部材23Bを介してベース板載置台21に固定されると
ともにボールネジ23Aの回転によりボールネジ23A
に沿って移動する移動部材23Cと、伝動機構23Dを
介してボールネジ23Aを回転駆動するモータ23Dと
から構成されている。
【0026】一方、図5に示すように、移動体12は、
一対のシリンダ24、25の駆動により上下方向にも移
動可能となっている。この移動体12の上昇とともに、
移動体12のピン溝12Aに保持された端子ピン3が、
ベース板1のピン穴2に圧入される。
【0027】さらに詳しく説明すると、図示されるよう
に、第1のシリンダ24は、基台10A上に固定された
固定部材26に設けられ、ロッド24Aの伸縮により、
ロッド24A先端が延設部13Aに固定された移動体支
持台13を上下に昇降させる。この昇降は、固定部材2
6から延設部13Aを貫いて上下に延びる一対の案内軸
27により案内される。
【0028】さらに、移動体支持台13の下方には、第
2のシリンダ25が備えられ、このシリンダ25のロッ
ド先端に移動体12が支持されている。したがって、こ
のシリンダ25のロッドの伸長により、移動体12自体
が移動体支持台13に対して上昇する。
【0029】このように、移動体12は、第1のシリン
ダ24および第2のシリンダ25により、基台10Aに
対して(したがって基台10Aに対して上下方向には固
定されたベース板載置台21に対して)、2段階に昇降
できる。なお、このように移動体12が昇降するときに
は、前述した移動機構14の移動部材14Bと移動体1
2とを連結する連結部材15は、支点15Aを中心に回
転して、移動体12の昇降に追従できるようになってい
る(図1参照)。
【0030】さて、このようにベース板1のピン穴3に
下方から端子ピン3を圧入する場合には、ベース板1
を、上方から押さえ付けてベース板載置部22に保持し
ておく必要がある。このために図6、図7に示すような
ベース板1の押さえ機構30が備えられる。図6、図7
に示すように、押さえ機構30は円筒状の押さえ部材3
1を備え、この押さえ部材31が、その下面に当接する
ベース板1上面を押さえ込む。
【0031】さらに詳しく説明すると、押さえ部材31
の中空部31Aには軸部材32が収容され、この軸部材
32の上端のフランジ部32Aと押さえ部材31の上面
との間には、スプリング33が設けられる。さらに、こ
の軸部材32の上端には、下方に押さえ付けるシリンダ
34のロッド先端が取り付けられる。押さえ部材31
は、このシリンダ34によりスプリング33のバネ力を
介して下方に押さえ付けられ、ベース板1上面と当接す
るまで下降する。なお、軸部材32はフランジ状に広が
った下端部32Bを備え、この下端部32Bが中空部3
1Aの段部31Bに引っ掛かることにより、軸部材32
が押さえ部材31から抜け出さないようになっている。
【0032】また、軸部材32下端部32Bの下面に
は、ベース板1のピン穴2にちょうど対応する位置に、
位置決めピン35が配設される。これらの位置決めピン
35がピン穴2に差し込まれることにより、押さえ部材
31の横方向の位置がずれないようになっている。な
お、ピン穴2に端子ピン3が圧入され、この端子ピン3
により位置決めピン35が上方に押しだされたときに
は、軸部材32はスプリング33に抗して押さえ部材3
1に対して上昇するようになっている。
【0033】つぎに作用を説明する。
【0034】本発明のピン打ち込み装置10において
は、まずパーツフィーダ11の溝11Aに収容された端
子ピン3が、図示されない送り機構により、移動体12
側のパーツフィーダ11の端部(端子ピン3の送り出し
部)まで搬送される。このとき、移動体12は移動機構
14によりパーツフィーダ11と直交する方向に前進し
ているので(図1の右方向に進んでいるので)、移動体
12側面に形成された複数のピン溝12Aが、順々に、
パーツフィーダ11の端部と相対する。これにより、後
方の端子ピン3に押し出された前方の端子ピン3が、順
々に、これらのピン溝12Aに収容されていく。
【0035】移動体12のピン溝12Aに収容された端
子ピン3は、吸引装置の吸引力によりピン溝12A内に
確実に保持される。なお、端子ピン3は、つば部4でピ
ン溝12Aの端部に引っ掛かるようになっており、つば
部4より上の部分が溝12A上方に出るようになってい
る。
【0036】このように、端子ピン3は移動体12側面
のピン溝12Aに収容されて整列状態となるが、この整
列作業は移動体12を移動させながら連続的に行われる
ので、高い作業効率で実行できる。
【0037】さて、移動体12がさらに前進すると、移
動体12はベース板載置部22の下方にまで達する。な
お、このとき、パーツフィーダ11の端部(端子ピン3
の送り出し部)は、移動体12の側面に当接しているの
で、パーツフィーダ11の端部から端子ピン3があふれ
出してしまうことはない。
【0038】続いて、移動機構23によるベース板載置
台21の移動により、最初に端子ピン3が圧入されるベ
ース板1のピン穴2の列が、移動体12のピン溝12A
の1ブロック目の真上に来るようにしておく。また、ベ
ース板1は、押さえ部材31を介して上方から押さえ込
んでおく。
【0039】そして、移動体12を、シリンダ24、2
5の駆動により、ベース板載置部22に載置されたベー
ス板1へ向かって上昇させる。これにより、移動体12
のピン溝12Aに保持された端子ピン3の上部を、ベー
ス板1の裏側(下面側)からピン穴2に圧入する。
【0040】図8〜図10には、この端子ピン3の圧入
作業の手順を示す。
【0041】図8に示すように、ベース板1下方の移動
体12は、まず第1のシリンダ24を作動させて、移動
体支持台13とともに移動体12を上昇させる。この移
動体支持台13の上昇は、図9に示すように、端子ピン
3のつば部4が、ちょうどベース板1の下面に当接する
ところで(つば部4がピン穴2に圧入される寸前で)止
まるように、シリンダ24の伸縮ストロークをあらかじ
め調整しておく。
【0042】続いて、図10に示すように、第2のシリ
ンダ25を作動させて、このシリンダ25のロッド25
A先端に支持された移動体12を、移動体支持台13の
上方に上昇させる。これにより、ピン穴2の手前にあっ
たつば部4は、ピン穴2内に圧入され、端子ピン3はベ
ース板1に確実に固定される。このとき、ピン穴2に上
方から差し込まれていた位置決めピン35は、端子ピン
3に押し出されて、自然にピン穴2外部に出ていく。
【0043】本発明では、このように圧入作業を2段階
に分けることにより、つば部4の圧入はスムーズに行わ
れ、圧入作業時に端子ピン3が曲がってしまうようなこ
とはなくなる。
【0044】このようにして、端子ピン3がベース板1
のピン穴2に固定されたら、第1、第2のシリンダ2
4、25を収縮させ、移動体12を初期高さに戻す。そ
して、移動体12をさらに前進させて、2ブロック目の
ピン溝12Aを、ベース板載置部22の真下にもって来
るとともに、移動機構23によりベース板載置台21を
移動させて、ベース板1のもう一方のピン穴2の列を、
この2ブロック目のピン溝12Aの真上にもって来る。
そして、1ブロック目と同様な手順で、2ブロック目の
端子ピン3の圧入作業を行う。
【0045】この2ブロック目の圧入が終了したら、再
び第1、第2のシリンダ24、25を収縮させ、移動体
12を初期高さに戻し、移動体12を移動機構14によ
り図1の左方向に後退させる。以上の手順により、一つ
のベース板1に対する端子ピン3の打ち込み作業が終了
する。
【0046】なお、この移動体12の後退時に、移動体
12側面のピン溝12Aにパーツフィーダ11から端子
ピン3が供給されてしまわないように、パーツフィーダ
11の送りを切っておくか、ストッパによりパーツフィ
ーダ11の移動体12側端部(端子ピン3の送り出し
部)を塞いでおくかするとよい。または、この移動体1
2の後退時に、端子ピン3をピン溝12Aに収容してし
まって、再び移動体12を前進させるときに、パーツフ
ィーダ11の送り機構を切るか、ストッパを用いること
により、パーツフィーダ11からの端子ピン3の供給を
ストップするようにしてもよい。
【0047】また、この移動体12の後退時に、シリン
ダ34を収縮させてベース板押さえ31を上昇させ、端
子ピン3の打ち込みがなされたベース板1をベース板載
置部22から取り外し、次に端子ピン3を打ち込むべき
ベース板1をベース板載置部22に載置しておく。これ
により、引き続いて新たなベース板1への端子ぴんの打
ち込み作業を続行することができる。
【0048】なお、以上の実施の形態では、移動体12
の片側の側面にのみピン溝12Aを形成し、また、移動
体12のこの側面側にのみパーツフィーダ11を設ける
ようにしたが、移動体12の両側にピン溝12Aを形成
し、移動体12両側に設けたパーツフィーダ11から移
動体12両側のピン溝12Aに同時に端子ピン3を供給
するようにしてもよい。これにより、ピン打ち込み作業
の効率をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同じく移動体を示す斜視図である。
【図3】同じくベース板載置部を示す斜視図である。
【図4】同じくベース板載置台およびその移動機構を示
す斜視図である。
【図5】同じく移動体支持台およびその移動機構を示す
斜視図である。
【図6】同じく押さえ部材を示す斜視図である。
【図7】同じく押さえ部材を示す断面図である。
【図8】同じくベース板への端子ピンの圧入作業の様子
を示す断面図である。
【図9】同じくベース板への端子ピンの圧入作業の様子
を示す断面図である。
【図10】同じくベース板への端子ピンの圧入作業の様
子を示す断面図である。
【図11】ベース板を示す斜視図である。
【図12】端子ピンを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース板 2 ピン穴 3 端子ピン 4 つば部 10 ピン打ち込み装置 10A 基台 11 パーツフィーダ 11A 溝 12 移動体 12A ピン溝 13 移動体支持台 13A 側壁 14 移動機構 15 連結部材 16 側壁 17 ホース 21 ベース板載置台 22 ベース板載置部 22A 開口 22B 突起部 23 移動機構 30 押さえ機構 31 押さえ部材 32 軸部材 33 スプリング 34 シリンダ 35 位置決めピン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−329565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板部材に形成されたピン穴にピンを打ち込
    むピン打ち込み装置において、 前記ピン穴が下方に覗くように前記板部材が載置される
    載置部と、 この載置部の下方に向かって移動可能な移動体と、 この移動体の側面に前記板部材のピン穴の配置に対応す
    るように前記移動体の移動方向に並んで切りかかれたピ
    ン溝と、 前記移動体の移動経路の側方に位置するとともに前記移
    動体の移動により相対する位置に来た前記ピン溝に次々
    と前記ピンを供給するピン供給手段と、 前記ピンを前記板部材のピン穴に打ち込まれる部分が上
    方に露出するように各ピン溝内に保持する保持手段と、 前記載置部の下方で前記移動体を昇降させる昇降手段
    と、 前記載置部の上方から前記板部材を押さえ込む押さえ手
    段と、を備えたことを特徴とするピン打ち込み装置。
  2. 【請求項2】前記保持手段は、移動体内に形成されて各
    ピン溝に連通する連通孔と、この連通孔と接続して空気
    を吸い込むことにより各ピン溝内のピンを吸着する吸引
    装置とからなることを特徴とする請求項1に記載のピン
    打ち込み装置。
  3. 【請求項3】板部材に圧入固定用のつば部を備えた複数
    のピンを打ち込むピン打ち込み装置において、 前記板部材が載置される載置部と、 前記複数のピンを前記板部材のピン穴に打ち込まれる部
    分が上方に露出するように保持する保持手段と、 前記載置部の下方でこの保持手段を昇降させる昇降手段
    と、 前記載置部の上方から前記板部材を押さえ込む押さえ手
    段とを備え、 前記昇降手段は、前記つば部が前記板部材のピン穴に打
    ち込まれる寸前で前記保持手段の上昇をいったん停止
    し、その後あらためて前記保持手段を上昇させて前記つ
    ば部を前記板部材のピン穴に圧入するようにしたことを
    特徴とするピン打ち込み装置。
JP29871497A 1997-10-30 1997-10-30 ピン打ち込み装置 Expired - Lifetime JP2999984B2 (ja)

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