JP2992608B2 - マスキング放送装置 - Google Patents
マスキング放送装置Info
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- JP2992608B2 JP2992608B2 JP6074107A JP7410794A JP2992608B2 JP 2992608 B2 JP2992608 B2 JP 2992608B2 JP 6074107 A JP6074107 A JP 6074107A JP 7410794 A JP7410794 A JP 7410794A JP 2992608 B2 JP2992608 B2 JP 2992608B2
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- Japan
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- infrared
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造設備を備えている
ことにより騒音環境下にある作業場に設置されて、作業
者に対する遮音を行うと同時に音による情報伝達を効率
良く達成するマスキング放送装置に関する。
ことにより騒音環境下にある作業場に設置されて、作業
者に対する遮音を行うと同時に音による情報伝達を効率
良く達成するマスキング放送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製造設備を備えた作業場では、製造設備
から少なからず騒音が発生する。そして、発生する騒音
が大きければ大きい程、作業環境が悪化する。そこで従
来では、騒音低減の対策として、製造設備的には機器類
の低騒音化が図られる一方、建築的には吸音材を用いた
遮音構造等が採られている。また、作業者個々において
は、耳栓の使用による遮音が図られることもある。
から少なからず騒音が発生する。そして、発生する騒音
が大きければ大きい程、作業環境が悪化する。そこで従
来では、騒音低減の対策として、製造設備的には機器類
の低騒音化が図られる一方、建築的には吸音材を用いた
遮音構造等が採られている。また、作業者個々において
は、耳栓の使用による遮音が図られることもある。
【0003】また、このような騒音環境下における作業
者への情報伝達は、電話設置位置が必ずしも作業位置と
一致しないことも手伝って、作業場内に伝言人が入り直
接情報の伝達を行う他、拡声設備を用いた一斉放送等に
より行われることが多い。例えば、呼出し、始業・就業
チャイム等では、大音響による一斉場内放送が一般的に
行われている。以上のように、騒音の遮断と場内放送に
よる情報の伝達は、相反する作用が要求され、従来の製
造設備を複数備えた作業場では、これらに対して個々に
対応が図られるのが現状となっている。
者への情報伝達は、電話設置位置が必ずしも作業位置と
一致しないことも手伝って、作業場内に伝言人が入り直
接情報の伝達を行う他、拡声設備を用いた一斉放送等に
より行われることが多い。例えば、呼出し、始業・就業
チャイム等では、大音響による一斉場内放送が一般的に
行われている。以上のように、騒音の遮断と場内放送に
よる情報の伝達は、相反する作用が要求され、従来の製
造設備を複数備えた作業場では、これらに対して個々に
対応が図られるのが現状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製造設
備的対応である機器類の低騒音化には限界があり、これ
のみによっては作業場における騒音を完全に無くすこと
が不可能である。また、建築的対応では、作業場外部へ
の騒音はほぼ確実に遮断できるものの、製造設備の機器
類に近接して作業を行う作業者への遮音が不可能であ
る。
備的対応である機器類の低騒音化には限界があり、これ
のみによっては作業場における騒音を完全に無くすこと
が不可能である。また、建築的対応では、作業場外部へ
の騒音はほぼ確実に遮断できるものの、製造設備の機器
類に近接して作業を行う作業者への遮音が不可能であ
る。
【0005】そして、このような騒音環境下における作
業者への情報伝達は、拡声設備を用いた一斉放送が一般
的であるため、伝達内容が騒音に打ち消されないよう
に、より大きな音量での拡声が必要となり、これが更に
騒音を引き起こす結果ともなっている。また、呼出し放
送では、一人の作業者を呼び出す場合でも一斉放送とな
り、大多数の作業者が大音響での聞き取りを強いられて
いる。以上のような現状から、従来では良好な作業環境
が得られず、また、拡声設備における情報伝達も、作業
環境を低下させるものとして作用する場合が多く見受け
られる。
業者への情報伝達は、拡声設備を用いた一斉放送が一般
的であるため、伝達内容が騒音に打ち消されないよう
に、より大きな音量での拡声が必要となり、これが更に
騒音を引き起こす結果ともなっている。また、呼出し放
送では、一人の作業者を呼び出す場合でも一斉放送とな
り、大多数の作業者が大音響での聞き取りを強いられて
いる。以上のような現状から、従来では良好な作業環境
が得られず、また、拡声設備における情報伝達も、作業
環境を低下させるものとして作用する場合が多く見受け
られる。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、作業者への騒音を遮断できるとともに、大音量での
一斉放送の必要がなくなるマスキング放送装置を提供
し、もって、作業環境の向上を図ることを目的とする。
で、作業者への騒音を遮断できるとともに、大音量での
一斉放送の必要がなくなるマスキング放送装置を提供
し、もって、作業環境の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、製造設備を備えかつ複数の領域に区分され
た作業場に設置されるもので、作業者への伝達情報の放
送と作業場内の騒音を打ち消すためのマスキング音の放
送とがなされる放送チャンネルを有し、放送チャンネル
からの上記伝達情報の放送信号を送信するとともに伝達
情報の送信時以外に上記マスキング音の放送信号を送信
する赤外線送信機と、領域別に赤外線送信機の放送チャ
ンネルと信号配線を介して接続された状態で設置されて
赤外線送信機から送信された放送信号を赤外線信号に変
換して輻射する赤外線輻射機と、複数の領域の各作業者
に携帯されるものからなり、赤外線輻射機からの赤外線
信号を放送信号として受信する赤外線受信機と、作業者
の耳を覆うことで作業場内の騒音を遮断するとともに、
赤外線受信機に接続されたイヤホンを内設する遮音プロ
テクタと、を具備したマスキング放送装置であって、製
造設備から発報された故障信号を検知して赤外線送信機
に送出する中央監視設備を備え、上記赤外線送信機は、
故障信号を受信した際にこの故障信号を発報した製造設
備が属する領域の赤外線輻射機に故障信号を送信する故
障情報伝達機能を有した構成となっている。
の本発明は、製造設備を備えかつ複数の領域に区分され
た作業場に設置されるもので、作業者への伝達情報の放
送と作業場内の騒音を打ち消すためのマスキング音の放
送とがなされる放送チャンネルを有し、放送チャンネル
からの上記伝達情報の放送信号を送信するとともに伝達
情報の送信時以外に上記マスキング音の放送信号を送信
する赤外線送信機と、領域別に赤外線送信機の放送チャ
ンネルと信号配線を介して接続された状態で設置されて
赤外線送信機から送信された放送信号を赤外線信号に変
換して輻射する赤外線輻射機と、複数の領域の各作業者
に携帯されるものからなり、赤外線輻射機からの赤外線
信号を放送信号として受信する赤外線受信機と、作業者
の耳を覆うことで作業場内の騒音を遮断するとともに、
赤外線受信機に接続されたイヤホンを内設する遮音プロ
テクタと、を具備したマスキング放送装置であって、製
造設備から発報された故障信号を検知して赤外線送信機
に送出する中央監視設備を備え、上記赤外線送信機は、
故障信号を受信した際にこの故障信号を発報した製造設
備が属する領域の赤外線輻射機に故障信号を送信する故
障情報伝達機能を有した構成となっている。
【0008】
【作用】本発明では、赤外線送信機が伝達情報の放送信
号を送信するとともに伝達情報の送信時以外にマスキン
グ音の放送信号を送信し、送信された放送信号を赤外線
輻射機が赤外線信号に輻射し、この赤外線信号を放送信
号として赤外線受信機が受信し、遮音プロテクタに内設
されたイヤホンから受信した放送信号に基づく音が流れ
る構成となっているため、作業者が遮音プロテクタで耳
を覆うことにより作業者への騒音が遮断されるのに加え
て、伝達情報の送信時以外で、たとえ、作業場内の騒音
が遮音プロテクタから漏れることがあってもその騒音が
マスキング音によって打ち消される。また、赤外線送信
機から呼出し等の伝達情報が送信されているときには、
遮音プロテクタのイヤホンから伝達情報が流れるため、
作業者に確実かつ明瞭な音声で伝わる。よって、小音量
で効率の良い伝達がなされる。
号を送信するとともに伝達情報の送信時以外にマスキン
グ音の放送信号を送信し、送信された放送信号を赤外線
輻射機が赤外線信号に輻射し、この赤外線信号を放送信
号として赤外線受信機が受信し、遮音プロテクタに内設
されたイヤホンから受信した放送信号に基づく音が流れ
る構成となっているため、作業者が遮音プロテクタで耳
を覆うことにより作業者への騒音が遮断されるのに加え
て、伝達情報の送信時以外で、たとえ、作業場内の騒音
が遮音プロテクタから漏れることがあってもその騒音が
マスキング音によって打ち消される。また、赤外線送信
機から呼出し等の伝達情報が送信されているときには、
遮音プロテクタのイヤホンから伝達情報が流れるため、
作業者に確実かつ明瞭な音声で伝わる。よって、小音量
で効率の良い伝達がなされる。
【0009】また、製造設備から発報された故障信号を
検知して赤外線送信機に送出する中央監視設備を備え、
上記赤外線送信機が故障情報伝達機能を有しているた
め、故障情報伝達機能が中央監視設備からの故障信号を
受信すると、故障信号を発報した製造設備が属する領域
の赤外線輻射機に故障信号が送信される。そして、故障
した製造設備の近傍にいる作業者のみに故障情報が伝達
され、この作業者は故障の事実を確実にかつ速やかに知
ることになる。
検知して赤外線送信機に送出する中央監視設備を備え、
上記赤外線送信機が故障情報伝達機能を有しているた
め、故障情報伝達機能が中央監視設備からの故障信号を
受信すると、故障信号を発報した製造設備が属する領域
の赤外線輻射機に故障信号が送信される。そして、故障
した製造設備の近傍にいる作業者のみに故障情報が伝達
され、この作業者は故障の事実を確実にかつ速やかに知
ることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るマスキング放送装置の好
適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明に係るマスキング放送装置の一実施例の構成を示す
説明図である。本実施例のマスキング装置は、製造設備
11を備えかつ複数の領域12に区分された作業場10
に設置されたもので、赤外線送信機1、赤外線輻射機
3、一般用放送設備4、中央監視設備5、赤外線受信機
6および遮音プロテクタ7を備えて構成されている。
適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明に係るマスキング放送装置の一実施例の構成を示す
説明図である。本実施例のマスキング装置は、製造設備
11を備えかつ複数の領域12に区分された作業場10
に設置されたもので、赤外線送信機1、赤外線輻射機
3、一般用放送設備4、中央監視設備5、赤外線受信機
6および遮音プロテクタ7を備えて構成されている。
【0011】赤外線送信機1は、作業場10内の作業者
への伝達情報の放送と、作業場10内の騒音を打ち消す
ためのマスキング音の放送とがなされる放送チャンネル
を複数有し、異なるチャンネル毎に又は同一のチャンネ
ルに複数の赤外線輻射機3がそれぞれ信号配線2を介し
て接続可能となっている。
への伝達情報の放送と、作業場10内の騒音を打ち消す
ためのマスキング音の放送とがなされる放送チャンネル
を複数有し、異なるチャンネル毎に又は同一のチャンネ
ルに複数の赤外線輻射機3がそれぞれ信号配線2を介し
て接続可能となっている。
【0012】同一又は異なるチャンネルに接続された赤
外線輻射機3は、赤外線送信機1からの放送信号を赤外
線信号に変換し、この赤外線信号を輻射するもので、マ
スキング放送の対象となる作業場10の領域12別に設
置されている。赤外線は、直進性が強く、電波のような
回り込みが少ないため、送信範囲となる各領域12を仕
切り壁13などで容易に設定することが可能となる。こ
の作用により、赤外線送信機1からは、全領域12の一
斉送信、及び領域12別の個別送信が可能となってい
る。
外線輻射機3は、赤外線送信機1からの放送信号を赤外
線信号に変換し、この赤外線信号を輻射するもので、マ
スキング放送の対象となる作業場10の領域12別に設
置されている。赤外線は、直進性が強く、電波のような
回り込みが少ないため、送信範囲となる各領域12を仕
切り壁13などで容易に設定することが可能となる。こ
の作用により、赤外線送信機1からは、全領域12の一
斉送信、及び領域12別の個別送信が可能となってい
る。
【0013】一般用放送設備4は、赤外線送信機1に接
続されており、一般の放送信号を赤外線送信機1へ送出
するようになっている。また中央監視設備5も赤外線送
信機1に接続され、製造設備11から発報された故障信
号を検知して赤外線送信機1へ送出するようになってい
る。そして上記の赤外線送信機1は、故障信号を受信す
ると、この故障信号を発報した製造設備11が属する領
域12の赤外線輻射機3に故障信号を送信する故障情報
伝達機能を有している。なお、本明細書中における故障
信号とは、いわゆる一般にいうところの故障だけでな
く、製造設備11が正常に働かない場合の異常が生じた
際にも発報される信号を意味している。
続されており、一般の放送信号を赤外線送信機1へ送出
するようになっている。また中央監視設備5も赤外線送
信機1に接続され、製造設備11から発報された故障信
号を検知して赤外線送信機1へ送出するようになってい
る。そして上記の赤外線送信機1は、故障信号を受信す
ると、この故障信号を発報した製造設備11が属する領
域12の赤外線輻射機3に故障信号を送信する故障情報
伝達機能を有している。なお、本明細書中における故障
信号とは、いわゆる一般にいうところの故障だけでな
く、製造設備11が正常に働かない場合の異常が生じた
際にも発報される信号を意味している。
【0014】一方、赤外線受信機6は、各領域12の各
作業者に携帯されるものからなり、赤外線輻射機3から
放射される赤外線信号を赤外線送信機1からの放送信号
として受信するように構成されている。赤外線受信機6
には図示しないイヤホンが接続され、イヤホンは遮音プ
ロテクタ7に内設されている。遮音プロテクタ7は、作
業者の両耳を覆って装着されることで、作業者への作業
場10内の騒音を効果的に遮断するものである。従っ
て、作業者は、遮音プロテクタ7を装着した状態では、
製造設備11等の機器類からの騒音は聞こえず、赤外線
受信機6が受信した放送信号に基づく音のみがイヤホン
から聞こえるようになっている。なお、遮音プロテクタ
7は、危険防止上、作業者の作業環境を低下させない程
度に、適度な遮音が行われるものであってもよい。
作業者に携帯されるものからなり、赤外線輻射機3から
放射される赤外線信号を赤外線送信機1からの放送信号
として受信するように構成されている。赤外線受信機6
には図示しないイヤホンが接続され、イヤホンは遮音プ
ロテクタ7に内設されている。遮音プロテクタ7は、作
業者の両耳を覆って装着されることで、作業者への作業
場10内の騒音を効果的に遮断するものである。従っ
て、作業者は、遮音プロテクタ7を装着した状態では、
製造設備11等の機器類からの騒音は聞こえず、赤外線
受信機6が受信した放送信号に基づく音のみがイヤホン
から聞こえるようになっている。なお、遮音プロテクタ
7は、危険防止上、作業者の作業環境を低下させない程
度に、適度な遮音が行われるものであってもよい。
【0015】このように構成されたマスキング放送装置
の作用を説明する。通常時、つまり伝達情報の送信時以
外において、赤外線送信機1からは、音楽、エコロジー
サウンド(波音、小鳥の囀り、せせらぎ等)のマスキン
グ音が送信される。従って、遮音プロテクタ7で耳を覆
った作業者は、静寂の中でマスキング音のみを聴く状態
となる。また、たとえ、作業場10内の騒音が遮音プロ
テクタ7から漏れることがあってもその騒音がエコロジ
ーサウンドからなるマスキング音によって打ち消され
る。
の作用を説明する。通常時、つまり伝達情報の送信時以
外において、赤外線送信機1からは、音楽、エコロジー
サウンド(波音、小鳥の囀り、せせらぎ等)のマスキン
グ音が送信される。従って、遮音プロテクタ7で耳を覆
った作業者は、静寂の中でマスキング音のみを聴く状態
となる。また、たとえ、作業場10内の騒音が遮音プロ
テクタ7から漏れることがあってもその騒音がエコロジ
ーサウンドからなるマスキング音によって打ち消され
る。
【0016】一方、呼出し等の伝達情報の放送信号は、
赤外線送信機1から所望の領域12内の赤外線輻射機3
に送出される。呼出しの対象となる作業者個人には、遮
音プロテクタ7に内設されたイヤホンから伝達情報が放
送されるため、確実かつ明瞭な音声で伝わることにな
る。このように伝達情報が、遮音プロテクタ7で聞かれ
るため、騒音を打ち消すような大音量とする必要がな
く、効率の良い放送が可能となる。また同時に、他の領
域12の作業者は、従来のような一斉呼出しによる不要
な連絡放送の聞き取りを強いられることがなくなる。
赤外線送信機1から所望の領域12内の赤外線輻射機3
に送出される。呼出しの対象となる作業者個人には、遮
音プロテクタ7に内設されたイヤホンから伝達情報が放
送されるため、確実かつ明瞭な音声で伝わることにな
る。このように伝達情報が、遮音プロテクタ7で聞かれ
るため、騒音を打ち消すような大音量とする必要がな
く、効率の良い放送が可能となる。また同時に、他の領
域12の作業者は、従来のような一斉呼出しによる不要
な連絡放送の聞き取りを強いられることがなくなる。
【0017】さらに時報、チャイム等の伝達情報は全領
域12に共通して送出することにより行われる。これに
より、従来行われていた目視による時計の確認を不要と
することができる。
域12に共通して送出することにより行われる。これに
より、従来行われていた目視による時計の確認を不要と
することができる。
【0018】また作業場10では、中央監視設備5によ
り検知された故障信号が、赤外線送信機1を介して故障
した製造設備11が属する特定の領域12に送出され
る。これにより、故障した製造設備11の近傍の作業者
のみに故障信号が伝わり、この作業者は故障の事実を確
実にかつ速やかに知ることができる。結果として、関連
した領域12以外での不要な連絡放送をなくすことがで
きるため、不要な場内放送を大幅に減少させることがで
きる。従って、作業場10の作業環境も著しく向上させ
ることができる。
り検知された故障信号が、赤外線送信機1を介して故障
した製造設備11が属する特定の領域12に送出され
る。これにより、故障した製造設備11の近傍の作業者
のみに故障信号が伝わり、この作業者は故障の事実を確
実にかつ速やかに知ることができる。結果として、関連
した領域12以外での不要な連絡放送をなくすことがで
きるため、不要な場内放送を大幅に減少させることがで
きる。従って、作業場10の作業環境も著しく向上させ
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るマスキ
ング放送装置によれば、伝達情報の送信時以外にはマス
キング音の放送信号を送信する赤外線送信機と、放送信
号を輻射する赤外線輻射機と、各作業者に携帯される赤
外線受信機と、騒音を遮断する遮音プロテクタとを備え
た構成としたので、騒音をマスキング音によって打ち消
すことができるとともに、呼出し等の放送信号を遮音プ
ロテクタに内設されたイヤホンにより、小音量で効率良
く伝達できる。よって、大音響による一斉放送を不要と
することができる。また、製造設備から発報された故障
信号を赤外線送信機に送出する中央監視設備を備え、赤
外線送信機が、中央監視設備からの故障信号を受信する
と、故障信号を発報した製造設備が属する領域の赤外線
輻射機に故障信号を送信する故障情報伝達機能を有して
いるので、故障した製造設備の近傍にいる作業者のみに
故障の事実を確実にかつ速やかに伝えることができる。
この結果、関連領域以外での不要な連絡放送をなくすこ
とができるので、不要な場内放送を大幅に減少させるこ
とができる。したがって、作業場における作業環境を著
しく向上させることができる。
ング放送装置によれば、伝達情報の送信時以外にはマス
キング音の放送信号を送信する赤外線送信機と、放送信
号を輻射する赤外線輻射機と、各作業者に携帯される赤
外線受信機と、騒音を遮断する遮音プロテクタとを備え
た構成としたので、騒音をマスキング音によって打ち消
すことができるとともに、呼出し等の放送信号を遮音プ
ロテクタに内設されたイヤホンにより、小音量で効率良
く伝達できる。よって、大音響による一斉放送を不要と
することができる。また、製造設備から発報された故障
信号を赤外線送信機に送出する中央監視設備を備え、赤
外線送信機が、中央監視設備からの故障信号を受信する
と、故障信号を発報した製造設備が属する領域の赤外線
輻射機に故障信号を送信する故障情報伝達機能を有して
いるので、故障した製造設備の近傍にいる作業者のみに
故障の事実を確実にかつ速やかに伝えることができる。
この結果、関連領域以外での不要な連絡放送をなくすこ
とができるので、不要な場内放送を大幅に減少させるこ
とができる。したがって、作業場における作業環境を著
しく向上させることができる。
【図1】本発明に係るマスキング放送装置の一実施例の
構成を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
1 赤外線送信機 2 信号配線 3 赤外線輻射機 5 中央監視設備 6 赤外線受信機 7 遮音プロテクタ 10 作業場 11 製造設備 12 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−227149(JP,A) 特開 昭63−149988(JP,A) 実開 昭63−172447(JP,U) 実開 平5−50892(JP,U) 実開 昭61−60544(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04B 15/00
Claims (1)
- 【請求項1】 製造設備を備えかつ複数の領域に区分さ
れた作業場に設置されるもので、 作業者への伝達情報の放送と作業場内の騒音を打ち消す
ためのマスキング音の放送とがなされる放送チャンネル
を有し、該放送チャンネルからの前記伝達情報の放送信
号を送信するとともに伝達情報の送信時以外に前記マス
キング音の放送信号を送信する赤外線送信機と、 前記領域別に前記赤外線送信機の放送チャンネルと信号
配線を介して接続された状態で設置されて前記赤外線送
信機から送信された放送信号を赤外線信号に変換して輻
射する赤外線輻射機と、 前記複数の領域の各作業者に携帯されるものからなり、
前記赤外線輻射機からの赤外線信号を前記放送信号とし
て受信する赤外線受信機と、 作業者の耳を覆うことで作業場内の騒音を遮断するとと
もに、前記赤外線受信機に接続されたイヤホンを内設す
る遮音プロテクタと、を具備したマスキング放送装置で
あって、 前記製造設備から発報された故障信号を検知して前記赤
外線送信機に送出する中央監視設備を備え、 前記赤外線送信機は、故障信号を受信した際にこの故障
信号を発報した製造設備が属する領域の前記赤外線輻射
機に故障信号を送信する故障情報伝達機能を有してなる
ことを特徴とするマスキング放送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074107A JP2992608B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | マスキング放送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074107A JP2992608B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | マスキング放送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264140A JPH07264140A (ja) | 1995-10-13 |
JP2992608B2 true JP2992608B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=13537646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6074107A Expired - Lifetime JP2992608B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | マスキング放送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2992608B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5790021B2 (ja) * | 2011-02-23 | 2015-10-07 | ヤマハ株式会社 | 音声出力システム |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP6074107A patent/JP2992608B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07264140A (ja) | 1995-10-13 |
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