JP2986833B2 - 回転ドア - Google Patents

回転ドア

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JP2986833B2
JP2986833B2 JP2066615A JP6661590A JP2986833B2 JP 2986833 B2 JP2986833 B2 JP 2986833B2 JP 2066615 A JP2066615 A JP 2066615A JP 6661590 A JP6661590 A JP 6661590A JP 2986833 B2 JP2986833 B2 JP 2986833B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、回転ドアに係り、特に安全性に優れた回
転ドアに関するものである。
[従来の技術] 従来より、回転ドアは、その構造上密閉性に優れてい
るため、空調効果のもっとも高い出入り口として古くか
ら使用されている。
また、この回転ドアは、密閉性に優れているだけでな
く外観が良く建物の高級感を高めるドアとして、再び多
く使用されつつある。
この種の回転ドアの従来例を第7図及び第8図に示す
ものを例にとって説明する。
図に示すように、壁1と壁2とによって形成された開
口部には、ドア部3が設けられている。このドア部3
は、上下方向に回動自在に支持された中心軸4と、この
中心軸4の半径方向外方に複数枚設けられた扉5,5…と
から構成されており、中心軸4の上下に設けられた扉支
持板6,6の間に前記扉5,5…が回動自在に支持されてい
る。また、それぞれの扉5,5…には、第9図に示すよう
に、その下方近傍に扉固定ロッド7,7…が設けられてお
り、この扉固定ロッド7,7…によって、扉5,5…が下方の
扉支持板6aへ係止されて中心軸4を中心として、放射状
に固定されている。また、それぞれの壁1,2の端部に
は、前記ドア部3が回転することにより扉5,5…の端部
が通る円軌道に沿って複数のはめころし8,8…が固定さ
れている。
なお、この種の回転ドアにあっては、多くの人がスム
ーズに通行することができるように、通常第8図中矢印
イ方向に回転(半時計回転)するようになっており、逆
転防止機構(図示略)によって逆回転が禁止されてい
る。
そして、上記のような構造の回転ドアを、例えば第8
図中矢印ロ方向へ通行する場合には、扉5aと扉5bとの間
に入り、扉5aを押してドア部3を第8図中矢印イ方向へ
回転させながら歩くことにより、外部から内部へもしく
は内部から外部へ通行することができるようになってい
る。
また、万一、地震、火災等の災害が発生した場合に
は、扉5,5…の扉固定ロッド7,7…に設けられたレバー7
a,7a…を回し(第9図参照)、扉5,5…と下方の扉支持
板6aとの係止を解除させて、第10図あるいは第11図に示
すように各扉5,5…をたたみ、通行量を多くするように
なっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この回転ドアを通行する際、例えば、扉5a
の端部とはめころし8aとの間に手、足、荷物等が引き込
まれて挟まる恐れがあった。しかも、ドア部3は逆転防
止機構により逆回転が防止されているので、手、足、荷
物等が挟まっても、ドア部3を逆回転させて抜き取るこ
とができないという欠点があった。
また、上記回転ドアにあっては、災害時に扉5,5…を
たたんでも、はめころし8,8…によって多くの人の通行
が邪魔されてしまうという欠点もあった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、極め
て安全性に優れた回転ドアを提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] この発明の回転ドアは、壁に形成された開口部の中間
にて上下方向の軸線を中心として回転自在に支持された
中心軸に、この中心軸の半径方向外方へ向かってかつ円
周方向へ略等間隔に配置された複数の扉を設けてなるド
ア部と、前記壁の端部近傍にて一端部が回動自在に支持
された複数のはめころしと、これらはめころしをそれぞ
れ所定の係止力Fによって前記扉の端部が描く軌跡に沿
った位置に係止して支持する係止部とから構成され、前
記はめころしは、前記ドア部から離間する方向へ向かっ
て前記係止力Fより大きな力が加わった際に、前記係止
部による係止が解除されて回動されることを特徴として
いる。
[作用] この発明の回転ドアによれば、扉の端部とはめころし
との間に手、足、荷物等が挟まることにより、はめころ
しにドア部から離間する方向へ向かって所定の係止力F
より大きな力が作用すると、係止部によるはめころしの
係止が解除され、はめころしがドア部から離間する方向
へ回動する。
したがって、扉の端部とはめころしとの間に手、足、
荷物等が挟まっても、容易にかつ安全に手、足、荷物等
を抜き取ることができる。
[実施例] 以下、本発明の回転ドアの一実施例を第1図及び第2
図によって説明する。なお、前記従来例と同一部分に
は、同一符号を付して説明を省略する。
まず、本発明の回転ドアの構造を説明する。
図に示す回転ドアの天井部11内には、駆動部12が設け
られており、床内の軸受13に支持された中心軸4へ駆動
力を伝達して第2図中矢印ハ方向へ回転させるようにな
っている。なお、この駆動部12は図示しない制御部によ
って出力が制御されるようになっている。
また、この中心軸4には、その上端部に上部かまち14
が、下端部にターンテーブル15がそれぞれ設けられてお
り、これら上部かまち14及びターンテーブル15はそれぞ
れ中心軸4とともに回転するようになっている。
そして、これら上部かまち14とターンテーブル15との
間に複数枚の扉5,5…が中心軸4の半径方向外方へ向っ
てかつ中心軸4の円周方向に略等間隔に設けられてい
る。
また、これら扉5,5…の下端部近傍には、オートヒン
ジ16,16…が設けられており、前記ターンテーブル15に
接続されている。そして、これら扉5,5…の上端部は、
上部かまち14に設けられた支持部17,17…により回動自
在に支持され、上部かまち14の先端部近傍に設けられた
電気錠18,18…によって係止されている。そして、電気
錠18,18…による係止が解除されることにより、扉5,5…
がオートヒンジ16,16…によって第2図中5′,5′…で
示す位置へ回動されてたたまれるようになっている。
また、各扉5,5…の回転方向後方側の側面には、タッ
チスイッチ19,19…が設けられており、このタッチスイ
ッチ19,19…を押下すると、制御部より駆動部12へ制御
信号が出力され駆動部12の駆動力によって、中心軸4が
所定角度(約180゜)だけ回転するようになっている。
また、ドア部3の周囲に設けられたはめころし8,8…
は、前記壁1あるいは壁2の端部近傍にて、それぞれ第
2図中8′,8′…で示す位置まで回動するように支持さ
れている。
また、天井部11には、第3図に示すように、はめころ
し8,8…の半径方向内方側に沿ってストッパ20が設けら
れており、はめころし8のドア部3方向への回動が規制
されている。また、このストッパ20とはめころし8との
間には、一対の互いに吸着し合う磁石シート(係止部)
21,21が設けられており、通常これら磁石シート21,21同
士が吸着した状態となっている。
また、このはめころし8,8…の先端部近傍の底部に
は、第4図に示すように、ローラキャッチ(係止部)22
が設けられており、床に設けられた嵌合窪み部23にそれ
ぞれ嵌合し、はめころし8が係止されるようになってい
る。
即ち、はめころし8,8…は、ローラキャッチ22と磁石
シート21,21とによって係止されて、ドア部3が回転す
ることにより扉5,5…が描く軌跡に沿って所定の係止力
Fによって支持されている。
次に、上記のように構成された回転ドアの使い方を説
明する。
この回転ドアを第2図中矢印ニ方向へ通過する場合
は、回転ドアのドア部3の扉5aと扉5bとの間に入り込み
タッチスイッチ19aを押下する。このようにすると、駆
動部12を制御する制御部によってタッチスイッチ19aが
押下されたことが検知され、制御部から駆動部12へ制御
信号が出力される。これにより、駆動部12が駆動し、そ
の駆動力が中心軸4へ伝達されてドア部3が図中矢印ハ
方向へ歩行速度(約28〜32゜/秒程度)で半回転し、こ
の回転にともなって歩行することにより、反対側へ通り
抜けることができる。
ここで、回転ドアを通過中に、万一、手、足、荷物等
が扉5aとはめころし8aとの間に挟まった場合について説
明する。
扉5aとはめころし8aとの間に手、足、荷物等が挟まる
と、はめころし8aの端部にドア部3から離間する方向へ
向って力が加わる。そして、その力が前記係止力Fより
大きくなると、このはめころし8aの底部のローラキャッ
チ22が嵌合窪み23から離脱するとともにストッパ20とは
めころし8aとの磁石シート21,21同士が離脱して、はめ
ころし8aが、第5図に示すように、図中矢印ホ方向へ回
動する。
また、はめころし8aが回動すると、はめころし回動検
知手段(図示略)により、はめころし8aが回動したこと
が検知されその検知信号が駆動部12の制御部へ出力され
る。そして、制御部はこの検知信号に基づいて、駆動部
12へ停止信号を出力することにより、駆動部12によるド
ア部3の回転が停止される。
これにより、挟まった手、足、荷物等を容易に抜き取
ることができる。
なお、前記係止力Fは、ローラキャッチ22と嵌合窪み
23との嵌合力、及び磁石シート23,23同士の吸着力を変
えることにより調整することができる。
次に、この回転ドアの災害時における使用方法を説明
する。
例えば、駆動部12の制御部と建物内に設置された警報
装置とを連動させておく。このようにすると、万一、地
震・火災等の災害が発生した場合、警報装置が作動する
ことにより、制御部が警報装置と連動して駆動部12及び
電気錠18,18…へ制御信号を出力する。そして、この制
御信号を電気錠18,18…及び駆動部12が入力すると、電
気錠18,18…が上部かまち14と扉5,5…との係止を解除す
ることにより各扉5,5…がオートヒンジ16,16…によって
たたまれる。そして、駆動部12が中心軸4を所定位置ま
で回転させることにより扉5,5…がたたまれた状態のド
ア部3が第6図に示す位置に停止する。
この状態において、それぞれのはめころし8,8…に係
止力Fより大きな力を与えてドア部3から離間する方向
へ回動させることにより、第6図に示すように、回転ド
アの開口面積が大きくなり、一度に多くの人の通行が可
能となる。これにより、短時間に多くの人がこの回転ド
アを通過して速やかに避難することができる。
なお、上記実施例では、はめころし8,8…の係止部と
して、ローラキャッチ20,20…及び磁石シート23,23…を
用いたが、係止部の構造は実施例に限定されず、例え
ば、はめころし8,8…が受ける力を検知して検知信号を
出力する検知部を設け、この検知部からの検知信号に基
づいてはめころし8,8…の係止を解除する電気錠等から
なる係止部を設けても良い。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の回転ドアによれば、
下記の効果を得ることができる。
はめころしにドア部から離間する方向へ向かって係止
力Fより大きな力が作用すると、係止部によるはめころ
しの係止が解除され、はめころしが回動することによ
り、扉の端部とはめころしとの間に万一、手、足、荷物
等が挟まっても容易に抜き取ることができ、極めて安全
性に優れた回転ドアとすることができる。
また、万一、地震・火災等の災害が発生した場合にあ
っても、この回転ドアは、各はめころしのをドア部から
離間する方向へ回動させるとともにドア部の扉をたたん
で開口面積を大きくすることができるので、一度に多く
の人の通行を可能にすることができる。したがって、多
くの人が迅速に避難することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本発明の回転ドアの一実施例を
説明する図であって、第1図は回転ドアの一部を断面視
した正面図、第2図は回転ドアの横断面図、第3図はは
めころしの上部の係止部を説明するはめころし及び天井
部の断面図、第4図ははめころしの底部の係止部を説明
するはめころし及び床の断面図、第5図及び第6図はそ
れぞれ回転ドアの動作を説明する回転ドアの横断面図で
ある。 また、第7図ないし第11図は従来の回転ドアを説明する
図であって、第7図は回転ドアを正面からみた図、第8
図は回転ドアの横断面図、第9図は扉固定ロッドの構造
を説明する扉の底部の斜視図、第10図及び第11図はそれ
ぞれ災害時における回転ドアの使用例を説明する回転ド
アの該略横断面図である。 1,2……壁、3……ドア部、4……中心軸、5……扉、
8……はめころし、21……磁石シート(係止部)、22…
…ローラキャッチ(係止部)、F……係止力。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁に形成された開口部の中間にて上下方向
    の軸線を中心として回転自在に支持された中心軸に、該
    中心軸の半径方向外方へ向かってかつ円周方向へ略等間
    隔に配置された複数の扉を設けてなるドア部と、前記壁
    の端部近傍にて一端部が回動自在に支持された複数のは
    めころしと、これらはめころしをそれぞれ所定の係止力
    Fによって前記扉の端部が描く軌跡に沿った位置に係止
    して支持する係止部とから構成され、前記はめころし
    は、前記ドア部から離間する方向へ向かって前記係止力
    Fより大きな力が加わった際に、前記係止部による係止
    が解除されて回動されることを特徴とする回転ドア。
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