JP2988228B2 - 施錠装置 - Google Patents
施錠装置Info
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Description
機等に採用される施錠装置に関し、特に、本体装置に対
して2箇所の施錠を必要とする施錠装置に関する。
いては、料金の盗難を防止する目的から金庫室の金庫扉
の施錠・解錠は料金回収員が専門で行い、保守点検等に
おいて開閉するフロントドアの施錠・解錠とは切り離し
て行っており、このため、それぞれの施錠を別々に行う
ため2箇所の施錠装置が設けられている。図5ないし図
7は、従来の公衆電話機に採用されている施錠装置を示
すもので、図5は公衆電話機の外観斜視図、図6はフロ
ント部分の側断面図、図7は金庫扉部分の平断面図であ
る。これらの図において、符号30で示す電話機筐体
は、ロアーハウジング31と、ロアーハウジング31の
上面開口部を開閉自在とするアッパーハウジング32と
から構成されている。ロアーハウジング31には、金庫
(図示せず)が収納される金庫室33が設けられ、この
金庫室33の開口部を開閉する金庫扉34が設けられて
いる。
クブラケット35が取り付けられ、このロックブラケッ
ト35にロアーハウジング31に設けられた第1の錠前
36の係合片37が係合して、金庫扉34が施錠され
る。38はロアーハウジング31に設けられた他の錠前
で、ロックレバー39が一体的に取り付けられている。
アッパーハウジング32のフロント側には係合孔40a
を有するロックブラケット40が垂下するようにして取
り付けられている。錠前38を回動操作して、ロックレ
バー39の先端をロックブラケット40の係合孔40a
に係合させることにより、アッパーハウジング32はロ
アーハウジング31と一体化される。
錠装置では、アッパーハウジング32と金庫扉34の施
錠をそれぞれ別々の錠前36、38で行うようにしてい
るので、それぞれの錠前の取り付けスペースを必要と
し、このため、公衆電話機等の装置本体の小型化に支障
ときたすといった問題があった。また、錠前とロックレ
バー等部品点数が増加し、このためコストアップにつな
がるといった欠点があった。
あるいは欠点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、小型化で、かつ安価な施錠装置を提供す
ることにある。
に、請求項1記載の発明は、異なった2個の鍵による鍵
操作によって中立位置から互いに反対方向の2方向に回
動可能な錠前と、この錠前と一体的に回動するカム部材
と、このカム部材に設けられた係合部と、この係合部
が、前記錠前の1方向の回動時に係合し、他方向の回動
時に非係合となるロック部材を有し、前記錠前の1方向
の回動時に施錠・解錠する第1の施錠部と、前記錠前の
他方向の回動時に前記カム部材が係合・非係合するロッ
ク部材を有し、錠前の他方向の回動により施錠・解錠す
る第2の施錠部とを備えたものである。また、請求項2
記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1
の施錠部および第2の施錠部によって、筺体内に設けた
金庫室の金庫扉の施錠・解錠および筺体の扉の施錠・解
錠のそれぞれを行うようにしたものである。
と、カム部材の係合部が第1の施錠部のロック部材と係
合してロック部材が作動し、第1の施錠部が施錠・解錠
される。また、錠前を他方向に回動操作すると、カム部
材の係合部と第1の施錠のロック部材との係合が外れ、
第1の施錠部をそのままの状態とし、第2の施錠部が施
錠・解錠される。
する。図1は本発明に係る施錠装置を示し、(a)は側
断面図、(b)は平断面図、図2は本発明に係る施錠装
置を採用した公衆電話機の分解斜視図、図3は金庫扉の
施錠・解錠状態を示す側断面図、図4はフロントカバー
の施錠・解錠状態を示す側断面図である。これらの図に
おいて、符号1で示す公衆電話機の筐体は、リアーハウ
ジング2とリアーハウジング2とねじ締め固定されたロ
アーハウジング3と、リアーハウジング2の前面開口部
5を開閉自在とするフロントカバー4とで構成されてい
る。
端縁には、フック部6が一体形成され、リアーハウジン
グ2内には、硬貨選別装置、制御基板等が搭載されたメ
カニズム組立体7が配設されている。8はロアーハウジ
ング3に設けられた硬貨返却口、9は金庫12を収納す
る金庫室、10は金庫室9の開口部を開閉自在とする金
庫扉、11は金庫扉10の内側面先端側に取り付けられ
た平面視クランク状のロックブラケットである。13
は、金庫室9の開口部を閉じた状態における金庫扉10
のロックブラケット11に近接配置された錠前で、別々
の鍵を錠前13の鍵穴13aに挿入して、中立位置Aか
らそれぞれ時計方向Bおよび反時計方向Cの2方向に回
動操作可能となっている。
付けられ、錠前13と一体的に回動するカム板で、その
円周部が円弧部14aと円弧部14aを除去した削成部
14bとで形成された全体が略扇形を呈しており、錠前
13が中立位置Aにあるとき、図1に示すように円弧部
14aが金庫扉10とロックブラケット11との間に嵌
入している。15はカム板14に植設されたピンであ
る。17は断面が略コの字状に形成されたロックレバー
で、図示を省略したブラケット間に横架されたシャフト
20に揺動自在に支持され、上端部に下方斜めに折曲げ
られた爪19が一対設けられている。ロックレバー17
の側面部には、溝18が設けられており、この溝18
は、前記錠前13を中心として円弧状に形成された遊び
溝18aと直線状に形成された係合溝18bとからな
り、この溝18内に前記ピン15が嵌合している。この
ピン15は、前記錠前13が中立位置Aにあるとき、溝
18の遊び溝18aと係合溝18bとの境界に位置して
いる。
22とハンドセット23とが配設され、上端面には、硬
貨投入口24が取り付けられ、後面部側には、前記フッ
ク部6に引っかけられて、フック部6を中心としてフロ
ントカバー4を回動させリヤーハウジング2の前面開口
部5を開閉自在とする係合片25が一体形成され、下端
部のボス部4aには、前記ロックレバー17の爪19が
嵌入する係合孔26aを有する係合片26が取り付けら
れている。
解錠動作を説明する。フロントカバー4の係合片25を
フック部6に引っかけて、フロントカバー4をリヤーハ
ウジング2の前面開口部5を閉じる。金庫12を金庫室
9内に収納して金庫扉10を閉じる。そして、図1に示
すように錠前13を中立位置Aに位置させると、カム板
14の円弧部14aがロックブラケット11と金庫扉1
0との間に嵌入し、金庫扉10が施錠されている。同時
に、ピン18が溝18の遊び溝18aと係合溝18bと
の境界に位置し、ロックレバー17の爪19が係合片2
6の係合孔26aに嵌入しているので、フロントカバー
4は施錠されている。
に回動可能な鍵(図示せず)を錠前13の鍵穴13aに
挿入して、錠前13を図中反時計方向に回動操作する
と、カム板14は錠前13と一体回動して、円弧部14
aが位置していたロックブラケット11と金庫扉10と
の間には、図3に示すように、削成部14bが位置する
ので、ロックブラケット11とカム板14との係合が解
除され、金庫扉10が解錠される。この錠前13の反時
計方向の回動操作により、ピン15も溝18の遊び溝1
8a内を反時計方向に回動する。このとき、遊び溝18
aが錠前13を中心とした円弧状に形成されているの
で、ピン15は遊び溝18aの形状と同じ軌跡上を移動
する。換言すれば、ピン15と遊び溝18aとは、係合
が解除された状態となっており、ピン15の反時計方向
の回動にもかかわらず、ロックレバー17は回動しな
い。したがって、ロックレバー17の爪19と係合片2
6の係合孔26aとは係合状態が保たれたままの状態と
なっており、フロントカバー4は施錠されたままの状態
が保持される。
は、前述した同じ鍵で、回動操作して錠前13を中立の
位置Aに戻す。この場合にも、ピン15は遊び溝18a
内を摺動するので、ピン15と遊び溝18aとは、係合
が解除された状態となっているので、錠前13が中立位
置Aに戻り、ピン15が遊び溝18aと係合溝18bと
の境界に位置するまで、ロックレバー17は回動せず
に、爪19と係合孔26aとは係合が保たれたままとな
っている。同時に、カム板14の円弧部14aが、ロッ
クブラケット11と金庫扉10との間に嵌入して、金庫
扉10を施錠する。
で、前述した鍵とは異なり、錠前13を時計方向にのみ
回動させる鍵(図示せず)を錠前13の鍵穴13aに挿
入して、錠前13を図中時計方向に回動操作すると、カ
ム板14は錠前13と一体回動して、ピン15も時計方
向に回動する。このピン15の時計方向の回動によりピ
ン15と係合している溝18の係合溝18bを介して、
ロックレバー17がシャフト20を中心として反時計方
向に回動し、図4に示すように爪19と係合片26の係
合孔26aとの係合が解除され、フロントカバー4の施
錠が解除される。このとき、カム板14も時計方向に回
動するが、円弧部14aがロックブラケット11と金庫
扉10との間に位置し続けるので、金庫扉10の施錠は
保たれたままとなっている。
の錠前13により、金庫扉10とフロントカバー4との
2部材の施錠を行えるようにしたので、錠前1個分の取
り付けスペースが削減でき、このため施錠装置の小型化
を図ることができる。また、錠前1個分と、従来金庫扉
10側に必要としていたロックレバーを不要として、部
品点数を削減したので、安価な施錠装置を提供できる。
また、錠前は1個としたが、錠前の回動方向は2方向と
し、それぞれ別々の鍵による操作が可能なので、料金回
収と保守点検とにおける解錠を切り離すことができ、こ
のため、料金の盗難を防止し得る。
明によれば、異なった2個の鍵による鍵操作によって中
立位置から互いに反対方向の2方向に回動可能な錠前
と、この錠前と一体的に回動するカム部材と、このカム
部材に設けられた係合部と、この係合部が、前記錠前の
1方向の回動時に係合し、他方向の回動時に非係合とな
るロック部材を有し、前記錠前の1方向の回動時に施錠
・解錠する第1の施錠部と、前記錠前の他方向の回動時
に前記カム部材が係合・非係合するロック部材を有し、
錠前の他方向の回動により施錠・解錠する第2の施錠部
とを備え、錠前の2方向の回動操作を選択することによ
り1個の錠前で2個の施錠装置の施錠・解錠を選択的に
行えるようにしたので、錠前1個分の取り付けスペース
が削減でき、このため施錠装置の小型化を図ることがで
きると共に、部品点数の削減により、安価となる。ま
た、異なった2個の鍵による鍵操作によって中立位置か
ら互いに反対方向の2方向に1個の錠前を回動可能とし
たことにより、錠前が1個にもかかわらず、2個の施錠
部を2個の鍵によって個別に管理することが可能にな
る。また、請求項2記載の発明によれば、料金回収と保
守点検とにおける解錠を切り離すことができ、料金の盗
難を防止できる。
(b)は平断面図である。
分解斜視図である。
作を説明するための側断面図である。
の解錠動作を説明するための側断面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 異なった2個の鍵による鍵操作によって
中立位置から互いに反対方向の2方向に回動可能な錠前
と、この錠前と一体的に回動するカム部材と、このカム
部材に設けられた係合部と、この係合部が、前記錠前の
1方向の回動時に係合し、他方向の回動時に非係合とな
るロック部材を有し、前記錠前の1方向の回動時に施錠
・解錠する第1の施錠部と、前記錠前の他方向の回動時
に前記カム部材が係合・非係合するロック部材を有し、
錠前の他方向の回動により施錠・解錠する第2の施錠部
とを備えたことを特徴とする施錠装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の施錠装置において、前記
第1の施錠部および第2の施錠部によって、筺体内に設
けた金庫室の金庫扉の施錠・解錠および筺体の扉の施錠
・解錠のそれぞれを行うようにしたことを特徴とする施
錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314059A JP2988228B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314059A JP2988228B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 施錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07145681A JPH07145681A (ja) | 1995-06-06 |
JP2988228B2 true JP2988228B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=18048734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5314059A Expired - Fee Related JP2988228B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 施錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988228B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4732388B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2011-07-27 | 株式会社日立製作所 | 電子機器筐体構造 |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP5314059A patent/JP2988228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07145681A (ja) | 1995-06-06 |
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