JP2998622B2 - 磁気印写装置 - Google Patents

磁気印写装置

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JP2998622B2 JP34377495A JP34377495A JP2998622B2 JP 2998622 B2 JP2998622 B2 JP 2998622B2 JP 34377495 A JP34377495 A JP 34377495A JP 34377495 A JP34377495 A JP 34377495A JP 2998622 B2 JP2998622 B2 JP 2998622B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に従って
磁気記録媒体上に磁気潜像を記録して磁性トナーで顕像
化する磁気印写装置に関し、特に円筒状(ドラム状)の
磁気記録媒体の回転角度を検出して同期制御する構成に
おける回転速度を変更する回転モードの移行時の同期制
御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気印写装置が実用化され、その
高速性が注目されている。磁気印写装置は、一旦磁気記
録媒体上に磁気潜像を記録するとその磁気潜像により多
数枚の複写が可能であるため、多数枚複写時には複写速
度が高速であるという特徴がある。磁気印写装置の基本
的な原理は特公昭55−34431号公報に開示されて
いる。
【0003】磁気印写装置における動作は、表面に磁気
記録媒体を有する磁気記録ドラム上に磁気記録ヘッドで
磁気潜像を記録する磁気潜像記録工程と、磁気記録ドラ
ム上に記録された磁気潜像を顕像化して記録紙に転写
し、定着する複写工程に分けられる。磁気潜像記録工程
では、磁気記録ドラムが高速に回転し、磁気記録ヘッド
が磁気記録ドラムの表面に近接した状態で母線方向に移
動される。これにより、磁気記録ヘッドが磁気記録ドラ
ムの全面を走査することになる。磁気記録ヘッドは、走
査位置に応じて入力される画像信号に従って記録ドラム
上に磁気潜像を記録する。このようにして磁気潜像記録
工程が終了する。磁気潜像記録工程が終了すると、磁気
記録ヘッドは、磁気記録ドラムから離れ、待機位置に戻
る。
【0004】複写工程では、磁気記録ドラムが磁気潜像
記録工程より低速で回転され、磁気記録ドラム上の磁気
潜像は、磁気記録ドラムの回転に従って現像器で磁性ト
ナーにより現像され、顕像化された画像の回転に同期し
て供給される記録紙に転写された後、定着される。磁気
印写装置の特徴は、一度磁気記録ドラムに記録された磁
気潜像が複写後も保持されているので、それ以後は磁気
潜像記録を行うことなしに複写することが可能であり、
特に多数枚の複写を高速に行うことが可能な点にある。
しかしながら、磁気潜像記録工程を伴うため、1枚目の
コピーを得るまでの時間すなわちファーストコピー時間
が長くなるという特性を有している。
【0005】図7に示したような記録幅の狭い磁気記録
ヘッドを使用する場合、磁気記録ドラムの全面に磁気画
像を記録するためには、磁気記録ドラムの全面に渡って
磁気記録ヘッドで走査する必要がある。この走査は、上
記のように、磁気記録ドラムを回転させながら磁気記録
ヘッドを磁気記録ドラム1の母線に沿って移動させるこ
とにより行うのが一般的である。ここでは、磁気記録ヘ
ッドを磁気記録ドラム1の母線に沿って移動させること
を副走査と称することとする。
【0006】図8は、副走査を行わせる副走査機構を示
す図である。図8において、参照番号20は、磁気記録
ヘッド(図示せず)を、磁気潜像記録時に磁気記録ドラ
ム1に近接するように移動させ、複写時には退避させる
ように移動させる移動機構であり、141と142はプ
ーリであり、160はプーリの一方を回転駆動する副走
査パルスモータであり、53は移動機構20とプーリの
間に張られたワイヤである。パルスモータで一方のプー
リを回転駆動すると、ワイヤ53が引っ張られ、移動機
構50が磁気記録ドラム1の母線に平行に設けられたガ
イド(図示せず)に沿って移動する。参照番号30は磁
気記録ドラム1の回転軸11を回転駆動する記録モータ
であり、35は磁気記録ドラム1の回転速度を検出する
エンコーダである。
【0007】図8を参照して磁気潜像記録工程における
動作について説明する。記録開始指令を受けると、記録
モータ161により磁気記録ドラム1が高速回転を開始
し、更に副走査パルスモータ30が駆動され、移動機構
20が待機位置から副走査を始める。磁気記録ドラム1
が所定の回転数に達するのに合わせて移動機構20に設
けられた磁気記録ヘッド2は磁気記録ドラム1に微小な
間隔を保った記録位置にセットされる。実際には高速回
転する磁気記録ドラム1に対して空気力学的な力で浮上
し、一定の間隔に保持される。このような状態で、副走
査しながらスパイラル状に画像データに従って磁気記録
ドラム1の表面に磁気潜像を記憶する。所定の画像デー
タの磁気潜像の記録が終了すると、磁気記録ドラム1は
低速回転に入り、磁気記録ヘッド2は退避位置に戻ると
共に、待機位置に戻る。
【0008】画像の記録は非常に正確な位置精度で行う
必要がある。例えば、400ドット/インチ(400d
pi)のドット密度で画像を記録する場合には、ドット
間のピッチは約63μmであり、良好な画像を生成する
ためには、各ドットをドットピッチの10%程度の誤
差、すなわち6μm以下の位置精度で形成する必要があ
る。従って、磁気潜像の記録時には、磁気記録ドラム1
の回転位置をこの位置精度に対応する精度で検出して書
き込みを制御する必要がある。
【0009】回転位置を検出する手段として広く使用さ
れるのが、回転軸に取り付けられ、回転角度に応じてパ
ルス信号を出力するエンコーダである。比較的低コスト
の一般的なエンコーダでは1回転に対して2000個程
度のエンコーダパルスが発生され、1回転毎に所定の回
転位置で1個のインデックスパルスが発生される。この
ようなエンコーダを図8に示すように磁気記録ドラム1
の回転軸11に取り付けた場合、A3用紙の短い辺を磁
気記録ドラム1の周長方向に記録すると、周長は約30
0mmであり、回転に伴って150μmの周長に対して
1個のエンコーダパルスが発生されることになる。しか
し、これでは1個のエンコーダパルスがドットピッチよ
り大きい上、整数倍でもないため、エンコーダパルスに
同期して記録を行ったのでは正確な位置精度で画像を記
録するのが難しかった。そこで、図8に示すように、エ
ンコーダ35の出力するエンコーダパルスを入力クロッ
クとする位相同期(Phase Locked Loop) 回路を設けて、
エンコーダパルスに同期したより周波数の高いクロック
を生成し、このクロックをカウンタ171でカウントし
て周方向の回転位置を正確に検出してヘッド駆動回路1
72による画像データの書き込みを制御していた。カウ
ンタ171は、インデックスパルスが入力される毎にリ
セットされるので、カウンタ171の出力は常に周方向
の一定の位置を示すようになっている。
【0010】図9は、以上のようにして記録された磁気
記録ドラム1上の1枚の画像を示す図である。カウンタ
171の構成により画像に対してどの位置でインデック
スパルスが発生されても問題ないが、ここでは説明を簡
単にするために、図示の画像の切れ目の部分でインデッ
クスパルスが発生されるように、エンコーダの取り付け
位置が設定されているものとする。
【0011】複写工程では、現像能力、定着能力等の関
係から用紙の搬送速度が制限され、磁気潜像の記録時の
ような高速で磁気記録ドラム1を回転させて、複写を行
うことはできない。そのため、複写工程では、磁気潜像
の記録時より低速で磁気記録ドラム1を回転させ、図9
のように記録された磁気潜像を複写する。複写工程では
すでに磁気潜像が記録されており、現像、転写及びクリ
ーニングを行うだけであるから、搬送されてくる用紙と
磁気記録ドラム1上の画像の位置ずれが問題であり、実
際には数百μm程度の誤差でも許容されるため、磁気潜
像の記録時のように高分解能で回転位置を検出する必要
はない。用紙と画像の位置を合わせるには、現像された
画像が転写部に到達するのに合わせて用紙が転写部に到
達するように給紙を開始するように制御する必要があ
り、その制御には図8のエンコーダ35の出力が使用さ
れる。
【0012】図10はエンコーダ35の出力するエンコ
ーダパルスとインデックスパルスと、ドラム回転との関
係を示す図である。図10において、円周200はエン
コーダ35がインデックスパルスを出力する位置である
インデックス位置に対する1回転の時間軸を示している
が、実際には磁気記録ドラム1と同期してエンコーダ3
5内部のインデックスが回転し、そのセンサは固定され
ているが、以下の説明では便宜上、センサが磁気記録ド
ラム1と同期して回転するとして説明する。インデック
スパルス113は、1回転に1回発生し、エンコーダパ
ルス114は例えば2000個発生する。磁気潜像は円
弧201のようにインデックスパルス113から角度T
1の点を起点として円周上を用紙サイズの長さだけ記録
される。図では最大用紙サイズのA3を例にしている。
【0013】磁気潜像記録が終了すると記録モータ30
の駆動を停止するとともに磁気記録ドラム1の回転速度
を減速するためにブレーキがかかる。回転速度が十分に
低速になると、ブレーキを解除してコピーモータを回転
する。その後の複写プロセスでは磁気記録ドラム1の周
囲に各プロセスが配置されているので、ドラムの回転角
を検知して制御するが、コピープロセスを始めるまえに
基準位置を決めるため、まずインデックスパルスを1回
検出する。その後、最初の給紙タイミングは例えば角度
でT3とすると、T3まで回転後に給紙を開始する。い
ま、コピーモータ回転開始時の位置(以下、開始位置と
称する。)が角度T2の位置であったとすると、回転開
始後初めての給紙タイミングT3に至るまで角度(36
0°+T3−T2)回転することになる。これは1回転
分余計に時間を要することを意味する。回転開始位置が
T3と0°の間であれば無駄がないが、回転開始位置は
構造上一定でないから、前述の無駄時間を要する確率が
高い。
【0014】以上の制御はマイクロコンピュータで行う
のが一般的であり、複写を開始する場合、マイクロコン
ピュータがまずエンコーダのインデックスパルスを検出
し、その後エンコーダパルスを加算して給紙タイミング
T3の回転位置を検出すると給紙を開始していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気印写装置で
は、上記のようにして磁気潜像記録及びその後の複写動
作の開始を制御していたため、移行時に無駄な時間を要
しており、ファーストコピー時間を長くしていた。磁気
印写装置の問題点の1つは、ファーストコピー時間が長
いことであり、これを短縮することが強く求められてい
た。特に、ファーストコピー時間を短縮するため磁気潜
像記録の高速化等の他の改善が実施されており、このよ
うな無駄時間を短縮することが益々重要になっている。
【0016】このような、プロセスの移行に伴う無駄時
間を短縮するためには、回転位置を常時検出して、イン
デックスパルスを検知することなしに開始位置の次の給
紙開始の回転位置で給紙を開始するようにすればよい。
図8で説明したように、磁気潜像記録時には、エンコー
ダ35の出力するインデックスパルスとエンコーダパル
スにより、回転位置を検出しており、これを利用するこ
とが考えられる。しかし、図8の回転位置検出回路では
PLL回路170が使用されており、PLL回路が動作
可能なクロック周波数範囲は制限されるため、PLL回
路170のクロック周波数動作範囲は、磁気潜像記録時
の磁気記録ドラム1の回転速度に合わせて設定されてい
る。そのため、磁気潜像記録時より低速の複写時のドラ
ム回転速度ではPLL回路170が動作せず、図8のカ
ウンタ回路171を使用して複写時のドラム回転位置を
検出することはできない。
【0017】エンコーダには絶対回転角を常時出力する
アブソリュート型もあり、これを使用すれば基準位置を
検出する必要はなくなるが、アブソリュート型エンコー
ダは高価であり、コストアップになるという問題があ
る。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、磁気潜像記録のための高速回転から複写のための低
速回転に移行する時の無駄時間をなくしたファーストコ
ピー時間を短縮した磁気印写装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の磁気印写装置では、磁気記録ドラムが回転
中は常時エンコーダクロック数を数え、インデックスパ
ルスでリセットされるタイミングカウンタを設け、イン
デックスパルス位置に対するコピーモータ回転開始時の
回転位置をこのタイミングカウンタの値を参照して検出
し、複写プロセスを回転開始位置からただちに開始でき
るようにする。
【0019】すなわち、本発明の磁気印写装置は、回転
可能な円筒表面上に磁気記録媒体を有する磁気記録ドラ
ムと、高速に回転する磁気記録ドラムに沿って磁気記録
ヘッドを移動させながら、画像信号に従って磁気記録ド
ラム上に磁気潜像を記録する記録手段と、磁気記録ドラ
ムを低速に回転させながら記録された磁気潜像を磁性ト
ナーにより顕像化し、磁性トナー像を用紙に転写及び定
着して複写する顕像化手段と、磁気記録ドラムが所定の
回転位置になる時にインデックスクロックを出力し、所
定の回転量毎にエンコーダクロックを出力するエンコー
ダと、エンコーダの出力に基づいて、磁気記録ドラム上
で顕像化された磁性トナー像が、用紙の所定位置に転写
されるように制御する制御手段とを備える磁気印写装置
において、記録手段による磁気潜像の記録動作時及び顕
像化手段による複写動作時に亘って、エンコーダクロッ
クをカウントしてカウント値を出力し、インデックスク
ロックによりカウント値が所定値にリセットされるカウ
ンタを備え、制御手段は、カウンタの出力から算出した
磁気記録ドラムの回転位置に基づいて複写動作を開始す
ることを特徴とする。
【0020】また、磁気記録ドラム上に、円周に沿って
複数の磁気潜像を記録し、対応する複数枚の用紙にそれ
ぞれ印刷される場合には、制御手段は、算出した磁気記
録ドラムの回転位置に基づいて、磁気潜像の記録動作終
了後、複数の磁気潜像のうち最初に複写動作を開始でき
る磁気潜像の複写動作を開始する。本発明により、単に
タイミングカウンタを別に設けるだけで、磁気潜像記録
動作から複写動作への移行時も含めて、常時回転位置が
検出できるため、複写動作へ移行した時点から直ちに複
写動作が開始できる。従って、従来のインデックスパル
スを検出して複写動作へ移行後の回転位置を確定するの
に比べて無駄な時間が省け、ファーストコピー時間が短
縮できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例の磁気印
写装置の基本構成を示す図である。以下、図1に従って
実施例の磁気印写装置の動作を説明する。動作開始指令
を受けて、記録モータ30を起動し、磁気記録ドラム1
を矢印の方向に高速回転させる。磁気記録ヘッド2は待
機位置から磁気記録ドラム1に沿って副走査方向に移動
し、磁気記録ドラム1上に磁気潜像を記録する。参照番
号160は副走査モータであり、165は磁気記録ヘッ
ド2が取り付けられた移動機構20を副走査方向に移動
させるための機構である。記録終了後、この記録モータ
30の駆動を停止するとともに、磁気記録ドラム1の回
転に対して記録モータ30と同軸に配設されているブレ
ーキ(図示せず)をかける。同時に磁気記録ヘッド2を
待機位置に戻す。磁気記録ドラム1が十分に減速された
後、コピーモータ28を起動して複写(コピー)動作に
入る。そして磁気潜像は現像器3により現像され、磁性
トナーが磁気記録ドム1に吸着される。一方、用紙4が
給紙ローラ41により繰り出され、搬送路42に従い搬
送される。そして、転写ローラ6により磁気記録ドラム
1上の磁性トナーが用紙4に転写される。次いで、用紙
4は搬送路43を搬送され、定着ローラ7、71の間を
通されてトナー像が定着され、排紙スタッカー51に排
出される。転写されなかった残りの磁性トナーは、クリ
ーナ装置81により磁気記録ドラム1から除去される。
この給紙・現像・転写・定着のコピープロセスを所定枚
数反復する。そして、次の磁気潜像記録に先立ち、消去
ヘッド9が働いて記録されている磁気潜像を消去する。
【0022】上記の動作における磁気記録ドラム1の回
転に関するタイミング制御は、磁気記録ドラム1の回転
軸の一端に取り付けられたロータリエンコーダ35から
のパルス信号を使用する。コピーモータ回転開始位置に
対するコピー動作の制御の順序は、まずクリーナ装置8
1のクリーニングブレードを下げると同時に給紙を行
い、次に現像器3を上げる。クリーニングブレードは最
初の給紙より前に動作させておいてもよいので、ここで
は給紙をコピー動作の最初に行う動作とする。以上のタ
イミング順序は一例であり、装置によって大きく異な
る。以上の制御動作は、制御回路100により行われ
る。
【0023】図2は、本発明の実施例の磁気印写装置に
おける制御回路のハードウェア構成を示す図である。ロ
ータリエンコーダ35のエンコーダパルス114とイン
デックスパルス113が本発明にかかわるタイミングカ
ウンタ140に入る。タイミングカウンタ140はエン
コーダパルス114を計数し、そのカウント値はインデ
ックスパルス113でリセットされる。タイミングカウ
ンタ140のカウント値、すなわち角度信号はCPU1
18に送られる。また、ロータリエンコーダ35からの
インデックスパルス113は、I/Oポート119を介
してCPU118に取り込まれる。また、ロータリーエ
ンコーダ35のエンコーダパルス114とインデックス
パルス113が画像コントローラ128に入り、記録時
のタイミングを制御する。各種センサ129の出力は、
センサポート121で検出される。CPU118には、
ROM122、RAM123が接続されている。I/O
ポート119Aの出力ポートとドライバ回路124を経
由してクラッチ、ソレノイド、モータ等の電気部品が制
御される。画像記録コントローラ128には、図8で示
したPLL回路170等が設けられており、ロータリエ
ンコーダ35からの前述のパルスとI/Oポート119
Bを経由したCPU118の制御信号と画像信号とが送
られ、磁気記録ドラム1上に磁気記録ヘッド2により磁
気潜像記録が行われる。磁気記録ヘッド2を移動させる
副走査モータ(パルスモータ)160は、CPU118
からパルスモータコントローラ131、ドライバ132
を経由して駆動される。
【0024】図3は、以上のような構成の磁気印写装置
における、磁気潜像記録時の高速回転からコピー時の低
速回転に移行する前後の動作を説明する図である。本実
施例の制御動作では、エンコーダクロック114を数
え、インデックスパルス113でリセットするタイミン
グカウンタ140を設け、磁気記録ドラム1が回転中は
常時動作させておく。タイミングカウンタ140は回転
角の絶対値を示しているので、CPU118は常時回転
角を検出することができ、コピーモータ回転開始時のイ
ンデックスパルス位置からの絶対回転角T2を、コピー
モータ回転開始時に検出することができる。この結果、
インデックスパルス113を検出する必要がなくなり、
コピーモータ28の駆動を開始する位置(回転開始位
置)T2から給紙タイミングT3までは、(T3−R
2)の角度だけ回転すればよい。これにより、図10で
説明した従来例に比べて、1回転分早くコピーが開始で
きる。但し、回転開始位置がT3とインデックスパルス
113の位置の間であれば、従来例と差はない。
【0025】図4は、本実施例におけるCPUの制御処
理を示すフローチャートである。ステップ501では、
記録モータ30を起動し、ステップ502であらかじめ
定められた高速の回転速度に達したかを確認する。これ
が確認されると、ステップ503で、磁気記録ヘッド2
を磁気記録ドラム1に近接させるヘッドアクセス・ソレ
ノイドを励磁し、ステップ504で副走査モータ17を
起動して移動機構20の移動を開始する。ステップ50
5では、加速が終了して副走査速度が所定の一定速度に
なったことを確認し、ステップ506で磁気記録ヘッド
2に通電して磁気潜像の記録を開始する。ステップ50
7で、画像の記録が終了したことを確認し、ステップ5
08、509、510、511で、磁気記録ヘッド2を
退避し、記録モータ30を停止し、ブレーキを起動し、
磁気記録ヘッド2を元の位置へ戻す動作を開始する。ス
テップ512で、磁気記録ドラム2がコピー時の回転速
度まで減速されたことを確認すると、ステップ513で
コピーモータ28を起動する。ステップ514でタイミ
ングカウンタ117のカウント値を読み取り、その時点
の回転角を検出する。そして、ステップ515で、給紙
開始位置であるかを判定し、給紙開始位置になればステ
ップ516の通常のコピープロセスに移行する。
【0026】従来例では、ステップ513の後、インデ
ックスパルスを検出する工程を行っていたが、本発明に
よればそのような工程は必要ない。上記の実施例では、
制御処理は単一のプログラムでシーケンシャルに行われ
たが、これを複数のプログラムが連携して行うようにす
ることも可能である。第1実施例では、図9に示したよ
うに、磁気記録ドラム1の円周方向に1枚の画像が記録
されて複写される場合を示したが、磁気記録ドラム1の
直径を大きくして複数枚の画像を記録することにより複
写速度を向上させた印写装置もある。本発明をこのよう
な装置に適用すると特に効果が大きい。第2実施例は、
磁気記録ドラム1の円周方向に2枚の画像を記録する2
面付けの印写装置に本発明を適用した実施例である。
【0027】図5は、第2実施例において磁気記録ドラ
ム1上に記録された画像を示す図であり、図示のように
円周方向に2枚の画像が記録されている。画像がこのよ
うに記録される点を除けば、他の点は第1実施例と同じ
である。図6は、第2実施例における磁気潜像記録時の
高速回転からコピー時の低速回転に移行する前後の動作
を説明する図である。
【0028】図示のように、同一の画像AとBが磁気記
録ドラム1を2分して記録される。従って、画像Aはイ
ンデックスパルス位置から角度T1のところを起点とし
て始まり、画像Bはインデックスパルス位置の対角位置
から角度T1のところを起点として始まる。いま、T2
が回転開始位置で、T3が画像Bに対する給紙タイミン
グ、T4が画像Aに対する給紙タイミングとすると、T
2の位置からは画像Aの給紙タイミングT4まで回転さ
せることなく、T3まで回転させて画像Bのコピーから
開始し、その後画像Aをコピーすればよい。回転開始位
置がT3からT4のの間にある場合には、画像Aのコピ
ーから始めればよい。つまり、2面付けの場合、平均し
てコピー開始までの待ち回転量が半分でよいことにな
る。2面付け以上の多面付けの場合には更に効果的であ
る。
【0029】磁気印写装置では、消去する前であれば記
録された磁気潜像はそのまま残っており、動作モードと
してコピー動作後に操作パネルからの指示で更にコピー
のみを行う場合がある。この時も磁気記録ドラム1の停
止位置は不定であるが、本発明を適用することにより、
前記のタイミングカウンタ117には直前のインデック
スパルスからの回転角が保持されているので、最小の時
間でコピー動作を開始することができる。また、電源投
入直後もウオームアップのために磁気記録ドラム1が回
転するので、本発明を適用することにより、磁気潜像記
録の開始における無駄な時間が短縮できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コピーモータ起動後最小時間でコピー動作に入るのでコ
ピーモータの余分な回転による無駄な時間を排除でき、
ファーストコピー時間の短縮が図れる。これにより、磁
気印写装置の速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気印写装置の基本構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例の磁気印写装置の制御部のハー
ドウエア構成を示す図である。
【図3】第1実施例における磁気記録ドラム上の画像記
録位置と、コピーモータ起動時の位置、及びコピー動作
開始時の位置関係を示す図である。
【図4】第1実施例における制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】第2実施例における磁気記録ドラム上に記録さ
れた2面付けの画像を示す図である。
【図6】第2実施例における磁気記録ドラム上の画像記
録位置と、コピーモータ起動時の位置、及びコピー動作
開始時の位置関係を示す図である。
【図7】磁気記録ヘッドの従来例を示す図である。
【図8】磁気記録ヘッドを磁気記録ドラムに対して走査
させる走査機構を示す図である。
【図9】磁気記録ドラム上に記録された画像を示す図で
ある。
【図10】磁気記録ドラム上の画像記録位置と、コピー
モータ起動時の位置、及びコピー動作開始時の位置関係
を示す図である。
【符号の説明】
1…磁気記録ドラム 2…磁気記録ヘッド 112…ロータリエンコーダ 117…タイミングカウンタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な円筒表面上に磁気記録媒体を
    有する磁気記録ドラム(1)と、 高速に回転する該磁気記録ドラム(1)に沿って磁気記
    録ヘッド(2)を移動させながら、画像信号に従って前
    記磁気記録ドラム(1)上に磁気潜像を記録する記録手
    段と、 前記磁気記録ドラム(1)を低速に回転させながら記録
    された前記磁気潜像を磁性トナーにより顕像化して用紙
    に転写及び定着して複写する顕像化手段と、 前記磁気記録ドラム(1)が所定の回転角になる時にイ
    ンデックスクロックを出力し、所定の回転量毎にエンコ
    ーダクロックを出力するエンコーダと、 該エンコーダの出力に基づいて、前記磁気記録ドラム
    (1)上で顕像化された前記磁性トナー像が、前記用紙
    の所定位置に転写されるように制御する制御手段とを備
    える磁気印写装置において、 前記記録手段による磁気潜像の記録動作時及び前記顕像
    化手段による複写動作時に亘って、前記エンコーダクロ
    ックをカウントしてカウント値を出力し、前記インデッ
    クスクロックにより前記カウント値が所定値にリセット
    されるカウンタを備え、前記制御手段は、前記カウンタ
    の出力から算出した前記磁気記録ドラム(1)の回転位
    置に基づいて前記複写動作を開始することを特徴とする
    磁気印写装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気記録ドラム(1)上には円周に
    沿って複数の磁気潜像が記録されて対応する複数枚の用
    紙に印刷される場合に、前記制御手段は、算出した前記
    磁気記録ドラム(1)の回転位置に基づいて、前記磁気
    潜像の記録動作終了後前記複数の磁気潜像のうち最初に
    前記印刷動作を開始できる磁気潜像の複写動作を直ちに
    開始する請求項1に記載の磁気印写装置。
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