JP7147463B2 - 高炉用冷却構造体及びそれを備えた高炉 - Google Patents
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Description
(1)
炉体鉄皮の炉内側に配置されるステーブと、
前記ステーブの炉内側に配置され、高炉の朝顔部に設置された少なくとも1つの冷却体と、
を備え、
前記冷却体は、前記冷却体に接触して配置された定形耐火物により支持されることを特徴とする、高炉用冷却構造体。
(2)
前記冷却体が板状であり、前記冷却体の側面が前記ステーブの炉内側に配置されていることを特徴とする、(1)に記載の高炉用冷却構造体。
(3)
前記ステーブ及び前記冷却体が、それぞれ冷媒を流すための配管を備え、前記ステーブの配管と前記冷却体の配管とが別系統であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の高炉用冷却構造体。
(4)
炉体鉄皮と、
(1)~(3)のいずれか1つに記載の高炉用冷却構造体と、
前記冷却体に接触して配置された定形耐火物と
を備えることを特徴とする、高炉。
(5)
前記高炉用冷却構造体が、前記高炉内に複数備えられていることを特徴とする、(4)に記載の高炉。
(6)
前記冷却体が、前記炉体鉄皮の炉内側において円周方向に略水平面上に配置されていることを特徴とする、(5)に記載の高炉。
(7)
前記冷却体が、略水平面上に連続して配置されていることを特徴とする、(6)に記載の高炉。
(8)
前記炉体鉄皮が、前記冷却体を交換するための開口部を有していないことを特徴とする、(4)~(7)のいずれか1つに記載の高炉。
(9)
前記冷却体が、前記定形耐火物を冷却するためのものであることを特徴とする、(4)~(8)のいずれか1つに記載の高炉。
本発明に係る高炉用冷却構造体は、炉体鉄皮の炉内側に配置されるステーブと、そのステーブの炉内側に配置された少なくとも1つの冷却体とを備えている。
本発明における冷却体7としては、特に限定されず、当技術分野で公知のものを使用することができる。冷却体7は、高炉内において、ステーブ5の炉内側、すなわち炉体鉄皮3側とは反対側に配置される。冷却体7は、ステーブ5の炉内側に1つ配置されていても、2つ以上配置されていてもよい。また、1つの実施形態において、ある1つのステーブ5の炉内側に対して冷却体7の一部が配置(すなわち、1つの冷却体が2つの隣接するステーブにまたがって配置)されていてもよい。このような配置により、冷却体7は炉体鉄皮3と直接的に接触しないように配置されるため、炉体鉄皮3を保護する機能をステーブ5に任せ、冷却体7は、周囲に配置される煉瓦などの耐火物9を冷却するために特化することができる。すなわち、典型的に、冷却体7は、耐火物を冷却するためのものであることができる。
本発明におけるステーブ5は、特に限定されず、当技術分野で公知のものを使用することができる。本発明において、ステーブ5は高炉1の炉体鉄皮3の炉内側に配置されている。炉体鉄皮3の内側に配置されたステーブ5は、典型的に、その内部の配管(図示せず)に水などの冷媒を流すことで冷却され、それによって、高炉内の高温反応から炉体鉄皮3を保護している。1つの実施形態において、ステーブ5は、溶接によって炉体鉄皮3の内部に設置される。図1においては、例として、朝顔部Zと、朝顔部の上部の領域とにステーブ5が設置されている。好ましい実施形態において、ステーブ5は、炉体鉄皮3の内面に全周にわたって周設される。1つの実施形態において、このステーブ5の配管と上述した冷却体7の配管17とは、別系統である。このように冷却体とステーブとの配管をそれぞれ別系統とすることで、冷却体7が破損した場合でも、ステーブが炉体鉄皮を保護しているため、そのまま高炉操業を継続することができるという利点を有する。本発明におけるステーブ5の材質は、特に限定されないが、例えば、加工性、熱伝導性、価格等の観点から、銅又は銅合金からなることが好ましい。
本発明に係る高炉は、炉体鉄皮と、上で説明した本発明に係る高炉用冷却構造体と、冷却体に接触して配置された耐火物とを備えている。好ましい実施形態において、本発明に係る高炉は、複数の高炉用冷却構造体を備えている。この場合、本発明に係る高炉においては、複数の高炉用冷却構造体を、炉体鉄皮の炉内側において円周方向に間欠的に又は連続して配置することができる。すなわち、本発明に係る高炉の1つの実施形態では、例えば朝顔部に、炉体鉄皮の炉内側にステーブが円周方向に間欠的に又は連続して配置され、各ステーブの炉内側に少なくとも1つの冷却体が配置されており、さらに冷却体に接触して耐火物が配置されている。
本発明に係る高炉において、炉体鉄皮3は、当技術分野において公知のものであることができる。本発明に係る高炉用冷却構造体が設置される領域の炉体鉄皮3には、上述したように、冷却体7を交換するための開口部を設ける必要がない。炉体鉄皮3に冷却体7の交換用の開口部がないことで、高炉内に複数の冷却体が配置される場合において、本発明に係る高炉用冷却構造体、そして冷却体を、炉体鉄皮の炉内側に円周方向に連続して配置させることが可能となる。
本発明における耐火物9としては、定形耐火物及び不定形耐火物の一方又は両方を使用することができる。定形耐火物としては、限定されないが、例えば、コンクリート類又は煉瓦を使用することができる。また、不定形耐火物としては、限定されないが、例えば、キャスタブル耐火物や吹付材を使用することができる。好ましくは、耐火物9は定形耐火物であり、より好ましくは煉瓦である。本発明に係る高炉において、耐火物9は冷却体7に接触して配置される。1つの実施形態においては、耐火物9は冷却体7の周囲を取り囲むように隙間なく配置される。隙間なく耐火物9を冷却体7の周りに配置することで、冷却体7が効率よく耐火物9を冷却することが可能となり、さらに冷却体7を耐火物9により保護することが可能となる。
3 炉体鉄皮
5 ステーブ
7 冷却体
9 耐火物
11 羽口
13 羽口部煉瓦
15 冷媒流路
17 配管
19 配管接続部
21 鉄皮開口部
23 ステーブ開口部
Z 朝顔部
Claims (9)
- 炉体鉄皮の炉内側に配置されるステーブと、
前記ステーブの炉内側に配置され、高炉の朝顔部に設置された少なくとも1つの冷却体と、
を備え、
前記冷却体は、前記冷却体に接触して配置された定形耐火物により支持されることを特徴とする、高炉用冷却構造体。 - 前記冷却体が板状であり、前記冷却体の側面が前記ステーブの炉内側に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の高炉用冷却構造体。
- 前記ステーブ及び前記冷却体が、それぞれ冷媒を流すための配管を備え、前記ステーブの配管と前記冷却体の配管とが別系統であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の高炉用冷却構造体。
- 炉体鉄皮と、
請求項1~3のいずれか1項に記載の高炉用冷却構造体と、
前記冷却体に接触して配置された定形耐火物と
を備えることを特徴とする、高炉。 - 前記高炉用冷却構造体が、前記高炉内に複数備えられていることを特徴とする、請求項4に記載の高炉。
- 前記冷却体が、前記炉体鉄皮の炉内側において円周方向に略水平面上に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の高炉。
- 前記冷却体が、略水平面上に連続して配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の高炉。
- 前記炉体鉄皮が、前記冷却体を交換するための開口部を有していないことを特徴とする、請求項4~7のいずれか1項に記載の高炉。
- 前記冷却体が、前記定形耐火物を冷却するためのものであることを特徴とする、請求項4~8のいずれか1項に記載の高炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018199964A JP7147463B2 (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | 高炉用冷却構造体及びそれを備えた高炉 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018199964A JP7147463B2 (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | 高炉用冷却構造体及びそれを備えた高炉 |
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JP2020066771A JP2020066771A (ja) | 2020-04-30 |
JP7147463B2 true JP7147463B2 (ja) | 2022-10-05 |
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JPH0663012B2 (ja) * | 1988-08-10 | 1994-08-17 | 川崎製鉄株式会社 | 高炉炉体保護壁 |
-
2018
- 2018-10-24 JP JP2018199964A patent/JP7147463B2/ja active Active
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