JP2994919B2 - 芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重合体およびその製造方法 - Google Patents

芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重合体およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なブロック共重合
体およびその製造方法に関し、より詳しくは芳香族ポリ
アミド−ポリウレタンブロック共重合体およびその製造
方法に関するものである。
【従来の技術】従来、耐熱性の高い剛直な熱可塑性高分
子と柔軟性の高い高分子とを共重合させて耐熱性のエラ
ストマー材料を得る方法が盛んに行われている。これら
の方法で得られる材料は、耐熱性エラストマーとしての
利用ばかりでなく、高分子改質剤、異なる高分子をより
よく混ぜ合わせるための相溶化剤としても注目されてい
る。しかしながら、一般にこれらの材料は単独で使用さ
れることは少なく、他の高分子材料と混合したり、他の
高分子材料の上に塗布するなどの方法で使用される場合
が多い。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタンは柔軟な
高分子構造を有し、熱可塑性弾性体となることが知られ
ている。しかしながら、ポリウレタンは、成膜した場合
に優れた特性を有しながら十分な強度を有する膜が得ら
れなく、また耐熱性が低い等の問題を有し、その特性を
十分発揮出来ないと言う問題がある。一方、芳香族ポリ
アミドは耐熱性が高く、かつ分子間相互作用が強いため
強靭な膜が得られるが、柔軟性に乏しいばかりでなく、
溶媒溶解性が悪く、使用上または加工性に問題があり、
その使用分野が制限されている。さらに、これら相反す
る性質の高分子材料を共重合させて合い補うことは可能
であるが、得られた共重合体を他の高分子材料と複合化
して使用する場合、他の高分子との反応性がないために
相溶性が悪く、そのためその共重合体の特性が十分に発
揮できない等という欠点がある。本発明は、上述した欠
点の解消を課題とするものであって、その目的は、耐熱
性と強靱性に優れた芳香族ポリアミドと柔軟性に優れた
ポリウレタンとをブロック共重合させた耐熱性エラスト
マーを提供することにある。本発明の他の目的は、他の
高分子材料と容易に複合化可能な反応性官能基をもち、
樹脂改質剤、接着剤、シール剤等に有用なブロック共重
合体を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、後記一般式(III)
で示されるポリウレタンと後記一般式(IV)で示される
芳香族ポリアミドとを共重合することにより、上記の目
的を達成する化合物が得られることを見出だし、本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明の芳香族ポリア
ミド−ポリウレタンブロック共重合体は、両末端にカル
ボキシル基を有するポリウレタンと両末端にアミノアリ
ール基を有するポリアミドとの重縮合体であって、下記
一般式(I)で示される重量平均分子量500〜200
00、好ましくは1000〜10000のブロック単位
(A)と下記一般式(II)で示される重量平均分子量5
00〜100000、好ましくは1000〜50000
のブロック単位(B)とからなり、ブロック単位(A)
とブロック単位(B)とがそれぞれ〜40個結合し、
重量平均分子量2000〜400000、好ましくは
0000200000を有することを特徴とする。
【化5】 〔式中、R、R1 およびR2 は、同一でも異なっていて
もよく、それぞれエーテル結合を有してもよいアルキレ
ン基、シクロアルキレン基、二価の不飽和脂肪族基また
はアリーレン基を表わし、Ar1 およびAr2 は、同一
でも異なっていてもよく、それぞれ下記一般式(1)、
(2)または(3)で示される構造を有する二価の芳香
族基を表わし、
【化6】 (式中、Xは水素原子またはメチル基を表わし、Zは直
接結合、−CO−、−S−、−SO2 −、−C(C
3 2 −、−CH2 −、−O−または−C(CF3
2 −を表わす。)Ar3 はベンゼン環を表わし、mは
100の整数を表わし、nおよびkは、n+k=1〜
200を満たす0〜200の整数を表わし、pは1〜4
00の整数を表わす。〕本発明の芳香族ポリアミド−ポ
リウレタンブロック共重合体は、種々の合成法によって
製造することができる。たとえば、必要に応じてフェノ
ール性水酸基を含有するジカルボン酸成分とジアミン成
分とから両末端にアミノアリール基を有する芳香族ポリ
アミドを合成した後、両末端にカルボキシル基を有する
ポリウレタンを重縮合させ、アミド結合を介し結合させ
て、本発明の上記芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロ
ック共重合体を製造することができる。
【0004】本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタン
ブロック共重合体の製造方法についてより詳細に説明す
ると、下記一般式(III )で示される両末端にカルボキ
シル基を有するポリウレタン
【化7】 (式中、R、R1 、R2 およびmは、上記と同意義を有
する。)と下記一般式(IV)で示される両末端にアミノ
アリール基を有する芳香族ポリアミド
【化8】 (式中、Ar1 、Ar2 、Ar3 、n、kおよびpは上
記と同意義を有する。)とを重縮合して、アミド結合を
介して結合したブロック共重合体を製造する。本発明に
おいて、ブロック単位(A)の構成に使用される両末端
にカルボキシ基を有する一般式(III )で示されるポリ
ウレタンは、ポリウレタン合成の分野で公知の方法によ
り製造することができる(高分子機能材料シリーズ2、
高分子の合成と反応、高分子学会編、1991年)。一
般に、ポリウレタンはジイソシアナート化合物とジオー
ル化合物とを付加重合して製造される。本発明で使用す
る両末端にカルボキシル基を有するポリウレタンの合成
は、このジイソシアナート化合物をジオール化合物より
も過剰量で反応させることにより、両末端がイソシアナ
ート基となったポリウレタンを合成し、その後アミノ基
含有カルボン酸化合物と反応させて、末端のイソシアナ
ート基をアミノ基と結合させ、両末端がカルボキシル基
となったポリウレタンを得ることにより容易に製造する
ことができる。この場合、原料を溶融状態で行う方法、
メチルエチルケトン、トルエン、酢酸エチル等の溶剤中
で行う方法等が採用できる。また、このポリウレタンの
製造において、オクチル酸第一錫、ジブチル錫ジラウレ
ート、トリエチルアミン等の反応触媒を使用することも
できる。上記の反応における反応温度は一般に室温〜1
00℃であり、反応時間は1〜24時間である。
【0005】上記ポリウレタンの合成に際して使用され
るジイソシアネート化合物としては、ポリウレタン化学
において公知のものであれば、如何なるものでも使用す
ることができる。その具体例として、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,
4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,
4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイ
ソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、4,4′−ジフェニレンジイソ
シアネート、o−トルイジンジイソシアネート、ナフチ
レンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、テ
トラメチレンジイソシアネート、p−トリルジイソシア
ネート等があげられる。
【0006】また、ジオール化合物としては、具体的に
は、1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジオー
ル、1,4−シスブテンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタン
ジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,10−デカンジオール、シクロヘキサン
−1,4−ジオール、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、トリメチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、オキシテトラメチレ
ンジオール、オキシプロピレンジオール、ポリエチレン
グリコール、ポリエチレンアジペートグリコール、ポリ
テトラメチレンエーテルグリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラヒドロフラングリコール、ポリエ
ーテルジオール等があげられるが、本発明では、これら
に限定されるものではない。これらは複数使用すること
もできる。
【0007】これらのモノマーを使用して製造されるポ
リウレタンにおいて、mの値は100、好ましくは
5〜100の範囲、特に好ましくは10〜50の範囲の
ものである。また、そのポリウレタンの重量平均分子量
は、本発明のエラストマー性を発現するために、500
以上が好ましく、500〜20000の範囲に設定さ
れ、より好ましくは1000〜10000の範囲であ
る。また、前記の方法で製造したポリウレタンの両末端
のイソシアナート基と反応させて両末端をカルボキシル
基にするために使用するアミノ基含有カルボン酸化合物
としては、アミノ酢酸、1−アミノプロピルカルボン
酸、1−アミノブチルカルボン酸、1−アミノペンチル
カルボン酸、1−アミノヘキシルカルボン酸、1−アミ
ノオクタンカルボン酸、1−アミノノナンカルボン酸、
1−アミノデカンカルボン酸、2−アミノイソブチルカ
ルボン酸、1−アミノシクロペンチルカルボン酸、1−
アミノシクロプロピルカルボン酸、1−アミノシクロヘ
キシルカルボン酸、m−アミノ安息香酸、p−アミノ安
息香酸、o−アミノ安息香酸等が例示されるが、本発明
ではこれらに限定されるものではない。
【0008】本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタン
ブロック共重合体の製造に使用される上記一般式(IV)
で示される両末端にアミノアリール基を有する芳香族ポ
リアミドは、下記一般式(V)で示される芳香族ジアミ
ンと、下記一般式(VI)で示される芳香族ジカルボン酸
および/または下記一般式(VII )で示されるフェノー
ル性水酸基を含有する芳香族ジカルボン酸とを縮重合反
応させることにより製造することができる。これらの反
応は下記反応式に従って進行する。
【化9】 (式中、Ar1 、Ar2 、Ar3 、nおよびkは、上記
と同意義を有する。)上記の反応において得られる上記
一般式(IV)で示される芳香族ポリアミドの平均重合度
pは、生成するブロック共重合体の機械的強度や特性に
大きく影響する。上記一般式(IV)で示される重合度p
は、1〜400、好ましくは2〜20であって、その重
量平均分子量は500〜100000の範囲であり、特
に1000〜50000の範囲が好ましい。さらに本発
明においては、フェノール性水酸基含有成分と未含有成
分とを上記一般式における(VI)と(VII )との混合比
を変えることによって変更することができる。すなわ
ち、未含有成分の平均重合度nと含有成分の平均重合度
kとは、n+k=1〜200の関係を満たす0〜200
の整数を表わす。この比(n/k)は、本発明の芳香族
ポリアミド−ポリウレタンブロック共重合体の使用目的
によって適宜選択することができる。
【0009】上記芳香族ポリアミドの合成に使用される
上記一般式(V)で示される芳香族ジアミンとしては、
m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、
4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジ
メチル−4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジアミ
ノジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミノジフェニ
ルスルフィド、メタトリレンジアミン、3,3′−ジア
ミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミノジフェニ
ルエーテル、4,4′−ジアミノジフェニルチオエーテ
ル、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニ
ルチオエーテル、3,3′−ジアミノジフェニルチオエ
ーテル、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、3,3′
−ジメチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、3,
3′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン、2,2′−ビス(3−アミノフェニ
ル)プロパン、2,2′−ビス(4−アミノフェニル)
プロパン、4,4′−ジアミノジフェニルスルホキシ
ド、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、ベンチジ
ン、3,3′−ジメチルベンチジン、3,3′−ジアミ
ノビフェニル等があげられ、これら単独または混合して
使用することができる。
【0010】また、上記一般式(VI)で示される芳香族
ジカルボン酸としては、例えば、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、4,4′−ビフェニルジカルボン
酸、3,3′−メチレン二安息香酸、4,4′−メチレ
ン二安息香酸、4,4′−オキシ二安息香酸、4,4′
−チオ二安息香酸、3,3′−カルボニル二安息香酸、
4,4′−カルボニル二安息香酸、4,4′−スルホニ
ル二安息香酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,
5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、
2,2′−ビス(4−カルボキシルフェニル)プロパ
ン、ビス(4−カルボキシルフェニル)メタン、2,
2′−ビス(4−カルボキシルフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン等のジカルボン酸をあげることができるが、
これらに限定されるものではない。また、これら単独ま
たは複数併用してもよい。また、上記一般式(VII )で
示されるフェノール性水酸基含有ジカルボン酸の具体的
例としては、5−ヒドロキシイソフタル酸、4−ヒドロ
キシイソフタル酸、2−ヒドロキシイソフタル酸、3−
ヒドロキシフタル酸、−ヒドロキシフタル酸等があげ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0011】本発明において使用する上記一般式(IV)
で示される芳香族ポリアミドの製造は、芳香族ジカルボ
ン酸と芳香族ジアミンとを高温に加熱して脱水反応によ
り製造する方法、芳香族ジカルボン酸を酸クロリドに代
表される活性アシル化剤の形で芳香族ジアミンと反応さ
せる方法、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとを脱
水縮合剤の存在下で反応させる方法等、多くの公知の方
法で実施することができる(高分子機能材料シリーズ
2、高分子の合成と反応、高分子学会編、1991
年)。しかしながら、本発明では、穏和な条件で反応を
進行させ、副反応を少なくするために、亜リン酸トリフ
ェニルとピリジンに代表される縮合剤を用いるのが好ま
しい。具体的には、一般式(V)で示される芳香族ジア
ミンと、一般式(VI)で示される芳香族ジカルボン酸お
よび/または(VII )で示されるフェニール性水酸基含
有芳香族ジカルボン酸よりなるジカルボン酸成分とを、
ジカルボン酸成分がジアミン成分のモル数より少ない量
になるように混合し、さらにこのジカルボン酸成分の2
倍以上の亜リン酸トリフェニルとピリジンで代表される
縮合剤の存在下、さらに少量の塩化リチウムと塩化カル
シウムをN−メチルピロリドンに代表されるアミド系溶
媒に加えて、室温から120℃程度の温度で、30分か
ら数時間反応させる。それにより、両末端がアミノアリ
ール基となったポリアミドを合成することができる。こ
の方法によれば、フェノール性水酸基含有ジカルボン酸
を用いる場合、そのフェノール性水酸基を保護すること
なしに共重合を行うことができるので好ましい。
【0012】上記のようにして合成された一般式(III
)で示される両末端にカルボキシル基を有するポリウ
レタンと一般式(IV)で示される両末端にアミノアリー
ル基を有する芳香族ポリアミドとを重縮合させることに
よって、一般式(I)で示される前記ブロック単位
(A)と一般式(II)で示されるブロック単位(B)と
からなる芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重
合体を得ることができる。前記一般式(III )で示され
る両末端にカルボキシル基を有するポリウレタンと、上
記一般式(IV)で示される両末端にアミノアリール基を
有する芳香族ポリアミドとの重縮合反応は、両原料成分
を単に混合加熱しても実施することができる。しかしな
がら、その場合には重縮合反応を高温下で行う必要があ
り、その結果、アミド交換反応や、芳香族ポリアミドに
所望により導入されるフェノール性水酸基が反応を起こ
すという問題が生じる。それゆえ、本発明においては、
芳香族亜リン酸エステルとピリジン誘導体の存在下で重
縮合反応を実施するのが好ましい。その場合には、重縮
合反応に際して高温を必要とせず、アミド交換反応やフ
ェノール性水酸基による反応を避けることができ、構造
の規制されたポリアミドを容易に製造することができる
という大きな利点を有する。使用される芳香族亜リン酸
エステルとしては、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸ジ
フェニル、亜リン酸トリ−o−トリル、亜リン酸ジ−o
−トリル、亜リン酸トリ−m−トリル、亜リン酸ジ−m
−トリル、亜リン酸トリ−p−トリル、亜リン酸ジ−p
−トリル、亜リン酸トリ−p−クロロフェニル、亜リン
酸ジ−p−クロロフェニルなどがあげられ、また、ピリ
ジン誘導体としては、ピリジン、4−メチルピリジン、
3−メチルピリジン、2−メチルピリジン、2,4−ル
チジン、2,5−ルチジン、3,5−ルチジンなどがあ
げられる。
【0013】本発明の製造方法においては、上記重縮合
反応を亜リン酸エステルとピリジン誘導体の存在下に行
うが、この反応に際しては、通常ピリジン誘導体を含む
混合溶媒を用いる溶液重合法が採用される。ここで使用
される有機溶媒は、反応成分や亜リン酸エステルと実質
的に反応しない溶媒という点において制限を受けるが、
このほかに反応成分に対する良溶媒であって、しかも反
応生成物であるブロック共重合体に対する良溶媒である
ことが望ましい。この様な有機溶媒の代表的なものとし
て、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン等が用いら
れる。これら溶媒の使用量は、反応成分、すなわち芳香
族ポリミドと両末端にカルボキシル基を有するポリウレ
タンを5〜30重量%含むような量であることが好まし
い。本発明において、反応温度は通常60〜140℃の
範囲が好ましい。反応時間は、反応温度によって大きく
影響されるが、最高の重合度を意味する最高粘度が得ら
れるまで反応系を撹拌するのが好ましく、多くの場合、
数分から20時間の間である。反応終了後、さらに再沈
澱法により生成を行って副生成物や無機塩類などを除去
することにより、本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレ
タンブロック共重合体を得ることができる。
【0014】本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタン
ブロック共重合体の場合、両末端にカルボキシル基を有
するポリウレタンと両末端にアミノアリール基を有する
芳香族ポリアミドとの組成比、すなわちブロック単位
(A)とブロック単位(B)との比率は、それぞれの仕
込み量によって2:1から1:2の範囲で決まるが、一
般には両末端にカルボキシル基を有するポリウレタンの
組成比が増加するに従い弾性率、溶媒溶解性が増加し、
耐熱性が低下する。上記のようにして製造される本発明
の芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重合体に
おいては、ブロック単位(A)とブロック単位(B)と
が、それぞれ〜40の範囲でアミド結合により連結し
た構造を有している。ブロック単位(A)およびブロッ
ク単位(B)の数がそれぞれ40よりも多くなると、加
工性が劣化するので好ましくない。好ましい範囲は、
〜30である。また、本発明の芳香族ポリアミド−ポリ
ウレタンブロック共重合体の重量平均分子量は、200
0〜400000の範囲にあり、特に10000〜20
0000の範囲にあるのが好ましい。
【0015】
【実施例】以下、さらに本発明を実施例を以て説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 [両末端にカルボキシル基を有するポリウレタンの合
成]クロルベンゼンとオルソジクロルベンゼンを8:2
で混合した混合溶媒150mlに1,4−ブタンジオー
ル2.68g(25ミリモル)を溶解させた後、窒素ガ
ス下で撹拌しながら100℃に加熱した。さらに、この
溶液に1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート5g
(30ミリモル)を加えて、6時間反応させた。その
後、室温に冷却して1−アミノ−プロピルカルボン酸
1.03g(10ミリモル)を加えて、さらに3時間反
応させた。この溶液を多量のメタノールに滴下してポリ
マーに析出させた。析出したポリマーを分離した後、メ
タノールで3度洗浄し、その後乾燥して目的化合物であ
る両末端にカルボキシル基を有するポリウレタンを得
た。このポリマーの赤外スペクトル(アナレクト社製、
FX6160にて測定)は、1700cm-1付近にカル
ボニル基に対応する吸収を、1530と3300cm-1
付近にアミドカルボニル基に基づく吸収が認められた。
このポリマーの固有粘度は0.17dl/g(ジメチル
アセトアミド、30℃)(重量平均分子量4200)
で、カルボキシル当量は2100であった。(m=3
0) [両末端にアミノアリール基を有する芳香族ポリアミド
の合成]イソフタル酸1.662g(10ミリモル)、
3,4′−オキシジアニリン2.202g(11ミリモ
ル)、塩化リチウム0.33g、塩化カルシウム1.0
1g、N−メチル−2−ピロリドン20ml、ピリジン
3mlを100mlの3口丸底フラスコの中に入れ、窒
素気流下に撹拌して溶解させた後、亜リン酸トリフェニ
ル6.2gを加え、100℃で2時間反応させて、両末
端がアミノアリール基を有するポリアミドを合成した。
得られたポリアミドの重量平均分子量は4000であっ
た。(n=2、k=0、p=約6) [ブロック共重合体の合成]上記の反応溶液を100℃
に維持し、前記の方法で合成した両末端にカルボキシル
基を有するポリウレタン4.2g(1ミリモル)を30
mlのN−メチル−2−ピロリドンに溶解させた溶液を
加えて、さらに4時間反応させた。室温まで放冷した
後、この反応液を1リットルのメタノール中に投入し、
ポリウレタン部分を約50重量%含有する芳香族ポリア
ミド−ポリウレタンブロック共重合体を析出させた。得
られた芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重合
体の固有粘度は0.36dl/g(ジメチルアセトアミ
ド、30℃)(重量平均分子量は約7×104 程度)で
あり、また、芳香族ポリアミドブロックとポリウレタン
ブロックの数は、それぞれ約5であると推定された。こ
のブロック共重合体の赤外スペクトルは、1657cm
-1付近にアミドカルボニル基に基づく吸収を示した。
【0016】実施例2 実施例1で使用したイソフタル酸1.662g(10ミ
リモル)を0.831g(5ミリモル)に代え、さらに
5−ヒドロキシイソフタル酸0.910g(5ミリモ
ル)を加えて、全ジカルボン酸成分量を10ミリモルに
して、実施例1と全く同じ操作を行い、本発明の両末端
にアミノアリール基を有する芳香族ポリアミドを合成し
た。得られたポリアミドの重量平均分子量は4200で
あった。(n=1、k=1、p=約6) その後、その反応溶液に実施例1で使用したと同様の両
末端にカルボキシル基を有するポリウレタン溶液を滴下
して、フェノール性水酸基含有芳香族ポリアミド−ポリ
ウレタンブロック共重合体を析出させた。得られたブロ
ック共重合体の固有粘度は0.50dl/g(ジメチル
アセトアミド、30℃)(重量平均分子量は、約7×1
4 程度)であり、また、芳香族ポリアミドブロックと
ポリウレタンブロックの数は、それぞれ約7であると推
定された。このブロック共重合体の赤外スペクトルは、
1660cm-1付近にアミドカルボニル基に基づく吸収
を示した。
【0017】実施例3 実施例1で使用したイソフタル酸1.662g(10ミ
リモル)を5−ヒドロキシイソフタル酸1.820g
(10ミリモル)に代えた以外は、全く同じ方法で両末
端にアミノアリール基を有する芳香族ポリアミドを合成
した。得られたポリアミドの重量平均分子量は4000
であった。(n=0、k=2、p=約6) その後、その反応溶液に実施例1で使用したと同様の両
末端にカルボキシル基を有するポリウレタン溶液を滴下
してフェノール性水酸基含有芳香族ポリアミド−ポリウ
レタンブロック共重合体を析出させた。得られた芳香族
ポリアミド−ポリウレタンブロック共重合体の固有粘度
は0.55dl/g(ジメチルアセトアミド、30℃)
(重量平均分子量は約7×104 程度)であり、また、
芳香族ポリアミドブロックとポリウレタンブロックの数
は、それぞれ約9であると推定された。このブロック共
重合体の赤外スペクトルは、1658cm-1付近にアミ
ドカルボニル基に基づく吸収を示した。
【0018】実施例4 実施例1における3,4′−オキシジアニリンを4,
4′−ジアミノベンゾフェノン2.33g(11ミリモ
ル)に代えた以外は、実施例1と全く同じ操作を行い、
本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重
合体を析出させた。なお、この場合、両末端にアミノア
リール基を有する芳香族ポリアミドの重量平均分子量は
5000であった。(n=3、k=0、p=約5) 得られた芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重
合体の固有粘度は0.60dl/g(重量平均分子量は
約8×104 程度)であり、また、芳香族ポリアミドブ
ロックとポリウレタンブロックの数は、それぞれ約10
であると推定された。このブロック共重合体の赤外スペ
クトルは、1656cm-1付近にアミドカルボニル基に
基づく吸収、1720cm-1付近にケトンに基づく吸収
を示した。
【0019】実施例5 実施例1における3,4′−オキシジアニリンをビス
(3−アミノフェニル)スルフィド2.379g(11
ミリモル)に代えた以外は、実施例1と全く同じ操作を
行い、本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロッ
ク共重合体を析出させた。なお、この場合、両末端にア
ミノアリール基を有する芳香族ポリアミドの重量平均分
子量は3000であった。(n=3、k=0、p=約
3) 得られた芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重
合体の固有粘度は0.53dl/g(重量平均分子量は
約7×104 程度)であり、また、芳香族ポリアミドブ
ロックとポリウレタンブロックの数は、それぞれ約10
であると推定された。このブロック共重合体の赤外スペ
クトルは、1658cm-1付近にアミドカルボニル基に
基づく吸収、1425cm-1付近に−S−に基づく吸収
を認めた。
【0020】実施例6 実施例1における3,4′−オキシジアニリンをビス
(3−アミノフェニル)スルホン2.731g(11ミ
リモル)に代えた以外は、実施例1と全く同じ操作を行
い、本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック
共重合体を析出させた。なお、この場合、両末端にアミ
ノアリール基を有する芳香族ポリアミドの重量平均分子
量は4000であった。(n=3、k=0、p=約4) 得られた芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重
合体の固有粘度は0.59dl/g(重量平均分子量は
約7.5×104 程度)であり、また、芳香族ポリアミ
ドブロックとポリウレタンブロックの数は、それぞれ約
9であると推定された。このブロック共重合体の赤外ス
ペクトルは、1658cm-1付近にアミドカルボニル基
に基づく吸収、1217と1368cm-1付近に−SO
2 −に基づく吸収を認めた。
【0021】実施例7 実施例1における3,4′−オキシジアニリンをビス
(4−アミノフェニル)メタン2.218g(11ミリ
モル)に代えた以外は、実施例1と全く同じ操作を行
い、本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック
共重合体を析出させた。なお、この場合、両末端にアミ
ノアリール基を有する芳香族ポリアミドの重量平均分子
量は4000であった。(n=3、k=0、p=約4) 得られた芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重
合体の固有粘度は0.53dl/g(重量平均分子量
6.5×104 程度)であり、また、芳香族ポリアミド
ブロックとポリウレタンブロックの数は、それぞれ約8
であると推定された。このブロック共重合体の赤外スペ
クトルは、1660cm-1付近にアミドカルボニル基に
基づく吸収を認めた。
【0022】実施例8 実施例1における3,4′−オキシジアニリンを2,
2′−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン3.677g(11ミリモル)に代えた以外は実施
例1と全く同じ操作を行い、本発明の芳香族ポリアミド
−ポリウレタンブロック共重合体を析出させた。この場
合、両末端にアミノアリール基を有する芳香族ポリアミ
ドの重量平均分子量は3000であった。(n=2、k
=0、p=約4) 得られた芳香族ポリアミド−ポリウレタンブロック共重
合体の固有粘度は0.53dl/g(重量平均分子量6
×104 程度)であり、また、芳香族ポリアミドブロッ
クとポリウレタンブロックの数は、それぞれ約8である
と推定された。このブロック共重合体の赤外スペクトル
は、1658cm-1付近にアミドカルボニル基に基づく
吸収、1300cm-1付近に−C−F−に基づく吸収を
認めた。
【0023】実施例9 [両末端にカルボキシル基を有するポリエーテルウレタ
ンの合成]蒸留精製したジメチルアセトアミド150m
lにポリエチレングリコール(分子量:約200)5g
(25ミリモル)を溶解させた後、窒素ガス下で撹拌し
ながら100℃に加熱した。さらに、この溶液に1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート5g(30ミリモ
ル)を加えて、6時間反応させた。その後、室温に冷却
して1−アミノ−プロピルカルボン酸1.03g(10
ミリモル)を加えて、さらに3時間反応させた。この溶
液を多量のメタノールに滴下してポリマーを析出させ
た。この析出ポリマーを分離した後、メタノールで3度
洗浄し、その後乾燥させて、両末端にカルボキシル基を
有するポリエーテルウレタンを得た。このポリマーの赤
外スペクトルは、1232と1101cm-1にエーテル
基に対応する吸収が、1700cm-1付近にカルボニル
基に対応する吸収を、1530と3300cm-1付近に
アミドカルボニ基に基づく吸収が認められた。このポリ
マーの固有粘度は0.23dl/g(ジメチルアセトア
ミド、30℃)、重量平均分子量8400で、カルボキ
シル当量は4200であった。(m=30) [ブロック共重合体の合成]実施例1と全く同じ操作で
作成した100℃の反応溶液に、前記の方法で合成した
両末端にカルボキシル基を有するポリエーテルウレタン
8.4g(1ミリモル)を30mlのN−メチル−2−
ピロリドンに溶解させた溶液を加えて、さらに4時間反
応させた。室温まで放冷させた後、この反応液を1リッ
トルのメタノール中に投入し、ポリウレタン部分を約6
7重量%含有する本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレ
タンブロック共重合体を析出させた。得られた芳香族ポ
リアミド−ポリウレタンブロック共重合体の固有粘度は
0.45dl/g(ジメチルアセトアミド、30℃)で
あった(重量平均分子量は約5×104 程度)であり、
また、芳香族ポリアミドブロックとポリウレタンブロッ
クの数は、それぞれ約4であると推定された。このブロ
ック共重合体の赤外スペクトルは、1233と1105
cm-1にエーテル基に対応する吸収が、1657cm-1
付近にアミドカルボニル基に基づく吸収を示した。
【0024】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリアミド−ポリウレタ
ンブロック共重合体は、耐熱性と強靱性に優れたエラス
トマーであって、高分子材料と容易に複合化可能であ
り、樹脂改質剤、接着剤、シール剤等として使用するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−3026(JP,A) 特開 昭62−256820(JP,A) 特開 平2−196815(JP,A) 特開 平2−153914(JP,A) 特開 昭62−227931(JP,A) 特開 昭61−188410(JP,A) 特開 昭60−156714(JP,A) 特公 昭49−30692(JP,B1) 特公 昭43−9389(JP,B1) 特公 昭44−16023(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 81/00 - 81/02 C08G 18/00 - 18/87 C08G 69/00 - 69/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両末端にカルボキシル基を有するポリウ
    レタンと両末端にアミノアリール基を有するポリアミド
    との重縮合体であって、下記一般式(I)で示される重
    量平均分子量500〜20000のブロック単位(A)
    と下記一般式(II)で示される重量平均分子量500〜
    100000のブロック単位(B)とからなり、ブロッ
    ク単位(A)とブロック単位(B)とがそれぞれ〜4
    0個アミド結合によって結合し、重量平均分子量200
    0〜400000を有することを特徴とする芳香族ポリ
    アミド−ポリウレタンブロック共重合体。 【化1】 〔式中、R、R1 およびR2 は、同一でも異なっていて
    もよく、それぞれエーテル結合を有してもよいアルキレ
    ン基、シクロアルキレン基、二価の不飽和脂肪族基また
    はアリーレン基を表わし、Ar1 およびAr2 は、同一
    でも異なっていてもよく、それぞれ下記一般式(1)、
    (2)または(3)で示される二価の芳香族基を表わ
    し、 【化2】 (式中、Xは水素原子またはメチル基を表わし、Zは直
    接結合、−CO−、−S−、−SO2 −、−C(C
    3 2 −、−CH2 −、−O−または−C(CF3
    2 −を表わす。)Ar3 はベンゼン環を表わし、mは
    100の整数を表わし、nおよびkは、n+k=1〜
    200を満たす0〜200の整数を表わし、pは1〜4
    00の整数を表わす。〕
  2. 【請求項2】 下記一般式(III )で示す両末端にカル
    ボキシル基を有するポリウレタン 【化3】 (式中、R、R1 、R2 およびmは、上記と同意義を有
    する。)と、下記一般式(IV)で示す両末端にアミノア
    リール基を有する芳香族ポリアミド 【化4】 (式中、Ar1 、Ar2 、Ar3 、n、kおよびpは上
    記と同意義を有する。)とを芳香族亜リン酸エステルお
    よびピリジン誘導体の存在下で重縮合させることを特徴
    とする請求項1記載の芳香族ポリアミド−ポリウレタン
    ブロック共重合体の製造方法。
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