JP2993457B2 - オーバサンプル型daコンバータ - Google Patents

オーバサンプル型daコンバータ

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JP2993457B2
JP2993457B2 JP9065929A JP6592997A JP2993457B2 JP 2993457 B2 JP2993457 B2 JP 2993457B2 JP 9065929 A JP9065929 A JP 9065929A JP 6592997 A JP6592997 A JP 6592997A JP 2993457 B2 JP2993457 B2 JP 2993457B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーバサンプル型D
Aコンバータに係り、特に高精度が要求されるオーディ
オ用に用いられるオーバサンプル型DAコンバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のオーバサンプル型DAコン
バータの一例のブロック図を示す。同図において、複数
ビットのディジタル入力信号は加算器31でオフセット
と加算され、更に加算器32において切換スイッチ33
により選択された正のリファレンス値(+REF)及び
負のリファレンス値(−REF)のいずれか一方と加算
された後、加算器34に供給される。
【0003】加算器34の加算出力は、レジスタ35を
通して加算器34に供給されて加算器32の出力信号と
加算される一方、量子化器36に供給される。加算器3
4とレジスタ35は積分器を構成している。この積分器
により積分されたディジタル信号は、量子化器36によ
り1ビット量子化信号に量子化される。積分器と量子化
器36は、ノイズシェーパ37を構成している。
【0004】量子化器36より取り出された1ビット量
子化信号は、切換スイッチ33を切り換え制御し、正の
リファレンス値(+REF)及び負のリファレンス値
(−REF)のいずれか一方を加算器32に供給させる
一方、低域フィルタ(LPF)38を通してDA変換さ
れたアナログ信号として出力される。
【0005】このような構成により、加算されたリファ
レンス値を加算あるいは減算することによって、DC値
が入力されたときにノイズシェーパ37で発生する固有
ノイズは帯域外にシフトし、変換特性を改善することが
可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絶対値
がオフセットと同じで符号が反対の一定値のディジタル
信号が入力されたときは、加算器31からの出力は0で
あり、オフセットを加えない場合と等価となり、DC値
による固有ノイズを発生してしまう。また、加算データ
が出力される1ビットデータに応じて、+REFから−
REF、又は−REFから+REFに変化するとき、遷
移状態でノイズを発生してしまう。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
入力ディジタル信号に含まれるDC値の固有のノイズを
打ち消すオーバサンプル型DAコンバータを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、入力ディジタル信号をオーバサンプリン
グするディジタルフィルタと、ディジタルフィルタの出
力信号中のDC成分を抽出する抽出回路と、ディジタル
フィルタの出力信号に対してノイズシェーピングを行う
第1のノイズシェーパと、抽出回路の出力信号に対して
ノイズシェーピングを行う第2のノイズシェーパと、第
1のノイズシェーパの出力信号と第2のノイズシェーパ
の出力信号のそれぞれ不要高域周波数成分を除去した
後、両信号をアナログ的に減算してDA変換されたアナ
ログ信号を出力する処理回路とを有する構成としたもの
である。
【0009】この発明では、第2のノイズシェーパから
はディジタルフィルタから出力されるオーバサンプリン
グデータに含まれるDC値による固有ノイズが出力され
るので、処理回路からは上記オーバサンプリングデータ
に含まれるDC値による固有ノイズが相殺除去されたア
ナログ信号が出力される。
【0010】また、本発明は、入力ディジタル信号をオ
ーバサンプリングするディジタルフィルタと、ディジタ
ルフィルタの出力信号中のDC成分を抽出する抽出回路
と、抽出回路の出力信号を一時保持する第1の保持回路
と、第1の保持回路の出力信号に対してノイズシェーピ
ングを行うノイズシェーパと、ノイズシェーパの出力信
号の不要高域周波数成分を除去するフィルタと、フィル
タの出力信号を保持する第2の保持回路と、抽出回路に
より抽出したDC成分を第1の保持回路、ノイズシェー
パ及びフィルタを経て第2の保持回路に保持した第1の
信号と、同じディジタルフィルタの出力信号を抽出回路
をスルーさせて第1の保持回路、ノイズシェーパ及びフ
ィルタを経て出力させた第2の信号とをアナログ的に減
算してDA変換されたアナログ信号を出力する処理回路
とを有する構成としたものである。
【0011】この発明では、第1の保持回路、ノイズシ
ェーパ、フィルタを共用して、オーバサンプリングデー
タをそのままノイズシェーピングした信号と、同じオー
バサンプリングデータのDC成分をノイズシェーピング
した信号とを得て、両信号をフィルタを通して処理回路
によりアナログ的に減算することにより、オーバサンプ
リングデータに含まれるDC値による固有ノイズが相殺
除去されたアナログ信号を出力できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0013】図1は本発明になるオーバサンプル型DA
コンバータの第1の実施の形態のブロック図を示す。こ
の実施の形態は、入力ディジタル信号が供給されるディ
ジタルフィルタ1、ディジタルフィルタ1の出力信号が
入力されるDC成分抽出回路2及びノイズシェーパ3、
DC成分抽出回路2の出力信号が入力されるノイズシェ
ーパ4、ノイズシェーパ3、4の出力信号の不要高域周
波数成分を除去する低域フィルタ(LPF)5及び6、
LPF5及び6の出力信号をアナログ的に減算する差動
増幅器7とから構成されている。
【0014】ノイズシェーパ3及び4はそれぞれ同一構
成であり、例えば図4のノイズシェーパ37のように積
分器と量子化器からなる。また、LPF5及び6もそれ
ぞれ同一構成で、同一の周波数特性を有する。
【0015】次に、この実施の形態の動作について、図
2の周波数スペクトラムを併せ参照して説明する。入力
ディジタル信号は、ディジタルフィルタ1に供給され、
ここで補間処理によりオーバサンプリングされた後、D
C成分抽出回路2及びノイズシェーパ3にそれぞれ入力
される。なお、ディジタルフィルタ1によるディジタル
信号のオーバーサンプリング自体は例えば特開平7−1
06974号公報などに記載されているように公知であ
る。DC成分抽出回路2は入力されたオーバサンプリン
グデータからDC(直流)成分だけを取り出してノイズ
シェーパ4に供給する。
【0016】ノイズシェーパ3は入力されたオーバサン
プリングデータからノイズ成分を高域へシフトするため
のノイズシェーピングを行い、LPF5へ供給し、ここ
で高域のノイズ成分を大きく減衰させる。一方、ノイズ
シェーパ4は上記のオーバーサンプリングデータ中のD
C成分に対してノイズ成分を高域へシフトするためのノ
イズシェーピングを行い、LPF6へ供給して、ここで
高域のノイズ成分を大きく減衰させる。
【0017】これにより、LPF5の出力信号の周波数
スペクトラムは、図2(A)に示すように、入力信号成
分Sと入力されたディジタル信号中に含まれるDC値に
応じて発生するノイズN1及びN2からなる。一方、L
PF6の出力信号の周波数スペクトラムは、図2(B)
に示すように、入力されたディジタル信号中に含まれる
DC値に応じて発生するノイズN1及びN2のみからな
り、入力信号成分Sは含まれていない。
【0018】LPF5及び6の各出力アナログ信号は、
差動増幅器7に供給されて差動増幅される。これによ
り、差動増幅器7から出力端子8へ出力されるアナログ
信号は、その周波数スペクトラムを、図2(C)に示す
ように、入力ディジタル信号中に含まれているDC値の
固有のノイズN1及びN2が相殺除去されて、信号成分
Sのみとなる。
【0019】このように、この実施の形態では、入力デ
ィジタル信号にリファレンス値やオフセットを加算する
ことなく、信号成分Sのみを取り出すことができ、高精
度のDA変換を実現することができる。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は本発明になるオーバーサンプル型DA
コンバータの第2の実施の形態のブロック図を示す。同
図において、入力ディジタル信号はディジタルフィルタ
10に供給されてオーバーサンプリングされた後、DC
成分抽出回路11に供給されてDC成分が抽出され、更
にラッチ回路12に供給されてタイミング回路13から
のタイミング信号によりラッチされる。
【0021】ラッチ回路12によりラッチされたDC成
分は、ノイズシェーパ14に供給されてノイズシェーピ
ングされてノイズ成分が高域側にシフトされ、次段のL
PF15に供給され、ここで高域のノイズ成分が除去さ
れた後ホールド回路16に供給されてホールドされる。
【0022】ここで、この実施の形態では、同じディジ
タルデータを2回用いる。1回目はDC成分抽出回路1
1を用いてDC成分のみをノイズシェーパ14とLPF
15をそれぞれ通してホールド回路16でホールドして
得られた信号を、タイミング回路13からのタイミング
信号に基づいてスイッチ17及び18のうち、スイッチ
18のみをオンして差動増幅器19の反転入力端子に供
給する。
【0023】2回目は、DC成分抽出回路11をスルー
させてDC成分を抽出せずに、入力ディジタル信号をラ
ッチ回路12、ノイズシェーパ14、LPF15をそれ
ぞれ通した信号を、タイミング回路13からのタイミン
グ信号に基づいてスイッチ17及び18のうち、スイッ
チ17をオンして差動増幅器19の非反転入力端子に供
給する。
【0024】これにより、差動増幅器19からは第1の
実施の形態と同様に、DC値によるノイズが打ち消さ
れ、アナログ信号成分のみが増幅されて取り出され、出
力端子20へ出力される。この実施の形態では、第1の
実施の形態と同様に高精度のDA変換ができ、それに加
えてノイズシェーパ14とLPF15をDC成分用と入
力ディジタル信号用にそれぞれ共用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力ディジタル信号に対してリファレンス値やオフセッ
トを加減算することなく、入力ディジタル信号に含まれ
るDC値に応じたノイズを相殺除去できるため、高精度
のDA変換されたアナログ信号を出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】図1の各部の信号の周波数スペクトラムを示す
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のブロック図であ
る。
【図4】従来の一例のブロック図である。
【符号の説明】
1、10 ディジタルフィルタ 2、11 DC成分抽出回路 3、4、14 ノイズシェーパ 5、6、15 低域フィルタ(LPF) 7、19 差動増幅器 8、20 出力端子 12 ラッチ回路 13 タイミング回路 16 ホールド回路 17、18 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 3/00 - 3/04 H03M 7/32 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタル信号をオーバサンプリン
    グするディジタルフィルタと、 前記ディジタルフィルタの出力信号中のDC成分を抽出
    する抽出回路と、 前記ディジタルフィルタの出力信号に対してノイズシェ
    ーピングを行う第1のノイズシェーパと、 前記抽出回路の出力信号に対してノイズシェーピングを
    行う第2のノイズシェーパと、 前記第1のノイズシェーパの出力信号と前記第2のノイ
    ズシェーパの出力信号のそれぞれ不要高域周波数成分を
    除去した後、両信号をアナログ的に減算してDA変換さ
    れたアナログ信号を出力する処理回路とを有することを
    特徴とするオーバサンプル型DAコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記処理回路は、前記第1のノイズシェ
    ーパの出力信号の不要高域周波数成分を除去する第1の
    フィルタと、前記第2のノイズシェーパの出力信号の不
    要高域周波数成分を除去する第2のフィルタと、前記第
    1及び第2のフィルタの両出力信号を差動増幅して前記
    DA変換されたアナログ信号を出力する差動増幅器とか
    らなることを特徴とする請求項1記載のオーバサンプル
    型DAコンバータ。
  3. 【請求項3】 入力ディジタル信号をオーバサンプリン
    グするディジタルフィルタと、 前記ディジタルフィルタの出力信号中のDC成分を抽出
    する抽出回路と、 前記抽出回路の出力信号を一時保持する第1の保持回路
    と、 前記第1の保持回路の出力信号に対してノイズシェーピ
    ングを行うノイズシェーパと、 前記ノイズシェーパの出力信号の不要高域周波数成分を
    除去するフィルタと、 前記フィルタの出力信号を保持する第2の保持回路と、 前記抽出回路により抽出した前記DC成分を前記第1の
    保持回路、ノイズシェーパ及びフィルタを経て前記第2
    の保持回路に保持した第1の信号と、同じ前記ディジタ
    ルフィルタの出力信号を前記抽出回路をスルーさせて前
    記第1の保持回路、ノイズシェーパ及びフィルタを経て
    出力させた第2の信号とをアナログ的に減算してDA変
    換されたアナログ信号を出力する処理回路とを有するこ
    とを特徴とするオーバサンプル型DAコンバータ。
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