JP2994565B2 - 染着除去剤 - Google Patents

染着除去剤

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JP2994565B2
JP2994565B2 JP7070567A JP7056795A JP2994565B2 JP 2994565 B2 JP2994565 B2 JP 2994565B2 JP 7070567 A JP7070567 A JP 7070567A JP 7056795 A JP7056795 A JP 7056795A JP 2994565 B2 JP2994565 B2 JP 2994565B2
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安宏 吉田
光代 浅井
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ホーユー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は染着除去剤に関する。
更に詳しくは、染毛剤が皮膚に付着した場合に、その汚
れを除去するための染着除去剤に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、皮膚に付着した染毛剤の汚れを
落とすためには、ベンジルアルコール等の有機溶剤、及
びノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤あるいはカ
チオン界面活性剤等の洗浄剤を組み合わせた染着除去
剤、あるいはクレンジングクリームやシャンプー、石け
ん等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、除去効果が
十分なものはなく、皮膚を何回もこする必要があり皮膚
が赤くなるという欠点があった。また、除去効果を高め
るために有機溶剤やカチオン界面活性剤、研磨剤を配合
したものは、皮膚に対する刺激性が強く、使用後に皮膚
がかさつくなどの問題があった。
【0004】
【問題を解決するための手段】 そこで、本発明者は
(A)尿素および/またはチオ尿素、および(B)亜硫
酸塩および/またはアルカリ成分を配合することによ
り、上記欠点を解決することができることを見出した。
【0005】本発明に用いられる尿素の配合量は、0.
1〜20重量%であり、0.1重量%よりも少ないと、
除去効果および皮膚刺激抑制効果が十分ではない。20
重量%よりも多くても、それ以上の効果は期待できな
い。なお、配合量の下限については、1重量%が好まし
く、1重量%以上配合することにより、より優れた除去
効果および皮膚刺激抑制効果が得られる。上限について
は、15重量%が好ましく、15重量%を越えた場合は
除去効果および皮膚刺激抑制効果の上昇は少なくなる。
【0006】チオ尿素の配合量は、0.1〜15重量%
であり、0.1重量%よりも少ないと、除去効果および
皮膚刺激抑制効果が十分ではない。15重量%よりも多
くても、それ以上の効果は期待できない。なお、配合量
の下限については、1重量%が好ましく、1重量%以上
配合することにより、より優れた除去効果および皮膚刺
激抑制効果が得られる。上限については、10重量%が
好ましく、10重量%を越えた場合は除去効果および皮
膚刺激抑制効果の上昇は少なくなる。
【0007】本発明に用いられる亜硫酸塩としては、亜
硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム
および亜硫酸マグネシウムがあげられ、その中でも染着
除去効果の点から亜硫酸ナトリウムが特に好ましい。そ
の配合量は0.1〜20重量%であり、0.1重量%よ
りも少ないと、除去効果が十分ではない。20重量%よ
りも多くても、それ以上の効果は期待できない。なお、
配合量の下限については、1重量%が好ましく、1重量
%以上配合することにより、より優れた除去効果が得ら
れる。上限については、8重量%が好ましく、8重量%
を越えた場合は除去効果の上昇は少なくなる。
【0008】アルカリ成分としては、強アンモニア水、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ
ール、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムあるいは水酸
化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、およびオレ
イン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウムあるいはス
テアリン酸トリエタノールアミンなどの脂肪酸塩からな
る群から選ばれる1種以上が用いられ、その中でもトリ
エタノールアミン、モノエタノールアミン、脂肪酸塩が
除去効果の点から好ましい。その配合量は0.01〜1
0重量%であり、0.01重量%よりも少ないと、除去
効果が十分ではない。10重量%よりも多くても、それ
以上の効果は期待できない。なお、配合量の下限につい
ては、0.1重量%が好ましく、0.1重量%以上配合
することにより、より優れた除去効果が得られる。上限
については、5重量%が好ましく、5重量%を越えた場
合は除去効果の上昇は少なくなる。すなわち、本発明の
染着除去剤は(A)尿素とチオ尿素のどちらか、あるい
は両方、および(B)亜硫酸塩とアルカリ成分のどちら
か、あるいは両方、を配合することにより、優れた除去
効果と皮膚刺激抑制効果が得られるものである。
【0009】pHは8〜12の範囲であり、除去効果の
点からpH9〜11が好ましい。
【0010】本発明の染着除去剤の剤型としては、液
状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、エアゾ
ールあるいはエアゾールフォーム状などが挙げられる。
これらの中でも、乳液状、クリーム状、ゲル状またはペ
ースト状が使用が簡単であることから好ましい。
【0011】その他、保湿成分として多価アルコール、
多価アルコールアルキルエーテルまたは糖類、ヒアルロ
ン酸、コンドロイチン硫酸、キチンなどのムコ多糖類、
グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、グアイアズレ
ン、アロエエキスあるいはマロニエエキスなど、増粘剤
としてカルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、第四級窒素含
有セルロースエーテル、キサンタンガム、カラギーナ
ン、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、プルラン、ファ
ーセラン、アラビアガム、ガッチガム、トラガントガ
ム、カンテン末など、油分として、流動パラフィン、ス
クワラン、ワセリン、ミツロウ、ラノリン、セレシン、
オリーブ油、シリコーン油など、非イオン性界面活性
剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤、ベンジルオ
キシエタノール、炭素数2〜4の低級アルコール、高級
アルコール、防腐剤、殺菌剤、植物抽出物、香料等を適
宜、配合することができる。
【0012】本発明の染着除去剤は、脱脂綿等に含ませ
て軽く拭き取るだけで、酸化染毛剤、酸性染毛料あるい
は一時塗毛料等の染毛剤などで染着した皮膚に対して、
十分な除去効果があり、しかも皮膚に対する刺激はな
く、処理後の皮膚がかさつくということもない。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0014】<比較実験>市販の酸性染毛料(ホーユー
株式会社製のホーユーマイルドカラー)を人の上腕部に
塗り、30分放置し水洗した後、表1の実施例1〜4お
よび比較例1〜6の染着除去剤を脱脂綿に含浸させ、同
程度の強さで拭き取る操作を10回繰り返した。そし
て、染毛剤の除去効果および皮膚刺激性について、下記
の基準で評価し、結果を表1に示した。
【0015】<評価基準> (1)除去効果 ○…ほぼ、除去できた。 △…やや着色が残っている。 ×…ほとんど除去できず、着色が残っている。 (2)皮膚刺激性 ○…発赤やかさつきはなく、処理前と、同じ状態であ
る。 △…やや発赤とかさつきが認められる。 ×…発赤とかさつきが認められる。
【0016】
【表1】
【0017】 実施例5 クリームベース 重量% 流動パラフィン 5 ワセリン 8 セトステアリルアルコール 3.5 ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 5 亜硫酸カリウム 3 チオ尿素 1 アラントイン 0.2 精製水 適量 上記組成の染着除去剤を調製し、市販の酸性染毛料(ホ
ーユー株式会社製のホーユーマイルドカラー)で染着し
た皮膚に対して用いたところ、実施例1と同様に除去効
果に優れ、また皮膚刺激も認められなかった。
【0018】 実施例6 乳液ベース 重量% ステアリン酸 4 ステアリルアルコール 2 ステアリン酸ブチル 3 プロピレングリコール 2.5 モノステアリン酸グリセリン 1.5 水酸化カリウム 0.2 亜硫酸ナトリウム 2 尿素 2 グリチルリチン酸ジカリウム 0.2 精製水 適量 上記組成の染着除去剤を調製し、市販の酸化染毛剤(ホ
ーユー株式会社製のビゲンヘアカラー6G)で染着した
皮膚に対して用いたところ、実施例1と同様に除去効果
に優れ、また皮膚刺激も認められなかった。
【0019】 実施例7 透明ジェルベース 重量% ジプロピレングリコール 7 PEG1500 8 カルボキシビニルポリマー 0.3 トリエタノールアミン 0.3 亜硫酸ナトリウム 1 尿素 2 精製水 適量 上記組成の染着除去剤を調製し、市販の一時塗毛料(ホ
ーユー株式会社製のビゲンクイックタッチ)で染着した
皮膚に対して用いたところ、実施例1と同様に除去効果
に優れ、また皮膚刺激も認められなかった。
【0020】
【発明の効果】 本発明の染着除去剤は、染毛剤汚れが
皮膚に付着した場合、その汚れを除去する効果が高く、
しかも皮膚刺激が少なく、処理後に皮膚が赤くなった
り、かさつくこともない。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)尿素および/またはチオ尿素、お
    よび(B)亜硫酸塩および/またはアルカリ成分を配合
    することを特徴とする染着除去剤。
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