JPH05110650A - 通話装置 - Google Patents

通話装置

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Publication number
JPH05110650A
JPH05110650A JP3264558A JP26455891A JPH05110650A JP H05110650 A JPH05110650 A JP H05110650A JP 3264558 A JP3264558 A JP 3264558A JP 26455891 A JP26455891 A JP 26455891A JP H05110650 A JPH05110650 A JP H05110650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handset
noise
microphone
sound
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP3264558A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohide Miwa
博秀 三輪
Takashi Nakayama
喬 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Cosmos Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Priority to JP3264558A priority Critical patent/JPH05110650A/ja
Publication of JPH05110650A publication Critical patent/JPH05110650A/ja
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周辺雑音の影響を小とする。 【構成】 ハンドセット11内にマイクロホン14を取
付け、そのマイクロホンで検出した雑音を位相反転し
て、送話器12の出力と加算増幅器20で加算して、送
話器12の出力中の雑音成分を打消す。受信信号と、位
相反転増幅器15の出力とを加算増幅器17で加算して
受話器13へ供給し、受話器13の前方近くの雑音を、
受話器13から放音される位相反転増幅器15の出力成
分で逆位相抑圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機、列車、自動
車等騒音中での通話、建築現場、採掘現場、工場等での
通話、一般オフィス、家庭での通話、飛行場周辺、鉄道
・道路近傍、学校、野球場近傍の住宅、事務所での通
話、病院、住宅の夜間で電話音が大きすぎる時、等外部
雑音が大きい時、逆に外部雑音が少くて、電話音量や呼
び出しベル音が大きすぎる時、に使用して効果があるよ
うにした電話機やトランシーバ等の通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機やトランシーバを騒音環境で使用
する場合、在来は何等技術対策が行われていない。受話
器については防音カバー附の耳授入型イヤホーン又は全
耳カバー型のヘッドセットを耳に圧着して用いられてい
る。送話器については防音カバー附マイクロホンのカバ
ーで口附近を覆って顔圧着して使用される例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】防音カバーを耳や口の
顔面に圧着することは不快であり、作業性にかける。
又、カバーは大型であり携帯型無線電話やトランシーバ
には向かない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明においてはハン
ドセットの周辺の雑音を検出するマイクロホンが設けら
れる。請求項1の発明では更に検出した雑音でハンドセ
ットの送話器の出力中の雑音成分を打消す手段が設けら
れ、請求項2の発明では検出した雑音をハンドセットの
受話器への入力信号と加算する手段が設けられ、その受
話器からの放音空間における周囲雑音が逆位相で抑圧さ
れ、請求項3の発明では検出した雑音がハンドセットの
受話器の近くに設けられたスピーカへ供給され、そのス
ピーカの放音により受話器からの放音空間内の雑音が逆
位相抑圧され、請求項4の発明では検出した雑音によ
り、このレベルが大きい程、ハンドセットの受話器へ供
給される受話信号レベルが大きくなるように可変利得増
幅器が制御される。更に請求項5の発明によれば検出し
た雑音、又は前記加算して受話器へ供給する信号、ある
いは、受話器へ供給される受話信号と検出した雑音とを
加算した信号が、ハンドセットの受話器よりの放音が与
えられる耳と異なる耳へ放音可能とされた電気音響変換
器が設けられる。
【0005】
【実施例】図1において有線電話機のハンドセット11
には送話器12及び受話器13が設けられている。この
発明ではハンドセット11の周辺の雑音を検出する雑音
検出用のマイクロホン14が設けられる。このマイクロ
ホン14は可聴周波数の帯域5Hz〜15KHzの雑音
を検出するものである。この雑音検出出力は位相反転増
幅器15により逆位相とされて加算増幅器20に入力さ
れ送話器12の出力と加算される。送話器12が送話音
声以外に拾った外部雑音はマイクロホン14から検出雑
音により、加算増幅器20で打消されるように検出雑音
に対する利得を可変抵抗器16により調整する。加算増
幅器20の出力が送信信号として電話用帯域制限フィル
タ等を通じて電話回路系に送られる。
【0006】一方受信音声信号は加算増幅器17に入力
される。この加算増幅器17にも位相反転増幅器15の
出力が分岐供給され、受信音声信号と加算される。その
加算出力は受話器13を駆動する。受話器13からの放
音中の検出雑音成分により受話器13の放音空間周辺の
雑音が位相抑圧されるように加算増幅器17の位相反転
増幅器出力に対する利得が可変抵抗器18で調整され
る。
【0007】一般に電話機系は300〜3600Hz程
度に帯域制限されており、そのため受話器13からの放
音が十分耳の可聴周波数帯域をカバーできない場合があ
る。つまり位相反転増幅器15の出力が受話器13から
放音されるまでに帯域制限されてしまう場合がある。こ
の場合は直接耳に達する雑音の中の受話器13の放音に
より打消しうるのは前記帯域制限された部分のみとな
り、耳にはそれ以外の帯域の周辺雑音が聞こえる。
【0008】この問題を解決するには例えば図2に対応
する部分に図1と同一符号を付けて示すように広帯域ス
ピーカ21を別に設け、位相反転増幅器15の出力をレ
ベル調整回路22を通じてスピーカ21へ供給し、スピ
ーカ21からの放音を、受話器13の放音空間へ放射し
て全帯域の雑音を打消すようにする。以上のようにして
送信信号中から雑音信号を消去しうると共に周辺の雑音
を打消して受信信号を良好なS/Nで聞くことができ
る。
【0009】一般に電話機、トランシーバは片耳用受話
器を備えたものであり、他方の耳のためにスピーカ、イ
ヤホン等がなくその他方の耳に雑音が入り、受話音が聞
きとりにくい場合がある。この問題を解決するには、例
えば図1に点線で示すように、イヤホン/スピーカ23
にも加算増幅器17の出力が分岐供給され、このイヤホ
ン/スピーカ23から他方の耳に、雑音を抑圧された受
信音声を放音させ、両耳できくことができるようにす
る。他方の耳に入る雑音も抑圧し人間が両耳を綜合して
よりよいS/Nで受信音声を聞くのに役立つ。
【0010】あるいは図2に点線で示すように、受信信
号の分岐出力とレベル調整回路22の分岐出力とを利得
1の加算増幅器24で加算し、その加算出力を他方の耳
用イヤホン/スピーカ23に供給し、広帯域にわたり抑
圧された雑音下で受信音声を聞くことができ、両耳を綜
合して良好なS/Nを得ることができる。またはレベル
調整回路22の出力を分岐して他方の耳用スピーカ25
へ供給し、このスピーカ25からの放音を他方の耳の入
口付近へ与え、その周辺の雑音を打消し、他方の耳の入
口付近を静かにするようにしてもよい。
【0011】広帯域マイクロホン14はどこにつけても
よいが、ハンドセット11の例えば受話器13の裏側に
取付けられている。広帯域スピーカ21は例えば受話器
13の前面外周に設けられる。このようなスピーカ21
としては圧電フィルム形のもので容易に形成することが
できる。図示に限らず受話器13の放音空間に、スピー
カ21からの放音がなされるような位置ならばよい。ス
ピーカ21の出力音がマイクロホン14に回り込んでも
逆極性のためハウリングは生じない。イヤホン/スピー
カ23又はスピーカ25は柔軟性のあるリード線26で
接続し、他方の耳に挿入又は装着できるようにする。
【0012】請求項4の発明を図1、2の実施例と組合
せた実施例を図4を参照して述べる。勿論請求項4の発
明を単独に実施してよいことは言うまでもない。この場
合は図1に於いて、加算増幅器17と受話器13との間
には、図2に於いては受信信号の増幅器27と受話器1
3との間に図4中の可変利得増幅器28を挿入する。位
相反転増幅器15の出力が分岐されて増幅器29で増幅
され、整流回路31で整流され、平滑回路32で平滑さ
れ、レベル調整器33を通じてAD変換器34へ供給さ
れ、デジタル値に変換され、そのデジタル値に応じて可
変利得増幅器28の利得が制御される。可変利得増幅器
28としては例えばMAXIM社製PGA100型プロ
グラマブルゲインコントローラを用いることができる。
【0013】整流回路31の出力は雑音レベルを表わ
し、時々刻々雑音変動する。その変動を平滑回路32で
平滑化し平滑回路32の時定数の間の平均的な雑音レベ
ルを得る。レベル調整器33は利得の手動調整に用い
る。AD変換器34の出力デジタル値が大きいと可変利
得増幅器28の利得が大きくなる。この雑音レベルに応
じた受話音のレベル制御方式は呼び出しベル音のレベル
制御にも用いるとよい。
【0014】このようにすると、雑音が大きくなると受
信信号が大きく増幅され、S/Nを一定に保つように動
作する。雑音が小さい夜間や病室等では可変利得増幅器
28の利得が低下するので、受信音や呼び出しベルの音
量が低下し、周囲に悪影響を与えない。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明により、送話音声に混入
する周辺雑音を打消し、相手に明瞭なS/Nで送信す
る。請求項2、3、5の発明によれば、それぞれ受話器
音声以外に周辺から混入する雑音を打消し明瞭なS/N
で聴取する。
【0016】請求項4の発明により、呼出しベル音及び
受話音量が周辺音量に応じて増減されるので明瞭なS/
Nで聴取でき、又不必要に過大な受話音量や呼び出しベ
ル音を防止でき、夜等でも周辺に音害を及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2の発明の実施例を示すブロック
図。
【図2】請求項3の発明の実施例を示すブロック図。
【図3】この発明を適用した通話装置のハンドセットの
外観例を示す図。
【図4】請求項4の発明の実施例の要部を示すブロック
図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機やトランシーバなどの通話装置に
    おいて、 そのハンドセットの周辺の雑音を検出するマイクロホン
    と、 そのマイクロホンの検出雑音で上記ハンドセットの送話
    器の出力中の雑音成分を打消す手段とを設けたことを特
    徴とする通話装置。
  2. 【請求項2】 電話機やトランシーバなどの通話装置に
    おいて、 そのハンドセットの周辺の雑音を検出するマイクロホン
    と、 そのマイクロホンの検出雑音を上記ハンドセットの受話
    器の入力信号と加算する手段とを備え、 上記受話器より放音空間における周囲雑音が逆位相で抑
    圧されるようにしたことを特徴とする通話装置。
  3. 【請求項3】 電話機やトランシーバなどの通話装置に
    おいて、 そのハンドセットの周辺の雑音を検出するマイクロホン
    と、 そのマイクロホンの検出雑音が供給され、上記ハンドセ
    ットの受話器の放音空間に、雑音を放音するスピーカと
    を備え、 上記放音空間における周囲雑音が上記スピーカよりの音
    により逆位相で抑圧されることを特徴とする通話装置。
  4. 【請求項4】 電話機やトランシーバなどの通話装置に
    おいて、 そのハンドセットの周辺の雑音を検出するマイクロホン
    と、 そのマイクロホンの検出雑音により、このレベルが大き
    い程、上記ハンドセットの受話器へ供給される受話信号
    のレベル、又は呼出音のレベルを大となるように制御さ
    れる可変利得増幅器と、 を設けたことを特徴とする通話装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の上記加算出力又は、請求項3
    のマイクロホン出力あるいはこれとその受話器入力とを
    加算したものが供給され、上記ハンドセットの受話器よ
    りの放音が与えられる耳と異なる耳への放音可能とされ
    た電気−音響変換器を設けたことを特徴とする請求項2
    又は3記載の通話装置。
JP3264558A 1991-10-14 1991-10-14 通話装置 Pending JPH05110650A (ja)

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JP3264558A JPH05110650A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 通話装置

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JP (1) JPH05110650A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05284199A (ja) * 1992-01-29 1993-10-29 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 防騒音電話機
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