JP2987615B2 - 紙葉体を連結した装飾体および紙葉体連結装置 - Google Patents

紙葉体を連結した装飾体および紙葉体連結装置

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JP2987615B2 JP9023310A JP2331097A JP2987615B2 JP 2987615 B2 JP2987615 B2 JP 2987615B2 JP 9023310 A JP9023310 A JP 9023310A JP 2331097 A JP2331097 A JP 2331097A JP 2987615 B2 JP2987615 B2 JP 2987615B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉体を連結した装
飾体および紙葉体連結装置に関するものである。更に詳
しくは、プラスチック製の紙葉体を厚さ方向に連結して
伸縮自在とした装飾体および紙葉体連結装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の販売店等において、自
動車を飾り付けるために図3に示すような装飾体が開発
され提案されている。この装飾体は、プラスチックシー
トで花弁状に形成した花弁シートを厚さ方向に多数連結
して形成される。花弁シートの連結はステープラによっ
て一枚ごとに90ずつ位置をずらしそれぞれ二点で行
われる。これによって、装飾体は伸縮自在の構造とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の装飾体には次のような課題があった。すなわ
ち、花弁シートはステープラの針により連結されている
が、このステープラの針は細い金属線で形成されたもの
で、連結する際、花弁シートに穴が開いてしまう。この
ため、装飾体を使用しているときに花弁シートが風に吹
かれてはためいたりすると、この穴の部分から破れてし
まい、装飾体が見苦しくなるばかりでなく、花弁シート
が脱落して周囲を散らかしてしまうという課題があっ
た。また、ステープラを使用した手作業による連結方法
では花弁シートの連結に手間がかかりすぎるので、製造
する際の生産性が悪いという課題もあった。
【0004】本発明は上記課題を解消するもので、花弁
シートを重ね合わせて連結して装飾体をつくる際の連結
作業を機械化して生産性を向上させることができる装飾
体および連結装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、可撓性、屈曲可能性または柔軟性を有し且
つアーチに嵌め入れる通孔が形成された紙葉体を重ねて
連結してあり、アーチに上記通孔を嵌め入れて装着し、
アーチに沿って伸長させた状態で飾り付けることができ
装飾体であって、溶着可能なプラスチックシートで形
成されている紙葉体は、厚さ方向に重なっており、重な
り合う二枚の紙葉体には、通孔を挟んで向かい合う二ヶ
所で溶着されて溶着点が形成されており、上記溶着点
を、中心点に関し周方向へ90度ずらしながら紙葉体は
順次重ねて連結してあり、連結された紙葉体は、重ね方
向に伸縮自在であることを特徴とする、紙葉体を連結し
た装飾体である。
【0006】第2の発明にあっては、可撓性、屈曲可能
性または柔軟性を有する紙葉体を重ねて連結する紙葉体
連結装置であって、溶着位置を紙葉体の中心点に関し周
方向へ90度の角度でずらして紙葉体を溶着する溶着装
置と、挿通孔を有し、紙葉体を重ねて載置するための昇
降載置台と、上記挿通孔に挿通され、昇降する挿通芯部
材と、上記挿通芯部材の軸周方向へ等間隔で四方に配置
され、上記昇降載置台に載置される紙葉体へ向けて進退
し、上記溶着装置による紙葉体の溶着の際に、重ねて溶
着する紙葉体の溶着位置の下部に位置する溶着台と、
上記昇降載置台上で連結された紙葉体を移行させる移行
装置と、を含むことを特徴とする、紙葉体連結装置であ
る。
【0007】溶着手段に含まれる溶着方法としては公知
技術手段が使用される。例えば、熱溶着の他、超音波溶
着、高周波溶着、電磁誘導溶着、レーザー溶着等、各種
のものがあげられるが、これらに限定はされない。
【0008】(作用) 紙葉体を連結した装飾体にあっては、紙葉体の連結部が
溶着によるものであるため連結部から剥がれたり破れた
りしにくい。これにより、紙葉体を重ね方向に伸長して
飾ったときに風等によって紙葉体が破れたり脱落したり
することにより見苦しくなったり周囲を散らかすことを
防止できる。
【0009】また、紙葉体の溶着位置が紙葉体の中心点
に関し周方向へ90度順次ずらしてあるので、二点で溶
着される場合においては、重ね方向に伸長したときの各
紙葉体の変形量が最も大きくなる。従って、装飾体全体
としての伸縮幅が大きくなり、例えば飾り付け位置の長
さや形状等に、より柔軟に対応することができる。
【0010】紙葉体連結装置にあっては、まず昇降載置
台に溶着可能な素材で形成された紙葉体を重ねる。紙葉
体は通孔を挿通芯部材に嵌め入れて重ねられるので位置
のずれが防止される。重ねられる紙葉体側へ溶着のため
の溶着台が四方から進退し、溶着台は紙葉体を溶着
するときには溶着位置の下部に位置している。
【0011】紙葉体は順次溶着手段によって、例えば溶
着位置を紙葉体の中心点に関し周方向へ90度でずらし
て複数の位置で溶着される。昇降載置台は紙葉体の最上
面の高さを実質的に一定に保つように順次下降する。所
要枚数重ねて連結された紙葉体は移行装置により取り出
し側へ移行される。これによって、紙葉体が重ねられて
連結され重ね方向へ伸縮自在とした装飾体をつくること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る花弁シート
の連結方法を示す分解斜視図、図2は花弁シートを連結
したものを引っ張って伸長させ、花弁シートを平板状態
から屈曲した状態とした要部側面図、図3は装飾体を飾
り付けた状態を示す説明図である。
【0013】符号Fは装飾体で、花弁を象った花弁シー
ト9を重ねて連結して重ね方向に伸縮自在とした構造で
ある。花弁シート9は熱による溶着が可能で可撓性及び
柔軟性を有するプラスチックシートで形成されている。
花弁シート9は中央部に円形の通孔90が設けてあり、
外周部には放射状に多数の花弁部91が設けられた構造
である。
【0014】花弁シート9は図1に示すように、それぞ
れ二つの溶着点92、93を花弁シート9の中心点に関
し順次90度ずつずらしながら重なり合う二枚を溶着し
て連結される。このようにして形成された装飾体Fは重
ね方向に引っ張ることによって図2に示すように各花弁
シート9が変形して全長を伸長させ、また元の長さに縮
めることができる。一般的な使用方法を図3に示す。図
に示すように自動車Cを幅方向にまたぐように配設され
たアーチ94に通孔90を嵌め入れて花弁シート9を装
着し、アーチ94に沿って伸長させた状態で飾り付ける
ことができる。
【0015】図4は本発明に係る紙葉体連結装置の概略
側面図、図5は紙葉体連結装置の概略正面図、図6は図
5におけるI−I概略矢視図である。図7は溶着台板進
退装置の構造を示し溶着台板が後退した状態を示す説明
図、図8は溶着台板進退装置の構造を示し溶着台板が前
進して、重ねられた紙葉体を押えた状態を示す説明図で
ある。
【0016】符号Aは紙葉体連結装置で基台1を備えて
いる。基台1は直方体状に枠組されたフレーム10を有
し、底部の四隅には高さ調整機構を有する脚部材11が
設けてある。フレーム10の上面には台板12が水平に
固定してある。台板12のほぼ中央部には挿通口120
が設けてある。台板12の上方には軸受板13が脚柱1
30を介し水平に固定してある。軸受板13のほぼ中央
部には円筒形状の軸受131が設けてある。軸受131
には所要長さの挿通芯部材14が挿通口120を通って
下側から挿通してある。フレーム10のほぼ中央部には
エアシリンダーS1がロッドヘッドを上方へ向けて配置
してある。挿通芯部材14の下端部はエアシリンダーS
1のロッドヘッドに固着してある。
【0017】軸受板13の後部(図4において右側)下
側には左右方向に所要間隔で円筒形状の軸受132が二
箇所に設けてある。軸受132にはガイドロッド15が
上下方向に固定してある。 ガイドロッド15には長方
形状の昇降載置16が水平に、かつ昇降可能に装着し
てある。昇降載置16は後部二箇所に設けてある円筒
形状の昇降体160をガイドロッド15に嵌め入れて装
着してある。昇降載置16の中央部には上記挿通芯部
材14をスライド可能に挿通できる挿通孔161が設け
てある。昇降載置16は軸受板13上面に配置してあ
る駆動モーターMによって昇降機構を介し昇降される。
昇降機構は昇降載置16にラックがモーターMの回転
軸にピニオンが取着された構造である。
【0018】軸受板13上面の両ガイドロッド15の中
間部分に対応してブラケット17が立設してある。ブラ
ケット17の上下二箇所には所要間隔で軸受170が設
けてあり、軸受170には前後方向にガイドロッド17
1が挿通してある。両ガイドロッド171の先端部には
押出板172が縦方向に固着してある。また、ブラケッ
ト17には前後方向にエアシリンダーS2が取り付けて
あり、そのロッドヘッドは押出板172に固着してあ
る。なお、押出板172はエアシリンダーS2のロッド
がシリンダーに収容された状態ではガイドロッド15よ
り後方に位置している。
【0019】台板12の後部には二本の支柱ロッド2が
左右方向に所要間隔をおいて立設してある。支柱ロッド
2の上端寄りには上部台部材20が前方へ張出して水平
に設けてある。上部台部材20の先端部には溶着装置3
が設けてある。溶着装置3は円筒形状の軸受30を備
え、軸受30は上部台部材20の先端部に固着してあ
る。軸受30のやや後方にはアングル31が立設してあ
る。アングル31の水平部の先端部にはエアシリンダー
S3がロッドヘッドを下方に向けて取り付けてある。
【0020】軸受30にはスライド軸32が挿通してあ
る。スライド軸32の上端部には上記エアシリンダーS
3のロッドヘッドが固着してある。スライド軸32の下
端部には回動体33が取着してある。回動体33の下部
には昇降ギヤ330が固着してある。回動体33の両端
側には二基の溶着機34が上下方向に設けてある。溶着
機34は超音波溶着機であって、下端部には溶着ヘッド
340が設けてある。溶着ヘッド340近傍にはコイル
バネを使用した緩衝機構が設けてある。
【0021】上部台部材20の基部下側にはエアシリン
ダーS4が設けてある。エアシリンダーS4の下部には
ラック・ピニオンを介しエアシリンダーS4によって周
方向に90度の角度範囲で往復回動するギヤ盤35が設
けてある。ギヤ盤35は上記昇降ギヤ330の厚さの数
倍の厚さに形成してあり、昇降ギヤ330はギヤ部をギ
ヤ盤35のギヤ部を噛み合わせた状態で昇降可能であ
る。なお、昇降ギヤ330とギヤ盤35の歯数は同一
で、ギヤ盤35が90度の角度範囲で往復回動すると昇
降ギヤ330も同じく90度で往復回動する。
【0022】上記台板12の上面には挿通芯部材14の
周囲の四方に溶着台装置4が配設してある。溶着台装置
4は後述する溶着台板を挿通芯部材14に向け、挿通芯
部材14を中心点として放射状に周方向へ90度の角度
で配置してある。溶着台装置4は台板12に立設された
支脚ロッド40の上部に設けてある。溶着台装置4は支
脚ロッド40上端部に固着された装置基台41を備えて
いる。装置基台41にはガイド部材42が設けてある。
【0023】ガイド部材42にはスライド基体43がス
ライド可能に装着してある。スライド基台43の上部に
は軸受部材430が設けてある。軸受部材430の両側
(図7、図8における奥行方向両側)には切欠部431
が設けてある。切欠部431の前端部には切欠残部によ
ってストッパー432が設けてある。切欠部431の前
後二箇所にはリンク板433、434が軸ピン435を
介し回動可能に取り付けてある。リンク板433、43
4の上部には軸ピン436を介しステンレス製の溶着台
板44の後部二箇所に設けてある取着部材440が回動
可能に取り付けてある。
【0024】溶着台板44は先端側が狭小となった板状
(図6、図9参照)である。また、軸受部材430にお
ける各軸ピン435下方にはそれぞれ掛止ピン437が
設けてある。各掛止ピン437とその上方の軸ピン43
6間には引っ張りバネ438の両端部がそれぞれ掛けら
れている。ガイド部材42の前端部にはストッパー部材
45が立設してある。ストッパー部材45上部の水平部
の後端部に突出させた状態でローラー450が軸ピン4
51を介し回転可能に取り付けてある。
【0025】ガイド部材42の後端部にはアングル46
が立設してある。アングル46にはエアシリンダーS5
が前後方向に水平に固定されており、エアシリンダーS
5のロッドヘッドは上記スライド基体43の後端部に固
着してある。また、アングル46の上部には調整ボルト
47が前後方向に水平に螺合してある。調整ボルト47
の先端部には合成樹脂製の円柱形のストッパー具470
が固着してある。
【0026】この構造によれば、リンク板433、43
4の回動によって溶着台板44は水平状態で平行に進退
移動する。そして、リンク板433、434は垂直状態
を死点として引っ張りバネ438によって前回動、後回
動方向へ付勢される。なお、前部のリンク板433は前
回動時にはストッパー432に当接し、リンク板43
3、434の回動は停止する(図7参照)。
【0027】エアシリンダーS5のロッドの進退動によ
ってスライド基体43はガイド部材42に沿って進退す
る。エアシリンダーS5のロッドがシリンダーに引込ま
れてスライド基体43が最後部に位置すると、溶着台板
44の後部側の取着部材440後端部にストッパー具4
70が当ってリンク板433、434が立ち上がった状
態となり、溶着台板44も高い位置に位置する(図7参
照)。
【0028】また、エアシリンダーS5のロッドがシリ
ンダーから押出されてスライド基体43が最前部に移動
するときには、溶着台板44とリンク板433、434
は図7の状態のまま前方へ移動し、前部の取着部材44
0がストッパー部材45のローラー450に当接する。
そして、スライド基体43が更に押されるとリンク板4
33、434は死点を越えて後回動し、溶着台板44の
下面がストッパー部材45の上面に当接したところで停
止する(図8参照)。なお、符号Cは操作盤である。
【0029】(作 用) 図9及び図10は紙葉体連結装置における紙葉体の連結
工程を示す説明図である。図1ないし図10を参照して
紙葉体連結装置の作用を説明する。各部の初期状態は次
のとおりである。 (初期状態) 昇降載置16は上部の作業位置(図4参照)にあり、
挿通芯部材14も上昇して昇降載置16の挿通孔16
1に挿通され上部にやや突出させてある(想像線で示し
ている)。四基の溶着台装置4の各溶着台板44は前進
して昇降載置16の上面に位置している(図9参
照)。押出板172は後退位置にある(図4参照)。二
基の溶着機34は上昇位置にあり、それぞれの溶着ヘッ
ド340は対向する一組の溶着台板44の上方に位置し
ている。
【0030】上記初期状態から紙葉体連結装置花弁シ
ートを連結して装飾体Fをつくる工程を説明する。な
お、以下の(a)〜(h)の説明は図9(a)〜(d)
及び図10(e)〜(h)に符号を対応させて説明して
いる。
【0031】(a)中央部に通孔50を有する円形の端
部シート5を昇降載置16上の溶着台板44の上面に
載置する。端部シート5は通孔50を挿通芯部材14に
嵌め入れて載置する。 (b)更に端部シート5の上に花弁シート9aを重ねて
載置する。
【0032】(c)エアシリンダーS3によって溶着機
34を下降させる。溶着ヘッド340を花弁シート9a
に押し付け、端部シート5と花弁シート9aを二箇所で
溶着する。このとき、溶着ヘッド340は緩衝機構部の
コイルバネの作用によりほぼ一定の押圧力で接触し安定
的に溶着される。更に、溶着機34を上昇させエアシリ
ンダーS4によって回動体33を90度回動させる。こ
れにより各溶着機34も90度の角度範囲で周方向へ移
動する。そして、溶着機34は再度下降し、端部シート
5と花弁シート9aを二箇所で溶着して上昇する。これ
により、端部シート5と花弁シート9aは合計四点で溶
着される。
【0033】(d)対向する一組の溶着台板44が一旦
後退し再度前進して花弁シート9aの上面に載置され
る。 (e)次の花弁シート9bを載置し、溶着機34は上記
(c)の位置で下降して花弁シート9a、9bを二点で
溶着して上昇する。回動体33が90度戻り回動して溶
着機34も元に戻る。 (f)他の対向する一組の溶着台板44が一旦後退し再
度前進して上部の花弁シート9bの上面に載置される。
【0034】(g)次の花弁シート9cを載置し、溶着
機34は下降して花弁シート9b、9cを二点で溶着し
て上昇し、回動体33が90度回動する。このように、
対向する一組の溶着台板44を溶着の台となった直後に
後退、前進させて花弁シート上面に載置し、その上に次
の花弁シートを重ねて花弁シートが二枚重なっている部
分を他の溶着台板44上で溶着する工程を繰り返す。な
お、花弁シート9a、9b、9c・・・が重ねられる昇
降載置台16は駆動モーターMによって、最上部にある
花弁シートの高さがほぼ一定になるように徐々に下降す
るようにしてある。
【0035】(h)溶着回数をカウントすることによっ
て算出される花弁シート9a、9b、9c・・・の重ね
られた枚数が、あらかじめ設定された枚数に達すると、
溶着台板44は前進した状態で停止する。そして、端部
シート5を最上部の花弁シートに載置し、上記(c)と
同様に四点で溶着し、装飾体Fとする。その後、装飾体
Fは押出板172によって昇降載置台16の上から押し
出されて装置から取り出される。
【0036】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (1) 紙葉体を連結した装飾体にあっては、紙葉体の連
結部が溶着によるものであるため連結部から剥がれたり
破れたりしにくい。これにより、紙葉体を重ね方向に伸
長して飾ったときに風等によって紙葉体が破れたり脱落
したりすることにより見苦しくなったり周囲を散らかす
ことを防止できる。また、紙葉体の溶着位置が紙葉体の
中心点に関し周方向へ90度順次ずらしてあるので、二
点で溶着される場合においては、重ね方向に伸長したと
きの各紙葉体の変形量が最も大きくなる。従って、装飾
体全体としての伸縮幅が大きくなり、例えば飾り付け位
置の長さや形状等に、より柔軟に対応することができ
る。
【0038】(2) 紙葉体連結装置にあっては、重ねら
れる紙葉体を溶着位置をずらしながら溶着して連結する
ことができる。これによって、紙葉体を重ねて連結して
つくられる装飾体の製造において、紙葉体の供給作業以
外を機械化することができるので、連結作業の全部を手
作業で行っていた従来の方法と比較して作業効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る花弁シートの連結方法を示す分解
斜視図。
【図2】花弁シートを連結したものを引っ張って伸長さ
せ、花弁シートを平板状態から屈曲した状態とした要部
側面図。
【図3】装飾体を飾り付けた状態を示す説明図。
【図4】本発明に係る紙葉体連結装置の概略側面図。
【図5】紙葉体連結装置の概略正面図。
【図6】図5におけるI−I概略矢視図。
【図7】溶着台板進退装置の構造を示し溶着台板が後退
した状態を示す説明図。
【図8】溶着台板進退装置の構造を示し溶着台板が前進
して重ねられた紙葉体を押えた状態を示す説明図。
【図9】紙葉体連結装置における紙葉体の連結工程を示
す説明図。
【図10】紙葉体連結装置における紙葉体の連結工程を
示す説明図。
【符号の説明】
F 装飾体 9 花弁シート 90 通孔 91 花弁部 92、93 溶着点 A 紙葉体連結装置 1 基台 10 フレーム 11 脚部材 12 台板 120 挿通口 13 軸受板 130 脚柱 131 軸受 14 挿通芯部材 S1 エアシリンダー 132 軸受 15 ガイドロッド 16 昇降載置 160 昇降体 161 挿通孔 M 駆動モーター 17 ブラケット 170 軸受 171 ガイドロッド 172 押出板 S2 エアシリンダー 2 支柱ロッド 20 上部台部材 3 溶着装置 30 軸受 31 アングル S3 エアシリンダー 32 スライド軸 33 回動体 330 昇降ギヤ 34 溶着機 340 溶着ヘッド S4 エアシリンダー 35 ギヤ盤 4 溶着台装置 40 支脚ロッド 41 装置基台 42 ガイド部材 43 スライド基体 430 軸受部材 431 切欠部 432 ストッパー 433、434 リンク板 435 軸ピン 436 軸ピン 437 掛止ピン 438 引っ張りバネ 44 溶着台板 440 取着部材 45 ストッパー部材 450 ローラー 451 軸ピン 46 アングル S5 エアシリンダー 47 調整ボルト 470 ストッパー具 C 操作盤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性、屈曲可能性または柔軟性を有
    且つアーチに嵌め入れる通孔が形成された紙葉体を重ね
    て連結してあり、アーチに上記通孔を嵌め入れて装着
    し、アーチに沿って伸長させた状態で飾り付けることが
    できる装飾体であって、溶着可能なプラスチックシートで形成されている紙葉体
    は、厚さ方向に重なっており、 重なり合う二枚の紙葉体には、通孔を挟んで向かい合う
    二ヶ所で溶着されて溶着点が形成されており、 上記溶着点を、中心点に関し周方向へ90度ずらしなが
    ら紙葉体は順次重ねて連結してあり、連結された紙葉体
    は、 重ね方向に伸縮自在であることを特徴とする、 紙葉体を連結した装飾体。
  2. 【請求項2】 可撓性、屈曲可能性または柔軟性を有す
    る紙葉体を重ねて連結する紙葉体連結装置であって、 溶着位置を紙葉体の中心点に関し周方向へ90度の角度
    でずらして紙葉体を溶着する溶着装置と、挿通孔 を有し、紙葉体を重ねて載置するための昇降載置
    台と、 上記挿通孔に挿通され、昇降する挿通芯部材と、 上記挿通芯部材の軸周方向へ等間隔で四方に配置され、
    上記昇降載置台に載置される紙葉体へ向けて進退し、上
    記溶着装置による紙葉体の溶着の際に、重ねて溶着する
    紙葉体の溶着位置の下部に位置する溶着台と、 上記昇降載置台上で連結された紙葉体を移行させる移行
    装置と、 を含むことを特徴とする、 紙葉体連結装置。
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