JP2984151B2 - 表面欠陥検出方法 - Google Patents

表面欠陥検出方法

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JP2984151B2
JP2984151B2 JP4235956A JP23595692A JP2984151B2 JP 2984151 B2 JP2984151 B2 JP 2984151B2 JP 4235956 A JP4235956 A JP 4235956A JP 23595692 A JP23595692 A JP 23595692A JP 2984151 B2 JP2984151 B2 JP 2984151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば広範囲な鋼板表
面の欠陥を検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板表面の欠陥、例えばワレ疵,ピンホ
ール等の欠陥を検出する方法として、欠陥部に発生する
漏洩磁束をホール素子や磁気検出コイルにて検出する方
法がある。
【0003】また、他の方法として、鋼板表面を磁化し
た後、蛍光液体と磁粉とを混合した蛍光磁粉を鋼板表面
に塗布し紫外線を照射すると、疵部は漏洩磁束が集中す
るので、そこに蛍光磁粉が集中し、紫外線によってその
部分が強く光ることから目視で観察できる方法がある。
【0004】また、他の方法として、特開平2−227
63号公報に見られるごとく、光磁界測定法を用いて疵
部の検出に適用する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】漏洩磁束をホール素子
や磁気検出コイルにて検出する方法は、検出範囲が狭い
ため、広い面積を有する鋼板や厚板の深傷の場合は、小
さな磁界検出素子を多数必要とし、また被検材の表面に
近接して配置し相手に追従させる必要がある。
【0006】しかし、総計で数100本の信号配線を有
するセンサーヘッドを、高速に移動する鋼帯や厚板に高
速追従させる機構を製作することは非常に困難である
し、またコスト的にも実用的でない。
【0007】また、鋼帯表面を磁化した後、蛍光磁粉を
塗布し紫外線を照射し観察する方法は、目視によるため
検査速度に限界があり、また暗室で目を酷使するため作
業環境が悪かった。また更に、特開平2−22763号
公報は、微小欠陥の検出を目的とした点計測に関わるも
のであり前記と同様、広い表面積を有する鋼帯や厚板の
場合は実用的ではない。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑み、これを抜本
的に解決し、一つの検出部で広い範囲の表面欠陥検査を
可能とし、高速で且つ高精度な表面欠陥の検出を可能と
する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面欠陥を検
出すべき物体の表面に対して、上部の異なる方位より、
それぞれ異なる単一色光源で照明し、その照明された部
分を少なくとも一台のカラーテレビカメラで前記単一色
光源の光軸方向から撮像し、その撮像画像から特定色抽
出方法によりあらかじめ定めた特定色の画像を抽出し、
その画像より特定の表面欠陥を検出することを特徴とす
る。
【0010】
【実施例】図1に示す図面を参照して本発明の一実施例
を、本発明の作用と共に説明する。図1は本発明の方法
を用いて鋼板表面の欠陥を検査している状況を示す模式
図である。この図において、鋼板1はその断面の一部を
示している。図1に示す鋼板1には割れ疵2(疵幅は一
般的に0.1〜0.5mm)があり、この割れ疵2を検
出することが、本発明の目的とするところである。例え
ばハゲロンランプ等の光源3および4で、各々632.
8nm(赤色)および488nm(青色)の波長光のみ
を透過させる干渉フィルター5および6を通して、鋼板
表面12を照明する。7は光源4の照射方向と同一方向
に設置したR(赤),G(緑)およびB(青)出力を有
するカラーテレビカメラ7で、このカラーテレビカメラ
7を用いて拡大レンズ8を通して鋼板1の前記照明され
た表面12を撮像する。
【0011】R,G,B各々の画像信号はそれぞれ、A
/D変換器9で明度に対応したディジタル値(0から2
55の間の値)に変換し画像フレームメモリー10に、
R,G,Bそれぞれ512×512画素として記録す
る。のR,G,B各々の画像データをパーソナルコンピ
ュータ11で読み込み、かつ512×512の各画素に
ついて、以下に述べるような処理を行う。即ち各画素ご
との色相角H(rad)を、公知の計算式
【0012】
【数1】
【0013】(ここで、R,G,Bは、画像フレームメ
モリー10上に記録されたR,G,Bデ−タが現わす明
度値である。)を用いて算出する。
【0014】この計算処理を行うと、カラーテレビカメ
ラ7のR,G,B各画像信号値から各画素ごとに色相角
H(rad)に変換することができ、カラーテレビカメ
ラ7で撮像した画像中の全ての色に対して1変換のみで
表現することができる。
【0015】さて、通常、鋼板1の表面に疵が無い時は
鋼板1の表面12は光源3および4ならびに干渉フィル
ター5および6からなる赤および青色による照明がされ
ているため、赤および青色の混合色である紫色となって
いる。
【0016】ところが、図1に示すように、鋼板表面1
2に割れ疵2ごときものがあると、割れ疵2の上部13
には光源3および赤色干渉フィルター5からなる照明装
置の光が当たらないため、光源4および青色干渉フィル
ター6からなる照明装置の光のみによる照明となり、よ
ってこの割れ疵2の上部13は、光源4および青色干渉
フィルター6の照明装置と同一方向に設置したカラーテ
レビカメラ7の撮像画像は青色となる。従って(1)式
においてR,Gの値が零であるため色相角H(rad)
の値は、πを円周率3.141592・・・とする時、
【0017】
【数2】
【0018】となり、またその他の部分は前述の如く
赤,青の混合色であるため(1)式を用いると、Gの値
は零であり、赤および青の値を仮に100とすると、
【0019】
【数3】
【0020】となる。
【0021】ここで、パーソナルコンピュータ11で、
(1)式の算出値があらかじめ設定した特定の値の範囲
内にある時のみ1とし、それ以外の値の時は0とするよ
うにあらかじめプログラムしておき、今この特定の範囲
を例えば(1/3)±0.1・π(rad)とあらかじ
め設定しておけば、前述の如く疵2の上部13は(2)
式による色相角H(rad)の算出値が(1/3)・π
±0.1(rad)の範囲内に入るので1となり、それ
以外は0となるので、疵2を識別することができる。
【0022】この各画素毎に1または0に変換された信
号より、どの位置に疵部があるか、或いはこの値が1と
なった時のみ疵部であるとの警報を出力することは公知
の技術で容易に行える。
【0023】なお、本実施例では赤,青の照明を用いた
が、これに限ったもので無く、他の色、例えば緑,黄,
青色の照明を用いても、前記特定のあらかじめ設定した
範囲内を前記の要領で疵部のみの色に対応させておけば
良い。
【0024】また、照明の方向を図1に示した方向に対
して90°ずらせておけば、図1の場合に識別困難であ
る割れ疵2と直交する(即ち、図1の場合の疵を縦とす
るならば、横方向の)割れ疵に対しても識別可能とな
る。但し、両直交方向の割れ疵を同時に識別するために
は、それぞれの照明装置の色を異なるものとしておき、
前記あらかじめ設定した特定の値の範囲内を縦,横,各
々の疵部の色に対応した範囲内になるようにあらかじめ
設定しておけば(1)式の算出結果に基づき、縦,横の
いずれを問わず疵部を識別することができる。
【0025】また、照明の方向を図1に示した方向に対
して0°または90°に限らず複数の異なる角度から、
それぞれ異なる単一色の照明を行い、前記あらかじめ設
定した特定の値の範囲内を、各方位の疵部に対応させて
おけば、前記同様にして(1)式の算出結果に基づき、
あらゆる方向の疵部を検出することができる。
【0026】また、本発明の方法によれば、これ迄述べ
たような割れ疵のみならず、図1の14のような、くぼ
み疵やピンホール疵に対しても、その部分は光源3,4
および干渉フィルター5,6からなる照明光の当たり方
が疵のない正常部と異なり従ってその部分のみ異なった
色となるので、同様にしてくぼみ疵やピンホール疵の識
別が可能である。
【0027】図2は割れ疵と、ピンホール疵を有する鋼
板表面に本発明の方法を実際に適用した検出結果の模式
図である。この図で、21は鋼板表面、22は割れ疵、
23はピンホール疵を示している。
【0028】また、本実施例では特定の色を識別する方
法として、公知の(1)式を用いたが、必ずしもこれに
限ったものでは無く、他の公知の方法例えば輝度信号Y
から色差信号(R−Y),(B−Y)を用いても特定の
色みのを識別することができ、その識別信号を用いて本
発明の方法に適用すれば、前記と同様にして疵部を識別
できる。
【0029】また、本発明の実施例では疵部の識別にパ
ーソナルコンピュータ11を用いたが、(1)式の計算
処理をアナログ演算器を用い、また前記特定の値の範囲
内の時みのオンとなるような公知のアナログウィンドコ
ンパレータを用いても本発明の実施例に比べて若干精度
は劣ると考えられてるがほぼ同様な結果を得ることがで
きる。この場合、アナログ処理によるためパーソナルコ
ンピュータで処理する場合のように計算処理時間がかか
らず、実時間で処理結果が得られるので疵部識別の高速
化を計ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によればテレビカメラを用いた方
法であるため、2次元式に検査することができるため、
一つの検出部で広範囲の表面欠陥検査を可能とする。ま
た非接触で離れた所から検査できるため、従来の磁気的
方法のように検出部を検査対象の鋼板に追従させる必要
がなく鋼板が多少振動しても高精度な表面欠陥検査を可
能とする。また、全く入手を介することが無いので高速
にかつ長期間連続して検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施態様を示し側面図であり、鋼板
1は断面を示す。の実施例を示す図である
【図2】 本発明により得られる鋼板表面の欠陥像を示
す平面図である。
【符号の説明】
1:鋼板 2:割れ疵 3,4:光源 5:632.8nm干渉
フィルター 6:488nm干渉フィルター 7:カラーテレビ
カメラ 8:レンズ 9:A/D変換器 10:画像フレームメモリー 11:パーソナル
コンピュータ 12:鋼板表面 13:割れ疵の上
部 14:くぼみ(ピンホール)疵 21:鋼板表面 22:割れ疵(模式図) 23:ピンホール
疵(模式図)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/88 G01N 21/89 G01B 11/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面欠陥を検出すべき物体の表面に対し
    て、上部の異なる方位より、それぞれ異なる単一色光源
    で照明し、その照明された部分を少なくとも一台のカラ
    ーテレビカメラで前記単一色光源の光軸方向から撮像
    し、その撮像画像から特定色抽出方法によりあらかじめ
    定めた特定色の画像を抽出し、その画像より特定の表面
    欠陥を検出する表面欠陥検出方法。
JP4235956A 1992-09-03 1992-09-03 表面欠陥検出方法 Expired - Lifetime JP2984151B2 (ja)

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