JPH0663012B2 - 高炉炉体保護壁 - Google Patents

高炉炉体保護壁

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JPH0663012B2
JPH0663012B2 JP63197839A JP19783988A JPH0663012B2 JP H0663012 B2 JPH0663012 B2 JP H0663012B2 JP 63197839 A JP63197839 A JP 63197839A JP 19783988 A JP19783988 A JP 19783988A JP H0663012 B2 JPH0663012 B2 JP H0663012B2
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淳一 古谷
照夫 金綱
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高炉の炉壁を炉内からの熱負荷に対して保護す
る高炉炉体保護壁に関する。
〔従来の技術〕
従来、高炉鉄皮を炉内からの熱負荷に対して保護する保
護壁としては、例えば特開昭63−35708や特開昭
63−35709に示されるように、ステーブ本体にれ
んが支持金物を鋳込むか、またはステーブ鋳造後にステ
ーブ本体にれんが支持金物を嵌込み、このれんが支持金
物に炉壁れんがまたは予め成形した不定形耐火物を挟み
込み支持した炉体保護壁、あるいはステーブ鋳造時に炉
壁れんがまたは予め成形した不定形耐火物を一体的に鋳
ぐるんだ炉体保護壁が用いられている。
すなわち、第8図に示すように、高炉の鉄皮4の内部に
冷却水を通す鋼管3を埋設した鋳鉄製ステーブ本体1を
高炉鉄皮4の内側に、高炉に対して同芯状の壁を形成す
るように配置し、炉壁れんが5を装着している。第9図
にはステーブ本体1の鋳造時に炉壁れんが5を支持する
れんが受金物1aを一体に鋳込み、炉壁れんが5を挟込
んだステーブ1を示している。第10図にはステーブ本
体1の鋳造後にれんが受金物1aをステーブ1に嵌込
み、炉壁れんが5を挟み込んだステーブ1を高炉鉄皮4
に取付ける型式のものを示している。またステーブ本体
1の鋳造時にれんが受金物1aと炉壁れんが5を一体に
鋳造したステーブ1を高炉鉄皮4に取付ける炉体保護壁
が採用されている。
これらの炉体保護壁は炉内からの熱負荷をステーブ本体
1内に挿通して設けた鋼管3に冷却水を通して吸収し、
鉄皮4を高炉の熱負荷に対して保護するようにしてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記に示す従来の炉体保護壁では次の問題があ
った。
(1)第10図に示すようなれんが受金物1aをステー
ブ本体1に嵌込む構造ではれんが受金物1aへのステー
ブ本体1からの伝熱による冷却効果が悪く、炉内からの
熱負荷により、れんが受金物1aが溶損したり脆化した
りするなど炉壁れんが5の支持機能を失い、炉壁れんが
5が脱落する。
また、炉壁れんが5の脱落によりステーブ1の表面が炉
内熱負荷に直接さらされると、れんが受金物1aを嵌込
んだ部分に熱応力が集中し、ステーブ1の亀裂発生を助
長することになり、長期間にわたって健全な炉体保護壁
を維持することができない。
(2)第9図に示すようなれんが受金物1aと炉壁れん
が5をステーブ1の鋳造時に一体に鋳造する構造では、
鋳造が難しく、鋳造時にれんが受金物1aに鋳込み時の
欠陥が発生し易く、また炉壁れんがへの熱衝撃等による
割れが発生し易く、均一な鋳造を得ることが難しい。こ
のように鋳造時の欠陥を有した炉体保護壁では炉内から
の熱負荷によって炉壁れんが5やれんが受金物1aの脱
落や損傷が発生し易い。また、れんが受金物1aが直接
炉内にさらされていて、ステーブ1からの伝熱による冷
却効果が小さいことから早期に溶損や脆化が起こり、れ
んが支持機能を失うことによって、長期間にわたって健
全な炉体保護壁を維持することができない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では前記問題点を解決するため、 ステーブ本体を鋳造後に、ステーブの上端にステーブ
本体とは別体のれんが押え金物を、中腹部および他端に
ステーブ本体とは別体の冷却板を、それぞれステーブ前
面より炉内側へ突出させ、ステーブ本体に固設できる構
造とした。
さらにれんが押え金物および冷却板はステーブ前面か
ら炉内側に突出した部分は予め成形した炉壁れんがを嵌
込み支持できるように勾配を持った形状とする。
炉壁れんがは脱落し難いように予め勾配を持たせ、炉
壁れんがをステーブに固定したれんが押え金物と冷却板
の間および冷却板相互間に嵌込み支持する。
また、前記れんが押え金物および/または前記冷2却
板の炉内側端部をセラミックスで被覆して形成すると一
層好ましい。
〔作用〕
本発明の炉体保護壁は、ステーブ本体の上端にれんが押
え金物を固設し、中腹部および下端に冷却板を固定し、
このれんが押え金物および冷却板のれんが受け部にテー
パを付し、このテーパ間に炉壁れんがを嵌挿するので、
長期間炉体保護を効果的に行うことができる。つまり、
このような炉体保護壁により炉内からの熱負荷から高炉
鉄皮を保護する。
またれんが押え金物または冷却板の炉内側端部をセラミ
ックスで被覆することにより、炉内からの熱負荷から保
護すると共に、高炉装入物による摩耗を防止することが
できる。
〔実施例〕
本発明を第1〜7図を用いて説明する。
第1図は本発明の炉体保護壁10の取付け断面図を示
す。ステーブ本体1の鋳造時に複数の鋼管3および鋳込
みれんが2を一体に鋳込み、このステーブ1の上端にれ
んが押え金物6、中腹部に冷却板8および下端に冷却板
9を設け、それぞれステーブ本体1に固定し、予め成形
した炉壁れんが5を挟み込んだ炉体保護壁10を高炉鉄
皮4に、高炉の上下方向および円周方向に一定間隔をお
いて取付ける。炉体保護壁10と鉄皮4との間およびそ
れぞれの炉体保護壁10の間にはキャスタブルのような
不定形耐火物からなる充填材7を充填する。
第2図は第1図のA矢視図で、第3図は第2図のB矢視
図を示す。ステーブ1の鋳造時に鋳込んだ鋳込みナット
1dに取付けボルト6aを介してれんが押え金物6をス
テーブ1に固定する。またれんが押え金物6の先端には
炉内からの熱負荷や装入物の摩耗から保護するためにセ
ラミックス6bを張り付ける。
第4図は第1図のC矢視図を、第5図は第4図のD矢視
図を示す。ステーブ1鋳造時に冷却板8の取付けボルト
8aおよび給排水管8bを貫通する穴1e,1fを設
け、さらに冷却板8のボルト座8c、給排水管座8dを
嵌合する凹部1g,1hを設ける。冷却板8はステーブ
本体1に取付けボルト8aで固定される。また炉壁れん
が5の支持は該冷却板8のボルト座8cおよび給排水管
座8dとステーブ1の凹部1g,1hとの嵌合で支持さ
れる。また冷却板8の炉内側先端部にはセラミックス8
eを張り付けてある。
第6図は第1図のE矢視図を、第7図は第6図のF矢視
図を示す。ステーブ1の鋳造時に鋳込んだナット1dに
取付けボルト9aを介してステーブ1下端に固定する。
この冷却板9の先端にはセラミックス9bを嵌着もしく
はろう付け等により張り付ける。れんが支持金物6およ
び冷却板8、9の先端は炉壁れんが5を嵌込み支持し、
炉内への脱落を防止するため、適宜の勾配11を付け
る。炉壁れんが5は予め成形され、れんが支持金物6と
冷却板8の勾配部12および冷却板9の勾配部11によ
って楔状態で嵌込み支持される。
このステーブの組立にあたっては、冷却水配管3と埋込
れんが2を同時に鋳込んでステーブ1を作成し、このス
テーブにれんが押え金物6、冷却板8、9を固定し、炉
壁れんが5を嵌込み固定する。このようにして組み立て
られた第1図に示す炉体保護壁において、押え金物6は
上部の冷却板9によって冷却保護され、従来のように炉
内熱負荷による溶損や脆化に伴うれんが5の脱落を回避
することが可能となる。
さらにステーブの中腹部に設けた冷却板8は、上下の炉
壁れんが5を支持し、かつ炉体保護壁の冷却能を高め、
炉壁れんが5の損傷(スポール、クラック、その他)を
防止し、炉壁れんが5が仮に損傷しても上下の狭持力に
よって炉壁れんが5の脱落を防止する。
これによって、長期に安定した炉体保護壁の機能を維持
することができる。
〔発明の効果〕
本発明の炉体保護壁では、 1)炉壁れんがをステーブ本体の炉内側前面に炉壁れん
が支持金物および冷却板で嵌込み支持することによっ
て、炉壁れんがを確実に保持することができ、また、炉
壁れんがにたとえ熱スポール等によってクラックが発生
しても短時間に脱落することがなく、長期にわたって炉
内炉壁れんが内面形状を安定的に維持することができ
る。
2)炉壁れんがを事前に工場等でステーブ前面に確実に
密着させるように施工することができるので、炉壁れん
がの冷却効果を高めることができ、炉内の熱負荷による
熱スポール等によるクラック発生や強度低下を防止する
ことができ、れんが寿命を延長することができる。
3)炉壁れんがをステーブに一体化して、高炉鉄皮に取
付けることができ、炉内でのれんが積み作業を減少し、
工期短縮および設備費を削減することができる。
これによって、高炉炉体の寿命を飛躍的に増大させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の炉体保護壁を示す部分断面図、第2図
は第1図のA矢視図、第3図は第2図のB矢視図、第4
図は第1図のC矢視図、第5図は第4図のD矢視図、第
6図は第1図のE矢視図、第7図は第6図のF矢視図、
第8図は従来の炉体保護壁を示す部分断面図、第9図は
第8図の部分拡大図、第10図は第8図の部分拡大図で
ある。 1…ステーブ 1a…れんが受金物 1b…ステーブ凸部 1d…鋳込みナット 1e、1f…穴 1g…ボルト座嵌合凹部 1h…給排水管座嵌合凹部 2…鋳込みれんが 3…鋼管 4…鉄皮 5…炉壁れんが 6…れんが押え金物 6a…ボルト 6b…セラミックス 7…充填材 8…冷却板 8a…冷却板取付けボルト 8b…冷却板給排水管 8c…冷却板ボルト座 8d…冷却板給排水管座 8e…セラミックス 9…冷却板 9a…ボルト 9b…セラミックス 10…炉体保護壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高炉炉体鉄皮を炉内熱負荷から保護するス
    テーブに予めれんがを埋設してなる高炉炉体保護壁にお
    いて、 ステーブ本体の上端にステーブ本体とは別体のれんが押
    え金物を、中腹部および下端にステーブ本体とは別体の
    冷却板を、それぞれステーブ前面より炉内側へ突出させ
    てステーブ本体に固設し、該れんが押え金物と冷却板と
    の間および冷却板相互間に予め成形した炉壁れんがを嵌
    込み支持したことを特徴とする高炉炉体保護壁。
  2. 【請求項2】前記れんが押え金物および/または前記冷
    却板の炉内側端部をセラミックスで被覆してなる請求項
    1記載の高炉炉体保護壁。
JP63197839A 1988-08-10 1988-08-10 高炉炉体保護壁 Expired - Fee Related JPH0663012B2 (ja)

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