JP2994866B2 - スキャナを備える記録装置 - Google Patents
スキャナを備える記録装置Info
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- JP2994866B2 JP2994866B2 JP4203572A JP20357292A JP2994866B2 JP 2994866 B2 JP2994866 B2 JP 2994866B2 JP 4203572 A JP4203572 A JP 4203572A JP 20357292 A JP20357292 A JP 20357292A JP 2994866 B2 JP2994866 B2 JP 2994866B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセット化されたスキ
ャナを備えるファクシミリ装置など記録装置に関する。
ャナを備えるファクシミリ装置など記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、スキャナを備える記録装置の
典型的な先行技術が断面図で示される。図示の記録装置
は、プリンタ部33が収納される本体31の上角部にス
キャナ部32が設けられる構造であり、スキャナ部32
で原稿から読取った情報は、図示しない電話回線網を通
じて相手先に送信されたり、必要に応じプリンタ部33
によって記録される。
典型的な先行技術が断面図で示される。図示の記録装置
は、プリンタ部33が収納される本体31の上角部にス
キャナ部32が設けられる構造であり、スキャナ部32
で原稿から読取った情報は、図示しない電話回線網を通
じて相手先に送信されたり、必要に応じプリンタ部33
によって記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示される記録装
置は、スキャナ部32を本体31の上角部のフレーム等
に固定しているため、プリンタ部33との配置の関係上
から結合させるための不必要なロス部品を多く使用する
こととなって、構造が複雑となり、また、組立てに多大
の工数を要して装置コストの上昇につながる問題があ
る。
置は、スキャナ部32を本体31の上角部のフレーム等
に固定しているため、プリンタ部33との配置の関係上
から結合させるための不必要なロス部品を多く使用する
こととなって、構造が複雑となり、また、組立てに多大
の工数を要して装置コストの上昇につながる問題があ
る。
【0004】また、プリンタ部33における感光体ドラ
ム、トナー等サプライ品を交換する際、スキャナ部32
が干渉するために、交換作業が複雑化する。さらに、メ
ンテナンスのときには、キャビネットを分解しなければ
プリンタ部33およびスキャナ部32に触れることがで
きなくて、面倒な操作を伴うなど取扱い面の不便は免れ
得ない。
ム、トナー等サプライ品を交換する際、スキャナ部32
が干渉するために、交換作業が複雑化する。さらに、メ
ンテナンスのときには、キャビネットを分解しなければ
プリンタ部33およびスキャナ部32に触れることがで
きなくて、面倒な操作を伴うなど取扱い面の不便は免れ
得ない。
【0005】本発明の目的は、記録装置における本体側
およびスキャナ側に対するメンテナンスの簡易化ならび
にサプライ品の交換作業の容易・迅速化を図るととも
に、構造の単純化を果たせる記録装置を提供することで
ある。
およびスキャナ側に対するメンテナンスの簡易化ならび
にサプライ品の交換作業の容易・迅速化を図るととも
に、構造の単純化を果たせる記録装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源部、記録
部が設けられる装置本体と、該装置本体に引出し方式に
よる着脱可能に組込まれるユニット化されたスキャナと
を含み、前記装置本体下部には、スキャナ収納部が本体
外面に開口して設けられ、前記装置本体の上部に蓋が設
けられるとともに、前記蓋と前記スキャナ収納部との間
に少なくとも前記記録部が配設され、前記スキャナに
は、原稿を上下から挟み誘導する原稿ガイド部材と、給
紙ローラおよび搬送ローラを含む各ローラと、光源、反
射板および受像素子列など光学系部材によって形成され
る光学系装置と、各ローラを駆動する駆動装置とが、ケ
ーシングに組付けられ、前記スキャナを引出し・押込む
操作によって、前記装置本体側と前記スキャナ側との間
の電気的断続が成されるごとく形成されることを特徴と
するスキャナを備える記録装置である。
部が設けられる装置本体と、該装置本体に引出し方式に
よる着脱可能に組込まれるユニット化されたスキャナと
を含み、前記装置本体下部には、スキャナ収納部が本体
外面に開口して設けられ、前記装置本体の上部に蓋が設
けられるとともに、前記蓋と前記スキャナ収納部との間
に少なくとも前記記録部が配設され、前記スキャナに
は、原稿を上下から挟み誘導する原稿ガイド部材と、給
紙ローラおよび搬送ローラを含む各ローラと、光源、反
射板および受像素子列など光学系部材によって形成され
る光学系装置と、各ローラを駆動する駆動装置とが、ケ
ーシングに組付けられ、前記スキャナを引出し・押込む
操作によって、前記装置本体側と前記スキャナ側との間
の電気的断続が成されるごとく形成されることを特徴と
するスキャナを備える記録装置である。
【0007】また本発明は、電源部、記録部が設けられ
る装置本体と、該装置本体に引出し方式による着脱可能
に組込まれるユニット化されたスキャナとを含み、前記
装置本体には、スキャナ収納部が本体外面に開口して設
けられ、前記スキャナには、原稿を上下から挟み誘導す
る原稿ガイド部材と、給紙ローラおよび搬送ローラを含
む各ローラと、光源、反射板および受像素子列など光学
系部材によって形成される光学系装置と、各ローラを駆
動する駆動装置とが、ケーシングに組付けられ、前記ス
キャナを引出し・押込む操作によって、前記装置本体側
と前記スキャナ側との間の電気的断続が成されるごとく
形成され、前記装置本体が、前記スキャナ収納部に連な
ってその内方にトレイ収納部を備え、このトレイ収納部
は、前記装置本体外面に開口していてトレイが出し入れ
可能に収納されることを特徴とするスキャナを備える記
録装置である。
る装置本体と、該装置本体に引出し方式による着脱可能
に組込まれるユニット化されたスキャナとを含み、前記
装置本体には、スキャナ収納部が本体外面に開口して設
けられ、前記スキャナには、原稿を上下から挟み誘導す
る原稿ガイド部材と、給紙ローラおよび搬送ローラを含
む各ローラと、光源、反射板および受像素子列など光学
系部材によって形成される光学系装置と、各ローラを駆
動する駆動装置とが、ケーシングに組付けられ、前記ス
キャナを引出し・押込む操作によって、前記装置本体側
と前記スキャナ側との間の電気的断続が成されるごとく
形成され、前記装置本体が、前記スキャナ収納部に連な
ってその内方にトレイ収納部を備え、このトレイ収納部
は、前記装置本体外面に開口していてトレイが出し入れ
可能に収納されることを特徴とするスキャナを備える記
録装置である。
【0008】さらに本発明は、電源部、記録部が設けら
れる装置本体と、該装置本体に引出し方式による着脱可
能に組込まれるユニット化されたスキャナとを含み、前
記装置本体には、スキャナ収納部が本体外面に開口して
設けられ、前記スキャナには、原稿を上下から挟み誘導
する原稿ガイド部材と、給紙ローラおよび搬送ローラを
含む各ローラと、光源、反射板および受像素子列など光
学系部材によって形成される光学系装置と、各ローラを
駆動する駆動装置とが、ケーシングに組付けられ、前記
スキャナを引出し・押込む操作によって、前記装置本体
側と前記スキャナ側との間の電気的断続が成されるごと
く形成され、前記スキャナにおける前記原稿ガイド部材
が、前記ケーシングに固定される下側原稿ガイドと、上
下方向の揺動可能に前記ケーシングに取付けられる上側
原稿ガイドとによって形成されることを特徴とするスキ
ャナを備える記録装置である。
れる装置本体と、該装置本体に引出し方式による着脱可
能に組込まれるユニット化されたスキャナとを含み、前
記装置本体には、スキャナ収納部が本体外面に開口して
設けられ、前記スキャナには、原稿を上下から挟み誘導
する原稿ガイド部材と、給紙ローラおよび搬送ローラを
含む各ローラと、光源、反射板および受像素子列など光
学系部材によって形成される光学系装置と、各ローラを
駆動する駆動装置とが、ケーシングに組付けられ、前記
スキャナを引出し・押込む操作によって、前記装置本体
側と前記スキャナ側との間の電気的断続が成されるごと
く形成され、前記スキャナにおける前記原稿ガイド部材
が、前記ケーシングに固定される下側原稿ガイドと、上
下方向の揺動可能に前記ケーシングに取付けられる上側
原稿ガイドとによって形成されることを特徴とするスキ
ャナを備える記録装置である。
【0009】
【作用】本発明に従えば、スキャナはユニット化され
て、装置本体下部に設けられるスキャナ収納部に着脱可
能に組込まれる。スキャナ自体のメンテナンスに際して
は、スキャナをスキャナ収納部から引出して広い場所で
簡単に行える。また、装置本体側のメンテナンスの場合
は、セットされているスキャナが、上方からの作業に対
して全く支障にならないで、容易に必要な作業を行うこ
とが可能である。
て、装置本体下部に設けられるスキャナ収納部に着脱可
能に組込まれる。スキャナ自体のメンテナンスに際して
は、スキャナをスキャナ収納部から引出して広い場所で
簡単に行える。また、装置本体側のメンテナンスの場合
は、セットされているスキャナが、上方からの作業に対
して全く支障にならないで、容易に必要な作業を行うこ
とが可能である。
【0010】さらに、スキャナは、着脱可能なユニット
であるので、装置本体とは別の機構として切り離すこと
ができ、したがって装置本体のコンパクト化を容易なも
のとし、また、各種の記録装置とスキャナとの結合が可
能で、スキャナの応用範囲が拡大される。
であるので、装置本体とは別の機構として切り離すこと
ができ、したがって装置本体のコンパクト化を容易なも
のとし、また、各種の記録装置とスキャナとの結合が可
能で、スキャナの応用範囲が拡大される。
【0011】また、本発明に従えば、スキャナの出し入
れ操作に対応して本体側とスキャナ側との電気的断続が
可能であるので、組付けが簡単に行え、さらにトレイ収
納部がスキャナ収納部に連ねて設けられているので、原
稿の一時保管ならびに回収を円滑に行うことができる。
れ操作に対応して本体側とスキャナ側との電気的断続が
可能であるので、組付けが簡単に行え、さらにトレイ収
納部がスキャナ収納部に連ねて設けられているので、原
稿の一時保管ならびに回収を円滑に行うことができる。
【0012】さらに、本発明によれば、スキャナの原稿
ガイド部材が、上下方向の揺動可能に設けられる上側原
稿ガイドを備えていることによって、原稿供給側を広く
展開させることが可能であり、原稿詰まりが生じた場合
の取出しや読取りガラスの清掃が簡単に行える。
ガイド部材が、上下方向の揺動可能に設けられる上側原
稿ガイドを備えていることによって、原稿供給側を広く
展開させることが可能であり、原稿詰まりが生じた場合
の取出しや読取りガラスの清掃が簡単に行える。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例であるファクシミリ装
置の正面図、図2は図1に示されるファクシミリ装置の
上部の蓋3を開いた状態の側面図である。このファクシ
ミリ装置の装置本体1は、蓋3が頂部に設けられ、内部
の中間位置には記録部4および電源部5が収納される。
この装置本体1は、内部に収納される各部材に対してメ
ンテナンスを行う場合、図2に示すように前記蓋3を上
方に開かせることによって、頂部の開口から手を差し入
れて行うことが可能であり、特に記録部4に関連するサ
プライ品25は、蓋3が取付けられている開口を利用し
て出し入れされる。
置の正面図、図2は図1に示されるファクシミリ装置の
上部の蓋3を開いた状態の側面図である。このファクシ
ミリ装置の装置本体1は、蓋3が頂部に設けられ、内部
の中間位置には記録部4および電源部5が収納される。
この装置本体1は、内部に収納される各部材に対してメ
ンテナンスを行う場合、図2に示すように前記蓋3を上
方に開かせることによって、頂部の開口から手を差し入
れて行うことが可能であり、特に記録部4に関連するサ
プライ品25は、蓋3が取付けられている開口を利用し
て出し入れされる。
【0014】上記装置本体1の下部には、スキャナ収納
部6とトレイ収納部7とが内底部に右左に連なって設け
られる。スキャナ収納部6は、右側面に開口し、トレイ
収納部7は左側面に開口してそれぞれ設けられる。装置
本体1の内底部は、蓋3が設けられる上部からのメンテ
ナンス装置の及ばない個所であって、この個所に設けら
れるスキャナ収納部6には、スキャナ2が収納され、ま
た、トレイ収納部7には、トレイ8が収納される。スキ
ャナ2およびトレイ8は、各開口部分から真っ直ぐに押
込み・引出しが可能な引出し方式によって着脱可能に組
込まれる。
部6とトレイ収納部7とが内底部に右左に連なって設け
られる。スキャナ収納部6は、右側面に開口し、トレイ
収納部7は左側面に開口してそれぞれ設けられる。装置
本体1の内底部は、蓋3が設けられる上部からのメンテ
ナンス装置の及ばない個所であって、この個所に設けら
れるスキャナ収納部6には、スキャナ2が収納され、ま
た、トレイ収納部7には、トレイ8が収納される。スキ
ャナ2およびトレイ8は、各開口部分から真っ直ぐに押
込み・引出しが可能な引出し方式によって着脱可能に組
込まれる。
【0015】図3には、前記スキャナ2の機構が断面図
で概略示される。スキャナ2は、原稿を展開状態で矢示
線イ方向に給送するための搬送系装置と、原稿の内容を
光電変換して読取るための光学系装置とを備えて、搬送
系装置を上部、光学系装置を下部にそれぞれ配置してケ
ーシングに組付けられ、スキャナユニットが形成され
る。このスキャナ2は、底部が平坦で「そり」形状を成
しており、スキャナ収納部6の底部分に向けられる平坦
な案内部材に沿わせて、水平方向に押込み、または引出
すことが可能である。
で概略示される。スキャナ2は、原稿を展開状態で矢示
線イ方向に給送するための搬送系装置と、原稿の内容を
光電変換して読取るための光学系装置とを備えて、搬送
系装置を上部、光学系装置を下部にそれぞれ配置してケ
ーシングに組付けられ、スキャナユニットが形成され
る。このスキャナ2は、底部が平坦で「そり」形状を成
しており、スキャナ収納部6の底部分に向けられる平坦
な案内部材に沿わせて、水平方向に押込み、または引出
すことが可能である。
【0016】前記搬送系装置は、原稿トレイ9、原稿ガ
イド部材10を形成する上側原稿ガイド10Aおよび下
側原稿ガイド10B、繰出しローラ11、給紙ローラ1
2、前搬送ローラ13、後搬送ローラ14を備え、それ
ぞれ各部材が原稿の繰入れ側、すなわち、図3の右側か
ら順番に配設されてケーシング15に組付けられる。前
搬送ローラ13には、ピンチローラ16が直下部におい
て軽圧接状態で従回転可能に配設され、後ろ搬送ローラ
14には、ピンチローラ17が直上部において軽圧接状
態で従回転可能に配設される。前記下側原稿ガイド10
Bは、原稿が繰出しローラ11の周面部頂部、給紙ロー
ラ12の周面頂部を順に経て、前搬送ローラ13とピン
チローラ16の線接触部を通過する所定の経路から外れ
ないように誘導するためのガイド部材であって、前記経
路に対して、下方の至近位置に平行的に設けられて、ケ
ーシング15に固定される。原稿トレイ9は、折りたた
み可能な延長部9aが付加可能である。
イド部材10を形成する上側原稿ガイド10Aおよび下
側原稿ガイド10B、繰出しローラ11、給紙ローラ1
2、前搬送ローラ13、後搬送ローラ14を備え、それ
ぞれ各部材が原稿の繰入れ側、すなわち、図3の右側か
ら順番に配設されてケーシング15に組付けられる。前
搬送ローラ13には、ピンチローラ16が直下部におい
て軽圧接状態で従回転可能に配設され、後ろ搬送ローラ
14には、ピンチローラ17が直上部において軽圧接状
態で従回転可能に配設される。前記下側原稿ガイド10
Bは、原稿が繰出しローラ11の周面部頂部、給紙ロー
ラ12の周面頂部を順に経て、前搬送ローラ13とピン
チローラ16の線接触部を通過する所定の経路から外れ
ないように誘導するためのガイド部材であって、前記経
路に対して、下方の至近位置に平行的に設けられて、ケ
ーシング15に固定される。原稿トレイ9は、折りたた
み可能な延長部9aが付加可能である。
【0017】一方、前記上側原稿ガイド10Aは、原稿
が前記経路を経て、さらに、後搬送ローラ14とピンチ
ローラ17の線接触部を通過する経路から外れることが
ないように誘導するためのガイド部材であって、この経
路に対して、上方の至近位置に平行的に設けられて、ケ
ーシング15に取付けられる。この上側原稿ガイド10
Aは、後搬送ローラ14の近傍に位置する後端部が、支
軸によってケーシング15に回動可能に支持されてい
て、原稿を搬送するための上記経路の上方至近位置で平
行状態を保持し得る定位置から上方に揺動可能に設けら
れる。
が前記経路を経て、さらに、後搬送ローラ14とピンチ
ローラ17の線接触部を通過する経路から外れることが
ないように誘導するためのガイド部材であって、この経
路に対して、上方の至近位置に平行的に設けられて、ケ
ーシング15に取付けられる。この上側原稿ガイド10
Aは、後搬送ローラ14の近傍に位置する後端部が、支
軸によってケーシング15に回動可能に支持されてい
て、原稿を搬送するための上記経路の上方至近位置で平
行状態を保持し得る定位置から上方に揺動可能に設けら
れる。
【0018】光学系装置は、発光ダイオードランプで実
現される光源18、透明ガラス板によって形成される読
取りガラス19、電荷結合素子(CCD)群で実現され
る受像素子列20を備え、それぞれ各部材は、光学系フ
レーム21を介してケーシング15に組付けられる。光
源18は後搬送ローラ14の手前側に配設されて斜上方
に向けて光を照射するように光学系フレーム21に取付
けられる。読取りガラス19は、下側原稿ガイド10B
の延長面に沿って後搬送ローラ14の直前方に配設され
て光学系フレーム21に取付けられる。一方、受像素子
列20は、繰出しローラ11の下方部に配設されて、読
取りガラス19からの光源18の反射光を受光可能に光
学系フレーム21に取付けられる。
現される光源18、透明ガラス板によって形成される読
取りガラス19、電荷結合素子(CCD)群で実現され
る受像素子列20を備え、それぞれ各部材は、光学系フ
レーム21を介してケーシング15に組付けられる。光
源18は後搬送ローラ14の手前側に配設されて斜上方
に向けて光を照射するように光学系フレーム21に取付
けられる。読取りガラス19は、下側原稿ガイド10B
の延長面に沿って後搬送ローラ14の直前方に配設され
て光学系フレーム21に取付けられる。一方、受像素子
列20は、繰出しローラ11の下方部に配設されて、読
取りガラス19からの光源18の反射光を受光可能に光
学系フレーム21に取付けられる。
【0019】上記光学系装置は、光源18からの光が読
取りガラス19に照射されて、該読取りガラス19上を
接触走行する原稿の下面に当たった後、読取りガラス1
9を透過して図示しないレンズ等を通り、受像素子列2
0に達する。このときの反射光の強弱が受像素子列20
によって光電変換されて、原稿下面の記録情報をスキャ
ニングすることができる。
取りガラス19に照射されて、該読取りガラス19上を
接触走行する原稿の下面に当たった後、読取りガラス1
9を透過して図示しないレンズ等を通り、受像素子列2
0に達する。このときの反射光の強弱が受像素子列20
によって光電変換されて、原稿下面の記録情報をスキャ
ニングすることができる。
【0020】ケーシング15には、プラグ23が取付け
られる。このプラグ23は、ケーシング15の原稿繰出
し側となる奥側の後端部に固定されていて、スキャナ2
をスキャナ収納部6の所定位置まで押込むことによっ
て、スキャナ収納部6内に固定されるコンセント22に
結合されるようになっている。プラグ23には、繰出し
ローラ11、給紙ローラ12、両搬送ローラ13,14
を駆動するための駆動装置と、光源18と、受像素子列
20とが、導電線を介して電気的に接続されている。
られる。このプラグ23は、ケーシング15の原稿繰出
し側となる奥側の後端部に固定されていて、スキャナ2
をスキャナ収納部6の所定位置まで押込むことによっ
て、スキャナ収納部6内に固定されるコンセント22に
結合されるようになっている。プラグ23には、繰出し
ローラ11、給紙ローラ12、両搬送ローラ13,14
を駆動するための駆動装置と、光源18と、受像素子列
20とが、導電線を介して電気的に接続されている。
【0021】一方、スキャナ収納部6には、センサ24
が所定位置に固定されている。このセンサ24は、前記
スキャナ2がセットされているかどうかを検知する装置
であって、スキャナ2がスキャナ収納部6の所定位置に
押込みセットされることによって、ケーシング15に機
械的に接触してスイッチング作動するリミットスイッチ
などが利用される。
が所定位置に固定されている。このセンサ24は、前記
スキャナ2がセットされているかどうかを検知する装置
であって、スキャナ2がスキャナ収納部6の所定位置に
押込みセットされることによって、ケーシング15に機
械的に接触してスイッチング作動するリミットスイッチ
などが利用される。
【0022】以上説明の構成を有するスキャナ2は、ト
レイ収納部7内に所定位置まで押込んで装置本体1に組
込まれる。この組込みによって、スキャナ2の光学装置
および搬送系装置は、プラグ23およびコンセント22
を介して装置本体1側に対し電気的に接続されるととも
に、センサ24によってスキャナ2がセットされたこと
が検知される。このように電気的接続が成され、セット
が検知されることによって、記録装置全体が動作可能と
なり、たとえばスキャナ2に対して原稿を送込ませる
と、該スキャナ2は原稿の情報を読取って、装置本体1
側に設けられる記録部4に記録され、あるいは電話回線
を通じて、原稿の記録情報を伝送することが可能であ
る。
レイ収納部7内に所定位置まで押込んで装置本体1に組
込まれる。この組込みによって、スキャナ2の光学装置
および搬送系装置は、プラグ23およびコンセント22
を介して装置本体1側に対し電気的に接続されるととも
に、センサ24によってスキャナ2がセットされたこと
が検知される。このように電気的接続が成され、セット
が検知されることによって、記録装置全体が動作可能と
なり、たとえばスキャナ2に対して原稿を送込ませる
と、該スキャナ2は原稿の情報を読取って、装置本体1
側に設けられる記録部4に記録され、あるいは電話回線
を通じて、原稿の記録情報を伝送することが可能であ
る。
【0023】原稿送り中に紙詰まりが発生したり、ま
た、読取りガラス19の清掃を行う必要がある場合に
は、スキャナ2を引出して、上側原稿ガイド10Aを上
方に動かせることによって、原稿搬送面はもとより読取
りガラス19の個所が広く展開されるので、メンテナン
スが容易に行える。
た、読取りガラス19の清掃を行う必要がある場合に
は、スキャナ2を引出して、上側原稿ガイド10Aを上
方に動かせることによって、原稿搬送面はもとより読取
りガラス19の個所が広く展開されるので、メンテナン
スが容易に行える。
【0024】以上の実施例では、ファクシミリ装置につ
いて説明しているけれども、光学的文字認識や光ファイ
ルシステムなど、他の用途に使用することができるのは
勿論である。
いて説明しているけれども、光学的文字認識や光ファイ
ルシステムなど、他の用途に使用することができるのは
勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スキャナ
が装置本体のスキャナ収納部に押込み・引出すことが可
能なユニットに形成されてカセット化されているので、
メンテナンスの際、装置本体の分解操作は全く不要であ
って、簡単かつ迅速に処置することができる。また、原
稿詰まりなどに対しては、装置本体から引離すことによ
って簡単に行える。
が装置本体のスキャナ収納部に押込み・引出すことが可
能なユニットに形成されてカセット化されているので、
メンテナンスの際、装置本体の分解操作は全く不要であ
って、簡単かつ迅速に処置することができる。また、原
稿詰まりなどに対しては、装置本体から引離すことによ
って簡単に行える。
【0026】本発明によれば、スキャナ収納部が本体側
におけるメンテナンス操作が及ばない装置本体下部に設
けられているので、本体側でのサプライ品の交換作業な
どメンテナンスを行う場合に、スキャナに干渉すること
なく容易に実施できるとともに、不必要な取付け用部品
を省略できて装置全体として構造が簡略化される。
におけるメンテナンス操作が及ばない装置本体下部に設
けられているので、本体側でのサプライ品の交換作業な
どメンテナンスを行う場合に、スキャナに干渉すること
なく容易に実施できるとともに、不必要な取付け用部品
を省略できて装置全体として構造が簡略化される。
【0027】また本発明によれば、記録装置の本体側
は、カセット化されたスキャナを収納し得るスキャナ収
納部だけ決定すれば良くて、スキャナをユニットとして
各種記録装置に対応させることができ、適用範囲が拡大
されるとともに、別個に開発できるなどの利点がある。
は、カセット化されたスキャナを収納し得るスキャナ収
納部だけ決定すれば良くて、スキャナをユニットとして
各種記録装置に対応させることができ、適用範囲が拡大
されるとともに、別個に開発できるなどの利点がある。
【図1】本発明の実施例であるファクシミリ装置の立面
図である。
図である。
【図2】図1に示されるファクシミリ装置の上部の蓋3
を開いた状態の側面図である。
を開いた状態の側面図である。
【図3】図1に示されるスキャナ2の機構を概略的に示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】従来の記録装置を概略的に示す断面図である。
1 装置本体 2 スキャナ 4 記録部 5 電源部 6 スキャナ収納部 7 トレイ収納部 8 トレイ 10 原稿ガイド部材 10A 上側原稿ガイド 10B 下側原稿ガイド 12 給紙ローラ 13 前搬送ローラ 14 後搬送ローラ 15 ケーシング 18 光源 19 読取りガラス 20 受像素子列 22 コンセント 23 プラグ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 - 1/207
Claims (3)
- 【請求項1】 電源部、記録部が設けられる装置本体
と、該装置本体に引出し方式による着脱可能に組込まれ
るユニット化されたスキャナとを含み、 前記装置本体下部には、スキャナ収納部が本体外面に開
口して設けられ、 前記装置本体の上部に蓋が設けられるとともに、前記蓋
と前記スキャナ収納部との間に少なくとも前記記録部が
配設され、 前記スキャナには、原稿を上下から挟み誘導する原稿ガ
イド部材と、給紙ローラおよび搬送ローラを含む各ロー
ラと、光源、反射板および受像素子列など光学系部材に
よって形成される光学系装置と、各ローラを駆動する駆
動装置とが、ケーシングに組付けられ、 前記スキャナを引出し・押込む操作によって、前記装置
本体側と前記スキャナ側との間の電気的断続が成される
ごとく形成されることを特徴とするスキャナを備える記
録装置。 - 【請求項2】 電源部、記録部が設けられる装置本体
と、該装置本体に引出し方式による着脱可能に組込まれ
るユニット化されたスキャナとを含み、 前記装置本体には、スキャナ収納部が本体外面に開口し
て設けられ、 前記スキャナには、原稿を上下から挟み誘導する原稿ガ
イド部材と、給紙ローラおよび搬送ローラを含む各ロー
ラと、光源、反射板および受像素子列など光学系部材に
よって形成される光学系装置と、各ローラを駆動する駆
動装置とが、ケーシングに組付けられ、 前記スキャナを引出し・押込む操作によって、前記装置
本体側と前記スキャナ側との間の電気的断続が成される
ごとく形成され、 前記装置本体が、前記スキャナ収納部に連なってその内
方にトレイ収納部を備え、 このトレイ収納部は、前記装置本体外面に開口していて
トレイが出し入れ可能に収納されることを特徴とするス
キャナを備える記録装置。 - 【請求項3】 電源部、記録部が設けられる装置本体
と、該装置本体に引出し方式による着脱可能に組込まれ
るユニット化されたスキャナとを含み、 前記装置本体には、スキャナ収納部が本体外面に開口し
て設けられ、 前記スキャナには、原稿を上下から挟み誘導する原稿ガ
イド部材と、給紙ローラおよび搬送ローラを含む各ロー
ラと、光源、反射板および受像素子列など光学系部材に
よって形成される光学系装置と、各ローラを駆動する駆
動装置とが、ケーシングに組付けられ、 前記スキャナを引出し・押込む操作によって、前記装置
本体側と前記スキャナ側との間の電気的断続が成される
ごとく形成され、 前記スキャナにおける前記原稿ガイド部材が、前記ケー
シングに固定される下側原稿ガイドと、上下方向の揺動
可能に前記ケーシングに取付けられる上側原稿ガイドと
によって形成されることを特徴とするスキャナを備える
記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203572A JP2994866B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | スキャナを備える記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203572A JP2994866B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | スキャナを備える記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654139A JPH0654139A (ja) | 1994-02-25 |
JP2994866B2 true JP2994866B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=16476349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4203572A Expired - Lifetime JP2994866B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | スキャナを備える記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2994866B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4203572A patent/JP2994866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654139A (ja) | 1994-02-25 |
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