JP2993469B2 - 基地局間同期確立方法及びシステム - Google Patents

基地局間同期確立方法及びシステム

Info

Publication number
JP2993469B2
JP2993469B2 JP9183236A JP18323697A JP2993469B2 JP 2993469 B2 JP2993469 B2 JP 2993469B2 JP 9183236 A JP9183236 A JP 9183236A JP 18323697 A JP18323697 A JP 18323697A JP 2993469 B2 JP2993469 B2 JP 2993469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
station
broadcast signal
transmission timing
time division
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9183236A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1118143A (ja
Inventor
則義 曽根高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP9183236A priority Critical patent/JP2993469B2/ja
Priority to US09/104,390 priority patent/US6359869B1/en
Publication of JPH1118143A publication Critical patent/JPH1118143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2993469B2 publication Critical patent/JP2993469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多元接続
(TDMA)方式および時分割多元接続/時分割多重
(TDMA/TDD)方式によるゾーン構成を用いた移
動無線通信および固定無線通信システムの基地局におい
て、基地局相互間のフレーム同期を無線回線のみで確立
させる方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、TDMAまたはTDMA/TDD
方式の移動無線通信および固定無線通信システムにおい
ては、周波数割当てや時分割多元/多重のためのタイミ
ングを基地局設置時に固定的に行う方式を用いていた。
また、最近では移動局からの送信信号を受信して得られ
るタイミングを使用する事で同期を取る方式も提案され
ている。
【0003】特開平2−164140号公報、特開平6
−338847号公報あるいは特開平7−154849
号公報には、この種の基地局間の同期方式に関する記載
がある。一例として、前記特開平6−338847号公
報に記載されている基地局間同期方式を図5を参照して
説明する。
【0004】図5において、基準基地局(31)から無
線基地局制御装置(32)を介して複数の無線基地局
(21)、(22)へ送られる無線フレーム同期信号に
基づいて各無線基地局(21)、(22)間の同期が制
御されることにより、各基地局と移動局(50)間で、
時分割多重無線回線を介して無線通信がおこなわれる。
【0005】各無線基地局(21)、(22)内には、
他の基地局で用いられる無線チャネル情報を記憶する記
憶手段と、この無線チャネル情報に基づき無線チャネル
を切り替え他の基地局と通信中の移動局(50)からの
信号を受信する受信手段と、この受信信号の遅延量を検
出する遅延量検出手段と、検出された遅延量に基づいて
移動局(50)へ送信される信号の送出時間を調節する
送信時間調節手段を設けている。そして、各無線基地局
においては、他の基地局が少なくとも1つの移動局(5
0)と通信しているとき、通信中の無線チャネルを介し
て他の基地局と通信中の移動局(50)から送信される
信号の遅延量を検出し、得られた遅延量に基づきこの移
動局(50)に対する送信信号の送出時間を調節するこ
とにより各基地局間の同期を確立している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の同期方
式においては、基本的に全ての基地局で単独に同期確立
のための設備を持つか、あるいは各基地局相互間を制御
する制御局を設ける必要があり、また別な方式では移動
局が存在し動作していなければ各基地相互間の同期を確
立することができないという問題がある。
【0007】また、従来の各方式では一意的に決定した
後で、新たな基地局を立ち上げる場合については考慮さ
れておらず、そのような場合、再度決定し直す必要が生
じる等、実際の運用には大きな課題となっている。 本
発明の目的は、以上の問題点や課題を解決することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の無線基地局間同
期方式は、時分割多元接続(TDMA)方式および時分
割多元接続/時分割多重(TDMA/TDD)方式によ
るゾーン構成を用いた移動通信および固定無線通信シス
テムの基地局間の同期確立方式において、任意の無線基
地局が立ち上がり、これに接続される移動無線通信機お
よび固定無線通信機が送受信タイミングの基準とする報
知信号を他局への干渉波および妨害波を与える事なく無
線送信するために、各無線基地局は、装置が立ち上がる
と同時に周辺の基地局が送出している報知信号を受信し
て周辺の基地局との同期タイミングを取る手段を有し、
周辺の基地局番号(またはID)と自局の基地局番号の
差分から一意的に決定される自局の送信タイミングで報
知情報を送出する手段を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の基地局間同期確
立方式の実施の形態を示している。図1において、無線
基地局装置(1−0)の電源が投入されて立ち上がる
と、先ず無線受信部(1−1)において、その時点で稼
働している任意の基地局を選択して当該基地局からの信
号(1)を受信/復調して、受信同期確立部(1−2)
に入力する。
【0010】受信同期確立部(1−2)は、復調信号か
ら、当該基地局の報知信号(具体的には報知信号に含ま
れる同期信号または特有の基地局情報等の信号)を検出
し、受信タイミング信号(2)としてタイミング制御部
(1−3)に送出する。
【0011】タイミング制御部(1−3)は、受信同期
確立部(1−2)から、受信した基地局の送信タイミン
グとその基地局固有の番号情報を受けると、その基地局
の番号と自局の番号との差分を求め、受信した基地局の
送信タイミングを基準としてそれから前記差分に相当す
る時間だけずらしたタイミングを自局の送信タイミング
信号(3)として送信出力部(1−4)に送出する。
【0012】送信出力部(1−4)は、信号多重・分離
制御部(1−6)からの報知信号を含む送信信号(4)
を、タイミング制御部(1−3)からの送信タイミング
信号に基づいて無線送信部(1−5)に送出する。無線
送信部(1−5)は、上記の送信タイミングで送信出力
部(1−4)からの送信信号(4)を、移動無線通信機
および他局の固定無線通信機に向けて報知する。
【0013】また、信号多重・分離制御部(1−6)
は、送受信した時分割多元接続(TDMA)信号または
時分割多元/時分割多重(TDMA/TDD)信号の分
離と多重を行う。
【0014】図2は、上記で説明した本発明の処理の一
例を示している。所定の基地局(CS−n)が所定のタ
イミングで報知信号(2−1)を送信している状態にお
いて、基地局(CS−m)が立ち上がった場合、先ず周
辺の基地局からの報知信号を受信(サーチ:2−2)し
て基地局(CS−n)の報知信号(2−1)が受信でき
たとすると、基地局(CS−m)は、受信した基地局
(CS−n)の固有番号nと自局の固有番号mの差分m
−nを演算し、基地局(CS−n)の送信タイミングか
らm−nに相当する時間だけずれた送信タイミングを自
局の情報報知のタイミングと認知して報知信号(2−
3)を送出する。
【0015】その後に基地局(CS−m’)が立ち上が
ると、基地局(CS−m’)は、基地局(CS−n)の
報知信号(2−1)または基地局(CS−m)報知信号
(2−3)を受信して上記と同様の動作を実施すること
で自局の送信タイミングを決定する。このようにしてシ
ステム全体の同期が確立される。
【0016】図3は基地局(CS−5)が送信した報知
信号を受信して、基地局(CS−3)及び(CS−8)
が自局の報知信号を送出するタイムスロットを確立する
場合の時間軸上の報知信号の送出タイミングを示してい
る。また、図4では複数のセル構成の場合の各基地局間
の同期確立の遷移を示しているが、各基地局は必ずしも
番号順に立ち上がる必要はない。即ち、図4において
は、基地局(CS)の立ち上がりは、(CS−5),
(CS−8),(CS−3),(CS−1),(CS−
9)の順となっている。
【0017】また、図1において、送信出力部(1−
4)に送信タイミング信号(3)を与える無線受信部
(1−1)、受信同期確立部(1−2)及びタイミング
制御部(1−3)からなる受信手段は、外部装置として
構成することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、各基地局はそれぞれ
が周囲の基地局に干渉および妨害波を与えることなく独
自に同期をとることによってシステム全体の同期を確立
しているので、特別な同期確立のための設備が不要とな
り、また各基地局相互間を制御する制御局や移動局を持
たなくても同期確立が可能となる。
【0019】また、同期確立が一意的に決定した後で、
新たな基地局を増設する場合においても、同様の方法で
システム全体の運用に影響を与えることなく同期を確立
することができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる無線基地局間同期方式を適用し
た装置の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明のシステム構成を示す図である。
【図3】本発明の無線基地局間同期方式における基地局
間の同期確立の遷移の一例を示す図である。
【図4】本発明の無線基地局間同期方式における複数基
地局間の同期確立の遷移の一例を示す図である。
【図5】従来のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 受信信号(他局の報知信号を含む) 2、5 受信タイミング信号 3 送信タイミング信号 4 送信信号(自局の報知信号を含む) 1−0 無線基地局装置 1−1 無線受信部(復号部を含む) 1−2 受信同期確立部 1−3 タイミング制御部 1−4 送信出力部 1−5 無線送信部(変調部を含む) 1−6 信号多重・分離制御部 2−1 CS−nからの報知信号 2−2 CS−nからの報知信号の受信(キャリアサ
ーチ) 2−3 CS−mからの報知信号 2−4 CS−nまたはCS−mからの報知信号の受
信(キャリアサーチ)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多元接続(TDMA)方式および
    時分割多元接続/時分割多重(TDMA/TDD)方式
    によるゾーン構成を用いた移動通信および固定無線通信
    システムの基地局間の同期確立方法において、 所定の無線基地局が報知信号を無線送信し、 他の無線基地局は、前記所定の無線基地局が送出してい
    る報知信号を受信・再生し、該再生した報知信号を送出
    している基地局の固有番号と自局の固有番号の差分を求
    め、該差分に基づいて自局の送信タイミングを一意的に
    決定して自局の報知信号を送出することを特徴とする無
    線基地局間同期確立方法。
  2. 【請求項2】 時分割多元接続(TDMA)方式および
    時分割多元接続/時分割多重(TDMA/TDD)方式
    によるゾーン構成を用いた移動通信および固定無線通信
    システムの基地局間の同期確立方法において、 所定の無線基地局が報知信号を無線送信し、 他の無線基地局は、隣接する周辺の基地局が送出してい
    る報知信号を受信・再生した後、該再生した報知信号を
    送出している基地局の固有番号と自局の固有番号の差分
    を求め、該差分に基づいて自局の送信タイミングを一意
    的に決定して自局の報知信号を送出することを特徴とす
    る無線基地局間同期確立方法。
  3. 【請求項3】 前記自局の報知信号は、前記受信した周
    辺基地局の報知信号の送信タイミングに同期し、かつ前
    記周辺基地局の報知信号から互いの固有番号の差分に相
    当する時間ずらしたタイミングで無線送信されることを
    特徴とする請求項1又は2記載の基地局間同期確立方
    法。
  4. 【請求項4】 時分割多元接続(TDMA)方式および
    時分割多元接続/時分割多重(TDMA/TDD)方式
    によるゾーン構成を用いた移動通信および固定無線通信
    システムの基地局間の同期確立システムであって、 各無線基地局は、その立ち上げ時に周辺の基地局が送出
    している報知信号を受信・再生して該周辺の基地局の基
    地局固有番号及び送信タイミング情報を検出する手段
    と、前記検出した周辺の基地局の固有番号と自局の固有
    番号の差分を求め、前記検出した送信タイミングに同期
    し、かつ前記差分によって一意的に決定される自局の送
    信タイミングを決定する手段と、該決定された送信タイ
    ミングで自局の報知信号を無線送信する手段を有してい
    ることを特徴とする無線基地局間同期確立システム。
  5. 【請求項5】 前記報知信号を受信・再生して該周辺の
    基地局の基地局固有番号及び送信タイミング情報を検出
    する手段と、前記検出した周辺の基地局の固有番号と自
    局の固有番号の差分を求め、前記検出した送信タイミン
    グに同期し、かつ前記差分によって一意的に決定される
    自局の送信タイミングを決定する手段が、外部装置とし
    て構成されていることを特徴とする請求項4記載の無線
    基地局間同期確立システム。
JP9183236A 1997-06-25 1997-06-25 基地局間同期確立方法及びシステム Expired - Fee Related JP2993469B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9183236A JP2993469B2 (ja) 1997-06-25 1997-06-25 基地局間同期確立方法及びシステム
US09/104,390 US6359869B1 (en) 1997-06-25 1998-06-25 Mobile communication system capable of establishing frame syncronization among base stations

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9183236A JP2993469B2 (ja) 1997-06-25 1997-06-25 基地局間同期確立方法及びシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1118143A JPH1118143A (ja) 1999-01-22
JP2993469B2 true JP2993469B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=16132166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9183236A Expired - Fee Related JP2993469B2 (ja) 1997-06-25 1997-06-25 基地局間同期確立方法及びシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2993469B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024098A1 (ja) 2008-08-29 2010-03-04 セイコーインスツル株式会社 通信システム及び通信方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4695893B2 (ja) 2005-02-17 2011-06-08 パナソニック株式会社 測定期間の決定方法
JP4832133B2 (ja) 2006-03-23 2011-12-07 株式会社ブリヂストン 空気入り安全タイヤ
KR102163492B1 (ko) 2013-07-15 2020-10-08 삼성전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 장치 간 통신을 위한 동기 방법 및 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024098A1 (ja) 2008-08-29 2010-03-04 セイコーインスツル株式会社 通信システム及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1118143A (ja) 1999-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5157661A (en) Handoff method for cellular digital mobile communication system and mobile station
KR100243450B1 (ko) 통신 시스템 동작 방법, 통신 시스템 및 그 통신 시스템용 2차국
EP0750826B1 (en) Direct mode repeater in a mobile radio system
JPH0629910A (ja) 無線基地局間同期方式
US5383221A (en) Mobile station unit and channel switching method
JPH1118144A (ja) 基地局間同期確立方法及びシステム
JPH08182041A (ja) 移動通信システムおよびその回線制御方法
EP1223686B1 (en) Mobile communication system using base station frequency correction scheme
JP2993469B2 (ja) 基地局間同期確立方法及びシステム
JP2000078659A (ja) Phs無線移動局
JP2983334B2 (ja) 無線通信システムおよびこのシステムで使用される無線通信装置
JP2000102056A (ja) 基地局及び基地局システム
JPH0555982A (ja) 無線選択呼出受信機
JPH0746660A (ja) 無線通信装置
US5502437A (en) Receiver isolation scheme
US20050018625A1 (en) Radio communication system and communication method
JP2788902B2 (ja) グループ通信同期方式
JP3335942B2 (ja) 移動体通信におけるハンドオフ制御方式
JP2730573B2 (ja) 基地局間フレーム同期システム
JP2001016627A (ja) 移動通信システム及び基地局及び移動局
JP2002033686A (ja) 通信システム
AU689014C (en) Direct mode repeater in a mobile radio system
JP3243989B2 (ja) 無線通信制御装置
JP3138847B2 (ja) ディジタル無線電話装置
JPH0767165A (ja) 多重無線ゾーン移動通信方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees