JP2996879B2 - ステーブクーラー本体構造 - Google Patents
ステーブクーラー本体構造Info
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Description
ーブクーラー本体構造に関する。
め、鉄皮と耐火煉瓦との間にステーブクーラー本体を配
し、炉壁を形成し、該ステーブクーラー本体に鋳ぐるん
だ複数の冷却パイプに冷却水を流し、炉内の高熱が鉄皮
に伝わることを防止している。従来のステーブクーラー
本体は、例えば実開平1−161244号公報に開示さ
れているように、炉内面側に耐火煉瓦を間隔を置いて鋳
ぐるみ、冷却パイプを4本配置して鋳ぐるんだ、鋳鉄製
の冷却体であって、図5に示すように冷却パイプ3の取
りだし口は保護パイプ5で1本づつ囲われ保護されてい
て、普通は4本の槌型頭付き取り付けボルト6によって
炉体鉄皮に取り付けられている。即ち、炉体鉄皮1に開
口してある数個の孔に冷却パイプ3と一体となった個別
の保護パイプ5を通して位置決めし、取り付けボルト6
で炉体鉄皮1に固定するものである。そして取り付けボ
ルト6によってステーブクーラー本体の重量及び高炉炉
内原料による荷重は支持されている。さらにステーブク
ーラー本体は、シール金物8とシールキャップ9の溶接
によって冷却パイプ部と取り付けボルト部を炉内ガスか
らシールしている。
テーブクーラー本体は、一般的に図6に示すように、複
数の冷却パイプ3が上部・下部とも夫々2ないし3箇所
に別れて立ち上がっており、取り付けボルト6が4箇所
設けられている。そのため、炉体鉄皮1の開口数はステ
ーブクーラー本体1個に対して8ないし10箇所必要で
あり、炉内容積4000立方メートルクラスの大型高炉
では炉体鉄皮1の開口数は7000余に及ぶ。炉体鉄皮
の開口部は、前記炉内ガスシール対策が必要であり、例
えば各ボルトにはサイズ125Aのシールキャップを被
せて夫々周長440mmのシール溶接をし、ガス漏れの
検査をするのであるが、数が2800にもなると現地作
業は多大な工数と費用を要する。また、ステーブクーラ
ー本体の取り付け作業において、ステーブクーラー本体
の複数の冷却パイプが上部・下部夫々2ないし3箇所に
別れて立ち上がっているために、各冷却パイプと炉体鉄
皮開口部との干渉回避と据付精度の確保にかなりの時間
を要している。さらに、冷却効果を向上させるため冷却
パイプのピッチを密にして鋳ぐるもうとすると取り付け
ボルト6が邪魔してパイプピッチを密にできなく、また
炉体鉄皮の開口部は強度的にも弱くなり厚い板が必要に
なる等の問題がある。本発明の目的は、取り付けボルト
に代わり保護パイプでステーブクーラー本体を支持し、
炉体鉄皮開口部の数を大幅に減らすことによって、ステ
ーブクーラー本体の取り付け作業を容易にし、炉体鉄皮
の強度低下をなくし、各種冷却配管との干渉回避を容易
にし、冷却効果の大きな、ステーブクーラー本体構造を
提供しようとするものである。
めの本発明の要旨は、高炉の炉壁を冷却するステーブク
ーラー本体構造において、夫々のステーブクーラー本体
に鋳ぐるんだ複数の冷却パイプの立ち上げ位置を上部・
下部とも夫々に集合配置し、上部・下部いずれか一方の
集合した冷却パイプ群を囲むように集合保護パイプを配
設し、該保護パイプを支持部とし、固定金物を介して炉
体鉄皮と溶着したものである。
却パイプ3の立ち上げ位置を上部・下部夫々に集合し、
一方の集合部は冷却パイプ3を保護する保護パイプを一
体化した集合保護パイプ4として、冷却パイプ群を囲
み、大きく厚い強固な保護パイプとすることでステーブ
クーラー本体の重量及び高炉炉内原料による荷重を支持
できるようにし、他方の集合部は従来のステーブクーラ
ー本体と同じ構造の冷却パイプ3夫々の個別保護パイプ
5として、変形し易くし、炉体鉄皮とステーブクーラー
本体の熱膨張差を吸収しようとするものである。即ち、
炉体鉄皮1とステーブクーラー本体2の集合保護パイプ
4とを固定用金物7を介して溶接にて固定するもので、
ステーブクーラー本体2の重量及び高炉炉内原料荷重は
集合保護パイプ4を介して炉体鉄皮1から支持されるよ
うになり、取り付けボルトによる固定は不要になる。し
たがって、取り付けボルトがないことと保護パイプ部の
開口部が少ないことで取り付け作業は早くかつ容易にな
る。
上げられているので夫々の間を冷却配管で接続して循環
系を形成するのであるが、非常に錯綜する配管も取り付
けボルトがないことによって干渉することが減り冷却配
管の配置計画や接続作業等が容易になる。また、冷却パ
イプを鋳ぐるむ際、ボルトがなければ冷却効果が大きく
なるようパイプピッチを小さくし、配置することができ
る。
特徴を説明する。図1は本発明に係るステーブクーラー
本体構造を例示する縦断面図、図2は図1の正面図であ
る。図3は本発明に係るステーブクーラー本体を例示す
る第2実施例の縦断面図である。図4は図3の正面図で
ある。図7は本発明の実施例における高炉の炉壁部を示
す縦断面図、図8は本発明の第3実施例におけるステー
ブクーラー本体構造を例示する縦断面図、図9は図8の
正面図である。
炉の炉体鉄皮に図7に示すように円周50分割としたス
テーブクーラー本体2−1,2−2,2−3・・の合計
約700枚を取り付けた。高炉炉壁は炉体鉄皮の内側に
ステーブクーラー本体を取り付け形成され、該ステーブ
クーラー本体の冷却パイプを冷却配管で連結して炉体を
冷却する。
2に示すようにステーブクーラー本体2に鋳ぐるんだ4
本の冷却パイプ3の立ち上げ位置を上部・下部とも夫々
1箇所に集合し、上部の冷却パイプ3群を囲み保護する
保護パイプを一体化した集合保護パイプ4とし、下部の
冷却パイプ3を保護する保護パイプを別々にした従来の
個別保護パイプ5としたものである。別実施例として図
3、図4に示すように上部、下部を逆にして下部の一体
化した集合保護パイプ4とし、上部を従来の個別保護パ
イプ5としてもよい。さらに、第3の実施例として図
8、図9に示すように冷却パイプを3本として冷却パイ
プ3の立ち上げ位置を横一列に配置してもよく、上部を
保護パイプを一体化した集合保護パイプ4とし、下部を
保護パイプを別々にした従来の個別保護パイプ5とした
ものである。
1に示すように、炉体鉄皮1とステーブクーラー本体2
の上部集合保護パイプ4とを固定用金物7を介して溶接
にて固定し、ステーブクーラー本体2の重量及び高炉炉
内原料による荷重を炉体鉄皮1から支持するようにし
た。即ち、前記集合保護パイプ4は大きく、厚くし、強
度部材としても機能し、ステーブクーラーを支持するこ
とになる。次に、炉体鉄皮1と下部個別保護パイプ5と
は炉内ガスシールを目的とする薄いシール金物8を介し
て溶接によって固定し、炉体鉄皮1に対し熱膨張するス
テーブクーラー本体2の膨張代を吸収できるようにして
ある。
炉壁補修の一環としてステーブクーラー本体の3段分を
取り替えた例であって、冷却パイプは変則的に3本とな
っている。補修工事であるため、炉内の耐火煉瓦が損耗
残存した状態で取り付けることになり炉体鉄皮とステー
ブクーラー本体外面との間には距離が500mm程度生
ずるので冷却パイプ、保護パイプとも長くなり取り付け
が不安定になりやすいが集合保護パイプならば強度的に
も問題なく取り付けできる。取り付け後、損耗煉瓦面と
ステーブクーラー本体外面との間には不定形耐火材を圧
入して隙間を埋める。
の冷却パイプ3の立ち上げ位置を上部・下部とも夫々1
箇所に集合したことで、炉体鉄皮1の開口数と高炉炉内
ガスシール対策作業箇所数がステーブクーラー本体1個
に対して2箇所となり、ステーブ本体の高炉炉内への取
り込みから仮固定までの取り付け作業はステーブクーラ
ー本体1個に対して1.5時間、溶接本固定までの取り
付け作業はステーブクーラー本体1個に対して4.0時
間で完了することができた。また、冷却パイプレイアウ
トは強制循環式で、折り曲げて配置してあるが取り付け
ボルトとの干渉、取り合いは気にすることなく計画する
ことができた。さらに、前記ボルトのないこととパイプ
の開口も半分ですむため鉄皮開口の数が大幅に減って鉄
皮の強度低下がない。
の重量及び高炉炉内原料による荷重を支持するため、従
来のステーブクーラー本体固定用の取り付けボルトが不
要となる。冷却パイプの立ち上げ位置を集合させること
と前記取り付けボルトが不要となるため、炉体鉄皮の開
口数を半分以下にすることができ炉体鉄皮強度を低下さ
せることなく炉体鉄皮の製作費用を削減することが可能
となる。前記ボルトがないことによって、各鋳ぐるみ冷
却パイプの隣どうしの間隔をぎりぎり迄小さく、冷却パ
イプを密に配置することができ、つまり、鋳ぐるみ冷却
パイプの数を増やすことが可能となり大きな冷却効果が
期待できる。また、ボルト約2800本の製作費、取り
付け費用が削減でき、工期短縮ができる。さらにボルト
部分のパイプの配置が自由になり、鋳ぐるみ煉瓦の配置
計画が自由になり設計上、製作上の制限が大幅に緩和さ
れる。
冷却パイプの立ち上げ位置を上部・下部夫々に集合させ
ることにより、各冷却パイプと炉体鉄皮開口部との干渉
回避と据付精度の確保が容易となり、さらに炉体鉄皮開
口部の炉内ガスシール対策作業箇所数を半分以下にでき
るため、ステーブクーラー本体の据付工賃が削減でき据
付工期と高炉休止期間の短縮が可能となる。以上のよう
な多くの効果を奏する。
縦断面図
第2実施例の縦断面図
本体を例示する縦断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 高炉の炉体鉄皮に取り付け炉壁を形成
し、炉体鉄皮を冷却するステーブクーラー本体構造にお
いて、夫々のステーブクーラー本体に鋳ぐるんだ複数の
冷却パイプの立ち上げ位置を上部・下部とも夫々に集合
配置し、上部・下部いずれか一方の集合した冷却パイプ
群を囲むように集合保護パイプを配設し、該保護パイプ
を支持部とし、固定金物を介して炉体鉄皮と溶着するこ
とを特徴とするステーブクーラー本体構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6208187A JP2996879B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | ステーブクーラー本体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6208187A JP2996879B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | ステーブクーラー本体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0853702A JPH0853702A (ja) | 1996-02-27 |
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Family
ID=16552110
Family Applications (1)
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JP6208187A Expired - Fee Related JP2996879B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | ステーブクーラー本体構造 |
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Families Citing this family (2)
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CN102489955A (zh) * | 2011-12-06 | 2012-06-13 | 阳谷祥光铜业有限公司 | 一种冷却元件的制造方法以及一种冷却元件 |
CN102997673A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-03-27 | 江苏熙友磁电科技有限公司 | 熔炼炉防撞段 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP6208187A patent/JP2996879B2/ja not_active Expired - Fee Related
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