JP2985434B2 - 液滴噴射装置 - Google Patents

液滴噴射装置

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宏人 菅原
雅彦 鈴木
高橋  義和
隆弘 鐘ヶ江
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液滴噴射装置に係わ
り、さらに詳しくは圧電トランスデューサの変形を利用
した液滴噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタヘッドに圧電式インクジ
ェットを利用したものが提案されている。これは、圧電
トランスデューサの変形によってインク流路の容積を変
化させることにより、その容積減少時にインク流路内の
インクをオリフィスから噴射し、容積増大時に他方の弁
からインク流路内にインクを導入するようにしたもの
で、ドロップオンデマンド方式と呼ばれている。そし
て、このような噴射装置を複数互いに近接して配置し、
所定の位置の噴射装置からインクを噴射させることによ
り、所望する文字や画像を形成するものである。
【0003】この種の液滴噴射装置としては、例えば特
開昭63−247051号公報及び特開昭63−252
750号公報に記載されているものがある。図4及び図
5にそれら従来例の概略図を示す。以下、液滴噴射装置
のアレイの一部の断面図を示す図4によって従来例を具
体的に説明すると、複数の側壁2a、2b、2c、2d
を有し、かつ矢印51の方向に分極処理を施した圧電セ
ラミックス板(圧電トランスデューサ)1と、金属材
料、ガラス材料またはセラミックス材料等からなるカバ
ー板21とを、接合層12を介して接合することで、横
方向に互いに間隔を有する複数のインク流路31a、3
1b、31cが構成される。インク流路31は長方形断
面の細長い形状であり、側壁2はインク流路の全長にわ
たって伸び、インク流路軸及び分極方向に対して垂直方
向に変形可能である。該側壁2の表面には駆動電界印加
用の金属電極11が形成してある。
【0004】該アレイにおいて、所定の印字データに従
って例えば噴射装置31bが選択されると、金属電極1
1c、11dと金属電極11e、11fの各々の間に駆
動電界が印加される。このとき駆動電界方向と分極方向
とが直交しているため、側壁2bと側壁2cは圧電厚み
すべり効果によってインク流路31bの内部方向に変形
する。この変形によってインク流路31b内の容積が減
少してインク圧が増大し、図示されていないオリフィス
からインク液滴が噴射される。また、駆動電界の印加を
停止すると、側壁は変形前の位置に戻るため流路内のイ
ンク圧が低下し、図示されていないインク供給部か*逞
ャ路内にインクが供給される。
【0005】前記アレイは以下の製造法によって製造さ
れる。図5に示すように、矢印51方向に分極処理を施
した圧電セラミックス板1に、ダイヤモンドカッティン
グ円板の回転による研削加工等によって、前記の形状の
インク流路を形成する平行な溝3を作製する。この溝3
の表面には、前記の金属電極をスパッタリング等によっ
て形成する。該圧電セラミックス板1の溝側の上面4a
にカバー板21を接着する。また、圧電セラミックス板
の溝のインク噴射側の端面4bに、インク流路の位置に
対応した位置にオリフィス42が設けられたオリフィス
板41を接着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の液滴噴射装置は、インク液滴の集積度が隣
接するインク流路の間隔と等しいため、インク液滴の集
積度を向上させるには隣接するインク流路の間隔を小さ
くする必要がある。この液滴噴射装置は、製造工程にお
いて、インク流路を形成する溝をオリフィスの数と同じ
数だけ圧電トランスデューサに加工する必要があり、隣
接するインク流路の間隔を小さくすると圧電トランスデ
ューサの溝加工が困難となるため、インク液滴の集積度
に限界があるという問題点があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、簡単な構造でインク液滴の集積
度を向上させることが可能な液滴噴射装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の液滴噴射装置は、インク流路を形成する複数
の平行な溝と、該溝の側壁の表面に形成される表面電極
とを備え、各々の溝がほぼ直交方向に交差する第1及び
第2の圧電トランスデューサと、第1の圧電トランスデ
ューサの溝と第2の圧電トランスデューサの溝の各交点
位置に設けられたオリフィスと、所要の位置の第1の圧
電トランスデューサの電極間と第2の圧電トランスデュ
ーサの電極間との各々の間の前記各側壁に電界を印加す
ることにより、所要の交点位置のオリフィスから溝内部
のインク液滴を噴射させる噴射制御手段とを備えたもの
である。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の液滴噴射装置によ
れば、噴射制御手段により、第1及び第2の圧電トラン
スデューサに設けられたインク流路を構成する溝の内
所要の位置の電極間の側壁に電界を印加することによ
り、インク流路を構成する溝が電界の印加による圧電厚
みすべり効果によって変形して、所要の溝の交点位置の
インク圧力が増大し、その交点位置のオリフィスから溝
内部のインク液滴が噴射される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0011】まず、本実施例の液滴噴射装置アレイにつ
いて図1を参照して説明する。
【0012】本実施例の液滴噴射装置アレイは主に二枚
の圧電セラミックス板で構成される。第1の圧電セラミ
ックス板6は、矢印56方向に分極処理が施されてお
り、且つ、複数の長方形断面の平行な溝16及び側壁2
6が形成されている。
【0013】第2の圧電セラミックス板7は、矢印56
方向に分極処理が施されており、且つ、複数の長方形断
面の平行な溝17及び側壁27が形成されている。側壁
26及び27の表面には、駆動電界印加用の金属電極が
スパッタリング等によって形成されている。
【0014】第1の圧電セラミックス板6の側壁上面
と、第2の圧電セラミックス板7の側壁上面とは、第1
の圧電セラ*~ックス板6の溝16と第2の圧電セラミ
ックス板7の溝17がほぼ直交方向となるように密着さ
れている。この密着手段としては接着剤等により接合し
ても良いし、単に押圧力のみによって密着しても良い。
【0015】第2の圧電セラミックス板7には、第1の
圧電セラミックス板6の溝16と第2の圧電セラミック
ス板7の溝17の交点となる部分に、オリフィス37が
設けられている。また第1の圧電セラミックス板6の、
溝方向に垂直な方向の両端面にはカバー板8a及び8
b、第2の圧電セラミックス板7の溝方向に垂直な方向
の両端面にはカバー板8c及び8dが接合されている。
そしてカバー板8aには、インク供給孔36が設けられ
ている。
【0016】次に、液滴噴射装置アレイの中の1つの噴
射装置を拡大した図2を参照して動作を説明する。
【0017】所定の印字データに従ってこの噴射装置が
選択されると、第1の圧電セラミックス板6の金属電極
46aと金属電極46bとの間及び金属電極46bと金
属電極46cとの間、第2の圧電セラミックス板7の金
属電極47aと金属電極47bとの間及び金属電極47
bと金属電極47cの間との各々の間に駆動電界が印加
される。このとき駆動電界方向と分極方向とが直交して
いるため、第1の圧電セラミックス板6の側壁26aと
側壁26bは圧電厚みすべり効果によって溝16の内部
方向に変形する。また、第2の圧電セラミックス板7の
側壁27aと側壁27bは圧電厚みすべり効果によって
溝17の内部方向に変形する。この変形によって溝16
及び溝17の容積が減少し、溝内部に充填されているイ
ンクの圧力が増大し、オリフィス37からインク液滴が
噴射される。また、駆動電界の印加を停止すると、側壁
は変形前の位置に戻るため、溝内部のインクの圧力が低
下し、溝内部に隣接する溝からインクが供給される。
【0018】次に液滴噴射装置アレイのオリフィス側の
正面図を示す図3を参照して動作を説明すると、本実施
例の液滴噴射装置アレイでは複数の噴射装置が2次元的
に配列されているが、図のように主走査方向57及び副
走査方向58に対して、隣接するオリフィス37の副走
査方向への投影距離がpとなるように、液滴噴射装置ア
レイは傾斜して設置される。このpがインク液滴の集積
度となる。液滴噴射装置を主走査方向に移動しながら、
所要のタイミングで個々の噴射装置よりインクの噴射を
行い、所要の印字を行う。
【0019】従来の技術によれば、集積度pのインク液
滴を得るためには隣接するインク流路の間隔もpにする
必要があり、隣接するインク流路の間隔を小さくすると
圧電セラミックスの溝加工が困難となるためインク液滴
の集積度に限界があった。しかし、上述した本実施例の
液滴噴射装置によれば、集積度pのインク液滴を得るた
めに必要な隣接するインク流路の間隔はpよりもはるか
に大きく、また溝加工の数も従来の技術と比べて少ない
ため、圧電セラミックスの溝加工が容易で、従来の技術
と比べて高いインク集積度を簡単な構造で実現すること
が可能である。
【0020】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において数々
の変形を加えることもできる。例えば、第1の圧電セラ
ミックス板6及び第2の圧電セラミックス板7の分極方
向は矢印56方向と逆方向でもよい。また、上記の実施
例では、第1の圧電セラミックス板6の溝16と第2の
圧電セラミックス板7の溝17が完全な直交方向に交差
しているが、完全に直交方向に交差していなくても同様
な効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の液滴噴射装置によれば、ある集積度のインク液滴
を得るために必要な溝の間隔はその集積度よりもはるか
に大きく、また溝加工の数も従来の技術と比べて少ない
ため、簡単な構造でインク液滴の集積度を向上させるこ
とが可能な液滴噴射装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液滴噴射装置アレイの構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の液滴噴射装置アレイの中の
1つの噴射装置の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例の液滴噴射装置アレイのオリ
フィス側の正面図である。
【図4】従来の技術の液滴噴射装置のアレイの一部の断
面図である。
【図5】従来の技術の液滴噴射装置のアレイの構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
6 第1の圧電セラミックス板(圧電トランスデュー
サ) 7 第2の圧電セラミックス板(圧電トランスデュー
サ) 8 カバー板 16 第1の圧電セラミックス板の溝 17 第2の圧電セラミックス板の溝 26 第1の圧電セラミックス板の側壁 27 第2の圧電セラミックス板の側壁 36 インク供給孔 37 オリフィス 46 第1の圧電セラミックス板の金属電極 47 第2の圧電セラミックス板の金属電極 56 分極方向 57 主走査方向 58 副走査方向
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランスデューサを用いてインク流
    路の容積を変化させることにより該インク流路内のイン
    クを噴射する噴射装置を複数備えた液滴噴射装置におい
    て、 インク流路を形成する複数の平行な溝と、該溝の側壁の
    表面に形成される表面電極とを備えた第1の圧電トラン
    デューサと、 インク流路を形成する複数の平行な溝と、該溝の側壁の
    表面に形成される表面電極とを備え、前記溝と前記第1
    の圧電トランスデューサの溝とが対面し且つほぼ直交方
    向に交差するように設けられた第2の圧電トランスデュ
    ーサと、 前記第1の圧電トランスデューサまたは前記第2の圧電
    トランスデューサの、前記第1の圧電トランスデューサ
    の溝と前記第2の圧電トランスデューサの溝との各交点
    に対応する位置に設けられたオリフィスと、 所望の位置の第1の圧電トランスデューサの表面電極
    第2の圧電トランスデューサの表面電極間との各々の
    間の前記各側壁に電界を印加することにより、所望のオ
    リフィスから溝内部のインク液滴を噴射させる噴射制御
    手段とを備えたことを特徴とする液滴噴射装置。
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