JP2984813B2 - 厨房用グリスフイルター - Google Patents
厨房用グリスフイルターInfo
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- JP2984813B2 JP2984813B2 JP7017483A JP1748395A JP2984813B2 JP 2984813 B2 JP2984813 B2 JP 2984813B2 JP 7017483 A JP7017483 A JP 7017483A JP 1748395 A JP1748395 A JP 1748395A JP 2984813 B2 JP2984813 B2 JP 2984813B2
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- Japan
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- metal
- filter
- coil wire
- metal coil
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として業務用厨房等
に用いて好適な厨房用グリスフイルターに関するもので
ある。
に用いて好適な厨房用グリスフイルターに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の厨房用グリスフイルターと
して例えば、実開昭６３−１６８１８号公報、特開昭６
３−２１８２２７号公報、特開平５−２９３３１８号公
報の如きものがある。上記実開昭６３−１６８１８号公
報に開示されたものは、金属を薄く細長いカール状にし
た物を、金網と金属枠で形成した筐体内に入れてフイル
ターとなしたものであり、また特開昭６３−２１８２２
７号公報に開示されたものは、エクスバンドメタルを金
属繊維不織布の両面に積層し、必要に応じてプレスある
いはロール圧着し、さらにその周辺部をアルミニウム繊
維とアルミニウムエクスバンドメタルで圧封着してフイ
ルタ材となしたものであり、また特開平５−２９３３１
８号公報に開示されたものは、金属繊維不織布層と１層
または２層のエキスバンドメタル層からなる板状積層体
であって、その金属繊維不織布層とエキスバンドメタル
層とが全面圧着されるかまたは板状積層体の周囲が封着
されてなり、かつ該板状積層体の表面にフッ素系または
シリコーン系樹脂の皮膜を形成して厨房用フイルター材
となしたものである。
して例えば、実開昭６３−１６８１８号公報、特開昭６
３−２１８２２７号公報、特開平５−２９３３１８号公
報の如きものがある。上記実開昭６３−１６８１８号公
報に開示されたものは、金属を薄く細長いカール状にし
た物を、金網と金属枠で形成した筐体内に入れてフイル
ターとなしたものであり、また特開昭６３−２１８２２
７号公報に開示されたものは、エクスバンドメタルを金
属繊維不織布の両面に積層し、必要に応じてプレスある
いはロール圧着し、さらにその周辺部をアルミニウム繊
維とアルミニウムエクスバンドメタルで圧封着してフイ
ルタ材となしたものであり、また特開平５−２９３３１
８号公報に開示されたものは、金属繊維不織布層と１層
または２層のエキスバンドメタル層からなる板状積層体
であって、その金属繊維不織布層とエキスバンドメタル
層とが全面圧着されるかまたは板状積層体の周囲が封着
されてなり、かつ該板状積層体の表面にフッ素系または
シリコーン系樹脂の皮膜を形成して厨房用フイルター材
となしたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術において、実開昭６３−１６８１８号公報に開示され
たものは、自体単に金属を薄く細長くカール状にした物
を金網と金属枠で形成した筐体内に収納しただけのもの
であるため、筐体内に収納された金属カール状物の安定
性が悪く、そのため油分の吸着力が不安定で、かつ機械
的強度も弱く、また耐熱・耐寒性、耐久性に欠ける等の
問題点があったものであり、また特開昭６３−２１８２
２７号公報および特開平５−２９３３１８号公報に開示
されたものはいずれも金属繊維不織布層と、エキスバン
ドメタル層を全面圧着して形成した板状積層体からなる
ものであるため、前記金属繊維不織布層内における油分
捕捉用空間部が量的に少くなり、そのため油分の吸着効
率が低くなるという問題点があった。
術において、実開昭６３−１６８１８号公報に開示され
たものは、自体単に金属を薄く細長くカール状にした物
を金網と金属枠で形成した筐体内に収納しただけのもの
であるため、筐体内に収納された金属カール状物の安定
性が悪く、そのため油分の吸着力が不安定で、かつ機械
的強度も弱く、また耐熱・耐寒性、耐久性に欠ける等の
問題点があったものであり、また特開昭６３−２１８２
２７号公報および特開平５−２９３３１８号公報に開示
されたものはいずれも金属繊維不織布層と、エキスバン
ドメタル層を全面圧着して形成した板状積層体からなる
ものであるため、前記金属繊維不織布層内における油分
捕捉用空間部が量的に少くなり、そのため油分の吸着効
率が低くなるという問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決することを目的とし、所要材料からなる金属コイル線
巻付枠体に、巾約０．５〜０．６ｍｍ、厚み約０．０５
〜０．０６ｍｍくらいの扁平金属線をカールの直径が約
４ｍｍくらいのコイル状に形成した平角金属コイル線を
多重に巻付けて多層状平角金属コイル線フイルターを形
成するとともに前記多層状平角金属コイル線フイルター
の表裏面を金属製ネットで挾持し、かつ前記金属製ネッ
トおよび前記多層状金属コイル線フイルターの周面を分
解組立可能の断面略コ字形の上、下枠体および左、右枠
体からなる金属製止縁体で囲繞するとともに前記左、右
枠体に把手を、また前記下枠体の折曲角部に所要数の油
排出孔を設けたことを特徴とするものである。
決することを目的とし、所要材料からなる金属コイル線
巻付枠体に、巾約０．５〜０．６ｍｍ、厚み約０．０５
〜０．０６ｍｍくらいの扁平金属線をカールの直径が約
４ｍｍくらいのコイル状に形成した平角金属コイル線を
多重に巻付けて多層状平角金属コイル線フイルターを形
成するとともに前記多層状平角金属コイル線フイルター
の表裏面を金属製ネットで挾持し、かつ前記金属製ネッ
トおよび前記多層状金属コイル線フイルターの周面を分
解組立可能の断面略コ字形の上、下枠体および左、右枠
体からなる金属製止縁体で囲繞するとともに前記左、右
枠体に把手を、また前記下枠体の折曲角部に所要数の油
排出孔を設けたことを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】図３示の状態において、多層状平角金属コイル
線フイルターの表面から矢印方向に進入する油分を含ん
だ空気は、前記多層状平角金属コイル線フイルターの裏
面側へ抜ける間に前記多層状平角金属コイル線によって
形成される多数の油分捕捉用空間部内に油分の大部分を
捕捉されて裏面へ抜けるものであり、また捕捉された油
分は底部側の金属製止縁体に形成した油排出孔から図示
しない回収カップへと回収され外部へ取出されるもので
ある。
線フイルターの表面から矢印方向に進入する油分を含ん
だ空気は、前記多層状平角金属コイル線フイルターの裏
面側へ抜ける間に前記多層状平角金属コイル線によって
形成される多数の油分捕捉用空間部内に油分の大部分を
捕捉されて裏面へ抜けるものであり、また捕捉された油
分は底部側の金属製止縁体に形成した油排出孔から図示
しない回収カップへと回収され外部へ取出されるもので
ある。
【０００６】
【実施例】図１乃至図４は本発明の一実施例を示すもの
であって、図１はフイルターの分解斜視図、図２は同組
立平面図、図３は同拡大縦断面図、図４は同一部拡大断
面図である。
であって、図１はフイルターの分解斜視図、図２は同組
立平面図、図３は同拡大縦断面図、図４は同一部拡大断
面図である。
【０００７】図１において、１は所要材料、例えば鉄、
ステンレス、アルミ合金その他適宜の硬質材料で形成し
た金属コイル線巻付枠体である。２は巾約０．５ｍｍ〜
０．６ｍｍ、厚み約０．０５〜０．０６ｍｍくらいの扁
平金属線をカールの直径約４ｍｍくらいのコイル状に形
成した平角金属コイル線（別称、平角カール線という）
であって、これを前記金属コイル線巻付枠体１に多重に
巻付けて内部に多数の油分捕捉用空間部３ａを有する所
要厚からなる多層状平角金属コイル線フイルター３を形
成してなるものである。４，４は前記多層状平角金属コ
イル線フイルター３の表裏面を挾持するよう設けた金属
製ネットである。５は前記金属製ネット４，４および前
記多層状平角金属コイル線フイルター３の周面を囲繞し
た金属製止縁体であって、図１示のように、断面略コ字
形の上、下枠体５ａ，５ｂおよび左、右枠体５ｃ，５ｄ
に分解、組立可能に形成されている。６ａ，６ｂは把
手、７は止着ビス、８は前記下枠体５ｂの折曲角部に所
要数設けられた油排出孔である。
ステンレス、アルミ合金その他適宜の硬質材料で形成し
た金属コイル線巻付枠体である。２は巾約０．５ｍｍ〜
０．６ｍｍ、厚み約０．０５〜０．０６ｍｍくらいの扁
平金属線をカールの直径約４ｍｍくらいのコイル状に形
成した平角金属コイル線（別称、平角カール線という）
であって、これを前記金属コイル線巻付枠体１に多重に
巻付けて内部に多数の油分捕捉用空間部３ａを有する所
要厚からなる多層状平角金属コイル線フイルター３を形
成してなるものである。４，４は前記多層状平角金属コ
イル線フイルター３の表裏面を挾持するよう設けた金属
製ネットである。５は前記金属製ネット４，４および前
記多層状平角金属コイル線フイルター３の周面を囲繞し
た金属製止縁体であって、図１示のように、断面略コ字
形の上、下枠体５ａ，５ｂおよび左、右枠体５ｃ，５ｄ
に分解、組立可能に形成されている。６ａ，６ｂは把
手、７は止着ビス、８は前記下枠体５ｂの折曲角部に所
要数設けられた油排出孔である。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、所要材料からなる金属
コイル線巻付枠体に、巾約０．５〜０．６ｍｍ、厚み約
０．０５〜０．０６ｍｍくらいの扁平金属線をカールの
直径が約４ｍｍくらいのコイル状に形成した平角金属コ
イル線を多重に巻付けて多層状平角金属コイル線フイル
ターを形成するとともに前記多層状平角金属コイル線フ
イルターの表裏面を金属製ネットで挾持し、かつ前記金
属製ネットおよび前記多層状金属コイル線フイルターの
周面を分解組立可能の断面略コ字形の上、下枠体および
左、右枠体からなる金属製止縁体で囲繞するとともに前
記左、右枠体に把手を、また前記下枠体の折曲角部に所
要数の油排出孔を設けたものであるから、油分を捕捉す
るフイルター部分が金属コイル線を多重に巻付けて形成
した所要厚からなる多層状金属コイル線フイルターであ
るため、従来の金属繊維不織布層とエキスバンドメタル
層を全面圧着して板状積層体となしたものに比してフイ
ルター内における油分捕捉用空間部が量的にきわめて多
く、油分を充分に捕捉することができるとともに、前記
多層状金属コイル線は金属コイル線巻付枠体に多重に巻
付けられているので、コイル状部が相互にからみ合って
動きがなく、安定性があり、油分の吸着力が良く、また
機械的強度も大で、耐熱・耐寒性、耐久性に優れるばか
りでなく、分解、組立が容易であるため、フイルター部
分の清掃が容易であり、かつまた構造が簡単で安価に供
給することができる等、種々の効果を有するものであ
る。
コイル線巻付枠体に、巾約０．５〜０．６ｍｍ、厚み約
０．０５〜０．０６ｍｍくらいの扁平金属線をカールの
直径が約４ｍｍくらいのコイル状に形成した平角金属コ
イル線を多重に巻付けて多層状平角金属コイル線フイル
ターを形成するとともに前記多層状平角金属コイル線フ
イルターの表裏面を金属製ネットで挾持し、かつ前記金
属製ネットおよび前記多層状金属コイル線フイルターの
周面を分解組立可能の断面略コ字形の上、下枠体および
左、右枠体からなる金属製止縁体で囲繞するとともに前
記左、右枠体に把手を、また前記下枠体の折曲角部に所
要数の油排出孔を設けたものであるから、油分を捕捉す
るフイルター部分が金属コイル線を多重に巻付けて形成
した所要厚からなる多層状金属コイル線フイルターであ
るため、従来の金属繊維不織布層とエキスバンドメタル
層を全面圧着して板状積層体となしたものに比してフイ
ルター内における油分捕捉用空間部が量的にきわめて多
く、油分を充分に捕捉することができるとともに、前記
多層状金属コイル線は金属コイル線巻付枠体に多重に巻
付けられているので、コイル状部が相互にからみ合って
動きがなく、安定性があり、油分の吸着力が良く、また
機械的強度も大で、耐熱・耐寒性、耐久性に優れるばか
りでなく、分解、組立が容易であるため、フイルター部
分の清掃が容易であり、かつまた構造が簡単で安価に供
給することができる等、種々の効果を有するものであ
る。
【図１】フイルターの分解斜視図である。
【図２】同組立平面図である。
【図３】同拡大縦断面図である。
【図４】同一部拡大断面図である。
１ 金属コイル線巻付枠体 ２ 平角金属コイル線 ３ 多層状平角金属コイル線フイルター ３ａ 油分捕捉用空間部 ４，４ 金属製ネット ５ 金属製止縁体 ５ａ 上枠体 ５ｂ 下枠体 ５ｃ 左枠体 ５ｄ 右枠体 ６ａ，６ｂ 把手 ７ 止着ビス ８ 油排出孔
Claims (1)
- 【請求項１】 所要材料からなる金属コイル線巻付枠体
に、巾約０．５〜０．６ｍｍ、厚み約０．０５〜０．０
６ｍｍくらいの扁平金属線をカールの直径が約４ｍｍく
らいのコイル状に形成した平角金属コイル線を多重に巻
付けて多層状平角金属コイル線フイルターを形成すると
ともに前記多層状平角金属コイル線フイルターの表裏面
を金属製ネットで挾持し、かつ前記金属製ネットおよび
前記多層状金属コイル線フイルターの周面を分解組立可
能の断面略コ字形の上、下枠体および左、右枠体からな
る金属製止縁体で囲繞するとともに前記左、右枠体に把
手を、また前記下枠体の折曲角部に所要数の油排出孔を
設けたことを特徴とする厨房用グリスフイルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017483A JP2984813B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 厨房用グリスフイルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017483A JP2984813B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 厨房用グリスフイルター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08187410A JPH08187410A (ja) | 1996-07-23 |
| JP2984813B2 true JP2984813B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=11945256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7017483A Expired - Fee Related JP2984813B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 厨房用グリスフイルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2984813B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4841225B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2011-12-21 | 繁基 百間谷 | クッション材又はパッキン材用金属生地 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0640939B2 (ja) * | 1987-03-05 | 1994-06-01 | 株式会社ユニックス | フイルタ材 |
| JPH05293318A (ja) * | 1992-04-17 | 1993-11-09 | Souriyuu Kk | 厨房用フィルター材 |
| JPH0663113U (ja) * | 1993-02-10 | 1994-09-06 | 誠信商事株式会社 | 台所用換気扇の油汚れ軽減用フィルター |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP7017483A patent/JP2984813B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08187410A (ja) | 1996-07-23 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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