JP2984146B2 - 密着型イメージセンサ用光源 - Google Patents

密着型イメージセンサ用光源

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばイメージスキャ
ナ、ファクシミリなどの画像読取装置に関するものであ
り、詳細にはその読取装置における原稿照明用の光源に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の読取装置に用いられる光
源の例を示すものが図8および図9であり、先ず、図8
に示すものは光源90として蛍光燈或いはハロゲンラン
プなど管状のものが採用され、該光源90により原稿9
1が均一に照射される範囲をレンズ92によりイメージ
センサ93上に結像させるものである。
【0003】また、図9に示す光源80は複数のLED
をアレイ状に配列したものであり、夫々のLEDからの
照射光の総合されたものが原稿81面上で均一な照度と
なるようにLED個々にレンズを装着するなど光学的手
段を施すと共に、前記原稿81からの距離も適正化して
配置されるものであり、この光源80には通常ロッドレ
ンズ82と密着型イメージセンサ83とが組合わされ、
図8に示すものに比較して小型化が図られるものとされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の光源90においては、光源90自体が大型であ
るために小型化、薄型化を図るときにも自ずと限界を生
じ、より一層の小型化、薄型化が要求されるときにも対
応が不可能である問題点を生じ、また、光源80におい
ても、均一な照度を得るためにはこの光源80と原稿と
の間にある程度の間隙(具体的には最低限20mm)は
必要とされ、より以上の小型化、薄型化は不可能であ
り、更に加えて光源80では個々のLEDに輝度のバラ
ツキがあるために個々のLEDに対する輝度補正が必要
となり製造に手間がかかりコストアップの要因となる問
題点も生じていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、透明基板の一
部に、該透明基板の背面に略密着されて配設されるれる
密着型イメージセンサに対応してスリット状或いはライ
ン状に配列された方形窓状の光透過窓が形成され、且つ
前記透明基板の背面には発光面をこの透明基板側とし不
透明な背面電極で発光層を覆うことで前記密着型イメー
ジセンサに対して直射光を発することのない構成とした
分散型ELが前記光透過窓の少なくとも一辺に沿うよう
に設けられていることを特徴とする密着型イメージセン
サ用光源を提供することで一層の小型化、薄型化を可能
なものとして、前記した従来の課題を解決するものであ
る。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に係
る密着型イメージセンサ用光源(以下に光源1と略称す
る)の第一実施例であり、この光源1はガラスなどによ
る透明基板2上に形成されるものとされ、該透明基板2
の背面2aには図2に示すように後に説明する密着型イ
メージセンサ10に対応する形状とされた光透過窓3
が、黒色塗料を分散させたレジストを用いたホトリソエ
ッチングなど写真手段により形成された枠部3aで縁取
されることで形成され、この第一実施例では前記枠部3
aは絶縁体として形成されている。
【0007】再び図1を参照して、上記のように光透過
窓3が形成された透明基板2には、この実施例では前記
光透過窓3の両側に真空蒸着或いはスパッタなどの手段
によりITOと称されている透明電極4が、前記光透過
窓3と端部を接する状態で形成される(図1も参照され
たい)ものとされ、更に、前記透明電極4には有機バイ
ンダ中にZnSなどの蛍光体を分散させた発光層5が例
えばスクリーン印刷手段などにより形成されて積層され
ている。
【0008】更に、前記発光層5上には、有機バインダ
中にBaTiO3 など高誘電体物質の粉末を分散させた
絶縁層6が前記発光層5を形成したのと同様なスクリー
ン印刷手段などにより形成されるが、このときに、絶縁
層6は前記光透過窓3側の端部で前記発光層5の端面に
回り込み、前記枠部3aに至るようにされている。
【0009】加えて、前記絶縁層6上には、Agペース
トのスクリーン印刷手段或いはAlの真空蒸着などによ
り不透明な背面電極7が形成され、この背面電極7も前
記光透過窓3側の端部で前記枠部3aに至るようにさ
れ、従って、発光層5からの発光は前記光透過窓3側に
は漏出しないものとされている。
【0010】上記の手順により前記光透過窓3の両側に
分散型EL30が配置された本発明の光源1は形成さ
れ、その後に、複数の受光素子がライン状に配列された
密着型イメージセンサ10が搭載されたセンサ基板11
が、前記密着型イメージセンサ10の側を光透過窓3に
対峙させて、例えば接着剤12により前記背面電極7上
に接着される。
【0011】このときに、前記光透過窓3の夫々は、前
記密着型イメージセンサ10の受光素子の夫々と位置的
に対応するものとして形成され、従って、前記受光素子
の夫々は専らに自己が対峙する光透過窓3からの透過光
の明暗に対して感応するものとされ、具体的には前記透
明基板2の前面2bに密着される原稿20面の明暗を判
定するものとなる。
【0012】次いで、上記の構成とした本発明の光源1
の作用及び効果について説明を行えば、前記光源1は透
明基板2に光透過窓3が形成された背面2aと同じ面に
近接して、前記背面2aの側を発光面とする分散型EL
30が配置されるものとなり、この分散型EL30を点
灯するときには、その発光は前記透明基板2を透過し、
他の一方の面である前面2bに密着される原稿20を照
明するものとなり、この照明光は前記原稿20面で反射
して再び透明基板2を透過し、前記光透過窓3を介して
密着型イメージセンサ10に達し読取が行われるものと
なる。
【0013】このときに、前記枠部3aが黒色とされて
いるので、例えば前記透明基板2内で内面反射すること
により生ずる迷光などは、この枠部3aにより吸収され
て前記密着型イメージセンサ10に達することが防止さ
れ、読取画像のコントラストの向上など、得られるデー
タの品位向上が成されるものとなる。
【0014】また、前記透明電極4、発光層5、絶縁層
6及び背面電極7で構成される分散型EL30全体の厚
みは高々100〜200μmであるので、例えば透明基
板2及びセンサ基板11として板厚1mmのものが採用
されたときにも、本発明においては光源1及び密着型イ
メージセンサ10による読取装置の全体を略2mm強の
極薄のものとして実現できるものとなる。
【0015】図3に示すものは同じく本発明の第二実施
例であり、前の第一実施例が前記透明電極4に直接に発
光層5を積層していたのに対し、この第二実施例では光
透過窓3と透明電極4とが形成された後に、その両者
3、4を覆うようにして、例えばSiO2 などを蒸着或
いはスパッタで成膜させた透明絶縁層8が形成されるも
のとされ、その後に発光層5が第一実施例と同様にして
形成され、更にその後に前記発光層5に直接に背面電極
7が形成されるものとされている。
【0016】即ち、第一実施例においては不透明である
ために発光層5の発光面の背面側に設置されていた絶縁
層6を透明な透明絶縁層8として発光層5の発光面側に
設けたものであり、このようにすることで前記光透過窓
3及び透明電極4の双方が透明絶縁層8で覆われるもの
となるので、前記透明電極4と背面電極7との間の絶縁
の保持が、第一実施例で説明した絶縁層6を発光層5の
端面に回り込ませるような手段を施すことなく行えるも
のとなり、生産工程の簡素化が可能となる。
【0017】また、前記枠部3aと透明電極4とに適宜
な間隙を設けて敷設を行えば、前記透明絶縁層8で覆う
ことで、枠部3aと透明電極4とは相互間においても、
それ以後に設けられる背面電極7とも絶縁が行われるの
で、枠部3aも金属膜など導電性の膜面として形成する
ことも可能となり、例えばマスキングによる蒸着などよ
り簡便な生産手段で形成可能となる。尚、上記以外の作
用、効果は第一実施例と同様であるので、ここでの詳細
な説明は省略する。
【0018】尚、本発明の実際の実施に当たっては、図
4に第三実施例として示すように分散型EL30を光透
過窓3、即ち枠部3aの片側のみに設けたものとしても
良く、或いは、例えば密着型イメージセンサ10の受光
素子の夫々にレンズなどの光学手段が設けられ、適宜の
受光角特性を有しているときには図5に第四実施例とし
て示すように枠部3aを省略し、前記光透過窓3を分散
型EL30により両側から挟まれるスリット状として形
成しても良いものである。
【0019】更に云えば、本発明の実施に当たり前記分
散型EL30の形状も限定されるものでなく、例えば図
6に第五実施例として示すように、分散型EL30を枠
状に形成して、この分散型EL30で光透過窓3を形成
しても良く、或いは図7に第六実施例として示すよう
に、枠部3aで形成されたスリット状の透明部分内を一
定ピッチで横切るように分散型EL30を配置し、前記
枠部3aと分散型EL30とで光透過窓3を形成しても
良いものである。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、透
明基板の一部に設けられた光透過窓の少なくとも一辺に
沿うように前記透明基板の側を発光面とする分散型EL
を設けた密着型イメージセンサ用光源としたことで、こ
の密着型イメージセンサ用光源は、ほぼ前記透明基板の
板厚と同程度のものとなり、且つ、前記光透過窓と分散
型ELとが極めて接近した状態で設けたので、原稿を前
記透明基板の前面側に密着させた状態で必要部分が照明
可能となり、従来のこの種の光源において必要とされた
原稿と光源及び密着型イメージセンサ間の何れの間隔も
飛躍的に短縮可能として、この種、画像読取を行う機器
の薄型化、小型化に極めて優れた効果を奏するものであ
る。
【0021】また、光透過窓を黒色顔料を分散させたレ
ジストを用いた枠部により形成することで、上記のよう
に光透過窓と分散型ELとが極めて接近した状態におい
ても分散型ELからの直射光を遮光すると共に、透明基
板内における内面反射に起因する迷光なども吸収し、コ
ントラストの向上などデータ品位も高める効果を奏する
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る密着型イメージセンサ用光源の
第一実施例を示す断面図である。
【図2】 同じ実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】 同じく本発明に係る密着型イメージセンサ用
光源の第二実施例を示す断面図である。
【図4】 同じく本発明に係る密着型イメージセンサ用
光源の第三実施例を要部で示す示す正面図である。
【図5】 同じく本発明に係る密着型イメージセンサ用
光源の第四実施例を要部で示す示す正面図である。
【図6】 同じく本発明に係る密着型イメージセンサ用
光源の第五実施例を要部で示す示す正面図である。
【図7】 同じく本発明に係る密着型イメージセンサ用
光源の第六実施例を要部で示す示す正面図である。
【図8】 従来例を示す斜視図である。
【図9】 別の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……密着型イメージセンサ用光源 2……透明基板 2a……背面、2b……前面 3……光透過窓 3a……枠部 4……透明電極 5……発光層 6、8……絶縁層 7……背面電極 10……密着型イメージセンサ 11……センサ基板 20……原稿 30……分散型EL
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 紳一郎 東京都町田市玉川学園5―10―8 (72)発明者 後藤 辰也 神奈川県横浜市緑区寺山町713 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/028,1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の一部に、該透明基板の背面に
    略密着されて配設されるれる密着型イメージセンサに対
    応してスリット状或いはライン状に配列された方形窓状
    の光透過窓が形成され、且つ前記透明基板の背面には発
    光面をこの透明基板側とし不透明な背面電極で発光層を
    覆うことで前記密着型イメージセンサに対して直射光を
    発することのない構成とした分散型ELが前記光透過窓
    の少なくとも一辺に沿うように設けられていることを特
    徴とする密着型イメージセンサ用光源。
  2. 【請求項2】 前記光透過窓は黒色顔料を分散させたレ
    ジストを用いた枠部により形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の密着型イメージセンサ用光源。
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