JP2994635B1 - 歯科用インプラント - Google Patents

歯科用インプラント

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JP2994635B1 JP10333933A JP33393398A JP2994635B1 JP 2994635 B1 JP2994635 B1 JP 2994635B1 JP 10333933 A JP10333933 A JP 10333933A JP 33393398 A JP33393398 A JP 33393398A JP 2994635 B1 JP2994635 B1 JP 2994635B1
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Abstract

【要約】 【課題】 即時荷重が可能であるとともに微小動揺がな
く、バクテリアの微小漏洩のない歯科用インプラントを
提供する。 【解決手段】 頭部11から先端部13へ貫通する貫通
孔14の内面の頭部11寄りに円環形棚状部15を有
し、該棚状部15より先端部13側に軸方向に複数の切
り込み16を設けて複数のブレード状部17を形成した
円筒体10と、該円筒体10の先端部13に嵌入し内面
に雌ねじ21が形成された円筒状部22を有するナット
体20と、円筒体10の棚状部15の内径より大なる外
径の底面を有する頭部33を一端とし、ナット体20の
雌ねじ21に螺合する雄ねじ31が外面に形成されたね
じ部32を他端とするボルト体30とを備えた。ボルト
体30を回転すると、ブレード状部が紡錘形状に膨らむ
ようにし、かつボルト体の頭部の底面と円筒体の棚状部
の上面とが密着するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用インプラン
ト、特に、即時荷重の機能を有する歯科用インプラント
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近代歯科用インプラントは、チタンを主
成分とするインプラントと骨との結合力が強大で100
kg以上の張力にも耐えるという生物学的事実にもとづ
いて設計されている。この事実は、1969年、スウェ
ーデンのブローネマルク(Branemark)により発見さ
れ、オッセオインテグレーション(Osseointegration)
と呼ばれ、骨結合と訳されている。
【0003】図8に示すように、ブローネマルクが開発
した歯科用インプラント110は、フィクスチャー11
1、アバットメント112、ゴールド・シリンダ11
3、アバットメント・スクリュー114およびゴールド
・スクリュー115の計5点の部材からなる。フィクス
チャー111は、歯槽骨にねじ込むと3〜6カ月間で歯
槽骨と完全に骨結合する。アバットメント112は、軟
組織を貫通してフィクスチャー111とゴールド・シリ
ンダ113を連結する。ゴールド・シリンダ113は、
アバットメント112と補綴物(上部構造という)を連
結する。アバットメント・スクリュー114は、アバッ
トメント112をフィクスチャー111に、ゴールド・
スクリュー115はゴールド・シリンダ113を介して
上部構造をアバットメント112に、それぞれ固定す
る。
【0004】前記歯科用インプラント110において、
フィクスチャー111を上部構造に連結するアバットメ
ント112からゴールド・スクリュー115までの計4
点の部材については、本発明の内容と関係がないので、
以下の記述において説明を省略する。
【0005】前記歯科用インプラント110は、ブロー
ネマルクの開発した術式によると、フィクスチャー11
1を粘膜下の歯槽骨内に埋入した後、3〜6カ月間その
まま補綴物を連結せず荷重を避けることによりフィクス
チャー111を安静に保つことが規定され、これは埋入
型遅延荷重(delayed loading)方式と呼ばれている。
遅延荷重方式をとらず埋入直後に荷重すると、フィクス
チャー111に微小動揺が生じ、その量が100μmを
越えるとフィクスチャー111と歯槽骨との界面に障害
が生じることが報告されている。しかし、前記ブローネ
マルクの術式では、安静を重視し粘膜に荷重しないよう
にするため、その期間はしっかりした義歯を装着するこ
ともできない。これは手術期間の長期化を意味し、患者
の苦痛を招くため問題視されてきた。
【0006】フィクスチャー111の埋入後に安静期間
をおかず、ただちに荷重するためには、フィクスチャー
111の徹小動揺を防止できる有効な手段が必要とな
る。その手段としてフィクスチャー111の先端部に複
数の切り込みを入れて同数の脚部を形成し、フィクスチ
ャー111の埋入後その脚部の先端を開いて歯槽骨との
間の固定力を強化するいくつかの提案がなされてきた。
フィクスチャー埋入後ただちに荷重することは即時荷重
(immediate loading)と呼ばれ、即時荷重方式におい
てフィクスチャー先端の脚部を開いて固定力を強化する
設計は開脚型設計(apical expansion design)と呼ば
れている。
【0007】図9に示すように、1955年に発表され
た最初の開脚型設計のインプラント120は、フィクス
チャー121の外形が抜歯窩によくなじむような紡錘形
状に形成されている。これは、フィクスチャー121を
抜歯窩に埋入した後に、フィクスチャー121の頭部か
ら先端部へ貫通する貫通孔の内部の開脚用ねじ122を
回転させると、開脚用ナット123が上方に移動して、
2分割されたフィクスチャー121の先端部を押し広げ
ることにより、フィクスチャー121を骨に固定し、微
小動揺を防止するように設計されている。(Ashuckian
ES: Artificialtooth. 米国特許第2,721,387号; 1955.
7.13.)
【0008】図10に示すように、1973年に発表さ
れた開脚型インプラント130は、先端部が2分割され
たシリンダ状のフィクスチャー131の内部を、一端に
角錐台形をなした開脚用頭部132を有する開脚用ねじ
133が貫通する構造になっている。これは、開脚用ね
じ133の他端に螺合した角型ナット134を回転させ
て、開脚用ねじ133をその頭部132とともに上方に
引き上げることにより、フィクスチャー131の先端を
押し広げるように設計されている。(FlanderS: Dental
implant and method for using the same. 米国特許第
3,708,883号;1973.1.9.)
【0009】図11に示すように、1992年に発表さ
れた開脚型インプラント140は、先端部が複数個に分
割されたシリンダ状のフィクスチャー141を貫通する
貫通孔に嵌入した開脚用ねじ142を回転させて、該開
脚用ねじ142を下方に移動させることにより、開脚用
ねじ142の円錐形状にテーパが形成された先端部14
3をフィクスチャー141の先端内部中央の凹み144
に押し込んでフィクスチャー141の先端を押し広げる
ように設計されている。(Lazarof S: Dentalimplant a
nd method of using same. 米国特許第5,087,199号; 19
92.2.11.)
【0010】さらに、図12に示すように、1996年
に発表された開脚型インプラント150は、前記インプ
ラント140に酷似しており、先端部が複数個に分割さ
れたシリンダ状のフィクスチャー151を貫通する貫通
孔に嵌入した開脚用ねじ152を回転させて、該開脚用
ねじ152を下方に移動させることにより、開脚用ねじ
152の円錐形状にテーパのついた先端部153をフィ
クスチャー151の先端内部中央の凹み154に押し込
んで、フィクスチャー151の先端を広げるように設計
されている。(Hanosh FN: Expanding dental implant
and method forits use. 米国特許第5,489,210号; 199
6.2.6.)
【0011】以上説明した開脚型設計のインプラントに
共通する特徴は、先端部を複数個に分割されたシリンダ
状のフィクスチャーを頭部から先端部へ貫通する貫通孔
が設けられ、その貫通孔の内部の開脚用ねじ(expansio
n screwと呼ばれる。)を回転させることにより、フィ
クスチャーの先端を押し広げてインプラントを骨に固定
し、微小動揺を防止する設計になっている点である。し
かし、これらの設計は、開脚用ねじとねじ孔の微小間隙
を通して、口腔内に露出しているインプラントの頭部か
ら先端部ヘバクテリアが侵入する危険があり、インプラ
ントの先端部と接触する骨がバクテリアに侵襲されて、
失敗するため、実用に適さなかった。
【0012】1997年に発表された図13(A)に示
す開脚型インプラント160は、先端部を複数個のブレ
ード状に分割したシリンダ状のフィクスチャー161を
頭部から先端部へ貫通する貫通孔の内面頭部寄りに、円
環形棚状部162が設けられている。これは、棚状部1
62の内径より大きい外形の底面を有する頭部163を
一端とし、棚状部162の中央孔を貫通する雄ねじ部1
64を他端とする開脚用ねじ165を回転すると、内面
に開脚用ねじ165に嵌合する雌ねじを有しフィクスチ
ャー161の先端から嵌入された円錐台形状の開脚用ナ
ット166が上方に引き上げられて、図13(B)に示
すように、フィクスチャー161のブレード状先端部1
67を開脚方向に押し広げることにより、インプラント
160を固定し微小動揺を防止するように設計されてい
る。(Lazarof S: Dental assembly and process for p
reparing a tooth prosthesis. 米国特許第5,681,187
号;1997.10.28.)
【0013】前記開脚型インプラント160の構造によ
ると、開脚用ねじ165を回転して円錐台形状の開脚用
ナット166を引き上げフィクスチャー165の先端部
167を押し広げる際に、先端部167が開脚方向に押
し広げようとする作用力に対し元の形状へ戻ろうとする
反作用力が働いて、開脚用ねじ165の頭部163の底
面とフィクスチャー161の内面の円環形棚状部162
の上面を密着させるように圧力を生じるため、インプラ
ント160の頭部から先端部へのバクテリアの微小漏洩
を防止する効果があるとされている。なお前記の効果を
助長するため、図14に示すように、実際の製品では開
脚用ねじ165の頭部163の底面の周縁に15°の逆
テーパ168による切縁部169が形成され、開脚用ね
じ165を締め付けた時にこの切縁部169がフィクス
チャー161の内面の棚状部162の上面に押しつけら
れ冷間圧接(cold welding)効果を生じて変形すること
により密着し、バクテリアの微小漏洩防止効果を補強す
るようになっている。(Lazarof S, Hobo S, Nowzari
H: The immediate load implant system. Quintessence
Pub. Co., 1998, Tokyo.)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の臨床
経験から、図13に示した開脚型インプラント160の
効果に関し、以下に述べるような問題点があることが明
らかになってきた。
【0015】図13(B)に示したように、開脚型イン
プラント160の開脚用ねじ165を回転して、開脚用
ナット166を引き上げ、フィクスチャー161の複数
個に分割されたブレード状先端部167を押し広げる
と、先端部167の先端は骨の中に深く入り込んで固定
される。そのとき応力が先端部167の先端の周囲に集
中するため骨質に部分的な障害作用が加わることは避け
られない。またその状態で、口腔内に露出したインプラ
ント160の頭部163に強い回転力(トルク)を加え
ると、ブレード状先端部167の根元と先端との間にね
じれ力が作用し、先端部167が根元から折れてしまう
ことがある。さらに先端部167の先端が固定されてフ
ィクスチャー161の他の部分の固定が不十分である
と、横揺れに弱く微小動揺を生じ易い。
【0016】一方、咀嚼時などインプラントの機能時に
は、咬合力により口腔内に露出したインプラント160
の頭部163には下方に向かい最大約60kgの力が加
わるが、開脚用インプラント160のねじ部164およ
び開脚用ナット166の断面積の和は先端部167の先
端断面積に比しはるかに大きいので、開脚用ねじ165
および開脚用ナット166はほぼそのままの位置に留ま
るのに対し先端部167の先端は骨中により深く入り込
むことになる。そうすると、開脚用ねじ165の頭部1
63はフィクスチャー161に対し相対的に上方に移動
し、その結果、開脚用ねじ165の頭部163の底面と
フィクスチャー161の内面の棚状部162の上面の間
の冷間圧接効果も破壊されて両者が離開するため、バク
テリアの微小漏洩防止効果が無効となる。
【0017】実際には、開脚用ねじ165に回転力(ト
ルク)を加えて、円錐台形状の開脚用ナット166を引
き上げ、フィクスチャー161の先端部167を押し広
げて開脚したとき、先端部167の弾性と圧縮された骨
の反作用力の相加作用により、円錐台形状の開脚用ナッ
ト166は下方に向け押し下げる力を受けている。した
がって、骨質が硬い場合には、この力が上述した咬合力
と拮抗して、開脚用ねじ165の頭部163の底面とフ
ィクスチャー161の内面の棚状部162の上面の接触
を維持するので問題は生じない。しかし骨質が軟らかい
場合には両者の均衡が破れ、バクテリアの侵入を許すこ
ととなる。また実際の製品の冷間圧接効果は、図14に
示したように、開脚用ねじ165の頭部163の底面の
周縁に設けられた逆テーパ168により形成される切縁
部169とフィクスチャー161の内面の棚状部162
の上面との間の線接触により維持されているため、この
接触が一点で破壊されただけでバクテリアの微小漏洩防
止効果が無効となる。臨床上、数%ではあるが、このよ
うにしてバクテリアの微小漏洩を生じた症例が確認され
ており、放置できない問題になっている。
【0018】したがって、本発明は、従来技術における
前記問題点に鑑み、以下に挙げる課題を解決した歯科用
インプラントを提供することを目的とする。 (1)複数個に分割したフィクスチャーの先端部を開脚
したとき、開いた脚の先端に応力が集中することなく、
またフィクスチャーに回転力(トルク)を加えてもねじ
れを生じることがなく、さらに横揺れによる微小動揺が
生じない。 (2)インプラントの頭部に咬合力が加わっても、バク
テリアの微小漏洩を防止し、接触部を離開させない。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
の手段として、本発明は、頭部から先端部へ貫通する貫
通孔の内面の頭部寄りに円環形棚状部を有し、該棚状部
より先端部側に軸方向に複数の切り込みを設けて複数の
ブレード状部を形成した円筒体と、該円筒体の先端部に
嵌入し内面に雌ねじが形成された円筒状部を有するナッ
ト体と、前記円筒体の棚状部の内径より大なる外径の底
面を有する頭部を一端とし、該棚状部の内径より小さい
外径を有するとともに前記ナット体の雌ねじに螺合する
雄ねじが外面に形成されたねじ部を他端とするボルト体
とを備え、前記ボルト体を前記円筒体の棚状部に貫通さ
せて、そのねじ部を前記ナット体の円筒状部に螺合して
回転させることにより、該円筒体のブレード状部が紡錘
形状に膨らむようにし、かつ前記ボルト体の頭部の底面
と前記円筒体の棚状部の上面とが密着するようにしたも
のである。
【0020】このように、本発明は、従来の技術におけ
る開脚型設計を採らず、前記円筒体のブレード状部の先
端を前記ナット体を圧入して固定することにより、前記
ボルト体を該ナット体に嵌合して回転すると、その回転
力(トルク)が前記複数個のブレード状部の両端を圧縮
しようとする力に変換されるようにしている。前述のよ
うに、従来の技術では開脚用ねじを回転するとフィクス
チャーの先端部のブレード状部を押し広げて開脚する構
造になっていたのに対し、本発明ではブレード状部の両
端間距離を短縮する方向に力を作用させてブレード状部
を紡錘形に膨らませるのが従来技術との顕著な相違点で
ある。
【0021】本発明は、前記ブレード状部が紡錘形状に
膨らんで骨を圧縮し、その反作用力によりインプラント
の微小動揺を防止するようになっている。その際、圧縮
力は紡錘形部分の腹部で作用し応力が集中しないため、
従来の技術のようにブレード状部の先端が骨の中に深く
入り込んで応力の集中による障害作用が骨質に加わるの
を避けることができる。また、複数個のブレード状部の
先端が前記ナット体により固定されることにより、該ブ
レード状部が一体となって堅固な紡錘形構造を構成する
ため、ねじれ力により折れるおそれはなくなる。さら
に、その紡錘形構造は全体として骨の中にしっかり支え
られるため、横揺れにより微小動揺するおそれもない。
【0022】咀嚼時などインプラントの機能時には、前
述したように、咬合力により口腔内に露出したインプラ
ントの頭部には下方に向かい最大約60kgの力が加わ
るが、本発明では、両端を固定されたブレード状部の弓
形の弦の長さを短縮する方向に力が加わる。同じ咬合力
で比較すると、本発明のボルト体の頭部は従来の技術に
比し円筒体に対する相対的移動量がはるかに小さく、そ
の結果、ボルト体の頭部の底面と円筒体の内面の棚状部
の上面の間が離開する可能性もはるかに小さく、従来技
術に比し、バクテリアの微小漏洩防止効果を格段に向上
させることができる。
【0023】本発明では、前記ナット体がその円筒状部
より大なる外径の頭部を有し、該頭部の最大径を前記円
筒体の先端部の外径とほぼ等しくするとともに、該ナッ
ト体の円筒状部の外径を該円筒体の先端部の内径よりわ
ずかに大きくすることにより、前記ナット体の円筒状部
を前記円筒体の先端部に圧入させて固定できるようにす
ることができる。
【0024】本発明では、前記ブレード状部の両端にか
かる圧縮力が該ブレード状部の長さ方向に作用するた
め、それによる該ブレード状部の変形が不規則になる傾
向がある。そこで、前記円筒体の各ブレード状部の中間
に外方への膨らみ、凹みまたは幅狭部を形成することが
好ましい。そうすると、ブレード状部の両端に圧縮力を
かけたとき、その膨らみ、凹みまたは幅狭部に誘導され
てブレード状部が外方に向けほぼ均一な弓状に変形し、
全体として紡錘形(フットボール形)に膨らみ易くな
る。
【0025】本発明では、前記ボルト体の頭部の底面に
テーパ面を形成するとともに、前記円筒体の棚状部の上
面に該ボルト体のテーパ面と摺動する逆テーパ面を形成
することができる。これにより、ボルト体の頭部の底面
と円筒体の円環形棚状部の上面との密着性がさらに向上
し、バクテリアの微小漏洩防止効果がさらに高まる。
【0026】本発明では、前記円筒体の棚状部より頭部
側の内面に雌ねじを形成し、該雌ねじに螺合するねじ体
をさらに備え、該ねじ体の下面に凸部を設け、前記ボル
ト体の頭部の上面に前記ねじ体の凸面に密着する凹陥部
を設けることができる。これにより、前記ねじ体を強く
締め付け前記ボルト体の頭部に下方に向かう強い圧力を
加えることによって、該ボルト体の頭部の底面と当該円
筒体内面の円環形棚状部の上面間の接触圧が増大し、両
者間の密着性がさらに向上して、バクテリアの微小漏洩
防止効果がさらに高められる。
【0027】本発明では、前記ボルト体の頭部の底面と
前記円筒体の棚状部の上面との間に、該ボルト体または
円筒体よりも軟らかい金属からなる円環形ワッシャーを
介在させることで、冷間圧接効果を生じさせ、バクテリ
アの微小漏洩防止効果をさらに補強するようにすること
ができる。このワッシャーとして、例えば純チタン性ワ
ッシャーを使用することが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。なお、各実施形態において、形
状が互いに異なる部材であっても、機能的に共通してい
るものは、同一呼称とし、同一符号を付した。
【0029】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態にかかる歯科用インプラント1を示す。この歯科
用インプラント1は、円筒体であるフィクスチャー10
と、ナット体20と、ボルト体30とからなっている。
【0030】フィクスチャー10は、チタン合金からな
り、その外面の頭部11寄りに雄ねじ12が形成されて
いる。また、フィクスチャー10の頭部11から先端部
13へ貫通する貫通孔14の内面の頭部11寄りには円
環形棚状部15が設けられている。さらに、フィクスチ
ャー10は、棚状部15より先端部13にかけて軸方向
に延びる複数の切り込み16を設けることにより、複数
のブレード状部17が形成されている。各ブレード状部
17の中間部には外方への膨らみ18が形成されてい
る。この膨らみ18の代わりに、図3(A)に示すよう
な内面の凹み18a、または図3(B)に示すような幅
狭部18bが形成されてもよい。
【0031】ナット体20は、チタン合金からなり、そ
の内面に雌ねじ21が設けられている。このナット体2
0は、フィクスチャー10の先端部13の内径よりわず
かに大きい外径を有し、フィクスチャー10の先端部1
3に嵌合して圧入される円筒状部22と、フィクスチャ
ー10の先端部13の外径とほぼ等しい最大径を有する
頭部23とからなっている。
【0032】ボルト体30は、チタン合金からなり、ナ
ット体20の雌ねじ21に螺合する雄ねじ31が形成さ
れたねじ部32と、頭部33とからなっている。また、
ボルト体30の頭部33は、フィクスチャー10の棚状
部15の内径より大きい外径を有している。このボルト
体30は、フィクスチャー1の貫通孔14を頭部11か
ら貫通し、その雄ねじ31がナット体20の雌ねじ21
に螺合するようになっている。
【0033】以上の構成からなる歯科用インプラント1
は、図2(A)に示すように、フィクスチャー10の先
端部13にナット体20を圧入嵌合し、フィクスチャー
10の貫通孔14にボルト体30を挿入してその先端の
雄ねじ31をナット体20の雌ねじ21に螺合させて組
み立てておく。そして、この歯科用インプラント1を患
者の該当する歯骨内に埋入した後、ドライバー等の工具
を利用してボルト体30の頭部33に回転力(トルク)
をかける。
【0034】ここで、フィクスチャー10の貫通孔14
には棚状部15が設けられ、ボルト体30の頭部33は
棚状部15の内径より大きい外径を有している。このた
め、棚状部15はボルト体30の頭部33の下方への移
動を妨げるストッパの役割を果たしている。したがっ
て、ボルト体30の頭部33に回転力(トルク)をかけ
てナット体20とボルト体30の頭部33を近付けよう
とすると、ボルト体30の頭部33が動かないため、こ
の回転力は、ナット体20を介してフィクスチャー10
の先端部13を引き上げる力に変換される。これによ
り、両端を固定されたブレード状部17に軸方向に圧縮
する力が加わり、図2(B)に示すように、ブレード状
部17が膨らみ18、凹み18a(図3(A))又は幅
狭部18b(図3(B))を中心に湾曲して紡錘形に膨
らむ。この結果、インプラント1は、膨らんだブレード
状部17が周辺骨を圧縮することにより、固定される。
【0035】このように、ブレード状部17が紡錘形に
膨らんで骨を圧縮する際、圧縮力は紡錘形部分の腹部で
作用し応力が集中しないため、従来のようにブレード状
部の先端が骨の中に深く入り込んで応力の集中による障
害作用が骨質に加わるのを避けることができる。また、
複数個のブレード状部17の先端が前記ナット体20に
より固定されることにより、該ブレード状部17が一体
となって堅固な紡錘形構造を構成するため、ねじれ力に
より折れるおそれはなくなる。さらに、その紡錘形構造
は全体として骨の中にしっかり支えられるため、横揺れ
により微小動揺するおそれもない。
【0036】従来の技術では、図4(B)に示す一端
(●印)を固定されたブレード状部の先端を開脚させる
方向に力が加わるのに対し、本発明では図4(A)に示
す両端(●印)を固定されたブレード状部17を軸方向
に圧縮する方向に力が加わる。従来のブレード状部の先
端と本発明のブレード状部の中間をそれぞれ同じ量だけ
弯曲させるために必要な力を比べると、従来に比し、本
発明の場合の必要な力ははるかに大きい。そのため、咀
嚼時などインプラントの機能時に、口腔内に露出したイ
ンプラントの頭部に下方に向かう同じ咬合力が加わった
場合を考えると、本発明のボルト体30の頭部33は従
来に比しフィクスチャー10に対する相対的移動量がは
るかに小さく、その結果、ボルト体30の頭部33の底
面33aとフィクスチャー10の棚状部15の上面15
aの間が離開する可能性もはるかに小さいため、従来に
比べて優れたバクテリアの微小漏洩防止効果を期待でき
る。
【0037】しかし、フィクスチャー10の棚状部15
の役割は、前述のように、ボルト体30の頭部33の下
方への移動を妨げるストッパであるから、フィクスチャ
ー10の貫通孔14の中間でなくても、フィクスチャー
10の頭部11の上縁も同様にストッパの役割を果たす
ことは明らかである。したがって、前記実施形態のフィ
クスチャー10の棚状部15の代わりに、フィクスチャ
ー10の頭部11の上縁で代用することも可能である。
【0038】(第2実施形態)図5は、本発明の第2実
施形態の歯科用インプラント2を示す。この第2実施形
態のインプラント2は、ボルト体30の頭部33の底面
と、フィクスチャー10の棚状部15の上面とに、それ
ぞれテーパ面33b、逆テーパ面15bを形成するとと
もに、ボルト体30の頭部33とフィクスチャー10の
棚状部15との間に、ボルト体30またはフィクスチャ
ー60よりも軟らかい金属、例えば純チタン製のワッシ
ャー40を介在させたものである。
【0039】このように、ボルト体30の頭部33の底
面とフィクスチャー10の棚状部15の上面に、それぞ
れテーパ面33b、逆テーパ面15bを形成したので、
面積が増大し、それらの間の密着性がさらに向上し、バ
クテリアの微小漏洩防止効果がさらに高まる。また、ボ
ルト体30の頭部33とフィクスチャー10の棚状部1
5との間に介在させたワッシャー40により、冷間圧接
効果が生じ、バクテリアの微小漏洩防止効果がさらに向
上する。
【0040】(第3実施形態)図6は、本発明の第3実
施形態の歯科用インプラント3を示す。この第3実施形
態のインプラント3は、前記第2実施形態のインプラン
ト2にねじ体50をさらに設けたものである。前記ねじ
体50は、その外面に雄ねじ51が形成されるととも
に、下面に凸部52が形成されている。一方、フィクス
チャー10の貫通孔14の内面の棚状部15よりも頭部
11側には、前記ねじ体50の雄ねじ51が螺合する雌
ねじ19が形成されている。また、ボルト体30の頭部
33の上面には前記ねじ体50の凸部52が嵌合する凹
陥部34が形成されている。
【0041】これにより、前記ねじ体50を強く締め付
けて前記ボルト体30の頭部33に下方に向かう強い圧
力を加えることによって、該ボルト体30の頭部33の
底面と当該フィクスチャー10の棚状部15の上面間の
接触圧が増大し、両者間の密着性がさらに向上して、バ
クテリアの微小漏洩防止効果がさらに高められる。
【0042】以上の実施形態では、前記フィクスチャー
10の貫通孔14に形成された棚状部15にボルト体3
0の頭部33の下方への移動を妨げるストッパの役割を
果たさせている。そのため、ボルト体30をナット体2
0に螺合して回転させると、フィクスチャー10に対
し、ボルト体30の頭部33は移動せず、ナット体20
が上方に引き上げられ、フィクスチャー10のブレード
状部17が紡錐形に膨らむ。しかし、フィクスチャー1
0のブレード状部17は、前記実施形態と異なる他の方
法を用いて紡錘形に膨らませることもできる。
【0043】図7にそのような一例を示す。図7(A)
において、インプラント4は、フィクスチャー60と、
半球体70と、ねじ体80とからなっている。
【0044】フィクスチャー60は、チタン合金製の円
筒体からなり、その外面と内面の頭部61寄りにはそれ
ぞれ雄ねじ62、雌ねじ63が形成されている。また、
フィクスチャー60は、ほぼ中間より先端部64にかけ
て軸方向に延びる複数の切り込み65を設けることによ
り、複数のブレード状部66が形成されている。さらに
各ブレード状部66の内面の中間部には、図7(C)に
示すように扇形棚状部67が設けられ、該扇形棚状部6
7の中心には逆テーパ面68が形成されている。これら
の逆テーパ面68は棚状部31の中心孔69を形成して
いる。
【0045】半球体70は、チタン合金製で、フィクス
チャー60の先端部64の内径よりわずかに大きい外径
を有する円柱状部71を有し、該円柱状部71をフィク
スチャー60の先端部64に嵌入することによってフィ
クスチャー60と一体に固定されている。
【0046】ねじ体80は、チタン合金製で、フィクス
チャー60の雌ねじ63に螺合する雄ねじ81が外面に
形成された頭部82と、先端にテーパ面83が形成され
た軸部84とからなり、フィクスチャー60の頭部61
からねじ込まれて、その先端のテーパ面83が前記フィ
クスチャー60の棚状部67の逆テーパ面68と摺接す
るようになっている。
【0047】図7の歯科用インプラントにおいて、ねじ
体80を回転させて該ねじ体80を下方に移動させるこ
とにより、ねじ体80の軸部84のテーパ83をフィク
スチャー60の棚状部67の中央孔69に押し込むと、
図7(D)に示すように、中央孔69が押し広げられ、
図7(B)に示すように、フィクスチャー60の複数個
のブレード状部66が紡錘形に膨らませることができ、
前記実施例と同様な本発明の効果を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる歯科用インプラントによれば、円筒体の複数個
のブレード状部の先端がナット体により固定されること
により、複数個のブレード状部が一体となって強固な紡
錘形構造を構成するため、回転力(トルク)によりねじ
れたり折れたりするおそれはなくなる。さらに紡錘形構
造は全体として骨の中にしっかり支えられるため、横揺
れにより微小動揺するおそれもない。
【0049】また、円筒体のブレード状部によって形成
される紡錘形構造の長さを短縮する方向にはたらく力に
対する抵抗力が非常に強く、咀嚼時などインプラントの
機能時に、口腔内に露出したインプラントの頭部に下方
に向かい強い咬合力が加わっても、ボルト体の頭部の底
面と円筒体の棚状部の上面の間の接触部が離開する可能
性は、従来技術に比べはるかに小さく、バクテリアの微
小漏洩をほぼ完全に防止できる。
【0050】その結果、近代歯科インプラントにおける
最大の課題であった即時荷重の安全な実現が可能にな
り、従来の技術では3〜6カ月を要した治療期間が1日
に短縮されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の歯科用インプラントの第1実施形態
を示す分解断面図。
【図2】 (A)は図1の歯科用インプラントのブレー
ド状部を膨らませる前の状態を示す断面図、(B)図1
の歯科用インプラントのブレード状部を膨らませた後の
状態を示す断面図。
【図3】 (A)は図1の歯科用インプラントのブレー
ド状部の変形例を示す部分断面図、(B)は図1の歯科
用インプラントのブレード状部の他の変形例を示す部分
断面図。
【図4】 本発明と従来例のブレード状部に作用する力
の状態を示す力学的モデル図。
【図5】 本発明の歯科用インプラントの第2実施形態
を示す分解断面図。
【図6】 本発明の歯科用インプラントの第3実施形態
を示す分解断面図。
【図7】 本発明の歯科用インプラントの第4実施形態
を示す分解断面図。
【図8】 従来の歯科用インプラントの構成図。
【図9】 従来の歯科用開脚型インプラントの一例の説
明図。
【図10】 従来の歯科用開脚型インプラントの他の例
の説明図。
【図11】 従来の歯科用開脚型インプラントのさらに
他の例の説明図。
【図12】 従来の歯科用開脚型インプラントのさらに
他の例の説明図。
【図13】 (A)は従来の歯科用開脚型インプラント
のさらに他の例の開脚前の状態を示す断面図、(B)は
その開脚後の状態を示す断面図。
【図14】 従来の歯科用開脚型インプラントの微小漏
洩防止構造を示す断面図。
【符号の説明】
1,2,3,4 歯科用インプラント 10 フィクスチャー(円筒体) 11 頭部 12 雄ねじ 13 先端部 14 貫通孔 15 棚状部 15b テーパ面 16 切り込み 17 ブレード状部 18 膨らみ 18a 凹み 18b 幅狭部 19 雌ねじ 20 ナット体 21 雌ねじ 22 円筒状部 23 頭部 30 ボルト体 31 雄ねじ 32 ねじ部 33 頭部 33b 逆テーパ面 34 凹陥部 40 ワッシャー 50 ねじ体 51 雄ねじ 52 凸部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部から先端部へ貫通する貫通孔の内面
    の頭部寄りに円環形棚状部を有し、該棚状部より先端部
    側に軸方向に複数の切り込みを設けて複数のブレード状
    部を形成した円筒体と、 該円筒体の先端部に嵌入し内面に雌ねじが形成された円
    筒状部を有するナット体と、 前記円筒体の棚状部の内径より大なる外径の底面を有す
    る頭部を一端とし、該棚状部の内径より小さい外径を有
    するとともに前記ナット体の雌ねじに螺合する雄ねじが
    外面に形成されたねじ部を他端とするボルト体とを備
    え、 前記ボルト体を前記円筒体の棚状部に貫通させて、その
    ねじ部を前記ナット体の円筒状部に螺合して回転させる
    ことにより、該円筒体のブレード状部が紡錘形状に膨ら
    むようにし、かつ前記ボルト体の頭部の底面と前記円筒
    体の棚状部の上面とが密着するようにしたことを特徴と
    する歯科用インプラント。
  2. 【請求項2】 前記ナット体がその円筒状部より大なる
    外径の頭部を有し、該頭部の最大径を前記円筒体の先端
    部の外径とほぼ等しくするとともに、該ナット体の円筒
    状部の外径を該円筒体の先端部の内径よりわずかに大き
    くすることにより、前記ナット体の円筒状部を前記円筒
    体の先端部に圧入させて固定できるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の歯科用インプラント。
  3. 【請求項3】 前記円筒体の各ブレード状部の中間に外
    方への膨らみを形成したことを特徹とする請求項1に記
    載の歯科用インプラント。
  4. 【請求項4】 前記円筒体の各ブレード状部の中間の内
    面に凹みを形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    歯科用インプラント。
  5. 【請求項5】 前記円筒体の各ブレード状部の中間に幅
    狭部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の歯科
    用インプラント。
  6. 【請求項6】 前記ボルト体の頭部の底面にテーパ面を
    形成するとともに、前記円筒体の棚状部の上面に該ボル
    ト体のテーパ面と摺動する逆テーパ面を形成したことを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の歯科用イ
    ンプラント。
  7. 【請求項7】 前記円筒体の棚状部より頭部側の内面に
    雌ねじを形成し、該雌ねじに螺合するねじ体をさらに備
    え、該ねじ体の下面に凸部を設け、前記ボルト体の頭部
    の上面に前記ねじ体の凸面に密着する凹陥部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の歯科
    用インプラント。
  8. 【請求項8】 前記ボルト体の頭部の底面と前記円筒体
    の棚状部の上面との間に、該ボルト体または円筒体より
    も軟らかい金属からなる円環形ワッシャーを介在させた
    ことを特徴とする請求項1から7に記載の歯科用インプ
    ラント。
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