JP2987730B2 - 防火ガラスの接合部 - Google Patents
防火ガラスの接合部Info
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- JP2987730B2 JP2987730B2 JP4198651A JP19865192A JP2987730B2 JP 2987730 B2 JP2987730 B2 JP 2987730B2 JP 4198651 A JP4198651 A JP 4198651A JP 19865192 A JP19865192 A JP 19865192A JP 2987730 B2 JP2987730 B2 JP 2987730B2
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- Japan
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- glass
- fire
- fire protection
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の防火区画開口部
に利用されるガラス防火戸の防火ガラス接合部に係るも
のである。
に利用されるガラス防火戸の防火ガラス接合部に係るも
のである。
【０００２】
【従来の技術】建築物の防火区画開口部にガラス防火戸
を使用した場合、ガラス防火戸は軽量だし構成が簡単な
上に、解放感がある等の利点がある。また防火ガラスの
ガラス接合部材にはガスケットゴムのようなものが使用
されている。
を使用した場合、ガラス防火戸は軽量だし構成が簡単な
上に、解放感がある等の利点がある。また防火ガラスの
ガラス接合部材にはガスケットゴムのようなものが使用
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記ガスケットゴムは
耐熱温度が約２００°Ｃと低く、ガラス防火戸の防火試
験方法Ａ１３１１において要求されている耐火加熱温度
９２５°Ｃに耐えることができない。またガラス接合部
材にはガスケットゴム以外のものもあるが、ガラス防火
戸に要求されている耐火加熱温度９２５°Ｃに耐えるも
のはない。
耐熱温度が約２００°Ｃと低く、ガラス防火戸の防火試
験方法Ａ１３１１において要求されている耐火加熱温度
９２５°Ｃに耐えることができない。またガラス接合部
材にはガスケットゴム以外のものもあるが、ガラス防火
戸に要求されている耐火加熱温度９２５°Ｃに耐えるも
のはない。
【０００４】本発明はこのような実情に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、耐火加熱時に防火ガラ
ス接合部からの煙、炎または熱の漏出を防止できる防火
ガラスの接合部を提供する点にある。
たもので、その目的とする処は、耐火加熱時に防火ガラ
ス接合部からの煙、炎または熱の漏出を防止できる防火
ガラスの接合部を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ガラス防火戸の防火ガラスの接合部に
おいて、防火ガラス接合部の間隙にけい酸ソーダ系発泡
層を充填して、同けい酸ソーダ系発泡層をフロートガラ
スにより被覆したことを特徴としている。
めに、本発明は、ガラス防火戸の防火ガラスの接合部に
おいて、防火ガラス接合部の間隙にけい酸ソーダ系発泡
層を充填して、同けい酸ソーダ系発泡層をフロートガラ
スにより被覆したことを特徴としている。
【０００６】
【作用】耐火加熱時には、熱によりフロートガラスが破
壊され、内部のけい酸ソーダ系発泡層が発泡して、防火
ガラス接合部の隙間が填隙されるとともに、防火ガラス
接合部及びその周辺域が発泡層により覆われるので、耐
火加熱時に防火ガラス接合部からの煙、炎または熱の漏
出が防止される。また前記けい酸ソーダ系発泡層は透明
であるため目立つことがなく、デザイン的にも機能的に
も優れた防火ガラスの接合部が構成される。
壊され、内部のけい酸ソーダ系発泡層が発泡して、防火
ガラス接合部の隙間が填隙されるとともに、防火ガラス
接合部及びその周辺域が発泡層により覆われるので、耐
火加熱時に防火ガラス接合部からの煙、炎または熱の漏
出が防止される。また前記けい酸ソーダ系発泡層は透明
であるため目立つことがなく、デザイン的にも機能的に
も優れた防火ガラスの接合部が構成される。
【０００７】
【実施例】以下本発明の防火ガラスの接合部を図示の実
施例により説明する。１、１′は建築物の防火区画部に
使用されるガラス防火戸における超耐熱結晶化ガラスよ
り構成された防火ガラスで、同防火ガラス１、１’の接
合部の間隙にけい酸ソーダ系発泡層２を注入、充填し、
同けい酸ソーダ系発泡層２を防火ガラス１、１′の表裏
に跨って配設されたフロートガラス３、３により被覆
し、同フロートガラス３、３を止めねじ４により固定す
る。図１は常温時の状態を示している。
施例により説明する。１、１′は建築物の防火区画部に
使用されるガラス防火戸における超耐熱結晶化ガラスよ
り構成された防火ガラスで、同防火ガラス１、１’の接
合部の間隙にけい酸ソーダ系発泡層２を注入、充填し、
同けい酸ソーダ系発泡層２を防火ガラス１、１′の表裏
に跨って配設されたフロートガラス３、３により被覆
し、同フロートガラス３、３を止めねじ４により固定す
る。図１は常温時の状態を示している。
【０００８】図示の実施例は前記のように構成されてお
り、耐火加熱時には、熱によりフロートガラス３、３が
破壊され（図２参照）、内部のけい酸ソーダ系発泡層２
が発泡して、防火ガラス接合部の隙間が填隙されるとと
もに、防火ガラス接合部及びその周辺域が同発泡層２に
より覆われるので（図３参照）、耐火加熱時に防火ガラ
ス接合部からの煙、炎または熱の漏出が防止される。ま
た防火ガラス接合部の間隙に充填されるけい酸ソーダ系
発泡層２は透明であるため目立つことがなく、デザイン
的にも機能的にも優れた防火ガラスの接合部が構成され
る。
り、耐火加熱時には、熱によりフロートガラス３、３が
破壊され（図２参照）、内部のけい酸ソーダ系発泡層２
が発泡して、防火ガラス接合部の隙間が填隙されるとと
もに、防火ガラス接合部及びその周辺域が同発泡層２に
より覆われるので（図３参照）、耐火加熱時に防火ガラ
ス接合部からの煙、炎または熱の漏出が防止される。ま
た防火ガラス接合部の間隙に充填されるけい酸ソーダ系
発泡層２は透明であるため目立つことがなく、デザイン
的にも機能的にも優れた防火ガラスの接合部が構成され
る。
【０００９】
【発明の効果】本発明は前記のように防火ガラス接合部
の間隙にけい酸ソーダ系発泡層を充填して、同けい酸ソ
ーダ系発泡層をフロートガラスにより被覆しており、耐
火加熱時には、熱によりフロートガラスが破壊され、内
部のけい酸ソーダ系発泡層が発泡して、防火ガラス接合
部の隙間が填隙されるとともに、防火ガラス接合部及び
その周辺域が発泡層により覆われるので、耐火加熱時に
防火ガラス接合部からの煙、炎または熱の漏出を防止す
ることができる。
の間隙にけい酸ソーダ系発泡層を充填して、同けい酸ソ
ーダ系発泡層をフロートガラスにより被覆しており、耐
火加熱時には、熱によりフロートガラスが破壊され、内
部のけい酸ソーダ系発泡層が発泡して、防火ガラス接合
部の隙間が填隙されるとともに、防火ガラス接合部及び
その周辺域が発泡層により覆われるので、耐火加熱時に
防火ガラス接合部からの煙、炎または熱の漏出を防止す
ることができる。
【００１０】また防火ガラス接合部の間隙に充填される
けい酸ソーダ系発泡層は透明であるため目立つことがな
く、デザイン的にも機能的にも優れた防火ガラスの接合
部を構成することができる。
けい酸ソーダ系発泡層は透明であるため目立つことがな
く、デザイン的にも機能的にも優れた防火ガラスの接合
部を構成することができる。
【図１】本発明に係る防火ガラスの接合部の一実施例を
示す横断平面図である。
示す横断平面図である。
【図２】加熱後、ガラス接合部のフロートガラスが割れ
て内部のけい酸ソーダ系発泡層が発泡した状態を示す横
断平面図である。
て内部のけい酸ソーダ系発泡層が発泡した状態を示す横
断平面図である。
【図３】前記けい酸ソーダ系発泡層が更に拡大して防火
ガラス接合部が覆われた状態を示す横断平面図である。
ガラス接合部が覆われた状態を示す横断平面図である。
１ 防火ガラス １′ 防火ガラス ２ けい酸ソーダ系発泡層 ３ フロートガラス ４ 止めねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−265680（ＪＰ，Ａ) 特表 平６−501291（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E06B 5/16 E04B 1/94
Claims (1)
- 【請求項１】 ガラス防火戸の防火ガラスの接合部にお
いて、防火ガラス接合部の間隙にけい酸ソーダ系発泡層
を充填して、同けい酸ソーダ系発泡層をフロートガラス
により被覆したことを特徴とする防火ガラスの接合部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4198651A JP2987730B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 防火ガラスの接合部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4198651A JP2987730B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 防火ガラスの接合部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642271A JPH0642271A (ja) | 1994-02-15 |
| JP2987730B2 true JP2987730B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=16394767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4198651A Expired - Fee Related JP2987730B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 防火ガラスの接合部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2987730B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290807A (ja) * | 1985-06-17 | 1987-04-25 | 新日本化学工業株式会社 | 電気絶縁材料用マグネシア焼結粉体 |
| GB2404711B (en) * | 2003-08-02 | 2006-06-21 | Lorient Polyprod Ltd | A panel sheet connector assembly |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4198651A patent/JP2987730B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642271A (ja) | 1994-02-15 |
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