JP2999487B2 - 熱転写受像シート、熱転写画像及びその製造方法 - Google Patents

熱転写受像シート、熱転写画像及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は昇華性染料(熱移行性染料)を用いた熱転写
方法において有用な熱転写受像シート、熱転写画像及び
その製造方法に関し、更に詳しくは耐指紋性、耐可塑剤
性等の耐油性に優れ、高濃度及び高解像度の転写画像を
形成することが出来る熱転写受像シート、熱転写画像及
びその製造方法の提供を目的とする。
(従来の技術) 従来の一般的印字方法や印刷方法に代えて、優れたモ
ノカラー或いはフルカラー画像を簡便且つ高速に与える
方法として、インクジェット方式や熱転写方式等が開発
されているが、これらの中では、優れた連続階調性を有
し、カラー写真に匹敵するフルカラー画像を与えるもの
として昇華性染料を用いた、いわゆる昇華熱転写方式が
最も優れている。
上記の昇華型熱転写方式で使用する熱転写シートは、
ポリエステルフイルム等の基材フイルムの一方の面に昇
華性染料を含む染料層を形成し、他方、サーマルヘッド
の粘着を防止する為に基材フイルムの他の面に耐熱層を
設けたものが一般に用いられている。
この様な熱転写シートの染料層面をポリエステル樹脂
等からなる受像層を有する受像シートに重ね、熱転写シ
ートの背面からサーマルヘッドにより画像状に加熱する
ことによって、染料層中の染料が受像シートに移行して
所望の画像が形成される。
(発明が解決しようとしている問題点) 以上の如き熱転写方式においては、得られた画像は色
材が染料であることから優れた鮮明性、色再現性等を有
し、従来の写真画像や印刷画像に匹敵する高品位画像で
あるが、例えば、取扱時に画像面に指が触れると指の脂
質(指紋)が移り、その結果画像が褪色したり、変色す
るという問題があり、又、プラスチック消しゴムや透明
ファイルの柔らかいフイルム等の如く可塑剤を含む物品
或いは他の油成分を含む物品が触れた場合には、画像を
形成している染料がこれらの物品に移行し、これら物品
を汚染すると共に、画像品質が著しく低下するという問
題が発生している。
この様な問題は画像面にポリエステル等の透明フイル
ム等をラミネートすることにより防止することは可能で
あるが、かかる方法は煩雑且つコスト高であり、特別用
途以外には採用困難である。
従って本発明の目的は、耐指紋性、耐可塑剤性等の耐
油性に優れ、高濃度及び高解像度の転写画像を形成する
ことが出来る熱転写受像シート、熱転写画像及びその製
造方法を提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、
本発明は、基材フイルムの表面に染料受容層を設けてな
り、該染料受容層が内部又は表面に、アミノ基、水酸
基、チオアルコール基、カルボキシル基又はエポキシ基
を有さないシランカップリング材を、染料受容層の樹脂
100重量部当たり0.1乃至120重量部の割合で含有するこ
とを特徴とする熱転写受像シート、熱転写画像及びその
製造方法である。
(作 用) 染料受容層の内部又は表面に特定のシランカップリン
グ剤を含有させておくことによって、染料の染着性、発
色性等を妨げることなく、耐指紋性や耐油性等に優れた
画像を与える熱転写受像シート及び熱転写画像が提供さ
れる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
本発明の熱転写画像は、基材フイルムとその表面に設
けた染料受容層と該受容層に熱転写した染料画像とから
なり、上記染料受容層が内部又は表面に非反応性シラン
カップリング剤を含有することを特徴とする。
本発明で使用する基材フイルムとしては、合成紙(ポ
リオレフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート
紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合
成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含
浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、ポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリカー
ボネート等の各種のプラスチックのフイルム又はシート
等が使用出来、又、これらの合成樹脂に白色顔料や充填
剤を加えて成膜した白色不透明フイルム或いは発泡させ
た発泡シート等も使用出来特に限定されない。
又、上記基板フイルムの任意の組み合わせによる積層
体も使用出来る。代表的な積層体の例として、セルロー
ス繊維紙と合成紙或いはセルロース繊維紙とプラスチッ
クフイルム又はシートとの合成紙が挙げられる。これら
の基材フイルムの厚みは任意でよく、例えば、10乃至30
0μm程度の厚みが一般的である。
上記の如き基材フイルムは、その表面に形成する受容
層との密着力が乏しい場合にはその表面にプライマー処
理やコロナ放電処理を施すのが好ましい。
上記基材フイルムの表面に形成する受容層は、熱転写
シートから移行してくる昇華性染料を受容し、形成され
た画像を維持する為のものである。
本発明において染料受容層を形成する為の樹脂として
は、従来公知の染料染着性の樹脂、例えば、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリルエステル等のビニルポリマー、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他の
ビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セ
ルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカー
ボネート等と併用することが好ましい。特に好ましいも
のはビニル系樹脂及びポリエステル系樹脂である。
又、熱転写時における剥離性を向上させる為に、上記
樹脂の少なくとも一部に代えて、シリコーンや弗素で変
性した樹脂を使用したり、各種の離型剤等を併用するこ
とが出来る。
本発明における熱転写受像シートは、前記の基材フイ
ルムの少なくとも一方の面に、上記の如き樹脂に必要な
添加剤を加えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり或
いは有機溶剤や水に分散した分散体を、例えば、グラビ
ア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバ
ースロールコーティング法等の形成手段により塗布及び
乾燥して染料受容層を形成することによって得られる。
上記受容層の形成に際しては、受容層の白色度を向上
させて転写画像の鮮明度を更に高める目的で、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カオリンクレー、炭酸カルシウム、微粉
末シリカ等の顔料や充填剤を添加することが出来る。
又、受容層に形成される転写画像の耐変褪色性、特に耐
室内変褪色性及び耐暗所変褪色性を更に高める為に、受
容層中に紫外線吸収剤や酸化防止剤を添加することが出
来る。
以上の如く形成される染料受容層は任意の厚さでよい
が、一般的には1乃至50μmの厚さである。又、この様
な染料受容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エ
マルジョンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆とし
て形成してもよい。熱転写画像の形成に使用する熱転写
シートは、紙やポリエステルフイルム上に昇華性染料を
含む染料層を設けたものであり、従来公知の熱転写シー
トはいずれも本発明でそのまま使用することが出来、染
料の好ましい具体例としては、例えば、赤色染料とし
て、MS Red G、Macrolex Red Violet R、Ceres Red7B、
Samaron Red HBSL、SKルビンSEGL等が挙げられ、又、黄
色の染料としては、ホロンブリリアントイエローS−6G
L、PTY−52、マクロレックスイエローS−6G、カヤセッ
トイエローDI−055等が挙げられ、又、青色染料として
は、カセットブルー714、ワクソリンブルーAP−FW、ホ
ロンブリリアントブルーS−R、MSブルー100、ダイト
ーブルーNo.1等が挙げられる。
又、熱転写時の熱エネルギーの付与手段は、従来公知
の付与手段がいずれ使用出来、例えば、サーマルプリン
ター(例えば、(株)日立製作所製、ビデオプリンター
VY−100)等の記録装置によって、記録時間をコントロ
ールすることにより、5乃至100mJ/mm2程度の熱エネル
ギーを付与することによって所期の目的を十分に達成す
ることが出来る。
本発明の熱転写画像は、上記従来公知の熱転写方法で
画像を形成するに際し、画像形成時或いは画像形成の前
後に上記染料受容層に特定のシランカップリング剤を包
含させることによって得られる。
本発明で使用するシランカップリング剤は非反応性
(本発明において非反応性とは、アミノ基、水酸基、チ
オアルコール基、カルボキシル基、エポキシ基等の反応
性の高い基を有さないことを意味する)のものであっ
て、好ましい具体例としては、例えば、 メチルメトキシシラン、 ヘキサメチルジシラザン、 γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、 等のアルキルシラン、 ビニルトリクロルシラン、 ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニル
トリメトキシシラン、 ビニルトリエトキシシラン、 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等の重
合性二重結合を有する公知の非反応性シランカップリン
グ剤等が挙げられ、勿論、これら以外の非反応性シラン
カップリング剤も同様に使用することが出来る。
これに対して、活性水素、例えば、アミノ基、フェノ
ール性水酸基、チオアルコール基、カルボキシル基等の
塩基性又は酸性の基を有するシランカップリングは、画
像を形成する染料が酸塩基によって影響を受け、形成さ
れた画像が変色する場合が多いので好ましくない。更に
エポキシ基等の反応性の高い基を有するものは、同様に
染料の置換アミノ基や水産基等と反応し易く、同様に染
料を褪色させたり、変色させたりするので好ましくな
い。
従って、本発明において好適なシランカップリング剤
は、上記の如き問題を生じないアルキル基、ビニル基、
(メタ)アクリロキシ基等を有するシランカップリング
剤であって、特に重合性二重結合を有するシランカップ
リング剤は画像形成後にこの二重結合を用いて架橋・重
合させることによって一層優れた画像保存効果を上げる
ことが出来る。
上記シランカップリング剤を染料受容層に包含させる
方法としては、 (1)染料受容層形成前に基材フイルム面にシランカッ
プリング剤を塗布しておく方法。
(2)染料受容層形成用塗工液にシランカップリング剤
を加えて、染料受容層の形成と同時に受容層にシランカ
ップリング剤を包含させる方法。
(3)染料受容層形成後、例えば、塗工、スプレー、含
浸、転写方法等でその表面にシランカップリング剤を付
与する方法。
(4)熱転写シートの染料層にシランカップリング剤を
含有させておき、染料の熱転写と同時に染料受容層のシ
ランカップリング剤を包含させる方法。
(5)画像形成後、例えば、塗工、スプレー、含浸、転
写方法等でその表面にシランカップリング剤を付与する
方法等が挙げられ、これらに限定されない。
以上の如きシランカップリング剤は染料受容層を形成
する樹脂100重量部当たり0.1乃至120重量部の割合で使
用する。使用量が少なすぎると、耐指紋性、耐油性等の
効果が満足出来ず、一方、多すぎると染料層の強度、染
料染着性等が低下するので好ましくない。
又、本発明の熱転写画像は、受像シートの基材フイル
ムを適宜選択することにより、写真や印刷物等と同様な
シート状画像、カード類、透過型原稿等の各種形態であ
り得、特に限定されない。
(効果) 以上の如き本発明によれば、染料受容層の内部又は表
面に特定のシランカップリング剤を含有させておくこと
によって、染料の染着性、発色性等を妨げることなく、
耐指紋性や耐油性等に優れた熱転写画像が提供される。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無
い限り重量基準である。
実施例1 基材フイルムとして合成紙(ユポ−FRG−150、厚さ15
0μm、王子油化製)を用い、この一方の面に下記の組
成の塗工液をバーコーターにより乾燥時5.0g/m2になる
割合で塗布及び乾燥して本発明の熱転写受像シートを得
た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 20部 ビニルトリエトキシシラン 3部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 2部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 73部 実施例2 実施例1における塗工液に代えて下記組成の塗工液を
使用し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写受像
シートを得た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 25部 ビニルトリエトキシシラン 5部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 1部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 1部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 68部 実施例3 実施例1における塗工液に代えて下記塗工液を使用
し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写受像シー
トを得た。
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(#1000A、電気化
学工業(株)製) 23部 ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン 5部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 2部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 68部 実施例4 実施例1における塗工液に代えて下記塗工液を使用
し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写受像シー
トを得た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 27部 ビニルトリクロルシラン 4部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 1部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 1部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 67部 比較例1 実施例1における塗工液に代えて下記組成の塗工液を
使用し、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写受像
シートを得た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 25部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 2部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 71部 比較例2 実施例1における塗工液に代えて下記組成の塗工液を
使用し、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写受像
シートを得た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 20部 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 3部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 2部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 73部 比較例3 実施例1における塗工液に代えて下記組成の塗工液を
使用し、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写受像
シートを得た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 20部 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 3部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 2部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 73部 比較例4 実施例1における塗工液に代えて下記組成の塗工液を
使用し、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写受像
シートを得た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 20部 ビニルトリエトキシシラン 0.02部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 2部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 76部 比較例5 実施例1における塗工液に代えて下記組成の塗工液を
使用し、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写受像
シートを得た。
ポリエステル樹脂(バイロン600、東洋紡績(株)
製) 20部 ビニルトリエトキシシラン 25部 アミノ変性シリコーン(X−22−3050C、信越化学
(株)製) 2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−3000E、信越化学
(株)製) 2部 メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 51部 下記組成の染料層形成用インキ組成物を調製し、背面
に耐熱処理を施した6μm厚のポリエチレンテレフタレ
ートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2になる様にワイ
ヤーバーにより塗布及び乾燥して熱転写シートを得た。
分散染料(カヤセットブルー714(C.I.ソルベントブ
ルー63)、日本化薬製) 4.0部 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水
化学製) 4.3部 弗素脂肪酸変性シリコーンワックス(X−24−3525、
信越化学製) 0.4部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 80.0部 イソブタノール 10.0部 上記の熱転写受像シートと熱転写シートとを、夫々の
染料層と染料受容面とを対向させて重ね合せ、感熱昇華
転写プリンター(VY−50、(株)日立製作所製)を用い
て、40mJ/mm2の印字エネルギーで熱転写シートの裏面か
らサーマルヘッドで中濃度ベタ印字を行って得られた各
画像の画質、耐指紋性及び耐可塑剤性を調べ下記第1表
の結果を得た。
実施例5 下記組成の染料層形成用インキ組成物を調製し、背面
に耐熱処理を施した6μm厚のポリエチレンテレフタレ
ートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2になる様にワイ
ヤーバーにより塗布及び乾燥して熱転写シートを得た。
分散染料(バイミクロンSNLP2670、バイエル社製) 4.0部 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水
化学製) 25.0部 ビニルトリメトキシシラン 4.0部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 68.0部 上記の熱転写シートと比較例1の熱転写受像シートと
を、夫々の染料層と染料受容面とを対向させて重ね合
せ、感熱昇華転写プリンター(VY−50、(株)日立製作
所製)を用いて、40mJ/mm2の印字エネルギーで熱転写シ
ートの裏面からサーマルヘッドで中濃度ベタ印字を行っ
て得られた画像の画質、耐指紋性及び耐可塑性を調べ下
記第1表の結果を得た。
実施例6 前記実施例1で使用した熱転写シートと比較例1の熱
転写受像シートとを使用し、実施例5と同様に熱転写
し、得られた画像に、ビニルトリクロルシラン3部を含
む蒸留水100部の溶液を70℃で30分間撹拌後、スプレー
ガンにより、スプレーし、オーブン中で80℃で10分間乾
燥して得られた画像の画質、耐指紋性及び耐可塑剤性を
調べ下記第1表の結果を得た。
評価基準; 画質;60℃で3日間促進テスト後、鮮明性、色再現性、
解像性を肉眼観察して評価した。
○:変化なし △:やや褪色又は変色 ×:著しく褪色又は変色 耐指紋性;画像面に指紋を押付け印刷し、60℃で3日間
放置後の画像の変化を観察して評価した。
○:変化なし △:やや褪色又は変色 ×:著しく褪色又は変色 耐可塑剤性;画像面にプラスチック消しゴムを置き、25
0g/cm2の荷重を30℃で40分間かけた後、画像の変化を肉
眼観察して評価した。
○:変化なし △:やや褪色又は変色 ×:著しく褪色又は変色
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−120092(JP,A) 特開 平3−120093(JP,A) 特開 平1−171989(JP,A) 特開 平2−107480(JP,A) 特開 昭54−23786(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フイルムの表面に染料受容層を設けて
    なり、該染料受容層が内部又は表面に、アミノ基、水酸
    基、チオアルコール基、カルボキシル基又はエポキシ基
    を有さないシランカップリング剤を、染料受容層の樹脂
    100重量部当たり0.1乃至120重量部の割合で含有するこ
    とを特徴とする熱転写受像シート。
  2. 【請求項2】シランカップリング剤が重合性二重結合含
    有シランカップリング剤である請求項1に記載の熱転写
    受像シート。
  3. 【請求項3】基材フイルムとその表面に設けた染料受容
    層と該受容層に熱転写した染料画像とからなる熱転写画
    像において、上記染料受容層が内部又は表面に、アミノ
    基、水酸基、チオアルコール基、カルボキシル基又はエ
    ポキシ基を有さないシランカップリング剤を、染料受容
    層の樹脂100重量部当たり0.1乃至120重量部の割合で含
    有することを特徴とする熱転写画像。
  4. 【請求項4】シランカップリング剤が重合性二重結合含
    有シランカップリング剤である請求項3に記載の熱転写
    画像。
  5. 【請求項5】基材フイルムとその表面に設けた染料受容
    層と該受容層に熱転写した染料画像とからなる熱転写画
    像の製造方法において、画像形成時又はその前後に染料
    受容層の内部又は表面に、アミノ基、水酸基、チオアル
    コール基、カルボキシル基又はエポキシ基を有さないシ
    ランカップリング剤を、染料受容層の樹脂100重量部当
    たり0.1乃至120重量部の割合で付与することを特徴とす
    る熱転写画像の製造方法。
  6. 【請求項6】シランカップリング剤が重合性二重結合含
    有シランカップリング剤である請求項5に記載の熱転写
    画像の製造方法。
  7. 【請求項7】シランカップリング剤の溶液をスプレー、
    塗布、含浸又は転写方法で付与する請求項5に記載の熱
    転写画像の製造方法。
JP25783989A 1989-10-04 1989-10-04 熱転写受像シート、熱転写画像及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2999487B2 (ja)

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