JP2999234B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2999234B2
JP2999234B2 JP2229037A JP22903790A JP2999234B2 JP 2999234 B2 JP2999234 B2 JP 2999234B2 JP 2229037 A JP2229037 A JP 2229037A JP 22903790 A JP22903790 A JP 22903790A JP 2999234 B2 JP2999234 B2 JP 2999234B2
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、特別通過領域を有する特別装置と、打玉
が通過可能な始動通過領域と、前記特別装置に受け入れ
られた打玉が前記特別通過領域を通過したことを検出す
る特別通過玉検出手段と、該特別通過玉検出手段の出力
に基づいて権利発生遊技状態を発生させる権利発生手段
と、該権利発生手段出力の導出中に前記始動通過領域を
打玉が通過したことに基づいて遊技者にとって不利な第
2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態に一定期
間変化させる可変入賞球装置と、を備えた弾球遊技機に
関するものである。
[従来の技術] 従来、特別装置内に形成される特別通過領域に打玉が
通過すると権利発生遊技状態を発生させ、その権利発生
遊技状態中に始動通過領域(一般的に入賞口として形成
される)を打玉が通過すると可変入賞球装置を一定期
間、具体的には、一定時間(例えば、10秒)経過するま
で、又はその一定時間の間に所定個数(例えば、10個)
の入賞玉が発生するまで遊技者にとって有利なように開
成し、そのような開成状態を権利発生遊技状態が消滅す
るまで打玉が始動通過領域に通過する毎に繰り返すよう
に構成された弾球遊技機が市場に提供されていた。権利
発生遊技状態は、権利発生遊技状態中に再度特別通過領
域を打玉が通過した場合、あるいは始動通過領域に所定
個数(例えば、8個)の打玉が入賞した場合に消滅する
ものであった。
ところで、上記した特別装置への打玉の入賞率は、特
別装置への打玉の通過を許容する釘の調整具合によって
一義的に決定されており、一般的に釘調整の甘いものに
おいては、権利発生遊技状態の発生確率が高くなり、釘
調整の辛いものにおいては、権利発生遊技状態の発生確
率が低くなるようになっていた。
[発明が解決しようとする課題] このため、この種の弾球遊技機においては、権利発生
遊技状態の発生確率が特別装置への打玉の通過を許容す
る釘調整の如何によって左右されるため、遊技場にとっ
て釘調整を慎重に行わなければならないという煩わしさ
があった。
この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、権利発生遊技状態の発生が煩
わしい釘調整によって大きく左右されることのない弾球
遊技機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明において
は、 特別通過領域を有する特別装置と、打玉が通過可能な
始動通過領域と、前記特別装置に受け入れられた打玉が
前記特別通過領域を通過したことを検出する特別通過玉
検出手段と、該特別通過玉検出手段の出力に基づいて権
利発生遊技状態を発生させる権利発生手段と、該権利発
生手段出力の導出中に前記始動通過領域を打玉が通過し
たことに基づいて遊技者にとって不利な第2の状態から
遊技者にとって有利な第1の状態に一定期間変化させる
可変入賞球装置と、を備えた弾球遊技機において、 発射された打玉が通過可能な通過領域と、該通過領域
を通過した打玉を検出する通過玉検出手段と、該通過玉
検出手段の出力に基づいて複数の表示結果を表示可能な
可変表示装置と、該可変表示装置の表示結果が予め定め
た表示結果となったときに前記特別装置に打玉を受け入
れ易い状態と受け入れない若しくは受け入れ難い状態と
に変化可能な入賞球装置と、前記可変表示装置に予め定
めた表示結果が表示される確率を遊技の前段階で手動的
に調整し得る表示確率調整手段と、を設け、前記表示確
率調整手段を調整しない限り、前記確率が遊技の途中で
変化しないようにしたことを特徴とするものである。
[作 用] 発射された打玉が通過領域を通過して通過玉検出手段
が作動して出力が導出されると、可変表示装置がある表
示結果を表示する。そして、その表示結果が予め定めた
表示結果となったときには、入賞球装置が打玉を受け入
れ易い状態に変化する。この入賞球装置が打玉を受け入
れ易い状態に変化すると、打玉が特別装置に誘導され易
くなる。しかして、特別装置に誘導された打玉が特別通
過領域を通過すると権利発生遊技状態が発生させられ
る。つまり、この発明においては、特別装置に打玉を誘
導し易い状態と誘導しない若しくは誘導し難い状態とに
変化する入賞球装置を設け、その入賞球装置が可変表示
装置にある確率で表示される予め定めた表示結果に基づ
いて駆動されるので、可変表示装置に表示される予め定
めた表示結果の表示確率によって権利発生遊技状態の発
生確率が一義的に決定されると共に、その予め定めた表
示結果の遊技の途中で変化しない表示確率を遊技場側の
事前設定によって調整することができるので、特別装置
への打玉の通過を許容する釘調整をそれほど慎重に行わ
なくても遊技場の所望する出玉率を確保することができ
る。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。
まず、実施例に係る特別装置30が適用される弾球遊技
機の一例としてパチンコ遊技機を例示する。しかして、
第1図を参照して、パチンコ遊技機の遊技盤1の構成に
ついて説明する。第1図は、遊技盤1の拡大部分正面図
である。図において、遊技盤1の表面の誘導レール2に
囲まれる遊技領域3のほぼ中央には、本実施例の要部を
構成する特別装置30が配置されている。この特別装置30
の下方には、権利発生遊技状態となったときで後述する
始動通過領域としての始動入賞口11に打玉が入賞したこ
とに基づいて作動される可変入賞球装置4が設けられて
いる。可変入賞球装置4は、前記遊技盤1に取り付けら
れる取付基板5に設けられており、その取付基板5に開
設された長方形状の入賞領域6を開閉する開閉扉7(ア
タッカーと表現する場合もある)によって構成されてい
る。開閉扉7は、遊技盤1の裏面に設けられるアタッカ
ーソレノイド8によって開閉駆動される。具体的には、
アタッカーソレノイド8が励磁されたときには、遊技者
にとって有利なように開閉扉7が開成して打玉を受け入
れ易い第1の状態となり、アタッカーソレノイド8が消
磁されたときには、遊技者にとって不利なように開閉扉
7が閉成して打玉が入賞しない第2の状態となる。ま
た、開閉扉7に受け止められて入賞領域6に受け入れら
れた入賞玉は、遊技盤1の裏面に配置される入賞個数検
出器9によって検出される。入賞個数検出器9で検出さ
れた入賞玉数は、入賞領域6の後面壁に設けられる入賞
個数表示器9aに表示されるようになっている。そして、
この実施例では、アタッカーソレノイド8が励磁される
期間は、一定時間(例えば、10秒)が経過するまで又は
その一定時間が経過する前であって一定個数(例えば、
10個)の入賞玉が検出されたときまでである。なお、ア
タッカーソレノイドの励磁期間を一定時間だけ又は一定
個数だけで制御しても良い。また、可変入賞球装置が遊
技者にとって不利な第2の状態となったときに、全く打
玉が入賞しない構造ではなく、入賞し難い構造の可変入
賞球装置であってもよい。
また、開閉扉7の前面中央には、打玉が通過可能な間
隔をおいて一対の案内突片10が突設されている。この案
内突片10は、開閉扉7の下方の取付基板5に設けられる
始動入賞口11と対応するように形成されている。すなわ
ち、開閉扉7が閉成した状態では、案内突片10と始動入
賞口11との間には、所定の間隔が形成されており、この
ため、始動入賞口11の斜め左右及び左右側方から飛来す
る打玉が始動入賞口11に入賞することができる。もちろ
ん、始動入賞口11の上方から飛来する打玉であって案内
突片10を通過した打玉も始動入賞口11に入賞することが
できる。ところが、開閉扉7が開成した状態では、第1
図に示すように、案内突片10と始動入賞口11との間の間
隔が打玉が通過し得ない状態となっており、このため、
始動入賞口11の左右側方から飛来する打玉が始動入賞口
11に入賞することができない。また、この場合、始動入
賞口11の上方から飛来する打玉は、すべて開閉扉7によ
って受け止められるため、始動入賞口11に入賞しないも
のである。なお、図示の実施例では、開閉扉7の左右両
側に入賞口13a,13bが突設されているため、開閉扉7が
開成した状態では、始動入賞口11の下方を除く上部と両
側部が打玉が侵入しないように閉塞されるものであるた
め、必ずしも案内突片10を設ける必要がない。また、案
内突片10がなくても開閉扉7と始動入賞口11との距離が
短ければ、開閉扉7の開成中に打玉が始動入賞口11に入
賞することもない。
また、始動入賞口11は、入賞した打玉を検出する始動
入賞玉検出器12を内蔵している。この始動入賞玉検出器
12の出力は、権利発生遊技状態中であることを条件とし
て開閉扉7のアタッカーソレノイド8を前記一定期間開
成するための信号として処理されるものである。なお、
始動入賞口11は、打玉を入賞玉として取込む入賞口とし
て形成されているが、単に打玉を通過させる通過口とし
て構成しても良い。
上記したように、本実施例では、開閉扉7の開成中に
打玉が始動入賞口11に入賞しないようにし、開閉扉7が
閉じているときだけ打玉が始動入賞口11に入賞するよう
にしている。これは、以下の理由による。すなわち、こ
の形式のパチンコ遊技機が後述するように権利発生遊技
状態中であっても打玉が始動入賞口11に所定個数(16
個)入賞してしまうと開閉扉7の開成回数がその所定回
数に達しなくてもその時点で権利発生遊技状態が終了し
てしまう。例えば、開閉扉7の5回目の開成中に始動入
賞口11に16個目の打玉が入賞したときには、その5回目
の開成を終了した時点(打玉が始動入賞口に入賞した時
点でもよい)で権利発生遊技状態が終了してしまう。し
たがって、このような状況となったときに遊技者に不満
が生ずるが、上記した実施例では、開閉扉7の開成中
は、打玉が始動入賞口11に入賞しないので、開閉扉7の
開成状態と始動入賞口11への打玉の入賞が交互に行わ
れ、始動入賞口11への打玉の入賞個数と開閉扉7の開成
回数とが対応しながら遊技を進行することができる。一
方、この実施例と逆に始動入賞口11への打玉の入賞を開
成中の開閉扉7が邪魔しないように構成しても良い。例
えば、始動入賞口11(その数は、1個でなくてもよい)
を遊技盤1上の任意の位置に配置して開閉扉7の開閉に
関係なく打玉が入賞するようにした場合には、権利発生
遊技状態中、遊技者は、開閉扉7を許容された最高回数
まで開成すべく開閉扉7が開成中においては始動入賞口
11に打玉が入賞しないように打玉の弾発力を調整し、開
閉扉7が閉じているときには始動入賞口11に打玉が入賞
するようにその弾発力を調整する必要があり、遊技中自
己の技能を楽しみながらあるいはスリルを楽しみながら
遊技を行うことができるパチンコ遊技機とすることがで
きる。
始動入賞口11の一側下部の取付基板5には、権利発生
遊技状態中に始動入賞口11に入賞した打玉の数を表示す
る始動入賞個数表示器14が設けられている。始動入賞個
数表示器14は、2つの7セグメントLEDで構成され、2
桁の数字を表示することができる。なお、必要に応じて
開閉扉7の開成回数を表示する表示器を設けてもよい。
特別装置30の上方には、通過領域としての通過口15が
配置されている。この通過口15は、始動通過玉検出器16
を内蔵しており、通過口15を通過する打玉を検出するよ
うになっている。しかして、通過口15を通過する打玉に
よって始動通過玉検出器16が作動したときには、後述す
る可変表示装置としての可変表示器42a,42bが可変表示
を開始し、一定時間(例えば、5秒)経過後にその可変
表示を停止させるようになっている。ただし、打玉が通
過口15を通過した時点で可変表示器42a,42bで表示され
る図柄が確定されている。なお、通過口15の上部には、
4つの横方向に並んだ障害釘(天釘と俗称されている)
とその天釘の中央2本の釘の下方であって通過口15の間
隔を保持する2本の障害釘とが植立され、その6本の障
害釘22によって発射された打玉の通過口15への入賞率を
調整するようにしているが、一般的に天の障害釘22によ
って発射された打玉を下方に向けて誘導する調整は行い
易い。また、遊技者が天の障害釘22の所定の位置を狙う
ことも遊技の技量の差に関係なく容易に行うことができ
る。つまり、通過口15への打玉の入賞率については、遊
技者の技量の差がそれほど大きく影響しないし、また、
遊技場側にとっても通過口15への打玉の入賞率を所望の
値に調整することが極めて容易に行えるものである。な
お、通過口15は、打玉をそのまま下方(後述する入賞球
装置32)に向けて通過させるように構成されているが、
通過口15と入賞球装置32との間に設けられる障害釘23に
遮られて簡単には、入賞球装置32に入賞しないようにな
っている。
更に、遊技領域3には、前記特別装置30の左右側方及
び下部側方に入賞口17a,17b、18a,18bが設けられてい
る。このうち、入賞口18a,18bは、その前面下部にラン
プを内蔵した風車を有するものであり、権利発生遊技状
態となったときに点灯、あるいは点滅してその旨を報知
するものである。
また、遊技領域3には、落下する打玉の流下速度や方
向を変化せしめる風車19や多数の障害釘(前記障害釘22
や後述する障害釘23、24を含む)が設けられるととも
に、前記権利発生遊技状態となったときに点灯又は点滅
して遊技者にその旨を報知する遊技効果ランプ20a,20b
が設けられている。この遊技効果ランプ20a,20bと同じ
効果を奏するものとして前記入賞口18a,18bに設けられ
るランプ付風車等もある。これらのランプ類は、権利発
生遊技状態時だけでなく、後述する可変表示器42a,42b
の可変動作中や始動入賞のあったときや前記開閉扉7が
開成中等にも異なる態様で点灯、あるいは点滅して遊技
の雰囲気を盛り上げるようになっている。更に、遊技領
域2の最下方には、上記したいずれの入賞領域にも入賞
しなかった打玉が遊技盤1の後方に導かれるアウト口21
が設けられている。
ところで、上記した特別装置30は、第1図に示すよう
に、前記遊技盤1の表面に取付けられる取付基板31を有
し、その取付基板31の上部に入賞球装置32が取付けられ
ている。入賞球装置32は、一対の開閉翼片33a,33bが開
閉するもので、いわゆるチューリップ式入賞口とされて
いる。ただし、通常の打玉の入賞によって機械的に開閉
駆動されるチューリップ式入賞口と異なり、遊技盤1の
裏面に設けられるチューリップソレノイド34によって開
閉制御されるものである。具体的には、後述する可変表
示器42a,42bの表示結果が予め定めた表示結果と一致し
たときに、所定時間(後述するように大当りのときに
は、6秒、中当りのときには、3秒)チューリップソレ
ノイド34を励磁して開閉翼片33a,33bを開成して打玉が
入賞し易い状態する。また、チューリップソレノイド34
が消磁されたときには、開閉翼片33a,33bが起立して打
玉が入賞し難い状態となる。
ところで、開閉翼片33a,33bが起立した状態では、第
1図に示すように、その植立位置が正三角形状となる障
害釘23によって打玉が入賞し難いようになっている。こ
のような三角釘の釘調整は、一般的に難しく起立した開
閉翼片33a,33bへの打玉の入賞率を所望の値に調整する
ことが非常に煩わしい。しかし、開閉翼片33a,33bが開
成した状態では、障害釘23の外側を通る打玉も開閉翼片
33a,33bに受け止められるので、特に障害釘23の微妙な
釘調整を行う必要はない。そして、この場合、開閉翼片
33a,33bが起立した状態では、ほとんど障害釘23に邪魔
されて打玉が入賞球装置32に入賞しないように調整して
おけば良い。なお、入賞球装置32は、通常時打玉が全く
入賞しないようなものでも良い。
なお、この種のパチンコ遊技機においては、後述する
ように、権利発生遊技状態中に特別装置30に受け入れら
れた打玉が権利発生機能を有する特別通過領域38a〜38c
を再度通過したときには、権利発生遊技状態が終了して
しまうので、これを防止するために、図示の実施例で
は、通過口15及び入賞球装置32の左右両側にそれらを囲
むように障害釘24を植立し、通過口15と入賞球装置32の
間のいずれか一方(図示では左側)に打玉が入球し得る
入球口25を形成している。このように形成することによ
り、権利発生遊技状態となったときに、遊技者は、入球
口25が存在しない側、すなわち、図示の実施例では遊技
領域3の右側に発射された打球が落下するように弾発力
を調整すれば、打玉が特別装置30に受け入れられること
がなく、したがって、権利発生遊技状態中における再度
の権利発生機能を有する特別通過領域38a〜38cへの入賞
に基づく権利発生遊技状態の解消を防止することができ
る。
入賞球装置32の左右両側の取付基板31には、複数(4
つ)の始動記憶表示器35が設けられる。この始動記憶表
示器35は、可変表示器42a,42bの可変動作中や入賞球装
置32の開成中であるときに、前記通過口15を通過した玉
数を記憶するもので、最高4個まで記憶するようになっ
ている。4個以上になったときには、その始動通過は、
無効とされる。
また、入賞球装置32に受け入れられた打玉は、その下
方に設けられる振分け部材36に導かれる。振分け部材36
は、遊技盤1の裏面に配置されるモータ37の回転駆動に
より、後方部を中心にしてその先端が一定の周期で左右
往復動作可能に揺動されるものである。また、振分け部
材36は、受け止めた打玉を後方から前方に向って流下さ
せるようになっている。
また、振分け部材36の下方には、3つに区画された特
別通過領域38a〜38cが形成され、それぞれに特別入賞玉
検出器39a〜39cが設けられている。この特別通過領域38
a〜38cは、いずれか1つが権利発生機能を有するように
順次移動するようになっている。具体的には、本実施例
において、権利発生遊技状態が終了する毎に中央の特別
通過領域38aから左の特別通過領域38bへ、更に左の特別
通過領域38bから右の特別通過領域38cへ、右の特別通過
領域38cから再度中央の特別通過領域38aへ権利発生機能
が移動するサイクルを繰り返す。そして、この3つの特
別通過領域38a〜38cのいずれかに振分け部材36の先端か
ら落下する打玉が振分けられる。つまり、振分け部材36
の揺動位置と入賞球装置32によって受け入れられた打玉
の振分け部材36の先端から落下するタイミングとによっ
て、どの特別通過領域38a〜38cに導かれるかが決定され
る。
振分け部材36の先端から落下した打玉が権利発生機能
を有する特別通過領域38a〜38cに落下して対応する特定
入賞玉検出器39a〜39cを作動させると、権利発生遊技状
態を発生させる。そして、この権利発生遊技状態中にお
いては、前記したように、始動入賞口11に打玉が入賞す
る毎に可変入賞球装置4の開閉扉7が一定期間開成され
るようになっている。なお、権利発生遊技状態は、権利
発生遊技状態中に再度打玉が権利発生機能を有する特別
通過領域38a〜38cを通過して対応する特定入賞玉検出器
39a〜39cを作動させたこと又は始動入賞口11に所定個数
(例えば、16個)の打玉が入賞したことによって消滅す
るようになっている。また、特別通過領域38a〜38cを通
過した打玉は、遊技盤1の裏面に導かれて通常の入賞玉
として処理される。
ところで、上記した3つの特別通過領域38a〜38cのう
ち左右の特別通過領域38b,38cの入口の大きさが中央の
特別通過領域38aの入口の大きさよりも大きくなってい
る。このため、振分け部材36が一定の周期で往復動作し
ている場合に、振分け部材36の先端から落下する打玉が
中央の特別通過領域38aよりも左右の特別通過領域38b,3
8cに誘導される可能性が高くなる。このことは、中央の
特別通過領域38aが権利発生機能を有しているときより
も左右の特別通過領域38b,38cが権利発生機能を有して
いるときの方が権利発生遊技状態となる可能性が高くな
ることを意味している。しかして、本実施例において
は、上記したように権利発生機能を有している特別通過
領域が「中央の特別通過領域38a→左の特別通過領域38b
→右の特別通過領域38c→中央の特別通過領域38a→・・
・」と権利発生遊技状態の終了毎に移動しているので、
中央の特別通過領域38aへの入賞に基づく1回目の権利
発生状態となった後の左右の特別通過領域38b,38cへの
入賞に基づく2回目、3回目の権利発生遊技状態は、1
回目よりも発生し易くなっている。なお、本実施例で
は、3回目まで権利発生遊技状態が発生し易いようにし
たが、その回数は、2回目までであってもよいし、4回
以上であってもよい。そして、例えば2回目までにする
場合には、権利発生機能を有する特別通過領域の移動態
様を「38a→38b→38a→38c→38a→・・・」とすればよ
い。
前記特別通過領域38a〜38cの前面は、装飾板41によっ
て覆われるが、その装飾板41には、可変表示装置として
の可変表示器42a,42bが臨ませてある。この可変表示器4
2a,42bは、7セグメントLEDで構成され、「0」〜
「9」の数字を図柄として表示可能となっている。しか
して、発射された打玉が前記通過口15を通過して始動通
過玉検出器16を作動したとき(始動通過記憶がある場合
も含む)には、可変表示器42a,42bが上記数字を遊技者
に視認できない速度で可変表示し、一定時間が経過した
ときにその可変表示が停止される。なお、停止操作ボタ
ンを設けて、一定時間内に停止操作ボタンを操作するこ
とにより可変表示を停止させるようにしてもよい。そし
て、停止時の表示結果が予め定めた表示結果と一致した
とき、具体的には、左右の可変表示器42a,42bで表示さ
れる数字が共に「7」であるときには、大当りと判断さ
れて前記入賞球装置32を比較的長い時間(例えば、6
秒)開成するように制御され、左右の可変表示器42a,42
bで表示される数字が共に「7」以外の同じ数字(すな
わちゾロ目)であるときには、中当りと判断されて入賞
球装置32を比較的短い時間(例えば、3秒)開成するよ
うに制御され、左右の可変表示器42a,42bで表示される
数字が異なるときには、外れと判断されて入賞球装置32
を開成しないように制御される。なお、大当りや中当り
の出現する確率は、予め設定されているが、後述するよ
うに制御基板ボックス45に設けられる確率設定操作部48
の操作により所定段階に分けて調整できるようになって
いる。
以上、遊技盤1の構成について説明したが、パチンコ
遊技機には、上記した権利発生遊技状態時や可変表示時
等において遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音を発
生するスピーカー26や、遊技によって打ち込まれた打込
玉を検出する打込玉検出器27や、パチンコ遊技機の図示
しない景品玉タンクに補給される補給玉を検出する補給
玉検出器28等が設けられている(共に図示しない;ただ
し、第2図のブロック図に表示)。なお、打込玉検出器
27は、発射前の打球、発射後の打球(打込球という)、
アウト球のいずれかを検出するものであればよく、補給
玉検出器28は、上記補給玉の他、景品玉として払出され
た景品球、入賞口等に入賞した入賞玉のいずれかを検出
するものでもよく、それらは、必ずしもパチンコ遊技機
に設けられなくてもよく、パチンコ遊技機設置島台に設
けられていてもよい。
上記した特別装置30や可変入賞球装置4等は、遊技盤
1の裏面側に取付けられる制御基板ボックス45によって
駆動制御されるが、この制御基板ボックス45には、第2
図に示すマイクロコンピュータ50からなる制御回路を含
むと共に、第1図に示すように前記可変表示器42a,42b
に大当り又は中当りとなる図柄の表示確率を調整するた
めの表示確率調整手段としてのモード設定部46と確率設
定操作部48とが設けられている。これについて説明する
と、まず、モード設定部46は、表示確率を変更する前に
操作するもので、このモード設定部46は、キー差込みタ
イプとなっており、遊技場の特定の社員が有する設定キ
ー(図示しない)を差込むことにより操作可能となって
いる。そして、モード設定部46を操作したことがモード
検出器47によって検出されるようになっている。
上記のようにしてモード設定部46が操作された後、ピ
ン差込み押圧形式の確率設定操作部48を操作すると、該
操作を検出する設定操作検出器49が作動して表示確率の
変更がなされる。具体的には、第3図に示すようになっ
ている。すなわち、設定「0」においては、前記打込玉
検出器27及び補給玉検出器28からの検出信号に基づいて
算出される出玉率Xの値が50%〜70%の値の範囲(M〜
L)内となるように可変表示器42a,42bの大当り又は中
当りの出現確率が制御される。また、出玉率Xが上記し
た範囲内にあるときには、始動通過口15への打玉の通過
タイミングにおいて大当りを決定する範囲N1は、「3」
(すなわち大当り確率4/220)となり、中当りを決定す
る範囲N2は、「7」(つまり中当り範囲が「4」〜
「7」で、中当り確率4/220)となるように設定され
る。
以下、同様に設定「1」〜「5」において、第3図に
示すように設定される。なお、設定の変更は、確率設定
操作部48を1回押下操作する毎に設定「0」から順次1
づつ変更され、設定「5」のときに確率設定操作部48が
操作されると設定「0」に戻るようになっている。
しかして、上記のように構成される特別装置30や可変
入賞球装置4は、以下のように作動する。すなわち、通
常の遊技状態においては、発射された打玉が障害釘23に
邪魔されて入賞球装置32に受け入れられる可能性が低
く、このため、権利発生遊技状態となる可能性も低い。
しかし、発射された打玉が通過口15を通過して始動通過
玉検出器16を作動させると、可変表示装置としての可変
表示器42a,42bが可変表示を開始し、一定時間後に停止
する。そして、停止時の表示結果が予め定めた表示結果
と一致したときには、チューリップソレノイド34が励磁
されて入賞球装置32の開閉翼片33a,33bを一定時間開成
する。すると、障害釘23の外側を落下する打玉が開閉翼
片33a,33bに容易に受け入れられて打玉が特別装置30内
に導かれる。導かれた打玉は、振分け部材36によってそ
の下方に位置する特別通過領域38a〜38cに導かれるが、
権利発生機能を有する特別通過領域38a〜38cに導かれた
ときには、対応する特定入賞玉検出器39a〜39cが作動し
て権利発生遊技状態となる。その状態で打玉が始動入賞
口11に入賞して始動入賞玉検出器12が作動されるとアタ
ッカーソレノイド8が励磁されて開閉扉7を一定期間開
成する。開閉扉7が開成された状態では、始動入賞口11
に打玉が入賞しないようになっている。そして、開閉扉
7の上記した一定期間の開成は、始動入賞口11に打玉が
入賞する毎に繰り返され、その繰り返しは、所定個数
(16個)の打玉が始動入賞口11に入賞するまで継続され
る。ただし、その所定個数の打玉が始動入賞口11に入賞
する前に、再度特別装置30に受け入れられた打玉が権利
発生機能を有する特別通過領域38a〜38cを通過したとき
には、権利発生遊技状態が終了するので、その回の開閉
扉7の開成状態が終了した時点で完全に権利発生遊技状
態が終了する。しかし、本実施例においては、通過口15
と入賞球装置32の外側を障害釘24で囲んでおり且つ入賞
球装置32に打玉が到達するためには、遊技領域3の左側
にある障害釘24に設けられた入球口25からだけであるた
め、権利発生遊技状態となったときには、打玉を遊技領
域3の右側を落下するように弾発することにより、再度
特別装置30に打玉を入賞させることがないので、特別装
置30への再入賞に基づく権利発生遊技状態の消滅という
ことを回避することができる。
また、特別装置30に打玉を導くために開成される入賞
球装置32の駆動を制御する可変表示器42a,42bが大当り
又は中当りを表示する確率をモード設定部46と確率操作
設定部48とからなる表示確率調整手段によって6段階に
変更することができるようになっている。
つまり、本実施例においては、特別装置30に打玉を誘
導し易い状態と打玉を誘導し難い状態とに変化する入賞
球装置32を設け、その入賞球装置32が可変表示装置とし
ての可変表示器42a,42bにある確率で表示される予め定
めた表示結果に基づいて駆動されるので、可変表示器42
a,42bに表示される予め定めた表示結果の表示確率によ
って権利発生遊技状態の発生確率が一義的に決定される
と共に、その予め定めた表示結果の表示確率を調整する
ことができるので、特別装置30への打玉の通過を許容す
る釘調整をそれほど慎重に行わなくても遊技場の所望す
る出玉率を確保することができる。
また、本実施例においては、まず、打玉を通過口15に
通過させる第1段階、次いで可変表示器42a,42bで所望
の表示結果を得る第2段階、特別装置30に受け入れられ
た打玉が複数の通過領域のうち権利発生機能を有する特
別通過領域38a〜38cを通過させる第3段階、の3つの段
階を追って権利発生遊技状態とする必要があるため、従
来の上記第3段階しかないこの種のパチンコ遊技機に比
較して、権利発生遊技状態に到達するまで連続して遊技
者の注意を向けることができ、遊技の密度を高くしてそ
の興趣を盛り上げることができる。
以上、特別装置30を含むパチンコ遊技機について説明
してきたが、このパチンコ遊技機は、第2図に示す遊技
制御回路によって制御される。第2図は、遊技制御回路
をブロック構成で示した回路図である。図において、制
御回路は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ50を
含み、このマイクロコンピュータ50には、制御動作を所
定の手順で実行することのできるMPU51と、MPU51の動作
プログラムデータを格納するROM52と、必要なデータの
書き込み及び読出しができるRAM53とを含んでいる。ま
た、マイクロコンピュータ50には、入出力回路54、サウ
ンドジェネレータ55、パワーオンリセット回路56、クロ
ック発生回路57、パルス分周回路58、及びアドレスデコ
ード回路59を含む。入出力回路54には、検出回路60〜65
を介して、モード検出器47、設定操作検出器49、打込玉
検出器27、補給玉検出器28、始動入賞玉検出器12、始動
通過玉検出器16、特定入賞玉検出器39a〜39c、入賞個数
検出器9がそれぞれ接続され、また、ソレノイド駆動回
路66を介してアタッカーソレノイド8及びチューリップ
ソレノイド34が接続され、7セグメントLED駆動回路67
を介して可変表示器42a,42b、始動入賞個数表示器14、
及び入賞個数表示器9aが接続され、LED駆動回路68を介
して始動通過記憶表示器35、及び権利入賞口表示器40a
〜40cが接続され、ランプ駆動回路69を介して遊技効果
ランプ20a,20b等のランプが接続されている。なお、ラ
ンプ駆動回路69には、図示しないが遊技盤1又はパチン
コ遊技機前面に設けられる他のランプも接続されてい
る。また、前記サウンドジェネレータ55には、アンプ70
を介してスピーカー26が接続されている。更に、上記し
た遊技制御回路には、電源回路71から各種の電圧が供給
されている。この電源回路71には、振分け部材36を揺動
するモータ37が直接接続されており、電源投入後直ちに
駆動されるようになっている。
以上、説明した遊技制御回路の具体的な動作の一例を
第4A図乃至第4F図に示すフロー図を参照して説明する。
第4A図は、実施例の動作の全体を示すメインルーチン
が表わされている。まず、電源が投入されると、マイク
ロコンピュータ50は、RAM53内にエラーが生じているか
否かを判別し(ステップS1)、RAMエラーがあると判別
した場合には、初期データをセットする(ステップS
2)。なお、ステップS1の処理は、常に行われているの
で、マイクロコンピュータ50のプログラム暴走時にもエ
ラー判定がなされ、ステップS2の初期データがセットさ
れる。
上記ステップS1においてエラー判定されなかった場合
や、ステップS2で初期データがセットされた場合には、
モード設定部46が操作されたて設定モードとなっている
か否かが判別される(ステップS3)。設定モードとなっ
ている場合には、設定操作検出器49のチェック処理が行
われた後(ステップS4)、後述するステップS10に進
む。一方、設定モードとなっていない場合には、各種の
サブルーチンコントロール処理が行われる。まず、最初
に各種の検出器の作動状態をチェックするスイッチチェ
ック処理が実行され(ステップS5)、次いで、同じスイ
ッチチェック処理が繰り返し実行される(ステップS
6)。これは、各検出器の検出ミスを無くすためにメイ
ンルーチンの中で繰り返し同じ処理を実行させているも
のである。その後順次、遊技の進行に応じて発生する音
やランプ、LEDの駆動を制御する音・ランプ・LEDコント
ロール処理(ステップS7)、開閉扉7の動作を制御する
アタッカーソレノイドコントロール処理(ステップS
8)、入賞球装置32の動作を制御するチューリップソレ
ノイドコントロール処理(ステップS9)がそれぞれ実行
される。その後、可変表示器42a,42bの7セグメントLED
に表示される図柄LEDコントロール処理(ステップS10)
が実行され、上記各サブルーチンで処理されたデータが
出力され(ステップS11)、その後、当り外れ決定用カ
ウンタの値に「1」が加算される(ステップS12)。こ
の当り外れ決定用カウンタの値は、後述するステップS5
3、S54、S56、S57、S58及びステップS60で判別されるよ
うに入賞球装置32を開成するべく大当りあるいは中当り
を発生させるか否かを決定するために用いられるもので
ある。
当り外れ決定用カウンタの値に「1」が加算された後
には、当り外れ決定用カウンタの値が「220」であるか
否かが判別され(ステップS13)、「220」である場合に
は当り外れ決定用カウンタの値をクリアし(ステップS1
4)、その後、ステップS15に進む。また、当り外れ決定
用カウンタの値が「220」でない場合には、直接ステッ
プS15に進む。
ステップS15〜ステップS19においては、可変表示器42
a,42bに表示される図柄を決定するための処理が行われ
る。すなわち、停止図柄決定用カウンタ1桁目の値に
「3」が加算され(ステップS15)、その後、1桁目の
値が「10」以上か否かが判別され(ステップS16)、「1
0」以上であれば、1桁目の値から「10」を減算すると
共に、2桁目の値に「1」を加算する(ステップS1
7)。次いで2桁目の値が「10」であるか否かが判別さ
れ(ステップS18)、「10」であれば、2桁目の値から
「10」を減算して前記ステップS15に戻って、ステップS
15〜ステップS19の処理を繰り返す。また、前記ステッ
プS16及びステップS18で「NO」と判別された場合にもス
テップS15に戻って、ステップS15〜ステップS19の処理
を繰り返す。つまり、ステップS15〜ステップS19によっ
て処理される図柄決定用カウンタの値は、1桁目が「・
・・−3−6−9−2−5−8−1−4−7−0−3−
・・・」の値を循環し、2桁目が「・・・−1−2−3
−4−5−6−7−8−9−0−1−・・・」の値を循
環する。すなわち、可変表示器42a,42bに「0、0」
「9、9」までの100通りの数字を表示できるようにし
ている。なお、上記したステップS15〜ステップS19の繰
り返しは、定期リセット信号が導出されたときに終了
し、定期リセット信号が導出される毎に、メインルーチ
ンが繰り返し実行される。
上記したメインルーチンは、パルス分周回路58から発
生するリセット信号がある毎に1回行われるが、この実
施例においては、4msec毎に1回のリセット信号が発生
されるので、メインルーチンは、4msecに1回行われる
ことになる。また、上記したメインルーチンに含まれる
サブルーチンのうち、本実施例のパチンコ遊技機1の重
要な遊技内容に関係するステップS4の設定スイッチチェ
ック処理については、第4B図にその詳細を示し、ステッ
プS5及びステップS6のスイッチチェック処理について
は、第4C図、第4D図及び第4E図にその詳細を示し、ステ
ップS9のチューリップソレノイドコントロール処理につ
いては、第4F図にその詳細を示すが、他のサブルーチン
については、その詳細な説明を省略する。
そこで、まず、設定スイッチチェック処理について第
4B図を参照して説明すると、設定操作が有るか否か、す
なわち設定操作検出器49の検出信号があるか否かが判別
され(ステップS20)、無ければ設定スイッチチェック
処理を終了する。一方、設定操作検出器49の検出信号が
有る場合には、設定カウンタの値に「1」を加算すると
共に、打込玉検出器27からの検出信号を計数する打込カ
ウンタ及び補給玉検出器28からの検出信号を計数する補
給カウンタの値をそれぞれクリアする(ステップS2
1)。そして、設定カウンタの値が「6」であるか否か
を判別し(ステップS22)、「6」である場合には、設
定カウンタの値をクリアする(ステップS23)。また、
「6」でない場合には、ステップS23の処理を行わな
い。次いで設定カウンタの値に応じて当り決定範囲N1,N
2、確率向上決定出玉率M、確率低下決定出玉率Lをセ
ットする(ステップS24)。すなわち、第3図に示す値
を設定カウンタの値に応じて設定する。
次に、ステップS5及びS6のスイッチチェック処理につ
いて第4C図、第4D図及び第4E図を説明すると、スイッチ
チェック処理は、第4C図に示すように、各検出器毎にチ
ェック処理サブルーチンが行われる。すなわち、開閉扉
7内に入賞した打玉を検出する入賞個数検出器9のチェ
ック処理を行うカウントSWチェック処理が実行され(ス
テップS25)、権利の発生及び消滅を判定する特定入賞
玉検出器39a〜39cのチェック処理を行う権利発生/消滅
SWチェック処理が実行され(ステップS26〜S28)、始動
入賞口11に入賞した打玉を検出する始動入賞玉検出器12
のチェック処理を行う始動入賞SWチェック処理が実行さ
れ(ステップS29)、通過口15を通過した打玉を検出す
る始動通過玉検出器16のチェック処理を行う始動通過SW
チェック処理が実行され(ステップS30)、打込玉及び
補給玉を検出する打込玉SW・補給玉SWチェック処理が実
行されて(ステップS31)、スイッチチェック処理サブ
ルーチンを終了する。このうち、ステップS31の打込玉S
W・補給玉SWチェック処理は、第4D図にその詳細が示さ
れ、ステップS30の始動通過SWチェック処理は、第4E図
にその詳細が示されている。
ここで、打込玉SW・補給玉SWチェック処理サブルーチ
ンについて説明すると、打込玉SWがONしているか否かが
判別され(ステップS32)、ONしていない場合には、打
込玉SWチェックカウンタの値をクリアした後(ステップ
S33)、後述するステップS38に進む。一方、打込玉SWが
ONしていると判別された場合には、打込玉SWチェックカ
ウンタの値が最大であるか否かが判別される(ステップ
S34)。この打込玉SWチェックカウンタの値が最大であ
るということは、所定時間(例えば、1秒)連続して打
込玉SWがONした状態であることを意味し、このような状
態は、通常の遊技において発生しない現象であるため、
打込玉SWの故障と判断される。したがって、打込玉SWチ
ェックカウンタの値が最大であると判別されたときに
は、以下の処理を行うことなく後述するステップS38に
進む。なお、このような故障と判別されたときには、遊
技全体を不能動化すると共に、その旨を報知する効果音
を発生することが望ましい。
打込玉SWチェックカウンタの値が最大でないと判別さ
れたときには、打込玉SWチェックカウンタの値に「1」
が加算され(ステップS35)、その後、打込玉チェック
カウンタの値が「2」であるか否かが判別される(ステ
ップS36)。このように打込玉SWチェックカウンタの値
が「2」であるか否かを判別するのは、打込玉SWの通過
玉による信号とノイズやチャタリングによる誤信号とを
区別するためであり、打込玉SWチェックカウンタの値が
「2」となったときに玉による信号があったと判断され
る。しかして、打込玉SWチェックカウンタの値が「2」
でない場合には、ステップS38に進み、「2」である場
合には、打込カウンタの値に「1」を加算する(ステッ
プS37)。
上記したステップS32〜ステップS37の処理が終了する
と、次に補給玉SWのチェック処理が行われる。すなわ
ち、補給玉SWがONしているか否かが判別され(ステップ
S38)、ONしていない場合には、補給玉SWチェックカウ
ンタの値をクリアした後(ステップS39)、後述するス
テップS44に進む。一方、補給玉SWがONしていると判別
された場合には、補給玉SWチェックカウンタの値が最大
であるか否かが判別される(ステップS40)。補給玉SW
チェックカウンタの値が最大であると判別されたときに
は、以下の処理を行うことなく後述するステップS44に
進む。
補給玉SWチェックカウンタの値が最大でないと判別さ
れたときには、補給玉SWチェックカウンタの値に「1」
が加算され(ステップS41)、その後、補給玉チェック
カウンタの値が「2」であるか否かが判別される(ステ
ップS42)。しかして、補給玉SWチェックカウンタの値
が「2」でない場合には、ステップS44に進み、「2」
である場合には、補給カウンタの値に「1」を加算する
(ステップS43)。
上記のようにして、打込玉SW及び補給玉SWのチェック
が終了すると、補給カウンタの値を打込カウンタの値で
除した商を100倍した値、すなわち出玉率Xを演算する
(ステップS44)。この出玉率Xは、パーセンテージで
算出されることになる。
次に、始動通過SWチェック処理サブルーチンについて
第4E図を参照して説明すると、まず、始動通過SWがONし
ているか否かが判別され(ステップS45)、ONしていな
い場合には、始動通過SWチェックカウンタの値をクリア
して(ステップS46)、始動通過SWチェック処理サブル
ーチンを終了する。一方、始動通過SWがONしていると判
別された場合には、始動通過SWチェックカウンタの値が
最大であるか否かが判別される(ステップS47)。この
ステップS47の処理も始動通過SWの故障を監視するもの
であり、故障と判断されたときには、警報音等を発生す
ることが望ましい。しかして、始動通過SWチェックカウ
ンタの値が最大であると判別されたときには、以下の処
理を行うことなく始動通過SWチェック処理サブルーチン
を終了する。
始動通過SWチェックカウンタの値が最大でないと判別
されたときには、始動通過SWチェックカウンタの値に
「1」が加算され(ステップS48)、その後、始動通過
チェックカウンタの値が「2」であるか否かが判別され
る(ステップS49)。このステップS49の処理もノイズ対
策である。しかして、始動通過SWチェックカウンタの値
が「2」でない場合には、始動通過SWチェックサブルー
チンを終了し、「2」である場合には、始動通過記憶カ
ウンタの値が「4」であるか否かが判別される(ステッ
プS50)。始動通過記憶カウンタの値が「4」であると
きには、その信号を無効にすべく始動通過SWチェックサ
ブルーチンを終了し、「4」でない場合には、始動通過
記憶カウンタの値に「1」を加算する(ステップS5
1)。
次いで、出玉率Xの値が前記ステップS24で設定され
た確率向上決定出玉率Mよりも小さいか否かが判別され
る(ステップS52)。小さいと判別された場合には、当
り外れ決定用カウンタの値が「49」以下であるか否かが
判別され(ステップS53)、「49」以下であれば後述す
るステップS59に進んで大当りデータが記憶され、「4
9」よりも大きいと判別されたときには、当り外れ決定
用カウンタの値が「71」以下であるか否かが判別される
(ステップS54)。「71」以下であれば後述するステッ
プS61に進んで中当りデータが記憶され、「71」より大
きいと判別されたときには、後述するステップS62に進
んで外れデータが記憶される。このように、出玉率Xが
確率向上決定出玉率Mより小さい場合には、出玉率が大
きくなるように大当りの表示確率(50/220)や中当りの
表示確率(22/220)を向上させるようになっている。
一方、前記ステップS52で出玉率XがMより大きいと
判別された場合には、出玉率Xが前記ステップS24で設
定された確率低下決定出玉率Lよりも大きいか否かが判
別され(ステップS55)、大きい場合には、当り外れ決
定用カウンタの値が「1」以下であるか否かが判別され
(ステップS56)、「1」以下であれば後述するステッ
プS59に進んで大当りデータが記憶され、「1」よりも
大きいと判別されたときには、当り外れ決定用カウンタ
の値が「3」以下であるか否かが判別される(ステップ
S57)。「3」以下であれば後述するステップS61に進ん
で中当りデータが記憶され、「3」より大きいと判別さ
れたときには、後述するステップS62に進んで外れデー
タが記憶される。このように、出玉率Xが確率低下決定
出玉率Lより大きい場合には、出玉率が小さくなるよう
に大当りの表示確率(2/220)や中当りの表示確率(2/2
20)を低下させるようになっている。
一方、前記ステップS55で出玉率XがLよりも小さい
と判別された場合、すなわち出玉率がMとLとの間にあ
ると判別された場合には、当り外れ決定用カウンタの値
がステップS24で設定された「N1」よりも小さいか否か
が判別され(ステップS58)、「N1」よりも小さい場合
には、始動通過記憶カウンタの値に対応するデータ記憶
エリアに大当りデータを記憶して(ステップS59)、始
動通過SWチェックサブルーチンを終了する。
また、ステップS58で当り外れ決定用カウンタの値が
「N1」より大きいと判別された場合には、当り外れ決定
用カウンタの値がステップS24で設定された「N2」より
も小さいか否かが判別され(ステップS60)、「N2」以
下であると判別されたときには、始動通過記憶カウンタ
の値に対応するデータ記憶エリアに中当りデータを記憶
し(ステップS61)、「N2」より大きいと判別されたと
きには、始動通過記憶カウンタの値に対応するデータ記
憶エリアに外れデータを記憶して(ステップS62)、始
動通過SWチェックサブルーチンを終了する。上記したス
テップS45〜ステップS62の処理は、打玉が始動通過玉検
出器16を作動させた際に、当り外れ決定用カウンタの値
によって大当りか、中当りか、外れかを判定するもので
あり、本実施例の場合には、表示確率設定手段によって
設定された確率や遊技中の出玉率によって大当りの確
率、及び中当りの確率がいろいろな値を取るようになっ
ている。そして、図柄LEDコントロール処理(ステップS
10)において、可変開始時にデータ記憶エリアから呼び
出したデータが大当りデータである場合には、その時の
停止図柄決定用カウンタの値に拘らず「7、7」を予定
停止図柄とし、可変開始から一定時間経過後に「7、
7」で停止させると共にチューリップソレノイドタイマ
に6秒(カウント値として6000/4=1500)をセットす
る。また、中当りデータである場合には、その時の停止
図柄決定用カウンタの値の1桁目の値に2桁目の値を合
せて「1桁目=2桁目」にし、その結果が「7、7」で
ある場合には、それぞれ「1」を加算して「8、8」に
し、「7、7」以外の場合には、その結果を予定停止図
柄とし、可変開始から一定時間経過後にその予定停止図
柄(つまり「7、7」以外のゾロ目)で停止させると共
にチューリップソレノイドタイマに3秒(カウント値と
して3000/4=750)をセットする。また、外れデータで
ある場合には、その時の停止図柄決定用カウンタの値が
「1桁目=2桁目」、すなわちゾロ目であるか否かを判
定し、ゾロ目である場合には、2桁目の値に「1」を加
算して外れ目にしたものを予定停止図柄とし、ゾロ目で
ない場合には、その値を予定停止図柄とし、可変開始か
ら一定時間経過後にその予定停止図柄(つまりゾロ目以
外の外れ目)で停止させる。
第4E図を参照して前記ステップS9のチューリップソレ
ノイドコントロール処理について説明する。まず、前記
大当りデータ又は中当りデータに基づき入賞球装置32の
開成時間を規制するソレノイドタイマが終了しているか
否かが判別され(ステップS63)、終了していない場合
には、チューリップソレノイドをONとして(ステップS6
4)、チューリップソレノイドコントロール処理を終了
し、ソレノイドタイマが終了している場合には、チュー
リップソレノイドをOFFとして(ステップS65)、チュー
リップソレノイドコントロール処理を終了する。なお、
前記大当りデータに基づき設定されるソレノイドタイマ
の設定時間は、6秒であり、中当りデータに基づき設定
されるソレノイドタイマの設定時間は、3秒である。
このように、入賞球装置32は、通過口15に打玉が通過
して可変表示器42a,42bの表示結果が予め定めた表示結
果と一致したときに一定時間開成するように制御され
る。そして、入賞球装置32が開成したときには、打玉が
特別装置30に誘導される可能性が高まり、これに伴って
特別通過領域38を通過する可能性も高くなり、権利発生
遊技状態を発生させることが可能となる。
以上、実施例に係るパチンコ遊技機1について説明し
てきたが、上記実施例では、可変表示装置としての可変
表示器42a,42bの表示結果が大当り又は中当りとなった
ときに、入賞球装置32を一定時間連続して開成するよう
にしたが、その一定時間を所定回数に分割して開成する
ようにしてもよい。例えば、6秒を6等分して1秒開成
後、3秒(入賞球装置32に入った打玉が特別通過領域38
a〜38cに到達するまでの時間よりもやや長い時間に相
当)閉成するサイクルを6回繰り返すようにしてもよ
い。また、一定時間ではなく、一定個数入賞するまで入
賞球装置32を開成するようにしてもよい。
また、上記した実施例では、出玉率を遊技にフィード
バックして当り外れの表示確率を制御するようにした
が、出玉率をフィードバックさせないようにしてもよ
い。また、確率向上決定出玉率Mと確率低下決定出玉率
のいずれか一方ののみを設定するようにしてもよい。ま
た、出玉率に代えて打込玉と補給玉との差数に基づいて
フィードバック制御するようにしてもよい。
また、上記した動作説明において、打込カウンタの値
が所定値に達するまでは、ステップS52及びステップS55
の判定を行わないようにしてもよい。これは、遊技開始
直後における補給玉の発生による出玉率の変動が大き
く、また、補給玉が1個も発生しないうちに通過口15に
打玉が通過すると、必ず確率が向上した制御となるため
であり、これを防止するためである。また、このように
フィードバック制御を行わない期間においては、大当
り、中当りの表示回数N1、N2を設定値とは、無関係に一
定としてもよい。また、権利発生遊技中のときには、大
当り、中当りの表示回数N1、N2の値が設定値よりも小さ
くなるように制御して権利発生遊技状態が消滅しずらく
しても良い。逆に権利発生機能を有する特別通過領域が
左右の特別通過領域38b,38cとなったときには、表示回
数N1、N2の値を設定値よりも大きくしてより権利発生遊
技状態となる可能性を向上させてもよい。また、表示確
率の変更は、遊技場に設けられる管理コンピュータから
の指令に基づいて変更できるようにしてもよい。
また、上記実施例では、可変表示装置として、7セグ
メントLEDで構成される可変表示器42a,42bを示したが、
他の可変表示部材、例えば、LCD、ドット・マトリック
ス・ディスプレイや回転ドラム等で構成される可変表示
装置であってもよいし、その数も1以上であればよい。
また、可変表示装置で表示される予め定めた表示結果と
して、大当りと中当りの2種類としたが、それ以上であ
ってもよいし、あるいは大当りだけでもよい。更に、大
当りの表示が出た後に、中当りの出現確率が向上するよ
うにしてもよい。
また、入賞球装置32の構造も実施例のようにいわゆる
チューリップ式の入賞口でなく、他の構造を有する入賞
球装置であってもよい。また、入賞球装置32を機械的な
チューリップ式入賞口としてソレノイドで開成させるだ
けで、閉じるのは、入賞球装置32に入賞する打玉の個数
によって閉じるようにしたものでもよい。また、通過口
15も実施例のように打玉を通過させるものではなく、入
賞させるものでも良く、その配設位置も遊技盤1上のい
ずれの位置であってもよい。また、通過口15を通過した
打玉を記憶するようにしたが、これを記憶しないように
してもよい。
また、上記実施例では、特別装置30内の権利発生機能
を有する特別通過領域38a〜38cが権利発生遊技状態の終
了する毎に移動するものを示したが、移動しないもので
も良く、また、特別装置30内全体を1つの特別通過領域
とし、特別装置30内に打玉が入れば権利発生遊技状態と
なるようにしたものでもよい。また、この場合に、特別
通過領域38の打玉の通過によって可変表示装置(42a,42
bでもあるいは他に設けたものでもよい)を変動表示さ
せ、又は通常時変動表示しているものを停止させ、その
表示結果に基づいて権利発生遊技状態を発生させてもよ
い。すなわち、特別通過領域38への打玉の通過に基づい
て間接的に権利発生遊技状態としてもよい。
また、上記した実施例では、始動入賞口11を単に打玉
を受け入れる受口として構成したものを示したが、入賞
球装置32と同様に電気的駆動源によって駆動される入賞
球装置で構成しても良い。この場合には、権利発生遊技
状態となったときに開成し、その開成中に1個の打玉を
受け入れたときに閉成して打玉をほとんど受け入れない
ようにし、開閉扉7が閉成したときに再度開成するよう
に制御すればよい。つまり、開閉扉7と電動始動口とを
交互に開閉すればよい。この場合、特別装置30に上部に
入賞球装置32を設けても、あるいは設けなくてもよい。
また、上記した実施例では、弾球遊技機として持ち玉
を借り受けて遊技するパチンコ遊技機を示したが、持ち
玉情報が記録されたカードを使用して遊技を行うカード
式パチンコ遊技機であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したところから明らかなように、本発明に係
る弾球遊技機においては、特別装置に打玉を誘導し易い
状態と誘導し難い状態とに変化する入賞球装置を設け、
その入賞球装置が可変表示装置にある確率で表示される
予め定めた表示結果に基づいて駆動されるので、可変表
示装置に表示される予め定めた表示結果の表示確率によ
って権利発生遊技状態の発生確率が一義的に決定される
と共に、予め定めた表示結果を表示する遊技の途中で変
化しない表示確率を遊技場側の事前設定によって調整で
きるので、特別装置への打玉の通過を許容する釘調整を
それほど慎重に行わなくても遊技場の所望する出玉率を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る弾球遊技機の一例としてのパチ
ンコ遊技機の遊技盤の部分拡大正面図、第2図は、その
パチンコ遊技機の遊技動作を制御する遊技制御回路のブ
ロック図、第3図は、表示確率調整手段によって調整さ
れる確率の一例を説明する説明図、第4A図乃至第4F図
は、第2図に示す遊技制御回路によって実行される動作
を示すフロー図である。 4……可変入賞球装置 11……始動入賞口(始動通過領域) 15……通過口(通過領域) 16……始動通過玉検出器(通過玉検出手段) 30……特別装置、32……入賞球装置 38a〜38c……特別通過領域(通過領域) 39a〜39c……特定入賞玉検出器(特別通過玉検出手段) 42a,42b……可変表示器(可変表示装置) 46……モード設定部(確率調整手段) 48……確率設定操作部(確率調整手段) 50……マイクロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特別通過領域を有する特別装置と、打玉が
    通過可能な始動通過領域と、前記特別装置に受け入れら
    れた打玉が前記特別通過領域を通過したことを検出する
    特別通過玉検出手段と、該特別通過玉検出手段の出力に
    基づいて権利発生遊技状態を発生させる権利発生手段
    と、該権利発生手段出力の導出中に前記始動通過領域を
    打玉が通過したことに基づいて遊技者にとって不利な第
    2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態に一定期
    間変化させる可変入賞球装置と、を備えた弾球遊技機に
    おいて、 発射された打玉が通過可能な通過領域と、該通過領域を
    通過した打玉を検出する通過玉検出手段と、該通過玉検
    出手段の出力に基づいて複数の表示結果を表示可能な可
    変表示装置と、該可変表示装置の表示結果が予め定めた
    表示結果となったときに前記特別装置に打玉を受け入れ
    易い状態と受け入れない若しくは受け入れ難い状態とに
    変化可能な入賞球装置と、前記可変表示装置に予め定め
    た表示結果が表示される確率を遊技の前段階で手動的に
    調整し得る表示確率調整手段と、を設け、 前記表示確率調整手段を調整しない限り、前記確率が遊
    技の途中で変化しないようにしたことを特徴とする弾球
    遊技機。
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