JP2984883B2 - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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JP2984883B2
JP2984883B2 JP4352923A JP35292392A JP2984883B2 JP 2984883 B2 JP2984883 B2 JP 2984883B2 JP 4352923 A JP4352923 A JP 4352923A JP 35292392 A JP35292392 A JP 35292392A JP 2984883 B2 JP2984883 B2 JP 2984883B2
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裕司 鴨川
和典 龍田
善一郎 原
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Mitsubishi Electric Corp
Noritake Itron Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Ise Electronics Corp
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば競技場などにお
いて使用される大画面表示装置を構成する発光表子に係
わり、特に表示部の発光を制御するデータ電極および走
査電極からなる制御電極部の電極配線構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2はこの種の従来の発光素子として
例えば蛍光表示装置の構成を示す分解斜視図であり、
2画素に1個のカソードが対応して配置された場合を示
す。この他に1対の各制御電極(即ち、データ電極およ
び走査電極)に直交してカソードを配置し、2画素に1
個のカソードを対応させることもある。同図において、
1aは蛍光体塗料を塗布して形成された蛍光体画素9を
有するガラス製の表示部、1bは枠体状のガラス製スペ
ーサ、1cは制御電極を配設した基板であり、これらの
表示部1a,スペーサ1bおよび基板1cによって真空
容器であるユニット本体1を構成している。
【0003】また、図2おいて、2は基板1cに形成さ
れた線状のカソード、3は走査電極、4はデータ電極で
あり、これらの走査電極3およびデータ電極4は、図3
に示すように配列されている。5および6はそれぞれ走
査電極3およびデータ電極4を行方向または列方向に電
気的に接続する電極配線である。7は蛍光体画素9に対
応する開口部からなる電子通過部8が形成された板状シ
ールド電極、10は排気部である。
【0004】また、図3において、基板1c表面の各カ
ソード2に対向する部分には、カソード2からの熱電子
放出を制御する8個のデータ電極4が2行4列にわたっ
て形成されている。各データ電極4はカソード2の電位
に対して正または負の電位を印加することにより、対応
する各カソード2からの熱電子放出を制御する。また、
基板1c表面の各データ電極4の列方向の両端には、カ
ソード2から放出された熱電子の進行方向を制御する1
6個の走査電極3が4行4列にわたってマトリックス状
に形成されている。なお、データ電極4は走査電極3に
比べてその表面積が小さい。
【0005】また、8個のデータ電極4は、列方向の2
個ずつが列方向に配設された4本の電極配線6にて配線
され、さらに16個の走査電極3は行方向の4個ずつが
上記電極配線6に直交する、つまり行方向に配設された
4本の電極配線5にて接続されている。電極配線5およ
び電極配線6は互いに接触しないように絶縁層を介して
配線されている。そして、これらの走査電極3,データ
電極4,電極配線5および電極配線6は基板1cの表面
に印刷形成されている。
【0006】なお、図3におけるS1 〜S4 は行方向に
共通に接続された走査電極3の引き出し部、D1 〜D4
は列方向に共通に接続されたデータ電極4の引き出し部
であり、これらの引き出し部S1 〜S4 ,D1 〜D4
印加される信号のタイミングを図4に示し、これらの引
き出し部S1 〜S4 ,D1 〜D4 と画素P11〜P44との
関係を図5に示す。
【0007】このような構成において、カソード2から
放出された熱電子は、走査電極3とデータ電極4との電
位の組み合わせに応じた挙動を示す。この熱電子の挙動
を図6(a),(b)を用いて説明する。
【0008】(1)行方向に接続された走査電極3(例
えば走査電極の引き出し部S1 )および列方向に接続さ
れたデータ電極4(例えばデータ電極の引き出し部D
1 )が共にカソード2に対して正電位であり、他方の走
査電極3(例えば走査電極の引き出し部S2 )が負電位
である場合、データ電極4の正電位により、カソード2
から放出された熱電子は、図6(a)に符号で示すよ
うに走査電極3の電位によって偏向され、所定の電子通
過部8を通過して陽極である表示部1aに達し、蛍光体
画素9(例えば図5の画素P11)を発光させる。
【0009】(2)走査電極3が正電位であってデータ
電極4が負電位である場合、走査電極3に比べてカソー
ド2に近いデータ電極4の負電位によってこのカソード
近傍の電位が負になり、熱電子の放出が抑制される(図
6(b)の)。
【0010】(3)走査電極3(例えば走査電極の引き
出し部S2 )が負電位であってデータ電極4が正電位で
ある場合、以下の2つの場合がある。 (a)他方の走査電極(前記走査電極3に対してデータ
電極4を挟んでいる走査電極の引き出し部S1 )が正の
場合、カソード2から放出された熱電子は、この他方の
走査電極側に偏向されて前記蛍光体画素9(例えば図5
の画素P21)は発光しない(図6(a)のa)。 (b)前記他方の走査電極も負電位である場合(例えば
図の走査電極の引き出し部S3 と走査電極の引き出し部
4 との関係)、データ電極4の電位は正であるが、デ
ータ電極4の面積は走査電極3の面積よりも小さいた
め、データ電極両側の走査電極3は負電位の影響によ
り、カソード2の近傍は負となり、熱電子の放出が抑制
され、前記蛍光体画素9は発光しない(図6(a)の
b)。
【0011】(4)走査電極3およびデータ電極4が共
に負電位の場合(走査電極の引き出し部S3 ,走査電極
の引き出し部S4 およびデータ電極4が負(図6(b)
にで示す))、カソード2の近傍の電位が負になり、
熱電子の放出が抑制され、前記蛍光体画素9は発光しな
い。したがって正の電位が印加される走査電極3と正の
電位が印加されるデータ電極4との境界部分に位置する
蛍光体画素9が発光することになる。
【0012】図7において、例えば走査電極引き出し部
1 に信号が印加されると、画素P11〜P14が選択さ
れ、これらの1つもしくは全部がデータ電極引き出し部
1 〜D4 を通してデータ電極4に加えられる電位に応
じて発光する。走査電極引き出し部S1 〜S4 には順次
信号が印加されるので、そのとき、データ電極引き出し
部D1 〜D4 に任意の信号パターンを与えることによ
り、任意の表示を得ることができる。なお、この種の蛍
光表示装置は、例えば特開昭64−995号公報などに
開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の蛍光表示装置において、走査電極
3およびデータ電極4のそれぞれの電極配線5および電
極配線6は、基板1cの表面上に複数の絶縁層11a,
11bを隔てて形成されるが、図3からも明かなように
多数本の電極配線が必要なため、図7に要部拡大断面で
示すように走査電極3とデータ電極4との隙間の下部に
も形成されていた。このため、一部の電極配線に負電圧
が印加されたとき、その直上に絶縁層11を介して負電
界が進入し、この負電界が正電位が印加されている走査
電極3またはデータ電極4の制御電界に作用して正電界
を弱め、結果としてカソード2の周辺部の電位を低下さ
せ、カソード2からの熱電子放出量を減少させ、発光輝
度を低下させるという問題があった。
【0014】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、電
極配線の電界の影響によるカソード周辺部の制御電界の
影響を軽減させ、発光輝度の低下を防止して表示品位を
向上させることができる発光素子を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による発光素子は、データ電極および走
査電極の電極配線をデータ電極または走査電極の直下に
絶縁層を隔てて形成するようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明においては、データ電極または走査電極
の直下に電極配線が配置されることから、電極配線に負
電圧が印加されてもデータ電極と走査電極間,データ電
極間または走査電極間の隙間の絶縁層を介しての負電界
の進入が防止される。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明による発光素子の一実施例に
よる構成を説明する要部拡大断面図であり、前述の図と
同一部分には同一符号を付してある。なお、この実施例
では2個の蛍光体画素9が1本のカソード2を共有する
場合の構成を示している。同図において、走査電極3の
直下には絶縁層11を介して基板1c上にその電極配線
5が形成配置されて図示されないが走査電極引き出し部
に接続されている。また、データ電極4の直下にも
同様に絶縁層11を介して基板1c上にその電極配線6
が形成配置されて図示されないがデータ電極引き出し部
に接続されて構成されている。
【0018】このような構成によれば、走査電極3およ
びデータ電極4の直下にそれぞれその電極配線5および
電極配線6を形成配置したことによって例えばデータ電
極4の電極配線6に負電位が印加されても、走査電極
とデータ電極4との間の隙間の絶縁層11を介して電極
配線6による負電界が進入することがなくなり、この負
電界が正電位が印加されている走査電極3の制御電界に
作用して正電界に影響を与えることがなくなるので、結
果としてカソード2の周辺部の電位の低下がなくなり、
カソード2から所定の熱電子放出量が出力され、所望の
発光輝度が得られることになる。
【0019】なお、前述した実施例において、電極配線
5および電極配線6は、それぞれ走査電極3およびデー
タ電極4の直下に絶縁層11を介して基板1c上に設け
た場合について説明したが、第1層の絶縁層11aと第
2の絶縁層11bとの間に設けても前述と同様の効果が
得られることは言うまでもない。
【0020】また、前述した実施例において、走査電極
3およびデータ電極4の直下に絶縁層11を介してそれ
ぞれその電極配線5および電極配線6を配置した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、走査電極3の直下にデータ電極4の電極配線6が
配置されていても良く、また、データ電極4の直下に
査電極3の電極配線5が配置されていても前述と同様の
効果が得られることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
データ電極および走査電極の電極配線をデータ電極また
は走査電極の直下に絶縁層を隔てて形成したことによ
り、カソード周辺部におけるデータ電極または走査電極
による制御電界が電極配線の電界に影響され難くなるの
で、発光輝度の低下を防止でき、表示品位の高い発光素
子が得られるという極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発光素子の一実施例による構成を
示す要部拡大平面図である。
【図2】従来の蛍光表示装置の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図3】従来の蛍光表示装置における基板を示す平面図
である。
【図4】蛍光表示装置における信号タイムチャートを示
す図である。
【図5】蛍光表示装置を表面側から見た平面図である。
【図6】蛍光表示装置における熱電子の挙動を説明する
ための図である。
【図7】従来の蛍光表示装置における問題点を説明する
図である。
【符号の説明】
1 ユニット本体 1a 表示部 1b スペーサ 1c 基板 2 線状カソード 3 走査電極 4 データ電極 5 電極配線 6 電極配線 7 板状シールド電極 8 電子通過部 9 蛍光体画素 10 排気部 S1 走査電極の引き出し部 S2 走査電極の引き出し部 S3 走査電極の引き出し部 S4 走査電極の引き出し部 D1 データ電極の引き出し部 D2 データ電極の引き出し部 D3 データ電極の引き出し部 D4 データ電極の引き出し部 11 絶縁層 11a 第1の絶縁層 11b 第2の絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 善一郎 長崎県長崎市丸尾町6番14号 三菱電機 株式会社長崎製作所内 (56)参考文献 特開 昭64−995(JP,A) 特開 昭53−6565(JP,A) 特開 平3−49133(JP,A) 実開 昭60−107979(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 31/10 - 31/24 H01J 29/46 - 29/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体が塗布され熱電子の衝突に伴い
    発光する複数の蛍光表示部をマトリックス状に配列して
    なる表示部と、前記表示部と対向する位置に設けられ熱
    電子を放出するカソードと、前記カソードの前記表示部
    と反対側の位置にカソードのそれぞれに対応させて設け
    られカソードからの熱電子放出を制御するデータ電極
    と、前記データ電極の両側に設けられカソードから放出
    された熱電子の流れを制御する走査電極とを備えた発光
    素子において、 前記データ電極および走査電極の電極配線を前記データ
    電極または走査電極の直下に絶縁層を隔てて形成するこ
    とを特徴とした発光素子。
JP4352923A 1992-12-14 1992-12-14 発光素子 Expired - Lifetime JP2984883B2 (ja)

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CN101071721B (zh) * 2007-05-25 2010-12-08 东南大学 一种平面三极场发射显示器件及其制备的方法

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