JP2992484B2 - 目地部の構造 - Google Patents

目地部の構造

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JP2992484B2 JP24141196A JP24141196A JP2992484B2 JP 2992484 B2 JP2992484 B2 JP 2992484B2 JP 24141196 A JP24141196 A JP 24141196A JP 24141196 A JP24141196 A JP 24141196A JP 2992484 B2 JP2992484 B2 JP 2992484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外装材間に形成され
る目地部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、目地51にコーキング材52
を充填し、コーキング材52の表面を覆うように裏面の
嵌入材53をコーキング材52に嵌入して目地カバー材
54を設ける目地構造が用いられている。この構造は、
目地51の幅に多少の誤差が生じていても確実な水密性
を確保しうるコーキング材52と、その表面を覆い耐侯
性及び意匠性を向上させうる目地カバー材54を併用す
るため合理的且つ優れた構造である。しかし、この構造
においては目地カバー材54がその嵌入材53をコーキ
ング材52に嵌入することにより取り付けられているた
め目地カバー材54の位置が安定しにくく、施工時の位
置合わせが容易でないという問題点があった。例えば、
図5に示すように目地51の断面形状が矩形であり、外
装材55の表面に目地カバー材54の側縁を当接させる
ような構造においては、目地カバー材54の水平方向の
位置が安定しにくい。一方図6に示すように目地51の
断面形状がV字形であり、目地51側壁に目地カバー材
54の表面を当接させる構造においては、水平方向の位
置は安定するが取付の角度合わせが困難でねじれが生じ
やすかった。また、この構造においては目地51の間隔
に誤差が生じたときには、目地51の間隔の広挟に比例
して目地カバー材54の取付深さが変化するため目地カ
バー材54の取付深さが一定になりにくかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は目地材
の取付位置及び角度が安定しかつ水密性を確実に確保し
うる目地部の構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明では、目地の側壁を構成する外装材端部に段落
とし部を設け、前記段落とし部から外装材表面に向かっ
てのびる斜面を形成し、目地に充填したコーキング材に
裏面の嵌入材を嵌入して目地を覆う目地カバー材を設
け、目地カバー材の側縁を前記斜面又は段落とし部表面
に当接させる。さらに、前記目地カバー材側縁に、目地
に目地カバー材を正常に嵌入したとき前記外装材端部の
斜面と平行となるテーパ面と、テーパ面の裏面側に連続
し外装材端部の段落とし部に平行な当接面とを形成す
る。この構成によると、目地カバー材の両側縁が前記斜
面または段落とし部に当接されて、防水性が向上する
上、目地間隔に誤差が生じ、例えば目地間隔が基準とな
る幅より狭くなった時には、多少目地カバー材が捩じれ
て嵌入された場合にも一方の側縁が段落とし部に当接さ
れることで目地カバー材は一定以上に捩じれることがな
く、容易に目地カバー材を取り付けることができる。ま
た、目地間隔が基準となる幅より広くなった時にも段落
とし部が形成されているのでそれ以上目地カバー材が深
く嵌入されることはなく、目地カバー材の取付深さが安
定する。また、目地カバー材の側縁が斜面、段落とし部
のいずれに当接されても外装材端部と目地カバー材間に
隙間が生じにくい。またテーパ面と当接面により目地カ
バー材の方向が正しい方向に案内され目地カバー材の取
付が容易になる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を示す図
面に基づき説明する。外装材3はセメント系材料等で構
成され、目地1を構成する外装材3端部には段落とし部
2が形成されている。本実施の形態の外装材3は表面に
格子状の目地模様が形成されており、目地部においても
同様の目地模様が形成されるように外装材3端部にも表
面より一段低く形成された目地模様形成段部9が形成さ
れている。目地模様形成段部9の外側には目地模様形成
段部9よりさらに一段低く形成された段落とし部2が形
成され、段落とし部2と目地模様形成段部9とは斜面4
で繋がれている。斜面4の角度は、水密性、取付容易性
等を考慮すれば30度から60度程度に形成するのが好
ましい。さらに、段落とし部2の外側には目地底を形成
するため突出部10が設けられ隣接する外装材3の突出
部10と対向させることで目地1を形成する。
【0006】目地カバー材7は目地1に沿って長手方向
に設けられるよう長尺であり、その表面は曲面を形成し
ており、また側縁8は正常に即ち目地1に正対させて取
り付けた時に外装材3端部の斜面4と平行となるテーパ
面8aと、テーパ面8aの裏面側に連続し段落とし部2
の表面に平行となる当接面8bとにより形成される。目
地カバー材7の裏面には、コーキング材5に嵌入されて
目地カバー材7を係止する嵌入材6が形成されている。
嵌入材6は板状であり目地カバー材7の長手方向に連続
して設けられ、その先端は鋭角であり斜め後ろ方向に突
出した抜け止め11が設けられている。嵌入材6の形状
は本実施の形態のものに限られず棒状のものを長手方向
に等間隔に設けて形成してもよい。尚、目地カバー材7
は、ゴム、樹脂の他アルミニウム等の金属等により形成
される。
【0007】外装材3は、溝形鋼を矩形に組みあわせた
外壁フレーム(図示せず)の表面側フランジ上に複数並
べられ、各外装材3の隅部或いは周囲を外装材3の表面
側からビス止めして固定される。外装材3の表面はアク
リル系有機塗料、アルコキシド系無機塗料などで塗装さ
れ、防水性が確保されているが、外装材3端部にも同様
の塗装が施されている。
【0008】目地1にはシリコーン系、変成シリコーン
系、ポリウレタン系等のパテ状のコーキング材5が充填
され、二次防水として機能する。コーキング材5の充填
量は目地1幅に応じて変化するが、コーキング材5の表
面が目地1表面近くに位置する程度に充填され、表面は
へら等で平らに形成される。
【0009】目地1に充填されたコーキング材5には目
地カバー材7裏面の嵌入材6を嵌入し、目地1を覆うよ
うに目地カバー材7が設けられる。目地1の幅が基準幅
に形成されているときには図1に示すように目地カバー
材7を表面から押さえることで斜面4に案内され、その
側縁8を斜面4及び段落とし部2に当接して所定の位置
に取り付けられる。このとき、目地カバー材7は一次防
水として機能するが、その側縁8の二面が外装材3端部
に当接することで高い水密性が得られる。
【0010】目地1の幅が基準幅より狭い場合において
も目地カバー材7を表面側から押さえることで図2に示
すように目地カバー材7の両側縁8,8のテーパ面8a
を外装材3端部の斜面4に当接でき、目地カバー材7の
一次防水としての機能が確保される。このとき目地カバ
ー材7が若干捩じれて挿入されても、図3に示すように
目地カバー材7の側縁8は段落とし部2に当接されるの
それ以上に陥没することはなく美観を保つことが出来、
また防水性も低下しない。
【0011】目地1の幅が基準幅より広い場合には図4
に示すように目地カバー材7の側縁8の当接面8bを段
落とし部2に当接して取り付けられる。このとき、目地
カバー材7は段落とし部2に当接されるので取付深さが
一定である。従って、目地1の幅が狭い場合のみ外装材
3の表面寄りに位置することとなり、取付深さの変化量
が少なく美観を保つことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、本発明の構
成によると目地カバー材を所定の位置に容易に取り付け
ることができ、一次防水としての目地カバー材、二次防
水としてのコーキング材により確実な水密性を確保しう
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 目地 2 段落とし部 3 外装材 4 斜面 5 コーキング材 6 嵌入材 7 目地カバー材 8 側縁 8a テーパ面 8b 当接面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地の側壁を構成する外装材端部に段落
    とし部が設けられ、前記段落とし部から外装材表面向か
    ってのびる斜面が形成され、目地に充填されたコーキン
    グ材に裏面の嵌入材を嵌入して目地を覆う目地カバー材
    が設けられ、目地カバー材の側縁が前記斜面又は段落と
    し部表面に当接する目地部の構造であって、 前記目地カバー材側縁が、目地に目地カバー材を正常に
    嵌入したとき前記外装材端部の斜面と平行となるテーパ
    面と、テーパ面の裏面側に連続し外装材端部の段落とし
    部に平行な当接面とを有することを特徴とする目地部の
    構造。
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