JP2632152B2 - カラーグラフイツク蛍光表示管 - Google Patents

カラーグラフイツク蛍光表示管

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JP2632152B2 JP61277606A JP27760686A JP2632152B2 JP 2632152 B2 JP2632152 B2 JP 2632152B2 JP 61277606 A JP61277606 A JP 61277606A JP 27760686 A JP27760686 A JP 27760686A JP 2632152 B2 JP2632152 B2 JP 2632152B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンピュータ端末、オフィスオートメイシ
ョン機器、平面テレビ等のカラーグラフィック表示装置
として使用されるカラー蛍光表示管に係わり、特に微細
なドットパターンを有する高精細構造でカラーの混色を
良好にするために平面グリッドを採用したカラーグラフ
ィック蛍光表示管の改良に関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
従来のグラフィック蛍光表示管をグリッドの構造で分
類すると、第6図に示すようなメッシュグリッドタイプ
と、第7図に示すようなワイヤーグリッドタイプと、第
8図に示す平面グリッドタイプがある。
メッシュグリッドタイプは、基板21と、基板21上にAl
薄膜によりパターニングされたドット状の陽極導体22と
この陽極導体22を連結する配線導体23が配設される。次
に陽極導体22を除く基板上には黒色絶縁層24が配設され
る。前記陽極導体22上に蛍光体層25が被着され陽極を形
成する。この蛍光体層25の上方にメッシュ状のグリッド
26が配設され、さらに上方にフィラメント状陰極27が張
架配設されている。
しかして、前記メッシュグリッドタイプは、メッシュ
グリッド26を基板21より一定距離の位置に設けなければ
ならないという問題点と、メッシュグリッド26を固定さ
せるスペーサフレーム26aに溶接して一体とする構造で
あるので、ドットの形状がある程度以下のピッチ間隔で
あると形成するのが困難であるという問題点があった。
そこで陽極ドットのピッチ間隔がある程度以下の高精
度のグラフィック蛍光表示管は、第7図に示すようなワ
イヤーグリッドタイプのグリッド構造が採用された。
従来のワイヤーグリッドタイプのグラフィック蛍光表
示管30は、第7図に示すように基板31と基板31上に配設
された透光性導電膜による帯状の陽極導体32と、陽極導
体32上に電着法でベタに被着された蛍光体層33とにより
陽極34が形成される。この陽極34に対面した上方に、前
記陽極導体32と直交する方向にワイヤーグリッド35が一
定ピッチ間隔(1mm以下)で張設されている。さらにワ
イヤーグリッド35の上方にフィラメント状陰極36が張設
されている。
ワイヤーグリッドタイプの蛍光表示管は、以上のよう
な電極構造であるので、フィラメント状陰極36から放出
された電子は、隣接するワイヤーグリッド35の2本ずつ
時分割的に正のグリッド電圧が印加された部分を通過し
て陽極の蛍光体層に射突し、前記グリッド電圧に同期さ
せて陽極にパルス状の正電圧を印加させた陽極部分が発
光表示するのである。
発光させない陽極に対面するワイヤーグリッドには、
負のカットオフバイアス電圧が印加され、フィラメント
状陰極36からの電子の流れをカットしている。
しかして、このワイヤーグリッドタイプの蛍光表示管
は、発光ドットが隣接する2本のワイヤーグリッドの制
御領域で決まる。したがって、ワイヤーグリッドが振動
すると陽極の発光ドットも振動し、チラツキを生じさせ
るという問題点があった。また、ワイヤーグリッドのピ
ッチ間隔が小さくなるとワイヤーグリッドが表示の妨げ
となり、グリッド及びフィラメント状陰極を通じて表示
を観察する従来タイプでは使用できなくなり、陽極での
発光を陽極導体と陽極基板31を通じて観察する前面発光
形でないと使用できなかった。そのために蛍光体層の発
光は、蛍光体層及び陽極導体及び基板に吸収される為に
輝度は低下するという問題点を有していた。
そこで、本発明者は、今までの問題点を解決するため
に、従来よりあるもう一つのグリッド方式である平面グ
リッドを利用したグラフィック蛍光表示管を検討した。
この平面グリッド方式を使用した従来のグラフィック
蛍光表示管は、実開昭56−49027号に記載され、公知で
ある。この蛍光表示管は、第8図に示すように、基板41
の上面に、陽極導体42を一方向に複数本形成する。陽極
導体42は、導電物質を主成分としたペーストをスクリー
ン印刷法によって形成するか、または金属薄膜によるパ
ターニングで帯状に形成することも可能である。前記陽
極導体42と直交させて帯状の絶縁支持体43を複数本スク
リーン印刷法かフォトリソの手法によって形成する。次
に前記絶縁支持体43上に導電材料により制御電極45を周
知の形成法で配設して平面グリッドを構成する。次に、
前記陽極導体42の露出部分に電着法により蛍光体層44を
被着形成する。また図示してないが制御電極45の上方に
はフィラメント状陰極が張架配設されている。
次に従来の平面グリッドタイプのグラフィック蛍光表
示管の作用を説明する。
制御電極45は、端から走査する。第9図に示すタイミ
ング図のように、SG1、SG2、SG3と時間Tだけ重なるタ
イミングで走査し、この走査に同期して陽極導体42に表
示信号を入力する。例えば制御電極SG1とSG2に正のパル
ス電圧が印加されているときに陽極導体SA1に陽極電圧
が印加されると、陰極から放出された電子は、陰極及び
平面グリッドSG1、SG2の作る電界によって加速制御され
て蛍光体層44に射突し、陽極ドットAを発光させる。
このように平面グリッドを使用したグラフィック蛍光
表示管は、蛍光体層の発光を、メッシュグリッドやワイ
ヤーグリッド等を通さず直接観察できるので輝度が高
く、また制御電極が絶縁支持体に固定されているのでワ
イヤーグリッドのように振動しないため発光ドットのチ
ラツキがなくなることが期待できる。
しかし、この方式をカラーグラフィックに採用すると
次にような問題点を有している。
A. 赤(R)、緑(G)、青(B)の3陽極ドットで1
画素を構成するので1画素が縦長や横長の形状になって
しまい、アンバランスである。
B. 1画素中の2個を選択して発光させたり3個の組合
わせで発光させることがある。この場合には各陽極ドッ
ト間の距離が違っているので混色がうまくいかないとい
う問題がある。
C. 制御電極の支持体がすべて絶縁物で形成されている
ので電子がチャージし、このチャージした電子の電界の
影響により電子が射突しない部分が生じるという字欠け
現像が生じるという問題点も発生した。
〔発明の目的〕
本発明は、メッシュグリッド及びワイヤーグリッドの
問題点を解決するために平面グリッド方式を採用し、製
造しやすく、表示品位の優れたカラーグラフィック蛍光
表示管を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] 本発明は、真空外囲器と、真空外囲器の一部である絶
縁性の基板上に導電性薄膜により形成されたドット状陽
極導体と、前記陽極導体を行方向に連結する配線導体
と、前記陽極導体が列方向の2列ごとにジグザグ状に配
列され、前記陽極導体上に赤、緑、青色発光の蛍光体層
を一定順序で被着形成した画素列を有するカラーグラフ
ィック蛍光表示管において前記画素列の両側で、前記配
線導体を直交するように、該配線導体上に配設した黒色
絶縁層と、該黒色絶縁層上に積層した絶縁層と半導電層
からなる電極支持体と該電極支持体上に導電物質からな
る制御電極との4層の積層体からなり、電気的に個々に
独立し、前記制御電極が前記蛍光体層よりも上方に位置
するように配設せれた線状の平面グリッドと、隣接する
平面グリッドの間に配設された補助グリッドと、前記平
面グリッドの上方に配設されたフィラメント状陰極とか
ら構成されることを特徴とする。
〔発明の作用〕
平面グリッドは、画素列ごとに基板上に固定して設け
たので、2本ずつの平面グリッドに同時に制御電圧を印
加することにより画素選択ができる作用を有する。陽極
導体に陽極電圧を前記制御電圧にタイミングを合せて印
加すると選択した画素を発光させる作用がある。また
赤、緑、青の3ドットで三角形の1画素を構成している
ので、各ドット間の距離が等しく、2ドットの組合せが
どの場合も同じ条件になり混色を容易にする作用があ
る。
〔実施例〕
本実施例のカラーグラフィック蛍光表示管を図面に示
す実施例について以下説明する。
〔第1実施例〕 第1図は、第1実施例の要部の平面図であり、第2図
は、同実施例の一部の断面図である。
図中1は、絶縁材料からなる基板である。絶縁材料は
ガラス板やセラミック板等が使用できる。また導電材料
でも表面を絶縁物質でコーテングしてある複合材は絶縁
材料の範中に入るものとする。この実施例ではガラス基
板を使い、その表面にAlの薄膜を蒸着法により被着し、
フォトリソグラフィの手法により、ドット状の陽極導体
2と、この陽極導体2を一定方向(第1図では行方向)
に連結する配線導体3からなる薄膜ラインを複数平行に
配設する。前記陽極導体2の形状は、正方形であるが、
その他に長方形でも円形でもよい。カラーグラフィック
蛍光表示管の場合は赤色発光(以後Rと略す)と緑色発
光(以後Gと略す)と青色発光(以後Bと略す)の3色
の発光の蛍光体層の組合せによる混色でフルカラーを表
示することが可能になる。従って陽極導体2もRドッ
ト、Gドット、Bドットの3ドットで1画素を構成して
いる。そしてこの3ドット間の距離を一定にするために
1画素を構成する陽極導体が三角形の頂点に位置してい
る。したがって、陽極導体2は列方向に2列のジグザグ
状になるようにAl薄膜により配設し画素列を構成してい
る。すなわち全体的には千鳥格子の交点に陽極導体2の
ドットが配設させたパターンである。
次に、前記陽極導体2を除いた基板1全面に黒色の絶
縁層4をスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法等に
より形成する。この黒色絶縁層4により前記配線導体3
を被覆して黒色の背景を形成し、コントラストを上げる
作用を持たせている。黒色絶縁層4は、低融点フリット
ガラスに黒色ピグメントを加えたものである。
黒色絶縁層4の配設により配線導体3は被覆され陽極
導体2のみが現われている基板1上に平面グリッド5及
び補助グリッド6を配設する。平面グリッド5は、画素
選択を行う作用があるので画素選択グリッドとも称す
る。平面グリッド5は画素列の両側で列方向に配設され
る。また、隣接する平面グリッド5,5間に、すなわちRGB
の3陽極導体を列方向に二分する位置に補助グリッド6
を配設する。本実施例は、補助グリッド6が平面グリッ
ド5と同じ構造である場合である。補助グリッド6の作
用は1画素中の電界を均一にする作用と、発光させない
ときに印加するカットオフ電圧を低くする作用がある。
平面グリッド5および補助グリッド6の構造は第2図に
示すように、ベースとなる絶縁層7aと中間の半導電層7b
によりなる電極支持体7と、電極支持体7の上面に導電
物質による制御電極8を積層させ、制御電極8が蛍光体
層9よりも上方に位置するように電極支持体7を形成し
た立体的なグリッドである。
補助グリッド6の構造は、本実施例では平面グリッド
5と同じ構造であるが、他の方式例えばワイヤーグリッ
ドでもよい。
平面グリッド5の製法は、スクリーン印刷法で、低融
点ガラスを主成分とする絶縁ペーストを印刷した後焼成
して絶縁層7aを形成し、さらにその上に低融点ガラスに
SnO2やIn2O3等の導電性粉末を加えたペーストを印刷焼
成して半導電層7bを形成する。
さらに、半導電層7bの上面に銀や金等の導電物質によ
り平面状の制御電極8を印刷法で形成する。
次に前記陽極導体2上に、RGBに発光する蛍光体を被
着して蛍光体層9を形成する。同一行の陽極導体2には
同一色の蛍光体層9が配設されるとともに、各陽極導体
2は配線導体3により電気的に接続されている。そして
上端から行ごとにRGBの順序で並設されている。蛍光体
の被着順序は、RGBの順序に他にRBGでもGRBの順序でも
一定順序であればよい。
蛍光体の被着方法は、電着法、スクリーン印刷法、フ
ォトリソグラフィ法等の周知の方法で行う。前述の陽極
導体2と蛍光体層9でアノードドットPを構成する。
次に、フィラメント状陰極10を平面グリッド5と直交
する上方に張架配設する。
第2図の1aは側面板であり、1bは前面板であり、前記
基板1と共に箱形の外囲器を構成している。外囲器内は
図示していない排気管より排気して内部を高真空にした
とき封止して、外囲器内を高真空に保つ。
次に本発明のカラーグラフィック蛍光表示管について
作用を説明する。
第1図に示すグリッドに端からG1,G2,G3…と番号を付
け、配線導体にも上からA1,A2,A3…と番号を付けて、第
3図に示すタイミングチャートにより駆動方法を説明す
る。
グリッドは、平面グリッド5がG1,G3,G5,G7…と奇数
番号の付けたグリッドであり、補助グリッド6がG2,G4,
G6…と偶数番号を付けたグリッドである。
平面グリッド5は、第3図に示すようにG1が時間T1
らT2までの2tの時間グリッド電圧がON状態になる。次に
隣りの平面グリッドG3が時間T2からT4まで2tの間グリッ
ド電圧がON状態となる。したがって平面グリッドG1とG3
はT2からT3までのtの時間が共通にON状態となり、平面
グリッドG1およびG3で挟まれた画素列を選択することが
できる。しかし選択した画素列の電界が均一になるよう
に平面グリッドG1とG3の間に補助グリッドG2を時間T2
らT3までの時間tだけON状態となる。次に平面グリッド
G5が時間T3からT5までの2tの間ON状態になる。さらに平
面グリッドG7は、時間T4からT6までON状態となる。この
ように平面グリッドG1,G3,G5,G7…は端から時間tだけ
ずらして時間2t間ずつONしながら順次走査される。そし
て隣接する平面グリッドと共通してONされる時間tに、
その中間に位置する補助グリッドG2,G4,G6…はON状態と
なる。
そして前記平面グリッドG1,G3と補助グリッドG2の3
本に同時にグリッド電圧が付与されてON状態になるT2
らT3の時間tに同期して、Rの蛍光体が被着された陽極
導体2を連結する配線導体A1にアノード電圧が付与され
ることにより、平面グリッドG1と補助グリッドG2に挟ま
れた配線導体A1に連結するアノードドットP1が赤色発光
する。次に、前記平面グリッドG3とG5、補助グリッドG4
が同時にグリッド電圧がON状態となる時間T3からT4まで
の時間に同期して、配線導体A2とA3にアノード電圧を付
与してON状態とすることにより、平面グリッドG3とG5
挟まれた配線導体A2上のアノードドットP2が緑色発光を
し、配線導体A3上のアノードドットP3が青色発光をす
る。したがって、緑色と青色が同時に発光をするので混
色を起し青緑色に表示できる。
次に平面グリッドG5とG7、補助グリッドG6に同時にグ
リッド電圧がON状態となる時間がT4からT5までの時間に
同期してRの蛍光体の被着されたアノードドットP4を結
ぶ配線導体A4、同様にGの蛍光体が被着されたアノード
ドットP5を結ぶ配線導体A5、さらにBの蛍光体の被着さ
れたアノードドットP6を結ぶ配線導体A6にアノード電圧
を同時に付与することによりアノードドットP4,P5,P6
同時に発光するので赤、緑、青色が混色して白色表示と
なる。
以上説明したように隣接する平面グリッド5とその間
の補助グリッド6にグリッド電圧を印加し、このグリッ
ド電圧に同期して配線導体にアノード電圧を印加するこ
とにより、目的の陽極ドットを発光させることが可能と
なる。
〔第2実施例〕 次に前記補助グリッド6がワイヤーグリッド方式であ
る他の実施例について説明する。
第4図は、本実施例の要部を表わす平面図、第5図は
第4図のY−Y線で断面した断面図である。
絶縁性基板1上にAl薄膜によるドット状の陽極導体2
および陽極導体2を第4図の行方向に連結する配線導体
3をフォトリソグラフィ法でパターニングする。
次にドット状の陽極導体2部分を除いた全面に黒色絶
縁層4をスクリーン印刷法で被着し、焼成して固着形成
する。この絶縁層4上に平面グリッド5を第4図の列方
向に形成する。平面グリッド5は、絶縁層7aと半導電層
7bよりなる電極支持体7と導電層の制御電極8から構成
されている。平面グリッド5の配設する位置は、第1実
施例と同様に、列方向に2列のジグザグ状に並んだRGB
からなる画素列の両側の位置に配設される。
次に隣接する平面グリッド間にワイヤーグリッドによ
る補助グリッド6aを張設する。このワイヤー補助グリッ
ド6aの材質は、導通する金属細線であればどのような物
でもよいが、一例としてはステンレス細線がある。この
ワイヤー補助グリッド6aは0.1mm以下であるので第1実
施例の平面グリッドタイプの補助グリッド6より細くで
きる。したがって、RGBの3セグメント間の距離を小さ
くすることができ、第1実施例よりも陽極ドット密度を
大にできるのでより高精細度に形成することができる。
また蛍光体層9を被着させる方法は、第1実施例と同
様であれが、陽極導体2の位置する凹部の幅が第1実施
例より広くなるので、どのような被着方法に於いても容
易に行える。
以上の構造の第2実施例を駆動させる方法は、第3図
に示すタイミング図のように第1実施例と同一であるの
で説明を省略する。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、基板上に電極支持体
を凸設し、この電極支持体上面に制御電極を配設したの
で従来のワイヤーグリッド方式のグラフィック蛍光表示
管の問題点であったグリッドの振動によって生じる画素
のチラツキや輝度のチラツキが無くなり、表示品位を向
上させる。
さらに従来の平面グリッド方式の問題点も解決し、次
に示すような効果を有する。
(1) RGBの3ドットで三角形の1画素を構成するの
で、縦長とか横長の形状よりもバランスよく配列できる
という効果を有する。
(2) 1画素を構成するRGBの3セグメントが正三角
形の各頂点に位置するので、各セグメント間の距離が等
しくなるので混色が容易に行われるという効果を有す
る。
(3) 平面グリッドの電極支持体の上部が半導電層に
形成したので平面グリッドに電子のチャージがなくな
る。したがって、電子のチャージによる字欠け現像が防
止でき、表示品位の優れたカラーグラフィック表示管を
提供できる。
(4) 平面グリッドの構造が簡単であるので、製造が
容易であり、品質が向上するという効果を有するばかり
でなく、製造コストを低減させるという実用上得られる
効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の要部の平面図、第2図は、第1図の
X−X線における断面図、第3図は、本発明のカラーグ
ラフィック蛍光表示管の駆動方法を示すタイミング図、
第4図は、本発明の他の実施例の要部の平面図、第5図
は、第4図のY−Y線における断面図、第6図は、従来
のメッシュグリッドタイプの断面図、第7図は、従来の
ワイヤーグリッドタイプの斜視図、第8図は、従来の平
面グリッドタイプの斜視図、第9図は、従来の平面グリ
ッドタイプの駆動法を説明するタイミング図である。 1……基板、2……陽極導体、3……配線導体 5……平面グリッド、6,6a……補助グリッド 7……電極支持体、7a……絶縁層 7b……半導電層、8……制御電極 9……蛍光体層 10……フィラメント状陰極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 昌照 茂原市大芝629 双葉電子工業株式会社 内 審査官 田村 爾 (56)参考文献 特開 昭50−47565(JP,A) 特開 昭60−131745(JP,A) 特開 昭49−64366(JP,A) 特開 昭55−109353(JP,A) 特公 昭49−5193(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空外囲器と、真空外囲器の一部である絶
    縁性の基板上に導電性薄膜により形成されたドット状陽
    極導体と、前記陽極導体を行方向に連結する配線導体
    と、前記陽極導体が列方向の2列ごとにジグザグ状に配
    列され、前記陽極導体上に赤、緑、青色発光の蛍光体層
    を一定順序で被着形成した画素列を有するカラーグラフ
    ィック蛍光表示管において前記画素列の両側で、前記配
    線導体と直交するように、該配線導体上に配設した黒色
    絶縁層と、該黒色絶縁層上に積層した絶縁層と半導電層
    からなる電極支持体と該電極支持体上に導電物質からな
    る制御電極との4層の積層体からなり、電気的に個々に
    独立し、前記制御電極が前記蛍光体層よりも上方に位置
    するように配設せれた線状の平面グリッドと、隣接する
    平面グリッドの間に配設された補助グリッドと、前記平
    面グリッドの上方に配設されたフィラメント状陰極とか
    ら構成されることを特徴とするカラーグラフィック蛍光
    表示管。
  2. 【請求項2】前記補助グリッドが平面グリッドと同じ積
    層体構造である特許請求の範囲第1項記載のカラーグラ
    フィック蛍光表示管。
  3. 【請求項3】前記補助グリッドがワイヤーグリッドであ
    る特許請求の範囲第1項記載のカラーグラフィック蛍光
    表示管。
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