JP2996531B2 - 包装用積層フィルム - Google Patents

包装用積層フィルム

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JP2996531B2 JP3105972A JP10597291A JP2996531B2 JP 2996531 B2 JP2996531 B2 JP 2996531B2 JP 3105972 A JP3105972 A JP 3105972A JP 10597291 A JP10597291 A JP 10597291A JP 2996531 B2 JP2996531 B2 JP 2996531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装用積層フィルムに
関し、詳しくは基材フィルムと接着層を介してポリオレ
フィンフィルムを有する積層フィルムにおいて、防曇剤
の接着層への移行による層間接着強度の低下を防止し、
防曇性,ヒートシール性に優れた包装用積層フィルムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品包装,化粧品包装,医薬品包
装等に於いては、内容物保護の観点から二種以上のフィ
ルムを貼合し、積層フィルムとするのが一般的である。
すなわち、セロハン,二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート,二軸延伸ポリプロピレンフィルム等の基材フィル
ムにヒートシール性を考慮して、ポリオレフィン系樹脂
フィルムが最内層として用いられている。これら積層フ
ィルムは、ポリウレタン系,ポリアクリル系等のいわゆ
るドライラミネート接着剤を利用したドライラミネーシ
ョン成形法、有機チタン系やポリエチレンイミン系,イ
ソシアネート系のアンカーコート剤を下塗りし、低密度
ポリエチレン等を高温で押出し積層する押出ラミネーシ
ョン成形法、共押出ラミネーション成形法、あるいは無
水マレイン酸をポリオレフィン樹脂にグラフト変性した
公知の接着性樹脂を利用した共押出成形法等によって積
層されている。
【0003】しかし、これらの包装用フィルムは、被包
装物が含水性の場合や表面に水分が付着している場合に
は、包装フィルム内面に水滴による曇りが生じる。この
ような包装は、外観上不透明となり商品価値を低下させ
るばかりでなく、被包装物の変質を引き起こす原因とな
っていた。この現象はポリオレフィン系樹脂が、一般に
疎水性樹脂である為、包装袋内が多湿状態の雰囲気であ
るときや冷凍、冷蔵保存する温度によって、包装袋内の
水蒸気圧が飽和水蒸気圧に等しくなるとき、すなわち露
点に達するときの温度を境にして水蒸気の凝縮が生じ、
この水分がフィルム表面を均一に濡さず、細かな水滴と
して袋内面に付着するために起こるものである。
【0004】これらの問題点を解決する方法としては、
以下に示す方法が考えられる。 (1)親水性高分子化合物の皮膜層を塗布、貼合等の方
法で設け、この層に水分を吸着させる方法。 (2)ポリオレフィン系樹脂フィルムを親水化処理し水
との接触角をできるだけ小さくすることで、水滴を成長
させずに水膜とする方法。 (3)撥水性高分子化合物の皮膜層を塗布、貼合等の方
法で設け、水との接触角をできるだけ大きくして、水滴
とせず、はじけるような皮膜を形成する方法。 (4)表面を強制的に加熱し結露を防ぐ方法。 しかしこれらのうち、(1)の方法に関しては、ポリビ
ニルアルコール樹脂,ポリアクリル酸メチル,セルロー
ス・アセテート等が知られているが、このような親水性
高分子化合物はポリオレフィン樹脂フィルムとの接着性
に劣り、剥離現象等の問題があり有効でない。また
(3)の方法に関しては、ポリフッ化ビニリデン樹脂が
知られているが、この樹脂は、ポリオレフィン樹脂より
も、ヒートシール特性や成形性に劣る等の問題があり有
効でない。さらに、(4)の方法に関しては、包装フィ
ルムには用いることができず実用性に欠けている。一方
(2)の方法に関しては、ポリオレフィン樹脂と比較的
相溶性のよい非イオン性界面活性剤を混合し成膜するか
あるいは、袋内面に当たる面にコーティングを行な方法
が一般的であり、一部では実用化されている。しかし、
コーティングによる方法は、防曇性が経時的に低下する
為、混合あるいは混練による方法が好ましい。
【0005】この具体的な方法は例えば、特開昭53−
9844号公報,特公昭59−46263号公報等に提
案され、これらには基材フィルムと接着層を介しポリオ
レフィンフィルムを有する積層フィルムを製造する方法
が開示されている。これらの積層フィルムでは防曇剤が
接着層に経時的に移行して、基材フィルムとポリオレフ
ィンフィルムの層間接着強度が低下するという欠点があ
り、さらにヒートシール強度が低下するという欠点を有
している。また、1℃程度に低温保管される場合におい
ては防曇性が充分に発揮されないという欠点がある。こ
れらの欠点を解決するために、防曇剤の添加量を調整す
る方法を検討したが、層間接着強度,ヒートシール強度
と防曇性のすべてを満足する積層フィルムは得られなか
った。
【0006】さらに、特公昭60−34460号公報,
特公昭60−40384号公報には基材フィルムの印刷
層を含む面に、接着剤あるいはアンカーコート剤からな
る接着層を設け、該接着層を介してポリオレフィンフィ
ルムを設け、更に該ポリオレフィンフィルムを介してソ
ルビタン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル,グリセリン脂肪酸エステル,オキシエチレンオキシ
プロピレンブロックポリマー,ポリオキシエチレンアル
キルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテルの非イオン性界面活性剤を混練したポリオレフ
ィンフィルムを設けて成る食品包装用積層フィルムが開
示されている。しかし、これらの積層フィルムでは、防
曇剤が接着層まで移行することを引き延ばすことはで
き、基材フィルムとポリオレフィンフィルムの層間接着
強度が低下するという欠点を改善できるが、ヒートシー
ル強度が低下するという欠点及び1℃程度に低温保管さ
れる場合においては防曇性が充分に発揮されないという
欠点に対しては、有効な手段ではなかった。
【0007】また、特開平2−289634号公報には
グリセリン混合脂肪酸エステルとジエタノールアミドと
の混合物をポリオレフィン樹脂に対し、0.05〜2.0重
量%添加する方法が開示されているが、積層フィルムと
する場合の従来の欠点を解決するに至っていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、基材フィ
ルムと接着層を介しポリオレフィンフィルムを有する積
層フィルムにおいては、防曇剤が接着層に経時的に移行
してしまい基材フィルムとポリオレフィンフィルムの層
間接着強度が低下するという欠点や防曇剤がフィルム表
面にブリードすることによって生じるヒートシール強度
の低下という欠点、さらに1℃程度に低温保管される場
合においては防曇性が充分に発揮されないという欠点が
あり、これらすべての欠点を解決した包装用積層フィル
ムは未だ提案されるに至っていないのが現状である。そ
こで、本発明者らは、上記の従来の積層フィルムのすべ
ての欠点を解消し、層間接着強度,ヒートシール強度,
防曇性に優れた包装用積層フィルムを開発すべく鋭意研
究を重ねた。
【0009】
【課題を解決するための手段】その結果、基材フィルム
上に接着層を介して特定の非イオン性界面活性剤を混合
したポリオレフィンフィルム(ポリオレフィン層)を積
層することによって得られる積層フィルムが、上記目的
に適うことを見出した。本発明は、かかる知見に基いて
完成したものである。すなわち、本発明は、基材フィル
ムの少なくとも一方の面に接着剤あるいはアンカーコー
ト剤からなる接着層を設けるとともに、該接着層を介し
て、ポリグリセリンの重合度が2〜10で親水性親油性
バランス(HLB)3〜18のポリグリセリン脂肪酸エ
ステルを含有するポリオレフィンフィルムを設けてなる
包装用積層フィルムを提供するものである。
【0010】本発明の基材フィルムとしては、様々なフ
ィルムを充当することができるが、具体的にはセロハ
ン,ポリエチレンテレフタレートフィルム,ポリプロピ
レンフィルム,ポリエステルフィルム,ポリカーボネー
トフィルム,ポリビニールアルコールフィルム,エチレ
ンビニールアルコール共重合体フィルム,ナイロンフィ
ルム,塩化ビニリデンフィルム,塩化ビニールフィル
ム,ポリスチレンフィルム等が挙げられ、これらの無延
伸,一軸延伸あるいは二軸延伸フィルムが用いられる。
また、接着層はポリウレタン系,ポリアクリル系等ドラ
イラミネート接着剤や有機チタン系やポリエチレンイミ
ン系,イソシアネート系のアンカーコート剤を使用する
公知の接着法によって得られる。
【0011】本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル
は、グリセリンを重合したポリグリセリンと脂肪酸のエ
ステル化生成物であり、ポリグリセリンの重合度、脂肪
酸の種類、エステル化度を変えることによって親水性の
度合を調整することができる。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルとしては、HLB(Atlas 法により、Sをエステ
ルのケン化価、Aを脂肪酸の酸価として、式HLB=2
0×〔1−(S/A)〕により算出した値)が3.0〜1
8、好ましくは4.0〜10、さらに好ましくは5.0〜8.
0のものが好適に使用できる。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルのHLBが上述の範囲外においては、防曇性の効
果が充分でなく、層間接着強度,ヒートシール強度の低
下が起こり好ましくない。ポリグリセリンの重合度とし
ては、2〜10、特に2〜6のものが好適に使用でき
る。重合度が、上述の範囲外においては、防曇性の効果
が充分ではなく、層間接着強度,ヒートシール強度の低
下が起こり好ましくない。さらに、エステル化度につい
ては、モノエステルが好ましいが、これに限定されるも
のではない。ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては種
々のものが使用できるが、特に防曇性,層間接着強度,
ヒートシール強度のすべてを顕著に改良するための好ま
しいポリグリセリン脂肪酸エステルは、ジグリセリンラ
ウレート,ジグリセリンステアレート,ジグリセリンオ
レート,テトラグリセリンラウレート,テトラグリセリ
ンステアレート,テトラグリセリンオレート,ヘキサグ
リセリンラウレート,ヘキサグリセリンステアレート,
ヘキサグリセリンオレート,デカグリセリンラウレー
ト,デカグリセリンステアレート,デカグリセリンオレ
ートである。これらは単独でも、また二種以上を混合し
て使用してもよい。なお、ポリオレフィンフィルム中の
ポリグリセリン脂肪酸エステルの配合率は0.1〜5重量
%の場合に特に良好な結果が得られる。即ち、この配合
率が0.1重量%未満では防曇性の効果が充分には期待で
きず、5重量%を超えた場合には、層間接着強度,ヒー
トシール強度が低下し、また、フィルムにべと付きが生
じ、成膜後の製袋時における作業性等に悪影響を及ぼす
という問題が生じる場合が多い。
【0012】ポリグリセリン脂肪酸エステルをポリオレ
フィンフィルムに含有させる方法は、特に制限はなく、
様々な混合,混練あるいは添加方法があるが、例えば、
あらかじめバンバリーミキサー等でポリオレフィン樹脂
とメルトブレンドし、マスターバッチ化したものを所定
の混合比にする方法、あるいはポリオレフィンと直接混
合する方法のいずれでもよい。基材フィルムにポリグリ
セリン脂肪酸エステルを含有させたポリオレフィンフィ
ルムを積層する方法としては、前述した公知のドライラ
ミネート接着剤を使用したドライラミネーション成形
法,アンカーコート剤を使用した押出ラミネーション成
形法,接着性樹脂を使用した共押出成形法によって、積
層することができる。なお、本発明の積層フィルムの各
層のフィルム厚さはその目的や用途に応じて適宜選択す
ることができる。
【0013】
【作用】本発明の積層フィルムは、ポリグリセリン脂肪
酸エステルを含有したポリオレフィンフィルムを積層し
ているため、防曇性に優れ、ヒートシール強度の低下が
なく、さらに、接着層に悪影響を及ぼさないため、層間
接着強度の低下がない等の優れた特徴を有する。
【0014】
【実施例】次に本発明を、実施例及び比較例によりさら
に詳しく説明する。 実施例1 基材フィルムとして厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを使用し、このフィルムの一
方の表面にポリエステル−イソシアネート系アンカーコ
ート剤で表面処理し、この基材フィルムに防曇剤として
HLBが7.3のジグリセリンモノオレート0.5重量%と
低密度ポリエチレン(MFR=8g/10分,JIS−
K−7210により測定、条件4使用。密度=0.917
g/cm3 ,JIS−K−6760により測定。)99.
5重量%を、川田製作所のスーパーミキサーSMV−2
0を用いて、混合して得られた混合物を、ダイス温度3
00℃で押出ラミネート成形法により厚さ20μmにな
るように積層した。以上のように成膜して得られた積層
フィルムは、基材フィルムとの接着性,製袋時のヒート
シール性も良好であり、極めて防曇性の高いものであっ
た。試験結果を第1表に示す。なお防曇性の評価及び層
間剥離の評価は次の試験方法で行った。
【0015】〔防曇性〕包装用積層フィルムを25℃の
水を入れた半径が5cmの円筒状の容器の上面に防曇剤を
混合したフィルムが水側となるように隙間なく覆い、1
℃に調整した冷蔵庫に入れ、1分経過後にフィルムの状
態を官能により評価した。この時水滴等の付着により透
明性が阻害されるものを×、透明性になんら変化のない
ものを○で表わした。さらに長期にわたる性能評価とし
て、フィルム成形直後及び温度25℃、湿度65%の状
態で保管された成形1ケ月後、6ケ月後のフィルムにつ
いても評価を行なった。
【0016】〔剥離評価〕 包装用積層フィルムの防曇剤を混合した層同士を190
℃、シール圧2kg/cm2 でヒートシールし、東洋精
機社製,テンシロン,UTMを用いて300mm/分の
剥離速度で剥離したときの15mm幅のヒートシール強
度(剥離強度)及び剥離場所(剥離場所が基材フィルム
と防曇剤を混合したフィルムとの層間剥離の場合には
×、防曇剤を混合したフィルム内の凝集破壊の場合は○
で表わした。)を評価した。さらに防曇性評価と同様に
長期にわたる性能評価としてフィルム成形直後及び温度
25℃、湿度65%の状態で保管された成形1ケ月後、
成形6ケ月後の評価も行なった。
【0017】実施例2 実施例1に使用したジグリセリンモノオレートの添加量
を5重量%にした以外は、実施例1と同様にして積層フ
ィルムを得た。この積層フィルムを前述の試験方法によ
って評価したところ、基材フィルムとの接着性,製袋時
のヒートシール性も良好であり、極めて防曇性の高いも
のであった。試験結果を第1表に示す。
【0018】実施例3 実施例1に使用したジグリセリンモノオレートに代え
て、HLBが7.9のジグリセリンモノステアレートを使
用し、添加量を1.0重量%にした以外は、実施例1と同
様にして積層フィルムを得た。この積層フィルムを前述
の試験方法によって評価したところ、基材フィルムとの
接着性,製袋時のヒートシール性も良好であり、極めて
防曇性の高いものであった。試験結果を第1表に示す。
【0019】比較例1 実施例1に使用したジグリセリンモノオレートの添加量
を7重量%にした以外は、実施例1と同様にして積層フ
ィルムを得た。この積層フィルムを前述の試験方法によ
って評価したところ、防曇性は、良好であったが、基材
フィルムとの接着性が低く剥離評価では、剥離場所が基
材フィルムとジグリセリンモノオレートを混合した層と
の層間剥離を起こした。また、フィルム表面はべと付き
が著しく取り扱い性の悪いものであった。試験結果を第
1表に示す。
【0020】比較例2 実施例1に使用したジグリセリンモノオレートに代え
て、HLBが8.6のソルビタンモノラウレート使用し、
添加量を1.0重量%にした以外は、実施例1と同様にし
て積層フィルムを得た。この積層フィルムを前述の試験
方法によって評価したところ、基材フィルムとの接着性
が低く剥離評価では、剥離場所が基材フィルムとソルビ
タンモノラウレートを混合した層との層間剥離を起こし
た。また、防曇性についても充分満足のできるレベルで
はなっかた。試験結果を第1表に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明の包装用積層フィル
ムは、従来の包装用積層フィルムの欠点を解決したもの
である。即ち、本発明の包装用積層フィルムは、防曇剤
が接着層に経時的に移行してしまい、基材フィルムとポ
リオレフィンフィルムの層間接着強度が低下するという
問題や防曇剤がフィルム表面にブリードすることによっ
て生じるヒートシール強度の低下という欠点、さらに1
℃程度に低温保管される場合においては防曇性が充分に
発揮されないという欠点がなく、長期にわたって防曇性
や接着強度などを維持できるものであり、食品包装用フ
ィルム,医薬品包装用フィルム,化粧品包装用フィルム
等として有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B65D 65/00 - 65/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの少なくとも一方の面に接
    着剤あるいはアンカーコート剤からなる接着層を設ける
    とともに、該接着層を介して、ポリグリセリンの重合度
    が2〜10で親水性親油性バランス(HLB)3〜18
    のポリグリセリン脂肪酸エステルを含有するポリオレフ
    ィンフィルムを設けてなる包装用積層フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリグリセリン脂肪酸エステルが、ジグ
    リセリンラウレート,ジグリセリンステアレート,ジグ
    リセリンオレート,テトラグリセリンラウレート,テト
    ラグリセリンステアレート,テトラグリセリンオレー
    ト,ヘキサグリセリンラウレート,ヘキサグリセリンス
    テアレート,ヘキサグリセリンオレート,デカグリセリ
    ンラウレート,デカグリセリンステアレートおよびデカ
    グリセリンオレートから選ばれた少なくとも一種のエス
    テルである請求項1記載の包装用積層フィルム。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィンフィルム中のポリグリセ
    リン脂肪酸エステルの配合率が0.1〜5重量%である請
    求項1記載の包装用積層フィルム。
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