JP2996839B2 - サイクリックデータ伝送方法 - Google Patents

サイクリックデータ伝送方法

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JP2996839B2 JP5197918A JP19791893A JP2996839B2 JP 2996839 B2 JP2996839 B2 JP 2996839B2 JP 5197918 A JP5197918 A JP 5197918A JP 19791893 A JP19791893 A JP 19791893A JP 2996839 B2 JP2996839 B2 JP 2996839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サイクリックデータ
伝送、特に、サイクリックデータ伝送方法とイベント伝
送の双方を有する分散制御用伝送方法における共有サイ
クリックメモリ更新のための、サイクリックデータ伝送
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば当社の先願に係る発明
であり、制御用データウェイのステーションを示すブロ
ック図である。図10において、1はループ状の伝送
路、2はこのループ状の伝送路1を接続するための伝送
路接続部、3はメディアアクセス部であり、トークン巡
回タイマ3aとトークン保持タイマ3bを有している。
4はバッファメモリであり、送信バッファメモリ4aと
受信バッファメモリ4bの2つのメモリに分かれてい
る。5はDMA転送制御部、6はサイクリックメモリ、
7はイベント伝送制御部、8は外部制御装置である。制
御用データウェイのステーション本体は、ループ状の伝
送路1と外部制御装置8との間に接続されており、この
ステーションは、伝送路接続部2と、メディアアクセス
部3と、バッファメモリ4と、DMA転送制御部5と、
サイクリックメモリ6と、イベント伝送制御部7とから
構成されている。図11は、上記の従来例で用いられて
いるデータフレームを示す構成図であり、10はデータ
フレームの送信元アドレス等の制御情報を示すフレーム
ヘッダのエリア、12はサイクリックデータ等の実際に
送信したいデータを格納するフレームデータのエリア、
14はデータフレームのデータパリティを検出するため
のチェック符号等をもつフレームテイルのエリアであ
る。図12は、上記のステーションを用いてシステムを
構成した制御データウェイの全体概要図を示すもので、
ループ状の伝送路1にはステーション9a,9b,9c
が接続され、各ステーションには、上記のメディアアク
セス部3、サイクリックメモリ6及びイベント伝送制御
部7を有している。また各ステーション9a,9b,9
cには外部制御装置8a,8b,8cが接続されてい
る。
【0003】次にこの従来例の動作について説明する。
図12のステーション9a〜9cがそれぞれサイクリッ
クデータを送信する場合、図10で示したサイクリック
メモリ6からバッファメモリ4の送信バッファメモリ4
aにデータをDMA転送により書き込み、図11で示し
た構成の同期データフレームを作成し送信する。また、
ステーション9a〜9cがデータフレームを送信できる
のは、ループ状の伝送路1に接続された全ステーション
を定期的に巡回しているトークンフレームを獲得したと
きだけである。このトークンフレームは、各ステーショ
ンが均等にデータフレームを送信できるように、トーク
ン巡回目標時間(以下、TTRTと称していう)以内に
巡回している。各々のステーションは、1度このトーク
ンフレームを獲得すると、設定されたサイクリックデー
タ更新周期(ここではTcとする、ただしTTRT<T
c)以内に更新するために、全サイクリックデータ(こ
こではLsとする。)を(TTRT/Tc)個に分割
し、1回につき Li=Ls×TTRT/Tc だけ周期データとしてデータフレームに送信する。ルー
プ全体で見てみると、全ステーションは(和であるΣ
Li)の同期データを送信し、1トークン当りに送信さ
れる同期データの総和は常に一定となる。この総同期デ
ータを送信するのに必要な時間(ここではTsとする)
と、トークンがループを1周回するのに要する遅延時間
(Tdとする)から TTRT>Ts+Td を満足する必要があることがわかる。ステーションはト
ークンフレームを獲得すると、図10のメディアアクセ
ス部3のトークン巡回タイマ3aの値をトークン保持タ
イマ3bへコピーする。同期データの送信中、トークン
保持タイマ3bの計時は停止されており、同期データの
送信が完了してからトークン保持タイマの計時を開始
し、非同期データの送信要求があれば、トークン保持タ
イマがタイムアウトするまで、非同期データの送信を行
うことができる。実際のトークン巡回時間(ここではT
RTとする。)は、サイクリックデータ以外の非同期デ
ータを各ステーションが送信する時間(ここではTaと
する。)を加え TRT=Ts+Td+Ta となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイクリックデ
ータ伝送方法は、以上のように構成されており、サイク
リックデータ更新周期を満足するように、1回のトーク
ン獲得時にサイクリックデータを分割して送信してい
る。したがって、伝送路上でデータパリティエラーが発
生した場合や受信側ステーションにおいて受信バッファ
メモリがビジー状態の場合、サイクリックデータが無効
となり次回の更新周期までサイクリックデータが更新さ
れずに、更新周期を満足できなくなるといった問題点が
あった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、サイクリックデータの更新
周期を確保するとともに、サイクリックデータの同時性
を保ち、イベント伝送のスループットを向上したサイク
リックデータ伝送方法を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るサイクリ
ックデータ伝送方法は、伝送路1に接続されたステーシ
ョンの台数分のタイマ3eを受信側ステーションに持た
せ、この受信側ステーションでは、同期データフレーム
受信の度にタイマを再設定するようにし、このタイマの
タイムアウトを判定することにより、同期データフレー
ムの脱落を検出するようにした。
【0007】この発明に係る他のサイクリックデータ伝
送方法は、受信側の自ステーションが送信側ステーショ
ンから送信してきたトークンフレームを獲得してから次
に獲得するまでに、受信する同期フレームの数をカウン
タ3eで数え、規定値より少なかった場合に、同期フレ
ームの脱落が発生したとして脱落を検出するようにし
た。
【0008】
【作用】この発明に係るサイクリックデータ伝送方法
は、以下のように作用する。まず、受信側ステーション
に、伝送路で接続されたステーションの台数分のタイマ
3eを持たせる。次に受信側ステーションでは、同期デ
ータフレーム受信する度に上記タイマを再設定するよう
にし、上記タイマのタイムアウトを判定することによ
り、同期データフレームの脱落を検出する。そして、そ
の同期データフレームの再送信等の処理を行う。
【0009】この発明に係る他のサイクリックデータ伝
送方法は、以下のように作用する。まず、受信側のステ
ーションが送信側ステーションから送信してきたトーク
ンフレーム獲得する。次に、その受信側のステーション
は、受信する同期フレームの数をカウンタ3fで数え
る。そして、この数えた結果、受信した同期フレームの
数が規定値より少なかった場合には、同期フレームの脱
落が発生したとして脱落を検出する。そして、脱落した
同期フレームの再送信等の処理を行う。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの第1の発明の実施例(実施例1)を示
す制御用データウェイのステーションにおける構成図で
ある。図1において、1はループ状の伝送路、2はこの
ループ状の伝送路1を接続するための伝送路接続部、3
はメディアアクセス部であり、トークン巡回タイマ3a
とトークン保持タイマ3bと前回送受信した同期データ
フレームのランニング番号テーブル3cと再送信要求発
生テーブル3dを有している。4はバッファメモリであ
り、送信バッファメモリ4aと受信バッファメモリ4b
の2つのメモリに分かれている。5はDMA転送制御
部、6はサイクリックメモリ、7はイベント伝送制御
部、8は外部制御装置である。制御用データウェイのス
テーション本体は、ループ状の伝送路1と外部制御装置
8との間に接続されており、このステーションは、伝送
接続部2と、メディアアクセス部3と、バッファメモリ
4と、DMA転送制御部5と、サイクリックメモリ6と
から構成されている。
【0011】図2はこの実施例1で使用する同期データ
フレーム20を示す構成図であり、10はフレームの送
信元アドレス等の制御情報を示すフレームヘッダのエリ
ア、11は送信側ステーションが同期データフレーム送
信する度にインクリメントしていくランニング番号のエ
リア、12はサイクリックデータ等の実際に送信したい
データを格納するフレームデータのエリア、13は脱落
が発生した同期データフレームの送信元のステーション
アドレス13(1)とその脱落した同期データフレーム
のランニング番号13(2)をセットする再送信要求デ
ータのエリア、14はフレームのデータパリティを検出
するためのチェック符号等をもつフレームテイルのエリ
アである。
【0012】図3はメディアアクセス部3におけるラン
ニング番号テーブル3cの構成図である。図3におい
て、30(1)〜30(N)は各ステーションのランニ
ング番号であり、各ステーションにあらかじめ定められ
たアドレスに対してそれぞれ設けられている。各ステー
ションのランニング番号30(1)〜30(N)は、
0,1,...,10等の数値であり、具体的には8ビ
ットから16ビットである。もちろんビットによる制約
はない。このランニング番号テーブル3cは、サイクリ
ックデータを送信する際には、DMA転送制御部5がこ
のランニング番号テーブル3cを参照して、1を加えた
値を同期データフレーム20のランニング番号11のエ
リアに設定し、1を加えた新しい値をランニング番号テ
ーブル3cに格納する。また、このランニング番号テー
ブル3cに加える値は、この実施例1では1としている
が、固定値ならどんな数字でもよい。ただ大きな数字と
すると、ランニング番号を示すビットがより大く必要と
なる。一方、サイクリックデータを受信する際には、D
MA転送制御部5が受信したフレームデータ20に格納
されている送信元アドレスをオフセットして、ランニン
グ番号テーブルの先頭アドレスに加算して、該当ステー
ションのランニング番号を求める。なお、ランニング番
号テーブル3cについては上述したソフトウェアの構成
の外、ハードウェアによる構成も可能である。このと
き、ハードウェアで構成する場合は加算器を用いる。
【0013】次にこの実施例の動作について説明する。
図4はステーションの同期データフレーム送信処理を示
すフローチャート、図5は受信処理を示すフローチャー
トである。まず、各ステーションは上流ステーションか
ら送信されたトークンフレームを受信した時に、トーク
ンの獲得となる。トークンを獲得したステーションは、
送信待ちの同期データフレームがある時には上記データ
フレームを送信後に、送信待ち同期データフレームがな
い時はトークン獲得後に下流のステーションにトークン
フレームを送信し、送信権利を放棄する。トークンフレ
ームを獲得したステーションは、同期データフレームを
送信する権利を得る(ステップST11)。次に、再送
信要求が有りか否かを判断し(ステップST12)、有
れば(Yes)送信バッファメモリ4aに送信サイクリ
ックデータをフレームデータ12へコピーし(ステップ
ST13)、なければ(No)、ステップST16の処
理を行う。次に自分のステーションアドレスに対応する
番号に1を加えた数字を同期データフレーム20のラン
ニング番号11のエリアにコピーする(ステップST1
4)とともに、再び変更後のランニング番号をメデイア
アクセス部3のランニング番号テーブル3cに格納し
(ステップST15)、データフレームを伝送路へ送信
する(ステップST18)。そして、同期データフレー
ムの脱落を検出したステーションがトークンフレームを
獲得したとき、上記のように自分のもつデータを送信処
理を行うとともに、先ほどメディアアクセス部3に格納
した送信元アドレスとランニング番号を再送信要求テー
ブル3dにセットし(ステップST16,17)、同期
データフレームを送信する(ステップST18)。再送
信を要求されたステーションは、次回トークンフレーム
を獲得時、送信バッファメモリ4aに保持されている前
回送信した同期データフレームを再度送信する。このと
き、送信元アドレスとランニング番号とを格納する処理
は、データフレームを受信した時に行い、データ信号処
理はトークンフレームを獲得した時に行う。また、デー
タ送信時に、再送信要求発生テーブル3dに再送信要求
があれば、自ステーションがもつサイクリックデータと
ともに再送信要求データをデータフレームにのせて送信
する。
【0014】一方、この同期データフレーム20を受信
したステーションは、まず、受信バッファメモリ4bに
転送する(ステップST21)。フレームヘッダ10か
ら送信元アドレスを認識し、このアドレスに対応するラ
ンニング番号テーブル3cの値と受信した同期データフ
レーム20上のランニング番号を比較し、同じなら前回
受信済みと判断し受信処理を行わない(ステップST2
2)。受信した同期データフレームの方が1大きければ
(ステップST23でYES)、サイクリックメモリ6
に転送し(ステップST24)、受信した同期データフ
レーム20の送信元アドレスとランニング番号をメディ
アアクセス部3cに格納する(ステップST25)。上
記以外の場合は、同期データフレームの脱落が発生した
として、送信元アドレスと本来受信すべきランニング番
号を再送信要求発生テーブル3dに格納する(ステップ
ST26)。また、データフレームの再送信要求テーブ
ルに格納された送信元アドレスに該当するステーション
が、そのデータフレームを受信すると、再送信要求テー
ブルに格納されているランニング番号から対応するデー
タを認識し、送信バッファメモリ4aにサイクリックデ
ータを転送する。この後、トークンフレームを獲得した
時に送信する。
【0015】上記の実施例1では、同期データフレーム
の再送信要求を伝えるために、同期データフレーム内に
再送信要求テーブルを設けたが、再送信要求通知用に専
用の非同期データフレームを設けてもよい。図6はこの
第2の発明の実施例(実施例2)で使用する同期データ
フレーム21を示す構成図であり、同期データフレーム
21はフレームヘッダ10のエリアと、ランニング番号
11のエリアと、フレームデータ12のエリアと、フレ
ームテイル14のエリアから成る。この実施例2の同期
データフレームは実施例1のものと比べて再送信要求発
生テーブルがないところが異なる。図7は再送信通知用
の非同期データフレーム22を示す構成図であり、フレ
ームヘッダ10のエリアと、再送信要求データ13のエ
リアと、フレームテイルのエリアとから成る。この実施
例2では、あるステーションから送られてくる同期デー
タフレーム21(図6)を受信したときに、受信側のス
テーションが自ステーションの受信バッファメモリ4b
に格納している各ステーション毎の受信した同期データ
フレーム21の前回のランニング番号と比較することに
よって、同期データフレームの脱落を検出する。そし
て、同期データフレームの脱落検出時には、脱落が発生
した同期データフレームの送信元ステーションアドレス
と、その脱落した同期データフレームランニング番号を
有する再送信要求データをもつ非同期データフレーム2
2(図7)を送信元ステーションに転送する。なお、こ
の実施例2では、図12において、ループ状の伝送路1
にN台のステーション9a〜9cが接続されている場
合、1台のステーションが上記再送信要求通知用非同期
データフレームを送信するのに必要な時間(Treq)
を用いると、 TTRT>Ts+Td+Treq×N を満足させる必要がある。
【0016】このように、実施例1による同期データフ
レームの送信方法では、同期データフレーム送信時に再
送信発生テーブルを一度参照して、再送信要求があれば
再送信要求テーブルのデータをコピーする必要があった
が、実施例2による同期データフレームの送信方法では
上記の処理を不要にした。また、実施例2による受信ス
テーションの動作では、データフレームの脱落を検出し
て再送信要求テーブルにデータを格納するまでは実施例
1と同じであるが、トークンフレーム獲得後、同期デー
タフレームを送信してから、再送信要求があれば、非同
期フレームを送信する処理が加わる。したがって、実施
例1と2とでは、同期データフレームの脱落検出・再送
信の処理は同じであるが、脱落を検出するステーション
によって脱落した同期データフレームが送信元ステーシ
ョンに通知される方法が大きく異なる。
【0017】上記の実施例1では、同期データフレーム
の脱落を検出するために、各々の同期データフレームに
ランニング番号を付加し、送信側ステーションではトー
クンフレームを獲得し送信する度にカウントアップし、
受信側ステーションでこれをチェックしていたが、受信
側ステーションに伝送路に接続されたステーションの台
数分のタイマを持たせ、同期データフレーム受信の度に
タイマを再設定するようにし、このタイマのタイムアウ
トを判定することにより、同期データフレームの脱落を
検出してもよい。検出後は、再送信要求を行う。
【0018】図8はこの第3の発明の実施例(実施例
3)を示すステーションの構成図である。図8におい
て。3eはタイマであり、メディアアクセス部3には、
トークン巡回タイマ3aと、トークン保持タイマ3b
と、再送信要求発生テーブル3dと、伝送路に接続され
たステーション台数分のタイマとが設けられている。こ
の実施例3では、受信側ステーションに、ループ状の伝
送路1に接続されたステーションの台数分のタイマ3e
を持たせる。そして、同期データフレーム受信の度にタ
イマ3eを再設定するようにし、このタイマ3eのタイ
ムアウトを判定することにより、同期データフレームの
脱落を検出するようにした。なお、各ステーションは、
最悪でもTTRTの値以内に1回はトークンフレームを
獲得し、同期データフレームを送信する。同期データフ
レームを受信する度にステーションは、この同期データ
フレームの送信元アドレスに対応するタイマ3eにTT
RTをセットし、カウントダウンを始める。タイマ値が
0になった時、同期データフレームの脱落が発生したと
して、再送信要求発生テーブル3dにタイマに対応する
ステーションアドレスを格納する。
【0019】上記の実施例3では、受信側ステーション
に同期データフレームの脱落を検出するためにタイマを
持たせたが、同期データフレームの受信数を数えるカウ
ンタを持たせてもよい。図9はこの第4の発明の実施例
(実施例4)を示すステーションの構成図である。図9
において、3fはカウンタであり、メディアアクセス部
3には、トークン巡回タイマ3aとトークン保持タイマ
3bと再送信要求発生テーブル3dと同期データフレー
ムの受信数のカウンタ3fとが設けられている。この実
施例4では、自ステーションがトークンフレームを獲得
してから次に獲得するまでに受信する同期データフレー
ムの数をカウンタ3fで数える。そして、規定値より少
なかった場合に、同期データフレームの脱落が発生した
として脱落を検出するようにした。1トークン当りに送
信される同期データの総和は常に一定なので、自ステー
ションがトークンフレームを獲得してから次に獲得する
までに受信する同期データフレームの数をカウンタ3f
で数え規定値より少なかった場合に、同期データフレー
ムの脱落が発生したとして、再送信要求発生テーブル3
dに要求発生をセットする。なお、この実施例4におい
ては、脱落が発生した同期データフレームの送信元アド
レスは特定できないので、全ステーションが再送信する
こととなる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各
テーションごとにタイマを外部回路にもたすことによ
り、同期データフレームの抜けを検出できる構成とした
ので、サイクリックデータの同期性を保ち、スループッ
トを損なうことなく高信頼性を保つことができるととも
に、同期データフレーム内にランニング番号をもたす必
要がないため、データ抜け検出用のプログラムを介在さ
せる必要がなく、同期データフレームの送受信を高速か
つ高信頼性をもたせて行うことができるという効果があ
る。また、同期データフレームの総数を数えるカウンタ
を設ける構成としたため、さらに簡単な回路で同期デー
タフレームの抜けを検出することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この第1の発明の一実施例を示す制御用データ
ウェイのステーションにおけるシステムの構成図であ
る。
【図2】図1のシステムにおけるデータフレームの構成
図である。
【図3】図1のシステムにおけるランニング番号テーブ
ルの構成図である。
【図4】図1のシステムにおけるステーションの送信処
理を示すフローチャートである。
【図5】図1のシステムにおけるステーションの受信処
理を示すフローチャートである。
【図6】この第2の発明の実施例における同期データフ
レームの構成図である。
【図7】この第2の発明の実施例における再送信要求通
知用の非同期データフレームの構成図である。
【図8】この第3の発明の実施例を示す制御用データウ
ェイのステーションの構成図である。
【図9】この第4の発明の実施例を示す制御用データウ
ェイのステーションの構成図である。
【図10】従来の制御用データウェイのステーションの
構成図である。
【図11】従来のデータフレームの構成図である。
【図12】制御用データウェイの全体概略図である。
【符号の説明】
1 ループ状の伝送路 2 伝送路接続部 3 メディアアクセス部 3a トークン巡回タイマ 3b トークン保持タイマ 3c ランニング番号テーブル 3d 再送信要求発生テーブル 3e タイマ 3f カウンタ 4 バッファメモリ 4a 送信バッファメモリ 4b 受信バッファメモリ 5 DMA転送制御部 6 サイクリックメモリ 7 イベント伝送制御部 8 外部制御装置 9a〜9c ステーション 10 フレームヘッダ 11 ランニング番号 12 フレームデータ 13 再送信要求データ 14 フレームテイル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−186855(JP,A) 特開 平1−272339(JP,A) 田崎 公郎 監修「パケット通信 絵 とき読本」、オーム社、p.63−66、平 成4年5月30日、第1版第2刷発行 OMRON TECHNICS Vo l.30 No.1(通巻93号)1990、 p.26−32、平成2年3月20発行 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御用データの送受信を、ループ状伝送
    路と外部制御装置との間に接続された複数のステーショ
    ンにより制御し、上記ステーションのトークン獲得時
    に、送信バッファメモリにキューイングされている同期
    データフレームをサイクリックメモリ内の自ステーショ
    ンの送信エリアのデータにより更新し、上記同期データ
    フレームを全ステーションに送信するサイクリックデー
    タ伝送方法において、受信側ステーションに、伝送路に
    接続されたステーションの台数分のタイマを持たせ、同
    期データフレーム受信の度にタイマを再設定するように
    し、このタイマのタイムアウトを判定することにより、
    同期データフレームの脱落を検出するようにしたことを
    特徴とするサイクリックデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 制御用データの送受信を、ループ状伝送
    路と外部制御装置との間に接続された複数のステーショ
    ンにより制御し、上記ステーションのトークン獲得時
    に、送信バッファメモリにキューイングされている同期
    データフレームをサイクリックメモリ内の自ステーショ
    ンの送信エリアのデータにより更新し、上記同期データ
    フレームを全ステーションに送信するサイクリックデー
    タ伝送方法において、自ステーションがトークンフレー
    ムを獲得してから次に獲得するまでに受信する同期デー
    タフレームの数を数え、規定値より少なかった場合に同
    期データフレームの脱落が発生したとして脱落を検出す
    るようにしたことを特徴とするサイクリックデータ伝送
    方法。
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JP6836692B1 (ja) 2019-12-25 2021-03-03 三菱電機株式会社 データ収集管理装置およびデータ収集システム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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OMRON TECHNICS Vol.30 No.1(通巻93号)1990、p.26−32、平成2年3月20発行
田崎 公郎 監修「パケット通信 絵とき読本」、オーム社、p.63−66、平成4年5月30日、第1版第2刷発行

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