JP2986589B2 - デジタル形保護リレーの整定自動修正方法 - Google Patents

デジタル形保護リレーの整定自動修正方法

Info

Publication number
JP2986589B2
JP2986589B2 JP3211658A JP21165891A JP2986589B2 JP 2986589 B2 JP2986589 B2 JP 2986589B2 JP 3211658 A JP3211658 A JP 3211658A JP 21165891 A JP21165891 A JP 21165891A JP 2986589 B2 JP2986589 B2 JP 2986589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
set value
value
setting mode
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3211658A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0538037A (ja
Inventor
三史 宮田
修二 尾崎
英和 住田
芳則 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AICHI DENKI KK
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
AICHI DENKI KK
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AICHI DENKI KK, Fuji Electric Co Ltd filed Critical AICHI DENKI KK
Priority to JP3211658A priority Critical patent/JP2986589B2/ja
Publication of JPH0538037A publication Critical patent/JPH0538037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2986589B2 publication Critical patent/JP2986589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の保護・制御
を行うデジタル形保護リレーにおいて、電流、電圧等の
整定値またはその整定範囲を規定する設定モードを自動
的に修正する整定自動修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル形保護リレーは、電力系統の電
流信号及び電圧信号を一定周期でサンプリングし、これ
を量子化した電流量及び電圧量を利用して電力系統の故
障発生等を検出して遮断器にトリップ動作を行わせ、系
統や各種の機器を保護するものとして知られている。図
4はこのデジタル形保護リレーの基本的な構成を示した
もので、図において1は系統を構成する母線や変圧器等
の保護対象、3は母線2に接続された計器用変圧器、4
は同じく変流器、5はデジタル形保護リレーの演算部、
6は電流や電圧、タイマ時限等の整定値を入力する整定
値入力部である。
【0003】上記構成の保護リレーにおいて、電圧、電
流等の整定値は、整定値入力部6により、計器用変成器
3や変流器4の一次側または二次側の値として所定の整
定範囲内で入力される。なお、デジタル形保護リレーで
はリレー内の演算が全て数値にて行われるため、整定も
数値の設定ないし変更となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、整定値入力に
際して二つのモードA,Bが設定可能であり、図5に示
すごとくモードAでは整定範囲が10〜50〔A〕、図
6に示すごとくモードBでは整定範囲が1〜100
〔A〕というように設定モードに応じて整定範囲が異な
る保護リレーを考えてみる。このような場合、通常では
まずモードを設定した後にその設定モードに対応する整
定範囲内の整定値を入力するが、例えばモードAを設定
した後に整定値の変更を忘れて整定入力操作を終了して
しまった場合、整定値として100〔A〕が前もって入
力されていれば、明らかに整定値の入力エラーとなる。
【0005】従来、この種の入力エラーが発生した際に
は、エラーの原因となっている項目の整定値を表示させ
る等の方法により、整定入力を行っているオペレータに
注意を促す必要がある。しかるに、これらの入力エラー
の検出に伴う一連の処理は、整定項目が多種にわたるに
つれて多様化、複雑化するほか、入力エラーが多くなる
ほど再度の整定入力操作が煩雑になる。また、先に述べ
た入力エラーは明らかにオペレータの操作ミスによるヒ
ューマンエラーであるが、この種のエラーを皆無にする
ことは極めて困難であり、入力エラー検出後の再度の整
定入力操作時にもエラー発生の可能性がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、ヒューマンエラ
ーである入力エラーが発生した場合にも、これを簡単な
処理により検出すると共に、人手による再度の整定入力
操作を不要として自動的かつ迅速に修正が行えるように
したデジタル形保護リレーの整定自動修正方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した第1の発明は、整定値の整定範
囲が設定モードに応じて異なるデジタル保護リレーにお
いて、設定モードの変更の有無を判断するステップと、
設定モードの変更有りと判断されたときに現在の整定値
が変更後の設定モードに対応する整定範囲内の値である
か否かを判断するステップと、現在の整定値が変更後の
設定モードに対応する整定範囲外の値であると判断され
たときに現在の整定値を予めメモリに記憶されている変
更後の設定モードに対応する整定範囲内の値に自動的に
変更するステップと、を有するものである。
【0008】 請求項2に記載した第2の発明は、整定
値の整定範囲が設定モードに応じて異なるデジタル保護
リレーにおいて、整定値の変更の有無を判断するステッ
プと、整定値の変更有りと判断されたときに変更後の整
定値が現在の設定モードに対応する整定範囲内の値であ
るか否かを判断するステップと、変更後の整定値が現在
の設定モードに対応する整定範囲外の値であると判断さ
れたときに現在の設定モードを変更後の整定値を含む整
定範囲に対応する設定モードに自動的に変更するステッ
プと、を有するものである。なお、請求項3に記載する
ように、上述の請求項1または2記載の発明において、
自動的に変更された整定値自体または設定モード自体を
表示することが望ましい。
【0009】
【作用】第1の発明においては、設定モードが変更され
た際に、整定値と設定モードとの整合性を判断し、現在
の整定値が変更後の設定モードに対応する整定範囲外の
値であると判断されたときに現在の整定値を予めメモリ
に記憶されている変更後の設定モードに対応する整定範
囲内の値に自動的に変更する。また、第2の発明では、
整定値が変更された際に、同じく整定値と設定モードと
の整合性を判断し、変更後の整定値が現在の設定モード
に対応する整定範囲外の値であると判断されたときに現
在の設定モードを変更後の整定値を含む整定範囲に対応
する設定モードに自動的に変更する。
【0010】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は第1の発明の一実施例を示すフローチャート
である。なお、以下では、前記同様に整定値入力に際し
て二つのモードA,Bが設定可能であり、設定モードA
では整定範囲が電流値で10〜50〔A〕、設定モード
Bでは同じく1〜100〔A〕であるデジタル形保護リ
レーを整定自動修正の対象として説明する。また、この
保護リレーの基本的な構成は図4と同一である。
【0011】まず、当初の設定モードがBであり、整定
値が5〔A〕であった場合に、設定モードをAに変更す
る際の処理を説明する。この場合には、オペレータによ
る整定変更の入力を整定値入力部6側で確認(S1)し
た後、モード変更の有無を判断する(S2)。すなわ
ち、それまでの設定モードBをAに変更する操作入力の
有無を判断する。ここで、設定モードの変更がなければ
(S2 NO)、そのまま処理を終了する。
【0012】設定モードの変更があった場合(S2 Y
ES)、現在の整定値(5〔A〕)を確認する(S
3)。そして、その整定値が変更後の設定モードに応じ
た整定範囲内のものか否かを判断する(S4)。つま
り、整定値5〔A〕と設定モードAとの整合性を判定
し、ここでは整定値5〔A〕が設定モードAに対応する
10〜50〔A〕の整定範囲外である(S4 NO)た
め、これを入力エラーとして検出し、当該設定モードA
の範囲内になるように、整定値を例えば10〔A〕に自
動的に変更する(S5)。
【0013】この変更は保護リレーの演算部による内部
処理として行う。また、いかなる整定値に変更するか
は、保護対象等に応じて予めメモリ内に記憶しておくも
のとする。この結果、自動修正後の整定は設定モード
A、整定値10〔A〕となる。一方、整定値が変更後の
設定モードに応じた整定範囲内であれば(S4YE
S)、処理を終了する。
【0014】この実施例によれば、従来のように入力エ
ラーの原因となっている項目の整定値を表示させる等の
処理がないため、一連の整定修正処理を大幅に簡略化す
ることができる。また、設定モードに整合する整定値が
自動的に選択されるため、整定入力作業を再度実行する
煩雑さもない。
【0015】上記実施例では、設定モードを変更する場
合の自動修正方法を説明したが、第2の発明は、整定値
自体を変更する場合のものである。図2は、第2の発明
の一実施例を示すフローチャートである。このフローチ
ャートに従い、当初の設定モードがA、整定値が10
〔A〕であった場合に整定値を5〔A〕に変更する際の
処理を説明する。
【0016】この実施例では、前記同様のステップS1
に続き、整定値変更の有無を判断し(S2′)、変更が
あった場合には設定モードを確認する(S2′ YE
S,S3′)。そして、変更後の整定値5〔A〕と現在
の設定モードAとの整合性を判断すると(S4)、両者
が整合しない(S4 NO)ため、設定モードを整定値
5〔A〕に整合させるべくBに変更する(S5′)。こ
の結果、自動修正後の整定は設定モードB、整定値5
〔A〕となる。このように、第1または第2の発明によ
れば、設定モードまたは整定値の何れかを優先させて整
定を自動修正することが可能になる。
【0017】なお、図3は第1の発明の他の実施例であ
り、図1のステップS5の後に、自動的に変更した整定
値を整定値入力部6の表示部に表示するステップS6を
付加したものである。これにより、変更された整定値1
0〔A〕をオペレータが容易に確認することができる。
また、図示しないが、このような表示ステップを第2の
発明の実施例におけるステップS5′(図2参照)の後
に付加することも可能であり、その場合には、自動的に
変更した設定モードBが表示されることになる。
【0018】
【発明の効果】以上のように第1または第2の発明で
は、設定モードまたは整定値の変更に際し、その時の設
定モードと整定値との整合性を判断してその結果により
整定値または設定モードを自動的に修正するものであ
る。このため、入力エラーをオペレータに知らせて整定
入力操作を再度行わせるためにエラーの原因となってい
る項目の整定値を表示する等の処理が不要になる。ま
た、再度の整定入力操作も不要になることから、一連の
整定修正処理が簡略化かつ迅速化されると共に、ヒュー
マンエラーが再度発生する可能性を小さくすることがで
きる。更に、入力エラーの検出のために必要な処理量も
従来の半分程度に簡素化できるため、演算部を構成する
CPUの負担を軽減することが可能になり、その実行プ
ログラムの簡略化によるコストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すフローチャートで
ある。
【図2】第2の発明の一実施例を示すフローチャートで
ある。
【図3】第1の発明の他の実施例を示すフローチャート
である。
【図4】デジタル形保護リレーの基本的構成を示す図で
ある。
【図5】設定モードに応じた整定範囲の説明図である。
【図6】設定モードに応じた整定範囲の説明図である。
【符号の説明】
1 保護対象 2 母線 3 計器用変成器 4 変流器 5 演算部 6 整定値入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住田 英和 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (72)発明者 安井 芳則 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−16519(JP,A) 特開 平1−157214(JP,A) 特開 昭62−97001(JP,A) 特開 昭58−119002(JP,A) 特開 昭61−234401(JP,A) 特開 昭63−184102(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02H 3/02 G05B 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整定値の整定範囲が設定モードに応じて
    異なるデジタル保護リレーにおいて、設定モードの変更の有無を判断するステップと、設定モ
    ードの変更有りと判断されたときに現在の整定値が変更
    後の設定モードに対応する整定範囲内の値であるか否か
    を判断するステップと、現在の整定値が変更後の設定モ
    ードに対応する整定範囲外の値であると判断されたとき
    に現在の整定値を予めメモリに記憶されている変更後の
    設定モードに対応する整定範囲内の値に自動的に変更す
    るステップと、 を有する ことを特徴とするデジタル形保護リレーの整定
    自動修正方法。
  2. 【請求項2】 整定値の整定範囲が設定モードに応じて
    異なるデジタル保護リレーにおいて、整定値の変更の有無を判断するステップと、整定値の変
    更有りと判断されたときに変更後の整定値が現在の設定
    モードに対応する整定範囲内の値であるか否かを判断す
    るステップと、変更後の整定値が現在の設定モードに対
    応する整定範囲外の値であると判断されたときに現在の
    設定モードを変更後の整定値を含む整定範囲に対応する
    設定モードに自動的に変更するステップと、 を有する ことを特徴とするデジタル形保護リレーの整定
    自動修正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のデジタル形保護
    リレーの整定自動修正方法において、 自動的に変更された整定値自体または設定モード自体を
    表示することを特徴とする デジタル形保護リレーの整定
    自動修正方法。
JP3211658A 1991-07-29 1991-07-29 デジタル形保護リレーの整定自動修正方法 Expired - Lifetime JP2986589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3211658A JP2986589B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 デジタル形保護リレーの整定自動修正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3211658A JP2986589B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 デジタル形保護リレーの整定自動修正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0538037A JPH0538037A (ja) 1993-02-12
JP2986589B2 true JP2986589B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=16609448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3211658A Expired - Lifetime JP2986589B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 デジタル形保護リレーの整定自動修正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2986589B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0538037A (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2986589B2 (ja) デジタル形保護リレーの整定自動修正方法
JP2005124332A (ja) ディジタル保護リレー装置
JP3013868B2 (ja) コードレス電話におけるメモリ揮発防止システム
EP1027759B1 (en) Load indicator
JP2866767B2 (ja) 電鉄用交流き電回路故障選択継電器
JPH07322489A (ja) 直流送電線の保護継電装置および直流変圧器の不良検出回路
JPS6124897B2 (ja)
JP3217353B2 (ja) ディジタル形母線保護装置
JP3975647B2 (ja) アナログ入力回路の監視方式
JP3100659B2 (ja) 放射線監視装置
KR950004805B1 (ko) 전자식 배전반의 전동기 보호를 위한 디지탈 계전방법
JPH077839A (ja) ディジタル保護リレーの整定変更方式
JPH09247841A (ja) 過電流継電装置
JP3204693B2 (ja) 平衡継電器
JP3011420B2 (ja) ディジタル形母線保護リレー
JP2007312508A (ja) ディジタル過電流保護継電器システム
JPH11133094A (ja) 漏電監視装置
JP2703354B2 (ja) ディジタル形短絡距離継電装置
JPH0643963A (ja) 計時機能を備えた計算機システム
JPH0423001A (ja) 産業用機械の制御装置
JPH04364318A (ja) デジタル形距離リレー
JP2642349B2 (ja) 送電線保護継電装置
JP5509943B2 (ja) 電流出力装置
JP2875188B2 (ja) 差動継電装置
JP2535938B2 (ja) 力率自動調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990921

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term