JP2009141491A - ノイズキャンセルシステム、及びオーディオ機器 - Google Patents
ノイズキャンセルシステム、及びオーディオ機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009141491A JP2009141491A JP2007313631A JP2007313631A JP2009141491A JP 2009141491 A JP2009141491 A JP 2009141491A JP 2007313631 A JP2007313631 A JP 2007313631A JP 2007313631 A JP2007313631 A JP 2007313631A JP 2009141491 A JP2009141491 A JP 2009141491A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- earphone
- sound
- collecting microphone
- microphone
- sound collecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】任意のイヤホン2の外面に対して着脱可能なノイズキャンセル用の集音マイク10と、任意のイヤホンが着脱可能に接続され、集音マイク10により集音した音声の位相を処理するとともに、任意のイヤホンへ処理した音声を出力する処理部と、を備えた。
【選択図】図4
Description
ポータブルオーディオ機器に使用されるイヤホンや、航空機内で使用されているイヤホンにあっては、ノイズキャンセル効果を得るためにユーザの耳に最も近い部位、即ちイヤホン自体にノイズキャンセル用の集音マイクを配置している。
集音マイク110が感知した外部ノイズは、イヤホン本体102内に設けられたノイズキャンセル回路によりその位相を反転された上で、オーディオ信号に重ねてイヤホン100から出力されることにより外部ノイズを打ち消す。
この種のイヤホンとして、例えば特許文献1に開示されたものがある。
これによれば、イヤホン内にはノイズキャンセル回路は不要であり、ノイズキャンセル装置に接続されたマイクのみをイヤホン126に一体的に装着している。
しかし、このような形態であっても、ユーザは予めマイクが一体的に装着されたヘッドホンを用いることが求められる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、集音マイクを備えていないイヤホンに対して後付けにより接続することが可能なノイズキャンセルシステム、及びオーディオ機器を提供することを目的としている。
イヤホンとして任意のものを使用できるようにした点が特徴的である。集音マイクは、ノイズキャンセル用の処理部を含んでいる。
請求項2の発明に係るノイズキャンセルシステムは、請求項1において、前記処理部は、外部の機器より出力されるオーディオ信号を入力する入力部を備え、前記集音マイクにより集音した音声を処理するとともに、前記任意のイヤホンへ処理した音声と前記入力部により入力されたオーディオ信号を重畳させて出力することを特徴とする。
集音マイクを装備していないイヤホンに対して、ユーザが別体の集音マイクを後付けできるように構成したことにより集音マイクを装備したイヤホンを形成するようにしたので、ユーザの好みのタイプのイヤホンにノイズキャンセル機能を付与することが可能となる。集音マイクはイヤホンの外面、即ちハウジング部、イヤホンケーブル、ハウジング部とイヤホンケーブルとの接続部等々、任意の位置に取付け可能である。
請求項4の発明に係るオーディオ機器は、請求項1乃至3の何れか一項に記載のノイズキャンセルシステムにおける処理部をオーディオ再生機器に内蔵したことを特徴とする。
図1は本発明の一実施形態に係るノイズキャンセルシステムにおいて、任意のイヤホンに対して集音マイクを取付けた構成説明図であり、(a)はイヤホンと集音マイクの分離状態を示し、(b)は結合状態を示す図である。
本発明のノイズキャンセルシステム1は、イヤホン2の任意の位置に対してノイズキャンセル用の集音マイク10を着脱自在に取り付けた構成が特徴的である。換言すれば、本発明の集音マイク10は、任意のイヤホン2に対して後付け可能に構成した点が特徴的である。
即ち、イヤホン2は、オーディオ信号を音波に変換して出力する図示しない電気音響変換素子、及び該電気音響変換素子を内部に保持し且つ該電気音響変換素子が出力した音波を放出する放音穴4aを一面に有したハウジング部4を備えたイヤホン本体5と、イヤホン本体5から延びるイヤホンケーブル6と、コネクタ6bと、を備えている。
この例では、集音マイク10は、イヤホン2のハウジング部4の背面に設けたフラットな他面4bに対して取付け面11aを取り付けられることによりイヤホンと一体化するように小型、且つ円筒状に構成されているが、集音マイクの形状、サイズは、取付け対象物となるイヤホンの形状に応じて種々変形可能である。例えば、イヤホンのハウジング部の曲面部分に対して取付け可能な曲面状の取付け面(或いは曲面状に変形可能な取付け面)を備えた構成としてもよい。
この実施形態に係るイヤホン2のハウジング部4の背面は曲面状を成しているために図1に示した如く取付け面11aが平坦な形状の集音マイク10は取付けが困難である。そこで、図示した如き挟着手段(取付け手段)13をマイク本体11に対して予め一体化しておき、挟着手段13をハウジング部4とイヤホンケーブル6との接続部を構成する突出部7に挟着するように構成している。なお、挟着手段13を、イヤホンケーブル6のハウジング部4に近い部位に挟着するようにしてもよい。
挟着手段13は、樹脂、金属等の弾性材料を湾曲、或いは屈曲させた複数の爪片13aから構成し、弾性的に開閉可能に構成された爪片間でハウジング部とイヤホンケーブル6との接続部周辺に脱落しないような力で挟着できるように構成する。イヤホンは、形状、種類、メーカーが異なっていてもイヤホンケーブルの絶縁被覆材の材質は同等であり、且つ突出部(接続部)7の形状、寸法もほぼ同等であるため、挟着手段13を共通使用することができる。
イヤホンのハウジング部に対して集音マイク本体を取り付ける取付け手段として、両面テープ、接着剤、挟着手段等を利用することにより、取付け作業を容易化することができる。
まず、図3(a)においては、イヤホン2を構成するイヤホンケーブル6に対して、集音マイク10を構成するマイクケーブル12を組み付けて、少なくとも一部を一体化した構成が特徴的である。即ち、イヤホンケーブル6とマイクケーブル12は、両端に位置する所定長のフリーな部分6a、12aを除いた他の部位を被覆チューブ(縛束手段)15によって被覆する(束ねる)ことにより一体化されている。イヤホン2に対して、イヤホンとは別売の集音マイク10を取り付ける際に、両ケーブル6,12がばらばらであると取扱い上不便であり、外観上も問題があるため、別途被覆チューブ15によって束ねることが有効である。縛束手段としては、被覆チューブに代えて粘着テープ、細いワイヤ等によって両ケーブルを束ねるようにしてもよい。
或いは、図3(b)に示すようにマイクケーブル12として、イヤホンケーブル6に螺旋状に巻き付いた状態で保形され易い材質、形状のものを選択することにより、格別の縛束手段を用いずにイヤホンケーブルに対してマイクケーブルを螺旋状に巻き付けて、両者がばらばらな状態となることを防止できる。
このノイズキャンセルシステム20は、図1に示した集音マイク2と、ノイズキャンセル装置21とを備え、任意のイヤホン2を接続可能としている。
即ち、本実施形態に係るノイズキャンセルシステム20は、任意のイヤホン2の外面に対して着脱可能なノイズキャンセル用の集音マイク10と、任意のイヤホンが着脱可能に接続され、集音マイクにより集音した音声の位相を処理するとともに、任意のイヤホンへ処理した音声を出力する処理部としてのノイズキャンセル装置21と、を有する構成が特徴的である。
このように処理部としてのノイズキャンセル装置21は、外部の機器より出力されるオーディオ信号を入力する入力部を備え、集音マイク10により集音した音声を処理するとともに、任意のイヤホン2へ処理した音声と入力部により入力されたオーディオ信号を重畳させて出力する手段である。
ノイズキャンセル装置21には、前述したノイズキャンセル回路に加えて、外部ノイズ信号の位相を微調整する手段や、集音マイクを接続するイヤホンユニットのインピーダンスに合わせて出力を調整する手段などを備えても良い。
また、ノイズキャンセル装置21は、集音マイク本体11と別体である実施例について説明したが、これらを一体化した装置をイヤホン本体5に取り付けても良い。
この例においては、図4の実施形態におけるノイズキャンセル装置21を用いることなく、ノイズキャンセル回路をポータブルオーディオプレイヤやミニコンポなどのオーディオ機器30自体に装備させた構成例を示している。そのようなオーディオ機器においては、任意のイヤホンを用いて容易にノイズキャンセル効果を得ることができる。
この場合、集音マイクからオーディオ機器への入力は、専用の入力端子であってもよく、または一般的なマイクや外部入力端子と共用してもよい。
Claims (4)
- 任意のイヤホンの外面に対して着脱可能なノイズキャンセル用の集音マイクと、
前記任意のイヤホンが着脱可能に接続され、前記集音マイクにより集音した音声の位相を処理するとともに、前記任意のイヤホンへ処理した音声を出力する処理部とを有することを特徴とする、ノイズキャンセルシステム。 - 前記処理部は、外部の機器より出力されるオーディオ信号を入力する入力部を備え、
前記集音マイクにより集音した音声を処理するとともに、前記任意のイヤホンへ処理した音声と前記入力部により入力されたオーディオ信号を重畳させて出力することを特徴とする、請求項1に記載のノイズキャンセルシステム。 - 前記任意のイヤホンは、オーディオ信号を音波に変換して出力する電気音響変換素子に加えて、該電気音響変換素子を囲むハウジング部、オーディオ信号を前記電気音響変換素子に入力するイヤホンケーブル、前記ハウジング部と前記オーディオケーブルとの取り付け部とを備え、
前記集音マイクは、取り付け手段を介して、前記任意のイヤホンが有するハウジング部若しくはイヤホンケーブル、若しくはハウジング部とオーディオケーブルとの取り付け部に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のノイズキャンセルシステム。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載のノイズキャンセルシステムにおける処理部をオーディオ再生機器に内蔵したことを特徴とするオーディオ機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007313631A JP2009141491A (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | ノイズキャンセルシステム、及びオーディオ機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007313631A JP2009141491A (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | ノイズキャンセルシステム、及びオーディオ機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009141491A true JP2009141491A (ja) | 2009-06-25 |
Family
ID=40871698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007313631A Pending JP2009141491A (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | ノイズキャンセルシステム、及びオーディオ機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009141491A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593679U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-11 | 株式会社オ−デイオテクニカ | ヘツドフオン用マイクロフオン装置 |
JPH05110650A (ja) * | 1991-10-14 | 1993-04-30 | Tokyo Cosmos Electric Co Ltd | 通話装置 |
JPH11196488A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Canon Inc | 再生装置および方法 |
JP2009017083A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Data Bank Commerce:Kk | ノイズキャンセル装置 |
-
2007
- 2007-12-04 JP JP2007313631A patent/JP2009141491A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593679U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-11 | 株式会社オ−デイオテクニカ | ヘツドフオン用マイクロフオン装置 |
JPH05110650A (ja) * | 1991-10-14 | 1993-04-30 | Tokyo Cosmos Electric Co Ltd | 通話装置 |
JPH11196488A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Canon Inc | 再生装置および方法 |
JP2009017083A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Data Bank Commerce:Kk | ノイズキャンセル装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2019017036A1 (ja) | 音響出力装置 | |
US20080166003A1 (en) | Wire headset with integrated switch | |
US20070230735A1 (en) | Selective type headset | |
JPH02276084A (ja) | 携帯用ステレオ音楽等聴取装置 | |
JP2008092365A (ja) | ヘッドホン、ノイズ低減処理システム、ノイズ低減処理方法及びノイズ低減処理プログラム | |
EP3264791B1 (en) | Earphone | |
US8391516B2 (en) | Method of using an audio device for improving sound reproduction and listening enjoyment | |
KR100946260B1 (ko) | 하이브리드 인-이어 헤드폰 | |
US9232295B2 (en) | Ear canal ear bud sound system | |
KR100576248B1 (ko) | 음성 확대기 | |
US8861769B2 (en) | Headphone device | |
JP5625928B2 (ja) | テレビ番組出演用イヤホン | |
US20160173969A1 (en) | Multiple position earphone cable exit | |
US20070223760A1 (en) | Personal speaker assembly mounted on user's neck | |
JP2009065456A (ja) | バイノーラル録音兼ノイズキャンセルヘッドフォン | |
JP2009141491A (ja) | ノイズキャンセルシステム、及びオーディオ機器 | |
RU2572049C2 (ru) | Звуковоспроизводящее устройство и способ применения такого устройства | |
JP2006352728A (ja) | オーディオ装置 | |
JP3179487U (ja) | ヴォーカルキャンセリング機能付きヘッドフォン | |
EP3261358B1 (en) | Earphone | |
TWI240590B (en) | Handheld Dolby decoding earphone apparatus | |
KR20140004643U (ko) | 음성 출력 장치 | |
KR200346762Y1 (ko) | 이어폰 장치 | |
KR200295631Y1 (ko) | 이어폰 장치 | |
JP5987710B2 (ja) | ヘッドフォン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20101203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110825 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20111012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120522 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20130326 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |