JP2984166B2 - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2984166B2
JP2984166B2 JP5123699A JP12369993A JP2984166B2 JP 2984166 B2 JP2984166 B2 JP 2984166B2 JP 5123699 A JP5123699 A JP 5123699A JP 12369993 A JP12369993 A JP 12369993A JP 2984166 B2 JP2984166 B2 JP 2984166B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の面に酸素極を備
え且つ他方の面に燃料極を備えた電解質層と、前記酸素
極に臨む側と前記燃料極に臨む側のいずれか一方側にセ
ル内流路を形成すべく配置されたセル内流路構成部材と
から矩形板状のセルが構成され、前記セル内流路が、前
記セルにおける一方の一対の端面において開けられ、他
方の一対の端面において閉じられ、前記セルの複数個
が、セル間流路を形成すべく互いに間隔を隔てて積層状
態に並置されてセル集積群が形成された燃料電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる燃料電池において、従来は、図1
1に示すように、長尺状の一対の第1隔壁材21,21
と長尺状の一対の第2隔壁材22,22とを井桁状に積
み重ね、セル内流路p1が開けられている側の一対のセ
ル端部を一対の第1隔壁材21,21の上部に各別に載
置する状態で、矩形板状の燃料電池のセルCを一対の第
2隔壁材22,22間に配設していた。もって、セルC
の複数個を、セル間流路p2を形成すべく互いに間隔を
隔てて積層状態に並置してセル集積群NCを形成してい
た。尚、一対の第1隔壁材21,21をセル内流路p1
が開けられている側の一対のセル縁部に各別に密着さ
せ、且つ、一対の第2隔壁材22,22をセル内流路p
1が閉じられている側の一対のセル端面に各別に密着さ
せることにより、セル内流路p1とセル間流路p2とを
気密状態に区画していた。
【0003】そして、セル集積群NCの4側面夫々にガ
ス通路構成部材9を接続して、セル内流路p1夫々に連
通するガス供給路Ks及びガス排出路Hs、及び、セル
間流路p2夫々に連通するガス供給路Kf及びガス排出
路Hfを設けていた。ガス通路構成部材9は、例えば、
一側面が開口した箱状に形成し、その箱状のガス通路構
成部材9の開口部を、第1隔壁材21の端面21A夫々
と第2隔壁材22の側面22C夫々とによりセル集積群
NCの側面の両側端部に形成される壁面部、又は、第2
隔壁材22の端面22A夫々と第1隔壁材21の側面2
1C夫々とによりセル集積群NCの側面の両側端部に形
成される壁面部に接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セルCの複
数個を積層状態に並置するための積層構成材(上記従来
の燃料電池においては、第1隔壁材21及び第2隔壁材
22)には、寸法誤差が存在する。尚、前記積層構成材
を製作する際の加工精度を高くして寸法誤差を小さくす
ることができるが、製作コストが高くなって実用的でな
い。しかしながら、上記従来の燃料電池では、第1隔壁
材21及び第2隔壁材22の寸法誤差が原因となって、
第1隔壁材21の端面21A夫々と第2隔壁材22の側
面22C夫々とにより形成される前記壁面部、及び、第
2隔壁材22の端面22A夫々と第1隔壁材21の側面
22C夫々とにより形成される前記壁面部は、凹凸状と
なる。従って、ガス通路構成部材11の開口部を前記壁
面部に接続する場合、接続個所からのガス漏れを防止す
るためのシール構成が非常に複雑なものになるという問
題があった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、セルの複数個を積層状態に並置
するための積層構成材の寸法誤差を吸収でき、しかも、
ガス通路構成部材を接続する際のシール構成を簡略にで
きる手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による燃料電池の
第1の特徴構成は、前記セル集積群の4つの角部夫々に
柱状体が立設され、その柱状体に、前記セル集積群の積
層方向視において、前記角部に連なる前記セル集積群の
2つの側面夫々に交差する平面状の当て付け面が備えら
れ、前記セル同士の間において、長尺状の一対の隔壁材
が前記セル内流路が開けられている側の一対のセル縁部
に各別に密着する状態で配置され、前記隔壁材の両端面
夫々が、前記柱状体の前記当て付け面に対して密着させ
ることが可能なように傾斜状に形成され、前記積層方向
に隣接する前記隔壁材同士の間における両端部夫々に、
前記セルと同一厚さで、且つ、前記当て付け面に対して
密着させることが可能な密着面と前記セル内流路が閉じ
られている側のセル端面に対して密着させることが可能
な密着面とを備えたスペーサが配置されている点にあ
る。
【0007】第2の特徴構成は、前記セル内流路夫々に
連通するガス供給路又はガス排出路、又は、前記セル間
流路夫々に連通するガス供給路又はガス排出路を形成す
るガス通路構成部材を密着させるための接続面が、前記
柱状体にその長手方向にわたって備えられている点にあ
る。
【0008】
【作用】第1の特徴構成によれば、下記の手順でセル集
積群を構成できる。 (イ) 先ず、図5(イ)に示すように、セル集積群N
Cの4つの角部夫々に対応する位置に、4本の柱状体5
を立設する。 (ロ) 続いて、図5(ロ)に示すように、一対の隔壁
材6,6夫々を、その両端部に位置する2本の柱状体
5,5に対してセル集積群NCの積層方向とは直交する
方向に移動させることにより、隔壁材6の傾斜状の両端
面6A,6A夫々が前記2本の柱状体5,5夫々の当て
付け面5A,5A夫々に対して密着する状態で配置す
る。 (ハ) 続いて、図5(ハ)に示すように、配置した一
対の隔壁材6,6に対して、セルCを、セル内流路p1
が開けられている側の一対のセル縁部が各別に密着する
状態で配置する。 (ニ) 続いて、図5(ニ)に示すように、柱状体5の
当て付け面5Aとセル内流路p1が閉じられている側の
セル端面とにより形成される4つの間隙部夫々におい
て、スペーサ7を、セル集積群NCの積層方向とは直交
する方向に移動させることにより、スペーサ7の下面が
隔壁材6の端部に密着する状態で、且つ、スペーサ7の
両密着面7A,7B夫々が柱状体5の当て付け面5A及
び前記セル端面夫々に対して密着する状態で配置する。 (ホ) 続いて、図5(ホ)に示すように、配置したセ
ルCと4つのスペーサ7に対して、一対の隔壁材6,6
夫々を、その両端部に位置する2つのスペーサ7に密着
する状態で、且つ、前記セル縁部に密着する状態で配置
する。 上記(ハ)項から(ホ)項の工程を繰り返すことによ
り、所定数のセルを、セル間流路を形成すべく互いに間
隔を隔てて積層状態に並置してセル集積群を形成する。
それと同時に、セル内流路とセル間流路とを気密状態に
区画することができる。又、ガス通路構成部材は、その
開口部をセル集積群の側面における両側の柱状体に対し
て接続することにより設ける。
【0009】第2の特徴構成によれば、ガス通路構成部
材は、その開口部を、セル集積群の側面の両側に位置す
る柱状体における平面状の接続面に接続することにより
設ける。
【0010】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、前記積層構成
材を構成する柱状体、隔壁材及びスペーサに寸法誤差が
あっても、隔壁材及びスペーサの前記直交方向での移動
により、隔壁材の両端面夫々を前記2本の柱状体夫々の
当て付け面夫々に対して密着させることができ、スペー
サの両密着面夫々を柱状体の当て付け面及び前記セル端
面夫々に対して密着させることができるので、積層構成
材の寸法誤差を吸収することができるようになった。
又、ガス通路構成部材は、その開口部をセル集積群の側
面の両側の柱状体夫々に接続することにより設けること
ができるので、従来のようにセル集積群の側面の両側端
部に形成される凹凸状の壁面部に接続するのに比して、
ガス通路構成部材を設ける際のシール構成を簡略にする
ことができる。
【0011】第2の特徴構成によれば、ガス通路構成部
材を設ける際のシール構成を更に簡略にすることがで
き、しかも、シール性能も向上することができる。
【0012】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、第1実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。
【0013】先ず、図1に基づいて、燃料電池のセルC
の構成について説明する。
【0014】平面形状が矩形の板状固体電解質層1の一
方の面に、板状固体電解質層1の両側縁夫々に側縁全長
にわたる電解質層露出部1aを形成する状態で、膜状又
は板状の酸素極2を一体的に貼り付け、且つ、他方の面
に膜状又は板状の燃料極3を、全面又はほぼ全面にわた
って一体的に貼り付けて、酸素極2と燃料極3とから起
電力を得るためのが矩形板状の三層板状体を形成してあ
る。
【0015】固体電解質層1は、3モル%程度のYtを
固溶させた正方晶のZrO2 、その他適当なものから成
り、酸素極2はLaMnO3 、その他適当なものから成
り、、又、燃料極3はNiとZrO2 のサーメット、そ
の他適当なものから成る。
【0016】図中の4は、板状部4aと、その板状部4
aの両端に位置する一対の帯状突起部4bと、それら一
対の帯状突起部4bの間に位置する複数の凸条部4cを
備える状態で一体形成した導電性セパレータを示す。そ
の導電性セパレータ4を、複数の凸条部4c夫々が酸素
極2と接触する状態で、一対の帯状突起部4bを両電解
質層露出部1aに各別に貼り付けることにより、前記三
層板状体の酸素極2に臨む側に配置してあり、もって、
矩形板状のセルCを構成してある。
【0017】これによって、酸素極2と導電性セパレー
タ4とを導電状態に接続するとともに、酸素極2と導電
性セパレータ4との間に複数の溝状のセル内流路p1を
形成してある。従って、導電性セパレータ4は酸素極2
に臨む側にセル内流路p1を形成すべく配置されたセル
内流路構成部材に相当する。このセル内流路p1は、酸
素極2に対する酸素含有ガス流路sとして機能する。
【0018】酸素含有ガス流路sは、セルCにおける一
方の一対の端面において開けられ、他方の一対の端面に
おいて閉じられている。セルCの端面に開いた酸素含有
ガス流路sの一対の開口部のうち、一方を酸素含有ガス
流路入口siとし、他方を酸素含有ガス流路出口soと
してある。
【0019】導電性セパレータ4は、酸化と還元とに対
する耐性に優れたLaCrO3 、その他適当なものから
成る。
【0020】次に、図2ないし図5に基づいて、セル集
積群NCの構成について説明する。
【0021】図中のNCは、矩形板状のセルCの複数個
を、燃料ガス流路fを形成すべく間隔を隔てて積層状態
に並置したセル集積群を示す。セル集積群NCの4つの
角部夫々に柱状体5を立設してある。その柱状体5に
は、セル集積群NCの積層方向視において、前記角部に
連なるセル集積群NCの2つの側面夫々に交差する平面
状の当て付け面5Aを備えてある。セルC,C同士の間
において、長尺状の一対の隔壁材6,6を酸素含有ガス
流路sが開けられている側の一対のセル縁部に各別に密
着する状態で配置してある。隔壁材6の両端面6A,6
A夫々を、柱状体5の当て付け面5Aに対して密着させ
ることが可能なように傾斜状に形成してある。積層方向
に隣接する隔壁材6,6同士の間における両端部夫々
に、セルCと同一厚さで、且つ、当て付け面5Aに対し
て密着させることが可能な密着面7Aと酸素含有ガス流
路sが閉じられている側のセル端面に対して密着させる
ことが可能な密着面7Bとを備えたスペーサ7を配置し
てある。
【0022】柱状体5について、説明を加える。柱状体
5の横断面形状は、一方の斜辺が上底及び下底夫々に直
交し且つ他方の斜辺が下底に対して45°で傾斜する台
形状であり、45°で傾斜する斜辺に対応する柱状体5
の平面状の側面5Aを当て付け面としてある。そして、
その当て付け面5Aが前記角部に連なるセル集積群NC
の二つの側面夫々に45°で交差する状態で、柱状体5
を立設してある。
【0023】隔壁材6について、説明を加える。セル集
積群NCの積層方向視において、隔壁材6の両端面6
A,6A夫々は、隔壁材6におけるセル集積群NC側に
面する側面に対して45°で傾斜するように形成してあ
る。スペーサ7について、説明を加える。スペーサ7
は、密着面7Aと7Bとにより形成される角度が45°
の三角柱状に形成してある。
【0024】次に、図5に基づいて、セル集積群NCを
構成するための手順について説明する。 (イ) 先ず、セル集積群NCの4つの角部夫々に対応
する位置に、4本の柱状体5を立設する。 (ロ) 続いて、一対の隔壁材6,6夫々を、その両端
部に位置する2本の柱状体5,5に対してセル集積群N
Cの積層方向とは直交する方向に移動させることによ
り、隔壁材6の傾斜状の両端面6A,6A夫々が前記2
本の柱状体5,5夫々の当て付け面5A,5A夫々に対
して密着する状態で配置する。 (ハ) 続いて、配置した一対の隔壁材6,6に対し
て、セルCを、酸素含有ガス流路sが開けられている側
の一対のセル縁部が各別に密着する状態で配置する。 (ニ) 続いて、柱状体5の当て付け面5Aと酸素含有
ガス流路sが閉じられている側のセル端面とにより形成
される4つの間隙部夫々に対して、スペーサ7を、セル
集積群NCの積層方向とは直交する方向に移動させるこ
とにより、スペーサ7の下面が隔壁材6の端部に密着す
る状態で、且つ、スペーサ7の両密着面7A,7B夫々
が柱状体5の当て付け面5A及び前記セル端面夫々に対
して密着する状態で配置する。 (ホ) 続いて、配置したセルCと4つのスペーサ7に
対して、一対の隔壁材6,6夫々を、その両端部に位置
する2つのスペーサ7,7に密着する状態で、且つ、前
記セル縁部に密着する状態で配置する。 上記(ハ)項から(ホ)項の工程を繰り返すことによ
り、所定数のセルCを、燃料ガス流路fを形成すべく互
いに間隔を隔てて積層状態に並置してセル集積群NCを
形成する。
【0025】尚、隔壁材6及びスペーサ7はセラミック
ス等の電気絶縁性、高温耐熱性の材料から成る。隔壁材
6の端面6Aと柱状体5の当て付け面5Aとの接合部、
隔壁材6と前記セル縁部との接合部、スペーサ7の下面
と隔壁材6との接合部、及び、スペーサ7の両密着面7
A,7B夫々と柱状体5の当て付け面5A及びセル端面
夫々との接合部は、必要に応じて電気絶縁性、高温耐熱
性を有する接着剤にて気密状に接続する。
【0026】従って、隣接セルC,C間夫々を、両側が
一対の隔壁材6,6により仕切られ、且つ、酸素含有ガ
ス流路sと気密状態に区画されたセル間流路p2として
ある。このセル間流路p2は、燃料極3に対する燃料ガ
ス流路fとして機能する。そして、燃料ガス流路fにお
ける一対の開口部のうち、一方を燃料ガス流路入口fi
とし、他方を燃料ガス流路出口foとしてある。
【0027】尚、燃料ガス流路f夫々には、気体の通流
を許容し且つセルCの厚さ方向の熱歪みを吸収しうる燃
料側柔軟性導電材8を充填してある。その燃料側柔軟性
導電材8は、耐熱性、耐還元性に優れたNiのフェルト
状材、その他適当なものから成る。
【0028】上述の如く構成したセル集積群NCの側面
夫々に、酸素含有ガス流路s夫々に酸素含有ガス流路入
口siにて連通する酸素含有ガス供給路Ks、酸素含有
ガス流路s夫々に酸素含有ガス流路出口soにて連通す
る酸素含有ガス排出路Hs、燃料ガス流路f夫々に燃料
ガス流路入口fiにて連通する燃料ガス供給路Kf、及
び、燃料ガス流路f夫々に燃料ガス流路出口foにて連
通する燃料ガス排出路Hf夫々を形成するためのガス通
路構成部材9を設ける。
【0029】ガス通路構成部材9について説明を加える
と、ガス通路構成部材9は、左右側壁9A,9A、上下
側壁9B,9B、及び、底壁9Cを、柱材9Dを用いて
箱状に組み立てて構成してある。そして、その箱状のガ
ス通路構成部材9の開口部をセル集積群NCの側面に臨
ませる状態で、左右側壁9A,9A夫々を、セル集積群
の側面の両側に位置する柱状体5,5夫々の側面5B,
5B夫々に面接触させて接続することにより設ける。即
ち、柱状体5の側面5Bを、ガス通路構成部材9を密着
させるための平面状の接続面としてある。
【0030】〔第2実施例〕以下、図6ないし図8に基
づいて、第2実施例を説明する。
【0031】上述の第1実施例と同様に構成したセルC
の複数を、上述の第1実施例と同様に、積層状態に並置
してセル集積群NCを構成してある。
【0032】但し、上述の第1実施例と、以下の3点に
おいて異なる。 一対の隔壁材6,6の内の一方に、凹部6Bを形成
してある。 酸素含有ガス流路sが閉じられている側のセル端面
が露出している方のセル集積群NCにおける一対の側面
夫々には、前記セル端面の露出部の幅よりも幅狭の流路
入口形成板10を、その端面が酸素含有ガス流路出口s
o側のスペーサ7夫々における端面に密着する状態で設
けてある。 柱状体5の横断面形状が直角二等辺三角形状であ
り、その直角二等辺三角形の斜辺に対応する柱状体5の
平面状の側面5Aを当て付け面としてある。尚、柱状体
5は、セル集積群NCの積層方向視において、当て付け
面5Aがセル集積群NCの角部に連なるセル集積群NC
の二つの側面夫々に45°で交差する状態で立設してあ
る。
【0033】つまり、流路入口形成板10により、燃料
ガス流路fにおける一対の開口部を酸素含有ガス流路入
口si側に近接させた状態で設けてあり、その一対の開
口部夫々を燃料ガス流路入口fi,fiとしてある。
又、燃料ガス流路fにおける隔壁材6の凹部6Bに臨む
個所を燃料ガス流路出口foとしてある。
【0034】つまり、燃料ガス流路出口foを、セルC
における酸素含有ガス流路出口soの存在側縁と同じ側
縁に形成し、燃料ガスが、両側の燃料ガス流路入口f
i,fi夫々から燃料ガス流路出口foへ屈曲流状態で
流動することが可能なように構成してある。そして、上
述の如く構成したセル集積群NCにおいて、酸素含有ガ
ス流路入口siが設けられたセル集積群NCの側面に
は、酸素含有ガス供給路Ksを形成するためのガス通路
構成部材9を、及び、酸素含有ガス流路出口so及び燃
料ガス流路出口foが設けられたセル集積群NCの側面
には、排出酸素含有ガス及び排出燃料ガスとを排出させ
るガス排出路Hsfを形成するためのガス通路構成部材
9を設けてある。尚、ガス排出路Hsfは、排出酸素含
有及び排出燃料ガスとを燃焼させる燃焼室に兼用させて
いる。
【0035】ガス通路構成部材9は、その箱状の開口部
をセル集積群NCの側面に臨ませる状態で、左右側壁9
A,9A夫々を、セル集積群の側面の両側に位置する柱
状体5,5夫々の側面(平面状の接続面に対応する)5
B,5B夫々に面接触させて接続することにより設けて
ある。
【0036】そして、上述の如く構成したセル集積群N
Cを、箱状体11の内部に配設する。従って、燃料ガス
流路入口fi,fi夫々は、箱状体11の内部に臨む状
態であり、箱状体11の内部をもって、燃料ガス供給路
Kfとして機能させる。
【0037】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0038】 スペーサ7の形状は、種々変更可能で
あり、例えば、図9に示すように、横断面形状が台形形
状になるように形成しても良い。
【0039】 上記各実施例では、柱状体5を、セル
集積群NCの積層方向視において、その当て付け面5A
がセル集積群NCの角部に連なるセル集積群NCの二つ
の側面夫々に45°で交差する状態で立設する場合につ
いて例示したが、柱状体5の当て付け面5Aが前記二つ
の側面夫々と交差する角度は、種々変更可能である。
【0040】 柱状体5の形状は、種々変更可能であ
り、例えば、図10に示すように、横断面形状を弓形状
とし、その弓形の弦に対応する柱状体5の平面状の側面
5Aを当て付け面としても良い。尚、この場合は、筒状
のガス通路構成部材9を、その内周面が4本の柱状体5
夫々の外周面夫々と密着する状態で設け、筒状のガス通
路構成部材9の内周面とセル集積群NCの側面とにより
形成される4つの空間を、夫々、酸素含有ガス供給路K
s、燃料ガス供給路Kf、酸素含有ガス排出路Hs、及
び、燃料ガス排出路Hfとする。
【0041】 上記各実施例では、導電性セパレータ
4を酸素極2側に配置して、酸素極2と導電性セパレー
タ4との間に酸素含有ガス流路sとするセル内流路p1
を形成したセルCを用いたが、これに代えて、導電性セ
パレータ4を燃料極3側に配置して、燃料極3と導電性
セパレータ4との間に燃料ガス流路fとするセル内流路
p1を形成したセルCを用いて、上記実施例と同様に、
柱状体5、隔壁材6及びスペーサ7によりセル集積群N
Cを構成しても良い。この場合は、隣接セルC,C間夫
々に形成されるセル間流路p2を酸素含有ガス流路sと
する。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる燃料電池のセルの
一部切り欠き斜視図
【図2】本発明の第1実施例にかかる燃料電池の分解斜
視図
【図3】本発明の第1実施例にかかる燃料電池における
隔壁材の上面部を示す平面断面図
【図4】本発明の第1実施例にかかる燃料電池における
スペーサ及びセルの上面部を示す平面断面図
【図5】本発明の第1実施例にかかる燃料電池における
セル集積群を構成する際の手順を示す図
【図6】本発明の第2実施例にかかる燃料電池の分解斜
視図
【図7】本発明の第2実施例にかかる燃料電池における
隔壁材の上面部を示す平面断面図
【図8】本発明の第2実施例にかかる燃料電池における
スペーサ及びセルの上面部を示す平面断面図
【図9】第1の別実施例にかかる燃料電池におけるスペ
ーサ及びセルの上面部を示す平面断面図
【図10】第2の別実施例にかかる燃料電池の分解斜視
【図11】従来の燃料電池の斜視図
【符号の説明】
1 電解質層 2 酸素極 3 燃料極 4 セル内流路構成部材 5 柱状体 5A 当て付け面 5B 接続面 6 隔壁材 6A 端面 7 スペーサ 7A,7B 密着面 9 ガス通路構成部材 p1 セル内流路 p2 セル間流路 C セル Kf,Ks ガス供給路 Hf,Hs,Hsf ガス排出路 NC セル集積群

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に酸素極(2)を備え且つ他方
    の面に燃料極(3)を備えた電解質層(1)と、前記酸
    素極(2)に臨む側と前記燃料極(3)に臨む側のいず
    れか一方側にセル内流路(p1)を形成すべく配置され
    たセル内流路構成部材(4)とから矩形板状のセル
    (C)が構成され、前記セル内流路(p1)が、前記セ
    ル(C)における一方の一対の端面において開けられ、
    他方の一対の端面において閉じられ、前記セル(C)の
    複数個が、セル間流路(p2)を形成すべく互いに間隔
    を隔てて積層状態に並置されてセル集積群(NC)が形
    成された燃料電池であって、 前記セル集積群(NC)の4つの角部夫々に柱状体
    (5)が立設され、その柱状体(5)に、前記セル集積
    群(NC)の積層方向視において、前記角部に連なる前
    記セル集積群(NC)の2つの側面夫々に交差する平面
    状の当て付け面(5A)が備えられ、前記セル(C),
    (C)同士の間において、長尺状の一対の隔壁材
    (6),(6)が前記セル内流路(p1)が開けられて
    いる側の一対のセル縁部に各別に密着する状態で配置さ
    れ、前記隔壁材(6)の両端面(6A),(6A)夫々
    が、前記柱状体(5)の前記当て付け面(5A)に対し
    て密着させることが可能なように傾斜状に形成され、前
    記積層方向に隣接する前記隔壁材(6),(6)同士の
    間における両端部夫々に、前記セル(C)と同一厚さ
    で、且つ、前記当て付け面(5A)に対して密着させる
    ことが可能な密着面(7A)と前記セル内流路(p1)
    が閉じられている側のセル端面に対して密着させること
    が可能な密着面(7B)とを備えたスペーサ(7)が配
    置されている燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記セル内流路(p1)夫々に連通する
    ガス供給路(Ks)又はガス排出路(Hs),(Hs
    f)、又は、前記セル間流路(p2)夫々に連通するガ
    ス供給路(Kf)又はガス排出路(Hf),(Hsf)
    を形成するガス通路構成部材(9)を密着させるための
    接続面(5B)が、前記柱状体(5)にその長手方向に
    わたって備えられている請求項1記載の燃料電池。
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