JPH0613099A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

Info

Publication number
JPH0613099A
JPH0613099A JP4167207A JP16720792A JPH0613099A JP H0613099 A JPH0613099 A JP H0613099A JP 4167207 A JP4167207 A JP 4167207A JP 16720792 A JP16720792 A JP 16720792A JP H0613099 A JPH0613099 A JP H0613099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
cell
containing gas
fuel
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4167207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3098619B2 (ja
Inventor
Isanori Akagi
功典 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP04167207A priority Critical patent/JP3098619B2/ja
Publication of JPH0613099A publication Critical patent/JPH0613099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3098619B2 publication Critical patent/JP3098619B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • H01M8/2483Details of groupings of fuel cells characterised by internal manifolds
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0267Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors having heating or cooling means, e.g. heaters or coolant flow channels
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/241Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
    • H01M8/2425High-temperature cells with solid electrolytes
    • H01M8/2432Grouping of unit cells of planar configuration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • H01M8/2484Details of groupings of fuel cells characterised by external manifolds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料電池において、組み立て構成を簡略化す
るとともに、熱効率を向上する。 【構成】 セル集積群NCにおける積層方向視におい
て、セル集積群NCの外周部に、酸素含有ガス供給路K
sと酸素含有ガス排出路Hsと燃料ガス供給路Kfと燃
料ガス排出路Hfのうちのいずれか三つが設けられ、残
りの一つを箱状体Aの内部により機能させる状態で、セ
ル集積群NCが箱状体Aの内部に配設されている。又、
酸素含有ガス排出路Hsと燃料ガス排出路Hfとが、酸
素含有ガス流路出口soから排出される排出酸素含有ガ
スと燃料ガス流路出口foから排出される排出燃料ガス
とを燃焼させる燃焼室として機能する一つのガス排出路
Hにて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状電解質層の一方の
面に酸素極を備え且つ他方の面に燃料極を備え、且つ、
前記酸素極に臨む側に酸素含有ガス流路を備え且つ前記
燃料極に臨む側に燃料ガス流路を備えた燃料電池のセル
が積層状態に並置されてセル集積群が形成され、前記酸
素含有ガス流路の入口夫々に連通する酸素含有ガス供給
路と、前記酸素含有ガス流路の出口夫々に連通する酸素
含有ガス排出路と、前記燃料ガス流路の入口夫々に連通
する燃料ガス供給路と、前記燃料ガス流路の出口夫々に
連通する燃料ガス排出路とが設けられた燃料電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる燃料電池において、従来は、図1
5に示すように、セル集積群NCにおける集積方向視に
おいて、セル集積群NCの外周部に、酸素含有ガス供給
路Ksを形成する風胴51と、酸素含有ガス排出路Hs
を形成する風胴52と、燃料ガス供給路Kfを形成する
風胴53と、燃料ガス排出路Hfを形成する風胴54と
を各別に気密状態にて接続して設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の燃料電池では、前記セル集積群NCの外周部に、酸
素含有ガス供給路、酸素含有ガス排出路、燃料ガス供給
路、燃料ガス排出路の四つを夫々気密状態で設ける必要
があるためシール個所が多くなる。又、前記セル集積群
NCの外周部は、酸素含有ガス供給路、酸素含有ガス排
出路、燃料ガス供給路、燃料ガス排出路により覆われる
ため、例えば、冷却用の水冷管をセル間に装備する場
合、先ず水冷管を装備し、その水冷管に対する給水路及
び排水路等を外部に導出する状態で、酸素含有ガス供給
路、酸素含有ガス排出路、燃料ガス供給路、燃料ガス排
出路を気密状態に設けなければならない。従って、これ
らのことが相まって、組み立て構成が非常に複雑である
という問題があった。
【0004】又、酸素含有ガス供給路、酸素含有ガス排
出路、燃料ガス供給路、燃料ガス排出路は外気に晒され
るため、それらからの放熱損失が大きく、従って、内部
改質型の場合におけるセル温度を内部改質が可能な温度
に維持する面、あるいは、冷却水を用いての排熱回収面
等において、熱効率が低いものであった。
【0005】本発明は、合理的な改良により、上記両問
題を一挙に解消する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による燃料電池の
第1の特徴構成は、前記セル集積群における積層方向視
において、前記セル集積群の外周部に、前記酸素含有ガ
ス供給路と前記酸素含有ガス排出路と前記燃料ガス供給
路と前記燃料ガス排出路のうちのいずれか三つが設けら
れ、残りの一つを箱状体の内部により機能させる状態
で、前記セル集積群が前記箱状体の内部に配設されてい
る点にある。
【0007】第2の特徴構成は、前記酸素含有ガス排出
路と前記燃料ガス排出路とが、前記酸素含有ガス流路出
口から排出される排出酸素含有ガスと前記燃料ガス流路
出口から排出される排出燃料ガスとを燃焼させる燃焼室
として機能する一つのガス排出路にて構成されている点
にある。
【0008】第3の特徴構成は、第2の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を示すものであって、前記板
状電解質層の平面形状が矩形であり、前記酸素極に臨む
側に、前記酸素極との間に前記酸素含有ガス流路を形成
する流路形成部材が、前記セルにおける一側縁に前記酸
素含有ガス流路入口を開口し且つ前記一側縁と向かい合
う側縁に前記酸素含有ガス流路出口を開口する状態で設
けらて前記セルが形成され、前記セルの複数個が、隣接
セル間夫々に前記燃料ガス流路を形成する状態で積層状
態に並置されて前記セル集積群が形成され、前記セルに
おける前記酸素含有ガス流路入口の存在側縁に隣接する
両側縁夫々に、前記燃料ガス流路入口が形成され、前記
セルにおける前記酸素含有ガス流路出口の存在側縁と同
じ側縁に、前記燃料ガス流路出口が形成され、前記酸素
含有ガス供給路が、前記酸素含有ガス流路入口夫々に連
通する状態で設けられ、前記酸素含有ガス排出路と前記
燃料ガス排出路とを兼用する前記ガス排出路が、前記酸
素含有ガス流路出口夫々と前記燃料ガス流路出口夫々に
連通する状態で設けられ、前記燃料ガス流路入口夫々が
前記箱状体の内部に臨む状態で、前記セル集積群が前記
箱状体の内部に配設され、前記箱状体の内部を前記燃料
ガス供給路としてある点にある。
【0009】
【作用】第1の特徴構成によれば、前記セル集積群の外
周部に、酸素含有ガス供給路と酸素含有ガス排出路と燃
料ガス供給路と燃料ガス排出路のうちのいずれか三つを
気密状態で設ける。従って、従来であれば残りの一つを
設けるべき個所に対応する前記セル集積群の外周部は、
外部に開放された状態であるので、その開放個所を利用
して、セル間に水冷管等を装備した後、セル集積群を箱
状体の内部に配設する。又、セル集積群と、酸素含有ガ
ス供給路と酸素含有ガス排出路と燃料ガス供給路と燃料
ガス排出路のうちのいずれか三つとを、箱状体にて覆う
構造であるので、それらからの放熱損失を抑制すること
ができる。
【0010】第2の特徴構成によれば、酸素含有ガス排
出路と燃料ガス排出路とを一つのガス排出路にて兼用さ
せるので、前記セル集積群の外周部には、酸素含有ガス
供給路と燃料ガス供給路とガス排出路のうちのいずれか
二つを気密状態で設けるだけでよい。又、酸素含有ガス
流路出口からの排出酸素含有ガスと燃料ガス流路出口か
らの排出燃料ガスとは、燃焼室として機能するガス排出
路にて燃焼させて、セル集積群を加熱することができ
る。
【0011】第3の特徴構成によれば、酸素含有ガス流
路を酸素含有ガスが直流状態で流動するように構成し、
燃料ガス流路を燃料ガスが屈曲流状態で流動するように
構成することで、酸素含有ガス流路出口と燃料ガス流路
出口とを、セル集積群における積層方向視において、セ
ル集積群の同じ側面に配置するようにしてあり、その側
面に、酸素含有ガス流路出口夫々と燃料ガス流路出口夫
々に連通する状態で一つのガス排出路を設けることで、
その一つのガス排出路にて酸素含有ガス排出路と燃料ガ
ス排出路とを兼用させることができる。もって、セル集
積群における積層方向視において、セル集積群の一側面
及びその一側面に向かい合う側面夫々に、酸素含有ガス
供給路及びガス排出路夫々を気密状態で設ける。従っ
て、酸素含有ガス供給路及びガス排出路夫々を設置した
一対の対向側面とは別の一対の対向側面は、外部に開放
された状態であるので、それら側面を利用して、セル間
に水冷管等を装備した後、セル集積群を箱状体の内部に
配設する。又、セル集積群、酸素含有ガス供給路及びガ
ス排出路とを、箱状体にて覆う構造であるので、それら
からの放熱損失を抑制することができる。
【0012】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、従来に比して
シール個所が少なくなり、しかも、セル集積群の外周部
に、酸素含有ガス供給路と酸素含有ガス排出路と燃料ガ
ス供給路と燃料ガス排出路のうちのいずれか三つを気密
状態で設けた状態でも、前記セル集積群の外周部におけ
る開放個所を利用して、水冷管等を簡単に装備すること
ができ、その後、セル集積群を単に箱状体の内部に配設
するだけで良いので、組み立て構成を簡略化し得るに至
った。又、セル集積群と、酸素含有ガス供給路と酸素含
有ガス排出路と燃料ガス供給路と燃料ガス排出路のうち
のいずれか三つとを箱状体にて覆って、それらからの放
熱損失を抑制することができるので、熱効率を向上し得
るに至った。
【0013】第2及び第3の特徴構成によれば、更にシ
ール個所が少なくなり、しかも、セル集積群における積
層方向視において、セル集積群の向かい合う両側面を外
部に開放させることができて、その両側面を利用して、
水冷管等を更に簡単に装備することができるので、組み
立て構成を一層簡略化し得るに至った。又、セル集積群
と酸素含有ガス供給路とガス排出路とを箱状体にて覆っ
て、それらからの放熱損失を抑制する状態で、排出酸素
含有ガスと排出燃料ガスとをガス排出路で燃焼させてセ
ル集積群を加熱することができるので、熱効率を一層向
上し得るに至った。
【0014】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、第1実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。
【0015】先ず、図1に基づいて、燃料電池のセルC
の構成について説明する。
【0016】平面形状が矩形の板状固体電解質層1の一
方の面に膜状又は板状の酸素極2を且つ、他方の面に膜
状又は板状の燃料極3を、夫々全面又はほぼ全面にわた
って一体的に貼り付けた状態で付設し、酸素極2と燃料
極3とから起電力を得るための平面形状が矩形の三層板
状体を形成してある。
【0017】固体電解質層1は、3モル%程度のYtを
固溶させた正方晶のZrO2 、その他適当なものから成
り、酸素極2はLaMnO3 、その他適当なものから成
り、、又、燃料極3はNiとZrO2 のサーメット、そ
の他適当なものから成る。
【0018】前記三層板状体の酸素極2側に、一対の凸
条部4aを有する流路形成部材としての導電性セパレー
タ4を、凸条部4aをその全長にわたり酸素極2に貼り
付けて付設することにより、酸素極2とセパレータ4と
の間を酸素含有ガス流路sとし、酸素含有ガス流路sの
流路方向視において導電性セパレータ4と前記三層板状
体との周部を酸素含有ガス流路sとは仕切られた燃料ガ
ス流路fとするようにしてあり、もって、酸素極2に臨
む側に酸素含有ガス流路sを備え且つ燃料極3に臨む側
に燃料ガス流路fを備えたセルCを構成してある。
【0019】そして、セルCの一側縁に前記三層板状体
と導電性セパレータ4とにより形成される開口部を、酸
素含有ガス流路入口siとし、前記一側縁に向かい合う
側縁に前記三層板状体と導電性セパレータ4とにより形
成される開口部を、酸素含有ガス流路出口soとしてあ
る。
【0020】セパレータ4は、酸化と還元とに対する耐
性に優れたLaCrO3 、その他適当なものから成る。
【0021】酸素含有ガス流路sには、酸素側導電材5
を、ほぼ等間隔で平行に、且つ、酸素極2とセパレータ
4とに密着させて並設してあり、酸素極2からセル端子
としてのセパレータ4への電気通路断面積を大きくして
ある。
【0022】酸素側導電材5は耐熱性、耐酸化性に優れ
たLaMnO3 、その他適当なものから成る。
【0023】次に、図1に基づいて、上述の如く構成し
たセルCの複数個を積層状態に並置してセル集積群NC
を形成するための構成について説明する。
【0024】セルCにおいて、導電性セパレータ4によ
り酸素含有ガス流路sが閉じられている方の一対の側面
夫々に、セルCとほぼ同一厚さでセルCより長尺の第1
柱状体11及び第2柱状体12夫々を密着させるととも
に、互いに同一厚さでセルCより長尺の第3柱状体13
及び第4柱状体14夫々を、酸素含有ガス流路の入口s
i及び出口soが開口されている方のセルCの一対の縁
部夫々に密着させ、且つ、第1柱状体11及び第2柱状
体12夫々に両端部に、第3柱状体13及び第4柱状体
14夫々の両端部を重ねて密着させてある。更に、それ
ら第3柱状体13及び第4柱状体14の上にセルCと第
1柱状体11及び第2柱状体12とを重ねるといったこ
とを繰り返して、隣接セルC,C間夫々に、両側を第3
柱状体13と第4柱状体14とにより仕切った燃料ガス
流路fを形成する状態で、セル集積群NCを形成してあ
る。
【0025】尚、隣接セルC,C間の燃料ガス流路f夫
々には、気体の通流を許容し且つセルCの厚み方向の熱
歪みを吸収しうる燃料側柔軟性導電材15を充填してあ
る。その燃料側柔軟性導電材15は、耐熱性、耐還元性
に優れたNiのフェルト状材、その他適当なものから成
る。
【0026】そして、隣接する第1柱状体11,11と
第3柱状体13及び第4柱状体14とにより形成される
開口と、隣接する第2柱状体12,12と第3柱状体1
3及び第4柱状体14とにより形成される開口との両開
口の内の一方を燃料ガス流路入口fi、他方を燃料ガス
流路出口foとするようにしてある。
【0027】次に、図2に基づいて、燃料電池の構成に
ついて説明する。
【0028】前述の如く構成したセル集積群NCの二つ
を、互いの燃料ガス流路出口foの設置側の側面を対向
させる状態で並置し、その対向部において、両端が開口
した風胴16の両端部夫々を、セル集積群NC夫々に気
密状態にて接続してある。もって、風胴16の内部を、
燃料ガス流路出口fo夫々に連通する燃料ガス排出路H
fとし、且つ、その燃料ガス排出路Hfを両側のセル集
積群NC,NCが共有する状態としてある。
【0029】セル集積群NC夫々における酸素含有ガス
流路入口siの設置側の側面に、一側面が開口する風胴
17夫々を、その開口を臨ませる状態で気密状態にて接
続してある。もって、風胴17の内部を、酸素含有ガス
流路入口si夫々に連通する酸素含有ガス供給路Ksと
してある。
【0030】又、セル集積群NC夫々における酸素含有
ガス流路出口soの設置側の側面に、一側面が開口する
風胴18夫々を、その開口を臨ませる状態で気密状態に
て接続してある。もって、風胴18の内部を、酸素含有
ガス流路出口so夫々に連通する酸素含有ガス排出路H
sとしてある。
【0031】上述の如く構成することにより、セル集積
群NCの積層方向視において、セル集積群NCの三つの
側面夫々に、酸素含有ガス供給路Ks、酸素含有ガス排
出路Hs、燃料ガス排出路Hf夫々を設けてある。そし
て、そのセル集積群NCの二つを互いの燃料ガス排出路
Hfを共有する状態で並置してある。この状態では、セ
ル集積群NC夫々の燃料ガス流路入口fiの設置側の側
面は、外部に開放された状態であり、従って、燃料ガス
流路入口fiを利用して、図示しないが、隣接セルC,
C間に水冷管等を装備できる。
【0032】その後、上述の如く構成して並置した二つ
のセル集積群NCを、箱状体Aの内部に配設する。従っ
て、燃料ガス流路入口fi夫々は、箱状体Aの内部に臨
む状態であり、箱状体Aの内部をもって、燃料ガス供給
路Kfとして機能させる。
【0033】箱状体Aは、耐熱性、耐還元性に優れたセ
ラミック材、あるいは、内面に断熱材を付設した鉄板等
により形成する。
【0034】〔第2実施例〕以下、第2実施例を図3な
いし図7に基づいて説明する。
【0035】先ず、図3に基づいて、燃料電池のセルC
の構成について説明する。
【0036】平面形状が矩形の板状固体電解質層1の一
方の面に膜状又は板状の酸素極2を且つ、他方の面に膜
状又は板状の燃料極3を、夫々全面またはほぼ全面にわ
たって一体的に貼り付けた状態で付設し、酸素極2と燃
料極3とから起電力を得るための平面形状が矩形の三層
板状体を形成してある。
【0037】前記三層板状体の酸素極2側に、一対の凸
条部4aを有する流路形成部材としての導電性セパレー
タ4を、凸条部4aをその全長にわたり酸素極2に貼り
付けて付設することにより、酸素極2とセパレータ4と
の間を酸素含有ガス流路sとし、酸素含有ガス流路sの
流路方向視において導電性セパレータ4と前記三層板状
体との周部を酸素含有ガス流路sとは仕切られた燃料ガ
ス流路fとするようにしてあり、もって、酸素極2に臨
む側に酸素含有ガス流路sを備え且つ燃料極3に臨む側
に燃料ガス流路fを備えたセルCを構成してある。
【0038】酸素含有ガス流路sには、酸素側導電材5
を、ほぼ等間隔で平行に、且つ、酸素極2とセパレータ
4とに密着させて並設してあり、酸素極2からセル端子
としてのセパレータ4への電気通路断面積を大きくして
ある。
【0039】セルCについて更に説明を加えると、セル
Cの一側縁に前記三層板状体と導電性セパレータ4とに
より形成される開口部を、酸素含有ガス流路入口siと
し、前記一側縁に向かい合う側縁に前記三層板状体と導
電性セパレータ4とにより形成される開口部を、酸素含
有ガス流路出口soとし、酸素含有ガスが直流状態で流
動するように構成してある。
【0040】又、セルCの複数個を隣接セル間夫々に間
隙を有する状態で積層状態に並置した状態において、隣
接セル間における前記酸素含有ガス流路入口siの存在
側の側端部には、隣接セル夫々に密着させる状態でシー
ル部材28を配置してある。もって、隣接セル間を燃料
ガス流路fとし、セルCにおける酸素含有ガス流路入口
siの存在側縁に隣接する両側縁夫々に燃料ガス流路入
口fi,fiを形成し、セルCにおける酸素含有ガス流
路出口soの存在側縁と同じ側縁に燃料ガス流路出口f
oを形成し、燃料ガスが、燃料ガス流路入口fi,fi
夫々から燃料ガス流路出口foへ屈曲流状態で流動する
ことが可能なように構成してある。
【0041】次に、図4ないし図7に基づいて、セル集
積群NCの構成、及び、燃料電池の構成について説明す
る。
【0042】セルCとほぼ同一厚さの第1板状体21、
及び、その第1板状体21に対して所定の相対位相で重
ね合わせる第2板状体22を設け、第1板状体21には
セル収納用開口23を形成し、そのセル収納用開口23
は、セルCにおいてセパレータ4により酸素含有ガス流
路sが閉じられた側のセル両端面とそれらセル両端面に
対向する開口内面部分との間を酸素含有ガス流路入口s
i近傍において気密にした状態でセルCを収納するセル
収納部23aを、そのセル収納部23aの一方の側に第
1空隙部23bを配置し、且つ、他方の側に第2空隙部
23cを配置する状態に構成してある。
【0043】もって、セル収納用開口23に対してセル
Cを、セルCの流路出口so,fo夫々を第1空隙部2
3bに臨ませ、且つ、セルCの酸素含有ガス流路入口s
iを第2空隙部23cに臨ませる状態で収納してある。
【0044】一方、第2板状体22には、第1板状体2
1のセル収納部23aと同一位相でセル間流路形成用開
口24を形成し、そのセル間流路形成用開口24の両側
部分に、第1板状体21の第1空隙部23bに連通させ
る第1連通用開口25を第1隔壁部26を介して、及
び、第1板状体21の第2空隙部23cに連通させる第
2連通用開口27を第2隔壁部28を介して形成してあ
る。
【0045】第1隔壁部26には、セル間流路形成用開
口24と第1連通用開口25とを連通させるための連通
用凹部26Aを形成してある。又、セル間流路形成用開
口24の両側の枠部29,30夫々における第2連通用
開口27に近接する個所には、セル間流路形成用開口2
4を外部に連通させる流路入口形成用凹部29A,30
A夫々を形成してある。
【0046】第2隔壁部28は、第2板状体22のセル
間流路形成用開口24と第2連通用開口27とを区画
し、且つ、第2板状体22のセル間流路形成用開口24
と第1板状体21におけるセル収納用開口23の第2空
隙部23cとの間を気密状態にするために設けてあり、
又、前記シール部材として機能させる。
【0047】そして、セルCを収納した第1板状体21
及び第2板状体22とを、所定の相対位相で、且つ、第
2板状体22のセル間流路形成用開口24に気体の通流
を許容し且つセルCの厚み方向の熱歪みを吸収しうる燃
料側柔軟性導電材15を充填して、交互に重ね合わせる
ことにより、セル集積群NCを形成してある。又、各第
1板状体21におけるセル収納用開口23の第1空隙部
23bと各第2板状体22における第1連通用開口25
とにより、板状体重ね合わせ方向の一連の第1空間Hを
形成してある。又、各第1板状体21におけるセル収納
用開口23の第2空隙部23cと各第2板状体22にお
ける第2連通用開口27とにより板状体重ね合わせ方向
の一連の第2空間Ksを形成してある。
【0048】尚、セル集積群NCにおいて、第1隔壁部
26の両端部(連通用凹部26Aの両側の凸部)、及
び、第2隔壁部28とにより、隣接セルC,C夫々を支
持し且つ間隔保持するようにしてある。
【0049】又、各第2板状体22におけるセル間流路
形成用開口24をもって、セルCの燃料ガス流路fとし
てあり、その燃料ガス流路fにおける流路入口形成用凹
部29A,30A夫々に臨む個所を、燃料ガス流路入口
fi,fiとし、且つ、燃料ガス流路fにおける第1連
通用開口25に連通する連通用凹部26Aに臨む箇所を
燃料ガス流路出口foとしてある。即ち、セルCにおけ
る酸素含有ガス流路入口siの存在側縁に隣接する両側
縁夫々に燃料ガス流路入口fi,fiを形成し、セルC
における酸素含有ガス流路出口soの存在側縁と同じ側
縁に燃料ガス流路出口foを形成するようにしてある。
【0050】上述の如く構成することにより、第2空間
Ksを、酸素含有ガス流路入口si夫々に臨む状態で形
成し、第1空間Hを、酸素含有ガス流路出口so夫々と
燃料ガス流路出口fo夫々に臨む状態で形成してある。
又、セルCの一対の対向側縁夫々に形成された燃料ガス
流路入口fi,fi夫々を外部に臨む状態としてある。
【0051】そして、第2空間Ksをもって、酸素含有
ガス流路入口si夫々から酸素含有ガス流路s夫々に酸
素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路とし、又、第
1空間Hをもって、酸素含有ガス流路出口soから排出
される排出酸素含有ガスと燃料ガス流路出口foから排
出される排出燃料ガスとを燃焼させる燃焼室として機能
するガス排出路としてあり、このガス排出路Hにより、
酸素含有ガス流路出口so夫々に連通する酸素含有ガス
排出路Hsと、燃料ガス流路出口fo夫々に連通する燃
料ガス排出路Hfとを兼用させている。
【0052】即ち、セル集積群NCにおける積層方向視
において、セル集積群の一側面に、酸素含有ガス流路入
口si夫々に連通する酸素含有ガス供給路Ksを設け、
且つ、前記一側面に向かい合う側面に、酸素含有ガス排
出路Hsと燃料ガス排出路Hfとを兼用するガス排出路
Hを設けてある。この状態では、セル集積群NCにおけ
る積層方向視において、セル集積群NCにおける、酸素
含有ガス供給路Ks及びガス排出路H夫々を設置した一
対の対向側面とは別の一対の対向側面、即ち、燃料ガス
流路入口fi,fiの設置側の一対の対向側面は、外部
に開放された状態であり、従って、それら側面夫々の燃
料ガス流路入口fi,fi夫々を利用して、図示しない
が、隣接セルC,C間に水冷管等を装備できる。
【0053】その後、上述の如く構成したセル集積群N
Cを、箱状体Aの内部に配設する。従って、燃料ガス流
路入口fi,fi夫々は、箱状体Aの内部に臨む状態で
あり、箱状体Aの内部をもって、燃料ガス供給路Kfと
して機能させる。
【0054】尚、ガス排出路Hは、箱状体Aの上面に形
成した排気口31に接続してあり、この排気口31から
燃焼排ガスを排出する。
【0055】〔第3実施例〕以下、第3実施例を図8な
いし図11に基づいて説明する。
【0056】第1板状体21には、二つのセル収納用開
口23を第3隔壁部32を介して所定の間隔で並列に形
成してある。セル収納用開口23は、セルCにおいてセ
パレータ4により酸素含有ガス流路sが閉じられた側の
セル両端面とそれらセル両端面に対向する開口内面部分
との間を酸素含有ガス流路入口si近傍において気密に
した状態でセルCを収納するセル収納部23aの二つ
を、それらセル収納部23a,23aとの間に第1空隙
部23bを配置する状態で配置し、且つ、開口両端部に
第2空隙部23c、第3空隙部23d夫々を配置する状
態に構成してあり、二つのセル収納用開口23,23夫
々の第1空隙部23b,23b夫々を、第3隔壁部32
に形成した連通部32Aにて連通させてある。
【0057】一方、第2板状体22には、第1板状体2
1における二つのセル収納用開口23夫々のセル収納部
23a,23aに対する共通のセル間流路形成用開口2
4を二つを形成し、その二つのセル間流路形成用開口2
4,24の間に、二つの第1隔壁部26,26を介し
て、第1板状体21における二つの第1空隙部23b,
23b夫々に連通させる共通の第1連通用開口25を形
成し、又、第1板状体21における二つの第2空隙部2
3c,23c夫々に連通させる共通の第2連通用開口2
7を第2隔壁部28を介して形成し、又、第1板状体2
1における二つの第3空隙部23d,23d夫々に連通
させる共通の第3連通用開口33を第4隔壁部34を介
して形成してある。
【0058】第1隔壁部26,26夫々には、第1連通
用開口25と両側のセル間流路形成用開口24,24と
を連通させるための連通用凹部26A,26Aを形成し
てある。又、セル間流路形成用開口24,24の両側の
枠部29,30夫々における第2連通用開口27及び第
3連通用開口33に近接する個所夫々には、セル間流路
形成用開口24,24を外部に連通させる流路入口形成
用凹部29A,30A夫々を形成してある。
【0059】第2隔壁部28は、第2板状体22のセル
間流路形成用開口24と第2連通用開口27とを区画
し、且つ、第2板状体22のセル間流路形成用開口24
と第1板状体21におけるセル収納用開口23の第2空
隙部23cとの間を気密状態にするために設けてあり、
又、第3隔壁部34は、第2板状体22のセル間流路形
成用開口24と第3連通用開口33とを区画し、且つ、
第2板状体22のセル間流路形成用開口24と第1板状
体21におけるセル収納用開口23の第3空隙部23d
との間を気密状態にするために設けてあり、これら第2
及び第3隔壁部28,34夫々は、前記シール部材とし
て機能させる。
【0060】そして、第1板状体21の二つのセル収納
用開口23夫々に対して、前述の第2実施例と同様に構
成した二つのセルC,Cを互いの流路出口so,fo側
の側縁を対向させて配置させたセル対を収納することに
より、そのセル対を2列収納した状態で、第2板状体2
2のセル間流路形成用開口24,24夫々に気体の通流
を許容し且つセルCの厚み方向の熱歪みを吸収しうる燃
料側柔軟性導電材15を充填して、交互に重ね合わせる
ことをもって、四つのセル集積群NCを形成するととも
に、それら四つのセル集積群NCを、二つのセル集積群
NC,NCが互いの流路出口so,fo設置側の側面を
対向させる状態で位置するセル集積群対の2列を並列す
る状態で配置してある。
【0061】各第1板状体21におけるセル収納用開口
23の第1空隙部23b,23bと各第2板状体22に
おける第1連通用開口25とにより、板状体重ね合わせ
方向の一連の第1空間Hを形成してある。又、各第1板
状体21におけるセル収納用開口23の第2空隙部23
cと各第2板状体22における第2連通用開口27とに
より、及び、各第1板状体21におけるセル収納用開口
23の第3空隙部23dと各第2板状体22における第
3連通用開口33とにより、板状体重ね合わせ方向の一
連の第2空間Ks,Ksを形成してある。
【0062】尚、セル集積群NC夫々において、第1隔
壁部26の凸部と第2隔壁部28とにより、又は、第1
隔壁部26の凸部と第3隔壁部34とにより隣接セル
C,C夫々を支持し且つ間隔保持するようにしてある。
【0063】又、各第2板状体22における二つのセル
間流路形成用開口24,24夫々を、列方向のセルC夫
々にわたる一連の燃料ガス流路fとしてあり、その燃料
ガス流路fにおける流路入口形成用凹部29A,30A
夫々に臨む個所夫々を、燃料ガス流路入口fi,fiと
し、且つ、燃料ガス流路fにおける第1連通用開口25
に連通する連通用凹部26A夫々に臨む箇所を燃料ガス
流路出口foとしてある。
【0064】上述の如く構成することにより、第2空間
Ksを、酸素含有ガス流路入口si夫々に臨む状態で形
成し、第1空間Hを、酸素含有ガス流路出口so夫々と
燃料ガス流路出口fo夫々に臨む状態で形成してある。
又、セルCの燃料ガス流路入口fiを外部に臨む状態と
してある。
【0065】そして、第2空間Ksをもって、酸素含有
ガス流路入口si夫々から酸素含有ガス流路s夫々に酸
素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路とし、又、第
1空間Hをもって、酸素含有ガス流路出口soから排出
される排出酸素含有ガスと燃料ガス流路出口foから排
出される排出燃料ガスとを燃焼させる燃焼室として機能
するガス排出路としてあり、このガス排出路Hにより、
酸素含有ガス流路出口so夫々に連通する酸素含有ガス
排出路Hsと、燃料ガス流路出口fo夫々に連通する燃
料ガス排出路Hfとを兼用させている。
【0066】つまり、四つのセル集積群NC夫々に対し
て、セル集積群NCにおける積層方向視において、セル
集積群NCの一側面に、酸素含有ガス流路入口si夫々
に連通する酸素含有ガス供給路Ksを設け、且つ、前記
一側面に向かい合う側面に、酸素含有ガス排出路Hsと
燃料ガス排出路Hfとを兼用するガス排出路Hを設けて
ある。又、そのガス排出路Hを、互いの流路出口so,
fo設置側の側面を対向させる状態で位置してガス排出
路Hを共有するセル集積群対の2列が並列する状態にて
並置された四つのセル集積群NC夫々にて共有する構成
としてある。
【0067】この状態では、セル集積群NCにおける積
層方向視において、セル集積群NC夫々における燃料ガ
ス流路入口fiの設置側の側面は、外部に開放された状
態であり、従って、それら側面の燃料ガス流路入口fi
を利用して、図示しないが、隣接セルC,C間に水冷管
等を装備できる。
【0068】その後、上述の如く、四つのセル集積群N
Cを結合した状態にて、箱状体Aの内部に配設する。従
って、セル集積群NC夫々の燃料ガス流路入口fiは、
箱状体Aの内部に臨む状態であり、箱状体Aの内部をも
って、燃料ガス供給路Kfとして機能させる。
【0069】〔第4実施例〕以下、第4実施例を図12
に基づいて説明する。
【0070】先ず、前述の第2実施例と同様に構成した
セルCの複数個を、積層状態に並置してセル集積群NC
を形成するための構成について説明する。
【0071】二つのセルCを、互いの導電性セパレータ
4により酸素含有ガス流路sが閉じられている方の側面
夫々を対向させ、且つ、前記側面夫々をセルCとほぼ同
一厚さでセルCより長尺の第6柱状体42に密着させる
状態で並設し、前記側面とは別の方の導電性セパレータ
4により酸素含有ガス流路sが閉じられている側面夫々
にセルCとほぼ同一厚さでセルCより長尺の第5柱状体
41,41夫々を密着させてある。又、第7柱状体43
を、並設セルC,Cの酸素含有ガス流路入口siが開口
されている方の縁部夫々に密着させ、且つ、第7柱状体
43の両端部夫々を第5柱状体41,41夫々の一方の
端部夫々に密着させてある。又、第7柱状体43と同一
厚さの第8柱状体44を、並設セルC,Cの酸素含有ガ
ス流路出口soが開口されている方の縁部夫々に密着さ
せ、且つ、第8柱状体44の両端部夫々を第5柱状体4
1,41夫々の他方の端部夫々に密着させてある。更
に、それら第7柱状体43及び第8柱状体44の上に二
つのセルC,Cと二つの第5柱状体41,41及び第6
柱状体42とを重ねるといったことを繰り返して、二つ
のセル集積群NCを形成し、且つ、それら二つのセル集
積群NCを並設してセル集積群列を形成してある。尚、
第7柱状体43をもって、前記シール部材として機能さ
せる。
【0072】前記セル集積群列において、積層方向の隣
接セル間夫々を、並設セルC,Cの共通の燃料ガス流路
fとしてある。燃料ガス流路fについて、更に説明する
と、第8柱状体44の両端部夫々には、隣接する第5柱
状体41,41間における第7柱状体43側に開口45
A,46A夫々を形成する状態で、第1及び第2流路入
口形成部材45,46夫々を付設してある。又、第8柱
状体44には、燃料ガス流路fを外部に開口させるため
の二つの凹部44Aを形成してある。そして、燃料ガス
流路fにおける開口45A,46A夫々に臨む個所夫々
を、燃料ガス流路入口fi,fiとし、且つ、燃料ガス
流路fにおける第8柱状体44の凹部44Aに臨む箇所
を燃料ガス流路出口foとしてある。
【0073】尚、燃料ガス流路f夫々には、気体の通流
を許容し且つセルCの厚み方向の熱歪みを吸収しうる燃
料側柔軟性導電材15を充填してある。
【0074】次に、上述の如く構成したセル集積群列を
用いた燃料電池の構成について説明する。
【0075】セル集積群列の二つを、互いの流路出口s
o,foの設置側の側面を対向させる状態で並置し、そ
の対向部において、両端が開口した風胴47の両端部夫
々を、セル集積群列の前記側面夫々に気密状態にて接続
してある。もって、風胴47の内部を、酸素含有ガス流
路出口soから排出される排出酸素含有ガスと燃料ガス
流路出口foから排出される排出燃料ガスとを燃焼させ
る燃焼室として機能するガス排出路Hとしてあり、この
ガス排出路Hにより、酸素含有ガス流路出口so夫々に
連通する酸素含有ガス排出路Hsと、燃料ガス流路出口
fo夫々に連通する燃料ガス排出路Hfとを兼用させて
いる。且つ、そのガス排出路Hを両側のセル集積群列が
共有する状態としてある。
【0076】セル集積群列夫々における酸素含有ガス流
路入口siの設置側の側面に、一側面が開口する風胴4
8を、その開口を臨ませる状態で気密状態にて接続して
ある。もって、風胴48の内部を、酸素含有ガス流路入
口si夫々に連通する酸素含有ガス供給路Ksとしてあ
る。
【0077】又、セル集積群列夫々の燃料ガス流路入口
fi,fiの設置側の両側面は、外部に開放された状態
であり、従って、燃料ガス流路入口fiを利用して、図
示しないが、隣接セルC,C間に水冷管等を装備でき
る。
【0078】その後、上述の如く構成して並置した二つ
のセル集積群列を、箱状体Aの内部に配設する。従っ
て、燃料ガス流路入口fi夫々は、箱状体Aの内部に臨
む状態であり、箱状体Aの内部をもって、燃料ガス供給
路Kfとして機能させる。
【0079】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0080】 上記第1実施例では、箱状体Aの内部
を燃料ガス供給路Kfとして機能させるように構成する
場合について例示したが、この他に、箱状体Aの内部
は、酸素含有ガス供給路Ks、酸素含有ガス排出路H
s、燃料ガス排出路Hfのうちのいずれかとして機能さ
せるように構成することができる。
【0081】 上記第3実施例では、互いの流路出口
so,fo設置側の側面を対向させる状態で位置してガ
ス排出路Hを共有するセル集積群対の2列を並列し、且
つ、セル集積群対NC夫々にてガス排出路Hを共有する
状態で構成する場合について例示したが、前記セル集積
群対NCを並列する場合の列数は変更可能であり、1列
であっても、又、3列以上であってもよい。
【0082】 上記第3実施例では、セパレータ4を
酸素極2側に付設して、セパレータ4と酸素極2の間に
酸素含有ガス流路sを形成する場合について例示した
が、これに代えて、図13及び図14に示すように、セ
パレータ4を燃料極3側に付設して、セパレータ4と燃
料極3の間に燃料ガス流路fを形成するようにしても良
い。
【0083】つまり、第1板状体21と第2板状体22
との交互積層構造において、各第2板状体22における
セル間流路形成用開口24をもって、セルCの酸素含有
ガス流路sとするとともに、各第1板状体21における
セル収納用開口23の第2空隙部23cと各第2板状体
22の第2連通用開口27とにより形成される板状体重
ね合わせ方向の一連の第2空間Ksを燃料ガス供給路と
し、又、酸素含有ガス流路入口si夫々は、箱状体Aの
内部に臨む状態であり、箱状体Aの内部Kfをもって、
酸素含有ガス供給路として機能させる。
【0084】 上述各実施例では、セルCの平面形状
が矩形の場合について例示したが、セルCの平面形状に
は種々の形状が適用可能であり、例えば、円であっても
良い。
【0085】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる固体電解質型燃料
電池におけるセル集積群の分解斜視図
【図2】本発明の第1実施例にかかる固体電解質型燃料
電池の斜視図
【図3】本発明の第2実施例にかかる固体電解質型燃料
電池におけるセルの斜視図
【図4】本発明の第2実施例にかかる固体電解質型燃料
電池の分解斜視図
【図5】本発明の第2実施例にかかる固体電解質型燃料
電池の平面断面図
【図6】本発明の第2実施例にかかる固体電解質型燃料
電池の側面断面図
【図7】本発明の第2実施例にかかる固体電解質型燃料
電池の正面断面図
【図8】本発明の第3実施例にかかる固体電解質型燃料
電池の分解斜視図
【図9】本発明の第3実施例にかかる固体電解質型燃料
電池の平面断面図
【図10】本発明の第3実施例にかかる固体電解質型燃
料電池の側面断面図
【図11】本発明の第3実施例にかかる固体電解質型燃
料電池の正面断面図
【図12】本発明の第4実施例にかかる固体電解質型燃
料電池の分解斜視図
【図13】別実施例を示す固体電解質型燃料電池の側面
断面図
【図14】別実施例を示す固体電解質型燃料電池の正面
断面図
【図15】従来の固体電解質型燃料電池の斜視図
【符号の説明】
1 板状電解質層 2 酸素極 3 燃料極 4 流路形成部材 f 燃料ガス流路 fi 燃料ガス流路入口 fo 燃料ガス流路出口 s 酸素含有ガス流路 si 酸素含有ガス流路入口 so 酸素含有ガス流路出口 A 箱状体 C セル Kf 燃料ガス供給路 Ks 酸素含有ガス供給路 H ガス排出路 Hf 燃料ガス排出路 Hs 酸素含有ガス排出路 NC セル集積群
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状電解質層(1)の一方の面に酸素極
    (2)を備え且つ他方の面に燃料極(3)を備え、且
    つ、前記酸素極(2)に臨む側に酸素含有ガス流路
    (s)を備え且つ前記燃料極(3)に臨む側に燃料ガス
    流路(f)を備えた燃料電池のセル(C)が積層状態に
    並置されてセル集積群(NC)が形成され、前記酸素含
    有ガス流路(s)の入口(si)夫々に連通する酸素含
    有ガス供給路(Ks)と、前記酸素含有ガス流路(s)
    の出口(so)夫々に連通する酸素含有ガス排出路(H
    s)と、前記燃料ガス流路(f)の入口(fi)夫々に
    連通する燃料ガス供給路(Kf)と、前記燃料ガス流路
    (f)の出口(fo)夫々に連通する燃料ガス排出路
    (Hf)とが設けられた燃料電池であって、 前記セル集積群(NC)における積層方向視において、
    前記セル集積群(NC)の外周部に、前記酸素含有ガス
    供給路(Ks)と前記酸素含有ガス排出路(Hs)と前
    記燃料ガス供給路(Kf)と前記燃料ガス排出路(H
    f)のうちのいずれか三つが設けられ、残りの一つを箱
    状体(A)の内部により機能させる状態で、前記セル集
    積群(NC)が前記箱状体(A)の内部に配設されてい
    る燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記酸素含有ガス排出路(Hs)と前記
    燃料ガス排出路(Hf)とが、前記酸素含有ガス流路出
    口(so)から排出される排出酸素含有ガスと前記燃料
    ガス流路出口(fo)から排出される排出燃料ガスとを
    燃焼させる燃焼室として機能する一つのガス排出路
    (H)にて構成されている請求項1記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記板状電解質層(1)の平面形状が矩
    形であり、前記酸素極(2)に臨む側に、前記酸素極
    (2)との間に前記酸素含有ガス流路(s)を形成する
    流路形成部材(4)が、前記セル(C)における一側縁
    に前記酸素含有ガス流路入口(si)を開口し且つ前記
    一側縁と向かい合う側縁に前記酸素含有ガス流路出口
    (so)を開口する状態で設けられて前記セル(C)が
    形成され、前記セル(C)の複数個が、隣接セル
    (C),(C)間夫々に前記燃料ガス流路(f)を形成
    する状態で積層状態に並置されて前記セル集積群(N
    C)が形成され、前記セル(C)における前記酸素含有
    ガス流路入口(si)の存在側縁に隣接する両側縁夫々
    に、前記燃料ガス流路入口(fi),(fi)が形成さ
    れ、前記セル(C)における前記酸素含有ガス流路出口
    (so)の存在側縁と同じ側縁に、前記燃料ガス流路出
    口(fo)が形成され、前記酸素含有ガス供給路(K
    s)が、前記酸素含有ガス流路入口(si)夫々に連通
    する状態で設けられ、前記酸素含有ガス排出路(Hs)
    と前記燃料ガス排出路(Hf)とを兼用する前記ガス排
    出路(H)が、前記酸素含有ガス流路出口(so)夫々
    と前記燃料ガス流路出口(fo)夫々に連通する状態で
    設けられ、前記燃料ガス流路入口(fi),(fi)夫
    々が前記箱状体(A)の内部に臨む状態で、前記セル集
    積群(NC)が前記箱状体(A)の内部に配設され、前
    記箱状体(A)の内部を前記燃料ガス供給路(Kf)と
    してある請求項1記載の燃料電池。
JP04167207A 1992-06-25 1992-06-25 燃料電池 Expired - Fee Related JP3098619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04167207A JP3098619B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 燃料電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04167207A JP3098619B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0613099A true JPH0613099A (ja) 1994-01-21
JP3098619B2 JP3098619B2 (ja) 2000-10-16

Family

ID=15845411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04167207A Expired - Fee Related JP3098619B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3098619B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5975330A (en) * 1995-04-17 1999-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Liquid accommodating container providing negative pressure, manufacturing method for the same, ink jet cartridge having the container and ink jet recording head as a unit, and ink jet recording apparatus
US6183075B1 (en) 1995-06-13 2001-02-06 Canon Kabushiki Kaisha Ink container, manufacturing method therefor, ink jet cartridge and ink jet apparatus
US6247806B1 (en) 1996-07-01 2001-06-19 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejection head cartridge and liquid container usable therewith
US6290345B1 (en) 1996-02-23 2001-09-18 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container, manufacturing method, ink jet cartridge, and ink jet recording apparatus
US6305794B1 (en) 1996-08-02 2001-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container, ink jet cartridge having same and manufacturing method of the container
WO2016129316A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社 村田製作所 固体酸化物形の燃料電池ユニット

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5975330A (en) * 1995-04-17 1999-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Liquid accommodating container providing negative pressure, manufacturing method for the same, ink jet cartridge having the container and ink jet recording head as a unit, and ink jet recording apparatus
US6145970A (en) * 1995-04-17 2000-11-14 Canon Kabushiki Kaisha Liquid accommodating container providing negative pressure, manufacturing method for the same, ink jet cartridge having the container and ink jet recording head as a unit, and ink jet recording apparatus
US6250748B1 (en) 1995-04-17 2001-06-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid accommodating container providing negative pressure, manufacturing method for the same, ink jet cartridge having the container and ink jet recording head as a unit, and ink jet recording apparatus
US6440352B1 (en) 1995-04-17 2002-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Liquid accommodating container providing negative pressure, manufacturing method for the same, ink jet cartridge having the container and ink jet recording head as a unit, and ink jet recording apparatus
US6183075B1 (en) 1995-06-13 2001-02-06 Canon Kabushiki Kaisha Ink container, manufacturing method therefor, ink jet cartridge and ink jet apparatus
US6290345B1 (en) 1996-02-23 2001-09-18 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container, manufacturing method, ink jet cartridge, and ink jet recording apparatus
US6247806B1 (en) 1996-07-01 2001-06-19 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejection head cartridge and liquid container usable therewith
US6305794B1 (en) 1996-08-02 2001-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container, ink jet cartridge having same and manufacturing method of the container
WO2016129316A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社 村田製作所 固体酸化物形の燃料電池ユニット
JPWO2016129316A1 (ja) * 2015-02-13 2017-10-19 株式会社村田製作所 固体酸化物形の燃料電池ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3098619B2 (ja) 2000-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4761349A (en) Solid oxide fuel cell with monolithic core
US4476196A (en) Solid oxide fuel cell having monolithic cross flow core and manifolding
US4476197A (en) Integral manifolding structure for fuel cell core having parallel gas flow
KR100696939B1 (ko) 고체 산화물 연료 셀 스택
US5508128A (en) Fuel cell system and fuel cells therefor
JPH0131270B2 (ja)
EP0568991B1 (en) Solid-electrolyte fuel cell system
JP3007814B2 (ja) 燃料電池
JP2003197222A (ja) 燃料電池
US5750280A (en) Fuel cell system
JPH0613099A (ja) 燃料電池
EP0585709A1 (en) Fuel cell system
JPH11224684A (ja) 燃料電池
JP3995778B2 (ja) 固体電解質型燃料電池および固体電解質型燃料電池のスタック構造
JP3007813B2 (ja) 燃料電池
JPH10302818A (ja) 燃料電池
CN110832686A (zh) 用于燃料电池堆中热管理的选择性旋转流场
JPH0982352A (ja) 燃料電池
JPS624834B2 (ja)
JP3065803B2 (ja) 燃料電池
JPH09266008A (ja) 発電装置
JPH1125996A (ja) 燃料電池用のセル及び燃料電池
JPH04303566A (ja) 固体電解質型燃料電池
JPH07249428A (ja) 燃料電池
JPH06223845A (ja) 燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees