JP2985667B2 - 光フアイバ用ガラス母材の製造方法 - Google Patents

光フアイバ用ガラス母材の製造方法

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JP2985667B2
JP2985667B2 JP6134432A JP13443294A JP2985667B2 JP 2985667 B2 JP2985667 B2 JP 2985667B2 JP 6134432 A JP6134432 A JP 6134432A JP 13443294 A JP13443294 A JP 13443294A JP 2985667 B2 JP2985667 B2 JP 2985667B2
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佳樹 千種
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善憲 牧尾
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    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
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  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス微粒子の集合体を
円柱状出発材の外周部に形成する方法に関し、特に高純
度が要求される光フアイバ用ガラス母材製造の際の中間
製品として好適に用いられる、ガラス材外周にガラス微
粒子堆積体が形成された光フアイバ用ガラス母材の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石英系ガラス管或いは光フアイバ
用母材の製造方法として、特開昭48−73522号公
報に示されたような所謂“外付法”がある。この方法
は、水平方向の軸を回転軸として回転するカーボンある
いは石英系ガラス、アルミナなどの耐火性出発材の外周
部に、SiCl4 などの原料の加水分解反応により生成
せしめたSiO2 などの微粒子状ガラスを堆積させてい
き、所定量堆積させたあと堆積を止め、出発材を引き抜
き、パイプ状ガラス集合体を形成し、このパイプ状ガラ
ス集合体を高温雰囲気電気炉中で焼結透明ガラス化して
パイプ状ガラスを得ている。或いは、同様の方法で出発
材として中実の光フアイバ用ガラス母材を用い、出発材
とその外周部に形成されたガラス微粒子堆積体の複合体
を形成したのち、出発材を引き抜かず該複合体を高温炉
中で加熱処理しガラス微粒子堆積体の部分を焼結するこ
とにより出発材である光フアイバ用ガラス母材の外周部
にさらに透明ガラス層を形成するという方法も考えられ
る。また、図3に示すように自らの軸(鉛直方向)を回
転軸7として回転している実質的に円柱状或いは円筒状
の出発材1の片端近傍から、該出発材1の外周部上にガ
ラス微粒子合成用バーナー2の火炎3内にガラス原料を
供給することにより発生させたガラス微粒子を堆積させ
始め、該バーナー2を出発材1の軸と平行に相対的に移
動させていくことにより、ガラス微粒子堆積体6を出発
材1の外周部に軸方向に形成し、その後、得られたガラ
ス微粒子堆積体を高温加熱透明化する方法がある(特開
昭61−186240号公報)。図中8は反応容器(ス
ス付炉)、9は排気口を表す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来方法では、
この堆積過程において、出発ガラス材にダスト等が付着
する場合があり、付着したダストは透明化したガラス体
の欠陥となる。欠陥種として結晶ないしは気泡があり、
いずれの場合でも欠陥発生箇所は良好なガラス体として
使用できなくなる。その解決方法として、ガラスロッド
を清浄なガスでパージしつつガラス微粒子を堆積する方
法(特開昭62−162646号公報)が知られてお
り、これは有効な方法である。しかし、清浄ガス中に配
置するのみではダストの完全な除去はできないことが判
明してきた。本発明は出発材のガラス体のダストをより
完全に除去してガラス母材の欠陥発生を低減できる光フ
アイバ用ガラス母材の製造方法を提供することを意図し
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は反応容器内において円柱状もし
くは円筒状のガラス材の一端を回転軸に固定して回転さ
せつつ回転軸方向に移動させながら該ガラス材の外周に
ガラス微粒子合成用バーナーにより生成させたガラス微
粒子を堆積させることによりガラス微粒子堆積体を形成
する光フアイバ用ガラス母材の製造方法において、上記
反応容器内で該ガラス材を水蒸気含有ガス中で加熱する
ことにより表面を予熱清浄化し、その直後に該予熱清浄
化されたガラス材外周にガラス微粒子を堆積させること
を特徴とする。本発明において上記反応容器内における
上記ガラス材の水蒸気含有ガス中での加熱は、上記ガラ
ス微粒子合成用バーナーの下部に設けた酸水素火炎によ
り行うか、又は上記ガラス微粒子合成用バーナーの下部
においてガラス材表面に水蒸気含有ガスを供給しつつ該
反応容器外部より電気抵抗加熱することにより行うこと
が特に好ましい。また、本発明における該予熱清浄化の
ための加熱温度は1000℃以上1600℃未満である
ことが特に好ましい。
【0005】
【作用】上記のように、透明ガラス化後のガラス体にお
いて出発材と該出発材の外周部上に形成されるガラス体
との界面上の気泡及び結晶の発生について本発明らが種
々検討した結果、ガラス微粒子を出発材外周に付着させ
る工程以前における出発材外周の汚染がその一因であ
り、従来の清浄化手段のみでは不十分であることが判明
した。汚染成分としては、例えばカーボン,繊維などの
有機成分、例えばFe,Na,K,Caなどの金属類や
例えば石英(SiO2 )などのガラス粒子そのものなど
の無機成分があり、金属類が付着した場合には透明ガラ
ス化の際に結晶の核を形成して結晶が生成し易くなり、
有機成分やガラス粒子が付着した場合にはガラス微粒子
堆積の際の不整を招きガラス化した際に気泡を形成し易
い。このような汚染成分のうち金属類やガラス粒は製造
環境に存在するものであり、その発生源を特定すること
で付着を防止することが可能である。しかし、有機成分
は作業者の衣類などから発生するものでありその防止が
困難である。
【0006】そこで本発明者らは、上記出発材への付着
汚染成分を出発材外周にガラス微粒子が付着堆積するご
く直前に除去して欠陥因をなくすことを検討し、ガラス
微粒子を堆積する反応容器内でガラス微粒子合成用バー
ナーでガラス微粒子を堆積する直前の出発材表面を水蒸
気雰囲気で加熱し予熱清浄化することが非常に有効であ
ることを見いだした。すなわち、図1,図2に示すよう
に水蒸気雰囲気で加熱しながらガラス微粒子を堆積させ
るのである。本発明において水蒸気を用いる理由は、炭
素系成分を酸化させるために例えば酸素雰囲気を用いる
と強い発熱反応となり、この発熱により結晶化の核を形
成してしまうが、水蒸気雰囲気ではこの反応熱がやわら
げられる効果が得られるからである。
【0007】水蒸気中での加熱手段としては、具体的に
は図1に示すように、ガラス微粒子合成用バーナー2の
下部に配置した水蒸気加熱用バーナー4の酸水素火炎5
により化1の反応
【化1】2H2 +O2 →2H2 O でガラス材(出発材)1の表面を加熱しつつ水蒸気処理
する方法があり、この方法ではO2 が過剰にならないよ
うに酸水素炎5におけるH2 :O2 の量比を2以上とす
る必要がある。なお、ガラス微粒子合成用バーナー2に
おけるH2 ,O2量は例えば後記する実施例1では
2 :O2 =30:45であるように、通常H 2 /O2
が2.0未満である。
【0008】また、図2に示すような反応容器(スス付
炉)8の外側に設けたヒーター10の電気抵抗加熱によ
ってもよく、この際には水蒸気が存在するガスを水蒸気
供給装置11から供給する必要がある。水蒸気が存在す
るガス中は水蒸気含有量が1容量%以上であることが好
ましい。これは1容量%未満では水蒸気の処理効果が低
いためである。なお、図1,図2において図3と共通す
る符号は図3と同様を意味する。
【0009】加熱温度は、1000℃以上1600℃未
満の温度で行なうことが望ましい。温度1000℃未満
では、加熱による表面清浄化の効率が良くない。また、
1600℃以上に加熱するとガラスの粘度低下による変
形の問題が生じる。加熱温度が1150℃以上であれ
ば、清浄化の反応が充分進行するので、より好ましい。
格別好ましくは1200℃以上1400℃未満である。
さらに詳細に実験を行った結果を実験例に示す。
【0010】〔実験例〕加熱によるダスト等の除去効果
を調べるため、次に示すような実験を行った。まず、製
造環境中のダストをサンプリングし、1g/リットルだ
け純水中に分散させた。ガラスロッドとしては、合成石
英ガラス製で外径13mmのものを用意し、ガラス旋盤
を用いて酸水素火炎により清浄化した後、該ガラススロ
ッドを上記の分散液中に浸漬してダストを付着させた。
図1の構成において、ガラス材1としては上記によりダ
ストを付着させたガラスロッドを用い、水蒸気加熱用バ
ーナー4としては図4に示す構造のバーナーを用い、酸
水素量を調整して加熱温度を設定した。加熱温度を10
00℃〜1700℃の間の所定の温度に調整し、ガラス
微粒子合成用バーナー2にてロッド外周にガラス微粒子
を堆積した。比較のために水蒸気加熱用バーナー4によ
る加熱を行わない以外は同様にしたガラス微粒子堆積体
も作成した。以上で得られたガラス微粒子堆積体を石英
ガラス製炉心管中、He 10リットル/分、ヒーター温
度1670℃にて加熱処理して透明ガラス化した。得ら
れた透明母材(ガラスプリフオーム)の欠陥密度を測定
した。また、加熱によりガラスロッドの引き伸びが考え
られるので、スート付け前後のガラスロッドの長さを計
測し、変化量を引き伸び量とした。なお、温度は赤外放
射温度計〔日本電気(株)製〕で測定した。表1に得ら
れた結果を示すが、表1中の欠陥密度、引き伸び率はそ
れぞれ下記のとおり。 欠陥(defect):ガラスプリフォームの一端より
ハロゲンランプ(100W)の白色光を入射し、1cm当
たりに観察される散乱光点数nより求める。 引き伸び率:〔(スス付け後の全長)−(スス付け前の
全長)〕/(スス付け前の全長)×100(%)=引き
伸び率 の式により求める。 また表1のデータをグラフ図にして図5に示す。図5に
おいて縦左軸は欠陥密度(個/cm)、縦右軸は引き伸
び率(%)、横軸は温度(℃)である。
【0011】
【表1】
【0012】水蒸気加熱用バーナーによる加熱処理がな
い場合は50個/cmの欠陥部(気泡又は結晶)が存在
していたが、加熱処理温度を高くすることにより、欠陥
数は著しく減少する。しかし、予熱温度1500℃以上
からはガラスの自重による引き伸びが生じはじめ、17
00℃ではガラスが溶融してしまう。ガラスロッドの引
き伸びが生じた場合には、光ファイバ化したときの設計
プロファイルが変化してしまうので好ましくない。目的
とする構造にもよるが、0.2%以内の変動率であれば
設計の許容範囲内に入る。したがって、本発明の予熱
は、1000℃以上1600℃を越えない範囲で加熱処
理する。
【0013】上記実験例からも判るように、加熱処理温
度1000℃でも清浄化の効果は得られるものの未処理
のものに比べ20%低減するに過ぎない。より好ましい
温度範囲としては1150℃以上、さらにより好ましい
範囲としては1200℃以上となる。また1400℃以
上では出発ガラス材の引き伸びが生じていることから、
1400℃未満の温度か望ましい。
【0014】ガラス変形の観点からは、出発ガラス材の
組成が変化した場合には同一温度においてもガラス粘度
が異なるため、ガラス変形量が変わると考えられる。例
えばフッ素を添加したガラスロッドでは、純石英ガラス
との比屈折率差が0.5%になる量を添加した場合その
粘度は純石英ガラスの1/10となる〔ジャーナルオブ
マテリアル サイエンス 28 (1993), 2738〜 2744
〕。ガラス変形の目安としてASTMによる軟化点が
定義されており、これは約4×107 Poise の粘
度となる温度であり、該軟化点以上では急激にガラスは
流動する。安全性をみて、この粘度の10倍の粘度(5
×108 Poise)となる温度以下で加熱することが
望ましい。
【0015】加熱処理時間は、付着したダスト成分が完
全に反応し、除去されるだけの時間だけ行われるべきで
ある。除去反応はダストの種類により表2に示すように
異なるが、例えば反応により表面に保護膜が形成される
ケースを考えると、1μmの粒子が90%消失するため
には1100℃にて300秒近くの処理が必要となる。
処理温度を高めた場合、処理能力が向上し、1200℃
で同じ時間処理を行えば、ほぼ100%の除去が可能と
なる。
【0016】
【表2】
【0017】酸水素火炎を形成するには、同心円状にポ
ートを配置するバーナーの各ポートにH2 /O2 ,不活
性ガスを供給する必要があるが、本発明者らは、中心ポ
ートにO2 を供給することにより加熱温度を高温化でき
ることを実験的に確認できた。図6に、同一バーナーで
中心ポートにH2 又はO2 を流した場合のガラスロッド
の温度特性のグラフ図を示すが、中心にO2 を流した場
合、1200℃以上の高い温度が実現できた。また、H
2 /O2 供給ポート間にArなどの不活性ガスを流すこ
とにより、バーナー先端部の焼き付けを防ぐことが可能
となる。これは不活性ガスを流すことでバーナー内での
火炎形成を防ぐことができるためである。
【0018】本発明においては、ガラス微粒子堆積直前
に酸水素火炎等の水蒸気含有雰囲気で予熱清浄化する
が、最終的に得られた光ファイバの伝送損失には実質的
に影響しないことを確認した。即ち、従来の単にガラス
微粒子を堆積する方法により得られた光ファイバの、通
信用波長である波長1.30μmにおける伝送損失は
0.350dB/km(1000km平均)、OH基によ
る吸収波長である1.38μmでの伝送損失は0.67
0dB/km(1000km平均)であった。これに対
し、後記する実施例1,2において得られた本発明の光
ファイバの伝送損失は波長1.30μmにおいて0.3
48dB/km(500km平均)、1.38μmにおい
て0.700dB/km(500km平均)であった。
【0019】本発明において出発材として用いる円柱状
もしくは円筒状のガラス材としては、例えばコアとなる
ガラス材、あるいはコア及びクラツド部分を有するガラ
ス材等各種の屈折率構造を有するものを用いることがで
きる。特にコア及びクラツド部を有する構造のガラス材
では前記したOH基による影響は問題がない。ガラス材
の材質としてはこの種の光ファイバ用ガラス母材の出発
材として使用される公知のものを用いることができる。
また出発材とするガラス材は、反応容器内にセットする
以前に、公知の手段により表面を清浄化しておく。例え
ば、HF水溶液による表層のエッチング、ガラス旋盤に
取り付けて酸水素火炎中で加熱する等の手段である。
【0020】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれに限定されるところはない。 〔実施例1〕VAD法により作製した、中心部にGeO
2 が比屈折率差で0.3%添加されたSiO2 からなる
ガラスロッド(直径20mmφ)を出発材とした。この
出発材とするガラス材の外表面をガラス旋盤を用いて酸
水素火炎で加熱清浄化した後、図2に示す構成の反応容
器(スス付炉)8内にセットした。ガラス微粒子合成用
バーナー2にはSiCl4 2.0リットル/分、Ar2
0リットル/分、H230リットル/分、O2 45リッ
トル/分を供給し、該ガラス微粒子合成用バーナー2の
下部に設置された水蒸気加熱用バーナー4にはH2 25
リットル/分、O2 10リットル/分を供給して、ガラ
ス材1の表面を水蒸気雰囲気で加熱しその直後にガラス
微粒子を堆積させるようにした。本実施例により得られ
た直径160mm、長さ600mmのガラス微粒子堆積
体を、He 雰囲気中1650℃で加熱透明化して光ファ
イバプリフォームとした。得られた直径70mm、長さ
450mmのプリフォームにハロゲンランプを照射し、
欠陥を観察したが、気泡、結晶の形成は全く見られなか
った。
【0021】〔実施例2〕実施例1と同様の出発材を図
2の構成の装置(スス付炉)内に設置し、炉の下部に水
蒸気供給装置11からH2 O 2リットル/分及びH2
10リットル/分を供給しながら、加熱ヒータ10で1
200℃に加熱しつつ、ガラス微粒子合成用バーナー2
には実施例1と同様に原料ガス、燃焼ガス、助燃性ガス
等を供給して、水蒸気での加熱清浄化の後に直ちにガラ
ス微粒子を堆積させた。得られた直径160mm、長さ
600mmのガラス微粒子堆積体を実施例1と同様の条
件で透明ガラス化したところ、得られた直径69mm、
長さ460mmのプリフォームには欠陥は認められなか
った。
【0022】〔比較例1〕実施例1と同様の出発材を用
い、図2の構成において、水蒸気加熱用バーナーへのH
2 、O2 の供給をなしにして、その他の条件は実施例1
と同様にし、直径160mm、長さ600mmのガラス
微粒子堆積体を作製した。得られたガラス微粒子堆積体
を実施例1と同様に透明ガラス化したところ、得られた
直径69mm、長さ450mmのプリフォームには結晶
もしくはダストによる気泡が5ケ/cmの割合で検出さ
れた。
【0023】〔実施例3〕VAD法により作成した中心
部にGeO2 が比屈折率差で0.3%添加されたSiO
2 からなるガラスロッドを出発材とした。この出発材の
外表面を、ガラス旋盤を用い酸水素火炎で1700〜1
800℃に加熱し清浄化した。その後、図1に示す構成
の反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。ガラ
ス微粒子合成用バーナーの下部に設置された水蒸気加熱
用バーナーは図4に示すように同心円状に3層のガス供
給ポートが配置された構造をしている。中心ポートには
2ガスを5リットル/分供給し、第2ポートには不活
性ガスとしてArを2リットル/分、第3ポートにはH
2 を12リットル/分供給した(H2 /O2 =2.
4)。ガラスロッドの火炎による予熱部の最高温度は1
300℃であり、1100℃以上の領域が15mm長さ
存在した。ガラス微粒子合成用バーナーにSiCl 4
2リットル/分、O2 を45リットル/分、H2 を30
リットル/分、Arを20リットル/分供給し、ガラス
微粒子の堆積を予熱直後に行うようにした。このスス付
けの際、引上速度は平均1.4mm/分であり、予熱時
間は約11分となる。以上で得られた直径160mm、
長さ600mmのガラス微粒子堆積体を、He 雰囲気中
1650℃で加熱して透明ガラス化し、光ファイバプリ
フオームとした。得られた直径70mm、長さ450m
mのプリフオームの一端よりハロゲンランプを照射し、
散乱される欠陥点の観察を行ったが、気泡あるいは結晶
の形成は見られなかった。また、同様のプロセスで、1
0本のプリフオームを製造したが、欠陥点は平均0.0
05個/cmと、欠陥点の少ないプリフオームが得られ
た。ここで、得られたプリフオームを線引きし、直径1
25μmのファイバとした。該ファイバの伝送損失は平
均で0.348dB/km(波長1.30μm)と良好
な特性を示した。
【0024】〔実施例4〕VAD法により作成した中心
部にGeO2 比屈折率差で0.35%添加されたSiO
2 からなるガラスロッドを出発材とした。この出発材の
外表面を、ガラス旋盤を用い酸水素火炎で1700〜1
800℃に加熱し清浄化した。その後、図1に示す構成
の反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。ガラ
ス微粒子合成用バーナーの下部に設置された水蒸気加熱
用バーナーは図4に示すように同心円状に3層のガス供
給ポートが配置された構造をしている。中心ポートには
2ガスを10リットル/分供給し、第2ポートには不
活性ガスとしてArを2リットル/分、第3ポートには
2 を4リットル/分供給した(H2 /O2 =2.
5)。ガラスロッドの火炎による予熱部の最高温度は1
150℃であり、1100℃以上の領域が10mm長さ
存在した。ガラス微粒子合成用バーナーにSiCl 4
2リットル/分、O2 を45リットル/分、H2 を30
リットル/分、Arを20リットル/分供給し、ガラス
微粒子の堆積を予熱直後に行うようにした。このスス付
けの際、引上速度は平均1.5mm/分であり、予熱時
間は約7分となる。以上で得られた直径160mm、長
さ600mmのガラス微粒子堆積体を、He 雰囲気中1
650℃で加熱して透明ガラス化し、光ファイバプリフ
オームとした。得られた直径70mm、長さ450mm
のプリフオームの一端よりハロゲンランプを照射し、散
乱される欠陥点の観察を行たところ、気泡あるいは結晶
は0.1個/cm存在した。また、同様のプロセスで、
10本のプリフオームを製造したが、欠陥点は平均0.
08個/cmと、比較的欠陥点の少ないプリフオームが
得られたものの、実施例3のような低レベルには至らな
かった。ここで、得られたプリフオームを線引きし、直
径125μmのファイバとした。該ファイバの伝送損失
は平均で0.351dB/km(波長1.30μm)と
良好な特性を示した。
【0025】〔実施例5〕VAD法により作成した、中
心部がSiO2 でその外周が比屈折率差で0.35%に
相当する量のFを添加して屈折率を低下させたSiO2
からなるガラスロッドを出発材とした。この出発材の外
表面をガラス旋盤を用い、酸水素火炎で1700〜18
00℃に加熱し清浄化した。その後、図1に示す構成の
反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。ガラス
微粒子合成用バーナーの下部に設置された水蒸気加熱用
バーナーは図4に示すように同心円状に3層のガス供給
ポートが配置された構造をしている。中心ポートにはO
2 ガスを4リットル/分供給し、第2ポートには不活性
ガスとしてArを2リットル/分、第3ポートにはH 2
を12リットル/分供給した(H2 /O2 =2.5)。
ガラスロッドの火炎による予熱部の最高温度は1250
℃であり、1100℃以上の領域が12mm長さ存在し
た。ガラス微粒子合成用バーナーにSiCl4 を2リッ
トル/分、O2を45リットル/分、H2 を30リット
ル/分、Ar を20リットル/分供給し、ガラス微粒子
の堆積を予熱直後に行うようにした。このスス付けの
際、引上速度は平均1.4mm/分であり、予熱時間は
約9分となる。以上で得られた直径160mm、長さ6
00mmのガラス微粒子堆積体を、SiF4 を750c
c/分、He を15リットル/分供給する雰囲気中で最
高温度1650℃に加熱してF添加及び透明透明ガラス
化し、純粋石英ガラスをコア、F添加石英ガラスをクラ
ッドとする光ファイバプリフオームとした。得られた直
径70mm、長さ450mmのプリフオームの一端より
ハロゲンランプを照射し、散乱される欠陥点の観察を行
ったが、気泡あるいは結晶は見られなかった。また、同
様のプロセスで、10本のプリフオームを製造したが、
欠陥点は平均0.01個/cmと、欠陥点の少ないプリ
フオームが得られた。ここで、得られたプリフオームを
線引きし、直径125μmのファイバとした。該ファイ
バの伝送損失は平均で0.335dB/km(波長1.
30μm)、0.172dB/km(波長1.55μ
m)と良好な特性を示した。
【0026】〔実施例6〕VAD法により作成した中心
部にGeO2 を比屈折率差で0.35%添加されたSi
2 からなるガラスロッドを出発材とした。この出発材
の外表面をガラス旋盤を用い、酸水素火炎で1700〜
1800℃に加熱し清浄化した。その後、図2に示す構
成の反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。ガ
ラス微粒子合成用バーナーの下部に設置された予熱用ヒ
ーターは電気抵抗加熱SiCヒーターでヒーター長は5
0mmで内径30mmである。このヒーターの最高温度
を1250℃としたとき、ガラスロッドの表面温度は1
150℃まで上昇し、1100℃以上の領域が25mm
長さ存在した。炉の下部の水蒸気供給装置より、H2
300cc/分,N2 10リットル/分の割合で水蒸
気を加熱部へ供給し、水蒸気雰囲気処理を行った。ガラ
ス微粒子合成用バーナーにSiCl4 を2リットル/
分、O2 を45リットル/分、H2 を30リットル/
分、Ar を20リットル/分供給し、ガラス微粒子の堆
積を予熱直後に行うようにした。このスス付けの際、引
上速度は平均1.4mm/分であり、予熱時間は約18
分となる。以上で得られた直径160mm、長さ600
mmのガラス微粒子堆積体を、He 雰囲気中1650℃
でで加熱してF添加及び透明透明ガラス化し、光ファイ
バプリフオームとした。得られた直径70mm、長さ4
50mmのプリフオームの一端よりハロゲンランプを照
射し、散乱される欠陥点の観察を行ったが、気泡あるい
は結晶の形成は見られなかった。また、同様のプロセス
で、10本のプリフオームを製造したが、欠陥点は平均
0.02個/cmと、欠陥点の少ないプリフオームが得
られた。ここで、得られたプリフオームを線引きし、直
径125μmのファイバとした。該ファイバの伝送損失
は平均で0.351dB/km(波長1.30μm)、
と良好な特性を示した。
【0027】〔実施例7〕VAD法により作成した中心
部にGeO2 が比屈折率差で0.35%添加されたSi
2 からなるガラスロッドを出発材とした。この出発材
の外表面をガラス旋盤を用い、酸水素火炎で1700〜
1800℃に加熱し清浄化した。その後、図2に示す構
成の反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。ガ
ラス微粒子合成用バーナーの下部に設置された予熱用ヒ
ーターは電気抵抗加熱SiCヒーターでヒーター長は5
0mmで内径30mmである。このヒーターの最高温度
を1000℃としたとき、ガラスロッドの表面温度は9
50℃まで上昇した。炉の下部の水蒸気供給装置より、
2 O 300cc/分,N2 10リットル/分の割合
で水蒸気を加熱部へ供給し、水蒸気雰囲気処理を行っ
た。ガラス微粒子合成用バーナーにSiCl4 を2リッ
トル/分、O2 を45リットル/分、H2 を30リット
ル/分、Ar を20リットル/分供給し、ガラス微粒子
の堆積を予熱直後に行うようにした。このスス付けの
際、引上速度は平均1.4mm/分であり、900〜9
50℃の予熱時間は約20分となる。以上で得られた直
径160mm、長さ600mmのガラス微粒子堆積体
を、He 雰囲気中1650℃で加熱して透明ガラス化
し、光ファイバプリフオームとした。得られた直径70
mm、長さ450mmのプリフオームの一端よりハロゲ
ンランプを照射し、散乱される欠陥点の観察を行ったと
ころ、気泡或いは結晶が0.5個/cmの密度で存在し
た。
【0028】〔比較例2〕VAD法により作成した中心
部にGeO2 が比屈折率差で0.35%添加されたSi
2 からなるガラスロッドを出発材とした。この出発材
の外表面をガラス旋盤を用い、酸水素火炎で1700〜
1800℃に加熱し清浄化した。その後、図3に示す構
成の反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。ガ
ラス微粒子合成用バーナーにSiCl4 を2リットル/
分、O2 を45リットル/分、H2を30リットル/
分、Ar を20リットル/分供給し、ガラス微粒子の堆
積を行うようにした。このスス付けの際、引上速度は平
均1.4mm/分であった。以上で得られた直径160
mm、長さ600mmのガラス微粒子堆積体を、ヘリウ
ム雰囲気中1650℃で加熱して透明ガラス化し、光フ
ァイバプリフオームとした。得られた直径70mm、長
さ450mmのプリフオームの一端よりハロゲンランプ
を照射し、散乱される欠陥点の観察を行ったところ、気
泡或いは結晶が1.5個/cmの密度で存在した。
【0029】〔実施例8〕VAD法により作成した中心
部にGeO2 が比屈折率差で0.35%添加されたSi
2 からなるガラスロッドを出発材とした。この出発材
の外表面をガラス旋盤を用い、酸水素火炎で1700〜
1800℃に加熱し清浄化した。その後、図1に示す構
成の反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。ガ
ラス微粒子合成用バーナーの下部に設置された水蒸気加
熱用バーナーは図4に示すように同心円状に3層のガス
供給ポートが配置された構造をしている。中心ポートに
はO 2 ガスを7リットル/分供給し、第3ポートにはH
2 を20リットル/分供給した(H2 /O2 =2.8
6)。ガラスロッドの火炎による予熱部の最高温度は1
620℃であり、1300℃以上の領域が15mm長さ
存在した。ガラス微粒子合成用バーナーにSiCl4
2リットル/分、O2 を45リットル/分、H2を30
リットル/分、Ar を20リットル/分供給し、ガラス
微粒子の堆積を予熱直後に行うようにした。このスス付
けの際、引上速度は平均1.4mm/分であり、130
0℃以上での予熱時間は約11分となる。得られたプリ
フオームのガラスロッド部の長さは初期値に比べ2.5
%引き伸びが生じており、欠陥数は0個と良好であった
ものの、実用には適さなかった。
【0030】〔実施例9〕VAD法により作成した、中
心部にGeO2 が比屈折率差で0.35%添加されたS
iO2 からなるガラスロッドを出発材とした。この出発
材の外表面をガラス旋盤を用い、酸水素火炎で1700
〜1800℃に加熱し清浄化した。その後、図1に示す
構成の反応容器(スス付けマッフル)内にセットした。
ガラス微粒子合成用バーナーの下部に設置された水蒸気
加熱用バーナーは図4に示すように同心円状に3層のガ
ス供給ポートが配置された構造をしている。中心ポート
にはO2 ガスを6リットル/分供給し、第2ポートには
不活性ガスとしてArを2リットル/分、第3ポートに
はH2 を14リットル/分供給した(H2 /O2 =2.
33)。ガラスロッドの火炎による予熱部の最高温度は
1400℃であり、1100℃以上の領域が20mm長
さ存在した。ガラス微粒子合成用バーナーにSiCl4
を2リットル/分、O2 を45リットル/分、H2 を3
0リットル/分、Ar を20リットル/分供給し、ガラ
ス微粒子の堆積を予熱直後に行うようにした。このスス
付けの際、引上速度は平均1.4mm/分であり、予熱
時間は約15分となる。以上で得られた直径160m
m、長さ610mmのガラス微粒子堆積体を、He 雰囲
気中1650℃に加熱して透明透明ガラス化し、光ファ
イバプリフオームとした。得られた直径70mm、長さ
450mmのプリフオームの一端よりハロゲンランプを
照射し、散乱される欠陥点の観察を行ったが、気泡ある
いは結晶の形成は見られなかった。また、同様のプロセ
スで、10本のプリフオームを製造したが、欠陥点は平
均0.02個/cmと、欠陥点の少ないプリフオームが
得られた。しかし、加熱温度が高いためガラスロッドの
引き伸びが平均0.2%見られた。ここで、得られたプ
リフオームを線引きし、直径125μmのファイバとし
た。該ファイバの伝送損失は平均で0.353dB/k
m(波長1.30μm)、0.172dB/km(波長
1.55μm)と比較的良好な特性を示した。
【0031】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によればガ
ラス微粒子の付着・堆積直前に出発材ガラス材表面をほ
ぼ完全に清浄化できるので、その後の透明化により得ら
れるガラス体において出発材と堆積ガラス部分との界面
での結晶や気泡による欠陥の発生を防止できる。これに
より欠陥のない光ファイバ用ガラス母材が歩留りよく製
造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施態様を示す概略説明図であ
り、ガラス微粒子合成用バーナーの下部に水蒸気加熱用
バーナーを配置して行った実施例1の装置構成を示す。
【図2】は本発明の別の実施態様を示す概略説明図であ
り、反応容器(スス付炉)下部に水蒸気含有ガスを導入
しながら外部ヒータで加熱して清浄化する装置構成を示
す。
【図3】は従来のガラス微粒子堆積体製造装置の一例の
概略説明図である。
【図4】は本発明に使用する予熱用酸水素バーナーの断
面構造を示す概略断面図である。
【図5】は実験例における予熱温度と欠陥密度(個/c
m)、引き伸び率の関係を示すグラフ図である。
【図6】はH2 /O2 比率とガラスロッド温度の関係を
示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 ガラス材(出発材)、 2 ガラス微粒子合成用
バーナー、 3 火炎、 4 水蒸気加熱用バーナ
ー、、 5 酸水素火炎、 6 ガラス微粒子堆積
体、 7 回転軸、 8 反応容器(スス付
炉)、 9 排気口、 10 ヒーター、 11
水蒸気供給装置、 12 中心ポート、13 第2
ポート、 14 第3ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧尾 善憲 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 渡辺 守生 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03B 37/00 - 37/16

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器内において円柱状もしくは円筒
    状のガラス材の一端を回転軸に固定して回転させつつ回
    転軸方向に移動させながら該ガラス材の外周にガラス微
    粒子合成用バーナーにより生成させたガラス微粒子を堆
    積させることによりガラス微粒子堆積体を形成する光フ
    アイバ用ガラス母材の製造方法において、上記反応容器
    内で該ガラス材を水蒸気含有ガス中で加熱することによ
    り表面を予熱清浄化し、その直後に該予熱清浄化された
    ガラス材外周にガラス微粒子を堆積させることを特徴と
    する光フアイバ用ガラス母材の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記水蒸気含有ガス中での加熱が温度1
    000℃以上1600°未満であることを特徴とする請
    求項1記載の
  3. 【請求項3】 上記水蒸気含有ガス中での加熱が温度1
    200℃以上1400°未満であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の光フアイバ用ガラス母材の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 上記水蒸気含有ガス中での加熱が上記ガ
    ラス材の粘度が5×108 poise以上となる温度で
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の光フアイバ用ガラス母材の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記水蒸気含有ガス中での加熱が110
    0℃以上で5分以上であることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の光フアイバ用ガラス母
    材の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記水蒸気含有ガス中での加熱が120
    0℃以上で5分以上であることを特徴とする請求項1な
    いし請求項5のいずれかに記載の光フアイバ用ガラス母
    材の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記反応容器内における上記ガラス材の
    水蒸気含有ガス中での加熱を上記ガラス微粒子合成用バ
    ーナーの下部に設けた酸水素火炎バーナーにより行うこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の光ファイバ用ガラス母材の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記酸水素火炎バーナーの中のH2 :O
    2 の比率が2.0以上であることを特徴とする請求項7
    記載の光ファイバ用ガラス母材の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記酸水素火炎バーナーが同心円状に複
    数のガスポートを有し、その中心ポートより酸素が供給
    されることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の
    光ファイバ用ガラス母材の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記酸水素火炎バーナーにおいて酸素
    供給ポートと水素供給ポートとの間に不活性ガスを供給
    することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれ
    かに記載の光ファイバ用ガラス母材の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記反応容器内における上記ガラス材
    の水蒸気含有ガス中での加熱を上記ガラス微粒子合成用
    バーナーの下部においてガラス材表面に水蒸気含有ガス
    を供給しつつ該反応容器外部より電気抵抗加熱すること
    により行うことを特徴とする請求項1ないし請求項6の
    いずれかに記載の光ファイバ用ガラス母材の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記水蒸気含有ガス中の水蒸気含有量
    が1容量%以上であることを特徴とする請求項11記載
    の光フアイバ用ガラス母材の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記ガラス材がガラス母材のコア部及
    び/又はクラツド部となるものであることを特徴とする
    請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の光ファイ
    バ用ガラス母材の製造方法。
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