JPH04281623A - チューナ - Google Patents

チューナ

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JPH04281623A
JPH04281623A JP6949991A JP6949991A JPH04281623A JP H04281623 A JPH04281623 A JP H04281623A JP 6949991 A JP6949991 A JP 6949991A JP 6949991 A JP6949991 A JP 6949991A JP H04281623 A JPH04281623 A JP H04281623A
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voltage
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tuning
control signal
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Akira Takayama
高山 昭
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ信号等を受信す
るタブルコンバージョンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、タブルコンバージョンチューナ
の一般的な従来例であり、入力端子1に入力される信号
は、例えば日本向けでは、チャンネル1のfp=91.
25MHz からチャンネル62のfp=765.25
MHz に渡り、入力帯域通過フィルタ(以下、帯域通
過フィルタを、BPFと略称す)71は、この間の信号
を通過させ、それ以外の不要な信号を減衰させる為のも
のであり、この入力BPF71を通過した信号は、RF
増幅器4で、適宜増幅され、第1混合器5で、第1中間
周波数信号(以下、中間周波数をIFと略称す)へ変換
されるが、第1混合器5は、選局制御信号入力端子7よ
りの制御信号電圧によって、発振信号周波数を変化させ
ることの出来る第1局部発振器(以下、局部発振器を、
局発と略称す)6の発振信号を入力され、周波数変換操
作を可能とする。
【0003】前記第1IFは、入力信号周波数より高い
周波数で、種々の周波数が提案されているが、工業会で
は965.25MHz を推奨している。第1IFを9
65.25MHz とした場合、第1局発6の発振信号
周波数は1056.5〜1730.5MHz となる。
【0004】第1混合器5で変換された第1IF信号9
65.25MHz は、第1IFBPF8を通過し、第
1IF増幅器9で増幅され、第2混合器10で、工業会
推奨の第2IF信号58.75MHz に変換され、第
2IFBPF12を通過し、第2IF増幅器13で増幅
され、出力端子14より出力される。第2局発11の発
振信号周波数は、906.5MHz であり、この発振
信号は、第2混合器10へ入力され、前記の第2IF信
号58.75MHzの発生を可能とする。
【0005】図8も、同じく、タブルコンバージョンチ
ューナの一般的な従来例であるが、入力可変BPF2お
よび第1局発72は、共に、バンド切替信号入力端子7
3よりの切替信号電圧によって、受信バンド切替操作を
行うことと、入力可変BPFは、選局制御信号入力端子
7よりの制御信号電圧によって、希望チャンネルのみを
選択する可変狭帯域BPFとなっているところが、従来
例図7と異なる。
【0006】図8の構成は以下の通りである。すなわち
、入力端子1に入力された信号は、入力可変BPF2に
よって、希望チャンネルのみ通過することが出来、この
入力可変BPF2を通過した信号は、RF増幅器4で適
宜増幅され、第1混合器5で、第1IF信号へ変換され
るが、第1混合器5は、選局制御信号入力端子7および
バンド切替信号入力端子73よりの制御信号電圧および
切替信号電圧によって、発振信号周波数を可変させるこ
との出来る第1局発72の発振信号を入力されることに
より、周波数変換操作を可能とすることが出来る。
【0007】図7での説明と全く同じ様に、前記第1I
Fは、965.25MHz が推奨され、第1IFを9
65.25MHz とした場合、第1局発72の発振周
波数は、1056.5〜1730.5MHz となる。 第1混合器5で変換された第1IF信号965.25M
Hz は、第1IFBPF8を通過し、第1IF増幅器
9で増幅され、第2混合器10で、工業会推奨の第2I
F信号58.75MHz に変換され、第2IFBPF
12を通過し、第2IF増幅器13で増幅され、出力端
子14より出力される。第2局発11の発振信号周波数
は、906.5MHz であり、この発振信号は、第2
混合器10へ入力され、前記の第2IF信号58.75
MHz が発生するのを可能とする。
【0008】図8において、入力可変BPF2と、第1
局発72は、連動し、入力可変BPF2を通過した信号
が、第1混合器5にて、第1IF信号965.25MH
z となる様に、第1局発72の発振信号周波数は設定
される。
【0009】図9は、図8中の入力可変BPF2の具体
的回路例であり、コンデンサ41および42は、結合用
コンデンサであり、選局制御信号入力端子7よりの制御
信号電圧が抵抗44を通して、同調容量としての可変容
量ダイオード43へ印加されることによって、同調容量
が変化する。コンデンサ45は、パスコンであり、高周
波信号を接地する。コイル47および48は、同調イン
ダクタンスであり、バンド切替信号入力端子73よりの
切替信号電圧は、抵抗52を通して、SWダイオード5
0へ印加されるが、切替信号電圧の値によって、SWダ
イオード50は、導通もしくは非導通状態となり、導通
状態の場合は、高周波信号を接地するパスコン51の働
きによって、コイル48の両端を高周波的に短絡状態と
するが、非導通状態の場合には、コイル48は本来のイ
ンダクタンスとしての働きをする。このようにして、希
望チャンネルの同調およびバンド切替えが可能となる。
【0010】図10は、図8中の第1局発72の具体的
回路例であり、コイル81および82は同調インダクタ
ンスであり、バンド切替信号入力端子73よりの切替信
号電圧は、抵抗85通して、スイッチング・ダイオード
83へ印加されるが、切替信号電圧の値によって、スイ
ッチング・ダイオード83は、導通もしくは非導通状態
となり、導通状態の場合は、高周波信号を接地するパス
コン84の働きによって、コイル81の両端を高周波的
に短絡状態とするが、非導通の状態の場合には、コイル
81は、本来のインダクタンスの機能をする。選局制御
信号入力端子7よりの制御信号電圧が、抵抗89を通し
て、同調容量としての可変容量ダイオード88へ印加さ
れることによって、同調容量が変化することになる。コ
ンデンサ86および87は、結合コンデンサであり高周
波信号を導通させる。トランジスタ95は、発振用トラ
ンジスタであり、抵抗90,91および93は、バイア
ス用抵抗であり、トランジスタ95の直流動作点を設定
する。コンデンサ92および94は、帰還容量であり、
コンデンサ96は、パスコンであり、トランジスタ95
のコレクタを高周波的に接地する。端子97は、定電圧
直流電源電圧の印加端子である。端子98は、発振信号
出力端子であり、混合器へ接続される。
【0011】図8の入力可変BPF2において、バンド
切替えを行う理由は以下の通りである。すなわち、入力
可変BPF2においては、可変容量ダイオードが、可変
同調素子として、通常使用されるが、例えば、日本チャ
ンネルのチャンネル1から62を受信するには、(76
5.25MHz /91.25MHz )2 =70.
3倍の容量可変比を必要とする。しかし、現在市販され
ている前記可変容量ダイオードの容量可変比は、10数
倍が最大であり、前記可変容量ダイオードの可変比では
、受信不可能となる。
【0012】ところが、例えば、日本チャンネルの放送
周波数帯を、91.25〜264.25MHz および
264.25〜765.25MHz の2つに分割すれ
ば、各分割帯においての必要容量可変比は、(264.
25MHz /91.25MHz )2 =(765.
25MHz /264.25MHz )2 =8.39
倍となり、前記市販の入手可能な可変容量ダイオードの
使用が可能となる。従って、前記市販の可変容量ダイオ
ードを使用する為には、上記のように、全放送周波数帯
を、複数のバンドに分割し、該バンドを切替えることに
よって、全放送周波数帯の受信を可能とすることができ
るが、このバンド切替えの為には、通常、図9のように
、切替信号電圧によって、同調インダクタンスの値を切
替えるという方法をとる。
【0013】一方、図8中の第1局発72においても、
可変容量ダイオードが、可変同調素子として、通常使用
されるが、日本チャンネルのチャンネル1から62を受
信する場合においては、第1局発の必要容量可変比は、
(1730.5MHz /1056.5MHz )2 
=2.68倍であり、前記入力可変BPF2の場合の必
要可変比と異なり、前記市販の可変容量ダイオードの可
変比で満足することが出来る為、前記第1局発72にお
いては、必ずしもバンド切替えを必要としない。しかし
ながら、入力可変BPF2と連動して同調する為には、
以下のような理由により、前記第1局発72もバンド切
替えしなければならないことになる。
【0014】つまり、任意のバンド内で、バンド内の最
低周波数チャンネルから最高周波数チャンネルまで受信
する場合に、制御信号電圧は、所定の最低電圧値から最
高電圧値までを増加する動作をする。すると、放送周波
数帯域の最低周波数チャンネルから最高周波数チャンネ
ルまでを受信する為には、制御信号電圧は、所定の最低
値から最高値までを増加する動作を、バンド分割数と同
じ回数だけ行なうことになる。一方、放送周波数帯域の
最低周波数チャンネルから最高周波数チャンネルまでを
受信する為には、第1局発72の発振信号周波数は、受
信チャンネルの周波数に対して比例的に増加しなければ
ならないが、所定の最低値から最高値までの増加動作を
複数回行なう前記制御信号電圧では、第1局発72の発
振信号周波数を、受信チャンネルの周波数に対して比例
的に増加させることは出来ない。従って、前記制御信号
電圧でも、発振信号周波数を比例的に増加させる為には
、第1局発72にもバンド切替回路を設け、バンド切替
をしなければならなくなる。上述した入力可変BPF2
での放送周波数帯域の2分割に従って、第1局発72の
発振信号周波数帯域を2分割すると、1056.5〜1
229.5MHz と1229.5〜1730.5MH
z となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来例の構
成においては、入力信号レベルの揃った、有線ケーブル
信号等の受信に使用する場合には問題ないが、入力信号
レベルが不揃いの通常の無線伝送によるTV信号等の受
信に使用する場合には混信が問題となってくる。
【0016】図8に示す従来例の構成においては、入力
BPFが希望チャンネルのみ選択する可変狭帯域BPF
となっている為、図7に示す従来例で生ずるような混信
は、問題とはならない。しかしながら、上記の「従来の
技術」の中で説明したように、第1局発72においては
、可変容量ダイオードの可変比の点からは、バンド切替
えは必ずしも必要ではないが、前記入力可変BPF2と
の連動して同調しなければならないという点からは、バ
ンド切替回路を付加しなければならないという問題があ
り、且つ、前記バンド切替回路を付加した場合には、第
1局発72の発振信号周波数が、1056.5〜173
0.5MHz と高いので、バンド切替回路のスイッチ
ング・ダイオードがオン時には、前記スイッチング・ダ
イオードの残留インダクタンス、残留抵抗の影響で安定
な発振が得にくくなり、前記スイッチング・ダイオード
がオフ時には、前記スイッチング・ダイオードの浮遊容
量の影響で、発振信号周波数の温度変化が大きくなると
いう欠点があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るチューナ
は、放送周波数帯域の希望信号を選択的に通過させる入
力帯域通過フィルタと、前記入力帯域通過フィルタを通
過する受信信号を中間周波数の信号へ変換する混合器と
、選局制御信号が入力され、前記選局制御信号によって
、発振信号周波数を変化させ、前記発振信号を、前記混
合器へ入力する局部発振器と、前記選局制御信号が入力
され、バンド切替信号と同調信号を前記入力帯域通過フ
ィルタへ出力する制御回路とを備え、前記バンド切替信
号の電圧値は、前記選局制御信号の所定の電圧値の前後
で、ローレベルからハイレベルへ、又は、ハイレベルか
らローレベルへ切替わり、前記同調信号の電圧値は、前
記バンド切替信号の電圧値が同一レベルの範囲内におい
ては、前記選局制御信号の電圧値の増加に従い、所定の
最低値から最高値までを増加又は、所定の該最高値から
最低値までを減少するものであることを特徴とする。
【0018】
【作用】選局制御信号が、制御回路へ入力された場合、
制御回路は、バンド切替信号と、同調信号とを出力し、
該バンド切替信号と該同調信号は、入力可変BPFへ入
力される。前記バンド切替信号の電圧値は、前記選局制
御信号の所定の電圧値の前後で、所定のローレベルから
所定のハイレベル又は、所定のハイレベルから所定のロ
ーレベルへ切替わる。また、前記同調信号の電圧値は、
前記バンド切替信号の電圧値が同一レベルの範囲内にお
いては、前記選局制御信号の電圧値の増加に従い、所定
の最低値から最高値までを増加、又は、所定の該最高値
から最低値までを減少する。
【0019】入力可変BPFは、前記バンド切替信号に
よって、受信バンドを選択し、また、その選択したバン
ド内で、前記同調信号によって、受信チャンネルを選択
する。一方、前記選局制御信号は、局発へも入力され、
局発は、該選局制御信号によって、発振信号周波数を変
化させる。局発で生じた発振信号は、混合器へ入力され
、混合器は、該発振信号によって、入力可変BPFを通
過した受信チャンネル信号を、中間周波数の信号へ変換
する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例である図1,2,3
について説明する。図1において、入力可変BPF2は
、希望チャンネルのみを選択的に通過させ、混信障害を
軽減する為のものであり、具体的回路例としては、例え
ば、図9に示したものと同一のものとし得る。入力端子
1へ入力された信号は、前記入力可変BPF2を通過し
、RF増幅器4で適宜増幅され、第1混合器5で、第1
IF信号へ変換される。
【0021】ここで、選局制御信号入力端子7よりの制
御信号電圧により、制御回路3は、同調信号とバンド切
替信号を発生させ、バンド切替信号は、入力可変BPF
2の分割された受信バンドの一つを選択する。また同調
信号は、選択されたバンド内で、さらに、希望チャンネ
ルのみを選択する様に、入力可変BPF2を動作させる
。第1局発6は、制御信号電圧によって、可変容量ダイ
オードの容量を変化させることにより、発振信号周波数
を変化させ、第1混合器5へ入力した受信信号が第1I
F信号965.25MHz になる様な信号周波数を発
振し、具体的回路例としては、例えば、図10の構成か
ら要素、73,81,83,84,85を省略したもの
と同一のものとし得る。
【0022】第1混合器5で変換された第1IF信号9
65.25MHz は、第1IFBPF8を通過し、第
1IF増幅器9で増幅され、第2混合器10で第2IF
信号58.75MHz に変換され、第2IFBPF1
2を通過し、第2IF増幅器13で増幅され、出力端子
14より出力される。第2局発11は、第2IF信号5
8.75MHz を作る為の局発であり、発振信号周波
数は、906.5MHz である。
【0023】図2は、図1にけおる制御回路3の詳細図
であり、選局制御信号入力端子7に印加された制御信号
電圧が、可変抵抗器29で設定された値以上になると、
差動直流増幅器28は、高利得状態となり、バンド切替
信号出力端子30は、約電源電圧になる。図3の破線が
、この切替信号電圧の変化の様子を示す。一方、制御信
号電圧は、差動直流増幅器23の非反転入力端子にも印
加され、切替信号電圧が約0Vの間は、スイッチング・
ダイオード26は、非導通状態なので、可変抵抗器25
で限定された利得で、同調信号出力端子24より、同調
信号電圧が出力される。更に、制御信号電圧が増加し、
前記切替信号電圧が、約電源電圧に等しくなると、スイ
ッチング・ダイオード26は、導通状態となり、差動直
流増幅器23の反転入力端子の電圧は、可変抵抗25お
よび27で決定される様になる。
【0024】切替信号電圧が、約電源電圧になり、スイ
ッチング・ダイオード26が導通状態となった場合に、
差動直流増幅器23の反転入力端子電圧が、差動直流増
幅器28の反転入力端子電圧と等しくなる様に、可変抵
抗器27を設定すると、同調信号出力端子24より出力
される同調信号電圧は、切替信号電圧が変化する点で、
約0Vとなり、それ以上の制御信号電圧に対しては、以
前と同様に増加する。その結果、図3に実線で示すよう
な、同調信号電圧が得られる。端子22は、電源電圧入
力端子である。
【0025】ところで、図8に示す従来例では、第1局
発72へ切替信号電圧を入力しなければならないが、本
発明実施例では、第1局発6へ前記切替信号電圧を入力
しなくてもよい。前記理由は以下の通りである。
【0026】すなわち、図8に示す従来例においては、
全放送周波数帯を受信する為には、制御信号電圧は、所
定の最小値から最大値まで増加する動作を、バンド分割
数と同じ回数だけ行なわなければならないが、図1に示
す実施例では、全放送周波数帯域を受信する場合でも、
制御信号電圧は、所定の最小値から最大値まで増加する
動作を、1回行うだけでよく、前記「従来の技術」の中
で説明した様に、第1局発6は、制御信号電圧の1回の
増加動作で、全放送チャンネルの周波数に対して、発振
信号周波数を比例的に増加させることが可能であり、入
力可変BPF2は、バンド切替を行う為、希望チャンネ
ルの同調を行うには、所定の最小値から最大値まで増加
する動作を、バンド分割数と同じ回数だけ行う信号電圧
を要するが、前記信号電圧は、図1中に示すように同調
信号として制御回路3より得ることが出来る為である。
【0027】なお、上記実施例では、図3に示したよう
に、選局制御信号が所定電圧値を越えると、バンド切替
信号がローレベルからハイレベルへと切り替わり、且つ
、同調信号の電圧値は、バンド切替信号の電圧値が同一
レベルの範囲内において、選局制御信号の電圧値の増加
に従い、所定の最低値から最高値まで比例的に増加する
ものとなっているが、選局制御信号が、所定電圧値を越
えた場合のバンド切替信号の変化は、ローレベルからハ
イレベルへ、又は、ハイレベルからローレベルへと任意
に設定することが可能であり、且つ、同調信号の電圧値
の変化も、バンド切替信号が同一レベルの範囲内におい
ては、選局制御信号の電圧値の増加に従い、比例的に増
加、又は、減少と任意に設定することが可能である。 さらに、同調信号の電圧値の変化特性は、前記入力可変
BPF2と、第1局発6が連動して、同調する限りにお
いては、直線的なものに限定されない。
【0028】以上、放送周波数帯域を2バンドに分割し
、バンド切替えを行なった場合について述べたが、バン
ド分割は必要に応じて、何分割でも可能であり、2分割
には限らない。図4,5,6に3バンドに分割した場合
の実施例を示し、多分割が可能であることを示す。
【0029】図4は、受信帯を3バンドに分割した場合
の入力可変BPF2の構成であり、図9に示す従来例に
対して、バンド切替信号入力端子が2つになり、かつ同
調インダクタンスが3分割され、同調インダクタンスを
3段階に変化出来る様にしてある点が異なる。
【0030】すなわち、コンデンサ41および42は、
結合用コンデンサであり、同調信号入力端子46より同
調信号電圧が、抵抗44を通して、同調容量としての可
変容量ダイオード43へ印加されることによって、同調
容量が変化する。コンデンサ45はパスコンであり高周
波信号を接地する。コイル47,48,49は同調イン
ダクタンスであり、最初の切替信号電圧が、バンド切替
信号入力端子(I)57より抵抗56を通して、スイッ
チング・ダイオード54へ印加され、スイッチング・ダ
イオード54が導通状態となると、パスコン55によっ
てコイル49は、高周波的に短絡状態となり、受信バン
ドを切替えることになる。次の切替信号電圧が、バンド
切替信号入力端子(II)53より抵抗52を通して、
スイッチング・ダイオード50へ印加され、スイッチン
グ・ダイオード50が導通状態となると、パスコン51
によって、コイル48も高周波的に短絡状態となり、受
信バンドをさらに切替えることになる。
【0031】図5は、受信帯を3バンドに分割した場合
の制御回路3の構成であり、図2に示す2バンド切替え
の本発明実施例に対し、差動直流増幅器およびバンド切
替信号出力端子が各1個ずつ追加され、3バンド分割対
応となっている点が異なっている。
【0032】選局制御信号入力端子7に印加された制御
信号電圧が増加し、可変抵抗器64で設定された値以上
になると、差動直流増幅器63は、高利得状態となり、
バンド切替信号出力端子(I)70は、約電源電圧まで
増加する。図6の破線が、この切替信号電圧の変化の様
子を示す。制御信号電圧がさらに増加し、可変抵抗器6
2で設定された値以上になると、差動直流増幅器61は
、高利得状態となり、バンド切替信号出力端子(II)
69は、約電源電圧まで増加する。
【0033】図6の一点鎖線が、この切替信号電圧の変
化の様子を示す。一方、制御信号電圧は、差動直流増幅
器23の非反転入力端子にも印加され、切替信号電圧(
I),(II)共に約0Vの間は、スイッチング・ダイ
オード65,67はともに非導通状態なので、可変抵抗
器25で限定された利得で、同調信号出力端子24より
同調信号電圧が出力される。さらに、制御信号電圧が増
加し、切替信号電圧(I)が約電源電圧に等しくなると
、スイッチング・ダイオード65は、導通状態となり、
その時、差動直流増幅器23の反転入力端子電圧が、差
動直流増幅器63の反転入力端子電圧と等しくなる様に
、可変抵抗器66を設定すると、端子24よりの同調信
号電圧は、切替信号電圧(I)が増加する点で、急に減
少し、約0Vとなり、それ以上の制御信号電圧に対して
は、切替信号電圧(II)が増加する点まで増加し、切
替信号電圧(II)が、約電源電圧に等しくなると、ス
イッチング・ダイオード67も導通状態となり、その時
の差動直流増幅器23の反転入力端子電圧が、差動直流
増幅器61の反転入力端子電圧と等しくなる様に、可変
抵抗器68を設定すると、端子24よりの同調信号電圧
は、減少し、約0Vとなり、それ以上の制御信号電圧に
対しては、再び増加する様になる。その結果、図6中実
線で示される様な同調信号電圧が、端子24より得られ
る。
【0034】
【発明の効果】入力BPFを可変狭帯域BPFとする場
合、通常、受信周波数帯域が広い為、受信周波数帯域を
複数の受信バンドに分割して受信する。この場合、従来
は、入力BPFおよび局発の双方に、バンド切替信号を
入力しなければならなかった。しかし、本発明によれば
、選局制御信号を入力した場合、該選局制御信号に応じ
て、バンド切替信号と同調信号とを出力する制御回路を
使用するので、局発は、バンド切替信号が不必要となり
、バンド切替回路を削除することが出来る。この為、バ
ンド切替回路を設けたとき問題となるスイッチング・ダ
イオードの残留インダクタンス、残留抵抗、浮遊容量の
影響による、発振の不安定性を取り除くことが出来る。 また、入力可変BPFは、前記制御回路より前記バンド
切替信号と同調信号とを入力される為、可変狭帯域BP
Fとして動作することが出来、混信障害を改善すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のブロック結線図である。
【図2】図1中の制御回路ブロック部の詳細な電気回路
図である。
【図3】図2の回路動作における入出力動作特性図であ
る。
【図4】図1において、3バンド切替にした場合の入力
可変BPFの詳細な電気回路図である。
【図5】図1において、3バンド切替にした場合の、制
御回路ブロックの詳細な電気回路図である。
【図6】図5の回路動作における入出力動作特性図であ
る。
【図7】従来例のブロック結線図である。
【図8】図7とは異なった従来例のブロック結線図であ
る。
【図9】図8中の入力可変BPFブロックの詳細な電気
回路図である。
【図10】図8中の第1局発ブロックの詳細な電気回路
図である。
【符号の説明】
23,28,61,63    差動直流増幅器25,
27,29,62,64,66,68    可変抵抗
器 26,50,54,67,50,83    スイッチ
ング・ダイオード 43,88    可変容量ダイオード95    ト
ランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  放送周波数帯域の希望信号を選択的に
    通過させる入力帯域通過フィルタと、前記入力帯域通過
    フィルタを通過する受信信号を中間周波数の信号へ変換
    する混合器と、選局制御信号が入力され、前記選局制御
    信号によって、発振信号周波数を変化させ、前記発振信
    号を、前記混合器へ入力する局部発振器と、前記選局制
    御信号が入力され、バンド切替信号と同調信号を前記入
    力帯域通過フィルタへ出力する制御回路とを備え、前記
    バンド切替信号の電圧値は、前記選局制御信号の所定の
    電圧値の前後で、ローレベルからハイレベルへ、又は、
    ハイレベルからローレベルへ切替わり、前記同調信号の
    電圧値は、前記バンド切替信号の電圧値が同一レベルの
    範囲内においては、前記選局制御信号の電圧値の増加に
    従い、所定の最低値から最高値までを増加、又は、所定
    の該最高値から最低値までを減少するものであることを
    特徴とするチューナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011323A1 (ja) * 2004-07-26 2006-02-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯電話装置

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WO2006011323A1 (ja) * 2004-07-26 2006-02-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯電話装置

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