JP2984155B2 - ウエハのicチップ検査方法 - Google Patents

ウエハのicチップ検査方法

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JP2984155B2 JP4283954A JP28395492A JP2984155B2 JP 2984155 B2 JP2984155 B2 JP 2984155B2 JP 4283954 A JP4283954 A JP 4283954A JP 28395492 A JP28395492 A JP 28395492A JP 2984155 B2 JP2984155 B2 JP 2984155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウエハ面に形成され
たICチップの検査方法に関し、詳しくは、簡略化され
た全数検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の基本素子として各方面に多量
に使用されているICチップは、シリコンなどのウエハ
の表面に形成され、この段階でICテスターにより性能
が検査される。図2において、ICチップ11はウエハ1
の表面にマトリックス状に多数が形成されている。ただ
し、円形のウエハ1に対してICチップ11は方形である
ため、ウエハの周辺部には半端なチップ12があり、これ
らは当然、不良または不完全である。図3はICテスタ
ー2の検査系統の要部を示し、ウエハ1を載置して移動
する移動機構21と、プローブ22、マイクロプロセッサ
(MPU)23、およびメモリ(MEM)24を主要要素と
して構成されている。検査においては、MPU23により
移動機構21を制御してウエハ1を移動し、図示のように
ウエハ1の左側の周辺部のチップ12を除外し、Aを始点
としてプローブPにより各ICチップ11を逐次に走査
し、その検出信号をMPU23に入力して各種の測定項目
が測定される。測定結果が良好なICチップ11はマトリ
ックス上のそのアドレスがメモリ24に記録される。検査
が終了したウエハ1はチップごとに切断され、良品のI
Cチップ11によりICデバイスが製作される。
【0003】ICチップ11は使用する機器などにより各
種のサイズと、さまざまな回路パターンがあり、回路パ
ターンに対応して測定項目も種々に分かれる。例えば腕
時計用のICチップの場合は、サイズが1.9mm角の
ものがあり、5インチのウエハ1には約7000個の多
数が形成される。また、その測定項目は11種類のもの
がある。このような多数のICチップを効率的に検査す
るために、プローブ22に複数組のプローブピンを設け、
複数個のICチップを並列に測定して検査時間を短縮す
る方法があるが、上記のように微小なチップの場合は、
目下のところプローブピンは2組が限度で、これより多
くすることは困難である。2組による上記の約7000
個のチップの全数検査には、約4時間が必要とれてい
る。
【0004】従来においてはICチップは全数検査がな
されているが、いわゆる抜き取り検査により検査時間を
短縮することが考えられる。しかしICチップの性質
上、通常の抜き取り検査は許されない。なぜなら、ウエ
ハ1には、上記した周辺部の不完全チップがすでに混在
し、また不良なICチップが少なくないためなどによ
り、ICチップ当たりの不良率はかなり大きい。一方、
ICチップは個々が完全であることが要求されるので、
抜き取り検査の不良率で製品を管理することができない
からである。上記に引例した腕時計用のICチップの場
合、その11種類の測定項目には、基本的に重要な、例
えば電流電圧に関する測定項目などと、それ以外の比較
的に重要でないその他項目がある。腕時計用に限らず、
他のICチップでも同様に重要項目とその他項目がある
ことが多い。そこで、まず重要項目を測定し、これが不
良のものは不合格としてその他項目の測定を省略し、重
要項目が良好なものについてのみ、その他項目を測定す
る方法をとれば、検査時間はかなり短縮できる。このよ
うな方法は、ICチップ単位の抜き取り検査ではない
が、強いていえば測定項目に対する、いわば特殊な抜き
取り検査であって、この場合に利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、不良なICチッ
プはウエハ面にランダムに分散していると仮定すること
ができる(ただし周辺部の不完全チップはランダムでな
い)。また上記の重要項目とその他項目の間にはかなり
の相関性があり、重要項目が良好なICチップは、その
他項目も良好なことが非常に多いと考えられる。これに
対して、ウエハを1ロットとして適当な個数のサンプル
について、重要項目が良好でその他項目が不良なものの
不良率を調査すると、この不良率はロットごとに異な
り、これが極めて小さいロットが大部分で、ある程度大
きいロットは少ないことが判明した。そこで、この不良
率が小さいロットについては重要項目の測定のみで良否
を判定する簡略方法をとれば、絶対的ではないが、極め
て高い確率で良品であることを保証することができる。
またこのような簡略方法をとれば、その他項目を省略し
た分、検査時間が短縮される。この発明は、以上の考え
方をもととし、信頼性を低下することなく、ICチップ
を効率的に検査して検査時間を短縮できる、ICチップ
の検査方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するウエハのICチップ検査方法であって、ウエ
ハに形成されたICチップの全個数をNとし、全個数N
に対して適当な小数のn個を定める。また、複数の測定
項目よりなる全測定項目を基本的な重要項目と、その他
項目に区分する。ウエハ面の周辺部を除き、適当な位置
のICチップを始点として連続して全測定項目の試行測
定を行い、重要項目が良好なICチップが上記n個に達
したとき試行測定を終了する。重要項目が良好なn個の
ICチップのうち、その他項目が不良のICチップの個
数が非常に少ないときは、試行測定された以外の残りの
全ICチップに対して、重要項目のみを簡略測定して良
否を判定する。その他項目が不良のICチップの個数が
比較的に多いときは、残りの全ICチップに対して、全
測定項目を測定して良否を判定するものである。
【0007】
【作用】上記の検査方法においては、ICチップの全個
数Nに対して、小数n個が定められて試行測定がなされ
る。全測定項目は基本的な重要項目と、その他項目に区
分され、試行測定においては、ウエハ面の周辺部には不
完全チップが密集しているから、これを除き、適当な位
置のICチップを始点として連続して全測定項目を測定
し、重要項目が良好なICチップがn個に達すると試行
測定を終了する。このn個のICチップのうち、その他
項目が不良のICチップの個数が非常に少ないときは、
そのウエハは、重要項目に対するその他項目の不良率が
小さいとみられるので、残りの全ICチップに対して重
要項目のみを測定すればよいとされ、これにより良否が
判定される。ただし、その他項目が不良のICチップの
個数が比較的に多いときは、そのウエハは、たとえ重要
項目が良好でもその他項目の不良率が大きいとみられる
ので、残りの全ICチップに対して全測定項目を測定し
て良否を判定するものである。上記において、重要項目
に対するその他項目の不良率は、前記したようにロット
(ウエハ)により異なるが、これが極めて小さいロット
が比較的に多く、従って簡略測定が適用できるロットが
多いので、その分検査時間が短縮される。
【0008】
【実施例】上記の一実施例として、この発明の検査方法
を、前記した腕時計用のICチップのウエハに適用した
場合を例として説明する。この場合のICチップの全個
数Nは前記したように約7000個であるが、従来の実
績によれば、周辺部の不完全チップ12と不良なICチッ
プ11が数百個以上あり、良好のものは平均してほぼ60
00個とみられるので、小数nとして良好な6000個
の1/30の200個が妥当とされており、この実施例
ではnを200個とする。またこの場合は、残りの全I
Cチップに対して、重要項目のみの簡略測定を行うか、
または全測定項目を測定するかの判定条件として、試行
測定による重要項目が良好な200個のICチップのう
ちに、その他項目が不良なものが多くとも1個のとき簡
略測定とし、1個を越えたとき全測定とする。従って、
重要項目に対するその他項目の不良率は、多くとも1/
200であり、0個のときが多いので、平均的には数百
分の1となる。この不良率の場合は、重要項目が良好で
その他項目が不良(結局不良品)の個数はウエハ1枚当
たり最大10前後と見積もられる。ただし、これ以下の
不良率を期待する場合は、nをさらに大きくする。ま
た、全数Nが上記と異なるウエハの場合は、実績と上記
の期待値などを勘案して適切な個数nを定める。
【0009】次に、この発明による検査時間の短縮効果
について述べると、上記の腕時計用のICチップの場合
は、重要項目は3種類で、その他項目は8種類あり、従
って11種類の全測定項目に対する検査時間に比較し
て、重要項目のみの簡略測定は3/11に短縮される。
ただし、簡略測定できないウエハが小数あり、ロットご
とになされる試行測定には一定の時間が必要であるなど
により、実績ではロット当たりのスループットの平均時
間は、全測定項目を測定する場合の4時間の約2分の1
に短縮されている。
【0010】図1は、上記の腕時計用のICチップのウ
エハに対する検査手順のフローチャートを示す。まず、
MPU23に対して小数nの200を設定する。つぎ
に、移動機構21によりウエハ1を移動し、図2に示した
ように、ウエハ1の周辺部を除き、適当な位置Aを始点
として、プローブPにより各ICチップ11を逐次に走査
して試行測定を行う。試行測定においては、重要項目
が不良のものはその他項目を省略し、良好なもののみそ
の他項目を測定する。これを継続して、重要項目が良好
なICチップの個数をMPU23によりカウントし、これ
が200個に達したら試行測定を終了する。この20
0個のうち、その他項目が不良のものを除いた各ICチ
ップのアドレスをメモリ24に記録する。において、
その他項目が不良のICチップの個数をカウントし、こ
れが0または1個のときは(YES)、残りの全ICチ
ップに対して、それぞれ重要項目のみの簡略測定を行っ
て、良好なICチップ11のアドレスをメモリ24に記録し
て、このロット(ウエハ単位)に対する検査が終了す
る。もし、その他項目が不良のICチップが1個を越
えたときは(NO)、残りの全ICチップに対して全測
定項目を測定し、これが良好なICチップのアドレスを
メモリ24に記録して、ロットの検査が終了する。
【0011】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明によるI
Cチップ検査方法においては、ICチップに対する複数
の測定項目には、重要項目とその他項目があり、これら
の間には相関性があることに着目し、ウエハごとに試行
測定を行い、重要項目が良好なn個のICチップのうち
の、その他項目が不良なICチップの個数が非常に少な
いウエハに対しては、残りの各ICチップに対してその
他項目の測定を省略し、重要項目のみを測定する簡略測
定により検査時間を短縮するもので、従来の全数検査に
比較して、信頼性を殆ど低下することなくスループット
が著しく向上し、ウエハのICチップ検査に寄与すると
ころには大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例における、ICチップの
検査手順のフローチャートを示す。
【図2】 ウエハに形成されたICチップと、プローブ
による検査方法の説明図である。
【図3】 ICテスターの検査系統の要部を示す系統図
である。
【符号の説明】
1…ウエハ、11…ICチップ、12…不完全チップ、2…
ICテスター、21…移動機構、22…プローブ(P)、23
…マイクロプロセッサ(MPU)、24…メモリ(ME
M)、A…始点、〜…フローチャートのステップ番
号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ面にマトリックス状に形成され、
    該ウエハの周辺の不完全チップを含む多数のICチップ
    を対象とし、該各ICチップに対してプローブを逐次に
    走査して複数の測定項目を測定するICチップ検査にお
    いて、該ICチップの全個数をNとし、該全個数Nに対
    して適当な小数のn個を定め、前記複数の測定項目の全
    測定項目を基本的な重要項目と、その他項目に区分し、
    前記ウエハ面の周辺部を除き、適当な位置のICチップ
    を始点として連続した前記ICチップに対して、前記全
    測定項目の試行測定を行い、該重要項目が良好なICチ
    ップが前記n個に達したとき該試行測定を終了し、該n
    個のICチップに対して、前記その他項目が不良のIC
    チップの個数が、非常に少ないときは、前記試行測定さ
    れた以外の残りの全ICチップに対して、前記重要項目
    のみを簡略測定して良否を判定し、前記その他項目が不
    良のICチップの個数が比較的に多いときは、前記残り
    の全ICチップに対して、前記全測定項目を測定して良
    否を判定することを特徴とする、ウエハのICチップ検
    査方法。
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