JP2984399B2 - チューナ - Google Patents

チューナ

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JP2984399B2
JP2984399B2 JP3069499A JP6949991A JP2984399B2 JP 2984399 B2 JP2984399 B2 JP 2984399B2 JP 3069499 A JP3069499 A JP 3069499A JP 6949991 A JP6949991 A JP 6949991A JP 2984399 B2 JP2984399 B2 JP 2984399B2
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ信号等を受信す
るタブルコンバージョンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、タブルコンバージョンチューナ
の一般的な従来例であり、入力端子1に入力される信号
は、例えば日本向けでは、チャンネル1のfp=91.
25MHz からチャンネル62のfp=765.25MHz
に渡り、入力帯域通過フィルタ(以下、帯域通過フィル
タを、BPFと略称す)71は、この間の信号を通過さ
せ、それ以外の不要な信号を減衰させる為のものであ
り、この入力BPF71を通過した信号は、RF増幅器
4で、適宜増幅され、第1混合器5で、第1中間周波数
信号(以下、中間周波数をIFと略称す)へ変換される
が、第1混合器5は、選局制御信号入力端子7よりの制
御信号電圧によって、発振信号周波数を変化させること
の出来る第1局部発振器(以下、局部発振器を、局発と
略称す)6の発振信号を入力され、周波数変換操作を可
能とする。
【0003】前記第1IFは、入力信号周波数より高い
周波数で、種々の周波数が提案されているが、工業会で
は965.25MHz を推奨している。第1IFを96
5.25MHz とした場合、第1局発6の発振信号周波数
は1056.5〜1730.5MHz となる。
【0004】第1混合器5で変換された第1IF信号9
65.25MHz は、第1IFBPF8を通過し、第1I
F増幅器9で増幅され、第2混合器10で、工業会推奨
の第2IF信号58.75MHz に変換され、第2IFB
PF12を通過し、第2IF増幅器13で増幅され、出
力端子14より出力される。第2局発11の発振信号周
波数は、906.5MHz であり、この発振信号は、第2
混合器10へ入力され、前記の第2IF信号58.75
MHzの発生を可能とする。
【0005】図8も、同じく、タブルコンバージョンチ
ューナの一般的な従来例であるが、入力可変BPF2お
よび第1局発72は、共に、バンド切替信号入力端子7
3よりの切替信号電圧によって、受信バンド切替操作を
行うことと、入力可変BPFは、選局制御信号入力端子
7よりの制御信号電圧によって、希望チャンネルのみを
選択する可変狭帯域BPFとなっているところが、従来
例図7と異なる。
【0006】図8の構成は以下の通りである。すなわ
ち、入力端子1に入力された信号は、入力可変BPF2
によって、希望チャンネルのみ通過することが出来、こ
の入力可変BPF2を通過した信号は、RF増幅器4で
適宜増幅され、第1混合器5で、第1IF信号へ変換さ
れるが、第1混合器5は、選局制御信号入力端子7およ
びバンド切替信号入力端子73よりの制御信号電圧およ
び切替信号電圧によって、発振信号周波数を可変させる
ことの出来る第1局発72の発振信号を入力されること
により、周波数変換操作を可能とすることが出来る。
【0007】図7での説明と全く同じ様に、前記第1I
Fは、965.25MHz が推奨され、第1IFを96
5.25MHz とした場合、第1局発72の発振周波数
は、1056.5〜1730.5MHz となる。第1混合
器5で変換された第1IF信号965.25MHz は、第
1IFBPF8を通過し、第1IF増幅器9で増幅さ
れ、第2混合器10で、工業会推奨の第2IF信号5
8.75MHz に変換され、第2IFBPF12を通過
し、第2IF増幅器13で増幅され、出力端子14より
出力される。第2局発11の発振信号周波数は、90
6.5MHz であり、この発振信号は、第2混合器10へ
入力され、前記の第2IF信号58.75MHz が発生す
るのを可能とする。
【0008】図8において、入力可変BPF2と、第1
局発72は、連動し、入力可変BPF2を通過した信号
が、第1混合器5にて、第1IF信号965.25MHz
となる様に、第1局発72の発振信号周波数は設定され
る。
【0009】図9は、図8中の入力可変BPF2の具体
的回路例であり、コンデンサ41および42は、結合用
コンデンサであり、選局制御信号入力端子7よりの制御
信号電圧が抵抗44を通して、同調容量としての可変容
量ダイオード43へ印加されることによって、同調容量
が変化する。コンデンサ45は、パスコンであり、高周
波信号を接地する。コイル47および48は、同調イン
ダクタンスであり、バンド切替信号入力端子73よりの
切替信号電圧は、抵抗52を通して、SWダイオード5
0へ印加されるが、切替信号電圧の値によって、SWダ
イオード50は、導通もしくは非導通状態となり、導通
状態の場合は、高周波信号を接地するパスコン51の働
きによって、コイル48の両端を高周波的に短絡状態と
するが、非導通状態の場合には、コイル48は本来のイ
ンダクタンスとしての働きをする。このようにして、希
望チャンネルの同調およびバンド切替えが可能となる。
【0010】図10は、図8中の第1局発72の具体的
回路例であり、コイル81および82は同調インダクタ
ンスであり、バンド切替信号入力端子73よりの切替信
号電圧は、抵抗85通して、スイッチング・ダイオード
83へ印加されるが、切替信号電圧の値によって、スイ
ッチング・ダイオード83は、導通もしくは非導通状態
となり、導通状態の場合は、高周波信号を接地するパス
コン84の働きによって、コイル81の両端を高周波的
に短絡状態とするが、非導通の状態の場合には、コイル
81は、本来のインダクタンスの機能をする。選局制御
信号入力端子7よりの制御信号電圧が、抵抗89を通し
て、同調容量としての可変容量ダイオード88へ印加さ
れることによって、同調容量が変化することになる。コ
ンデンサ86および87は、結合コンデンサであり高周
波信号を導通させる。トランジスタ95は、発振用トラ
ンジスタであり、抵抗90,91および93は、バイア
ス用抵抗であり、トランジスタ95の直流動作点を設定
する。コンデンサ92および94は、帰還容量であり、
コンデンサ96は、パスコンであり、トランジスタ95
のコレクタを高周波的に接地する。端子97は、定電圧
直流電源電圧の印加端子である。端子98は、発振信号
出力端子であり、混合器へ接続される。
【0011】図8の入力可変BPF2において、バンド
切替えを行う理由は以下の通りである。すなわち、入力
可変BPF2においては、可変容量ダイオードが、可変
同調素子として、通常使用されるが、例えば、日本チャ
ンネルのチャンネル1から62を受信するには、(76
5.25MHz /91.25MHz )2 =70.3倍の容量
可変比を必要とする。しかし、現在市販されている前記
可変容量ダイオードの容量可変比は、10数倍が最大で
あり、前記可変容量ダイオードの可変比では、受信不可
能となる。
【0012】ところが、例えば、日本チャンネルの放送
周波数帯を、91.25〜264.25MHz および26
4.25〜765.25MHz の2つに分割すれば、各分
割帯においての必要容量可変比は、(264.25MHz
/91.25MHz )2 =(765.25MHz /264.
25MHz )2 =8.39倍となり、前記市販の入手可能
な可変容量ダイオードの使用が可能となる。従って、前
記市販の可変容量ダイオードを使用する為には、上記の
ように、全放送周波数帯を、複数のバンドに分割し、該
バンドを切替えることによって、全放送周波数帯の受信
を可能とすることができるが、このバンド切替えの為に
は、通常、図9のように、切替信号電圧によって、同調
インダクタンスの値を切替えるという方法をとる。
【0013】一方、図8中の第1局発72においても、
可変容量ダイオードが、可変同調素子として、通常使用
されるが、日本チャンネルのチャンネル1から62を受
信する場合においては、第1局発の必要容量可変比は、
(1730.5MHz /1056.5MHz )2 =2.68
倍であり、前記入力可変BPF2の場合の必要可変比と
異なり、前記市販の可変容量ダイオードの可変比で満足
することが出来る為、前記第1局発72においては、必
ずしもバンド切替えを必要としない。しかしながら、入
力可変BPF2と連動して同調する為には、以下のよう
な理由により、前記第1局発72もバンド切替えしなけ
ればならないことになる。
【0014】つまり、任意のバンド内で、バンド内の最
低周波数チャンネルから最高周波数チャンネルまで受信
する場合に、制御信号電圧は、所定の最低電圧値から最
高電圧値までを増加する動作をする。すると、放送周波
数帯域の最低周波数チャンネルから最高周波数チャンネ
ルまでを受信する為には、制御信号電圧は、所定の最低
値から最高値までを増加する動作を、バンド分割数と同
じ回数だけ行なうことになる。一方、放送周波数帯域の
最低周波数チャンネルから最高周波数チャンネルまでを
受信する為には、第1局発72の発振信号周波数は、受
信チャンネルの周波数に対して比例的に増加しなければ
ならないが、所定の最低値から最高値までの増加動作を
複数回行なう前記制御信号電圧では、第1局発72の発
振信号周波数を、受信チャンネルの周波数に対して比例
的に増加させることは出来ない。従って、前記制御信号
電圧でも、発振信号周波数を比例的に増加させる為に
は、第1局発72にもバンド切替回路を設け、バンド切
替をしなければならなくなる。上述した入力可変BPF
2での放送周波数帯域の2分割に従って、第1局発72
の発振信号周波数帯域を2分割すると、1056.5〜
1229.5MHz と1229.5〜1730.5MHz と
なる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来例の構
成においては、入力信号レベルの揃った、有線ケーブル
信号等の受信に使用する場合には問題ないが、入力信号
レベルが不揃いの通常の無線伝送によるTV信号等の受
信に使用する場合には混信が問題となってくる。
【0016】図8に示す従来例の構成においては、入力
BPFが希望チャンネルのみ選択する可変狭帯域BPF
となっている為、図7に示す従来例で生ずるような混信
は、問題とはならない。しかしながら、上記の「従来の
技術」の中で説明したように、第1局発72において
は、可変容量ダイオードの可変比の点からは、バンド切
替えは必ずしも必要ではないが、前記入力可変BPF2
との連動して同調しなければならないという点からは、
バンド切替回路を付加しなければならないという問題が
あり、且つ、前記バンド切替回路を付加した場合には、
第1局発72の発振信号周波数が、1056.5〜17
30.5MHz と高いので、バンド切替回路のスイッチン
グ・ダイオードがオン時には、前記スイッチング・ダイ
オードの残留インダクタンス、残留抵抗の影響で安定な
発振が得にくくなり、前記スイッチング・ダイオードが
オフ時には、前記スイッチング・ダイオードの浮遊容量
の影響で、発振信号周波数の温度変化が大きくなるとい
う欠点があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るチューナ
は、放送周波数帯域の希望信号を選択的に通過させる入
力帯域通過フィルタと、前記入力帯域通過フィルタを通
した希望信号を中間周波数の信号へ変換する混合器
と、選局制御信号の電圧によって制御され前記希望信号
よりも高い周波数の発振信号を前記混合器へ力する局
部発振器と、前記選局制御信号が入力され、バンド切替
信号と同調信号とを前記入力帯域通過フィルタへ出力す
る制御回路とを備え、前記制御回路は、前記選局制御信
号がそれぞれの非反転入力端に入力される第1および第
2の差動直流増幅器を有し、第1の差動直流増幅器の反
転入力端には、所定の直流電圧が加えられ、第2の差動
直流増幅器の反転入力端には、第1および第2の差動直
流増幅器の各出力電圧に応じた直流電圧が重畳して加え
られ、第1の差動直流増幅器の出力電圧を前記バンド切
替信号とし、第2の差動直流増幅器の出力電圧を前記同
調信号として、前記入力帯域通過フィルタの通過帯域を
制御することを特徴とする。
【0018】
【作用】選局制御信号が、制御回路へ入力された場合、
制御回路は、バンド切替信号と、同調信号とを出力し、
該バンド切替信号と該同調信号は、入力可変BPFへ入
力される。前記バンド切替信号の電圧値は、前記選局制
御信号の所定の電圧値の前後で、所定のローレベルから
所定のハイレベル又は、所定のハイレベルから所定のロ
ーレベルへ切替わる。また、前記同調信号の電圧値は、
前記バンド切替信号の電圧値が同一レベルの範囲内にお
いては、前記選局制御信号の電圧値の増加に従い、所定
の最低値から最高値までを増加、又は、所定の該最高値
から最低値までを減少する。
【0019】入力可変BPFは、前記バンド切替信号に
よって、受信バンドを選択し、また、その選択したバン
ド内で、前記同調信号によって、受信チャンネルを選択
する。一方、前記選局制御信号は、局発へも入力され、
局発は、該選局制御信号によって、発振信号周波数を変
化させる。局発で生じた発振信号は、混合器へ入力さ
れ、混合器は、該発振信号によって、入力可変BPFを
通過した受信チャンネル信号を、中間周波数の信号へ変
換する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例である図1,2,3
について説明する。図1において、入力可変BPF2
は、希望チャンネルのみを選択的に通過させ、混信障害
を軽減する為のものであり、具体的回路例としては、例
えば、図9に示したものと同一のものとし得る。入力端
子1へ入力された信号は、前記入力可変BPF2を通過
し、RF増幅器4で適宜増幅され、第1混合器5で、第
1IF信号へ変換される。
【0021】ここで、選局制御信号入力端子7よりの制
御信号電圧により、制御回路3は、同調信号とバンド切
替信号を発生させ、バンド切替信号は、入力可変BPF
2の分割された受信バンドの一つを選択する。また同調
信号は、選択されたバンド内で、さらに、希望チャンネ
ルのみを選択する様に、入力可変BPF2を動作させ
る。第1局発6は、制御信号電圧によって、可変容量ダ
イオードの容量を変化させることにより、発振信号周波
数を変化させ、第1混合器5へ入力した受信信号が第1
IF信号965.25MHz になる様な信号周波数を発振
し、具体的回路例としては、例えば、図10の構成から
要素、73,81,83,84,85を省略したものと
同一のものとし得る。
【0022】第1混合器5で変換された第1IF信号9
65.25MHz は、第1IFBPF8を通過し、第1I
F増幅器9で増幅され、第2混合器10で第2IF信号
58.75MHz に変換され、第2IFBPF12を通過
し、第2IF増幅器13で増幅され、出力端子14より
出力される。第2局発11は、第2IF信号58.75
MHz を作る為の局発であり、発振信号周波数は、90
6.5MHz である。
【0023】図2は、図1にけおる制御回路3の詳細図
であり、選局制御信号入力端子7に印加された制御信号
電圧が、可変抵抗器29で設定された値以上になると、
差動直流増幅器28は、高利得状態となり、バンド切替
信号出力端子30は、約電源電圧になる。図3の破線
が、この切替信号電圧の変化の様子を示す。一方、制御
信号電圧は、差動直流増幅器23の非反転入力端子にも
印加され、切替信号電圧が約0Vの間は、スイッチング
・ダイオード26は、非導通状態なので、可変抵抗器2
5で限定された利得で、同調信号出力端子24より、同
調信号電圧が出力される。更に、制御信号電圧が増加
し、前記切替信号電圧が、約電源電圧に等しくなると、
スイッチング・ダイオード26は、導通状態となり、差
動直流増幅器23の反転入力端子の電圧は、可変抵抗2
5および27で決定される様になる。
【0024】切替信号電圧が、約電源電圧になり、スイ
ッチング・ダイオード26が導通状態となった場合に、
差動直流増幅器23の反転入力端子電圧が、差動直流増
幅器28の反転入力端子電圧と等しくなる様に、可変抵
抗器27を設定すると、同調信号出力端子24より出力
される同調信号電圧は、切替信号電圧が変化する点で、
約0Vとなり、それ以上の制御信号電圧に対しては、以
前と同様に増加する。その結果、図3に実線で示すよう
な、同調信号電圧が得られる。端子22は、電源電圧入
力端子である。
【0025】ところで、図8に示す従来例では、第1局
発72へ切替信号電圧を入力しなければならないが、本
発明実施例では、第1局発6へ前記切替信号電圧を入力
しなくてもよい。前記理由は以下の通りである。
【0026】すなわち、図8に示す従来例においては、
全放送周波数帯を受信する為には、制御信号電圧は、所
定の最小値から最大値まで増加する動作を、バンド分割
数と同じ回数だけ行なわなければならないが、図1に示
す実施例では、全放送周波数帯域を受信する場合でも、
制御信号電圧は、所定の最小値から最大値まで増加する
動作を、1回行うだけでよく、前記「従来の技術」の中
で説明した様に、第1局発6は、制御信号電圧の1回の
増加動作で、全放送チャンネルの周波数に対して、発振
信号周波数を比例的に増加させることが可能であり、入
力可変BPF2は、バンド切替を行う為、希望チャンネ
ルの同調を行うには、所定の最小値から最大値まで増加
する動作を、バンド分割数と同じ回数だけ行う信号電圧
を要するが、前記信号電圧は、図1中に示すように同調
信号として制御回路3より得ることが出来る為である。
【0027】なお、上記実施例では、図3に示したよう
に、選局制御信号が所定電圧値を越えると、バンド切替
信号がローレベルからハイレベルへと切り替わり、且
つ、同調信号の電圧値は、バンド切替信号の電圧値が同
一レベルの範囲内において、選局制御信号の電圧値の増
加に従い、所定の最低値から最高値まで比例的に増加す
るものとなっているが、選局制御信号が、所定電圧値を
越えた場合のバンド切替信号の変化は、ローレベルから
ハイレベルへ、又は、ハイレベルからローレベルへと任
意に設定することが可能であり、且つ、同調信号の電圧
値の変化も、バンド切替信号が同一レベルの範囲内にお
いては、選局制御信号の電圧値の増加に従い、比例的に
増加、又は、減少と任意に設定することが可能である。
さらに、同調信号の電圧値の変化特性は、前記入力可変
BPF2と、第1局発6が連動して、同調する限りにお
いては、直線的なものに限定されない。
【0028】以上、放送周波数帯域を2バンドに分割
し、バンド切替えを行なった場合について述べたが、バ
ンド分割は必要に応じて、何分割でも可能であり、2分
割には限らない。図4,5,6に3バンドに分割した場
合の実施例を示し、多分割が可能であることを示す。
【0029】図4は、受信帯を3バンドに分割した場合
の入力可変BPF2の構成であり、図9に示す従来例に
対して、バンド切替信号入力端子が2つになり、かつ同
調インダクタンスが3分割され、同調インダクタンスを
3段階に変化出来る様にしてある点が異なる。
【0030】すなわち、コンデンサ41および42は、
結合用コンデンサであり、同調信号入力端子46より同
調信号電圧が、抵抗44を通して、同調容量としての可
変容量ダイオード43へ印加されることによって、同調
容量が変化する。コンデンサ45はパスコンであり高周
波信号を接地する。コイル47,48,49は同調イン
ダクタンスであり、最初の切替信号電圧が、バンド切替
信号入力端子(I)57より抵抗56を通して、スイッ
チング・ダイオード54へ印加され、スイッチング・ダ
イオード54が導通状態となると、パスコン55によっ
てコイル49は、高周波的に短絡状態となり、受信バン
ドを切替えることになる。次の切替信号電圧が、バンド
切替信号入力端子(II)53より抵抗52を通して、ス
イッチング・ダイオード50へ印加され、スイッチング
・ダイオード50が導通状態となると、パスコン51に
よって、コイル48も高周波的に短絡状態となり、受信
バンドをさらに切替えることになる。
【0031】図5は、受信帯を3バンドに分割した場合
の制御回路3の構成であり、図2に示す2バンド切替え
の本発明実施例に対し、差動直流増幅器およびバンド切
替信号出力端子が各1個ずつ追加され、3バンド分割対
応となっている点が異なっている。
【0032】選局制御信号入力端子7に印加された制御
信号電圧が増加し、可変抵抗器64で設定された値以上
になると、差動直流増幅器63は、高利得状態となり、
バンド切替信号出力端子(I)70は、約電源電圧まで
増加する。図6の破線が、この切替信号電圧の変化の様
子を示す。制御信号電圧がさらに増加し、可変抵抗器6
2で設定された値以上になると、差動直流増幅器61
は、高利得状態となり、バンド切替信号出力端子(II)
69は、約電源電圧まで増加する。
【0033】図6の一点鎖線が、この切替信号電圧の変
化の様子を示す。一方、制御信号電圧は、差動直流増幅
器23の非反転入力端子にも印加され、切替信号電圧
(I),(II)共に約0Vの間は、スイッチング・ダイ
オード65,67はともに非導通状態なので、可変抵抗
器25で限定された利得で、同調信号出力端子24より
同調信号電圧が出力される。さらに、制御信号電圧が増
加し、切替信号電圧(I)が約電源電圧に等しくなる
と、スイッチング・ダイオード65は、導通状態とな
り、その時、差動直流増幅器23の反転入力端子電圧
が、差動直流増幅器63の反転入力端子電圧と等しくな
る様に、可変抵抗器66を設定すると、端子24よりの
同調信号電圧は、切替信号電圧(I)が増加する点で、
急に減少し、約0Vとなり、それ以上の制御信号電圧に
対しては、切替信号電圧(II)が増加する点まで増加
し、切替信号電圧(II)が、約電源電圧に等しくなる
と、スイッチング・ダイオード67も導通状態となり、
その時の差動直流増幅器23の反転入力端子電圧が、差
動直流増幅器61の反転入力端子電圧と等しくなる様
に、可変抵抗器68を設定すると、端子24よりの同調
信号電圧は、減少し、約0Vとなり、それ以上の制御信
号電圧に対しては、再び増加する様になる。その結果、
図6中実線で示される様な同調信号電圧が、端子24よ
り得られる。
【0034】
【発明の効果】発明によれば、局部発振器の発振周波
数を選局制御信号の電圧によって制御するので、局部発
振器にはバンド切替回路を設ける必要がない。この為、
バンド切替回路に付随するスイッチングダイオードの残
留インダクタンス、残留抵抗、浮遊容量の影響によって
局部発振器に生じる発振の不安定性を取り除くことが出
来る。また、制御回路によって選局制御信号の電圧に応
じた電圧のバンド切替信号と同調信号とを出力し、これ
らバンド切替信号と同調信号とによって入力BPFの通
過帯域を制御し、入力BPFを可変狭帯域BPFとして
動作させるので、混信障害を改善することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のブロック結線図である。
【図2】図1中の制御回路ブロック部の詳細な電気回路
図である。
【図3】図2の回路動作における入出力動作特性図であ
る。
【図4】図1において、3バンド切替にした場合の入力
可変BPFの詳細な電気回路図である。
【図5】図1において、3バンド切替にした場合の、制
御回路ブロックの詳細な電気回路図である。
【図6】図5の回路動作における入出力動作特性図であ
る。
【図7】従来例のブロック結線図である。
【図8】図7とは異なった従来例のブロック結線図であ
る。
【図9】図8中の入力可変BPFブロックの詳細な電気
回路図である。
【図10】図8中の第1局発ブロックの詳細な電気回路
図である。
【符号の説明】
23,28,61,63 差動直流増幅器 25,27,29,62,64,66,68 可変抵
抗器 26,50,54,67,50,83 スイッチング
・ダイオード 43,88 可変容量ダイオード 95 トランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送周波数帯域の希望信号を選択的に通
    過させる入力帯域通過フィルタと、前記入力帯域通過フ
    ィルタを通過した希望信号を中間周波数の信号へ変換す
    る混合器と、選局制御信号の電圧によって制御され前記
    希望信号よりも高い周波数の発振信号を前記混合器へ
    力する局部発振器と、前記選局制御信号が入力され、バ
    ンド切替信号と同調信号とを前記入力帯域通過フィルタ
    へ出力する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記選局制御信号がそれぞれの非反転
    入力端に入力される第1および第2の差動直流増幅器を
    有し、第1の差動直流増幅器の反転入力端には、所定の
    直流電圧が加えられ、第2の差動直流増幅器の反転入力
    端には、第1および第2の差動直流増幅器の各出力電圧
    に応じた直流電圧が重畳して加えられ、第1の差動直流
    増幅器の出力電圧を前記バンド切替信号とし、第2の差
    動直流増幅器の出力電圧を前記同調信号として、前記入
    力帯域通過フィルタの通過帯域を制御する ことを特徴と
    するチューナ。
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