JP2995215B2 - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JP2995215B2 JP2256482A JP25648290A JP2995215B2 JP 2995215 B2 JP2995215 B2 JP 2995215B2 JP 2256482 A JP2256482 A JP 2256482A JP 25648290 A JP25648290 A JP 25648290A JP 2995215 B2 JP2995215 B2 JP 2995215B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、釣り糸巻取り用の回転体を駆動する電動モ
ーター、及び、この電動モーターに供給される電力をス
イッチング手段を介して制御するマイクロプロセッサが
備えられて成る釣り用リールに関するものである。
〔従来の技術〕
上記の如く構成された釣り用リールは普通、電動リー
ルと称され、従来からの電動リールでは電動モータの制
御を行う際にはマイクロプロセッサから出力される信号
でスイッチング手段を制御して、電動モータに供給され
る電力の値を調節する。
尚、スイッチング手段は従来FET等のスイッチングト
ランジスタが用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここで、従来からの電動リールで電動モータの制御を
行う際の動作について考えるに、電動リールに用いられ
る電動モータは比較的大電流を流す構造のものであるた
め、スイッチング手段をON・OFF動作させた際には、必
ずサージ電圧を発生させ、このサージ電圧が高周波ノイ
ズを発生させ、スイッチング手段を制御するラインを介
してマイクロプロセッサに作用して、このマイクロプロ
セッサを暴走させる等の誤動作を生じさせることもあ
る。
尚、マイイクロプロセッサに誤動作を生ずると、誤動
作を生じていることを外部から把握するさえ困難であ
り、例えば、該リールで仕掛を巻上げている途中に、誤
動作を生じた場合には巻上げの停止を行えないこともあ
り、釣り竿を傷める等の不都合に繋がるものとなる。
本発明の目的は電動モータを頻繁にON・OFF制御した
場合でも、マイクロプロセッサに誤動作を生じ難い釣り
用リールを合理的に構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は前述の如く、電動モータ、スイッチン
グ手段、マイクロプロセッサ夫々が備えられて成る釣り
用リールにおいて、前記スイッチング手段とマイクロプ
ロセッサとの間の系、若しくは、スイッチング手段その
ものが非導電型のカプラで構成されて成る点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
〔作 用〕
上記特徴を例えば第1図及び第2図に示すように構成
すると、電動モータ(M)を制御するためにマイクロプ
ロセッサ(19)から信号が出力されると、この信号はカ
プラ(17)を介してスイッチング手段(24)を動作さ
せ、このスイッチング手段(24)は電動モータ(M)に
対する電源(25)からの電力を制御する。
尚、この構成の具体的な電気回路は第2図のように表
され(この回路では動作を分りやすくするため原理を表
している)、又、本発明は第8図のように、スイッチン
グ手段(24)そのものをカプラ(17)によって構成する
ことも可能であり、いずれの構成でも、電動モータ
(M)の電力系とマイクロプロセッサ(19)の制御系と
は非導電状態、つまり、アイソレーション状態となるの
で、電動モータ(M)の電力系で大きいサージ電圧が発
生しても、マイクロプロセッサ(19)の制御ラインにノ
イズを作用させることが無い。
〔発明の効果〕
従って、電動モータを頻繁にON・OFF制御した場合で
も、マイクロプロセッサに誤動作を生じ難い釣り用リー
ルが合理的に構成されたのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図に示すように、左右のサイドケース
(1),(1)夫々の間に、釣り糸(2)を巻取る回転
体として電動モータ(M)内蔵のスプール(3)、レベ
ルワインダー(4)、及び、サムレスト(5)夫々を配
置すると共に右側のサイドケース(1)にドラグ操作具
(6)、ハンドル(7)、クラッチレバー(8)夫々を
備え、又、左右のサイドケース(1),(1)の上部同
士の間に制御ケース(9)を備えて電動リールを構成す
る。
前記制御ケース(9)には液晶ディスプレイ(10)、
リセットスイッチ(11)、セットスイッチ(12)、モー
ドスイッチ(13)、スタートスイッチ(14)夫々を備え
ると共に、スプール(3)に設けたマグネット(15)…
の作用を受ける一対のホール素子(16),(16)、電動
モータ(M)を制御するフォトカプラ(17)の発光部
(17A)、学習動作用のフォトセンサ(18)、制御用の
マイクロプロセッサ(19)、及び、バッテリー(20)夫
々が基板(21)と共に内蔵されている。
第4図に示すように前記フォトカプラ(17)の受光部
(17B)は左側のサイドケース(1)に内装された密封
ケース(22)に収められ、発光部(17A)からの光線は
制御ケース(9)、密封ケース(22)夫々に設けた透明
樹脂製の窓部(23),(23)を透過するよう構成され、
又、この密封ケース(22)の内部には複数のトランジス
タで成るスイッチング手段(24)が収められ、更に、こ
の密封ケース(22)には外部の電源(25)を受入れるコ
ネクタ(26)からのコード(27)、及び、前記電動モー
タ(M)に給電するコード(27)夫々が引き入れられて
いる。
又、前記発光部(17A)はトランジスタ(28)を介し
て駆動され、この電動リールでは制御動作用にバッテリ
ー(20)を用い、又、電動モータ(M)の駆動用に外部
の電源(25)を用いて電源系の分離も為されているの
で、電源ラインを介してノイズが伝えられる現象も阻止
される構成となっている。
この電動リールでは、スプール(3)に対して釣り糸
(2)の巻取る際に、スプール(3)の単位回転量に対
する釣り糸(2)の巻取り長さをメモリ(図示せず)に
保持しておき(この動作が学習動作)、釣りに使用する
際にはスプール(3)の回転量のみに基づいて、スプー
ル(3)からの釣り糸(2)の繰出し長さを求め、液晶
ディスプレイ(10)に出力するよう表示動作が設定され
ている。
学習動作を行う際には釣り糸(2)の巻取り長さを計
測するため第5図に示すツール(T)を取付ける。この
ツール(T)はクランプ(29)を介して前記サムレスト
(5)に取付けられる本体(30)と、本体(30)に揺動
自在に支持されるアーム(31)とを有し、アーム(31)
に設けたローラ(32)の回転力を複数のギヤ(33)を介
して本体(30)の内部のシャッター(34)に伝え、この
シャッター(34)の回転により間歇的に光源(図示せ
ず)からの光線を遮断し、光ファイバー(35)を介して
前記フォトセンサ(18)に導くことで、スプール(3)
に巻取られる釣り糸(2)の長さを計測するようになっ
ている。
第6図に示すように光ファイバー(35)の先端には制
御ケース(9)の上面に吸着する吸盤(36)が遮光手段
を兼ねて設けられ、この光ファイバー(35)からの光線
は透明樹脂製の窓部(23)を透過してフォトセンサ(1
8)に導かれる。
因みに、前記ローラ(32)は釣り糸(2)との接触時
に滑りを生じることなく、スプール(3)の回転に追従
して回転できるよう第7図に示す如く、多孔性のゴム材
で成っている。
そして、学習動作を行わせる際には、第5図に示すよ
うにツール(T)をセットした状態で、電動モータ
(M)の駆動、若しくは、ハンドル(7)の操作で釣り
糸(2)の巻取りを行うことにより、ホール素子(1
6),(16)によってスプール(3)の回転量と回転方
向とが把握されると共に、フォトセンサ(18)でスプー
ル(3)に巻取られる釣り糸(2)の実長が計測され、
メモリし、保持されるのである。
又、前記リセットスイッチ(11)、セットスイッチ
(12)は、この学習動作時等に操作されるものであり、
モードスイッチ(13)は電動モータ(M)の駆動時に電
動モータ(M)を所定のインターバルでON・OFF制御し
て「シャクリ」動作を行わせるものであり、スタートス
イッチ(14)は電動モータ(M)の駆動と停止とを行わ
せるものであり、このスタートスイッチ(14)の操作に
よって電動モータ(M)の駆動を開始した後には、前記
ホール素子(16),(16)からのフィードバック信号に
基いて、電動モータ(M)を所定の速度で駆動する動作
が行われ、更に、この動作時には前述したフォトカプラ
(17)の発光部(17A)を制御する間歇信号のデューテ
ィサイクルが調節される。
〔別実施例〕
本発明は上記実施例以外に例えば第8図に示すように
発光部(17A)とフォトトランジスタ型の受光部(17B)
とでカプラ(17)を構成し、このカプラ(17)をスイッ
チング手段(24)に兼用して実施することも可能であ
り、又、同図に示すよう、マイクロプロセッサ(19)の
系と電動モータ(M)の電力系とに対して単一の電源か
らの電流を、電圧回路(37)を介して供給するように実
施することも可能である。
又、本発明ではカプラを光型に代えて、トランス型の
ように磁気を介した構造のものを用いる等、様々な形態
で実施できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る釣り用リールの実施例を示し、第1
図は制御系のブロック回路図、第2図はスイッチング系
の原理図、第3図は該リールの平面図、第4図は該リー
ルの一部切欠き背面図、第5図は該リールの縦断側面
図、第6図は吸盤等を表す断面図、第7図はローラの拡
大断面図であり、第8図は別実施例の原理図である。 (3)……回転体、(17)……カプラ、(19)……マイ
クロプロセッサ、(24)……スイッチング手段、(M)
……電動モータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り糸巻取り用の回転体(3)を駆動する
    電動モーター(M)、及び、この電動モーター(M)に
    供給される電力をスイッチング手段(24)を介して制御
    するマイクロプロセッサ(19)が備えられて成る釣り用
    リールであって、 前記スイッチング手段(24)とマイクロプロセッサ(1
    9)との間の系、若しくは、スイッチング手段(24)そ
    のものが非導電型のカプラ(17)で構成されて成る釣り
    用リール。
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