JP2990681B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2990681B2
JP2990681B2 JP4215225A JP21522592A JP2990681B2 JP 2990681 B2 JP2990681 B2 JP 2990681B2 JP 4215225 A JP4215225 A JP 4215225A JP 21522592 A JP21522592 A JP 21522592A JP 2990681 B2 JP2990681 B2 JP 2990681B2
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    • G11B5/7253Fluorocarbon lubricant
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁性層上に有機フッ素化
合物を含有する潤滑層を有する磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ、フロッピーディスク等の磁
気記録媒体の潤滑剤を磁性層表面に塗布することによっ
て、磁気記録媒体とヘッドとの間の潤滑性および走行耐
久性を改善するために使用したり、また写真感光材料に
おいては、過酷な使用条件においても耐えられるように
感光材料の表面に塗布することが行われている。とく
に、磁気記録媒体では記録の高密度化により磁性層表面
はより平滑になり、また磁気記録媒体はさまざまな環境
で使用され、かつ記録された情報は数年から数十年にわ
たって保存される。そのため多様な環境下での走行耐久
性および保存安定性が要求されており、従来の潤滑剤で
は十分な効果を発揮し得なくなっている。さらに、カム
コーダすなわちカメラ一体型ビデオテープレコーダや小
型のビデオテープレコーダは、外部で使用されることが
多く、磁気記録媒体には幅広い環境条件での使用に耐え
る潤滑性能が必要とされている。
【0003】また、薄膜金属型磁性層は高密度記録に有
利であり、今後のハイビジョン化、デジタル化等の磁気
記録密度向上のために薄膜金属型が期待されているが、
記録層の金属がごく薄い酸化層でのみ保護されているの
で、薄膜金属型磁気記録媒体にあっては、保存性の大幅
な向上が可能な潤滑剤の提供が求められている。
【0004】電磁変換特性が優れ高密度記録用の磁気記
録媒体して期待されている強磁性薄膜を非磁性支持体上
に形成したいわゆる金属薄膜型磁気記録媒体にあって
は、有機フッ素化合物を潤滑剤とすることが有効である
ことが知られている。パーフルオロアルキル基を含む有
機フッ素化合物は、疎水性であると同時に疎油性の性質
も有しており、水および油中においても界面活性剤とし
ての性質を発揮することはよく知られている。また、表
面エネルギーを低下させる特性も有しており、これらの
性質を利用して有機フッ素化合物を塗布して材料の滑り
性や潤滑性を改善することが行われている。
【0005】例えば極性基としてスルホン酸金属塩、連
結基にエステル基、分子末端は2個のフッ素置換アルキ
ル基を有する化合物を磁性粉末を分散した塗料液中に混
合して塗布することが特開昭58−100228号公報
に記載されているが、極性基としてスルホン酸金属塩等
を含んでおり、これらの極性基は極性が大きく酸として
の性質を強く有しているので、高密度記録のために使用
される薄膜ヘッドを腐食する等の問題があった。また、
パーフルオロポリエーテル鎖の中心に、−COCO−、
−SS−を有する潤滑剤が特開平3−102614号に
記載されているが、同様に薄膜ヘッドへの腐食性の問題
がある。
【0006】パーフルオロアルキル基−アルキル基−極
性基の単分子層を強磁性金属薄膜上に形成することが特
開昭64−72313号に記載されているが、ラングミ
ュアブロージェット(LB)膜による単分子膜の生成は
生産性が悪く実用的ではない。さらに、μ値、スチル耐
久性、保存性が劣っている。
【0007】特公平3−19602号、特開昭54−7
9366号には、−SO3 Na、−SO3 K、−SO3
H、−COOH等を有するフッ素系炭化水素化合物から
なる潤滑剤について記載されているが、μ値、スチル耐
久性、保存性が劣っている。また、特開平3−2415
24号、特開昭62−92227号には、フルオロアル
キル基と脂肪族アルキル基を有する化合物を強磁性金属
薄膜上へ塗布することが記載されているが、これらのも
のはアルキル基の導入によって、イソプロパノールによ
る塗布が可能となったが、μ値、スチル耐久性、保存性
が不十分であった。
【0008】上記潤滑剤を磁気記録層に塗布することの
他に、例えばパーフルオロアルキルポリエーテルおよび
その誘導体(特開昭60−61918号、特開昭61−
107528号、米国特許第3778308号、特公昭
60−10368号、米国特許第4897211号等)
を使用することが記載されているが、これらのフッ素系
有機化合物の潤滑剤は、テープが摺動する相手部材との
低速の摩擦係数は高く不十分でありかつ保存性について
も亜硫酸ガス等の酸性ガス腐食については磁性層離脱を
起こし、実用に耐え得る磁気記録媒体とはなり得ない。
【0009】また脂肪酸および脂肪酸エステル等(特公
昭28−28367号、特公昭51−39081号、特
公昭51−30981号、特開昭56−80828号、
特開昭61−24017号)は、磁気ヘッドとの高速摩
擦が高く不十分であり、かつ亜硫酸ガス等の酸性ガス腐
食についても不十分である。
【0010】また上記の潤滑剤の多くは、アセトン、メ
チルエチルケトン、酢酸エチル、アルコール類、トルエ
ン等の通常の炭化水素系の有機溶剤には溶解せず、塗布
に当たってはフッ素系の有機溶剤を使用する必要があっ
た。ところが、フッ素系有機溶剤は高価であり、オゾン
層破壊の問題を起こしたり、作業環境の悪化をおこした
りして極めて生産適性のないものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一般の炭化
水素系有機溶剤に溶解し、フッ素系有機溶剤を使用する
必要がないフッ素系有機化合物からなる潤滑剤を提供す
ることを目的とし、また蒸着、スパッタリング等によっ
て記録密度を飛躍的に向上させることができる金属薄膜
からなる磁気記録媒体に走行性、耐久性、保存性を付与
した磁気記録媒体を提供するものである。
【0012】さらに、屋外での使用環境においても十分
な走行性と耐久性を有する磁気記録媒体を提供すること
を目的とし、薄膜ヘッド等の高密度記録用磁気ヘッドを
腐食することがない磁気記録媒体を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、非磁性支持体
上の少なくとも一方の面に磁性層を有する磁気記録媒体
において、磁性層上には、アルキレンの炭素骨格を有
し、炭素骨格を構成する少なくとも2個の炭素に、フル
オロアルキル基と他の原子もしくは原子団からなるフル
オロアルキル含有基を結合し、少なくとも1個のフルオ
ロアルキル含有基は二重結合を有する炭素に結合してい
る有機フッ素化合物の含有層が形成されている磁気記録
媒体であり、下記の一般式(1)および(2)で表され
るフッ素系有機化合物を含有する層を磁性層上に形成し
ている。
【0014】
【化4】
【0015】ただし、Rf1 、Rf2 は、CF3CF
2(CF2 n(CH2m−または、(CF32CF(C
2n(CH2m−であって、各々同一であっても互い
に相違していても良く、nは1から10、mは1から2
0、n+mは6から30である。Y1 およびY2 は、−
O−、−OCO−、−COO−、−NHCO−、−CO
NH−であって、各々同一であっても互いに相違してい
ても良い。また、R1 は、=CH2 、=CH(CH2
K CH3 、=CHCH=CH2 であって、kは0から
2である。R2 はH、または炭化水素基、R2 が結合す
る炭素が二重結合を有する場合についてはR2 は存在し
ない。R3 はH、または二重結合を有していても良い炭
化水素基を示す。AおよびBは(CH2Kであって、k
は0から2である。また、Rf1 、Rf2 、Y1
2 、R1 、R2 、R3 、k、n、mは同一であっても
異なっていてもよく、シス型、トランス型のいずれでも
よい。
【0016】
【化5】
【0017】ただし、Rf1 、Rf2 は、CF3CF
2(CF2n(CH2m−または、(CF32CF(C
2n(CH2m−であって、各々同一であっても互い
に相違していても良く、nは1から10、mは1から2
0、n+mは6から30である。Y1 、Y2 は、−O
−、−OCO−、−COO−、−NHCO−、−CON
H−であって、各々同一であっても互いに相違していて
も良い。R4 、R6 はHまたは、二重結合を有していて
も良い炭化水素基を示す。A、B、は(CH2Kであっ
て、kは0から2である。また、Rf1 、Rf2
1 、Y2 、A、B、R4 、R6 、k、n、mは同一で
あっても異なっていてもよく、シス型、トランス型のい
ずれでもよい。
【0018】さらに一般式(1)または(2)におい
て、nは2〜8であることがとくに好ましく、あまり大
きいと炭化水素系溶剤への溶解性が低下し、またあまり
小さいと摩擦係数が大きくなり潤滑性が悪くなる。ま
た、mは、2〜11であることがとくに好ましく、nと
反対にあまり小さいと炭化水素系溶剤への溶解性が低下
し、またあまり大きいと摩擦係数が大きくなり潤滑性が
悪くなる。そして、n+mは6〜19であることが好ま
しく、あまり大きいと炭化水素系溶剤への溶解性が低下
し、また余り小さいと摩擦係数が大きくなり潤滑性が悪
くなる。Y1 、Y2 は、とくに−OCO−、−COO−
が好ましく、−S−、−SO−、−SO2 −等は、腐食
性があるので好ましくない。R1 、R2 、R3 、R4
6 は、いずれも大きくなると摩擦係数が大きくなるの
で炭素数の小さいものが好ましい。
【0019】また、本発明の磁気記録媒体は、磁性層と
しては、磁性粉末を結合剤中に分散して支持体上に塗布
したもの、支持体上に形成した強磁性金属薄膜のいずれ
のものにも適用することができるが、鉄、ニッケル、コ
バルト等の金属もしくはその合金からなる強磁性金属薄
膜からなる磁性層で形成された磁気記録媒体に好適であ
る。
【0020】支持体には、厚さ5μm〜15μmのPE
T、PEN、ポリアミド、ポリイミド樹脂等のフィルム
が好ましく、磁性層厚みは、0.1〜0.3μmである
ことが好ましい。また、磁性層は、コバルトが80重量
%以上で他にニッケル、クロム等を含有する単層、平行
型多層、非平行型多層のものがとくに好ましく、磁性層
形成手段は蒸着、スパッタリング等の手段を適用するこ
とができるが、酸素存在下で蒸着法により形成した磁性
層が特に好ましい。また、バック層、磁性層用下塗り層
を設けていることが更に走行性、耐久性等に有利であ
る。金属薄膜磁性層にプラズマCVD等によるカーボン
膜(ガスとしてはCH4 、C2 6 、C3 8 、C4
10等のアルカン、CH2 =CH2 、CH3 CH=CH2
等のアルケン、CH≡CH等のアルキン等をはじめ気化
性の化合物)を付与した薄膜金属記録媒体上に塗布等に
よって本発明の潤滑剤を付与することができる。
【0021】本発明の有機フッ素化合物含有層は、カル
ボン酸、スルホン酸、アルコールのような親水性のある
極性基を持たないので防錆性が優れているが、さらにテ
トラザインデン環化合物及び/又はチオウラシル環化合
物からなる防錆剤を含有することによって磁気記録媒体
としての特性を高めることができる。
【0022】このような目的で使用可能なテトラザイン
デン環化合物には、下記に示すものが挙げられる。
【0023】
【化5】
【0024】ここで、Rには、アルキル基、アルコキシ
基、アルキルアミド基から選ばれる炭化水素基であり、
水素原子の一部がフッ素原子で置換されていても良い。
とくに好ましくは、炭素数3以上26以下であり、アル
コキシの場合にはROCOCH2 −のRは、C3
7 −、C6 13−、フェニル、またアルキル基の場合に
は、C6 13−、C9 19−、C1735−が挙げられ、
アルキルアミドの場合にはRNHCOCH2 −のRはフ
ェニル、C3 7 −が挙げられる。また、チオウラシル
環化合物には、下記に示すものが挙げられる。
【0025】
【化6】
【0026】ここで、Rは炭素数が3以上である炭化水
素基であり、水素原子の一部がフッ素原子で置換されて
いても良い。
【0027】潤滑剤と防錆剤を混合して同時に塗布して
も良いが、防錆剤を先に塗布した後に、潤滑剤を塗布す
る方法が効果的である。塗布の方法は有機溶剤に溶解し
てコイルバー等通常の塗布方式で塗布することができ
る。防錆剤の塗布量は0.1〜10.0mg/m2 潤滑
剤は1.0〜50mg/m2 が好ましい。特に好ましく
は防錆剤0.3〜5mg/m2 潤滑剤3〜30mg/m
2 である。また、本発明の有機フッ素化合物からなる潤
滑剤に他の潤滑剤を併用しても良い。例えば下記で示さ
れるパーフロオロポリエーテル
【0028】
【化7】
【0029】あるいはこの末端がOH、COOH等で変
性されているものが用いられる。ここでRfはCF3
Fであり、Rf´は、なしもしくはCF3 である。分子
量は1000〜20000、好ましくは2500〜10
000のものが挙げられる。具体的にはデュポン社製
KRYTOXK143AZ、同K157FSL、モンテ
フルオス社製 FOMBLIN AM2001、ダイキ
ン工業製DEMNUMSYなどである。
【0030】磁気記録媒体に本発明の化合物を適用する
場合、溶液にして磁性層表面に塗布する。その際、本発
明の化合物は通常のアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メタノー
ル、エタノール及びイソプロパノールから選ばれる少な
くとも1種の炭化水素系溶剤に溶解するので、フッ素系
の有機溶剤を使用することなく塗布して乾燥することに
よって磁気記録媒体の製造することができる。炭化水素
系溶剤に溶解できるので、従来のフッ素系化合物のよう
にフロン系溶剤の使用による環境汚染のような問題を起
こすおそれがない。
【0031】
【作用】本発明は、非磁性支持体上の少なくとも一方の
面に磁性層を有する磁気記録媒体において、磁性層上に
は、アルキレンの炭素骨格を有し、炭素骨格を構成する
少なくとも2個の炭素に、フルオロアルキル基と他の原
子もしくは原子団からなるフルオロアルキル含有基を結
合し、少なくとも1個のフルオロアルキル含有基は二重
結合炭素に結合しているので、二重結合が磁性層表面に
吸着し、フルオロアルキル基が保護層として表面に配向
し、潤滑性を与えるとともに、磁性層への吸着が二重結
合によって行われる。したがって、吸着基としては、酸
性、アルカリ性の吸着基のように薄膜ヘッドに対して悪
影響を及ぼすこともなく、またカルボン酸、スルホン
酸、アルコールのような親水性の極性基を持たないの
で、水の吸着性が小さく防錆性もすぐれており、さらに
炭化水素系の有機溶剤へ溶解し、磁性層上への塗布膜の
形成が容易である。しかし、カルボン酸等の親水性基に
比較して、金属薄膜磁性層もしくは強磁性金属粒子上へ
の吸着性が強固ではなくその吸着量をあまり多くできな
い。本発明では、フルオロアルキル鎖を分子中に少なく
とも2本含有させることにより磁性層上の単位吸着点当
たりのフルオロアルキル鎖の数を多くすることにより、
磁気記録媒体の走行耐久性を付与している。もって、特
に強磁性金属薄膜を磁性層とする磁気記録媒体の実用上
の問題点であった耐腐食性、走行耐久性がともに優れる
という従来技術からは期待できない効果を奏するもので
ある。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明をさら
に詳細に説明する。 合成例1(試料番号4の化合物の合成) 還流冷却器、温度計を備えた攪拌機付300mlの四つ
口フラスコにイタコン酸(分子式CH2 =C(COO
H)CHCOOH)を3.87g(0.03モル)、ア
セトン100ml入れ、30℃でパーフルオロオクチル
エタノール(F(CF2 8 CH2 CH2 OH)を滴下
後、加熱しながら10時間攪拌し、その後原料のパーフ
ルオロアルコールを蒸留して除去した後、メタノールで
再結晶しC8 17CH2 CH2 OCOC(=CH2 )C
OOCH2 CH2 8 17を得た。得られたものは、M
Sで分子量を確認し、NMRで同定した。NMRからの
純度は80%以上だった。(原料との比較) NMR(バリアン社製 Gemini−300)で測定
したデータを以下に示す。
【0033】
【化8】
【0034】19H−NMR分析(単位:ppm、溶媒:
メタノールd4 1 H−NMR分析(単位:ppm、溶媒:メタノールd
4 ) 末端CF3 (a): −79.3 (Triplet) 2位CF2 (b):−124.3 (ブロード) 3位CF2 (c):−121.6 (ブロード) 4位CF2 (d):−120.7 (ブロード) 5位CF2 (e):−119.5 (ブロード) 6位CF2 (e):−119.5 (ブロード) 7位CF2 (f):−119.5 (ブロード) 8位CF2 (g):−111.6 (ブロード) 9位CH2 (h):2.6 (Multiplet) 10位CH2 (i):4.39 (Triplet) 11位CH2 (j):4.46 (Triplet) カルボニル基横のCH2 (k):3.42 二重結合部(l):5.82 他の化合物はイタコン酸の変わりに無水マレイン酸等の
他の二重結合をもつ無水物あるいはカルボン酸に代え
て、またパーフルオロアルキルエタノールを他のフルオ
ロアルキルアルコールに代えて同様な方法で合成した。
【0035】実施例および比較例 10μm厚のポリエチレンテレフタレート上にコバルト
−ニッケル磁性膜(膜厚150nm)を斜め蒸着し、磁
性金属薄膜を設けた。蒸発源としては電子ビーム蒸発源
を使用し、これにコバルト−ニッケル合金(Co:80
重量% Ni:20重量%)を充填し真空度6.7×1
-3N/m2 中にて酸素ガスを導入しつつ入射角が50
度となるよう斜め蒸着を行った。得られた磁性金属薄膜
層上に、表1記載の化合物をコイルバーで塗布乾燥した
後、バック層を設け、8mm幅にスリットして磁気テー
プを作成した。ただし試料番号6、試料番号7、14に
ついては、防錆剤を混合して塗布した。また、試料番号
8〜15は比較例とした。実施例、比較例を評価結果と
ともに表1にまとめて記載した。
【0036】本発明の化合物は、錆およびヘッド腐食防
止に優れた効果を示し、かつ防錆剤を多量に添加しても
摩擦係数を上げることなく安定に走行させることができ
る。それに対して極性基を持つ素材は、保存後の錆が不
十分であり、そのため走行性が劣化する。そこで錆およ
び出力低下を良化する量の防錆剤を添加すると摩擦係数
が上がってくる。
【0037】〔評価方法〕 (摩擦係数の測定)得られた磁気テープとステンレスポ
ールとを30gの張力(T1 )で巻き付け角180度で
接触させ、磁気テープを3.3cm/秒の速度で100
パス走行させた後、走行に必要な張力(T2 )を測定し
た。下記計算式により磁気テープの、摩擦係数μをもと
めた。 μ=1/π・ln(T2 /T1 ) 摩擦係数は、A)そのままのもの(保存前)とB)60
℃90%RHの環境に10日間保存したものを23℃7
0%RHで測定した。
【0038】(スチル耐久性の測定)スチル耐久性は、
8mmVTR(富士写真フイルム(株)製 FUJIX
−8M6型)を使用してスチル制限機構を動作させない
でスチル状態で画像を再生し、画像が出なくなるまでの
時間を測定した。スチル耐久性は、A)そのままのもの
(保存前)とB)60℃90%RHの環境に10日間保
存したものを5℃10%RHで測定した。
【0039】(保存後の再生出力低下測定)前述の8m
mVTRで7MHzの信号を記録し、60℃90%RH
の環境に7日間保存し、出力低下を測定した。この時、
保存前の再生出力を0dBとした。 (耐候性の評価)下記環境に保存し、保存後の磁性層表
面を目視および光学顕微鏡で観察した。 Cl2 :10ppb、NO2 :200ppb、H2 S:
10ppb 上記3種混合ガスの流量:1000リットル/時間 温湿度:60℃90%RH 保存日数:10日間 評価基準 ○…磁性層表面を200倍の光学顕微鏡で観察したとき
腐食がまったく見られない △…同上で腐食が見られるが、肉眼観察で磁性層表面の
金属光沢が認められる ×…肉眼で観察したとき磁性層表面に金属光沢がない (ヘッドの腐食試験)薄膜ヘッドとテープを接触させて
60度80%Rh3日間保存したときのヘッドの腐食を
顕微鏡(200倍)で確認した。
【0040】評価基準 ○…ヘッド表面を200倍の光学顕微鏡で観察したとき
腐食がまったく見られない △…同上でテープが接触していた部分の斑点上に腐食が
見られる ×…同上でテープが接触していた部分全体に腐食が見ら
れる
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】従来公知の潤滑剤では得られなかった高
度な保存性、走行性、耐久性を合わせ持つ保護層が得ら
れ、高密度磁気記録媒体を実現した。これは本発明に開
示した特定構造の潤滑剤は連結基と二重結合部を用いて
磁性層表面に吸着し、複数のパーフルオロアルキル鎖の
持つ撥水・撥油性が保護層として表面に配向し、表面エ
ネルギーを低下させ良好な潤滑性を付与したと推定す
る。その際、吸着基が二重結合部であると推定されるた
め酸性、アルカリ性でもなく中性であり、そのため酸や
塩基に侵されるヘッドでも腐食されず良好な画質を得る
ことができると考えられる。また本発明の化合物が、炭
化水素系の有機溶剤に良好な溶解性を示すのは、連結基
および二重結合部の電子雲の広がりとパーフルオロアル
キル鎖と炭化水素部分を1個の分子内に併せ持つためと
推定される。また防錆性についても、カルボン酸、スル
ホン酸、アルコールのような親水性のある極性基を持た
ないのでそのような極性基を持つ化合物に比べて著しく
水の吸着を防ぐため防錆性に優れ、さらに炭化水素基含
有チオウラシルやテトラザインデン環化合物等等の防錆
剤との併用によりさらに高い保存性を実現するが、これ
は潤滑剤の2重結合部の吸着点が防錆剤のNH、OH、
SH等の吸着点と異なるため走行性を劣化させず防錆効
果を発揮できるためと推定できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C10N 40:18 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/72 G11B 5/71 C10M 105/54 C10M 105/68 C10N 40:18 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上の少なくとも一方の面に
    磁性層を有する磁気記録媒体において、磁性層上には、
    下記一般式(1)で示される有機フッ素化合物の含有層
    が形成されていることを特徴とする磁気記録媒体。 【化1】 ただし、Rf1 、Rf2 は、CF3CF2(CF2
    n(CH2m−または、(CF32CF(CF2n(C
    2m−であって、各々同一であっても互いに相違して
    いても良く、nは1から10、mは1から20、n+m
    は6から30である。Y1 およびY2 は、−O−、−O
    CO−、−COO−、−NHCO−、−CONH−であ
    って、各々同一であっても互いに相違していても良い。
    また、R1 は、=CH2 、=CH(CH2K CH3
    =CHCH=CH2 であって、kは0から2である。
    2 はH、または炭化水素基、R2 が結合する炭素が二
    重結合を有する場合についてはR2 は存在しない。R3
    はH、または二重結合を有していても良い炭化水素基を
    示す。AおよびBは(CH2Kであって、kは0から2
    である。また、Rf1 、Rf2 、Y1 、Y2 、R1 、R
    2 、R3 、k、n、mは同一であっても異なっていても
    よく、シス型、トランス型のいずれでもよい。
  2. 【請求項2】 非磁性支持体上の少なくとも一方の面に
    磁性層を有する磁気記録媒体において、磁性層上には、
    下記一般式(2)で示される有機フッ素化合物の含有層
    が形成されていることを特徴とする磁気記録媒体。 【化2】 ただし、Rf1 、Rf2 は、CF3CF2(CF2n(C
    2m−または、(CF32CF(CF2n(CH2m
    −であって、各々同一であっても互いに相違していても
    良く、nは1から10、mは1から20、n+mは6か
    ら30である。Y1 、Y2 は、−O−、−OCO−、−
    COO−、−NHCO−、−CONH−であって、各々
    同一であっても互いに相違していても良い。R4 、R6
    はHまたは、二重結合を有していても良い炭化水素基を
    示す。A、B、は(CH2Kであって、kは0から2で
    ある。また、Rf1 、Rf2 、Y1 、Y2 、A、B、R
    4 、R6 、k、n、mは同一であっても異なっていても
    よく、シス型、トランス型のいずれでもよい。
  3. 【請求項3】 磁性層が強磁性金属薄膜であることを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載の磁気記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 有機フッ素化合物含有層がテトラザイン
    デン系化合物又はチオウラシル化合物の少なくともいず
    れか一方の防錆剤を含有することを特徴とする請求項3
    記載の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 非磁性支持体上の少なくとも一方の面に
    磁性層を有する磁気記録媒体の製造方法において、下記
    一般式(1)または(2)で示される有機フッ素化合物
    を、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
    ケトン、シクロヘキサノン、メタノール、エタノール及
    びイソプロパノールからなる群から選ばれる少なくとも
    1種の溶剤に溶解した溶液を磁性層上に塗布した後、乾
    燥することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 【化3】 ただし、一般式(1)あるいは一般式(2)において、
    Rf1 、Rf2 は、CF3CF2(CF2 n(CH2m
    −または、(CF32CF(CF2n(CH2m−であ
    って、各々同一であっても互いに相違していても良く、
    nは1から10、mは1から20、n+mは6から30
    である。Y1 およびY2 は、−O−、−OCO−、−C
    OO−、−NHCO−、−CONH−であって、各々同
    一であっても互いに相違していても良い。また、R
    1 は、=CH2 、=CH(CH2KCH3、=CHCH
    =CH2 であって、kは0から2である。R2 はH、
    または炭化水素基、R2 が結合する炭素が二重結合を有
    する場合についてはR2 は存在しない。R3 、R4 、R
    6 はHまたは、二重結合を有していても良い炭化水素基
    を示す。AおよびBは(CH2Kであって、kは0から
    2である。また、Rf1 、Rf2 、Y1 、Y2 、R1
    2 、R3 、R4、R6、k、n、mは同一であっても異
    なっていてもよく、シス型、トランス型のいずれでもよ
    い。
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