JP2994353B1 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2994353B1
JP2994353B1 JP10248174A JP24817498A JP2994353B1 JP 2994353 B1 JP2994353 B1 JP 2994353B1 JP 10248174 A JP10248174 A JP 10248174A JP 24817498 A JP24817498 A JP 24817498A JP 2994353 B1 JP2994353 B1 JP 2994353B1
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牧夫 小林
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 簡素な構成で容易に任意の図形情報を伝達で
きるようにする。 【解決手段】 ROM8には、一部の矩形領域を黒に設
定する12種類の要素フォントデータが格納されてお
り、これらの要素フォントデータは電話機の各電話キー
スイッチに対応し、そして各要素フォントデータの上記
矩形領域の位置はキースイッチの配列位置に相当する位
置となっている。CPU6は、受信部が受信したキー操
作信号が表すキーに対応する要素フォントデータをRO
M8から読み出し、RAM10の作業領域のフォントデ
ータとの論理和をとって作業領域のフォントデータを更
新する。CPU6は各キー操作信号ごとにこのような演
算を行うことでフォントデータを合成する。したがっ
て、発呼側ではキーを画素に見立てて操作すれば、任意
の図形を送ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形表示機能を備
えた携帯電話機どの通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機などでは、表示装置を
備えて英数字、記号、絵文字などの各種のキャラクタを
表示でき、自装置や発呼側の電話機における電話キース
イッチ(ここでは単にキーともいう)の操作に応じて電
話番号その他の情報を表示できる構成となっている。こ
の機能は通常、各キーごとに対応するフォントデータを
記憶装置に記憶しておき、キーが押下操作されたときは
対応するフォントデータを記憶装置から読み出し、読み
出したフォントデータにもとづき表示装置を駆動して操
作されたキーに対応する英数字などを表示することで実
現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話機など
では上述のようにキー操作により各種のキャラクタを相
手側の表示装置に表示させることができるが、表示可能
なキャラクタは記憶装置に記憶されているフォントデー
タによって決まっているため、発呼側の利用者が任意の
図形を着呼側に送信するといったことはできない。しか
し、これが実現できれば、着呼側に送信できる情報量が
増大することになり、電話機の利便性は大いに向上す
る。記憶装置に記憶されているフォントデータを書き換
えることで任意の図形を送信できるようにすることも可
能ではあるが、フォントデータの書き換えには専用の装
置が必要でり、また手間と時間がかかるため実用的では
ない。そこで、本発明の目的は、簡素な構成で容易に任
意図形の伝送を可能とする通信装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、電話機からキー操作信号を通信回線を通じ
て受信する受信部と、マトリクス状に配列され少なくと
も第1および第2の明度状態を採るドットの集合により
画像を表示する表示部と、フォントデータを保持した第
1の記憶部と、与えられたフォントデータにもとづいて
各ドットを前記第1および第2の明度状態のいずれかに
設定して前記表示部に画像を表示させる表示ドライバ部
と、前記受信部が受信した前記キー操作信号に対応する
フォントデータを前記第1の記憶部から読み出し前記表
示ドライバ部に供給するフォント設定部とを備えた通信
装置において、前記フォント設定部は、フォントデータ
を記憶する第2の記憶部と、前記受信部が受信した前記
キー操作信号に対応するフォントデータを前記第1の記
憶部から読み出し、読み出したフォントデータと前記第
2の記憶部から読み出したフォントデータとの論理和を
とって結果を前記第2の記憶部に記憶させる演算部とを
備え、前記演算部が前記第1の記憶部から読み出すフォ
ントデータは一部の矩形領域に配置されたドットを前記
第1の明度状態に、前記矩形領域以外の領域のドットを
前記第2の明度状態にそれぞれ設定し、前記矩形領域の
位置は前記フォントデータに対応する前記キー操作信号
を生成するキーの配列位置に対応し、前記第2の記憶部
からフォントデータを読み出して前記表示ドライバ部に
供給することを特徴とする。
【0005】本発明の通信装置では、演算部は、受信部
が受信したキー操作信号に対応するフォントデータを第
1の記憶部から読み出し、読み出したフォントデータと
第2の記憶部に記憶されているフォントデータとの論理
和をとることでフォントデータを合成して結果を第2の
記憶部に記憶させる。合成したフォントデータは第2の
記憶部から表示ドライバ部に供給し、表示ドライバ部
は、供給されたフォントデータにもとづいて各ドットを
第1および第2の明度状態のいずれかに設定して表示部
に画像を表示させる。そして、演算部が第1の記憶部か
ら読み出す各フォントデータは、一部の矩形領域に配置
されたドットを第1の明度状態に、矩形領域以外の領域
のドットを第2の明度状態にそれぞれ設定し、上記矩形
領域の位置はフォントデータに対応するキーの配列位置
に相当する位置となっているので、発呼者が、マトリク
ス状に配列されたキーを画素に見立てて所望の図形を描
画すべくキーを操作すれば、演算部が上述のようなフォ
ントデータの合成を行う結果、その図形が表示部に表示
される。したがって、本発明の通信装置では、従来のよ
うにフォントデータを書き換えるための専用の装置や、
フォントデータを書き換えるための作業は不要であり、
きわめて簡単な構成で任意の図形情報を容易に伝送する
ことが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による通信装
置の一例である携帯電話機を示すブロック図、図2は発
呼側の電話機と図1の携帯電話装置との間に介在する通
信網および基地局を示す構成図、図3は電話機の操作部
に配設されたキーの配列を示す説明図である。本実施の
形態例の携帯電話機2は、図1に示したように、無線部
4、CPU6(中央演算理部)、ROM8(リードオン
リーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)1
0、表示部12、表示ドライバ部14などにより構成さ
れている。無線部4はアンテナ16を通じて、図2に示
した中央基地局18の送受信機20との間で無線による
通信を行い、特に本実施の形態例では、本発明に係わる
受信部として機能し、発呼者の電話機22からキー操作
信号を一般電話公衆網24(本発明に係わる通信回線)
を通じて受信する。基地局の送受信機20から送られて
くるキー操作信号は所定の形式で符号化されているた
め、無線部4が出力するキー操作信号はデコーダ部26
によってもとのキー操作信号に戻される。
【0007】表示部12は本実施の形態例では液晶表示
装置により構成され、マトリクス状に配列され黒および
白の明度状態を採るドットの集合により画像を表示す
る。表示部12は複数の英数字や記号といったキャラク
タを表示でき、各キャラクタは本実施の形態例では、9
桁12行のマトリクス状に配列されたドットから成る1
単位画面により表現される。
【0008】ROM8は本発明に係わる第1の記憶部と
して機能し、各キャラクタのフォントデータを記憶する
と共に、本実施の形態例では第1ないし第12の要素フ
ォントデータを記憶している。これらのフォントデータ
はすべて本実施の形態例ではビットマップフォントデー
タであり、上記9桁12行のマトリクス状に配列された
ドットのそれぞれに対応するビットを含み、ビットの値
が論理”1”のときは対応するドットは黒に設定され、
論理”0”のときは対応するビットは白に設定される。
【0009】図4の(A)ないし(G)は要素フォント
データにより表示される図形をそれぞれ示す説明図であ
る。要素フォントデータは、一部の矩形領域27(本実
施の形態例では3桁3行の矩形領域)に配置されたドッ
トを黒に、上記矩形領域以外の領域のドットを白にそれ
ぞれ設定するものとなっており、上記矩形領域の位置は
各要素フォントデータに対応するキー操作信号を生成す
るキーの配列位置に対応している。
【0010】具体的には、図4の(A)に示したよう
に、第1の要素フォントデータは9桁12行のドットの
うち、左上角の3桁3行の矩形領域27を黒に設定す
る。また、第2の要素フォントデータは、図4の(B)
に示したように、9桁12行のドットのうち、上部中央
の3桁3行の矩形領域27を黒に設定する。そして、第
3の要素フォントデータは図4の(C)に示したよう
に、右上角の3桁3行の矩形領域27を黒に設定する。
以下同様に、第4ないし第6の要素フォントデータは、
図4の(D)ないし(F)に示したように、つづく下段
の左端部、中央部、右端部の3桁3行の矩形領域27を
それぞれ黒に設定し、第7ないし第9の要素フォントデ
ータ(図示せず)はさらにその下の段の左端部、中央
部、右端部の3桁3行の矩形領域をそれぞれ黒に設定
し、第10および第11の要素フォントデータ(図示せ
ず)は最下段の左端部および中央部の3桁3行の矩形領
域をそれぞれ黒に設定する。そして第12の要素フォン
トデータは図1の(G)に示したように、最下段の右端
の3桁3行の矩形領域を黒に設定する。
【0011】これらの第1ないし第12の要素フォント
データは、[表1]に示したように、図3の「1」、
「2」、「3」、「4」、…、「*」(アステリスク記
号)、「0」、「#」(シャープ記号)の各キー29に
それぞれ対応し、ROM8には、各要素フォントデータ
と共に、各要素フォントデータが記憶されているアドレ
スと、要素フォントデータに対応するキーとの対応関係
を表すテーブルデータが記憶されている。
【0012】
【表1】 ROM8には、このような要素フォントデータの他に従
来からのキャラクタ表示のためのフォントデータが記憶
されており、したがってまた、各キーと、各キーのキャ
ラクタのフォントデータとの対応関係を表すテーブルデ
ータが記憶されている。
【0013】CPU6は、ROM8にあらかじめ格納さ
れたプログラムデータにもとづいて動作し、本発明に係
わるフォント設定部として機能して、無線部4が受信し
たキー操作信号に対応するフォントデータをROM8か
ら読み出し表示ドライバ部14に供給する。RAM28
はCPU6がROM8から読み出したフォントデータを
いったん格納するためのものであり、表示ドライバ部1
4は、CPU6の制御のもとでRAM28よりフォント
データを読み出し、そのフォントデータにもとづいて各
ドットを黒または白のいずれかに設定して表示部12に
画像を表示させる。
【0014】RAM10は本発明に係わる第2の記憶部
として機能し、CPU6およびROM8と共にフォント
設定部を構成している。そして、CPU6およびROM
8は本発明に係わる演算部を成し、無線部4が受信した
キー操作信号に対応するフォントデータをROM8から
読み出し、読み出したフォントデータとRAM10に記
憶されているフォントデータとの論理和をとって結果を
RAM10に記憶させ、また、RAM10からフォント
データを読み出し、RAM28を介して表示ドライバ部
14に供給する。
【0015】次に、このように構成された携帯電話機2
の動作について説明する。ここでは、発呼者はメッセー
ジとしてまず通常のキャラクタである「1」および
「7」の数字を携帯電話機2に送り、さらに任意図形の
メッセージとして十文字の図形を送るものとする。発呼
者は電話機22を操作して最初に携帯電話機2のアドレ
ス番号を、図3に示した各キー29を押下操作して入力
する。つづいて携帯電話機2にメッセージとして「1」
と「7」の数字を送るために、対応するキーを操作し、
さらに任意図形のメッセージとして十文字の図形を送信
するためのキー操作を行う。
【0016】ただし、任意図形のメッセージを送る場
合、発呼者はそのためのキー操作に先だって任意図形の
メッセージを送ることを携帯電話機2に通知するため、
「*」キーを2回連続して押下する。その後、発呼者
は、図3に示したようにマトリクス状に配列されたキー
29を画素に見立てて所望の図形を描画すべくキーを操
作し、具体的には「2」、「4」、「5」、「6」、
「8」、「0」の6つキー([表1]で丸印を付したキ
ー)を連続操作する。そして、「#」キーを2回連続操
作して任意図形のメッセージの送出を終了したことを通
知する。なお、上記連続する2つの「*」および「#」
はここではそれぞれ先頭識別情報および末尾識別情報と
呼ぶ。また、「*」キーが2回連続して押下されたとき
電話機22から送出されるキー操作信号が本発明に係わ
る第1のキー操作信号であり、「#」キーが2回連続し
て押下されたとき電話機22から送出されるキー操作信
号が本発明に係わる第2のキー操作信号である。
【0017】発呼者がこのような入力操作を行うと、操
作されたキーに対応するキー操作信号が電話機22にお
いて生成され、所定のフォーマットに符号化して一般電
話公衆網24を通じ中央基地局18に送られる。中央基
地局18では、これらのキー操作信号に、メッセージの
長さを表す信号を付加して、送受信機20により携帯電
話機2に無線で送信する。
【0018】携帯電話機2では、無線部4がこれらのキ
ー操作信号をアンテナ16を通じ受信してデコーダ部2
6に出力し、デコーダは符号化されたキー操作信号をも
とのキー操作信号に変換し、データバス30を通じてC
PU6に供給する。CPU6はROM8に記憶されたプ
ログラムデータにもとづいて動作し、受信されたキー操
作信号を常時監視して、キー操作信号が表すアドレスが
この携帯電話機2のアドレス(自アドレスともいう)で
あるか否かを判定する。この場合にはキー操作信号は自
アドレスを表しているため、CPU6は、つづいて受信
されるメッセージ「1」および「7」を表すキー操作信
号、ならびに先頭識別情報、十文字の任意図形、末尾識
別情報をそれぞれ表すキー操作信号を順次デコーダ部2
6より取得し、あらかじめ決められたmビット(mは正
の整数であり、例えば8)から成る情報単位のキーデー
タに変換してRAM10に記憶させる。
【0019】このとき、CPU6は、中央基地局18で
付加されたメッセージ長を表す信号を検出することでメ
ッセージの長さn(nは正の整数であり、上記キーデー
タの数を表す)を把握し、RAM10上に必要な領域を
確保することができる。図5はRAM10に記憶された
キーデータを示すメモリマップ図である。この図に示し
たように、先頭の「1」のキーデータがアドレスa−3
(aは3以上の整数)に記憶される場合、つづく
「7」、「*」、「*」、「2」、「4」、「5」、
「6」、「8」、「0」の各キーデータはアドレスa−
2からa+6にそれぞれ記憶され、さらに「#」、
「#」のキーデータはアドレスa+7、a+8にそれぞ
れ記憶される。図5において、データの欄には各キーデ
ータの各ビットが記載されている。例えば、アドレスa
−3に記憶されている「1」のキーデータの各ビット
は、ia−31、ia−32、…、ia−3mとなって
おり、キーデータが例えば8ビットの場合は、ia−3
1が第1ビット、ia−32が第2ビット、ia−3m
が第8ビットを表すことになる。
【0020】その後、CPU6は、RAM10からその
アドレスa−3以降に記憶されている上記12種類のキ
ーデータを順次読み出す。そして、読み出したキーデー
タが「*」のキーデータであるか否かを調べ、「*」キ
ーデータの場合は後に詳しく説明するように任意図形を
表示するための動作を行い、「*」キーデータでない場
合は従来どうりの通常のキャラクタ表示の動作を行う。
【0021】ここでCPU6が最初に読み出すキーデー
タは「1」のキーデータであるため、CPU6は通常の
キャラクタ表示動作を行うことになり、CPU6はこの
キーデータをもとにROM8をアクセスし、対応するフ
ォントデータを取得してRAM28に記憶させる。詳し
くは、CPU6はまず上述したROM8に記憶されてい
るテーブルデータを参照して上記キーデータに対応する
フォントデータのアドレスを取得し、その上で取得した
アドレスからフォントデータを読み出す。
【0022】フォントデータが上述のようにRAM28
に記憶される結果、表示ドライバ部14はRAM28に
記憶されたフォントデータにもとづいて表示部12を駆
動し、図6の説明図に示したように、表示部12の画面
32における最上部の行の左端の桁位置(1単位画面)
に「1」を表示させる。
【0023】つづいてCPU6は、RAM10のアドレ
スa−2から「7」のキーデータを読み出すので、CP
U6は上述の場合と同様にこのキーデータにもとづいて
ROM8をアクセスし、対応するフォントデータを取得
してRAM28に記憶させる。その結果、表示ドライバ
部14はRAM28に記憶されたフォントデータにもと
づいて表示部12を駆動し、図6の説明図に示したよう
に、表示部12の画面32における最上部の行の左から
2番目の桁位置に「7」を表示させる。
【0024】以降、CPU6は任意図形を表示するため
の動作を行うことになるので、これについて図7、図8
のフローチャートを参照して説明する。なお、図7にお
いて丸で囲まれたAおよびBはそれぞれ図8において丸
で囲まれたAおよびBに接続していることを表してい
る。すなわち、CPU6は次にRAM10のアドレスA
をa−1に設定し(ステップS1)、アドレスa−1
(図5参照)からキーデータを読み出すが(ステップS
2)、このキーデータは「*」を表すため、つづくアド
レスaにも「*」のキーデータが記憶されているかどう
かを調べることで、先頭識別情報(連続する2つの
「*」)であるか否かを判定する(ステップS3)。
【0025】この場合には判定結果は正となるため(ス
テップS3でYES)、CPU6はこの2番目の「*」
キーデータのアドレスaを保持した後(ステップS
4)、次に、以降のアドレスに末尾識別情報(連続する
2つの「#」)が記憶されているか否かを調べる(ステ
ップS5)。そして、この場合にはアドレスa+7、a
+8に「#」のキーデータが記憶されているため(ステ
ップS5でYES)、CPU6はステップS8に進んで
最初の「#」のアドレスa+7を保持し、また、RAM
10に作業領域を確保してその領域の内容をすべていっ
たん消去する。この作業領域の大きさは、9×12ドッ
トのすべてのドットに対応するビットを含む大きさとな
っている。なお、ステップS3、S5で判定結果が否と
なった場合は、CPU6はステップS6に進んでアドレ
スAがa−3+n−1か否かを判定し(ステップS
6)、判定結果が否の場合はアドレスAに1を加えて
(ステップS7)ステップS2に戻る。一方、判定結果
が正の場合は処理を終了する。
【0026】CPU6はステップS8でアドレスa+7
を保持した後、アドレスAをa+1に設定し(ステップ
S9)、RAM10からこのアドレスのキーデータ、す
なわち「2」のキーデータを読み出す(ステップS1
0)。そして、このキーデータにもとづいてROM8を
アクセスし、まずROM8に記憶されている上記テーブ
ルデータを参照してキーデータに対応するアドレスを取
得し(ステップS11)、そのアドレスから「2」のキ
ーデータに対応する要素フォントデータを読み出す(ス
テップS12)。
【0027】ここでCPU6がROM8から読み出すフ
ォントデータは、キーデータが「2」を表すものである
から、図4の(B)に示した図形を描画するための第2
の要素フォントデータであり、最上段の中央部の3桁3
行の矩形領域27のドットを黒に設定し、それ以外のド
ットはすべて白に設定するものとなっている。
【0028】CPU6は次に、RAM10内の上記作業
領域に記憶されているデータを読み出し、読み出したデ
ータの各ビットと、上記第2の要素フォントデータの対
応するビットとの論理和をとって結果をRAM10の上
記作業領域に格納する。この演算処理は詳しくは次のよ
うに行う。すなわち、CPU6はまずRAM10のアド
レスAがa−3+nか否かを判定し(ステップS1
3)、この場合には判定結果は否となるので、ステップ
S15において正の整数j、kを共に1に設定してステ
ップS16に進む。ここでjはドットの行番号を表し、
kは列番号を表している。
【0029】CPU6はまずRAM10の作業領域から
j行目におけるk桁の位置のドットを表すビットを読み
出し(ステップS16)、次に、ROM8に格納されて
いる要素フォントデータのj行目におけるk桁の位置の
ドットを表すビットを読み出す(ステップS17)。そ
して、これら2つのビットの論理和をとって新たなドッ
ト情報とし(ステップS18)、このドット情報をRA
M10の上記作業領域のもとのアドレス位置に格納する
(ステップS19)。
【0030】次にCPU6はkが12か否かを判定し
(ステップS20)、この場合には判定結果は否となる
のでステップS21に進んでkに1を加え、ステップS
16に戻る。そして、j=1、k=2の状態で上述の場
合と同様にステップS16からS19を実行し、kが1
2でなければ(ステップS20でNO)さらにkに1を
加算してステップ16に戻る。CPU6はこの処理をk
を1ずつ大きくしながらkが12になるまで繰り返し、
kが12になると(ステップS20でYES)、ステッ
プS22に進み、jが9か否かを判定し(ステップS2
2)、判定結果が否の場合はjに1を加えて(ステップ
S23)ステップS16に戻る。以降、CPU6はjが
9になるまでjを1ずつ大きくしながらjが9に成るま
でステップS16からS19を繰り返す。
【0031】図9の(A)はこのようなRAM10の作
業領域のデータと要素フォントデータとの合成を模式的
に示している。図中、9桁12行のマトリクス状に配列
された各小矩形が要素フォントデータまたは作業領域の
各ビットに対応し、塗りつぶされた小矩形31は対応す
るビットの値が論理”1”であり、白抜きの小矩形は対
応するビットの値が論理”0”であることを示してい
る。CPU6が最初に上記ステップS16を行った段階
では、RAM10の作業領域のデータはすべて消去され
ており、したがって図9の(A)の1列目に示したよう
に、9×12のすべてのビットは論理”0”となってい
る。一方、第2の要素フォントデータは図9の(A)の
2列目に示したようなものとなっている(図4の(B)
に対応)。そのため、上述のような対応するビットごと
の論理和演算の結果、RAM10の作業領域には図9の
(A)の3列目に示したようなデータ、すなわち合成フ
ォントデータが格納される。
【0032】その後、CPU6は、アドレスAがa+6
か否かを判定し(ステップS24)、この場合には判定
結果は否となるのでアドレスAに1を加えて(ステップ
S25)アドレスをa+2とした上でステップ10に戻
る。そしてCPU6はRAM10のこのアドレスから次
のキーデータ、すなわち「4」のキーデータを読み出し
(ステップS10)、さらに第4の要素フォントデータ
をROM8から読み出して(ステップS12)、以下、
「2」のキーデータの場合と同様にフォントデータの合
成を行う。
【0033】この場合には、RAM10の作業領域に格
納されている合成フォントデータは図9の(B)の1列
目に示したようになっており、一方、第4の要素フォン
トデータは図9の(B)の2列目に示したようなものと
なっている(図4の(D)に対応)。そのため、対応す
るビットごとの論理和演算の結果、RAM10の作業領
域には図9の(B)の3列目に示したような合成フォン
トデータが格納される。
【0034】以降、CPU6はアドレスAがa+6にな
るまで、順次、キーデータをRAM10から読み出して
そのつど上述のようなフォントデータの合成を行う。図
10の(A)ないし(C)はつづく各合成段階における
RAM作業領域の合成フォントデータおよび合成に用い
られる要素フォントデータを示し、図10の(C)の3
列目がRAM10の作業領域に最終的に格納される合成
フォントデータである。
【0035】CPU6は、RAM10のアドレスAがa
+6になると(ステップS24でYES)、RAM10
の作業領域から合成フォントデータを読み出し、RAM
28に転送して記憶させる。その結果、表示ドライバ部
14はRAM28に記憶されたフォントデータにもとづ
いて表示部12を駆動し、図6の説明図に示したよう
に、表示部12の画面32における最上部の行の左から
3番目の桁位置に十文字図形を表示させる。
【0036】このように、本実施の形態例の携帯電話機
2を用いることにより、発呼者は、電話機22のマトリ
クス状に配列されたキーを画素に見立てて、例えば十文
字図形のような所望の図形を描画すべくキーを操作すれ
ば、要素フォントデータを用いて十文字図形を表示する
ためのフォントデータが合成され、その合成フォントデ
ータにより所望の図形が表示部12に表示される。した
がって、本実施の形態例の携帯電話機2では、従来のよ
うにフォントデータを書き換えるための専用の装置や、
フォントデータを書き換えるための作業は不要であり、
きわめて簡単な構成で任意の図形情報を容易に伝送する
ことが可能となる。
【0037】なお、本実施の形態例では、先頭識別情報
および末尾識別情報を生成するための第1および第2の
キー操作信号は、それぞれ「*」および「#」キーを2
回連続操作して発生されるキー操作信号であるとした
が、これはあくまでも一例であり、上記第1および第2
のキー操作信号を入れ替えたり、「*」および「#」キ
ーをそれぞれ1回だけ操作した場合のキー操作信号とし
たり、さらには「*」および「#」キーを組み合わせて
連続操作した場合に生成されるキー操作信号を第1およ
び第2のキー操作とすることも可能である。
【0038】また、本実施の形態例では任意の図形とし
て十文字図形を表示させたが、十文字図形に限らず、キ
ーを種々に操作することで様々な図形を表示させること
ができる。そして、本実施の形態例では、各要素フォン
トデータは、3×3の矩形領域のドットを黒に設定する
ものとしたが、例えば、各要素フォントデータが所定長
さの縦線や横線などを表示するようなフォントデータと
することも可能であり、必要に応じて種々の形態とする
ことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通信装置で
は、演算部は、受信部が受信したキー操作信号に対応す
るフォントデータを第1の記憶部から読み出し、読み出
したフォントデータと第2の記憶部に記憶されているフ
ォントデータとの論理和をとることでフォントデータを
合成して結果を第2の記憶部に記憶させる。合成したフ
ォントデータは第2の記憶部から表示ドライバ部に供給
し、表示ドライバ部は、供給されたフォントデータにも
とづいて各ドットを第1および第2の明度状態のいずれ
かに設定して表示部に画像を表示させる。そして、演算
部が第1の記憶部から読み出す各フォントデータは、一
部の矩形領域に配置されたドットを第1の明度状態に、
矩形領域以外の領域のドットを第2の明度状態にそれぞ
れ設定し、上記矩形領域の位置はフォントデータに対応
するキーの配列位置に相当する位置となっているので、
発呼者が、マトリクス状に配列されたキーを画素に見立
てて所望の図形を描画すべくキーを操作すれば、演算部
が上述のようなフォントデータの合成を行う結果、その
図形が表示部に表示される。したがって、本発明の通信
装置では、従来のようにフォントデータを書き換えるた
めの専用の装置や、フォントデータを書き換えるための
作業は不要であり、きわめて簡単な構成で任意の図形情
報を容易に伝送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信装置の一例である携帯電話機
を示すブロック図である。
【図2】発呼側の電話機と図1の携帯電話装置との間に
介在する通信網および基地局を示す構成図である。
【図3】電話機の操作部に配設されたキーの配列を示す
説明図である。
【図4】(A)ないし(G)は要素フォントデータによ
り表示される図形をそれぞれ示す説明図である。
【図5】RAMに記憶されたキーデータを示すメモリマ
ップ図である。
【図6】表示部に表示される図形を示す説明図である。
【図7】図1の携帯電話機の動作を示すフローチャート
である。
【図8】図1の携帯電話機の動作を示すフローチャート
である。
【図9】フォントデータの合成を示す説明図である。
【図10】フォントデータの合成を示す説明図である。
【符号の説明】
2……携帯電話機、4……無線部、6……CPU、8…
…ROM、10……RAM、12……表示部、14……
表示ドライバ部、16……アンテナ、18……中央基地
局、20……送受信機、22……電話機、24……一般
電話公衆網、26……デコーダ部、28……RAM、3
0……データバス、32……画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/22 670 G09G 5/22 670K 5/24 630 5/24 630S H04M 11/00 302 H04M 11/00 302 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機からキー操作信号を通信回線を通
    じて受信する受信部と、 マトリクス状に配列され少なくとも第1および第2の明
    度状態を採るドットの集合により画像を表示する表示部
    と、 フォントデータを保持した第1の記憶部と、 与えられたフォントデータにもとづいて各ドットを前記
    第1および第2の明度状態のいずれかに設定して前記表
    示部に画像を表示させる表示ドライバ部と、 前記受信部が受信した前記キー操作信号に対応するフォ
    ントデータを前記第1の記憶部から読み出し前記表示ド
    ライバ部に供給するフォント設定部と、 を備えた通信装置において、 前記フォント設定部は、 フォントデータを記憶する第2の記憶部と、 前記受信部が受信した前記キー操作信号に対応するフォ
    ントデータを前記第1の記憶部から読み出し、読み出し
    たフォントデータと前記第2の記憶部から読み出したフ
    ォントデータとの論理和をとって結果を前記第2の記憶
    部に記憶させる演算部とを備え、前記演算部が前記第1の記憶部から読み出すフォントデ
    ータは一部の矩形領域に配置されたドットを前記第1の
    明度状態に、前記矩形領域以外の領域のドットを前記第
    2の明度状態にそれぞれ設定し、前記矩形領域の位置は
    前記フォントデータに対応する前記キー操作信号を生成
    するキーの配列位置に対応し、 前記第2の記憶部からフォントデータを読み出して前記
    表示ドライバ部に供給する、 ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記演算部は、前記受信部が第1のキー
    操作信号を受信し、次に第2のキー操作信号を受信する
    までの期間中に、前記受信部が受信したすべての前記キ
    ー操作信号に対応するフォントデータを前記第1の記憶
    部から順次読み出し、フォントデータを読み出すごとに
    読み出した前記フォントデータと前記第2の記憶部に記
    憶されているフォントデータとの論理和をとって結果を
    前記第2の記憶部に記憶させることを特徴とする請求項
    1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のキー操作信号はそ
    れぞれアステリスク記号を表すキー操作信号およびシャ
    ープ記号を表すキー操作信号のいずれか一方または両方
    により構成されていることを特徴とする請求項2記載の
    通信装置。
  4. 【請求項4】 フォントデータはビットマップフォント
    データであり、前記演算部は、前記第1の記憶部から読
    み出したフォントデータの各ビットと、前記第2の記憶
    部から読み出したフォントデータの対応するビットとの
    論理和とることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の明度は前記第2の明度より低
    いことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記演算部はCPUと、前記CPUを動
    作させるためのプログラムデータを記憶したROMとを
    含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    通信装置。
  7. 【請求項7】 通信回線は無線通信回線であることを特
    徴とする請求項1記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 可搬型の通信装置であることを特徴とす
    る請求項7記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記表示部は液晶表示装置により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
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