JP2999752B2 - 球体送出装置 - Google Patents

球体送出装置

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JP2999752B2
JP2999752B2 JP17977398A JP17977398A JP2999752B2 JP 2999752 B2 JP2999752 B2 JP 2999752B2 JP 17977398 A JP17977398 A JP 17977398A JP 17977398 A JP17977398 A JP 17977398A JP 2999752 B2 JP2999752 B2 JP 2999752B2
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和利 船橋
昭一郎 芳村
篤 斉藤
渉 堀井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、パチンコ球
等の球体の送り出しに適した球体送出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ球等の球体の排出に適し
た球体送出装置としては、例えば、特開昭61−761
81号公報、特開昭63−19174号公報、特開昭6
3−164977号公報等に記載されたパチンコ球の送
出し装置が提案されている。
【0003】特開昭61−76181号公報あるいは特
開昭63−19174号公報に記載 のパチンコ球の送出
し装置は、賞球を整列させる2条の通路部を前後に形成
した樋部材と、樋部材の下端に臨ませて軸により回転自
在に軸支し、回転により2条の通路部の下端部からそれ
ぞれ球受し、下方の賞玉排出樋に向けて1球ずつ排出す
る回転体と、回転体と同心に設けられ、外周に数個の係
合歯を有するガンギ車と、ガンギ車の係合歯に係合離脱
する爪を両端に有すると共に軸により揺動自在に軸支さ
れたアンカ部材と、アンカ部材に設けられた永久磁石を
反発/反発解除することにより当該アンカ部材を揺動
し、アンカ部材の両端の爪をガンギ車の係合歯に係合離
脱させて回転体の回転量を球1つ分だけ排出するように
回転する電磁石とを備えている。
【0004】上述したパチンコ球の送出し装置の回転体
は、外周に5個の円弧面と賞球が嵌入し得る5個の凹窪
を等間隔で形成した2枚の円盤の間に、外周に10個の
係合歯を有したガンギ車を前記軸上に一体に設けてな
り、2枚の円盤は、一方の円盤の円弧面が一方の通路部
の下端開口に臨んで賞球の落下を阻止している時、他方
の円盤の凹窪が他方の通路部の下端開口に臨んで賞球の
落下を阻止するように喰違い状(半ピッチずれ)となっ
ている。
【0005】そして、上述のパチンコ球の送出し装置
は、電磁石を励磁/励磁解除を1回行うことにより、当
該アンカ部材を上下に揺動し、アンカ部材の爪をガンギ
車の係合歯から離脱させた後、ガンギ車の係合歯にアン
カ部材の爪が係合する間、通路部に並ぶ賞球の重量によ
って回転体をガンギ車が1歯回転する分だけ回転させ、
一方の通路部の最下位の賞球を一方の円盤の凹窪に嵌入
して、賞玉排出樋に向けて1球排出する。また、電磁石
を励磁/励磁解除を再度行うことにより、他方の通路部
に並ぶ最下位の賞球を1球他方の円盤の凹窪に嵌入し
て、賞玉排出樋に向けて排出する。従って、電磁石を励
磁/励磁解除を繰り返し行うことにより、2条の通路部
に並ぶ最下位の賞球を1球づつ交互に賞玉排出樋に向け
て排出する。
【0006】特開昭63−164977号公報等に記載
されたパチンコ球の送出し装置は、基本的には、上記し
た特開昭61−76181号公報あるいは特開昭63−
19 174号公報に記載のパチンコ球の送出し装置の改
良型であり、賞球が並ぶ2条の球通路と、これらの球通
路に各々臨んで軸に軸支した球切り円盤を備え、一方の
球切り円盤に設けた切欠と、他方の球切り円盤に設けた
切欠とが、半ピッチずれて設けられている点は、開昭6
1−76181号公報あるいは特開昭63−19174
号公報に記載のパチンコ球の送出し装置と同様であり、
球切り円盤を回転させるための回転駆動機構を、軸に取
り付けたウォーム歯車と、該ウォーム歯車と噛合させた
ステッピングモータで回転駆動される軸に形成したウォ
ームとにより構成した点が異なる。
【0007】また、特開昭64−37980号には、並
列的に設けられた複数本の並流通路と、並流通路を流下
した賞球を計数手段に供給するための1本の合流通路と
を有し、各並流通路から合流通路に供給される賞球の全
てが時間差をもって合流通路内で合流するように、並流
通路の賞球の流れを制御する整流手段を並流通路に設け
たパチンコ機の賞球流下通路機構が記載されている。
【0008】前記のパチンコ機の賞球流下通路機構にお
ける整流手段は、1本の回転軸を共有する同じ大きさ、
形状の複数個の歯車で構成され、歯車の歯先は互いに3
0度だけ回転方向に相対的にずれて配置されている。こ
のため、並流通路の1つから賞球が合流通路に落下する
ときには、他の並流通路から賞球が合流通路に落下しな
いようになっており、並流通路が2列の場合には、2列
の並流通路から時間差をもって交互に賞球が合流通路に
供給される。
【0009】これらの従来技術においては、各球通路の
球体を交互に排出(検出)するための構造として、各球
通路に対して設けられると共に1つの回転軸上に設けら
れる球送り(球受け入れ、回転、球排出)のための複数
の歯車あるいは円盤(外周に等間隔に形成した凹窪、切
欠等)を互いに所定角度だけずらして配置した構造とし
ているため、各歯車の互いの取り付け角度の調整が面倒
であって回転軸に対する各歯車の取り付けが容易でな
い。従って、回転軸及びこれと一体に回転する複数の歯
車により構成される球体送出部材の製作に時間を要し、
簡単に製作できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
条の球通路の球体を1球ずつ時間差をもって排出するた
めの球体送出部材の形状を複雑なものとせず、製作を容
易とすることができる球体送出装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の球体送出装置
は、上記課題を解決するために、球体を整列させて流下
させるための並列的に設けられた複数条の球通路と、前
記複数条の球通路に臨ませて回転可能に配置され、かつ
前記各条の球通路内の球体を係合部に係合した後、該係
合部から排出する球体送出部材とを有する球体送出装置
において、前記球体送出部材が、前記各条の球通路に対
応する係合部を回転方向において互いに同位置に配置し
てあり、前記球体送出部材の係合部によって排出側に送
出された各条の球体を1球ずつ時間差をもって排出する
排出部を、前記球体送出部材に臨んで前記複数条の球通
路に形成したことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の球体送出装置は、請求項
1に記載の球体送出装置において、前記球体送出部材
が、制御手段により制御された駆動手段により回転され
ることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の球体送出装置は、請求項
1または2に記載の球体送出装置において、前記排出部
は、前記複数の球通路の各々の端部に、前記各球送出部
材の係合部に係合されている球体を1個ずつ順番に各球
通路から解放するように互いにずらして形成した球体誘
導部であることを特徴とする。
【0014】複数条の球通路の球体を1球ずつ時間差を
もって排出するための構造を、球体送出部材に臨んで複
数条の球通路に形成した排出部により行う構造としたの
で、球体送出部材において、各条の球通路内の各球体を
係合しつつ排出側に送出する各係合部を回転方向におい
て同位置に配置できるので、球体送出部材を容易に製作
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、球体送出装置の実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。図1において、1は
球体ケースであり、球体ケース1の内部には縦方向に2
列に並んで第1の球通路2及び第2の球通路3がそれぞ
れ形成され、第1の球通路2の下部には、図2に示すよ
うに回転体4が設けられると共に、第2の球通路3の下
部には、図3に示すように、回転体4と同軸上に回転体
5が回転自在に設けられ、第1の球通路2と第2の球通
路3との間には隔壁6が形成されている。
【0016】回転体4及び回転体5には、図4に示すよ
うに、ステップモータ7が連結され、回転体4及び回転
体5はステップモータ7の回転軸8にそれぞれ固着さ
れ、ステップモータ7は球体ケース1の側部のベースプ
レート9に固定されている。
【0017】回転体4の外周縁には球体ケース1の第1
の球通路2内の球体となるパチンコ球Pを係合する複数
の球体係合部10がそれぞれ形成され、回転体4の球体
係合部10の間には一定のピッチで突部11がそれぞれ
形成され、回転体5の外周縁には球体ケース1の第2の
球通路3内のパチンコ球Pを係合する複数の球体係合部
12がそれぞれ形成され、回転体5の球体係合部12の
間には回転体4の突部11と同一のピッチで突部13が
それぞれ形成され、回転体4の突部11と回転体5の突
部13とは互に半ピッチずらして配置され、回転体4及
び回転体5は同一の形状とされている。
【0018】球体ケース1の一方の側壁14の下端部に
は隔壁6の両側に切欠部15,15がそれぞれ形成さ
れ、回転体4の一部が切欠部15を利用して第1の球通
路2内に突出され、回転体5の一部が切欠部15を利用
して第1の球通路3内に突出されている。
【0019】球体ケース1の他方の側壁16の下端部に
は、図2及び図3に示すように、第1の球通路2及び第
2の球通路3にそれぞれ上端を連続して、回転体4の球
体係合部10に係合された球体を誘導する球体誘導部1
7が、回転体4の回転円周方向に沿って形成され、回転
体4の球体係合部10及び回転体5の球体係合部12の
いずれか一方にパチンコ球Pが係合するとき、回転体5
の球体係合部12及び回転体4の球体係合部10のいず
れか他方よりパチンコ球Pを解放するように球体誘導部
17の下端17aが開放され、球体誘導部17の下端1
7aは回転軸8の側方に位置されている。
【0020】ステップモータ7を回転体4あるいは回転
体5の突部11,13の半ピッチに相当する1ステップ
回転すると、球体ケース1の第1の球通路2の回転体4
及び第2の球通路3の回転体5が同時にその半ピッチに
応じた角度だけ回転し、第1の球通路2内のパチンコ球
Pが回転体4の回転に伴って球体係合部10に係合しな
がら球体誘導部17によって誘導され、球体誘導部17
の下端17aから1個だけ排出され、第2の球通路3内
のパチンコ球Pは回転体5の球体係合部12に係合され
た球体排出の待機状態となっている。
【0021】図2乃至図3に示すように、第1の球通路
2及び第2の球通路3にそれぞれ上端を連続して回転体
4,5の回転円周方向に沿ってそれぞれ形成した球体誘
導部17が、回転体4,5の球体係合部10,12にそ
れぞれ係合されたパチンコ球Pを誘導することで、送出
中のパチンコ球Pが外側に飛び出したりすることなく確
実に送られる。また、球体誘導部17を回転体4,5の
回転円周方向に沿って形成したことにより、上方側の球
通路2,3に整列して連続するパチンコ球の重量による
球圧が軽減されるため、回転体4,5の回転を円滑にす
ることができ、パチンコ球の排出を円滑かつ確実に安定
した状態で行うことができる。
【0022】また、ステップモータ7を回転体4あるい
は回転体5の突部11,13の1ピッチに相当する2ス
テップ回転すると、第1の球通路2内のパチンコ球Pが
回転体4によって球体誘導部17の他端17aから1個
だけ排出された後、第2の球通路3のパチンコ球Pが回
転体5の回転に伴って球体係合部12に係合しながら球
体誘導部17に誘導され、他端17aから1個だけ排出
され、第1の球通路2及び第2の球通路3内から合計2
個のパチンコ球Pが排出される。
【0023】すなわち、回転体4及び回転体5による球
体の排出動作の繰返しにより、第1の球通路2内のパチ
ンコ球P及び第2の球通路3内のパチンコ球Pが1個ず
つ交互に排出されるようになっており、ステップモータ
7を8ステップ回転すれば、第1の球通路2及び第2の
球通路3内からステップモータ7のステップ数に応じた
合計8個のパチンコ球Pが排出され、ステップモータ7
を13ステップ回転すれば、第1の球通路2及び第2の
球通路3内からステップモータ7のステップ数に応じた
合計13個のパチンコ球Pが排出される。
【0024】図5はパチンコ機の入賞装置の回路の概略
ブロック図を示し、入賞口A検出スイッチ18及び入賞
口B検出スイッチ19は、これらスイッチの開閉状態に
応じたレベルの各種信号を出力する図示しない装置検知
部を介して入出力回路20の入力ポートに接続され、入
出力回路20の出力ポートが制御手段としての中央処理
装置(以下CPUという)21に接続されている。
【0025】CPU21はデータバス,アドレスバス及
びコントロールバスを介して入出力回路22の入力ポー
トに接続され、入出力回路22の出力ポートがステップ
モータ7に接続され、入出力回路22の出力ポートから
はCPU21からの信号等に応じた制御出力が出力さ
れ、図5において点線で囲んだ部分が入賞装置の制御部
23を構成する。
【0026】図6はパチンコ遊技中に入賞口Aあるいは
入賞口Bに入賞球の入賞した時にNa個あるいはNb個
の賞品球数を排出する場合のCPU21において実行さ
れる制御プログラムのフローチャートを示す。
【0027】まず、ステップ101において入賞口Aへ
の入賞球が有りか否かを判定し、ステップ101におい
て入賞口Aへの入賞球有りがYESの時にはステップ1
02に移行して賞品球の払出し球数をNa個にセット
し、次いで、ステップ103に移行して賞品球の払出し
球数は零か否かを判定する。
【0028】ステップ101において入賞口Aへの入賞
球有りがNOの時にはステップ104に移行して入賞口
Bへの入賞球が有りか否かを判定し、ステップ104に
おいて入賞口Bへの入賞球有りがYESの時にはステッ
プ105に移行して賞品球の払出し球数をNb個にセッ
トし、次いで、ステップ103に移行し、ステップ10
4において入賞口Bへの入賞球有りがNOの時にはステ
ップ103に移行する。
【0029】ステップ103において賞品球の払出し球
数の零がNOの時にはステップ106に移行して賞品球
の払出し球数を1つ減算し、次いで、ステップ107に
移行してステップモータ7を賞品球の1個払出し分だけ
駆動し、次いで、ステップ103にループし、ステップ
103において賞品球の払出し球数の零がYESの時に
は賞品球の払出しは終了となる。
【0030】図7はステップモータ7の駆動波形のタイ
ミングチャートを示し、入賞口Aあるいは入賞口Bへ入
賞球が入賞すると、入賞口A検出スイッチ18あるいは
入賞口B検出スイッチ19がONし、ステップモータ7
をNa個あるいはNb個の払出し球数分の賞品球を払出
すまで駆動する。
【0031】図8はバイポーラ励磁方法の場合のステッ
プモータ7の駆動波形のタイミングチャートを示し、ス
テップモータ7を払出し球数分の賞品球を払出すまで駆
動し、ステップモータ7のA相の励磁電流の方向が交番
すると共に、ステップモータ7のB相の励磁電流の方向
も交番し、ステップモータ7を賞品球1個払出し分ずつ
回転し、払出し球数分の賞品球をステップモータ7の駆
動により払出す。
【0032】図9は、請求項1乃至請求項3に記載され
球体送出装置に係る実施の形態を示すものである。球
体ケース1の内部に形成した第1の球通路2の下部に
は、図10に示すように、回転体25が設けられると共
に、第2の球通路3の下部には、図11に示すように、
回転体25と同軸上に回転体26が回転自在に設けられ
ている。
【0033】回転体25及び回転体26には、図12に
示すように、ステップモータ7が連結され、回転体25
及び回転体26はステップモータ7の回転軸8にそれぞ
れ固着されている。
【0034】また、回転体25,26は、図10及び図
11に示すように、2条の球通路2,3内に整列された
パチンコ球によって付与される球圧を受けつつ、その球
圧方向に沿った方向に回転するべく配置されている。な
お、請求項1に記載される球体送出部材は、上記の回転
軸8及び回転軸8に固着された回転体25,26により
構成されている。
【0035】回転体25の外周縁には球体ケース1の第
1の球通路2内のパチンコ球Pを係合する複数の球体係
合部27がそれぞれ形成され、回転体25の球体係合部
27の間には一定のピッチで突部28がそれぞれ形成さ
れ、回転体26の外周縁には球体ケース1の第2の球通
路3内のパチンコ球Pを係合する複数の球体係合部29
がそれぞれ形成され、回転体26の球体係合部29の間
には回転体25の突部28と同一のピッチで突部30が
それぞれ形成され、回転体25の突部28と回転体26
の突部30とは回転方向において互いに同位置に配置さ
れ、回転体25及び回転体26は同一の形状とされてい
る。
【0036】回転体25の一部が球体ケース1の一方の
側壁14に形成した切欠部15を利用して第1の球通路
2内に突出され、回転体26の一部が切欠部15を利用
して第1の球通路3内に突出されている。
【0037】球体ケース1の他方の側壁16には、図1
0及び図11に示すように、第1の球通路2及び第2の
球通路3に連続して、回転体25の球体係合部27及び
回転体26の球体係合部29に係合したパチンコ球Pを
誘導する球体誘導部17が、回転体25及び回転体26
の回転円周方向に沿って形成されている。
【0038】また、図10及び図11に示すように、回
転体25の球体係合部27及び回転体26の球体係合部
29のいずれか一方にパチンコ球Pが係合するとき、回
転体26の球体係合部29及び回転体25の球体係合部
27のいずれか他方よりパチンコ球Pを解放するよう
に、球体誘導部31の第1の球通路2側の下端31aは
回転軸8の側方で開放され、球体誘導部31の第2の球
通路3側の下端31bは第1の球通路2側の下端31a
よりも下方に延出した位置で開放されている。なお、請
求項1に記載の排出部は、球体誘導部31の第1の球通
路2側の下端31aおよび球体誘導部31の第2の球通
路3側の下端31bにより構成されている。
【0039】ステップモータ7を回転体25あるいは回
転体26の突部28,30の半ピッチに相当する1ステ
ップ回転すると、球体ケース1の第1の球通路2の回転
体25及び第2の球通路3の回転体26が同時にその半
ピッチに応じた角度だけ、球通路2,3内のパチンコ球
によって付与される球圧を受けつつ、その球圧方向に沿
った方向に回転する。第1の球通路2内のパチンコ球P
が回転体25の回転に伴って球体係合部27に係合しな
がら球体誘導部31によって誘導され、球体誘導部31
の第1の球通路2側の下端31aから1個だけ排出さ
れ、第2の球通路3内のパチンコ球Pは回転体26の球
体係合部29に係合された球体排出の待機状態となって
いる。
【0040】また、ステップモータ7を回転体25ある
いは回転体26の突部28,30の1ピッチに相当する
2ステップ回転すると、第1の球通路2内のパチンコ球
Pが回転体25によって球体誘導部31の第1の球通路
2側の下端31aから1個だけ排出され、この後、第2
の球通路3のパチンコ球Pが回転体26の回転に伴って
球体係合部29に係合しながら球体誘導部31の第2の
球通路3側の下端31bから1個だけ排出され、第1の
球通路2及び第2の球通路3内から合計2個のパチンコ
球Pが排出される。このように、回転体25,26の回
転により第1の球通路2及び第2の球通路3内から排出
部に送られたパチンコ球は1球ずつ時間差をもって排出
される。
【0041】第1の球通路2に対して設けた回転体25
と、第2の球通路3に対して設けた回転体26とを、1
つの回転軸8上において各球体係合部27,29同士を
回転方向において互いに同位置に配置できるので、球体
送出部材を容易に製作することができる。また、回転体
25と回転体26とを回転軸8に固着する際に、各回転
体25,26の球体係合部27,29を並べ合わせて軸
支すればよいので、各回転体25,26の回転軸8への
取付けが容易である。
【0042】そして、上記の実施の形態の他の作用は、
図1に示す実施の形態と全く同様のため、説明を省略す
る。
【0043】なお、ステップモータの駆動波形は励磁方
法,励磁モード,ステップ角度等により異なる。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、球体送
出部材の回転により、複数条の球通路内に整列された各
条の球体を、排出部から1球ずつ時間差をもって排出す
ることができると共に、球通路の条数が増える場合であ
っても、各条の球通路に対する各球体送出部材の係合部
を回転方向において互いに同位置に配置してある構成で
あるので、球体送出部材の形状が単純となり、球体送出
部材を容易に製作することができる。
【0045】請求項2に記載の構成によれば、制御手段
で駆動手段を制御して球体送出部材を回転できるので、
球通路に整列された球体の重量で球体送出部材が回転す
る構造のものに比して、所定の数の球を正確に排出する
ことができる。
【0046】請求項3に記載の構成によれば、1球ずつ
時間差をもって排出する排出部の構造を単純にすること
ができ、装置の製作も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の球体送出装置の要部切断正面図
【図2】図1の球体ケースの要部側断面図
【図3】図1の球体ケースの別位置の要部側断面図
【図4】図1の回転体とステップモータとの連結状態を
示す正面図
【図5】パチンコ機の回路の概略ブロック図
【図6】パチンコ機により実行される制御プログラムの
フローチャート
【図7】ステップモータの駆動波形を示すタイミングチ
ャート
【図8】バイポーラ励磁方法の場合のステップモータの
駆動波形を示すタイミングチャート
【図9】本発明の請求項1に係る実施の形態における
体送出装置の要部切断正面図
【図10】図9の球体ケースの要部側断面図
【図11】図9の球体ケースの別位置の要部側断面図
【図12】図9の回転体とステップモータとの連結状態
を示す正面図
【符号の説明】
1 球体ケース 2 第1の球通路 3 第2の球通路 4 回転体 5 回転体 6 隔壁 7 ステップモータ 8 回転軸 9 ベースプレート 10 球体係合部 11 突部 12 球体係合部 13 突部 14 側壁 15 切欠部 16 側壁 17 球体誘導部 17a 下端 18 入賞口A検出スイッチ 19 入賞口B検出スイッチ 20 入出力回路 21 中央処理装置 22 入出力回路 23 制御部 25 回転体 26 回転体 27 球体係合部 28 突部 29 球体係合部 30 突部 31 球体誘導部 31a 下端 31b 下端 P パチンコ球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀井 渉 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ 川1番地 株式会社大一商会 内 (56)参考文献 特開 昭61−76181(JP,A) 特開 昭63−19174(JP,A) 特開 昭63−164977(JP,A) 特開 昭64−37980(JP,A) 特開 平3−49786(JP,A) 特開 平1−308591(JP,A) 実開 平2−84685(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球体を整列させて流下させるための並列
    的に設けられた複数条の球通路と、前記複数条の球通路
    臨ませて回転可能に配置され、かつ前記各条の球通路
    内の球体を係合部に係合した後、該係合部から排出する
    球体送出部材とを有する球体送出装置において、前記球
    体送出部材が、前記各条の球通路に対応する係合部を回
    転方向において互いに同位置に配置してあり、前記球体
    送出部材の係合部によって排出側に送出された各条の球
    体を1球ずつ時間差をもって排出する排出部を、前記球
    体送出部材に臨んで前記複数条の球通路に形成したこと
    を特徴とする球体送出装置
  2. 【請求項2】 前記球体送出部材が、制御手段により制
    御された駆動手段により回転されることを特徴とする請
    求項1に記載の球体送出装置。
  3. 【請求項3】 前記排出部は、前記複数の球通路の各々
    の端部に、前記各球送出部材の係合部に係合されている
    球体を1個ずつ順番に各球通路から解放するように互い
    にずらして形成した球体誘導部である請求項1または2
    に記載の球体送出装置。
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