JP2999601B2 - ワーク入出庫制御装置 - Google Patents

ワーク入出庫制御装置

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JP2999601B2
JP2999601B2 JP24180991A JP24180991A JP2999601B2 JP 2999601 B2 JP2999601 B2 JP 2999601B2 JP 24180991 A JP24180991 A JP 24180991A JP 24180991 A JP24180991 A JP 24180991A JP 2999601 B2 JP2999601 B2 JP 2999601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配列配置された複数の
ワーク格納部を有するワーク格納庫に対して移動可能に
設けられたワーク入出庫手段に、ワーク格納庫にワーク
を入庫する作業及びワーク格納庫からワークを出庫する
作業を行わせるワーク入出庫制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両組立ラインの如くの組立ラインに予
め加工あるいは組立がなされた複数種のワークを供給す
るにあたり、予め加工あるいは組立がなされた複数種の
ワークを一旦ワーク格納庫に種別に入庫し、組立ライン
における要求に応じて、ワーク格納庫に入庫されている
ワークを選択的にワーク格納庫から出庫し、出庫された
ワークを組立ラインへと搬送するようになすワーク供給
設備が知られている。そして、このようなワーク供給設
備において、複数のワーク格納部が配列配置されて設け
られたワーク格納庫,ワーク格納庫に対して設置された
ワーク搬入部及びワーク搬出部等が備えられ、ワーク格
納庫に対してそれにおける複数のワーク格納部の配列方
向に沿って移動可能に設けられた、例えば、電子制御式
のワーク搬送装置を主要構成要素とするワーク入出庫手
段により、ワーク搬入部にもたらされたワークをワーク
格納庫における複数のワーク格納部のいずれかに格納す
るワーク入庫作業、及び、ワーク格納庫における複数の
ワーク格納部に格納されたワークのうち組立ラインにお
いて要求されるものを、ワーク格納部からワーク搬出部
に移出するワーク出庫作業が行われるようにされたワー
ク自動入出庫システムを採用したものが提案されてい
る。
【0003】このようなワーク自動入出庫システムとし
ては、例えば、特開昭62−244804号公報に、ワーク格納
庫に設けられた複数の格納棚についての空棚データに基
づいてワークが入庫されるべき格納棚が選択され、その
選択された格納棚に対するワークの格納が、ワーク入出
庫手段を構成する走行クレーンによるワーク入庫作業に
よって行われ、また、各格納棚に格納されたワークにつ
いての在庫データに基づいて出庫されるべきワークのう
ち入庫順序の古いものが選択され、その選択されたワー
クが格納された格納棚からのワークの移出が、走行クレ
ーンによるワーク出庫作業によって行われるようにされ
たものが開示されている。斯かるワーク自動入出庫シス
テムによれば、ワーク格納庫に対するワークの入出庫に
関連しての、ワーク格納庫に入庫されたワークが不所望
に長い期間に亙ってワーク格納庫に留められることにな
るワーク格納期間の長期化の防止を含めたワークの管理
が、在庫データを記憶するメモリを内蔵した制御部によ
って行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ワーク自動入出庫シス
テムが採用されたワーク供給設備においては、ワーク格
納期間の長期化の防止に加えて、例えば、ワーク入出庫
手段によるワーク格納庫からワーク搬出部へのワークの
出庫遅れに起因して、ワークが供給されるべき組立ライ
ンに対するワーク搬出部からのワークの供給遅れが生じ
る事態を回避すべく、ワーク入庫作業及びワーク出庫作
業を行うワーク入出庫手段の1作業サイクルに要される
時間の短縮化が強く望まれるところとなる。しかしなが
ら、上述の如くに、走行クレーンによるワーク出庫作業
が行われる際、そのときの走行クレーンの位置の如何に
かかわらず、複数の格納棚に格納された出庫されるべき
ワークのうちの入庫順序の古いものが選択され、その選
択されたワークが格納棚から移出されるようになされる
場合には、その選択されたワークが格納されている格納
棚の位置によっては、走行クレーンが、ワーク出庫作業
に先行して行うワーク入庫作業の完了位置から選択され
たワークが格納された格納棚に到達するまでに要される
移動時間が比較的長いものとなる事態が比較的頻繁に生
じ、走行クレーンの1作業サイクルに要される時間の短
縮化に支障がきたされることになってしまう不都合があ
る。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、複数のワーク
格納部が配列配置されて設けられたワーク格納庫、特
に、各々が配列配置された複数のワーク格納部を有して
相互対向する一対のワーク格納庫に対するワーク入庫作
業及びワーク出庫作業を、移動可能とされたワーク入出
庫手段によって行うにあたり、ワーク格納庫に入庫され
たワークが不所望に長い期間に亙ってワーク格納庫に留
められることになるワーク格納期間の長期化を防止でき
るとともに、ワーク入出庫手段によるワーク入庫作業及
びワーク出庫作業に要される時間の短縮化を効果的に図
ることができるものとされたワーク入出庫制御装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るワーク入出庫制御装置は、図1にその
基本構成が示される如く、各々が配列配置された複数の
ワーク格納部を有して相互対向する一対のワーク格納庫
の間に敷設され、ワーク搬入部とワーク搬出部とが近接
せしめられた移動路上を移動すべく駆動されて、第1及
び第2のスタッカ部に夫々設けられて一対のワーク格納
庫,ワーク搬入部及びワーク搬出部に対する移動が可能
とされた支持部材により、ワーク搬入部からのワークを
指定されたワーク格納部に格納するワーク入庫作業と、
指定されたワーク格納部に格納されたワークをワーク格
納部からワーク搬出部に移出するワーク出庫作業とを行
う、ワーク入出庫手段を形成するツインフォーク形のス
タッカクレーンと、複数のワーク格納部の夫々について
のワーク格納状況,格納されたワークの種類、及び、ワ
ーク格納時期を記憶する記憶手段と、ワーク格納部指定
手段と、スタッカクレーンに対する駆動制御手段とを備
え、ワーク格納部指定手段が、スタッカクレーンによる
ワーク入庫作業が行われるに際して、記憶手段の記憶内
容に基づき、入庫されるべきワークを格納し得る状態に
あるワーク格納部のうちの、ワーク搬入部からの第1及
び第2のスタッカ部の夫々の移動経路に沿った距離が最
短のものと二番目に短いものとを、夫々第1及び第2の
入庫用ワーク格納部として指定するとともに、スタッカ
クレーンによるワーク出庫作業が行われるに際して、記
憶手段の記憶内容に基づき、出庫されるべきワークが格
納されたワーク格納部のうちにワーク格納時期からの期
間が所定の期間以上である長格納期間ワーク格納部があ
る場合には、その長格納期間ワーク格納部を、また、長
格納期間ワーク格納部がない場合には、出庫されるべき
ワークが格納されたワーク格納部のうちの、第1及び第
2のスタッカ部の一方からその移動経路に沿った距離が
最短のものを、出庫用ワーク格納部として指定するもの
とされ、かつ、駆動制御手段が、スタッカクレーンによ
るワーク入庫作業が行われるべきとき、スタッカクレー
ンを、ワーク格納部指定手段により指定された第1及び
第2の入庫用ワーク格納部の夫々に対するワークの格納
を行わせるべく駆動するとともに、スタッカクレーンに
よるワーク出庫作業が行われるべきとき、スタッカクレ
ーンを、ワーク格納部指定手段により指定された出庫用
ワーク格納部からのワークの移出を行わせるものとされ
て、構成される。
【0007】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係るワーク入
出庫制御装置においては、支持部材が夫々設けられた第
1及び第2のスタッカ部を有したツインフォーク形のス
タッカクレーンによるワーク入庫作業が行われる際に
は、ワークを格納し得る状態にあるワーク格納部のうち
の、入庫されるべきワークがもたらされるワーク搬入部
からの第1及び第2のスタッカ部の夫々の移動経路に沿
った距離が最短のもの、及び、二番目に短いものの夫々
に、ワークが格納され、また、スタッカクレーンによる
ワーク出庫作業が行われる際には、出庫されるべきワー
クが格納されたワーク格納部のうちに長格納期間ワーク
格納部がある場合には、その長格納期間ワーク格納部か
ら、また、長格納期間ワーク格納部がない場合には、出
庫されるべきワークが格納されたワーク格納部のうち
の、第1及び第2のスタッカ部の一方からその移動経路
に沿った距離が最短のものから、ワークがワーク搬出部
へと移出される。従って、スタッカクレーンによる一対
のワーク格納庫に対するワーク入庫作業に要される時間
が短縮され、また、一対のワーク格納庫に入庫されたワ
ークが不所望に長い期間に亙ってそこに留められること
になるワーク格納期間の長期化が防止されるとともに、
スタッカクレーンによるワーク出庫作業に比較的長い時
間が要されることになる事態の発生頻度が低減され、さ
らには、スタッカクレーンにおけるワーク入庫作業とワ
ーク出庫作業とが含まれる1作業サイクルに要される時
間の短縮化が効果的に図られることになる。
【0008】
【実施例】図2は、本発明に係るワーク入出庫制御装置
の一例を、それが適用された一対のワーク格納庫と共に
示し、斯かる本発明の一例及びそれが適用された一対の
ワーク格納庫は、組立ラインに予め加工あるいは組立が
なされた複数種のワークを供給するワーク供給設備を構
成するものとなされている。
【0009】図2においては、相互対向するものとされ
た一対のワーク格納庫1及び2が、所定の距離をおいて
設置されており、ワーク格納庫1は、ワーク格納庫2よ
り長いものとされている。ワーク格納庫1及び2は、図
3に示される如く、各々の基部1A及び2Aが床部に固
定されたものとされており、ワーク格納庫1における基
部1A側の部分とワーク格納庫2における基部2A側の
部分との間には、ワーク格納庫1及び2の両者に沿って
直線状に伸びるレール3が敷設されていて、レール3上
には、それに沿って移動するツンフォーク形のスタッ
カクレーン5が配されている。
【0010】また、ワーク搬入コンベア7の一端部に設
けられて一対のリフタ9を備えるものとされたワーク搬
入部11と、図示されていない組立ラインに連結された
ワーク搬出コンベア12の一端部に設けられたワーク搬
出部13とが、レール3の一端部側の部分に近接して配
設されている。ワーク搬入部11には、予め加工あるい
は組立がなされた複数種のワークW、例えば、複数種の
エンジンのシリンダヘッドが、ワーク搬入コンベア7に
よって2個ずつ搬送され、それらワークWが一対のリフ
タ9により夫々所定の高さ位置に保持される。スタッカ
クレーン5は、ワーク搬入部11に搬送されて一対のリ
フタ9により保持された2個のワークWをワーク格納庫
1及び2に入庫するワーク入庫作業を行うとともに、ワ
ーク格納庫1及び2に入庫されて在庫物とされているワ
ークWのうちの選択されたものを取り出してワーク搬出
部13に出庫するワーク出庫作業を行うものとされてい
て、ワーク入出庫手段を形成する。
【0011】一対のワーク格納庫1及び2は、図4に示
される如く、夫々の上端部が連結部材15によって連結
されており、連結部材15にはレール4がレール3に対
向して敷設されていて、レール4はスタッカクレーン5
の上端部を案内する役割を果たしている。また、ワーク
格納庫1及び2は、夫々の基部1A及び2A上に立設さ
れた複数の支柱18と、夫々が所定の幅をもってレール
3に直交する方向に伸びるものとされ、支柱18により
支持された複数の棚部材20とを有している。複数の支
柱18は、レール3に直交する方向において所定の間隔
を有して相互対向せしめられた2本による組の夫々によ
って、所定の間隔を有して上下方向に配列配置された複
数の棚部材20を支持するとともに、レール3に沿う方
向において所定の間隔を有して相互隣接配置された2本
による組の夫々によって、レール3に沿う方向に隣接配
置された2個の棚部材20の間に所定の間隔を形成する
配置態様をもって配列されており、レール3に沿う方向
に隣接配置された2個の棚部材20及びそれらの間の上
方に形成される空間部が、ワーク搬入部11に搬送され
たワークWが格納されるワーク格納部22を形成するも
のとされている。
【0012】ワーク格納庫1には、例えば、縦方向、即
ち、複数の支柱18の夫々に沿う方向に13列を形成す
るとともに、横方向、即ち、レール3に沿う方向に33
列を形成する、合計429個のワーク格納部22が設け
られ、また、ワーク格納庫2には、例えば、縦方向に1
3列を形成するとともに横方向に27列を形成する、合
計351個のワーク格納部22が設けられている。そし
て、各ワーク格納部22においては、ワーク搬入部11
からのワークWが、レール3に沿う方向に相互対向配置
された2個の棚部材20により支持された状態で格納さ
れる。
【0013】スタッカクレーン5は、レール3に沿って
伸び、レール3上を転動する比較的大なる径を有した一
対のガイドローラ24及びレール3にその両側部側から
夫々当接せしめられる比較的小なる径を有した一対のガ
イドローラ25が取り付けられた基台26と、基台26
上にその長手方向に沿って所定の間隔をおいて立設され
た第1及び第2のガイド部材27及び28と、第1及び
第2のガイド部材27及び28に夫々係合せしめられて
相互対向するものとされるとともに、基台26の両端部
側に夫々配されたウオーム減速機構付のモータ30及び
31の作動により、夫々、第1及び第2のガイド部材2
7及び28に沿って昇降せしめられる第1及び第2のス
タッカ部33及び34と、レール3の一方の側部に設け
られたラック35に噛合したピニオン36を有する減速
部37が付設されたモータ38とを備えている。
【0014】モータ38はサーボ制御が行われるものと
されており、スタッカクレーン5は、モータ38が作動
して減速部37が駆動されることによりレール3上を移
動せしめられ、図2において実線により示されるレール
3の一端部上の位置,一点鎖線により示されるレール3
の他端部上の位置、及び、それらの間の位置を適宜にと
る。なお、スタッカクレーン5とワーク格納庫1との間
には、図示が省略された電力供給部からの電力をモータ
30,31及び38等に供給する、給電ユニット39が
配設されている。
【0015】第1及び第2のガイド部材27及び28の
夫々は、その下方部分にそれと基台26の端部とを連結
する支持部材40が取り付けられるとともに、その上端
部に、レール4にその両側部から夫々当接せしめられる
一対のガイドローラ42が取り付けられた連結部材43
が固着されたものとされている。そして、連結部材43
の両端側部分に一対のプーリ45が夫々取り付けられる
とともに、第1及び第2のガイド部材27及び28の夫
々の下端部側部分にプーリ46が、基台26における第
1及び第2のガイド部材27及び28の下端部に対応す
る部分の夫々にプーリ47が、さらに、モータ30及び
31の夫々にプーリ48が取り付けられており、連結部
材43の一端部,第1のガイド部材27の下部側部分,
基台26における第1のガイド部材27の下端部に対応
する部分、及び、モータ30に夫々取り付けられたプー
リ45,46,47及び48に、第1のガイド部材27
内に形成された上下方向に伸びる中空部27aに配され
たベルト41が装架され、また、連結部材43の他端
部,第2のガイド部材28の下部側部分,基台26にお
ける第2のガイド部材28の下端部に対応する部分、及
び、モータ31に夫々取り付けられたプーリ45,4
6,47及び48に、第2のガイド部材28内に形成さ
れた上下方向に伸びる中空部28aに配されたベルト4
4が装架されている。
【0016】第1のスタッカ部33は、図5にも示され
る如く、第1のガイド部材27に4個のガイドローラ4
9を介して係合せしめられており、モータ30の駆動力
がプーリ48を介して伝達されるベルト41に固着され
て、ベルト41の移動により第1のガイド部材27に沿
って昇降せしめられる昇降部材50Aと、昇降部材50
Aにより支持されて第2のガイド部材28に向かう方向
に突出する一対の支持部材51Aと、一対の支持部材5
1Aにより支持された、モータ52Aを備えるスライド
機構53Aとを有するものとされている。また、第2の
スタッカ部34も、第1のスタッカ部33と同様に、第
2のガイド部材28に4個のガイドローラ49を介して
係合せしめられており、モータ31の駆動力がプーリ4
8を介して伝達されるベルト44に固着されて、ベルト
44の移動により第2のガイド部材28に沿って昇降せ
しめられる昇降部材50Bと、昇降部材50Bにより支
持されて第1のガイド部材27に向かう方向に突出する
一対の支持部材51Bと、一対の支持部材51Bにより
支持された、モータ52Bを備えるスライド機構53B
とを有するものとされている。そして、第1のスタッカ
部33は、昇降部材50Aがモータ30が作動して駆動
されるベルト41の移動により昇降せしめられることに
よって、第1のガイド部材27に沿って昇降せしめら
れ、図4において実線により示される位置,一点鎖線に
より示される位置、及び、それらの間の位置を適宜にと
り、また、同様に、第2のスタッカ部34は、昇降部材
50Bがモータ31が作動して駆動されるベルト44の
移動により昇降せしめられることによって、第2のガイ
ド部材28に沿って昇降せしめられ、図4において実線
により示される位置,一点鎖線により示される位置、及
び、それらの間の位置を適宜にとる。
【0017】スライド機構53Aは、一対の支持部材5
1Aに固着された収容部材54A、及び、図示が省略さ
れた複数のベルトを介してモータ52Aからの駆動力が
伝達されて、図5において実線により示される如くの収
容部材54A内に収納された原位置から、図5において
一点鎖線により示される如くに、収容部材54Aの一端
部側及び他端部側に選択的に突出せしめられるフォーク
部材55Aが備えられたものとされており、モータ52
Aにはフォーク部材55Aの位置を検出する位置センサ
56Aが設けられている。また、スライド機構53B
も、スライド機構53Aと同様に、一対の支持部材51
Bに固着された収容部材54B、及び、図示が省略され
た複数のベルトを介してモータ52Bからの駆動力が伝
達されて、図5において実線により示される如くの収容
部材54B内に収納された原位置から、図5において一
点鎖線により示される如くに、収容部材54Bの一端部
側及び他端部側に選択的に突出せしめられるフォーク部
材55Bが備えられたものとされており、モータ52B
にはフォーク部材55Bの位置を検出する位置センサ5
6Bが設けられている。
【0018】さらに、図6に示される如く、スタッカク
レーン5を移動させるモータ38に配された減速部3
7,モータ30に取り付けられてモータ30の駆動力を
ベルト41に伝達するプーリ48、及び、モータ31に
取り付けられてモータ31の駆動力をベルト44に伝達
するプーリ48には、夫々、エンコーダ60,61及び
62が取り付けられている。エンコーダ60は、モータ
38の回転に応じてスタッカクレーン5における基部2
6のレール3に沿った移動量を検知し、それに基づい
て、スタッカクレーン5における基部26のレール3上
における位置を検出し、エンコーダ61は、モータ30
に取り付けられプーリ48の回転に応じてベルト41の
移動量を検知し、それに基づいて、第1のスタッカ部3
3の第1のガイド部材27に沿った高さ位置を検出し、
さらに、エンコーダ62は、モータ31に取り付けられ
プーリ48の回転に応じてベルト44の移動量を検知
し、それに基づいて、第2のスタッカ部34の第2のガ
イド部材28に沿った高さ位置を検出する。
【0019】スタッカクレーン5における基台26に配
されたモータ30,31及び38、及び、第1及び第2
のスタッカ部33及び34に夫々配されたモータ52A
及び52Bは、夫々、ワーク在庫情報管理用のホストコ
ンピュータ65(図2)から各種データが供給される制
御ユニット66(図2及び図3)により動作制御される
ものとされている。ホストコンピュータ65は、ワーク
搬入コンベア7によりワーク搬入部11に順次搬送され
るワークWについての品目データDA、及び、ワーク搬
出部13からワーク搬出コンベア12により組立ライン
に順次搬送されるべきワークWについての品目データD
Bを、制御ユニット66に間歇的に送出する。
【0020】制御ユニット66には、ホストコンピュー
タ65からの品目データDA及びDBに加えて、モータ
38に関連して設けられたエンコーダ60から得られ
る、スタッカクレーン5における基台26のレール3に
対する位置をあらわす検出出力信号SA,モータ30に
取り付けられプーリ48に関連して設けられたエンコー
ダ61から得られる、第1のスタッカ部33の第1のガ
イド部材27に沿った高さ位置をあらわす検出出力信号
SB,モータ31に取り付けられプーリ48に関連して
設けられたエンコーダ62から得られる、第2のスタッ
カ部34の第2のガイド部材28に沿った高さ位置をあ
らわす検出出力信号SC,ワーク搬入部11に設けられ
た、例えば、発光・受光素子が用いられた位置センサ6
3から得られる、ワーク搬入部11に備えられた一対の
リフタ9の高さ位置をあらわす検出出力信号SD、及
び、第1及び第2のスタッカ部33及び34に夫々配さ
れた位置センサ56A及び56Bから夫々得られる、第
1のスタッカ部33におけるフォーク部材55Aの位置
をあらわす検出出力信号SE1及び第2のスタッカ部3
4におけるフォーク部材55Bの位置をあらわす検出出
力信号SE2が供給される。そして、制御ユニット66
は、それら各種データ及び各種検出出力信号に基づいて
駆動制御信号CA,CB,CC,CD1及びCD2を適
宜形成し、それらをスタッカクレーン5におけるモータ
30,31,38,52A及び52Bに夫々供給し、ス
タッカクレーン5に、ワーク搬入部11に搬送されたワ
ークWを、ワーク格納庫1及び2における指定されたワ
ーク格納部22に格納して、ワーク格納庫1及び2に入
庫するワーク入庫作業、及び、ワーク格納庫1及び2に
おける指定されたワーク格納部22に格納されたワーク
Wを、そのワーク格納部22からワーク搬出部13に移
出して、ワーク格納庫1及び2から出庫するワーク出庫
作業を行わせる。
【0021】制御ユニット66に内蔵されたリード・オ
ンリー・メモリ(ROM)には、ワーク格納庫1及び2
に配列配置されて設けられた複数のワーク格納部22の
各々について付された各ワーク格納部22に固有のアド
レスをあらわすアドレス・データ,ワーク搬入部11の
位置をあらわすアドレス・データ及びワーク搬出部13
の位置をあらわすアドレス・データが格納されている。
【0022】制御ユニット66は、検出出力信号SAに
基づいてスタッカクレーン5における基部26のレール
3上の位置を検知し、検知された基部26のレール3上
の位置に基づいて、第1のスタッカ部33についての、
ワーク格納庫1及び2に対する、ワーク格納庫1及び2
の夫々におけるワーク格納部22の横方向に伸びる列に
沿う方向の位置を横方向位置として算出し、さらに、検
出出力信号SBに基づいて、第1のスタッカ部33につ
いての、ワーク格納庫1及び2に対する、ワーク格納庫
1及び2の夫々におけるワーク格納部22の縦方向に伸
びる列に沿う方向の位置を縦方向位置として算出して、
算出された横方向位置及び縦方向位置から、第1のスタ
ッカ部33の位置に対応するワーク格納庫1及び2の夫
々におけるワーク格納部22のアドレス・データをRO
Mから求め、また、検知された基部26のレール3上の
位置に基づいて、第2のスタッカ部34についての、ワ
ーク格納庫1及び2に対する、ワーク格納庫1及び2の
夫々におけるワーク格納部22の横方向に伸びる列に沿
う方向の位置を横方向位置として算出し、さらに、検出
出力信号SCに基づいて、第2のスタッカ部34につい
ての、ワーク格納庫1及び2に対する、ワーク格納庫1
及び2の夫々におけるワーク格納部22の縦方向に伸び
る列に沿う方向の位置を縦方向位置として算出して、算
出された横方向位置及び縦方向位置から、第2のスタッ
カ部34の位置に対応するワーク格納庫1及び2の夫々
におけるワーク格納部22のアドレス・データをROM
から求める。即ち、制御ユニット66においては、スタ
ッカクレーン5における第1及び第2のスタッカ部33
及び34の夫々の位置が、それに対応するワーク格納庫
1及び2の夫々におけるワーク格納部22のアドレス・
データをもって把握されているのである。
【0023】また、制御ユニット66には、ワーク格納
庫1及び2における複数のワーク格納部22の夫々につ
いてのワーク格納状況,格納されたワークの種類、及
び、ワーク格納時期をあらわすワーク在庫データが保存
されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)が内蔵さ
れており、制御ユニット66は、スタッカクレーン5に
ワーク入庫作業及びワーク出庫作業のいずれかを行わせ
る都度、内蔵するRAMにおけるワーク在庫データの更
新を行う。斯かるワーク在庫データは、例えば、下記の
表1の如くの内容をあらわすものとされる。
【0024】
【表1】
【0025】このようなもとで、制御ユニット66は、
2個のワークWがワーク搬入コンベア7によりワーク搬
入部11に搬送され、ホストコンピュータ65からワー
ク搬入部11に搬送された2個のワークWについての品
目データDAが供給されると、RAMに格納されたワー
ク在庫データに基づいて、ワークWを格納し得るワーク
格納部22、即ち、ワークWが格納されていないワーク
格納部22(表1において、“ワーク有無”の欄が
“0”とされたワーク格納部)を格納可能ワーク格納部
として検出し、さらに、格納可能ワーク格納部のうちの
ワーク搬入部11からスタッカクレーン5における第1
及び第2のスタッカ部33及び34の夫々の移動経路に
沿って最短の距離にあるものと二番目に短い距離にある
ものとを検出し、検出された2個の格納可能ワーク格納
部を第1及び第2の入庫用ワーク格納部として指定す
る。
【0026】その後、制御ユニット66は、ROMに格
納された各ワーク格納部22についてのアドレス・デー
タから求められる第1及び第2の入庫用ワーク格納部の
アドレス・データ,ワーク搬入部11のアドレス・デー
タ、及び、スタッカクレーン5における第1及び第2の
スタッカ部33及び34の夫々の位置をあらわすアドレ
ス・データに基づいて、駆動制御信号CC,CA,C
B,CD1及びCD2を適宜形成してモータ38,3
0,31,52A及び52Bに供給し、スタッカクレー
ン5における第1及び第2のスタッカ部33及び34
を、先ず、ワーク搬入部11における一対のリフタ9に
対応する位置に夫々到達させ、第1及び第2のスタッカ
部33及び34に夫々設けられたスライド機構53A及
び53Bにおけるフォーク部材55A及び55Bを進退
させて、ワーク搬入部11に搬送された後一対のリフタ
9により所定の高さ位置に保持された2個のワークWを
受け取らせ、次に、スタッカクレーン5における第1及
び第2のスタッカ部33及び34により2個のワークW
が同時に搬送される状態のもとに、スタッカクレーン5
におけるワークWを支持した第1のスタッカ部33を第
1の入庫用ワーク格納部に対応する位置に到達させ、第
1のスタッカ部33に設けられたスライド機構53Aに
おけるフォーク部材55Aを進退させて、ワークWを第
1の入庫用ワーク格納部として指定されたワーク格納部
22に格納し、続いて、スタッカクレーン5におけるワ
ークWを支持した第2のスタッカ部34を第2の入庫用
ワーク格納部に対応する位置に到達させ、第2のスタッ
カ部34に設けられたスライド機構53Bにおけるフォ
ーク部材55Bを進退させて、ワークWを第2の入庫用
ワーク格納部として指定されたワーク格納部22に格納
する動作を行わせる。このようにして、スタッカクレー
ン5にワーク入庫動作を行わせた制御ユニット66は、
ワーク在庫データを、第1及び第2のワーク格納庫1及
び2の少なくとも一方における新たにワークWが格納さ
れたワーク格納部22についてのデータを修正して更新
する。
【0027】上述の如くにして行われる、スタッカクレ
ーン5によるワーク入庫作業にあっては、スタッカクレ
ーン5に備えられた第1及び第2のスタッカ部33及び
34が、それらの移動距離が最短となるように制御され
ることになり、従って、ワーク入庫作業に要される時間
の短縮化が図られる。
【0028】また、制御ユニット66は、ホストコンピ
ュータ65から出庫すべきワークWについての品目デー
タDBが供給されると、RAMに格納されたワーク在庫
データに基づいて、出庫すべきワークWが格納されてい
るワーク格納部22を移出可能ワーク格納部として検出
し、さらに、移出可能ワーク格納部のうちにワーク格納
時期からの期間が所定の期間以上となっている長格納期
間ワーク格納部があるか否かを判断し、長格納期間ワー
ク格納部がある場合には、その長格納期間ワーク格納部
を出庫用ワーク格納部として指定する。また、移出可能
ワーク格納部のうちに長格納期間ワーク格納部がない場
合には、移出可能ワーク格納部のうちのそのときのスタ
ッカクレーン5における第1及び第2のスタッカ部33
及び34の一方からその移動経路に沿って最短の距離に
あるものを検出し、検出された移出可能ワーク格納部を
出庫用ワーク格納部として指定する。
【0029】その後、制御ユニット66は、ROMに格
納された各ワーク格納部22についてのアドレス・デー
タから求められる出庫用ワーク格納部のアドレス・デー
タ、、スタッカクレーン5における第1及び第2のスタ
ッカ部33及び34の一方の位置をあらわすアドレス・
データ、及び、ワーク搬出部13の位置をあらわすアド
レス・データに基づいて、駆動制御信号CC,CA,C
B,CD1及びCD2を適宜形成してモータ38,3
0,31,52A及び52Bに供給し、スタッカクレー
ン5における第1及び第2のスタッカ部33及び34の
一方を、先ず、出庫用ワーク格納部に対応する位置に到
達させ、第1及び第2のスタッカ部33及び34の一方
に、それに設けられたスライド機構53Aもしくは53
Bにおけるフォーク部材55Aもしくは55Bを進退さ
せて、出庫用ワーク格納部として指定されたワーク格納
部22に格納されたワークWを受け取らせ、次に、スタ
ッカクレーン5におけるワークWを支持した第1及び第
2のスタッカ部33及び34の一方をワーク搬出部13
に対応する位置に到達させ、第1及び第2のスタッカ部
33及び34の一方に設けられたスライド機構53Aも
しくは53Bにおけるフォーク部材55Aもしくは55
Bを進退させて、第1及び第2のスタッカ部33及び3
4の一方により支持されてきたワークWをワーク搬出部
13に移載する動作を行わせる。このようにして、スタ
ッカクレーン5にワーク出庫動作を行わせた制御ユニッ
ト66は、ワーク在庫データを、第1のワーク格納庫1
もしくは第2のワーク格納庫2におけるワークWが移出
されたワーク格納部22についてのデータを修正して更
新する。
【0030】上述の如くにして行われる、スタッカクレ
ーン5によるワーク出庫作業にあっては、搬出すべきワ
ークWが格納された長格納期間ワーク格納部がある場合
には、その長格納期間ワーク格納部からのワークWの移
出が優先的に行われ、また、搬出すべきワークWが格納
された長格納期間ワーク格納部がない場合には、スタッ
カクレーン5に備えられた第1及び第2のスタッカ部3
3及び34の一方が、それらの移動距離が最短となるよ
うに制御されることになり、従って、ワークWが不所望
に長い期間に亙ってワーク格納庫1もしくはワーク格納
庫2に留められることになるワーク格納期間の長期化が
防止されるとともに、ワーク出庫作業に比較的長い時間
が要されることになる事態の発生頻度が低減される。
【0031】上述の如くにしてスタッカクレーン5にワ
ーク入出庫動作を行わせる制御ユニット66は、例え
ば、マイクロコンピュータが用いられて構成されるが、
斯かるマイクロコンピュータがスタッカクレーン5につ
いての動作制御に際して実行するプログラムの一例を、
図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。
【0032】図7のフローチャートは、スタッカクレー
ン5にワーク入庫動作を行わせるにあたって実行される
プログラムを示し、このプログラムにおいては、スター
ト後、ステップ71において、ホストコンピュータ65
からの各種データ、及び、位置センサ56A,56B及
び63等からの各種検出出力信号を取り込み、続くステ
ップ72において、ホストコンピュータ65からの、ワ
ーク搬入コンベア7によりワーク搬入部11に搬送され
る2個のワークWについての品目データDAが到来した
か否かを判断する。その結果、品目データDAが到来し
ていない場合には、ステップ71に戻り、また、品目デ
ータDAが到来した場合には、ステップ73に進む。
【0033】ステップ73においては、位置センサ63
からの検出出力信号SDに基づいて、ワーク搬入部11
に備えられた一対のリフタ9の夫々がワークWを所定の
高さ位置に保持すべく上昇したか否かを判断し、リフタ
9の夫々が上昇していない場合には、ステップ71に戻
り、また、リフタ9の夫々が上昇している場合には、ス
テップ74に進む。ステップ74においては、内蔵され
たRAMに格納されたワーク在庫データを参照して、ワ
ークWを格納し得るワーク格納部22である格納可能ワ
ーク格納部を検出し、続いて、ステップ75において、
ステップ74で検出された格納可能ワーク格納部のうち
の、ワーク搬入部11からスタッカクレーン5における
第1及び第2のスタッカ部33及び34の夫々の移動経
路に沿って最短の距離にあるものを検出し、検出された
ワーク格納部を第1の入庫用ワーク格納部として設定す
る。斯かる際における格納可能ワーク格納部のうちのワ
ーク搬入部11からスタッカクレーン5における第1及
び第2のスタッカ部33及び34の夫々の移動経路に沿
って最短の距離にあるものの検出は、内蔵されたROM
に格納された各ワーク格納部22についてのアドレス・
データから求められる格納可能ワーク格納部の夫々につ
いてのアドレス・データと、ROMに格納されたワーク
搬入部11の位置をあらわすアドレス・データとを比較
して行う。
【0034】さらに、ステップ76において、ステップ
74で検出された格納可能ワーク格納部のうちの、ワー
ク搬入部11からスタッカクレーン5における第1及び
第2のスタッカ部33及び34の夫々の移動経路に沿っ
て二番目に短い距離にあるものを検出し、検出された格
納可能ワーク格納部を第2の入庫用ワーク格納部として
設定する。斯かる際における格納可能ワーク格納部のう
ちのワーク搬入部11からスタッカクレーン5における
第1及び第2のスタッカ部33及び34の夫々の移動経
路に沿って二番目に短い距離にあるものの検出も、内蔵
されたROMに格納された各ワーク格納部22について
のアドレス・データから求められる格納可能ワーク格納
部の夫々についてのアドレス・データと、ROMに格納
されたワーク搬入部11の位置をあらわすアドレス・デ
ータとを比較して行う。
【0035】次に、ステップ77において、位置センサ
56A及び56Bからの検出出力信号SE1及びSE2
に基づいて、スタッカクレーン5における第1及び第2
のスタッカ部33及び34に夫々設けられたスライド機
構53A及び53Bのフォーク部材55A及び55B
が、夫々、収容部材54A及び54B内の原位置にある
ことを確認した後、ステップ78において、ROMに格
納されたワーク搬入部11のアドレス・データ、及び、
エンコーダ60,61及び62からの検出出力信号S
A,SB及びSCとROMに格納された各ワーク格納部
22についてのアドレス・データとに基づいて求められ
ている、スタッカクレーン5における第1及び第2のス
タッカ部33及び34の夫々の位置をあらわすアドレス
・データに基づいて、スタッカクレーン5における第1
及び第2のスタッカ部33及び34をワーク搬入部11
に到達させるための駆動制御信号CC,CA及びCBが
形成され、それらがモータ38,30及び31に夫々送
出される。そして、ステップ79において、駆動制御信
号CC,CA及びCBの送出が終了したか否かを判断
し、駆動制御信号CC,CA及びCBの送出が終了して
いない場合には、ステップ78に戻って駆動制御信号C
C,CA及びCBの送出を継続し、駆動制御信号CC,
CA及びCBの送出が終了した場合、即ち、スタッカク
レーン5における第1及び第2のスタッカ部33及び3
4がワーク搬入部11に到達した場合には、ステップ8
0に進む。なお、ワーク搬入部11に到達したスタッカ
クレーン5における第1及び第2のスタッカ部33及び
34は、夫々に設けられたスライド機構53A及び53
Bが夫々ワーク搬入部11に備えられた一対のリフタ9
に対応する位置に配されるものとされる。
【0036】ステップ80においては、スタッカクレー
ン5における第1及び第2のスタッカ部33及び34に
夫々設けられたスライド機構53A及び53Bにおける
フォーク部材55A及び55Bを、一旦収容部材54A
及び54Bから進出させた後、直ちに収容部材54A及
び54B内に後退させるための、駆動制御信号CD1及
びCD2をモータ52A及び52Bに夫々供給する。そ
して、ステップ81において、駆動制御信号CD1及び
CD2の送出が終了したか否かを判断し、駆動制御信号
CD1及びCD2の送出が終了していない場合には、ス
テップ80に戻って駆動制御信号CD1及びCD2の送
出を継続し、駆動制御信号CD1及びCD2の送出が終
了した場合には、ステップ82に進む。斯かる状態にお
いては、ワーク搬入部11に備えられた一対のリフタ9
によって所定の高さ位置に保持されていた2個のワーク
Wが、夫々、スタッカクレーン5における第1及び第2
のスタッカ部33及び34に夫々設けられたスライド機
構53A及び53Bにおけるフォーク部材55A及び5
5Bの作動によって、第1及び第2のスタッカ部33及
び34により受け取られたものとされている。
【0037】ステップ82においては、スタッカクレー
ン5における第1のスタッカ部33の位置をあらわすア
ドレス・データ、及び、ROMに格納された各ワーク格
納部22についてのアドレス・データから求められる、
ステップ75で設定された第1の入庫用ワーク格納部に
ついてのアドレス・データに基づいて、スタッカクレー
ン5における第1のスタッカ部33を第1の入庫用ワー
ク格納部に対応する位置に到達させるための駆動制御信
号CC及びCAが形成され、それらがモータ38及び3
0に夫々送出される。そして、ステップ83において、
駆動制御信号CC及びCAの送出が終了したか否かを判
断し、駆動制御信号CC及びCAの送出が終了していな
い場合には、ステップ82に戻って駆動制御信号CC及
びCAの送出を継続し、駆動制御信号CC及びCAの送
出が終了した場合、即ち、スタッカクレーン5における
第1のスタッカ部33が第1の入庫用ワーク格納部に対
応する位置に到達した場合には、ステップ84に進む。
【0038】ステップ84においては、スタッカクレー
ン5における第1のスタッカ部33に設けられたスライ
ド機構53Aにおけるフォーク部材55Aを、一旦収容
部材54Aから進出させた後、直ちに収容部材54A内
に後退させるための、駆動制御信号CD1をモータ52
Aに供給する。そして、ステップ85において、駆動制
御信号CD1の送出が終了したか否かを判断し、駆動制
御信号CD1の送出が終了していない場合には、ステッ
プ84に戻って駆動制御信号CD1の送出を継続し、駆
動制御信号CD1の送出が終了した場合には、ステップ
86に進む。斯かる状態においては、スタッカクレーン
5における第1のスタッカ部33によって支持されてい
たワークWが、第1のスタッカ部33に設けられたスラ
イド機構53Aにおけるフォーク部材55Aの作動によ
って、第1の入庫用ワーク格納部として指定されたワー
ク格納部22に格納されたものとされる。
【0039】ステップ86においては、そのとき求めら
れるスタッカクレーン5における第2のスタッカ部34
の位置をあらわすアドレス・データ、及び、ROMに格
納された各ワーク格納部22についてのアドレス・デー
タから求められる、ステップ76で設定された第2の入
庫用ワーク格納部についてのアドレス・データに基づい
て、スタッカクレーン5における第2のスタッカ部34
を第2の入庫用ワーク格納部に対応する位置に到達させ
るための駆動制御信号CC及びCBが形成され、それら
がモータ38及び31に夫々送出される。そして、ステ
ップ87において、駆動制御信号CC及びCBの送出が
終了したか否かを判断し、駆動制御信号CC及びCBの
送出が終了していない場合には、ステップ86に戻って
駆動制御信号CC及びCBの送出を継続し、駆動制御信
号CC及びCBの送出が終了した場合、即ち、スタッカ
クレーン5における第2のスタッカ部34が第2の入庫
用ワーク格納部に対応する位置に到達した場合には、ス
テップ88に進む。
【0040】ステップ88においては、スタッカクレー
ン5における第2のスタッカ部34に設けられたスライ
ド機構53Bにおけるフォーク部材55Bを、一旦収容
部材54Bから進出させた後、直ちに収容部材54B内
に後退させるための、駆動制御信号CD2をモータ52
Bに供給する。そして、ステップ89において、駆動制
御信号CD2の送出が終了したか否かを判断し、駆動制
御信号CD2の送出が終了していない場合には、ステッ
プ88に戻って駆動制御信号CD2の送出を継続し、駆
動制御信号CD2の送出が終了した場合には、ステップ
90に進む。斯かる状態においては、スタッカクレーン
5における第2のスタッカ部34によって支持されてい
たワークWが、第2のスタッカ部34に設けられたスラ
イド機構53Bにおけるフォーク部材55Bの作動によ
って、第2の入庫用ワーク格納部として指定されたワー
ク格納部22に格納されたものとされる。
【0041】そして、ステップ90において、RAMに
格納されたワーク在庫データを、第1及び第2の入庫用
ワーク格納部として選択され、ワークWが格納された二
つのワーク格納部22についてのデータを修正して更新
し、その後、ステップ71に戻る。
【0042】図8のフローチャートは、スタッカクレー
ン5にワーク出庫動作を行わせるにあたって実行される
プログラムを示し、このプログラムにおいては、スター
ト後、ステップ91において、ホストコンピュータ65
からの各種データ、及び、位置センサ56A,56B及
び63等からの各種検出出力信号を取り込み、続くステ
ップ92において、ホストコンピュータ65からの、第
1のワーク格納庫1もしくは第2のワーク格納庫2から
ワーク搬出部13に搬出すべきワークWについての品目
データDBが到来したか否かを判断する。その結果、品
目データDBが到来していない場合には、ステップ91
に戻り、また、品目データDBが到来した場合には、ス
テップ93に進む。
【0043】ステップ93においては、内蔵されたRA
Mに格納されたワーク在庫データを参照して、搬出すべ
きワークWが格納されているワーク格納部22である移
出可能ワーク格納部を検出し、続いて、ステップ94に
おいて、ワーク在庫データをさらに参照して、ステップ
93で検出された移出可能ワーク格納部のうちにワーク
格納時期からの期間が所定の期間以上となっている長格
納期間ワーク格納部(ワーク格納部22LT)の検出を
行い、ステップ95において、ステップ94での検出の
結果に基づいて、ワーク格納部22LTがあるか否かを
判断する。そして、移出可能ワーク格納部のうちにワー
ク格納部22LTがある場合には、ステップ96におい
て、そのワーク格納部22LTを出庫用ワーク格納部と
して設定して、ステップ97に進む。
【0044】また、ステップ95での判断の結果、移出
可能ワーク格納部のうちにワーク格納部22LTがない
場合には、ステップ98において、ステップ93で検出
された移出可能ワーク格納部のうちのそのときのスタッ
カクレーン5における第1及び第2のスタッカ部33及
び34の一方からその移動経路に沿って最短の距離にあ
るもの(ワーク格納部22MN)を検出する。斯かる際
における移出可能ワーク格納部のうちのそのときのスタ
ッカクレーン5における第1及び第2のスタッカ部33
及び34の一方からその移動経路に沿って最短の距離に
あるものの検出は、内蔵されたROMに格納された各ワ
ーク格納部22についてのアドレス・データから求めら
れる移出可能ワーク格納部の夫々についてのアドレス・
データとそのとき求められるスタッカクレーン5におけ
る第1及び第2のスタッカ部33及び34の一方の位置
をあらわすアドレス・データとを比較して行う。
【0045】続いて、ステップ99において、ステップ
98で検出されたワーク格納部22MNを出庫用ワーク
格納部として設定して、ステップ97に進む。
【0046】ステップ97においては、位置センサ56
A及び56Bからの検出出力信号SE1及びSE2に基
づいて、スタッカクレーン5における第1及び第2のス
タッカ部33及び34に夫々設けられたスライド機構5
3A及び53Bのフォーク部材55A及び55Bが、夫
々、収容部材54A及び54B内の原位置にあることを
確認した後、ステップ100において、そのとき求めら
れるスタッカクレーン5における第1及び第2のスタッ
カ部33及び34の一方の位置をあらわすアドレス・デ
ータ、及び、ROMに格納された各ワーク格納部22に
ついてのアドレス・データから求められる、ステップ9
6もしくはステップ99で設定された出庫用ワーク格納
部についてのアドレス・データに基づいて、スタッカク
レーン5における第1及び第2のスタッカ部33及び3
4を出庫用ワーク格納部に対応する位置に到達させるた
めの駆動制御信号CC及び駆動制御信号CAもしくはC
Bが形成され、それらがモータ38及びモータ30もし
くは31に夫々送出される。そして、ステップ101に
おいて、駆動制御信号CC及び駆動制御信号CAもしく
はCBの送出が終了したか否かを判断し、駆動制御信号
CC及び駆動制御信号CAもしくはCBの送出が終了し
ていない場合には、ステップ100に戻って駆動制御信
号CC及び駆動制御信号CAもしくはCBの送出を継続
し、駆動制御信号CC及び駆動制御信号CAもしくはC
Bの送出が終了した場合、即ち、スタッカクレーン5に
おける第1及び第2のスタッカ部33及び34の一方が
出庫用ワーク格納部に対応する位置に到達した場合に
は、ステップ102に進む。
【0047】ステップ102においては、スタッカクレ
ーン5における第1及び第2のスタッカ部33及び34
の一方に設けられたスライド機構53Aもしくは53B
におけるフォーク部材55Aもしくは55Bを、一旦収
容部材54Aもしくは54Bから進出させた後、直ちに
収容部材54Aもしくは54B内に後退させるための、
駆動制御信号CD1もしくはCD2をモータ52Aもし
くは52Bに送出する。そして、ステップ103におい
て、駆動制御信号CD1もしくはCD2の送出が終了し
たか否かを判断し、駆動制御信号CD1もしくはCD2
の送出が終了していない場合には、ステップ102に戻
って駆動制御信号CD1もしくはCD2の送出を継続
し、駆動制御信号CD1もしくはCD2の送出が終了し
た場合には、ステップ104に進む。斯かる状態におい
ては、出庫用ワーク格納部として指定されたワーク格納
部22に格納されていたワークWが、スタッカクレーン
5における第1及び第2のスタッカ部33及び34の一
方に設けられたスライド機構53Aもしくは53Bにお
けるフォーク部材55Aもしくは55Bの作動により、
スタッカクレーン5における第1及び第2のスタッカ部
33及び34の一方によって受け取られたものとされて
いる。
【0048】ステップ104においては、ROMに格納
されたワーク搬出部13のアドレス・データ、及び、ス
タッカクレーン5における第1及び第2のスタッカ部3
3及び34の一方の位置をあらわすアドレス・データに
基づいて、スタッカクレーン5における第1及び第2の
スタッカ部33及び34の一方をワーク搬出部13に到
達させるための駆動制御信号CC及び駆動制御信号CA
もしくはCBが形成され、それらがモータ38及びモー
タ30もしくは31に夫々送出される。そして、ステッ
プ105において、駆動制御信号CC及び駆動制御信号
CAもしくはCBの送出が終了したか否かを判断し、駆
動制御信号CC及び駆動制御信号CAもしくはCBの送
出が終了していない場合には、ステップ104に戻って
駆動制御信号CC及び駆動制御信号CAもしくはCBの
送出を継続し、駆動制御信号CC及び駆動制御信号CA
もしくはCBの送出が終了した場合、即ち、スタッカク
レーン5における第1及び第2のスタッカ部33及び3
4の一方がワーク搬出部13に到達した場合には、ステ
ップ106に進む。
【0049】ステップ106においては、スタッカクレ
ーン5における第1及び第2のスタッカ部33及び34
の一方に設けられたスライド機構53Aもしくは53B
におけるフォーク部材55Aもしくは55Bを、一旦収
容部材54Aもしくは54Bから進出させた後、直ちに
収容部材54Aもしくは54B内に後退させるための、
駆動制御信号CD1もしくはCD2をモータ52Aもし
くは52Bに夫々供給する。そして、ステップ107に
おいて、駆動制御信号CD1もしくはCD2の送出が終
了したか否かを判断し、駆動制御信号CD1もしくはC
D2の送出が終了していない場合には、ステップ106
に戻って駆動制御信号CD1もしくはCD2の送出を継
続し、駆動制御信号CD1もしくはCD2の送出が終了
した場合には、ステップ108に進む。斯かる状態にお
いては、スタッカクレーン5における第1及び第2のス
タッカ部33及び34の一方によって支持されていたワ
ークWが、第1及び第2のスタッカ部33及び34の一
方に設けられたスライド機構53Aもしくは53Bにお
けるフォーク部材55Aもしくは55Bの作動によっ
て、ワーク搬出部13に移載されたものとされている。
【0050】そして、ステップ108において、RAM
に格納されたワーク在庫データを、出庫用ワーク格納部
として選択され、格納されていたワークWが移出された
ワーク格納部22についてのデータを修正して更新し、
その後、ステップ91に戻る。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るワーク入出庫制御装置によれば、ツイフォーク形
のスタッカクレーンによるワーク入庫作業が行われる際
には、ワークを格納し得る状態にあるワーク格納部のう
ちの、ワーク搬入部からのスタッカクレーンにおける第
1及び第2のスタッカ部の夫々の移動経路に沿った距離
が最短のもの、及び、二番目に短いものにワークが格納
され、また、スタッカクレーンによるワーク出庫作業が
行われる際には、出庫されるべきワークが格納されたワ
ーク格納部のうちに長格納期間ワーク格納部がある場合
には、その長格納期間ワーク格納部から、また、長格納
期間ワーク格納部がない場合には、出庫されるべきワー
クが格納されたワーク格納部のうちの、第1及び第2の
スタッカ部の一方からその移動経路に沿った距離が最短
のものから、ワークがワーク搬出部へと移出されるの
で、スタッカクレーンによる一対のワーク格納庫に対す
るワーク入庫作業に要される時間を短縮することがで
き、また、一対のワーク格納庫に入庫されたワークが不
所望に長い期間に亙ってそこに留められることになるワ
ーク格納期間の長期化が防止されるとともに、スタッカ
クレーンによるワーク出庫作業に比較的長い時間が要さ
れることになる事態の発生頻度を低減させることができ
る。さらに、スタッカクレーンにおけるワーク入庫作業
とワーク出庫作業とが含まれる1作業サイクルに要され
る時間の短縮化を効果的に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク入出庫制御装置を特許請求
の範囲に従って示す基本構成図である。
【図2】本発明に係るワーク入出庫制御装置の一例を、
それが適用された一対のワーク格納庫,ワーク搬入部及
びワーク搬出部等と共に示す概略構成図である。
【図3】図に示される一対のワーク格納庫及び図
示される本発明に係るワーク入出庫制御装置の一例にお
けるスタッカクレーンを示す側面図である。
【図4】図に示される本発明に係るワーク入出庫制御
装置の一例におけるスタッカクレーンを示す正面図であ
る。
【図5】図に示される本発明に係るワーク入出庫制御
装置の一例におけるスタッカクレーンの説明に供される
構成図である。
【図6】図に示される本発明に係るワーク入出庫制御
装置の一例におけるスタッカクレーンの説明に供される
構成図である。
【図7】図に示される本発明に係るワーク入出庫制御
装置の一例における制御ユニットを構成するマイクロコ
ンピュータがスタッカクレーンにワーク入庫作業を行わ
せるに際して実行するプログラムの一例を示すフローチ
ャートである。
【図8】図に示される本発明に係るワーク入出庫制御
装置の一例における制御ユニットを構成するマイクロコ
ンピュータがスタッカクレーンにワーク出庫作業を行わ
せるに際して実行するプログラムの一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1,2 ワーク格納庫 3,4 レール 5 スタッカクレーン 11 ワーク搬入部 13 ワーク搬出部 22 ワーク格納部 27 第1のガイド部材 28 第2のガイド部材 30,31,38,52A,52B モータ 33 第1のスタッカ部 34 第2のスタッカ部 53A,53B スライド機構 66 制御ユニット W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市本 秀則 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−50486(JP,U) 特公 昭47−42771(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が配列配置された複数のワーク格納部
    を有して相互対向する一対のワーク格納庫間に敷設さ
    れ、ワーク搬入部とワーク搬出部とが近接せしめられた
    移動路上を移動すべく駆動されて、第1及び第2のスタ
    ッカ部に夫々設けられて上記一対のワーク格納庫,ワー
    ク搬入部及びワーク搬出部に対する移動が可能とされた
    支持部材により、上記ワーク搬入部からのワークを指定
    されたワーク格納部に格納するワーク入庫作業と、指定
    されたワーク格納部に格納されたワークを該ワーク格納
    部から上記ワーク搬出部に移出するワーク出庫作業とを
    行うツインフォーク形のスタッカクレーンと、 上記複数のワーク格納部の夫々についてのワーク格納状
    況,格納されたワークの種類、及び、ワーク格納時期を
    記憶する記憶手段と、 上記スタッカクレーンによる上記ワーク入庫作業が行わ
    れるに際して、上記記憶手段の記憶内容に基づき、入庫
    されるべきワークを格納し得る状態にあるワーク格納部
    のうちの、上記ワーク搬入部からの上記第1及び第2の
    スタッカ部の夫々の移動経路に沿った距離が最短のもの
    と二番目に短いものとを、夫々第1及び第2の入庫用ワ
    ーク格納部として指定するとともに、上記スタッカクレ
    ーンによる上記ワーク出庫作業が行われるに際して、上
    記記憶手段の記憶内容に基づき、出庫されるべきワーク
    が格納されたワーク格納部のうちにワーク格納時期から
    の期間が所定の期間以上である長格納期間ワーク格納部
    がある場合には、該長格納期間ワーク格納部を、また、
    上記長格納期間ワーク格納部がない場合には、出庫され
    るべきワークが格納されたワーク格納部のうちの、上記
    第1及び第2のスタッカ部の一方から該一方の移動経路
    に沿った距離が最短のものを、出庫用ワーク格納部とし
    て指定するワーク格納部指定手段と、 上記スタッカクレーンによる上記ワーク入庫作業が行わ
    れるべきとき、上記スタッカクレーンを、上記ワーク格
    納部指定手段により指定された第1及び第2の入庫用ワ
    ーク格納部の夫々に対するワークの格納を行わせるべく
    駆動するとともに、上記スタッカクレーンによる上記ワ
    ーク出庫作業が行われるべきとき、上記スタッカクレー
    ンを、上記ワーク格納部指定手段により指定された出庫
    用ワーク格納部からのワークの移出を行わせるべく駆動
    する駆動制御手段と、を備えて構成されるワーク入出庫
    制御装置。
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